JP6456036B2 - モータ - Google Patents

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本発明は、出力軸においてモータ本体部から突出している部分の周方向の一部に平坦面が形成されたモータに関するものである。
モータでは、ステータを備えたモータ本体部から出力軸が突出しており、出力軸においてモータ本体部から突出している部分には、歯車等の出力部材が嵌められて固定されている(特許文献1参照)。
特開2009−290925号公報
特許文献1に記載の構成のように、出力軸に歯車を固定するには、図4(a)に示すように、出力軸40においてモータ本体部2の出力側端部21から出力側L1に離間した部分に平坦面42を形成する一方、歯車90の穴91にも平坦面92を形成することにより、出力軸40に対する歯車90の空回りが防止される。また、研削加工等によって出力軸40に平坦面42を形成する際に湾曲面43が形成されると、平坦面42は、モータ本体部2の出力側端部21から大きく離間した部分に形成されることになる。このため、軸線L方向における平坦面42の形成範囲(出力軸40に対する歯車90の圧入長さ(圧入代))を長くすることにより、出力軸40に対する歯車90の固定強度を高めた場合、モータの軸線L方向の寸法が長くなってしまうという問題点がある。
なお、図4(b)に示すように、歯車90の穴91に段部91aを設け、歯車90を湾曲面43と重なる位置に固定すれば、モータの軸線L方向の寸法を短くできるが、かかる構成の場合、出力軸40に対する歯車90の固定強度が低下するため、好ましくない。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、歯車等の出力部材を取り付けるための平坦面を軸線方向において広く形成して出力軸に対する出力部材の固定強度を高めた場合でも、軸線方向の寸法を短縮することができるモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るモータは、ステータを備えたモータ本体部と、該モータ本体部から出力側に向けて突出した出力軸と、を有し、前記出力軸において、少なくとも前記モータ本体部から突出している部分の外周面には、周方向の一部に平坦面が形成され、前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記平坦面の反出力側の縁が、前記モータ本体部において最も出力側に位置する出力側端部と重なる位置または当該出力側端部より反出力側の位置にあり、前記出力側端部は、前記モータ本体部において前
記出力軸を回転可能に支持する軸受の出力側の端面であり、前記出力軸の外周面の一部には、前記平坦面の反出力側の縁に反出力側で繋がる湾曲面が形成されており、前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記湾曲面の反出力側の縁は、前記軸受において前記出力軸が貫通する軸穴の軸線方向の途中位置にあり、前記軸穴は、前記出力軸の外周面を回転可能に支持する第1軸穴部分と、該第1軸穴部分に対して出力側で隣り合う位置に形成され、前記第1軸穴部分より内径が大の第2軸穴部分と、が形成されており、前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記湾曲面の反出力側の縁は、前記第2軸穴部分に位置することを特徴とする。
本発明では、出力軸において、少なくともモータ本体部から突出している部分の外周面には、歯車等の出力部材を取り付けるための平坦面が形成され、かかる平坦面の反出力側の縁は、モータ本体部において最も出力側に位置する出力側端部と重なる位置、または出力側端部より反出力側の位置にある。このため、出力軸において、出力側端部に近い位置から出力部材の固定に用いることができる。従って、軸線方向における平坦面の形成範囲を広く確保して、出力軸に対する出力部材の固定強度を高めた場合でも、モータの軸線方向の寸法を短縮することができる。また、研削加工等によって出力軸に平坦面を形成する際、平坦面の反出力側に湾曲面が形成された場合でも、湾曲面は、モータ本体部の出力側端部(軸受の出力側の端面)より反出力側に位置することになる。このような場合でも、軸穴は、出力軸の外周面を支持する第1軸穴部分と、第1軸穴部分に対して出力側で隣り合う位置に形成され、前記第1軸穴部分より内径が大の第2軸穴部分と、が形成されており、出力軸に対して直交する方向からみたとき、湾曲面の反出力側の縁は、第2軸穴部分に位置する。このため、湾曲面のエッジが、内径が小の第1軸穴部分の内部に位置しないので、軸受は、出力軸を安定した状態に支持することになる。また、出力軸は、平坦面や湾曲面より反出力側において、平坦面や湾曲面が形成されていない部分が軸受に支持されるため、出力軸を安定に支持することができる。
