JP2020039206A - ギアードモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ステータが固定されたプレートを貫通する歯車を簡素な構成で回転可能に支持することのできるギアードモータを提供すること。【解決手段】ギアードモータ1において、歯車伝達機構5は、プレート3に設けられた貫通部を貫通する第2歯車52を有しており、ロータピニオン13の回転は、プレート3の他方面3b側で第2歯車52の第1歯部521に伝達される一方、ロータピニオン13の回転は、プレート3の一方面3a側で第2歯車52の第2歯部522から第3歯車53に出力される。第2歯車52の回転中心軸520の一方端側は、プレート3の他方面3b側に配置された支持部材4の第1支持部48に支持され、第2歯車52の回転中心軸520の他方端側は、プレート3において、貫通部34が設けられている部分に対して支持部材4とは反対側に設けられた第2支持部35に支持されている。【選択図】図5
Description
本発明は、ロータの回転を歯車伝達機構を介して出力するギアードモータに関するものである。
ギアードモータは、モータ部のロータの回転を歯車伝達機構を介して出力する。かかるギアードモータに関し、小型化等を図る目的に、モータ部のステータが一方面側に固定されたプレートの一方面側の空間、および他方面側の空間を利用して回転の伝達や出力を行う構成が採用される(特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載のギアードモータでは、プレートに形成した円筒部の内側に筒状の最終歯車を配置し、プレートに形成した円筒部の内面によって最終歯車を回転可能に支持している。従って、最終歯車は、プレートの他方面側でロータの回転が伝達される一方、プレートの一方面側でロータの回転を出力することができる。
しかしながら、特許文献1に記載のギアードモータは、最終歯車が円筒状であって、プレートの他方面で開口する穴に出力軸が嵌められる構造であるため、プレートに形成した円筒部によって支持される部分を最終歯車に設ける余裕があるが、プレートの一方面側および他方面側の双方に歯部が設けられているような最終歯車を、プレートに形成した円筒部によって支持することは困難である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ステータが固定されたプレートを貫通する歯車を簡素な構成で回転可能に支持することのできるギアードモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るギアードモータは、モータ部と、前記モータ部のステータが一方面側に固定されたプレートと、前記プレートの他方面側に配置された支持部材と、前記プレートの前記他方面から突出したロータピニオンの回転を伝達する歯車伝達機構と、を有し、前記歯車伝達機構は、前記プレートに設けられた貫通部を貫通して前記プレートの前記一方面側および前記他方面側に突出した歯車を含み、前記歯車は、前記プレートの前記他方面側で前記ロータピニオンの回転が伝達される第1歯部と、前記プレートの前記一方面側で前記ロータピニオンの回転を出力する第2歯部と、を備え、前記支持部材には、前記歯車の回転中心軸の一方端側を支持する第1支持部が設けられ、前記プレートには、前記貫通部が設けられている部分に対して前記支持部材とは反対側に、前記回転中心軸の他方端側を支持する第2支持部が設けられていることを特徴とする。
本発明では、プレートの一方面側にはステータが固定され、歯車伝達機構は、プレートの他方面から突出したロータピニオンの回転を伝達する。また、歯車伝達機構は、プレートに設けられた貫通部を貫通する歯車を有しており、ロータピニオンの回転は、プレートの他方面側で歯車の第1歯部に伝達される一方、ロータピニオンの回転は、プレートの一方面側で歯車の第2歯部から出力される。ここで、歯車の回転中心軸の一方端側は、プレ
ートの他方面側に配置された支持部材の第1支持部に支持され、歯車の回転中心軸の他方端側は、プレートにおいて、貫通部が設けられている部分に対して支持部材とは反対側に設けられた第2支持部に支持されている。従って、歯車が、プレートの他方面側に第1歯部を備え、プレートの一方面側に第2歯部を有しているため、プレートに設けた円筒部で歯車を回転可能に支持できない場合でも、歯車を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
