JP2520780Y2 - 時計のムーブメント - Google Patents

時計のムーブメント

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JP2520780Y2
JP2520780Y2 JP1990057910U JP5791090U JP2520780Y2 JP 2520780 Y2 JP2520780 Y2 JP 2520780Y2 JP 1990057910 U JP1990057910 U JP 1990057910U JP 5791090 U JP5791090 U JP 5791090U JP 2520780 Y2 JP2520780 Y2 JP 2520780Y2
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bobbin
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coil
watch movement
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四朗 老川
伊藤  幸男
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Rhythm Watch Co Ltd
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Rhythm Watch Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、時計のムーブメントに関し、特に小型モー
タで駆動される電子時計のコイルボビン及び回路基板部
分の構造に関するものである。
[従来の技術] 実開昭60-162953号公報は、時計におけるステップモ
ータのコイル接続構造を開示している。その公報には回
路基板に2個の突起部を載せその突起部上にまで導電部
を延長し、他方、コイルボビンの一端面に少なくとも3
つのガイド部を突設し、そのガイド部に突起部に対応す
る係合溝をそれぞれ設けるとともにコイル電線端部をガ
イド部の周りに数回巻き着け、係合溝に係合した突起部
の導電部にコイル電線の端末を接続した構造が記載され
ている。
[考案が解決しようとする課題] この構造を含めて従来のボビンはコイルを巻き着けた
後、回路基板の導電部とコイルとを接続するようになっ
ているため、製造工数が多くまた複雑な組立操作が要求
されている。
本考案は、このような問題を解決し、簡単な組立操作
により効率よく製造することのできるコイルボビン及び
回路基板構造を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案により時計ムーブメントは、コイル巻き回筒部
とその軸線方向端に形成された基部とよりなるボビン
と、該基部の端部に固定されその面を前記軸線に対し直
角に配置された回路基板と、を備えた時計のムーブメン
トにおいて、ほぼ軸線上に位置して回路基板に固定され
た水晶振動子と、回路基板の一端より突出し、コイル巻
線の両端を各々巻き着けて回路基板上の導電部と接続す
るための2個の突起とよりなることを特徴とするもので
ある。さらに、前記ボビンは前記回路基板を固定した状
態で前記コイル巻線の巻回作業を行い、そのコイル巻線
の端末を直接前記回路基板の導電部に巻き着けて接続し
たことを特徴とする。
[実施例] 第1図に示すように本考案の適用される時計ムーブメ
ントはケース1内に収められており、モータ2、回路基
板3、輪列4及び電池5を有する。輪列4はケース1内
に設けられた中板21(第1図)と上ケース(図示せず)
に支持されており、モータ2のロータ9より秒針20の秒
車20aに至る輪列及び秒車より分針軸及び時針軸に至る
輪列よりなる。モータ2はボビン6、コイル巻線7、ス
テータ8、及びロータ9を有する。ロータ9は略コ字状
のステータ8の2本の脚の各々の端部に形成された磁気
ギャップ内の中心にあり、中板21と上ケースにより軸支
されている。又ロータ9のカナ部9aは後述するボビン6
の水平部11cのロータ穴11kを通過して上ケース側に設け
られており、輪列4への回転伝達及び後述する秒停止機
能を可能にしている。ボビン6は第4図に示すようにコ
イル巻回筒部10と基部11とよりなる。筒部10内にはステ
ータ8が挿入支持されるステータ支持孔10aが形成され
筒部10の両端部に巻枠10bが形成されている。基部11は
コイルの軸線に直角な支持部11a、側壁部11b及び水平部
11cを一体に形成し、支持部11aより回路基板取付用の4
個の爪11dが軸線方向に突出している。また第4図に示
すように支持部11aには筒部10の孔10aの延長上に、その
孔と同じか少し小さいボビン支持孔11eが設けられてい
る。一方、側壁部11bの外側には、間隔をおいてコイル