本発明において、前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記平坦面の反出力側の縁は、前記出力側端部より反出力側の位置にある構成を採用することができる。
本発明において、前記出力軸において前記出力側端部から突出している部分には出力部材が固定されていることが好ましい。
本発明において、前記出力部材は、例えば、歯車である。
本発明では、出力軸において、少なくともモータ本体部から突出している部分の外周面には、歯車等の出力部材を取り付けるための平坦面が形成され、かかる平坦面の反出力側の縁は、モータ本体部において最も出力側に位置する出力側端部と重なる位置、または出力側端部より反出力側の位置にある。このため、出力軸において、出力側端部に近い位置から出力部材の固定に用いることができる。従って、軸線方向における平坦面の形成範囲を広く確保して、出力軸に対する出力部材の固定強度を高めた場合でも、モータの軸線方
向の寸法を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係るモータの半断面図である。 本発明の実施の形態1に係るモータにおける出力軸への出力部材の固定構造を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るモータにおける出力軸への出力部材の固定構造を示す断面図である。 本発明の参考例に係るモータにおける出力軸への出力部材の固定構造を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用したモータを説明する。以下の説明では、出力軸40の軸線をLとし、軸線Lの延在方向(軸線L方向)のうち、出力軸40がモータ本体部2から突出している側を出力側L1とし、出力軸40がモータ本体部2から突出している側とは反対側を反出力側L2として説明する。また、以下の説明では、各構成の対応関係が分かりやすいように、図4を参照して説明した構成に対応する部分には同一の符号を付して説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係るモータ1の半断面図である。図1に示すように、本形態のモータ1はステッピングモータであり、ステータ20を備えたモータ本体部2から出力側L1に向けて出力軸40が突出した構造を有している。モータ本体部2は、筒状のステータ20を有しており、ステータ20の内側には、出力軸40の反出力側L2の部分が位置し、かかる出力軸40の反出力側L2の部分に対して永久磁石49が接着剤48により固定されて、ロータ4が構成されている。本形態において、出力軸40は、図2を参照して後述する平坦面42や湾曲面43が形成されている部分以外は全て、丸棒状である。モータ本体部2は、出力側L1の第1軸受5と反出力側L2の第2軸受6とを有しており、出力軸40は、第1軸受5および第2軸受6によって回転可能に支持されている。
ステータ20は、巻線14aが巻回された環状のコイルボビン15a、内ステータコア12a、および外ステータコア10aからなる第1ステータ組20aと、巻線14bが巻回された環状のコイルボビン15b、内ステータコア12b、および外ステータコア10bからなる第2ステータ組20bとによって構成されている。コイルボビン15a、15bは軸線L方向に向かって重ねて配置している。
コイルボビン15aにおいて、軸線L方向の両側には外ステータコア10aおよび内ステータコア12aが重ねて配置され、この状態で、コイルボビン15aの内周側では、外ステータコア10aに形成された極歯11aと内ステータコア12aに形成された極歯11bとが周方向に交互に並んでいる。コイルボビン15bも、コイルボビン15aと同様、軸線L方向の両側には外ステータコア10bおよび内ステータコア12bが重ねて配置され、この状態で、コイルボビン15bの内周側では、外ステータコア10bに形成された極歯13aと内ステータコア12bに形成された極歯13bとが周方向に交互に並んでいる。コイルボビン15a、15bはいずれも絶縁性を有する樹脂によって成形されており、外ステータコア10a、10bと内ステータコア12a、12bはいずれも磁性金属部材で構成されている。
ステータ20の外周側には端子台16a、16bが配置されており、端子台16a、16bは各々、コイルボビン15a、15bと一体に形成されている。端子台16a、16
bには各々、巻線14a、14bの端部が絡げられた端子ピン17a、17bが保持されている。