ートの他方面側に配置された支持部材の第1支持部に支持され、歯車の回転中心軸の他方端側は、プレートにおいて、貫通部が設けられている部分に対して支持部材とは反対側に設けられた第2支持部に支持されている。従って、歯車が、プレートの他方面側に第1歯部を備え、プレートの一方面側に第2歯部を有しているため、プレートに設けた円筒部で歯車を回転可能に支持できない場合でも、歯車を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
本発明において、前記第2支持部は、前記プレートの一部を前記支持部材とは反対側に向けて折り曲げた部分からなる態様を採用することができる。かかる態様によれば、プレートに第2支持部を構成する部材を固定した構造を採用しなくてもよいので、歯車を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
本発明において、前記貫通部の少なくとも一部は、前記プレートから前記第2支持部を切り起こした際の抜き部分である態様を採用することができる。かかる態様によれば、第2支持部を切り起こす際に貫通部の少なくとも一部を同時に形成することができる。
本発明において、前記貫通部は、前記プレートの外縁から離間した貫通穴である態様を採用することができる。かかる態様によれば、貫通部を切り欠き等によって構成した場合と比較して、プレートの強度を高くすることができる。
本発明において、前記第2支持部は、長さ方向の一方端のみが前記貫通部の縁と繋がっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、プレートから第2支持部を切り起こして形成するのが容易である。
本発明において、前記第2支持部は、長さ方向の両端が各々、前記貫通部の縁と繋がっている態様を採用することができる。かかる態様によれば、第2支持部の強度を高めることができる。
本発明において、前記回転中心軸は、前記歯車を回転可能に支持する固定軸である態様を採用することができる。かかる態様によれば、回転中心軸が回転軸である場合と比較して、歯車を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
本発明において、前記プレートの前記一方面側には、前記第2歯部を介して前記ロータピニオンの回転が伝達される出力歯車が設けられ、前記出力歯車は、前記プレートに一方の端部が保持された支軸に回転可能に支持されている態様を採用することができる。
本発明において、前記歯車は、前記第1歯部と前記第2歯部とが一体に設けられた複合歯車である態様を採用することができる。
本発明では、プレートの一方面側にはステータが固定され、歯車伝達機構は、プレートの他方面から突出したロータピニオンの回転を伝達する。また、歯車伝達機構は、プレートに設けられた貫通部を貫通する歯車を有しており、ロータピニオンの回転は、プレートの他方面側で歯車の第1歯部に伝達される一方、ロータピニオンの回転は、プレートの一方面側で歯車の第2歯部から出力される。ここで、歯車の回転中心軸の一方端側は、プレートの他方面側に配置された支持部材の第1支持部に支持され、歯車の回転中心軸の他方端側は、プレートにおいて、貫通部が設けられている部分に対して支持部材とは反対側に設けられた第2支持部に支持されている。従って、歯車が、プレートの他方面側に第1歯部を備え、プレートの一方面側に第2歯部を有しているため、プレートに設けた円筒部で歯車を回転可能に支持できない場合でも、歯車を簡素な構造で回転可能に支持することが
できる。
できる。
図面を参照して、本発明を適用したギアードモータを説明する。なお、以下の説明において、モータ部のモータ軸線方向において回転が出力される側を「出力側」とし、その反対側を「反出力側」と表現する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明を適用したギアードモータ1をプレート3の一方面3a側からみた斜視図である。図2は、図1に示す状態から支持部材4を外した状態の分解斜視図である。図3は、図1に示すギアードモータ1をプレート3の他方面3b側からみた斜視図である。図4は、図3に示す状態から支持部材4を外した状態の分解斜視図である。
(全体構成)
図1は、本発明を適用したギアードモータ1をプレート3の一方面3a側からみた斜視図である。図2は、図1に示す状態から支持部材4を外した状態の分解斜視図である。図3は、図1に示すギアードモータ1をプレート3の他方面3b側からみた斜視図である。図4は、図3に示す状態から支持部材4を外した状態の分解斜視図である。
