JP7309409B2 - 開閉部材駆動装置 - Google Patents
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Description
1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第2ばねと、を備え、前記第1ばねおよび前記第2ばねは、ねじりコイルばねであり、前記第2ばねは、前記第1ばねの内周側に配置され、前記第1ばねは、前記第2ばねよりばね定数が大きいことを特徴とする。
。また、作用角度範囲が異なる複数のばねを組み合わせることにより、角度範囲別にアシスト力を設定できる。例えば、開閉部材が閉じている状態では開閉部材の荷重による負荷が加わるため、アシスト力を強くし、開閉部材が開いている状態では負荷が小さいため、アシスト力を小さくすることができる。さらに、複数のアシストばねを組み合わせることにより、ばね形状や線径の自由度を高めることができる。また、取付方法の自由度も高めることができる。
できる。
図1に示す開閉部材駆動装置1は、蓋や扉などの開閉部材を回動させて開閉する装置である。図2に示す洋式便器100は、便器本体110、便座120、便蓋130、およびタンク140を有する。便座120および便蓋130は、それぞれ、開閉部材駆動装置1の出力軸2(図3参照)に連結される。便座120および便蓋130は、出力軸2の回転により、便器本体110に被さる閉姿勢、および、便器本体110から立ち上がる開姿勢に変位する。なお、洋式便器100は、便座120および便蓋130の一方のみを開閉部材駆動装置1によって回動させる構成であってもよい。
壁11および第2側壁12の第2方向Yの一方側Y1の端を接続する第4側壁14を備える。第3側壁13は、第3方向Xに直線状に延びている。第4側壁14は、第2方向Yの一方側Y1へ突出する凸形状である。本形態では、第4側壁14は第1方向Zの他方側Z2から見て半円状の湾曲面である。
車45を備える。ウォーム40は、モータ3の回転軸31の外周側に固定されている。図4に示すように、ウォーム40および第1歯車41は、第1ケース15内に配置される。図3に示すように、第2歯車42、第3歯車43、第4歯車44、および出力歯車45は中間ケース16内に配置される。
開閉部材駆動装置1は、モータ3が正方向あるいは逆方向に駆動されると、モータ3の駆動力が伝達機構4を介して出力軸2に伝達され、出力軸2が第1回転方向CWあるいは第2回転方向CCWに回転する。これにより、出力軸2に固定された便座、便蓋などの開閉部材は、開方向あるいは閉方向に回転する。開閉部材が回転すると、ポテンショメータ8からは、開閉部材の位置に対応する信号が出力される。また、出力軸2に連結された開閉部材が第1回転方向CWに回転すると、アシストばね5は、出力軸2を軸線L周りで第1回転方向CWとは反対の第2回転方向CCWに回転させる付勢力を出力軸2に加える。つまり、開閉部材を駆動する際に、出力軸2を付勢するアシスト力が出力軸2に加えられる。また、伝達機構4は、第1歯車41にトルクリミッタ46を備えているので、開閉部材から出力軸2を介して伝達機構4に過大な負荷が加わった場合には、トルクリミッタ46が機能して、伝達機構4による駆動力伝達の伝達を遮断する。これにより、外部からの過大な負荷に起因して、伝達機構4が破損することを防止できる。
アシストばね5は、第1ばね51と第2ばね52の作用角度範囲(付勢力を発生させる角度範囲)が異なる。開閉部材が便座や便蓋である場合に、開閉部材を基準位置から所定角度回転させる際の回転負荷と基準位置からの回転角度との関係を示す負荷曲線は、単純な比例関係を示す形状ではない。そこで、作用角度範囲が異なる複数のばねを組み合わせることにより、モータ3の駆動力と第1ばね51および第2ばね52による付勢力とを合計した力と回転角度との関係を示すグラフを負荷曲線に近づけている。
つのばねのみでアシスト力を発生させる。そして、作用開始位置R1からは、第2ばね52と第1ばね51の両方が付勢力を発生させるので、その合計がアシスト力となる。
以上説明したように、本形態の開閉部材駆動装置1は、ケース10と、ケース10から突出する出力軸2と、ケース10に収容されるモータ3と、ケース10に収容され、モータ3の回転を出力軸2に伝達する伝達機構4と、出力軸2の第1回転方向CWへの回転に伴い、出力軸2を第1回転方向CWとは反対側の第2回転方向CCWへ付勢するアシスト力を発生させるアシストばね5と、を有する。アシストばね5は、出力軸2の回転位置が第1作用角度範囲内の位置(例えば、50°~120°の範囲内の回転位置)である間にアシスト力を発生させる第1ばね51と、出力軸2の回転位置が第1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置(例えば、20°~120°の範囲内の回転位置)である間にアシスト力を発生させる第2ばね52と、を備える。
の自由度を高めることができる。すなわち、線径を太くすることなく、大きなアシスト力を得ることができる。また、取付方法の自由度も高めることができる。本形態では、出力軸2の外周側でなく、出力軸2を回転可能に支持する支持部6の外周側にアシストばね5を配置するスペースを確保している。これにより、第1ばね51と第2ばね52を2重に配置することができる。