モータ本体部2において、ステータ20の出力側L1の端面には第1プレート7が溶接等によって固定され、第1プレート7において軸線Lが通る位置には、第1軸受5を保持する貫通穴71が形成されている。本形態において、第1軸受5は、軸線Lと同軸上の円筒部51と、円筒部51の出力側L1の端部で拡径する環状のフランジ部52とを有しており、円筒部51およびフランジ部52には、出力軸40が貫通する軸穴53が形成されている。かかる第1軸受5は、出力側L1から円筒部51を第1プレート7の貫通穴71に挿入した後にカシメすることによって、第1プレート7に保持されている。その結果、第1軸受5のフランジ部52は、第1プレート7の出力側L1の面に重なって、第1プレート7の出力側L1の面から出力側L1に向かって突出した状態にある。従って、本形態では、第1軸受5の出力側L1の面50(フランジ部52の出力側L1の面50)によって、モータ本体部2の最も出力側L1に位置する出力側端部21が構成されている。
モータ本体部2において、ステータ20の反出力側L2の端面には第2プレート8が溶接等によって固定され、第2プレート8において軸線Lが通る位置には、第2軸受6を保持する貫通穴81が形成されている。本形態において、第2軸受6は、軸線Lと同軸上の円筒部61と、円筒部61の反出力側L2の端部で拡径する環状のフランジ部62とを有しており、円筒部61およびフランジ部62には、出力軸40が貫通する軸穴53が形成されている。かかる第2軸受6は、反出力側L2から円筒部61を第2プレート8の貫通穴81に挿入した後にカシメすることによって、第2プレート8に保持されている。その結果、第2軸受6のフランジ部62は、第2プレート8の反出力側L2の面に重なって、第2プレート8から反出力側L2に向かって突出した状態にある。なお、出力軸40においてロータ4の永久磁石49に反出力側L2で隣り合う位置には環状のワッシャ47が嵌められており、ワッシャ47は、永久磁石49と第2軸受6との間に介在している。
このように構成したモータ1において、出力軸40のモータ本体部2から突出している突出部分45には、環状あるいは円筒状の出力部材9が固定されている。出力部材9は、歯車90やプーリ(図示せず)等であり、本形態において、出力部材9は、外周面96に歯(図示せず)が形成された歯車90である。
(出力軸40に対する出力部材9の固定構造)
図2は、本発明の実施の形態1に係るモータ1における出力軸40への出力部材9の固定構造を示す説明図であり、図2(a)、(b)、(c)は、出力軸40の出力側L1の端部の構成を示す説明図、出力軸40の出力側L1の端部に出力部材9を固定した様子を出力側L1からみた正面図、および出力軸40の出力側L1の端部に出力部材9を固定した様子を軸線Lに対して直交する方向からみた断面図である。
図2に示すように、本形態のモータ1においては、出力軸40の突出部分45に歯車90(出力部材9)を固定するにあたって、少なくとも突出部分45の外周面41には、周方向の一部に平坦面42が形成されており、平坦面42は、出力軸40の出力側L1の端部46まで形成されている。本形態において、平坦面42は、出力軸40の周方向の一箇所に形成されており、出力軸40において平坦面42が形成されている部分は、断面D字形状になっている。
かかる形状に対応して、歯車90に形成された穴91の内周面の周方向の一部は平坦面92になっており、歯車90の穴91に出力軸40の突出部分45を嵌めた際、平坦面42と平坦面92とが接触することにより、歯車90は、空回りが阻止された状態で出力軸40に固定されている。本形態において、歯車90(出力部材9)は樹脂製であり、歯車
90の穴91に出力軸40の突出部分45を圧入することによって、歯車90は出力軸40に固定されている。この状態で、歯車90は、軸線L方向において、出力軸40の突出部分45のうち、平坦面42が形成されている範囲のみに固定されており、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、出力軸40の出力側L1の端部46と、歯車90の出力側L1の端面98とは重なっている。また、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、歯車90の反出力側L2の端面99と、モータ本体部2において最も出力側に位置する出力側端部21(第1軸受5の出力側L1の面50)とは、離間距離gを隔てて離間している。また、本形態では、研削加工等によって出力軸40に平坦面42を形成した際、出力軸40の外周面41の一部には、平坦面42の反出力側L2の縁421に反出力側L2で繋がる湾曲面43が形成されている。
ここで、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、平坦面42の反出力側L2の縁421は、モータ本体部2において最も出力側L1に位置する出力側端部21(第1軸受5の出力側L1の面50)と重なる位置、または出力側端部21より反出力側L2の位置にある。本形態において、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、平坦面42の反出力側L2の縁421は、モータ本体部2の出力側端部21と重なる位置にある。従って、出力軸40においてモータ本体部2の出力側端部21から突出している突出部分45の軸線L方向の全体にわたって平坦面42が形成されている。
