JPH0431818Y2 - - Google Patents

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JPH0431818Y2
JPH0431818Y2 JP772785U JP772785U JPH0431818Y2 JP H0431818 Y2 JPH0431818 Y2 JP H0431818Y2 JP 772785 U JP772785 U JP 772785U JP 772785 U JP772785 U JP 772785U JP H0431818 Y2 JPH0431818 Y2 JP H0431818Y2
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JP
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breaker
insulating substrate
support plate
commutator
brush
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JP772785U
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1) 産業上の利用分野 本考案は、ハウジングで回転自在に支承された
回転軸の端部にコンミテータが設けられ、該コン
ミテータに摺接するためのブラシおよびブレーカ
を支持すべく絶縁基板がハウジングに固定される
回転電機用ブレーカ支持構造に関する。
(2) 従来の技術 従来、かかる回転電機では、ブレーカを合成樹
脂製フアスナで絶縁基板に縛り付けてブレーカを
固定している。
(3) 考案が解決しようとする問題点 上記従来の構造では、フアスナの緩みが生じ、
ブレーカの固定が不安定であつた。
本考案は、かる事情に鑑みてなされたものであ
り、ブレーカを絶縁基板上に確実に固定し得るよ
うにした回転電機用ブレーカ支持構造を提供する
ことを目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案によれば、絶縁基板には、ブレーカの外
周に設けられた係止突部を係合するための係合凹
部が設けられるとともに、ブレーカを挿通可能な
略U字状ブレーカ保持部が突設され、該ブレーカ
保持部には、ブレーカの側面に接触するばね部材
が設けられる。
(2) 作用 係止突部を係合凹部に係合してブレーカをブレ
ーカ保持部に挿通することにより、ブレーカはば
ね部材の弾発力によりブレーカ保持部に保持さ
れ、確実な固定が可能となる。
(3) 実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、回転電機として
の直流電動機1のハウジング2は、円筒状ヨーク
3の両端に第1および第2ブラケツト4,5を嵌
合し、それらのブラケツト4,5をボルト6で相
互に接近する方向に締付けることによつて構成さ
れる。
ヨーク3の内面には、その一直径線上で対向す
る位置に一対のポールコア7が固着され、該ポー
ルコア7にコイル8を巻付けることによつて、ス
テータ9が構成される。
ステータ9内の内方には、ロータ10が配設さ
れる。このロータ10は、ハウジング2の第1お
よび第2ブラケツト4,5で軸受11,12によ
つて回転自在に支承される回転軸13に装着され
ており、該回転軸13に固定される鉄心14と、
ボビン15を介して鉄心14に巻装されるコイル
16とから成る。また回転軸13において、一方
のブラケツト4側の端部には、コンミテータ18
が固定される。
第2図を併せて参照して、前記コンミテータ1
8に摺接する一対のブラシ19が、絶縁基板20
に一体的に設けられた一対のブラシホルダ部21
に保持されており、絶縁基板20は、ヨーク3の
一端に固定される支持板22に結合される。さら
に絶縁基板20に一体的に設けられたブレーカ保
持部23には、過電流防止用ブレーカ24が保持
される。
第3図および第4図において、絶縁基板20は
合成樹脂などの絶縁材料によりリング板状に形成
されており、コンミテータ18を挿通するための
透孔25を中央に備える。この絶縁基板20に
は、その一直径線上に一対の矩形上切欠き26,
26が設けられる。これらの切欠き26,26は
絶縁基板20な内周縁に臨んで開放しており、し
かもその一側は支持板22により閉塞可能であ
る。