図1、図2、図3および図4に示すギアードモータ1は、モータ部10と、モータ部10のステータ11が一方面3a側に溶接等によって固定された金属製のプレート3と、プレート3の他方面3b側に対向する支持部材4と、プレート3の他方面3bから突出したロータピニオン13の回転を伝達する歯車伝達機構5とを有している。従って、プレート3には、ロータピニオン13を他方面3b側に突出させるための開口部31が設けられている。
支持部材4は、ロータピニオン13、および後述する歯車伝達機構5をプレート3とは反対側から覆う樹脂製のカバーであり、ネジ49等によってプレート3に固定されている。支持部材4は、ロータピニオン13、歯車伝達機構5の第1歯車51、および歯車伝達機構5の第2歯車52をプレート3とは反対側から覆う3つの有底の円筒部41、42、43が繋がった形状を有している。支持部材4には、モータ部10の外周面等に当接する位置決め用の凸部46等が設けられている。
モータ部10は、例えばステッピングモータであり、モータケース16の内側に円筒状のステータ11が配置されている。モータケース16の外側には端子台17が設けられている。ステータ11の内側には、支軸15に回転可能に支持されたロータ12が設けられており、ロータ12にはロータピニオン13が一体に形成されている。プレート3において、ロータピニオン13と軸線L方向で重なる位置には、他方面3b側に切り起こされた板状の支持部32が形成されており、支軸15の出力側Laの端部は、支持部32に形成された筒状の軸穴321に固定されている。支軸15の反出力側Lbの端部は、モータケース16の内側に配置された端板部(図示せず)に保持されている。開口部31の一部は、支持部32を切り起こした際の抜き部である。
(歯車伝達機構5の構成)
図5は、図1に示すギアードモータ1の歯車伝達機構5の説明図である。図6は、図1
に示すギアードモータ1の第2支持部35等の説明図である。
図5は、図1に示すギアードモータ1の歯車伝達機構5の説明図である。図6は、図1
に示すギアードモータ1の第2支持部35等の説明図である。
図1、図2、図3、図4および図5に示すように、歯車伝達機構5は、第1歯車51、第2歯車52、および第3歯車53を有している。第1歯車51は、ロータピニオン13より大径の大径歯部511と、大径歯部511より小径の小径歯部512とが一体に形成された複合歯車であり、大径歯部511はロータピニオン13と噛み合っている。第2歯車52は、第1歯車51の小径歯部512より大径の第1歯部521と、第1歯部521より小径の第2歯部522とが一体に形成された複合歯車であり、第1歯部521は、第1歯車51の小径歯部512と噛み合っている。第3歯車53は、最終歯車であり、第2歯車52の第2歯部522と噛み合っている。従って、ロータピニオン13の回転は、第1歯車51、第2歯車52、および第3歯車53を介して減速して出力される。
図5および図6に示すように、第1歯車51は、プレート3の他方面3bと支持部材4との間に区画された空間に配置されている。本形態においては、プレート3と支持部材4との間には、プレート3の軸穴37と、支持部材4の円筒部42の底部に形成された軸穴47とよって両端が支持された支軸510が設けられており、第1歯車51は支軸510によって回転可能に支持されている。
第3歯車53は、プレート3の一方面3a側に配置されている。本形態において、プレート3の軸穴39には支軸530の一方の端部が保持されており、第3歯車53は支軸530によって回転可能に支持されている。支軸530は、長さ方向の一部が大径部530aになっている。また、支軸530の先端側には、ワッシャ530bを介して止め輪530cが止められている。従って、第3歯車53は、大径部530aおよびワッシャ530bによって支軸530の軸線方向の両側から支持される。
(第2支持部35等の構成)
図5および図6において、第2歯車52は、プレート3に設けられた貫通部34を貫通してプレート3の一方面3a側および他方面3b側に突出しており、プレート3の他方面3b側には、ロータピニオン13の回転が第1歯車51を介して伝達される第1歯部521が設けられている。また、第2歯車52は、プレート3の一方面3a側に、ロータピニオン13の回転を第3歯車53に出力する第2歯部522が設けられている。第1歯部521と第2歯部522との間には円柱部523が設けられており、円柱部523は、第2歯部522より小径である。