また、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、湾曲面43は、モータ本体部2の出力側端部21より反出力側L2に位置する。本形態では、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、湾曲面43の反出力側L2の縁431は、第1軸受5の軸穴53の軸線L方向の途中位置にある。
本形態において、軸穴53は、出力軸40の外周面41を支持する第1軸穴部分536と、第1軸穴部分536に対して出力側L1で隣り合う位置に形成された第2軸穴部分537とを備えており、第2軸穴部分537は、第1軸穴部分536より内径が大である。このため、第1軸穴部分536は、出力軸40の外周面41に接しているが、第2軸穴部分537は、出力軸40の外周面41に接していない。このように構成した軸穴53の内側において、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、湾曲面43の反出力側L2の縁431は、第2軸穴部分537の軸線L方向の略中間位置にある。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のモータ1では、出力軸40において、少なくともモータ本体部2から突出している突出部分45の外周面41には、歯車90等の出力部材9を取り付けるための平坦面42が形成され、かかる平坦面42の反出力側L2の縁421は、モータ本体部2の出力側端部21と重なる位置にある。このため、出力軸40においてモータ本体部2の出力側端部21から突出している突出部分45の軸線L方向の全体にわたって平坦面42が形成されている。従って、出力軸40において、出力側端部21に近い位置から出力部材9(歯車90)の固定に用いることができるので、歯車90の反出力側L2の端面99と、モータ本体部2の出力側端部21の離間距離gが狭い。それ故、軸線L方向における平坦面42の形成範囲を広く確保して、出力軸40に対する歯車90の圧入長さ(圧入代)を長くすることにより、出力軸40に対する出力部材9の固定強度を高めた場合でも、出力軸40の突出部分45の長さが短い。よって、モータ1の軸線L方向の寸法を短縮することができる。逆にいえば、出力軸40の突出部分45の長さが短い場合でも、出力軸40に対する出力部材9の固定強度が大である。
また、出力軸40の外周面41に湾曲面43を形成した場合でも、湾曲面43は、モータ本体部2の出力側端部21より反出力側L2に位置するので、歯車90の反出力側L2の端面99と、モータ本体部2の出力側端部21の離間距離gが狭い。このため、出力軸
40の突出部分45の長さが短いので、モータ1の軸線L方向の寸法を短縮することができる。
また、湾曲面43の反出力側L2の縁431は、第1軸受5の軸穴53の軸線L方向の途中位置にあるため、出力軸40は、平坦面42や湾曲面43より反出力側L2において、平坦面42や湾曲面43が形成されていない丸棒部分が第1軸受5に支持される。このため、出力軸40を安定に支持することができる。
また、湾曲面43の反出力側L2の縁431は、軸穴53のうち、内径が大きい第2軸穴部分537の内側に位置し、湾曲面43のエッジは、内径が小さな第1軸穴部分536の内側に位置しない。従って、軸穴53の内周面に湾曲面43のエッジが接することがないので、第1軸受5は、出力軸40を安定した状態に支持することになる。
また、歯車90(出力部材9)は樹脂製であるため、安価に構成することができるとともに、歯車90の穴91に出力軸40の突出部分45を圧入することによって、歯車90を空回りが阻止された状態で出力軸40に固定することができる。また、本形態では、歯車90(出力部材9)が樹脂製であるため、歯車90の軸線L方向の寸法(厚さ)が大である。従って、平坦面42が軸線L方向において長く形成されているが、歯車90の反出力側L2の端面99と、モータ本体部2の出力側端部21の離間距離gが狭いため、出力軸40の突出部分45の長さが短い。それ故、モータ1の軸線L方向の寸法を短縮することができる。
[実施の形態2]
図3は、本発明の実施の形態2に係るモータ1における出力軸40への出力部材9の固定構造を示す断面図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図3に示すように、本形態のモータ1においても、実施の形態1と同様、出力軸40の突出部分45に歯車90(出力部材9)を固定するにあたって、少なくとも突出部分45の外周面41には、周方向の一部に平坦面42が形成されており、平坦面42は、出力軸40の出力側L1の端部46まで形成されている。平坦面42は、出力軸40の周方向の一箇所に形成されており、出力軸40において平坦面42が形成されている部分は、断面D字形状になっている。
