JP5927078B2 - ギアードモータ - Google Patents

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本発明は、開閉体の開閉駆動に用いられるギアードモータに関する。
近時、便座や便蓋あるいは洗濯機の蓋などの開閉においては、使用者の労力を極力減じ、使い勝手を向上させるため自動で駆動するものが求められてきている。このような自動開閉では回転角度位置(以下、回転位置という)を検出する必要があり、そのためには角度センサを併用することになる。
そして、全体構成をコンパクトなものとするため、開閉駆動用のギアードモータに角度センサを内蔵することが好ましく、このようなセンサ内蔵型のギアードモータとして、先に本出願人が冷蔵庫の扉開閉用に提案した特開2007−68320号公報に示されるものがある。
このギアードモータは、DCモータのピニオンギアに噛み合う第1の減速ギアから順次に噛み合う第2〜第5の減速ギアを経て出力軸の出力ギアに至る駆動系ギア列を備えるとともに、センサ歯車とポテンショメータを組み合わせた角度センサを有している。
角度センサはそのセンサ歯車が第4の減速ギアと噛み合っており、両ギア間の歯数比および第4〜出力ギア間の減速比に基いて出力軸の回転位置を検出しようとするものである。
特開2007−68320号公報
しかしながら、上記特開2007−68320号公報に示されたギアードモータでは、出力軸の回転に対応してセンサ歯車が回転し、回転角度(回転量)を検出することはできるが、出力軸の回転位置とセンサ歯車の回転位置とを正確に対応付ける手段を備えていない。
このため、出力軸の基準位置を目見当で定めてセンサ歯車と第4の減速ギアを噛み合わせた場合、開閉体である扉と結合した出力軸をたとえば水平状態にしてもポテンショメータの出力が水平に対応する回転位置を示さないことになる。これに較正などで対処できない場合には、センサ歯車と第4の減速ギアの噛み合い位置を変更する再組立てが必要となるので、さらに改善を図る余地が残っている。
したがって本発明は、組立て時に出力軸の回転位置とセンサ歯車の回転位置とを精度良く対応付けすることができ、角度センサが出力軸の回転位置を高精度に検出可能なギアードモータを提供することを目的とする。
本発明のギアードモータは、ケースと、該ケースにそれぞれ収納されたモータ、該モータの回転を出力軸に伝達する駆動系ギア列、および出力軸の回動角度を検出するためのセンサ歯車を備える角度センサとを有するギアードモータにおいて、ケースが複数のケース部材から構成され、センサ歯車と、駆動系ギア列におけるセンサ歯車と噛み合う参照ギアから順次出力軸までのギアとがケース部材のうちの同一部材に直接保持された支軸に支持され、出力軸の回動範囲を規制する規制手段を有していると共に、ケースがロアハウジングと該ロアハウジングの上に重なるアッパハウジングとを有して、該アッパハウジングが同一部材であり、駆動系ギア列のギアおよびセンサ歯車はそれぞれの回転軸を上下方向とし、参照ギアから出力軸までのギアがアッパハウジングの下側に配置され、アッパハウジングは、参照ギアの支持部を備える第1壁と、該第1壁より下方にオフセットした第2壁を有するとともに、両壁間の段差部に切り欠き窓を有し、センサ歯車は第2壁に支持され該第2壁の上側に配置されて、切り欠き窓から第2壁側に露出する参照ギアと噛み合うものとした。
本発明によれば、センサ歯車から出力軸までのギヤの各支軸が同一部材に支持されていることにより、軸間距離が複数部材の誤差の累積による影響を受けることなく高精度に保持されるとともに、出力軸の回動範囲を規制する規制手段を有して出力軸を初期角度位置に位置させた状態でセンサ歯車と参照ギアを噛み合わせることができるので、角度センサによって検出される出力軸の回転位置が正確に得られる。
実施の形態のギアードモータの外観を示す斜視図である。 カバーの裏面を示す斜視図である。 カバーを取り外して示すギアードモータの平面図である。 角度センサおよび第1ギアを取り外して示すギアードモータの平面図である。 アッパハウジングを示す図である。 ロアハウジング内のギアを示す平面図である。 ロアハウジングの内面を示す斜視図である。 駆動系ギア列を示す展開図である。 第1ギアの下端部の詳細を示す拡大図である。 第2ギアの軸方向端面図である。 図2におけるB−B部断面図である。 図2におけるC−C部断面図である。
次に本発明を便座や便蓋等の開閉駆動用のギアードモータに適用した実施の形態について説明する。
図1は実施の形態の外観を示す斜視図、図2はカバーの裏面を示す斜視図、図3はカバーを取り外して示すギアードモータの平面図である。なお、以下の説明においては、図1における左側を前方、右側を後方とし、手前側を左方、奥側を右方とする。
実施の形態のギアードモータ1は、それぞれ樹脂製のアッパハウジング30、ロアハウジング70およびカバー10からなるケース7内にDCモータ2と駆動系ギア列6を収容して構成される。
アッパハウジング30はロアハウジング70上に重ねられ、カバー10はアッパハウジング30の前端部分のヘッド部31を除く略矩形部32上に重ねられている。アッパハウジング30のヘッド部31は略矩形部32から段差状に上方に膨出して、ヘッド部31の上面とカバー10の上面とが面一な平坦面となっている。