図5および図6において、第2歯車52は、プレート3に設けられた貫通部34を貫通してプレート3の一方面3a側および他方面3b側に突出しており、プレート3の他方面3b側には、ロータピニオン13の回転が第1歯車51を介して伝達される第1歯部521が設けられている。また、第2歯車52は、プレート3の一方面3a側に、ロータピニオン13の回転を第3歯車53に出力する第2歯部522が設けられている。第1歯部521と第2歯部522との間には円柱部523が設けられており、円柱部523は、第2歯部522より小径である。
第2歯車52の回転中心軸520は支軸520a(固定軸)であり、第2歯車52は、支軸520aに回転可能に支持されている。ここで、支持部材4の円筒部43の底部には、支軸520aが嵌る軸穴からなる第1支持部48が形成されており、支軸520aの一方端側は、第1支持部48に支持されている。
プレート3には、貫通部34が設けられている部分に対して支持部材4とは反対側に、回転中心軸520(支軸520a)の他方端側を支持する板状の第2支持部35が設けられており、回転中心軸520(支軸520a)の他方端側は、第2支持部35に設けられた軸穴350に支持されている。
本形態において、第2支持部35は、プレート3の一部を支持部材4とは反対側に向けて折り曲げた部分からなる。また、貫通部34の少なくとも一部は、プレート3から第2支持部35を切り起こした際の抜き部分である。また、貫通部34は、プレート3の外縁3cから離間した貫通穴34aである。第2支持部35は、貫通部34の縁から支持部材4とは反対側に向けて折れ曲がった第1板部351と、第1板部351の先端部でプレート3の一方面3aに沿う方向に折れ曲がった第2板部352とを備えており、第2板部3
52に、支軸520aの他方端側を支持する軸穴350が設けられている。従って、第2支持部35は、長さ方向の一方端のみが貫通部34の縁と繋がっている。貫通部34には、円弧状の切り欠き部340が形成されており、貫通部34のうち、切り欠き部340が形成されている部分は、第2歯部522より大きい。従って、ギアードモータ1を組み立てる際、第2歯車52をプレート3の他方面3b側から組み込んで、第2歯部522をプレート3の一方面3a側に通すことができる。
52に、支軸520aの他方端側を支持する軸穴350が設けられている。従って、第2支持部35は、長さ方向の一方端のみが貫通部34の縁と繋がっている。貫通部34には、円弧状の切り欠き部340が形成されており、貫通部34のうち、切り欠き部340が形成されている部分は、第2歯部522より大きい。従って、ギアードモータ1を組み立てる際、第2歯車52をプレート3の他方面3b側から組み込んで、第2歯部522をプレート3の一方面3a側に通すことができる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のギアードモータ1では、プレート3の一方面3a側にはモータ部10のステータ11が固定され、歯車伝達機構5は、プレート3の他方面3bから突出したロータピニオン13の回転を伝達する。また、歯車伝達機構5は、プレート3に設けられた貫通部34を貫通する第2歯車52を有しており、ロータピニオン13の回転は、プレート3の他方面3b側で第1歯車51から第2歯車52の第1歯部521に伝達される一方、ロータピニオン13の回転は、プレート3の一方面3a側で第2歯車52の第2歯部522から第3歯車53に出力される。ここで、第2歯車52の回転中心軸520の一方端側は、プレート3の他方面3b側に配置された支持部材4の第1支持部48に支持され、第2歯車52の回転中心軸520の他方端側は、プレート3において、貫通部34が設けられている部分に対して支持部材4とは反対側に位置する第2支持部35に支持されている。従って、第2歯車52が、プレート3の他方面3b側に第1歯部521を備え、プレート3の一方面3a側に第2歯部522を有しているため、プレート3に設けた円筒部で第2歯車52を回転可能に支持できない場合でも、第2歯車52を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