また、絶縁基板20には、前記切欠き26,2
6の側縁から他側、すなわち支持板22で閉塞さ
れる側と反対側に突出するブラシ保持部21,2
1が一体的に設けられる。これらのブラシ保持部
21,21は、横断面略U字状の矩形箱状に形成
されており、絶縁基板20と支持板22とを結合
したときに、各ブラシホルダ部21,21と支持
板22とは、絶縁基板20の内方側に開放した横
断面矩形の嵌合穴27,27を協働してそれぞれ
画成する。
ブラシ19,19は、絶縁基板20の内方から
各嵌合穴27,27に嵌入されるが、各嵌合穴2
7,27の閉塞端と各ブラシ19,19との間に
は、ばね28(第1図参照)がそれぞれ介装され
ており、各ブラシ19,19はコンミテータ18
に弾発的に摺接するようにしてブラシ保持部2
1,21に保持される。
各部保持部21,21の一方の側壁には、リー
ド線(図示せず)を取出すための開口部29がそ
れぞれ設けられており、その開口部29に対応す
る部分で切欠き26,26の側部はブラシ保持部
21,21の側壁の厚み分だけ拡大される。これ
により、切欠き26,26の側部に位置決め用係
合穴部30がそれぞれ形成される。
両ブラシ保持部21,21間の一方で、絶縁基
板20には3つの鳩目孔31,32,33が穿設
され、両ブラシホルダ部21,21間の他方で、
絶縁基板20には鳩目孔34、係合凹部としての
係合孔35および矩形孔36がそれぞれ穿設され
る。矩形孔36は絶縁基板20のほぼ半径方向に
沿つて長く延びて穿設されており、係合孔35は
矩形孔36の長手方向と平行な方向に長く延びた
矩形状に設けられる。
矩形孔36の長手方向両端縁から支持板22と
反対側に突出する略U字状のブレーカ保持部23
が絶縁基板20に一体的に設けられる。
第5図において、ブレーカ24の横断面形状
は、ブレーカ保持部23内に挿通し得る程度の矩
形状であり、その後端寄りには係合孔35内に係
合し得る係止突部37が全周にわたつて設けられ
る。さらに、ブレーカ保持部23の上部には、ば
ね部材としての略U字状の板ばね38が嵌合さ
れ、係合孔35に係止突部37を係合してブレー
カ保持部23に挿通されたブレーカ24は、板ば
ね38のばね力により、ブレーカ保持部23に弾
性的に保持される。
かかる絶縁基板20は、たとえば成形型により
成形されるが、突出部すなわち一対のブラシ保持
部21,21およびブレーカ保持部23に対応す
る部分には、切欠き26,26および矩形孔36
があるので、従来周知の上下割り型方式の成形型
により成形が可能である。
第6図および第7図において、支持板22は合
成樹脂などの絶縁材料によりリング板状に形成さ
れており、その外径はヨーク3の内径よりわずか
に大きく定められる。しかも支持板22の中央に
は前記絶縁基板20の透孔25に対応した透孔3
9が穿設される。
この支持板22には、絶縁基板20の4つの鳩
目孔31〜34に対応した位置に4つの鳩目孔4
1〜44が穿設される。これらの鳩目孔41〜4
4は、絶縁基板20と支持板22とを当接させた
状態で鳩目孔31〜34に合わせられ、鳩目孔3
1〜34,41〜44に鳩目40がそれぞれ挿通
される。これらの鳩目40の先端をかしめること
により絶縁基板20が支持板22に固定される。
絶縁基板20側に臨む支持板22の一面には、
絶縁基板20の係合突部30にそれぞれ係合し得
る一対の係合突部45,45が一体的に突設され
る。また、支持板22の他面には、複数たとえば
4つの嵌合突部46と、単一の位置決め突部47
とが一体的に突設される。各嵌合突部46および
位置決め突部47は、ヨーク3の一端に嵌入し得
るように、支持板22の外面からわずかに内方位
置に配設される。しかも位置決め突部47に対応
して、ヨーク3の内面には、該位置決め突部47
を嵌合し得る位置決め嵌合部(図示せず)が設け
られる。
一方、ヨーク3の両端には、支持板22の外径
に対応した外径を有する小径筒部48,49がそ
れぞれ同軸に設けられおり、両ブラケツト4,5
の開口端縁には、小径筒部48,49に嵌合する
大径穴部50,51がそれぞれ設けられる。
再び第1図において、第1ブラケツト4には、
入力コードをハウジング2内に引き込むための接
続部52が設けられる。
次にこの実施例の作用について説明すると、ブ
ラシ19,19の支持にあたつては、係合突部4
5,45を係合突部30,30にそれぞれ係合し
た状態で絶縁基板20と支持板22とを当接させ
