JP7309410B2 - 開閉部材駆動装置 - Google Patents
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Description
図1に示す開閉部材駆動装置1は、蓋や扉などの開閉部材を回動させて開閉する装置である。図2に示す洋式便器100は、便器本体110、便座120、便蓋130、およびタンク140を有する。便座120および便蓋130は、それぞれ、開閉部材駆動装置1の出力軸2(図3参照)に連結される。便座120および便蓋130は、出力軸2の回転により、便器本体110に被さる閉姿勢、および、便器本体110から立ち上がる開姿勢に変位する。なお、洋式便器100は、便座120および便蓋130の一方のみを開閉部材駆動装置1によって回動させる構成であってもよい。
5、中間ケース16、および第2ケース17を備える。第1ケース15は中間ケース16の第1方向Zの一方側Z1に位置し、第2ケース17は中間ケース16の第1方向Zの他方側Z2に位置する。第1ケース15に中間ケース16が固定され、第2ケース17が中間ケース16に固定されることによって、ケース10が組み立てられている。
と同軸で第1大径歯車411よりも外径寸法が小さい第1小径歯車412を備える。第1大径歯車411は、第1小径歯車412の第1方向Zの一方側Z1に位置する。第1歯車41は、第1方向Zに延びる第1支軸413(図4参照)に回転可能に支持されている。第1支軸413は、一方の端部分が第1ケース15の底板151に保持され、他方の端部分が中間ケース16の中間板161に保持されている。第1歯車41は、第1大径歯車411と第1小径歯車412との間に駆動力の伝達を継断するトルクリミッタ46を備える。
る。ばね保持部153は、第3方向Xの他方側X2の端部にモータ本体30の側面と平行になるように切り欠かれた傾斜面155を備える。第1ケース15にモータ3を収容すると、ばね保持部153の傾斜面155がモータ本体30の側面によって第3方向Xの他方側X2から支持される。すなわち、ばね受け部34は、モータ本体30の側面であり、例えば、金属製のモータケースによって構成される。
閉部材駆動装置1は、モータ3が正方向あるいは逆方向に駆動されると、モータ3の駆動力が伝達機構4を介して出力軸2に伝達され、出力軸2が第1回転方向CWあるいは第2回転方向CCWに回転する。これにより、出力軸2に固定された便座、便蓋などの開閉部材は、開方向あるいは閉方向に回転する。開閉部材が回転すると、ポテンショメータ8からは、開閉部材の位置に対応する信号が出力される。また、出力軸2に連結された開閉部材が第1回転方向CWに回転すると、アシストばね5は、出力軸2を軸線L周りで第1
回転方向CWとは反対の第2回転方向CCWに回転させる付勢力を出力軸2に加える。つまり、開閉部材を駆動する際に、出力軸2を付勢するアシスト力が出力軸2に加えられる。また、伝達機構4は、第1歯車41にトルクリミッタ46を備えているので、開閉部材から出力軸2を介して伝達機構4に過大な負荷が加わった場合には、トルクリミッタ46が機能して、伝達機構4による駆動力伝達の伝達を遮断する。これにより、外部からの過大な負荷に起因して、伝達機構4が破損することを防止できる。
アシストばね5は、第1ばね51と第2ばね52の作用角度範囲(付勢力を発生させる角度範囲)が異なる。開閉部材が便座や便蓋である場合に、開閉部材を基準位置から所定角度回転させる際の回転負荷と基準位置からの回転角度との関係を示す負荷曲線は、単純な比例関係を示す形状ではない。そこで、作用角度範囲が異なる複数のばねを組み合わせることにより、モータ3の駆動力と第1ばね51および第2ばね52による付勢力とを合計した力と回転角度との関係を示すグラフを負荷曲線に近づけている。
る。また、第2ばね52の作用角度範囲(第2作用角度範囲)は、第2ばね52の作用開始位置R2から最大回転位置までの範囲である。例えば、Rmax°が120°であり、第1ばね51の作用開始位置R1における回転角度が50°である場合には、第1作用角度範囲は50°~120°である。また、第2ばね52の作用開始位置R2における回転角度が20°である場合には、第2作用角度範囲は、20°~120°である。従って、出力軸2が基準位置R0から20°回転するまではアシスト力が発生せず、基準位置R0からの回転角度が20°~50°の範囲では第2ばね52の付勢力がアシスト力となり、基準位置R0からの回転角度が50°~120°の範囲では第2ばね52の付勢力と第1ばね51の付勢力の合計がアシスト力となる。
以上説明したように、本形態の開閉部材駆動装置1は、ケース10と、ケース10から突出する出力軸2と、ケース10に収容されるモータ3と、ケース10に収容され、モータ3の回転を出力軸2に伝達する伝達機構4と、を有し、ケース10は、中間ケース16を備え、中間ケース16は、出力軸2を回転可能に支持する支持部6を備え、モータ3は、出力軸2とは軸線L方向で反対側から支持部6を支持する受け部33を備えている。
きる。
Claims (4)
- ケースと、
前記ケースから突出する出力軸と、
前記ケースに収容されるモータと、
前記ケースに収容され、前記モータの回転を前記出力軸に伝達する伝達機構と、を有し、
前記ケースは、前記出力軸を回転可能に支持する支持部を備え、
前記モータは、前記出力軸とは軸線方向で反対側から前記支持部を支持する受け部を備え、
前記出力軸の第1回転方向への回転に伴い、前記出力軸を前記第1回転方向とは反対側の第2回転方向へ付勢するアシスト力を発生させるアシストばねを有し、
前記アシストばねは、ねじりコイルばねであり、
前記支持部は、前記アシストばねの内周側に配置され、
前記アシストばねから突出する前記支持部の先端部に、前記出力軸が支持されることを特徴とする開閉部材駆動装置。 - 前記受け部は、前記モータに設けられた平坦面であることを特徴とする請求項1に記載の開閉部材駆動装置。
- 前記ケースは、前記アシストばねの端部が配置されるばね係止穴が設けられたばね保持部を備え、
前記モータは、前記ばね係止穴の開口方向と交差する方向から前記ばね保持部を受けるばね受け部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の開閉部材駆動装置。 - 前記ケースは、内部空間を仕切る中間板を備え、
前記支持部は、前記中間板から前記出力軸の側へ突出し、
前記受け部は、前記支持部とは反対側から前記中間板に当接して、前記中間板を介して前記支持部を支持することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の開閉部材駆動装置。
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