ケース7の平面形は、前端部が半円形をなし、後方は一辺が当該半円に接して延びるとともに、半円よりも大きい幅を有する略矩形をなして、上記の一辺と対向する他辺は半円近傍で当該半円に連なる傾斜部を有している。アッパハウジング30とロアハウジング70は同一の平面輪郭を有している。
すなわち、アッパハウジング30のヘッド部31はその主要部が半円形部分である。ヘッド部31の半円中心からは出力軸(出力軸部材121)が貫通して上方に延びている。
カバー10は、上壁11と側壁12(12a、12b、12c、12d)を有する皿状で、その4隅部においてネジ8でアッパハウジング30に取り付けられている。
図1、図2に示すように、略矩形の平面輪郭内にネジ8を貫通させる取付け孔15a、15bを有するフランジ14を形成するため、カバー10の側壁12の4箇所の角部には切り欠き凹部13を設けてある。
とくに図2に示すように、対角線上の2箇所の取付け孔15aには、カバー10の下面における開口縁に沿って突出リング16を設けてある。
ヘッド部31と対向する側壁12aには切り欠き19を形成してヘッド部31の部分的な突部を逃げている。
左側の側壁12bの下端縁には押さえブロック17が突出している。これについては後述する。
図3はギアードモータ1のカバー10を取り外した状態を示し、したがって、アッパハウジング30内の配置構成を示している。アッパハウジング30は底壁を形成するベース33を前述したヘッド部31と側壁34(34b、34c、34d)とで囲んで構成されている(後掲の図5も参照)。
側壁34の上端縁には、カバー10の取付け孔15aに対応させたネジ孔35aと取付け孔15bに対応させたネジ孔35bとが設けられている。ネジ孔35aは開口に取付け孔15aの突出リング16に対応する凹部36を備えており、突出リング16と凹部36の嵌め合いによりカバー10とアッパハウジング30間が正確に位置決めされる。
略矩形部32の後端部左寄りには、ベース33の下側に取り付けられたDCモータ2(図8参照)のピニオンギア90がベース33上に位置しており、右寄りに配置された第1ギア91の大径歯車91aがピニオンギア90と噛み合っている。
なお、DCモータ2はベース33に形成された取付け孔45を通して上端壁に設けられたネジ孔5にネジ29(図8参照)をねじ込むことによりベース33に取り付けられるが、図3にはネジ29を省略している。取付け孔45は小判型の長孔となっているので、DCモータ2の周方向を調整して位置決めすることができる。
カバー10の上壁11の裏面には、図2に示すように、ピニオンギア90との干渉を避ける逃げ穴18と第1ギア91を支持する支持ボス20が後端部に形成され、支持ボス20は第1ギア91の支持軸92が挿入される軸孔21を有している。
DCモータ2の取り付け部近傍には、左側の側壁34bの上端縁に切り欠き46が形成され、ベース33には側壁34bから所定間隙をおいて切り欠き46に対応する位置に、切り欠き46と同幅の矩形穴47が設けられて、ベース33を挟んだ上下空間を連通させている。そして、とくに図示しないがDCモータ2からの配線が矩形穴47から切り欠き46を経て外部へ引き出される。
前述のカバー10の押さえブロック17はこの切り欠き46に対応し、アッパハウジング30にカバー10を重ねたとき押さえブロック17により配線が適度な圧力で切り欠き46の底に押さえ付けられるように設定してある。(図1参照)
また、矩形穴47の前側穴縁に沿って2本のピン48が設けられている。後述する角度センサ130からの配線をピン48間に通してDCモータ2からの配線に合流させ、まとめて切り欠き46へ配策することができる。
ベース33には後述する第4ギア109の支持ボス64が上下両方向に突出して設けられ、さらに第4ギア109に関連させて角度センサ130を配置してある。角度センサ130は配線をプリントした剛性の基板131上にポテンショメータ135を備えるとともに、これらにセンサ歯車137の上側の軸138aを下方から貫通させて構成されている(図8も参照)。なお、上側の軸138aと後述する下側の軸138bはセンサ歯車137と一体である。
カバー10の上壁11の裏面前端寄りには、図2に示すように、角度センサ130を固定するための押さえボス22、24と、センサ歯車137の軸138aを軸孔27に挿入して回転可能に支持する支持ボス26とが形成されている。
なお、上述した支持ボス20、26およびその他のボスはカバー10の樹脂成型の際に一体に形成される。後述のアッパハウジング30およびロアハウジング70における各支持ボスおよびその他のボスも同様にアッパハウジング30およびロアハウジング70の樹脂成型の際に一体に形成される。
第4ギア109および角度センサ130については追って詳述する。
図4はアッパハウジング30の上面から角度センサ130および第1ギア91を取り外した状態を示す。
ベース33には、角度センサ130の基板131を載置する第1支持台49および第2支持台51が前後方向に離間して形成され、第1支持台49の上面にはピン50、第2支持台51の上面には2本のピン52がそれぞれ設けてある。
基板131にはピン50、52に対応するピン孔132、133(図3参照)が設けられており、ピン50、52にピン孔132、133を嵌め込むことにより角度センサ130が位置決めされる。
第1支持台49と第2支持台51の間には角度センサ130のセンサ歯車137の下側の軸138bを支持する支持ボス53を形成してある。支持ボス53は軸138bを回転可能に支持する軸孔54を有している。