以上説明したように、本形態のギアードモータ1では、プレート3の一方面3a側にはモータ部10のステータ11が固定され、歯車伝達機構5は、プレート3の他方面3bから突出したロータピニオン13の回転を伝達する。また、歯車伝達機構5は、プレート3に設けられた貫通部34を貫通する第2歯車52を有しており、ロータピニオン13の回転は、プレート3の他方面3b側で第1歯車51から第2歯車52の第1歯部521に伝達される一方、ロータピニオン13の回転は、プレート3の一方面3a側で第2歯車52の第2歯部522から第3歯車53に出力される。ここで、第2歯車52の回転中心軸520の一方端側は、プレート3の他方面3b側に配置された支持部材4の第1支持部48に支持され、第2歯車52の回転中心軸520の他方端側は、プレート3において、貫通部34が設けられている部分に対して支持部材4とは反対側に位置する第2支持部35に支持されている。従って、第2歯車52が、プレート3の他方面3b側に第1歯部521を備え、プレート3の一方面3a側に第2歯部522を有しているため、プレート3に設けた円筒部で第2歯車52を回転可能に支持できない場合でも、第2歯車52を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
また、第2歯車52の回転中心軸520は、第2歯車52を回転可能に支持する支軸520a(固定軸)であるため、回転中心軸520が回転軸である場合と比較して、第2歯車52を簡素な構造で回転可能に支持することができる。
また、第2支持部35は、プレート3の一部を支持部材4とは反対側に向けて折り曲げた部分からなるため、第2支持部35を構成する別部材をプレート3に固定した構造を採用しなくてもよいので、第2歯車52を簡素な構造で回転可能に支持することができる。また、貫通部34の少なくとも一部は、プレート3から第2支持部35を切り起こした際の抜き部分であるため、第2支持部35を切り起こす際に貫通部34の少なくとも一部を同時に形成することができる。また、貫通部34は、プレート3の外縁3cから離間した貫通穴34aであるため、貫通部34を切り欠き等によって構成した場合と比較して、プレート3の強度を高くすることができる。
また、第2支持部35は、長さ方向の一方端が貫通部34の縁と繋がっているため、プレート3から第2支持部35を切り起こして形成するのが容易である。
[実施形態2]
図7は、本発明の実施形態2に係るギアードモータ1の第2支持部35の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図7は、本発明の実施形態2に係るギアードモータ1の第2支持部35の説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施形態1では、第2支持部35の長さ方向の一方端のみが貫通部34の縁と繋がっていたが、本形態では、図7に示すように、第2支持部35の長さ方向の両端部の各々が貫通部34の縁と繋がっている。より具体的には、第2支持部35は、貫通部34の縁から支持部材4とは反対側に向けて折れ曲がった第1板部351と、第1板部351の先端部でプレート3の一方面3aに沿う方向に折れ曲がった第2板部352と、第2板部352から貫通部34の縁に向かって折れ曲がって貫通部34の縁と繋がった第3板部353と
を有している。かかる構成によれば、第2支持部35の強度を高めることができる。
を有している。かかる構成によれば、第2支持部35の強度を高めることができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、第1歯車51の回転を第3歯車53に伝達する第2歯車52に本発明を適用したが、ロータピニオン13と噛み合う歯車、あるいは出力歯車に対して本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、第1歯車51の回転を第3歯車53に伝達する第2歯車52に本発明を適用したが、ロータピニオン13と噛み合う歯車、あるいは出力歯車に対して本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、第1歯部521と第2歯部522との径が異なる複合歯車(第2歯車52)に本発明を適用したが、第1歯部521と第2歯部522との径が等しいアイドラー歯車に本発明を適用してもよい。この場合、第1歯部521と第2歯部522とが繋がった態様、および第1歯部521と第2歯部522とが分割されている態様のいずれであってもよい。
上記実施形態では、第1歯部521と第2歯部522とが一体に形成された複合歯車(第2歯車52)に本発明を適用したが、第2歯車52において、第1歯部521と第2歯部522とが各々別部材によって構成され、第1歯部521が形成されている部材と第2歯部522が形成されている部材とが係合して一体に回転する態様の場合に本発明を適用してもよい。