る。この状態で絶縁基板20の鳩目孔31〜34
と支持板22の鳩目孔41〜44とはそれぞれ対
応する位置にある。そこで鳩目40を絶縁基板2
0側から各鳩目孔31〜34,41〜44に挿入
し、支持板22から突出した各鳩目40の先端を
かしめることにより、絶縁基板20と支持板22
とが実質的に一体化される。
次に、絶縁基板20と一体化した支持板22
を、ヨーク3の一端に嵌合する。すなわち、位置
決め突部47で位置決めをして各嵌合突部46を
ヨーク3の一端に嵌合し、支持板22を小径筒部
48の端面に当接させる。この際、ステータ9に
おけるコイル8の接続端を鳩目40の内の1つに
挿入しておき、支持板22をヨーク3の一端に嵌
合した状態で、各鳩目40内でブラシ19,1
9、ブレーカ24,コイル8等の接続を半田付け
により行なう。したがつて、従来、必要としてい
た鳩目端子のような接続端子が不要となる。
その後、ヨーク3の両端に第1および第2ブラ
ケツト4,5を嵌合し、ボルト6で両ブラケツト
4,5を一体化するが、このとき支持板22はヨ
ーク3の一端における小径筒部48の端面と、第
1ブラケツト4における大径穴部50の段部との
間に挟持され、支持板22すなわち絶縁基板20
がハウジング2に固定される。
このような構造において、絶縁基板20にはブ
ラシ保持部21,21およびブレーカ保持部23
が一体化されており、従来のように別部品を取付
ける必要がないので、部品点数が削減される。ま
た支持板22は絶縁材料から成るので、鳩目40
との接触を回避するための複雑な形状を必要とせ
ず、単純化される。さらに、ブレーカ24はブレ
ーカ保持部23内に挿入するだけの極めて簡単な
操作により、ブレーカ保持部23に弾発的にかつ
確実に保持される。
C 考案の効果 以上のように本考案によれば、絶縁基板には、
ブレーカの外周に設けられた係止突部を係合する
ための係合凹部が設けられるとともに、ブレーカ
を挿通可能な略U字状ブレーカ保持部が突設さ
れ、該ブレーカ保持部にはブレーカの側面に弾発
的に接触するばね部材が設けられるので、ばね部
材のばね力によりブレーカが弾発的に保持されて
係合凹部で移動を規制されるので、ブレーカの固
定が確実となり、しかもブレーカ保持部に挿通す
るだけの簡単な操作によりブレーカの固定を行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は直流電動機の縦断側面図、第2図は要部拡
大斜視図、第3図は絶縁基板を一方から見た斜視
図、第4図は絶縁基板を他方から見た斜視図、第
5図はブレーカの保持状態を示す拡大断面図、第
6図は支持板を一方から見た斜視図、第7図は支
持板を他方から見た斜視図である。 1……回転電機としての直流電動機、2……ハ
ウジング、3……ヨーク、13……回転軸、18
……コンミテータ、19……ブラシ、20……絶
縁基板、24……ブレーカ、35……係合凹部と
しての係合孔、37……係止突部、38……ばね
部材としての板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ハウジングで回転自在に支承された回転軸の端
    部にコンミテータが設けられ、該コンミテータに
    摺接するためのブラシおよびブレーカを支持すべ
    く絶縁基板がハウジングに固定される回転電機用
    ブレーカ支持構造において、前記絶縁基板には、
    ブレーカの外周に設けられた係止突部を係合する
    ための係合凹部が設けられるとともに、ブレーカ
    を挿通可能な略U字状ブレーカ保持部が突設さ
    れ、該ブレーカ保持部にはブレーカの側面に弾発
    的に接触するばね部材が設けられることを特徴と
    する回転電機用ブレーカ支持構造。
JP772785U 1985-01-23 1985-01-23 Expired JPH0431818Y2 (ja)

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JP772785U JPH0431818Y2 (ja) 1985-01-23 1985-01-23

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JPS61123668U JPS61123668U (ja) 1986-08-04
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