ベース33に形成された切り欠き窓55から第4ギア109(小径歯車109b)が覗いており、これにセンサ歯車137が噛み合う。
アッパハウジング30はネジ孔35bの隣接位置にカバー10と同様に側壁に切り欠き凹部37を設けて取付け孔39bを有するフランジ部38を形成し(図5の(a)参照)、取付け孔39bを通してネジ9でロアハウジング70に取り付けられている。
アッパハウジング30はさらにべース33においても、第1ギア91の大径歯車91aおよび角度センサ130とそれぞれ上下方向に重なる位置に設けた取付け孔39aを通してネジ9でロアハウジング70に取り付けられている。取付け孔39aはべース33に形成した固定用穴41a、41bの底壁に開口している。
アッパハウジング30の裏面側では、後掲の図5の(b)に示すように、とくに取付け孔39aは所定高さ突出する基部40a、40bに開口し、その開口縁に沿って突出リング42を設けてある。
図5はアッパハウジング30単体を示し、(a)は上方から見た斜視図、(b)は下方から見た斜視図である。
ヘッド部31は、ベース33を側壁34(34b、34c、34d)の高さよりも上方まで膨出する厚肉として、略矩形部32との境界を垂直な平面壁とし、外周面は側壁34b、34cを前方に伸ばした上、上方に延ばした形態としている。
図5の(a)に示すように、略矩形部32におけるベース33の上面は複数の領域に区画され、モータ軸貫通孔44および第4ギア109の支持ボス64が形成されている上面第1領域S1に対して、第1支持台49、第2支持台51およびセンサ歯車137の支持ボス53が形成されている上面第3領域S3は下方にオフセットしている。また、矩形穴47から領域S3までの間および矩形穴47から左側の側壁34bまでの間の範囲は上面第1領域S1と上面第3領域S3の中間の高さを有する上面第2領域S2となっている。
なお、DCモータ2は、その上端壁にモータ出力軸3と同軸の円形外周を有する突出部4を備え(図9参照)、突出部4を上面第1領域S1に形成されたモータ軸貫通孔44に嵌め込むことにより、モータ出力軸3に嵌め込んだピニオンギア90を位置決めする。
上面第1領域S1と上面第3領域S3間の段差部はその前後方向略全長にわたって切り欠き窓55とされて上下空間を連通させている。そして、切り欠き窓55は上面第3領域S3に及んで、当該第3領域S3側の切り欠き縁が第4ギア109(の小径歯車109b)の外径と所定の間隙を有するように形成されている。
また、切り欠き窓55の上面第1領域S1側も、その切り欠き縁がセンサ歯車137の外径と所定の間隙を有するか、あるいは切り欠き縁部の下面(支持ボス64の下端面を含む)がセンサ歯車137の歯部の上面と所定の間隙を有して、センサ歯車137と上面第1領域S1側とが干渉しないように設定される。後掲の図12では、上面第1領域S1の切り欠き縁とセンサ歯車137の外径との間に間隙を設けてある。
図6はアッパハウジング30を取り外してロアハウジング70内のギアを示す平面図である。
以下に述べる第1ギア91から第4ギア109はそれぞれ大径歯車と小径歯車を備え、順次小径歯車と次のギアの大径歯車とが噛み合うようになっている。
DCモータ2のピニオンギア90に大径歯車91aが噛み合った第1ギア91の小径歯車91bに第2ギア95が噛み合い、順次に第3ギア102、第4ギア109が連なり、第4ギア109の小径歯車109bに出力ギア114が噛み合って、減速機構をなす駆動系ギア列6を構成している。
なお、第4ギア109の小径歯車109bの上面には位置合わせマーク112が形成されている。
各ギアは樹脂製で、それぞれ鋼製の支持軸に回転可能に支持され、支持軸はアッパハウジング30およびロアハウジング70に形成された後述する支持ボス等の支持部に支持される。なお、駆動系ギア列6の各ギアの回転中心および各支持軸およびセンサ歯車137の回転中心はすべて平行に構成される。
以下、ギア等のアッパハウジング30側の支持部について説明する。
図5の(b)に示すように、アッパハウジング30のベース33の底面(下面)後端部にはDCモータ2の上端部を嵌め込むモータ取付け凹部43が設けられ、モータ軸貫通孔44が開口している。これに隣接して矩形穴47と、第1ギア91(の小径歯車91b)を貫通させるギア貫通孔56とが設けられている。モータ取付け凹部43の上壁面は矩形穴47とギア貫通孔56それぞれの一部まで及んでいる。
ベース33上面の上面第1領域S1に対応する範囲でギア貫通孔56にかかる部位から前方は、モータ取付け凹部43の略中間の深さの略矩形凹部58となっており、側方の上面第3領域S3に対応する底面との段差部には前述の切り欠き窓55が開口している。
略矩形凹部58の後部には第2ギア95を支持する支持ボス60が形成され、その前方には第4ギア109を支持する支持ボス64が形成されている。
略矩形凹部58との間に切り欠き窓55を挟んだ底面には、第2ギア95を支持する支持ボス60の略側方位置に第3ギア102を支持する支持ボス62が形成され、第4ギア109を支持する支持ボス64の略側方位置には上面側でセンサ歯車137を支持する支持ボス53の端部が突出している。
支持ボス60は第2ギア95の支持軸100の上端が挿入される軸孔61を有し、支持ボス62は第3ギア102の支持軸107の上端が挿入される軸孔63を有し、支持ボス64は第4ギア109の支持軸111の上端が挿入される軸孔65を有している。
