JP2019039545A - 減速装置および駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】減速装置および駆動装置のバックラッシュを低減すること。【解決手段】実施形態によれば、減速装置は、入力側の内歯車である第1内歯車と、第1内歯車に噛合し、第1内歯車の中心軸に対して回転する第1遊星歯車と、第1内歯車に対して中心軸方向に並んで配設された出力側の内歯車である第2内歯車と、第2内歯車に噛合し、第1遊星歯車と一体となって回転する第2遊星歯車と、第1遊星歯車および第2遊星歯車を回転自在に支持する回転中心軸部と、中心軸に対して回転し、回転中心軸部を保持するとともに、第1遊星歯車あるいは第2遊星歯車のいずれか、または前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車の両方を第1内歯車または第2内歯車の径方向外側に向けて付勢する板バネとを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、減速装置および駆動装置に関する。
従来、遊星歯車を用いた減速装置において、モータのケースと内歯車との間にスラストワッシャーを設けることで、モータの回転軸の軸方向における内歯車のがたを低減することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記した減速装置では、内歯車と、内歯車に噛合する遊星歯車の噛み合いにはクリアランスが存在し、クリアランスを原因とするバックラッシュが発生する、という問題点がある。
本発明は、上記を課題の一例とするものであり、バックラッシュを低減する減速装置および駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る減速装置は、入力側の内歯車である第1内歯車と、前記第1内歯車に噛合し、前記第1内歯車の中心軸に対して回転する第1遊星歯車と、前記第1内歯車に対して前記中心軸方向に並んで配設された出力側の内歯車である第2内歯車と、前記第2内歯車に噛合し、前記第1遊星歯車と一体となって回転する第2遊星歯車と、前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車を回転自在に支持する回転中心軸部と、前記中心軸に対して回転し、前記回転中心軸部を保持するとともに、前記第1遊星歯車あるいは前記第2遊星歯車のいずれか、または前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車の両方を前記第1内歯車または前記第2内歯車の径方向外側に向けて付勢する板バネとを備える。
本発明の一態様によれば、バックラッシュを低減する減速装置および駆動装置を提供できる。
以下、実施形態に係る減速装置および駆動装置について図面を参照して説明する。
[減速装置の基本構造および作用]
まず、減速装置(差動減速装置)100の一般的な基本構造について図1および図2を参照して説明する。図1は、一般的な減速装置100の構造図である。なお、図1では、内部を理解し易いように外装を一部カットしている。図2は、図1に示す減速装置100の中心断面図である。
まず、減速装置(差動減速装置)100の一般的な基本構造について図1および図2を参照して説明する。図1は、一般的な減速装置100の構造図である。なお、図1では、内部を理解し易いように外装を一部カットしている。図2は、図1に示す減速装置100の中心断面図である。
減速装置100は、キャリア101と、回転中心軸部102と、第1内歯車103と、第1遊星歯車104と、第2内歯車105と、第2遊星歯車106とを備える。
キャリア101は、入力軸部107に接続され、入力軸部107の回転に伴い回転する。すなわち、キャリア101は、入力軸部107と一体となり回転する。入力軸部107は、例えば、モータに取り付けられ、モータで発生した回転が伝達される。
回転中心軸部102は、キャリア101に接続され、キャリア101と一体となり回転する。
第1内歯車103は、入力側の内歯車であり、入力側の第1ハウジング108と一体に形成されている。第1内歯車103は、入力軸部107と同軸に配設される。第1内歯車103が形成された第1ハウジング108は、例えば、モータのモータハウジング(不図示)に取り付けられる。
第1遊星歯車104は、回転中心軸部102が挿通され、回転中心軸部102とともに、第1内歯車103の中心軸に対して回転可能である。また、第1遊星歯車104は、回転中心軸部102に回転自在に支持され、回転中心軸部102の中心軸P11に対して回転可能である。第1遊星歯車104は、第1内歯車103と噛合する。第1遊星歯車104は、キャリア101(回転中心軸部102)の回転に伴って第1内歯車103と噛み合いながら回転する。
なお、入力軸部107の回転軸P10は、第1内歯車103の中心軸と一致しており、以下では、入力軸部107の回転軸P10を用いて説明する。また、以下において、「径方向」とは、第1内歯車103や、第2内歯車105や、入力軸部107などの径方向を示し、「周方向」とは、第1内歯車103や、第2内歯車105や、入力軸部107などの周方向を示す。