軸、23…凸部、24…円形凹部、25…ばね係止穴、30…モータ本体、31…回転軸、32…軸受部材、33…受け部、34…ばね受け部、40…ウォーム、41…第1歯車、42…第2歯車、43…第3歯車、44…第4歯車、45…出力歯車、46…トルクリミッタ、50A…線材、50B…線材、61…溝部、71…内周縁、72A、72B…円弧部、73…突出部、74A、74B…直線部、81…ポテンショ歯車、82…検出部、100…洋式便器、110…便器本体、120…便座、130…便蓋、140…タンク、151…底板、152…枠部、153…ばね保持部、154…ばね係止穴、155…傾斜面、161…中間板、162…中間枠部、163…開口部、164…開口部、165…枠部分、181…補強部材側開口部、182…軸保持部、183…出力歯車受部、411…第1大径歯車、412…第1小径歯車、413…第1支軸、421…第2大径歯車、422…第2小径歯車、423…第2支軸、431…第3大径歯車、432…第3小径歯車、433…第3支軸、450…円環状部、451…中心穴、452…凹部、453…切欠き部、454…第1面、455…第2面、510A…1巻目、510…ばね部、511…第1端部、512…第2端部、513…直線状部分、520…ばね部、521…第1端部、522…第2端部、CCW…第2回転方向、CW…第1回転方向、L…出力軸の軸線、L1…モータの回転中心線、R1…第1作用開始位置、R2…第2作用開始位置、X…第3方向、Y…第2方向、Z…第1方向
Claims (5)
- ケースと、
前記ケースから突出する出力軸と、
前記ケースに収容されるモータと、
前記ケースに収容され、前記モータの回転を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
前記出力軸の第1回転方向への回転に伴い、前記出力軸を前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向へ付勢するアシスト力を発生させるアシストばねと、を有し、
前記アシストばねは、
前記出力軸の回転位置が第1作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第1ばねと、
前記出力軸の回転位置が前記第1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第2ばねと、を備え、
前記第1ばねおよび前記第2ばねは、ねじりコイルばねであり、
前記第2ばねは、前記第1ばねの内周側に配置され、
前記第1ばねは、前記第2ばねよりばね定数が大きいことを特徴とする開閉部材駆動装置。 - ケースと、
前記ケースから突出する出力軸と、
前記ケースに収容されるモータと、
前記ケースに収容され、前記モータの回転を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
前記出力軸の第1回転方向への回転に伴い、前記出力軸を前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向へ付勢するアシスト力を発生させるアシストばねと、を有し、
前記アシストばねは、
前記出力軸の回転位置が第1作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第1ばねと、
前記出力軸の回転位置が前記第1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第2ばねと、を備え、
前記出力軸は、樹脂部を備え、
前記伝達機構は、前記樹脂部に固定される金属製の出力歯車を備え、
前記第1ばねは、前記出力歯車に係合し、
前記第2ばねは、前記樹脂部に係合し、
前記第1ばねは、前記第2ばねよりばね定数が大きいことを特徴とする開閉部材駆動装置。 - ケースと、
前記ケースから突出する出力軸と、
前記ケースに収容されるモータと、
前記ケースに収容され、前記モータの回転を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
前記出力軸の第1回転方向への回転に伴い、前記出力軸を前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向へ付勢するアシスト力を発生させるアシストばねと、を有し、
前記アシストばねは、
前記出力軸の回転位置が第1作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第1ばねと、
前記出力軸の回転位置が前記第1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第2ばねと、を備え、
前記第1ばねは、断面矩形の線材からなり、
前記第2ばねは、断面円形の線材からなり、
前記第1ばねは、前記第2ばねよりばね定数が大きいことを特徴とする開閉部材駆動装置。 - ケースと、
前記ケースから突出する出力軸と、
前記ケースに収容されるモータと、
前記ケースに収容され、前記モータの回転を前記出力軸に伝達する伝達機構と、
前記出力軸の第1回転方向への回転に伴い、前記出力軸を前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向へ付勢するアシスト力を発生させるアシストばねと、を有し、
前記アシストばねは、
前記出力軸の回転位置が第1作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第1ばねと、
前記出力軸の回転位置が前記第1作用角度範囲と異なる第2作用角度範囲内の位置である間に前記アシスト力を発生させる第2ばねと、を備え、
前記ケースは、前記第1ばねまたは前記第2ばねの端部が配置されるばね係止穴が設けられたばね保持部を備え、
前記ばね保持部は、前記ばね係止穴の開口方向と交差する方向から前記モータによって支持されることを特徴とする開閉部材駆動装置。 - 前記第1作用角度範囲は、前記第2作用角度範囲より狭いことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置。
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JP2019064166A Active JP7309409B2 (ja) | 2019-03-28 | 2019-03-28 | 開閉部材駆動装置 |
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