ベース33のヘッド部31には出力ギア114を支持するギア支持孔66が形成され、ヘッド部31の前端部にはギア支持孔66を中心とする円弧条の規制溝68が開口している。
つぎに、ギア等のロアハウジング70側における支持部について説明する。
図7はロアハウジング70の内面を示し、(a)は左側の斜め上前方から見た斜視図、(b)は右側の斜め上前方から見た斜視図である。
ロアハウジング70は底壁71とこれを囲む側壁72(72a、72b、72c、72d)を有し、底壁71の下面は平坦となっている。以下、底壁71についての説明は、とくに断らない限り、その上面の構成にかかるものである。
底壁71は最も低い基底を第1領域T1として、互いに異なる高さを有する複数の領域に区画されている。
第1領域T1には後方から前方へ順にモータ指標78、第3ギア102を支持する支持ボス83および第4ギア109を支持する支持ボス85が形成されている。またモータ指標78と支持ボス83の中間右寄りに第1ギア91を支持する支持ボス79が形成されている。
モータ指標78を中心とする円形断面のDCモータ2との干渉を避けた範囲で、所定高さの第2領域T2が後側の側壁72dから右側の側壁72cに沿って支持ボス79にかかるまで延びている。
また、支持ボス83を中心とする第3ギア102および支持ボス85を中心とする第4ギア109との干渉を避けた範囲で、第3領域T3が第2領域T2および支持ボス79に接続して右側の側壁72cに沿って前方へ延びている。第3領域T3の高さは第2領域T2の高さの略中間である。
第1ギア91を支持する支持ボス79は第1領域T1、第2領域T2および第3領域T3の境界にまたがった形態で、第2領域T2よりも高く突出している。
第3領域T3には第2ギア95を支持する支持ボス81が形成されている。
支持ボス79は第1ギア91の支持軸94の下端が挿入される軸孔80を有し、支持ボス81は第2ギア95の支持軸100の下端が挿入される軸孔82を有し、支持ボス83は第3ギア102の支持軸107の下端が挿入される軸孔84を有し、支持ボス85は第4ギア109の支持軸111の下端が挿入される軸孔86を有している。
前部(ヘッド部)には支持ボス85を中心とする第4ギア109との干渉を避けた範囲で、第4領域T4が第2領域T2とほぼ同じ高さで形成されている。第4領域T4の上面には浅い所定深さの円形凹部88の中心に出力ギア114を支持する支持ボス89が形成されている。側壁72aは半円形を含むアッパハウジング30のヘッド部31と同じ外周輪郭をもって出力ギア114を囲む。
側壁72cの上端縁および側壁72bと72dの角部の上端縁にはアッパハウジング30の取付け孔39bに対応するネジ孔75bが設けられている。また、第2領域T2には取付け孔39aに対応するネジ孔75aを有する固定用ボス74aが形成され、同様の取付け孔39aに対応するネジ孔75aを有する固定用ボス74bが左側の側壁72b前端部近くから内方に張り出して形成されている。
固定用ボス74a、74bの上面は、アッパハウジング30の取付け孔39aの基部40a、40bの突出高さに対応して側壁72の上端面よりも低く設定されるとともに、ネジ孔75aはその開口に取付け孔39aの突出リング42に対応する凹部76を備えており、突出リング42と凹部76の嵌め合いによりアッパハウジング30とロアハウジング70間が正確に位置決めされる。
なお、第4領域T4の左端は固定用ボス74bに接続するまで延びており、さらに、モータ指標78を中心とするDCモータ2および支持ボス83を中心とする第3ギア102との干渉を避けた範囲で、第5領域T5が固定用ボス74bに接続して左側の側壁72bに沿って後方へ延びている。
図8はケース7内に形成された駆動系ギア列6の展開図である。
第1ギア91は両端がカバー10の支持ボス20とロアハウジング70の支持ボス79とに支持された支持軸94回りに回転可能で、大径歯車91aがアッパハウジング30のベース33の上側でDCモータ2のピニオンギア90と噛み合い、小径歯車91bがアッパハウジング30のギア貫通孔56を貫通してベース33の下側に延びている。
図9は第1ギア91の下端部の詳細を示す拡大図で、(a)は断面図、(b)は端面図である。(a)は(b)におけるA−A部断面に相当する。
第1ギア91がロアハウジング70の支持ボス79の上面と対向する軸端(ここでは小径歯車91bの下端面)には、支持軸94が貫通する軸孔92の開口を囲む細幅の突出リング93を形成して回転時の摩擦低減を図っている。とくに詳細図示はしないが、カバー10の支持ボス20の下面と対向する軸端にも、支持軸94が貫通する軸孔92の開口を囲む同様の突出リングを形成して回転時の摩擦低減を図っている。さらに、ロアハウジング70およびアッパハウジング30の各支持ボスと対向する以下の第2ギア95〜第4ギア109の軸端についても同様である。
図8に戻って、第2ギア95は両端がアッパハウジング30の支持ボス60とロアハウジング70の支持ボス81とに支持された支持軸100回りに回転可能で、大径歯車95aが第1ギア91の小径歯車91bと噛み合い、その下方に大径歯車95aから別体に分割された小径歯車95bを位置させている。