巻線保護板11fが形成されている。
回路基板3は第3図に示すように、略中央部に矩形の
孔13を有し、ここに水晶振動子14が取付られる。基板3
は側辺上に2個の接続用突起3a、3bを有し、また上辺に
接続用突起3c、3dを有する。さらに基板3の外周部には
ボビン6の係止部爪11dに対応して段差部3eが爪11dと同
数設けられている。回路基板上のパターン15は夫々の突
起上に延びて導電部15a、15bを形成している。
次にボビンと回路基板部分の組立方法について第2図
乃至第4図を参照して、説明する。回路基板3は爪11d
によりボビン基部11に固定される。この時、水晶振動子
14の中心が筒部10の軸線に略一致した位置となるととも
に、回路基板3の接続用突起3a、3bがボビン基部11の側
壁部11bより外側に突出させた位置に固定され又回路基
板3の外周部の段差部3eと爪11dにより、回路基板3
は、その平面方向の上下左右位置をボビン6に固定され
ている。次にコイル巻線機の回転軸16(第4図)にボビ
ンの支持孔10aを押し込み、更に回転軸16の先端を支持
孔11eに挿入してボビンが支持される。巻線の一端を突
起3a、3bの一方に巻き着け、保護板11fの下側を通し、
巻線機に巻線を取付ける。巻線機を作動させると回転軸
16の回転によりボビン及び回路基板が一体に回転する
が、水晶振動子14が回転中心線(筒部10の軸心)上にあ
るので慣性及び振動を少なくすることができる。また回
路基板3が回転方向の平面内にあるので空気抵抗が少な
い。コイル7が巻き終わると、コイル巻線の他端は保護
板11fの下側を通して引き出され、回路基板3の突起3
a、3bの他方に巻き着けられ、ディップ半田により導電
部15aと接続される。
次に電池の+−極板17、18の係止部17a、18aが回路基
板3の突起3a、3dに夫々嵌め込まれ導電部15bと接続さ
れる。
次にステータ8の一方に極板8aがボビンの筒部10内に
挿入され、極板8aの切欠の縁8bがボビン基部の水平部11
cより立上がった逆止爪11gを押し下げ通過すると、爪が
復帰し、ステータの抜止となる。このようにしてボビン
6及び回路基板3の組立が終わる。ボビン基部11は上下
4個所に取付孔11hを有し、この部分にケース1の突起
が係合することによってケースに固定される。
尚、ボビン基部11は、秒停止レバー19のガイド突起部
11jと、クリック感を出す為のバネ部11iを有し、一方秒
停止レバー19には、ボビン6のバネ部11iを対向する壁
に凸部19bを有し、ガイド部11jに係合してボビン水平部
11cに平行に摺動可能に保持され、つまみ21をもって摺
動させ、凸部19bによりバネ部11iをはじく事によりクリ
ック感を発生させる機能を有し、爪19aがロータ9のカ
ナ部9aに係合することのよって秒針20を止めることが出
来る様に構成されている。
[考案の効果] 本考案によれば回路基板をボビンに固定した状態でコ
イルを巻き、コイル端を直接回路基板の突起に巻き着け
て導電部と接続するので組立操作が簡略化され、短時間
で組立ることができる。更に水晶振動子がボビン軸線上
に位置しているので回転時の慣性が少なく、また振動を
少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案を適用した時計を示す平面図、第2図は
要部の分解斜視図、第3図は回路基板の斜視図、第4図
は要部の一部切断裏面図である。 1……ケース、2……モータ、3……回路基板、6……
ボビン、7……コイル巻線、8……ステータ、10……筒
部、14……水晶振動子、15……パターン、16……回転
軸、17、18……極板。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル巻き回筒部とその軸線方向端に形成
    された基部とよりなるボビンと、該基部の端部に固定さ
    れその面を前記軸線に対し直角に配置された回路基板
    と、を備えた時計のムーブメントにおいて、 ほぼ軸線上に位置して回路基板に固定された水晶振動子
    と、 回路基板の一端より突出し、コイル巻線の両端を各々巻
    き着けて回路基板上の導電部と接続するための2個の突
    起とよりなる時計のムーブメント。
  2. 【請求項2】前記ボビンは前記回路基板を固定した状態
    で前記コイル巻軸の巻回作業を行い、そのコイル巻線の
    端末を直接前記回路基板の導電部に巻き着けて接続した
    ことを特徴とする請求項1記載の時計のムーブメント。
JP1990057910U 1990-05-31 1990-05-31 時計のムーブメント Expired - Fee Related JP2520780Y2 (ja)

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