第2内歯車105は、出力側の内歯車であり、出力軸部109と一体に形成され、出力軸部109とともに出力側の第2ハウジング110に回転自在に支持されている。第2内歯車105は、第1内歯車103に対して入力軸部107の回転軸P10方向に並んで配設される。第2内歯車105は、入力軸部107と同軸に形成される。
第2遊星歯車106は、第1遊星歯車104と一体に形成され、回転中心軸部102が挿通され、入力軸部107の回転軸P10に対して回転可能である。また、第2遊星歯車106は、回転中心軸部102に回転自在に支持され、回転中心軸部102の中心軸に対して回転可能である。第2遊星歯車106は、第2内歯車105と噛合する。第2遊星歯車106は、キャリア101の回転に伴って第2内歯車105と噛み合いながら回転する。
減速装置100では、キャリア101は、入力軸部107の回転軸P10に対して公転し、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106は、キャリア101とともに入力軸部107の回転軸P10に対して公転する。また、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106は、キャリア101に保持された回転中心軸部102の中心軸に対して自転する。
仮に、第1内歯車103および第2内歯車105の歯数が同一であり、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106の歯数が同一の場合には、入力軸部107を回転させて、キャリア101を回転させても、出力軸部109(第2内歯車105)は回転しない。
減速装置100は、第1内歯車103および第2内歯車105の歯数に差を持たせ、かつ第1遊星歯車104および第2遊星歯車106の歯数に差を持たせている。これにより、減速装置100は、入力軸部107の回転数に対して、所定の減速比によって出力軸部109を回転させることができる。
例えば、第1内歯車103の歯数を102歯とし、第1遊星歯車104の歯数を34歯とし、キャリア101を入力軸部107の回転軸P10に対して1回転させた場合には、第1遊星歯車104は、第1内歯車103に対して3(=102÷34)回転する。
すると、第1遊星歯車104と一体に形成されている第2遊星歯車106は、第1遊星歯車104と同じ回転数で回転する。
ここで、第2遊星歯車106の歯数を33歯、第2内歯車105の歯数を100歯とすると、第1遊星歯車104が3回転した場合には、第2遊星歯車106も3回転する。そのため、キャリア101が入力軸部107の回転軸P10に対して1回転して元の位置に戻ってきた時には、3回転した第2遊星歯車106の歯は、99(=33×3)歯進んでいることになる。
一方、第2遊星歯車106と噛合している第2内歯車105の歯数は、100歯なので、キャリア101が入力軸部107の回転軸P10に対して1回転して元の位置に戻ってきた時には、第2内歯車105と第2遊星歯車106の噛み合いが1歯ずれることとなる。
すなわち、第2内歯車105は、第1内歯車103に対して、1/100回転分、回転する。
以上が、一般的な減速装置100の基本構造および作用である。このような減速装置100では、第1内歯車103と、第1内歯車103に噛合する第1遊星歯車104との間にはクリアランスがあり、また第2内歯車105と、第2内歯車105に噛合する第2遊星歯車106との間にはクリアランスがある。これらのクリアランスを原因としてバックラッシュが生じる。
バックラッシュを低減する方法としては、例えば、遊星歯車を圧縮バネなどで径方向に付勢し、内歯車と遊星歯車との歯車同士を底突きさせる方法が考えられる。
しかしながら、この方法を上記減速装置100に応用する場合、自身が自転しながら入力軸部107の回転軸P10に対しても公転する第1遊星歯車104および第2遊星歯車106を、それぞれが噛合する第1内歯車103および第2内歯車105に向かって付勢しなければならず、付勢機構が複雑になる、という問題点があった。
さらに、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106は入力軸部107の回転軸P10に対して回転する。第1遊星歯車104および第2遊星歯車106は、回転時のバランスを取るために複数配設される場合が多い。また、減速装置100としての伝達トルクを上げるためにも第1遊星歯車104および第2遊星歯車106は複数配設される場合が多い。
第1遊星歯車104および第2遊星歯車106を複数配設する場合には、バックラッシュを低減するための上記する付勢機構がさらに複雑になり高価になる、という問題点があった。
そこで、本実施形態に係る減速装置2は、上記問題点に鑑み以下の構成とした。
[本実施形態に係る減速装置]
本実施形態に係る減速装置2について、図3〜図6を参照し説明する。図3は、本実施形態に係る減速装置2の中心断面図である。図4は、図3の中心断面図の斜視図である。図5は、減速装置2を斜め45度で切った断面図である。図6は、図3のVI-VI断面における斜視図である。なお、図では、説明のために一部の構成を省略している。