ここで、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、平坦面42の反出力側L2の縁421は、モータ本体部2において最も出力側L1に位置する出力側端部21(第1軸受5の出力側L1の面50)より反出力側L2の位置にある。従って、出力軸40においてモータ本体部2の出力側端部21から突出している突出部分45の軸線L方向の全体にわたって平坦面42が形成されている。また、出力軸40に対して直交する方向からみたとき、湾曲面43も、モータ本体部2の出力側端部21より反出力側L2に位置する。この場合でも、湾曲面43の反出力側L2の縁431は、第1軸受5の軸穴53の軸線L方向の途中位置にあり、第2軸穴部分537の内側に位置する。
このような形態であっても、実施の形態1と同様、歯車90の反出力側L2の端面99と、モータ本体部2の出力側端部21の離間距離gが狭い。このため、出力軸40に対する歯車90を圧入長さ(圧入代)を長くすることにより、出力軸40に対する出力部材9の固定強度を高めた場合でも、出力軸40の突出部分45の長さが短い。それ故、モータ1の軸線L方向の寸法を短縮することができる等、実施の形態1と同様な効果を奏する。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、モータ1としてステッピングモータを例示したが、交流モータやブラシモータ等、ステッピングモータ以外のモータに本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、出力部材9が樹脂製である場合を例示したが、出力部材9が金属製等である場合に本発明を適用してもよい。
上記実施の形態では、出力軸40の突出部分45が断面D字形状の場合を例示したが、突出部分45が断面角形である場合や、周方向の2個所に平坦面を形成した場合等、平坦面が2面以上形成されている場合に本発明を適用してもよい。
1 モータ
2 モータ本体部
20 ステータ
4 ロータ
40 出力軸
41 出力軸の外周面
42 出力軸の平坦面
421 平坦面の反出力側の縁
43 湾曲面
431 湾曲面の反出力側の縁
45 突出部分
49 永久磁石
5 第1軸受
50 第1軸受の出力側の面
51 円筒部
52 フランジ部
53 軸穴
536 第1軸穴部分
537 第2軸穴部分
6 第2軸受
7 第1プレート
8 第2プレート
9 出力部材
90 歯車
L 出力軸の軸線
L1 出力側
L2 反出力側

Claims (4)

  1. ステータを備えたモータ本体部と、
    該モータ本体部から出力側に向けて突出した出力軸と、
    を有し、
    前記出力軸において、少なくとも前記モータ本体部から突出している部分の外周面には、周方向の一部に平坦面が形成され、
    前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記平坦面の反出力側の縁が、前記モータ本体部において最も出力側に位置する出力側端部と重なる位置または当該出力側端部より反出力側の位置にあり、
    前記出力側端部は、前記モータ本体部において前記出力軸を回転可能に支持する軸受の出力側の端面であり、
    前記出力軸の外周面の一部には、前記平坦面の反出力側の縁に反出力側で繋がる湾曲面が形成されており、
    前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記湾曲面の反出力側の縁は、前記軸受において前記出力軸が貫通する軸穴の軸線方向の途中位置にあり、
    前記軸穴は、前記出力軸の外周面を回転可能に支持する第1軸穴部分と、該第1軸穴部分に対して出力側で隣り合う位置に形成され、前記第1軸穴部分より内径が大の第2軸穴部分と、が形成されており、
    前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記湾曲面の反出力側の縁は、前記第2軸穴部分に位置することを特徴とするモータ。
  2. 前記出力軸に対して直交する方向からみたとき、前記平坦面の反出力側の縁は、前記出力側端部より反出力側の位置にあることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記出力軸において前記出力側端部から突出している部分には出力部材が固定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記出力部材は歯車であることを特徴とする請求項3に記載のモータ。
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