大径歯車95aはドラム状をなしてその外周に歯を備えている。第2ギア95の軸方向端面図である図10に示すように、大径歯車95aは歯部の内側にカム面96を備え、小径歯車95bは基部97の周方向等間隔に外周から同一の周方向に延びてそれぞれ先端にカム面96と係合する爪99を備える3本のアーム98を有している。これにより、通常はロック状態となって小径歯車95bと大径歯車95aが一体に回転するが、大径歯車95aと小径歯車95b間に所定以上の相対回転トルクが加わったときにはアーム98が弾性変形して爪99がカム面96を滑り相対回転するトルクリミッタTLが形成されている。
上記の所定以上の相対回転トルクとしては、便座や便蓋を持ち上げることが可能なトルクより大きなトルクに設定される。
なお、大径歯車95aのカム面96は、アーム98が基部97から延びる方向(図10における反時計方向)に小径歯車95bが回転した場合に爪99と係合する面の(小径歯車95bの回転中心を中心とする円周との)傾きが小さく、アーム98が基部97から延びる方向と逆の方向(図10における時計方向)に小径歯車95bが回転した場合に爪99と係合する面の傾きが大きい。このためアーム98が弾性変形して爪99がカム面96を滑り相対回転するトルクは小径歯車95bの回転方向によらず同じになっている。
図8に戻って、第3ギア102は両端がアッパハウジング30の支持ボス62とロアハウジング70の支持ボス83とに支持された支持軸107回りに回転可能で、大径歯車102aが第2ギア95の小径歯車95bと噛み合い、その下方に小径歯車102bを位置させている。
大径歯車102aは軸筒103から径方向に延びた接続壁104を介して軸方向上方に延びたドラム状をなしてその外周に歯を備え、小径歯車102bは接続壁104から下方に延びたドラム状をなしてその外周に歯を備えている。そして、とくに支持軸107が貫通する軸孔105が開口する軸筒103の下端は小径歯車102bの下端よりも上方に位置して、小径歯車102bの内壁106が支持ボス83に回転可能に嵌合している。
第4ギア109は両端がアッパハウジング30の支持ボス64とロアハウジング70の支持ボス85とに支持された支持軸111回りに回転可能で、大径歯車109aが第3ギア102の小径歯車102bと噛み合い、その上方に小径歯車109bを位置させている。
大径歯車109aは小径歯車109bの下端から接続壁110を介して下方に延びたドラム状をなしてその外周に歯を備えている。
小径歯車109bはアッパハウジング30におけるベース33の第3領域S3の上面より高い位置まで延びて、上端部が切り欠き窓55に臨んでいる。
出力軸113は出力ギア114と出力軸部材121とからなる。
出力ギア114は軸筒115に接続壁116を介して接続したドラム状をなしてその外周に歯を備えている。軸筒115の接続壁116に略対応する位置から下部の内壁117は平滑な円筒面をなして、ロアハウジング70の支持ボス89に回転可能に嵌合している。なお、軸筒115の下端は歯の下端よりも下方まで延びて、ロアハウジング70の円形凹部88の底面に着座している。
軸筒115の接続壁116に略対応する位置から上部の内壁は、下部の内壁117より大きな内径を有して、出力軸部材121を保持する保持穴118とされている。保持穴118は全長にわたって2面幅部119を有し、2面幅部119には不図示の軸方向のキー溝が形成されている。
軸筒115の上部の外周は平滑な円筒面をなして、アッパハウジング30におけるヘッド部31のギア支持孔66に回転可能に支持されている。
ギア支持孔66は、ヘッド部31の上壁開口端に、軸筒115を支持している部分より小径でかつ保持穴118における2面幅部119の2面幅より大径の小径部66aを有している。
出力軸部材121は基本形状が円筒の樹脂製または金属製で、軸方向略中央の所定幅の嵌合部122を残して、外周の上部および下部にそれぞれ2面幅部123、124を備えている。嵌合部122は小径部66aに回転可能に嵌合し、下部の2面幅部124は軸筒115の保持穴118の2面幅部119に対応し、保持穴118のキー溝に対応するキー突条125を有している。
出力軸部材121は所定の圧入関係をもってその下部が保持穴118に挿入され、出力ギア114と一体的に結合されている。
出力ギア114の外周縁(歯部)上端からは板状のストッパ片120が上方に突出して、アッパハウジング30のベース33に形成された規制溝68に進入しており、出力ギア114の回動角度範囲を規制するようになっている。なお、ストッパ片120形成部位を含む周方向所定範囲は歯の形成を廃してある(図6参照)。
以上の構成になる駆動系ギア列6により、DCモータ2の回転は減速して出力ギア114に伝達され、出力軸113を便座または便蓋の例えば支軸に連結することにより、便座または便蓋を略水平位置から90°を越える所定角度位置まで駆動することができる。
また第2ギア95に所定以上のトルクが加わったとき大径歯車95aと小径歯車95b間が相対回転するトルクリミッタTLが形成されているので、DCモータ2の停止状態で便座等を急に開閉したり、DCモータ2による駆動方向と逆方向に便座等を開閉した場合でも、DCモータ2や各ギア、その支持軸あるいは支持ボス等に過大な力がかかることによる破損が防止される。
つぎに、角度センサ130の取り付け構造について説明する。
図11は図2におけるB−B部断面図、図12は図2におけるC−C部断面図である。
角度センサ130は、基板131上にポテンショメータ135を備え、センサ歯車137を基板131の下方に位置させるとともに、センサ歯車137の軸138aが基板131およびポテンショメータ135を貫通している。ポテンショメータ135は内部の不図示のロータリー部が軸138aと一体に回転するようになっている。