本実施形態に係る減速装置2について、図3〜図6を参照し説明する。図3は、本実施形態に係る減速装置2の中心断面図である。図4は、図3の中心断面図の斜視図である。図5は、減速装置2を斜め45度で切った断面図である。図6は、図3のVI-VI断面における斜視図である。なお、図では、説明のために一部の構成を省略している。
本実施形態に係る減速装置2は、モータ3とともに駆動装置1を構成する。モータ3は、例えば、ブラシ付DCモータや、ブラシレスモータや、ACモータである。モータ3で発生した回転は、モータ3の回転軸部である入力軸部30に伝達される。
減速装置2は、第1ハウジング4と、第2ハウジング5と、回転子6と、キャリア7と、回転中心軸部8と、第1遊星歯車9と、第2遊星歯車10とを備える。
以下では、図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100と同様に、入力軸部30の回転軸P1を用いて説明する。また、以下において、「径方向」とは、第1内歯車40や、第2内歯車62や、入力軸部30などの径方向を示し、「周方向」とは、第1内歯車40や、第2内歯車62や、入力軸部30などの周方向を示す。
ここでは、周方向に沿って4つの回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を配設した例を用いて説明するが、これに限られることはない。回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10は、周方向に沿って複数配設される。
第1ハウジング4は、図5に示すように、孔4aに締結ネジ11が挿通され、締結ネジ11がモータハウジング3bのネジ穴3cに螺合されることで、モータハウジング3bに取り付けられる。第1ハウジング4には、第1内歯車40が形成される。なお、第1内歯車40を別の部材に形成し、別の部材が第1ハウジング4に取り付けられてもよい。
第2ハウジング5は、第1ハウジング4に対し入力軸部30の先端側、すなわちモータ3とは逆側に配設される。第2ハウジング5は、図5に示すように、孔5aに締結ネジ11が挿通され、第1ハウジング4とともに、締結ネジ11によってモータハウジング3bに取り付けられる。第2ハウジング5は、回転子6を収容する。第2ハウジング5には、モータ3とは逆側に突出し、第1ベアリング12を保持する第1ベアリング保持部50が形成される。第2ハウジング5は、第1ベアリング12を介して、回転子6の出力軸部63を回転自在に支持する。第1ベアリング保持部50には、第1ベアリング12の外輪12aが圧入される。
回転子6は、円筒部60と、モータ3とは逆側の円筒部60の端部を閉塞する壁部61とを備える。円筒部60の内壁には、第2内歯車62が形成される。第2内歯車62は、第1内歯車40に対して、入力軸部30の回転軸P1方向に並んで配設される。円筒部60、すなわち第2内歯車62は、第1内歯車40と同軸に形成される。
壁部61には、モータ3とは逆側に突出する出力軸部63と、モータ3側に突出する第2ベアリング保持部64とが形成される。出力軸部63は、入力軸部30と同軸に形成され、第1ベアリング12の内輪12bに挿通され、第1ベアリング12を介して第2ハウジング5に回転自在に支持される。
第2ベアリング保持部64は、入力軸部30と同軸に形成され、第2ベアリング13の外輪13aが圧入される。第2ベアリング13の内輪13bには、入力軸部30の先端部が挿通され、回転子6は、入力軸部30に対し、回転自在に支持される。なお、第2ベアリング13とキャリア7と間には、図3に示すように、第1プリロードカラー14と、第1ウェーブワッシャ15とが配設される。
キャリア7は、主軸カラー70と、板バネ71と、板バネ抑え板72とを備える。
主軸カラー70は、筒状に形成され、入力軸部30が挿通される。主軸カラー70は、入力軸部30と同軸に配設される。主軸カラー70は、図3および図7に示すように、ホーローセット(イモネジ)16によって入力軸部30に取り付けられ、入力軸部30の回転に伴って回転する。図7は、図3のVII-VII断面における斜視図である。図7および、図8で示すように、主軸カラー70には、径方向外側に向けて突出するフランジ部70aが形成される。フランジ部70aは、主軸カラー70の両端側に形成される。
ここで、板バネ71および板バネ抑え板72について、図8〜図10を参照し説明する。図8は、キャリア7などの斜視図である。図9は、図8に示すキャリア7などを中央で縦方向に切った断面図である。図10は、図8において板バネ抑え板72の一部を省略した斜視図である。
板バネ71は、円形状に形成され、中心に形成された孔71aに主軸カラー70の端部が挿通される。板バネ71は、回転中心軸部8の両端にそれぞれ配設される。板バネ71は、入力軸部30(図3参照)と同軸に配設される。板バネ71は、ネジ17によって主軸カラー70のフランジ部70aに取り付けられる。