上記実施形態において、貫通部34は、プレート3の外縁3cから離間した貫通穴34aであったが、貫通部34は、縁の一部が開放状態になっている切り欠きであってよい。
上記実施形態では、第2支持部35がプレート3の一部であったが、プレート3とは別部材からなる第2支持部35をプレート3に固定した態様を採用してもよい。
上記実施形態では、第2歯車52の回転中心軸520が支軸520a(固定軸)であったが、回転中心軸520が第2歯車52と一体に回転する回転軸である場合に本発明を適用してもよい。
1…ギアードモータ、3…プレート、3a…一方面、3b…他方面、3c…外縁、4…支持部材、5…歯車伝達機構、10…モータ部、11…ステータ、12…ロータ、13…ロータピニオン、520a…支軸、16…モータケース、34…貫通部、34a…貫通穴、35…第2支持部、48…第1支持部、51…第1歯車、52…第2歯車、53…第3歯車、340…切り欠き部、350…軸穴、351…第1板部、352…第2板部、353…第3板部、511…大径歯部、512…小径歯部、520…回転中心軸、521…第1歯部、522…第2歯部、523…円柱部、La…出力側、Lb…反出力側
Claims (9)
- モータ部と、
前記モータ部のステータが一方面側に固定されたプレートと、
前記プレートの他方面側に配置された支持部材と、
前記プレートの前記他方面から突出したロータピニオンの回転を伝達する歯車伝達機構と、
を有し、
前記歯車伝達機構は、前記プレートに設けられた貫通部を貫通して前記プレートの前記一方面側および前記他方面側に突出した歯車を含み、
前記歯車は、前記プレートの前記他方面側で前記ロータピニオンの回転が伝達される第1歯部と、前記プレートの前記一方面側で前記ロータピニオンの回転を出力する第2歯部と、を備え、
前記支持部材には、前記歯車の回転中心軸の一方端側を支持する第1支持部が設けられ、
前記プレートには、前記貫通部が設けられている部分に対して前記支持部材とは反対側に、前記回転中心軸の他方端側を支持する第2支持部が設けられていることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項1に記載のギアードモータにおいて、
前記第2支持部は、前記プレートの一部を前記支持部材とは反対側に向けて折り曲げた部分からなることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項2に記載のギアードモータにおいて、
前記貫通部の少なくとも一部は、前記プレートから前記第2支持部を切り起こした際の抜き部分であることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項3に記載のギアードモータにおいて、
前記貫通部は、前記プレートの外縁から離間した貫通穴であることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項3または4に記載のギアードモータにおいて、
前記第2支持部は、長さ方向の一方端のみが前記貫通部の縁と繋がっていることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項3または4に記載のギアードモータにおいて、
前記第2支持部は、長さ方向の両端が各々、前記貫通部の縁と繋がっていることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項1から6までの何れか一項に記載のギアードモータにおいて、
前記回転中心軸は、前記歯車を回転可能に支持する固定軸であることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項1から7までの何れか一項に記載のギアードモータにおいて、
前記プレートの前記一方面側には、前記第2歯部を介して前記ロータピニオンの回転が伝達される出力歯車が設けられ、
前記出力歯車は、前記プレートに一方の端部が保持された支軸に回転可能に支持されていることを特徴とするギアードモータ。 - 請求項1から8までの何れか一項に記載のギアードモータにおいて、
前記歯車は、前記第1歯部と前記第2歯部とが一体に設けられた複合歯車であることを特徴とするギアードモータ。
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