ここでは、センサ歯車137の歯数は第4ギア109の小径歯車109bの歯数と近似させてある。
基板131は、図3に示されたように、羽子板状の平面形を有し、細幅の前端部にピン孔132を、広幅の後端部に2つのピン孔133を備えて、前述のように、アッパハウジング30の第1支持台49および第2支持台51のピン50、52に各ピン孔132、133を嵌め込んでいる。
また、先の図2に示されたカバー10の押さえボス24は第2支持台51のピン52に対応して設定され、ピン52が挿入可能な孔25を有しており、押さえボス22は第1支持台49のピン50の後側近接位置に設定されている。
とくに図11に示すように、基板131は第1支持台49および第2支持台51の上面に着座するとともに、カバー10の押さえボス22、24によって押さえつけられて位置固定される。そして、カバー10とアッパハウジング30の支持ボス26、53に支持されたセンサ歯車137の軸138aが回転すると、ポテンショメータ135がその回転角度を検出、出力する。
なお、ポテンショメータ135は検出可能な絶対角度範囲が1回転(360°)内に限定されているので、出力軸113(出力ギア114)がその最大回転角度まで回転したとき出力ギア114から第4ギア109を経てセンサ歯車137に至る間の増速比によるセンサ歯車137の回転角度が360°未満となるように、それぞれの歯数が設定される。
図12に示されるように、センサ歯車137はアッパハウジング30のベース33における上面第3領域S3の上面すれすれを回転し、ベース33の上面第1領S1の裏面側(略矩形凹部58)から切り欠き窓55(図4参照)に露出する第4ギア109の小径歯車109bと噛み合っている。
なお、この部分の組立てに当たっては、センサ歯車137はあらかじめポテンショメータに対する初期角度位置にしておく。そして、出力ギアまで含む駆動系ギア列6をアッパハウジング30のベース33の下側に組み付け、アッパハウジング30をロアハウジング70にネジ29で固定した後、出力ギア114をそのストッパ片120が規制溝68の一端に当接するまで回転させて初期角度位置にしてから、センサ歯車137を上方から第4ギア109に噛み合わせる。出力ギア114を初期角度位置にしたかどうかは位置合わせマーク112が切り欠き窓55から露出する位置に来ているかどうかでも確認できる。
センサ歯車137は軸方向直近で軸138bが支持ボス53に支持され、第4ギア109の小径歯車109bのセンサ歯車137との噛み合い部はその支持軸111を支持する支持ボス64直近の上端であり、いずれの支持ボス53、64も同じアッパハウジング30のベース33に形成されている。したがってその軸間距離は、複数部材の誤差の累積による影響を受けることなく、駆動系ギア列6に制動を掛けることのない範囲で歯間のバックラッシュが極力小さくなるように設定された適正値に安定して高精度に保持される。
なお、センサ歯車137は第4ギア109の小径歯車109bと歯数が近似して小径となっており、軸間距離が小さいので、この点でもバックラッシュが小さい。
また、駆動系ギア列6はトルクリミッタTLを含んでいるが、このトルクリミッタTLはセンサ歯車137が噛み合う第4ギア109よりDCモータ2側の第2ギア95に形成されているので、出力ギア114と第4ギア109間に滑りを発生させることはなく、出力軸113の回転位置を角度センサ130によって常に高精度で検出することができる。
本実施の形態では、DCモータ2が発明におけるモータに該当し、カバー10、アッパハウジング30およびロアハウジング70がケースを構成するケース部材に該当し、また、第4ギア109が参照ギアに該当する。そして、ストッパ片120と規制溝68とで規制手段を構成している。
センサ歯車137の軸138b、第4ギア109の支持軸111および出力ギア114の軸筒115が発明における支軸に該当する。
アッパハウジング30の上面第1領域S1が第1壁に、上面第3領域S3が第2壁に該当し、支持ボス64が参照ギアの支持部に該当する。
また、取付け孔39a、39bからネジ孔75a、75bにネジ9をねじ込む部位が固定部に該当している。そして、基板131が配線基板に該当する。
本実施例は以上のように構成され、カバー10、アッパハウジング30およびロアハウジング70からなるケース7に駆動系ギア列6と角度センサ130を収納したギアードモータ1において、角度センサ130のセンサ歯車137と、これと噛み合う駆動系ギア列6の第4ギア109、出力ギア114とが同一のアッパハウジング30に直接保持された軸(支持軸、軸筒)に支持されているものとしたので、センサ歯車137と第4ギア109の軸間距離が高精度に保持される。すなわち、角度センサ130のセンサ歯車137の下側の軸138bを支持する支持ボス53と、第4ギア109を回転可能に支持する支持軸111の上端が挿入される軸孔65が同一のアッパハウジング30に構成される。
さらに、出力ギア114に設けたストッパ片120とアッパハウジング30に形成した規制溝68により出力軸113の回動範囲を規制するようにしているので、出力軸113の初期角度位置である規制溝68の一端にストッパ片120を位置させた状態でセンサ歯車137と第4ギア109を噛み合わせることができる。