板バネ71は、回転中心軸部8が取り付けられ、回転中心軸部8を支持する撓み部73を備える。撓み部73は、回転中心軸部8の数に対応して4つ設けられる。板バネ71は、同一の部材によって、複数の回転中心軸部8を支持する。撓み部73は、回転中心軸部8、第1遊星歯車9または第2遊星歯車10を径方向外側に向けて付勢する。すなわち、複数の第1遊星歯車9または複数の第2遊星歯車10は、同一の板バネ71によって径方向外側に向けて各々付勢される。なお、板バネ71は、回転中心軸部8の片側のみに配置されてもよく、少なくとも第1遊星歯車9もしくは第2遊星歯車10のいずれか一方を径方向外側に向けて付勢してもよい。本実施形態では、一対の板バネ71の一方の板バネ71によって、複数の第1遊星歯車9が径方向外側に向けて各々付勢され、一対の板バネ71の他方の板バネ71によって、複数の第2遊星歯車10が径方向外側に向けて各々付勢される。本実施形態に係る減速装置2は、一対の板バネ71によって、回転中心軸部8の両端を支持し、回転中心軸部8、第1遊星歯車9または第2遊星歯車10を、径方向外側に向けて付勢する。
撓み部73は、板バネ71に形成された2つの長孔73cの間に形成され、第1撓み部73aと、第2撓み部73bとを備える。
第1撓み部73aおよび第2撓み部73bは、回転中心軸部8から径方向に交差する方向に沿って延設される。具体的には、第1撓み部73aは、板バネ71の面方向であり、かつ回転中心軸部8の中心軸P2と入力軸部30の回転軸P1とを結ぶ線に直交する方向に沿って延設される。また、第2撓み部73bは、第1撓み部73aとは逆方向に沿って延設される。
なお、第1撓み部73aおよび第2撓み部73bは、周方向に沿って延設されてもよく、回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を径方向外側に向けて付勢できればよい。
板バネ抑え板72は、円形状に形成され、中心に形勢された孔72aに主軸カラー70の端部が挿通される。板バネ抑え板72は、入力軸部30と同軸に配設される。板バネ抑え板72は、ネジ17によって主軸カラー70のフランジ部70aに板バネ71とともに取り付けられる。板バネ抑え板72は、回転中心軸部8の両端に配設され、板バネ71よりも回転中心軸部8の端部側に配設される。板バネ抑え板72は、板バネ71が入力軸部30の回転軸P1方向に全体的に撓むことを抑制する補強部材である。
板バネ抑え板72には、板バネ71の撓み部73に対応する箇所付近に孔72bが形成される。
次に、回転中心軸部8について、図11〜図13を参照し説明する。図11は、回転中心軸部8、第1遊星歯車9などの斜視図である。図12は、回転中心軸部8、第1遊星歯車9などを縦方向に切った断面図である。図13は、図12に対してキャリア7および板バネ抑え板72を追加した断面図である。
回転中心軸部8は、略円柱状に形成され、入力軸部30の回転軸P1(図3参照)と平行な中心軸P2に沿って延設される。回転中心軸部8の両端側には、板バネ71に取り付けられる取付部80a、80bが形成される。取付部80a、80bは、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10に挿通される挿通部81よりも径が小さい。取付部80a、80bと挿通部81との間には、段部82が形成される。段部82は、全周にわたり形成される。
取付部80a、80bは、第1カラー19、板バネ71、第2カラー20に順次挿通される。段部82は、第1カラー19と当接する。すなわち、段部82は、第1カラー19の位置を規制するストッパーとして機能する。回転中心軸部8の先端をナット18で締め付けることで、回転中心軸部8は板バネ71の撓み部73に取り付けられる。これにより、板バネ71の撓み部73は第1カラー19および第2カラー20によって挟持される。
回転中心軸部8は、第3ベアリング21および第4ベアリング22を介して第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を回転自在に支持する。
なお、第3ベアリング21と、第1カラー19との間には、第2プリロードカラー23と、第2ウェーブワッシャ24が配設される。
第1遊星歯車9は、第1内歯車40に噛合する。第1遊星歯車9は、回転中心軸部8を介して板バネ71によって径方向外側に向けて付勢される。すなわち、第1遊星歯車9は、第1内歯車40に向けて付勢される。
第2遊星歯車10は、第1遊星歯車9に対して回転中心軸部8の中心軸P2方向に並んで配設され、第1遊星歯車9と一体に形成される。第2遊星歯車10は、第1遊星歯車9よりもモータ3の入力軸部30の先端側に配設され、第2内歯車62に噛合する。第2遊星歯車10は、回転中心軸部8を介して板バネ71によって径方向外側に向けて付勢される。すなわち、第2遊星歯車10は、第2内歯車62に向けて付勢される。
本実施形態の減速装置2における、回転の伝達原理(作用)は、図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100と同様であるため、ここでの説明は省略する。