これらにより、角度センサ130によって検出される出力軸113の回転位置が正確に得られる。
第4ギア109がアッパハウジング30の下側に配置され、アッパハウジング30は第4ギア109を支持する支持ボス64を備える上面第1領域S1(略矩形凹部58)とこれより下方にオフセットした上面第3領域S3を有するとともに、両者間の段差部に切り欠き窓55を有し、センサ歯車137は上面第3領域S3に支持されてその上側に配置され、切り欠き窓55から上面第3領域S3側に露出する第4ギア109と噛み合うので、第4ギア109をアッパハウジング30の下側に組み込むとともに出力軸113を初期角度位置にした状態で、その後、上方からセンサ歯車137を取り付けることができる。
切り欠き窓55は、第4ギア109のセンサ歯車137と噛み合っている歯に隣接する所定数の他の歯まで上面第3領域S3側に露出させているので、第4ギア109の位置合わせマーク112を確認できるなどセンサ歯車137を取り付ける作業が容易である。
アッパハウジング30とロアハウジング70とをネジ9で結合する固定部(取付け孔39a、ネジ孔75a)は第1ギア91と軸方向で重なる位置と、センサ歯車137と重なる位置とに設けられているので、それぞれの回転軸と直交する平面スペースを必要とせず、ギアードモータ全体を小型のものとすることができる。
また、角度センサ130の基板131は、アッパハウジング30の上面第3領域S3上に配置される一方、アッパハウジング30の下側に配置された第3ギア102とその軸方向において重なっているので、この点でも平面スペースを必要とせず、ギアードモータ全体をさらに小型のものとすることができる。
出力軸113は第4ギア109に対して減速され、出力軸113の最大回転角度が180°未満の所定値に規制される一方、出力軸113の最大回転角度に対応するセンサ歯車137の最大回転角度を360°未満に設定することにより、出力軸113の回転角度よりセンサ歯車137の回転角度が大きくなり、角度センサ130の検出精度が向上する。
なお、実施の形態ではモータをDCモータとしたが、これに限らず、制御目的に応じてステッピングモータやその他適宜に選択することができる。
また、駆動系ギア列6はDCモータ2のピニオンギア90と出力軸113の出力ギア114との間に第1ギア91から第4ギア109を備えて5段の減速機構を形成するものとしたが、これに限定されず、任意の段数を選択可能である。
センサ歯車137と噛み合う参照ギアを出力ギア114と噛み合う第4ギア109としたが、第3ギア102などさらに前段のギアを参照ギアとしてセンサ歯車137を噛み合わせてもよい。ただし、出力ギア114からセンサ歯車137までの累積バックラッシュがより小さい点で、参照ギアは出力ギア114と噛み合う最終段の第4ギア109とした実施の形態が有利である。
また、実施の形態では支軸としての軸138bはセンサ歯車137と一体の回転軸、支持軸111は第4ギア109と別体の固定軸、そして軸筒115は出力ギア114と一体で支持ボス89に対して回転する回転軸としたが、支軸は回転軸であるか固定軸であるかを問わず、同一部材に直接保持されていればよい。
実施の形態では、規制手段として、ストッパ片120を出力ギア114に設け、規制溝68をアッパハウジング30に形成したが、これに限定されず、アッパハウジング30にストッパ片を形成し、出力ギア114に規制溝を形成してもよい。
さらには、ストッパ片と規制溝を出力ギア114とロアハウジング70の間、すなわち、ストッパ片と規制溝の一方を出力ギア114に形成し、ストッパ片と規制溝の他方をロアハウジング70に形成することもできる。ただし、規制手段の構成の一部をアッパハウジング30側に形成している実施の形態が、アッパハウジング30がセンサ歯車137を支持しているのと同じ部材であることから初期角度位置の対応関係などにおける精度が高い点で有利である。
角度センサ130の基板131は剛性のものとしたが、これに限定されず、例えばフレキシブル基板であってもよい。
実施の形態は便座や便蓋等の開閉駆動用ギアードモータとして説明したが、本発明は洗濯機のカバーや冷蔵庫の扉、その他の用途のギアードモータにも適用可能である。
1 ギアードモータ
2 DCモータ
3 モータ出力軸
4 突出部
5 ネジ孔
6 駆動系ギア列
7 ケース
8、9 ネジ
10 カバー
11 上壁
12a、12b、12c、12d 側壁
13 切り欠き凹部
14 フランジ
15a、15b 取付け孔
16 突出リング
17 押さえブロック
18 逃げ穴
19 切り欠き
20、26 支持ボス
21 軸孔
22、24 押さえボス
25 孔
27 軸孔
29 ネジ
30 アッパハウジング
31 ヘッド部
32 略矩形部
33 ベース
34b、34c、34d 側壁
35a、35b ネジ孔
36 凹部
37 切り欠き凹部
38 フランジ
39a、39b 取付け孔
40a、40b 基部
41a、41b 固定用穴
42 突出リング
43 モータ取付け凹部
44 モータ軸貫通孔
45 取付け孔
46 切り欠き
47 矩形穴
48 ピン
49 第1支持台
50、52 ピン
51 第2支持台
53 支持ボス
54 軸孔
55 切り欠き窓
56 ギア貫通孔
58 略矩形凹部
60、62、64 支持ボス
61、63、65 軸孔
66 ギア支持孔
66a 小径部
68 規制溝
70 ロアハウジング
71 底壁
72a、72b、72c、72d 側壁
74a、74b 固定用ボス
75a、75b ネジ孔
76 凹部
78 モータ指標
79、81、83、85、89 支持ボス
80、82、84、86 軸孔
88 円形凹部
90 ピニオンギア
91 第1ギア
91a 大径歯車
91b 小径歯車
92 軸孔
93 突出リング
94、100、107、111、 支持軸
95 第2ギア
95a 大径歯車
95b 小径歯車
96 カム面
97 基部
98 アーム
99 爪
102 第3ギア
102a 大径歯車
102b 小径歯車
103 軸筒
104 接続壁
105 軸孔
106 内壁
109 第4ギア
109a 大径歯車
109b 小径歯車
110 接続壁
112 位置合わせマーク
113 出力軸
114 出力ギア
115 軸筒
116 接続壁
117 内壁
118 保持穴
119 2面幅部
120 ストッパ片
121 出力軸部材
122 嵌合部
123、124 2面幅部
125 キー突条
130 角度センサ
131 基板
132、133 ピン孔
135 ポテンショメータ
137 センサ歯車
138a、138b 軸
S1 上面第1領域
S2 上面第2領域
S3 上面第3領域
T1 第1領域
T2 第2領域
T3 第3領域
T4 第4領域
T5 第5領域
TL トルクリミッタ

Claims (11)

  1. ケースと、該ケースにそれぞれ収納されたモータ、該モータの回転を出力軸に伝達する駆動系ギア列、および出力軸の回動角度を検出するためのセンサ歯車を備える角度センサとを有するギアードモータにおいて、
    前記ケースが複数のケース部材から構成され、
    前記センサ歯車と、前記駆動系ギア列における前記センサ歯車と噛み合う参照ギアから順次前記出力軸までのギアとが支軸に支持され、
    前記支軸は前記ケース部材のうちの同一部材に直接保持され、
    前記出力軸の回動範囲を規制する規制手段を有していると共に、
    前記ケースがロアハウジングと該ロアハウジングの上に重なるアッパハウジングとを有して、該アッパハウジングが前記同一部材であり、
    前記駆動系ギア列のギアおよび前記センサ歯車はそれぞれの回転軸を上下方向とし、
    前記参照ギアから前記出力軸までのギアが前記アッパハウジングの下側に配置され、
    前記アッパハウジングは、前記参照ギアの支持部を備える第1壁と、該第1壁より下方
    にオフセットした第2壁を有するとともに、両壁間の段差部に切り欠き窓を有し、
    前記センサ歯車は前記第2壁に支持され該第2壁の上側に配置されて、前記切り欠き窓
    から第2壁側に露出する前記参照ギアと噛み合うことを特徴とするギアードモータ。
  2. 前記規制手段が、前記出力軸と前記ケースの一方に設けたストッパ片と、前記出力軸と前記ケースの他方に設けられ前記ストッパ片と係合可能で前記出力軸まわりの周方向に延びる規制溝とからなることを特徴とする請求項1に記載のギアードモータ。
  3. 前記切り欠き窓は、前記参照ギアの前記センサ歯車と噛み合っている歯に隣接する所定数の他の歯まで前記第2壁側に露出させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のギアードモータ。
  4. 前記出力軸が前記アッパハウジングに支持され、
    前記ストッパ片が前記出力軸と前記アッパハウジングの一方に設けられ、前記規制溝が出力軸と前記アッパハウジングの他方に設けられていることを特徴とする請求項に記載のギアードモータ。
  5. 前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは複数の固定部で互いに結合され、
    前記固定部の1つが前記駆動系ギア列におけるいずれかのギアと軸方向に重なる位置に設定されていることを特徴とする請求項からのいずれか1に記載のギアードモータ。
  6. 前記固定部と重なるギアが前記モータのピニオンギアと噛み合うギアであることを特徴とする請求項に記載のギアードモータ。
  7. 前記アッパハウジングと前記ロアハウジングは複数の固定部で互いに結合され、
    前記固定部の1つが前記センサ歯車と軸方向に重なる位置に設定されていることを特徴とする請求項からのいずれか1に記載のギアードモータ。
  8. 前記角度センサが前記アッパハウジングの前記第2壁上に配置される配線基板を含み、
    前記駆動系ギア列における前記参照ギアと異なる少なくとも1つのギアが前記アッパハウジングの下側において軸方向に前記配線基板と重なっていることを特徴とする請求項に記載のギアードモータ。
  9. 前記参照ギアが前記出力軸の歯車と噛み合うギアであることを特徴とする請求項1からのいずれか1に記載のギアードモータ。
  10. 前記出力軸は前記参照ギアに対して減速され、
    前記出力軸の最大回転角度が180°未満の所定値に規制されるとともに、前記出力軸の最大回転角度に対応する前記センサ歯車の最大回転角度が360°未満に設定されていることを特徴とする請求項に記載のギアードモータ。
  11. 前記駆動系ギア列における各ギアがそれぞれ大径歯車と小径歯車とを有して、前記モータの回転が順次減速して前記出力軸に伝達されることを特徴とする請求項1から10のいずれか1に記載のギアードモータ。
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