本実施形態の減速装置2では、第1内歯車40と第1遊星歯車9、および第2内歯車62と第2遊星歯車10におけるバックラッシュを以下で説明する低減方法によって低減している。
[第1低減方法]
図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100では、回転中心軸部102は、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106に形成された貫通孔に挿通されているのみである。そのため、減速装置100では、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106を回転中心軸部102に回転自在に支持するために、貫通孔の内壁と回転中心軸部102との間にクリアランスが設けられる。また、回転中心軸部102とキャリア101の貫通孔の内壁との間にもクリアランスが設けられる。
図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100では、回転中心軸部102は、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106に形成された貫通孔に挿通されているのみである。そのため、減速装置100では、第1遊星歯車104および第2遊星歯車106を回転中心軸部102に回転自在に支持するために、貫通孔の内壁と回転中心軸部102との間にクリアランスが設けられる。また、回転中心軸部102とキャリア101の貫通孔の内壁との間にもクリアランスが設けられる。
そのため、回転中心軸部102と、第1遊星歯車104などとの間にガタが生じ、減速装置100全体で見ると第1内歯車103と第1遊星歯車104、および第2内歯車105と第2遊星歯車106におけるバックラッシュの原因となる。
そこで、本実施形態の減速装置2では、以下で説明する構成によって上記ガタに起因するバックラッシュの発生を低減する。
図12および図13に示すように、第1遊星歯車9には、第3ベアリング21の外輪21aが圧入されており、第2遊星歯車10には、第4ベアリング22の外輪22aが圧入されている。また、第4ベアリング22の内輪22bには回転中心軸部8が圧入されている。一方、第3ベアリング21の内輪21bには、回転中心軸部8が摺動自在に挿通されている。
また、第3ベアリング21の内輪21bには、回転中心軸部8に摺動自在に支持された第2プリロードカラー23の一端が当接する。また、第2プリロードカラー23の他端には、第2ウェーブワッシャ24が当接する。
第2ウェーブワッシャ24は、第1カラー19、板バネ71、第2カラー20を経由してナット18によって回転中心軸部8の中心軸P2方向に締め付けられている。第2ウェーブワッシャ24は、ナット18によって締め付けられることで、所定厚さに押圧され、所定の押圧力を発生させ、第2プリロードカラー23を第3ベアリング21側に押圧する。これにより第3ベアリング21の内輪21bが押圧され、押圧力は、第3ベアリング21のボール21cを介して第3ベアリング21の外輪21aに伝達される。
第3ベアリング21の外輪21aは、第1遊星歯車9に圧入されており、第3ベアリング21の外輪21aに伝達された押圧力は、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10に伝達される。
第2遊星歯車10には第4ベアリング22の外輪22aが圧入されており、第2遊星歯車10に伝達された押圧力は、第4ベアリング22の外輪22aに伝達される。第4ベアリング22の外輪22aに伝達された押圧力は、第4ベアリング22のボール22cを介して第4ベアリング22の内輪22bに伝達される。
第4ベアリング22の内輪22bには、回転中心軸部8が圧入されており、第4ベアリング22の内輪22bに伝達された押圧力は、回転中心軸部8に伝達される。
このようにして、回転中心軸部8と、第1遊星歯車9などとの間のガタをなくし、ガタに起因するバックラッシュの発生を低減することができる。
[第2低減方法]
また、本実施形態の減速装置2では、図3に示すように、第2ハウジング5の第1ベアリング保持部50には、第1ベアリング12の外輪12aが圧入されており、回転子6の第2ベアリング保持部64には、第2ベアリング13の外輪13aが圧入されている。
また、本実施形態の減速装置2では、図3に示すように、第2ハウジング5の第1ベアリング保持部50には、第1ベアリング12の外輪12aが圧入されており、回転子6の第2ベアリング保持部64には、第2ベアリング13の外輪13aが圧入されている。
また、第2ベアリング13の内輪13bには、入力軸部30に摺動自在に支持された第1プリロードカラー14の一端が当接する。また、第1プリロードカラー14の他端には、第1ウェーブワッシャ15が当接する。
第1ウェーブワッシャ15は、キャリア7によって第2ベアリング13側に押圧され、所定の押圧力を発生させ、第1プリロードカラー14を第2ベアリング13側に押圧する。これにより、第2ベアリング13の内輪13bが押圧され、押圧力は、第2ベアリング13のボール13cを介して第2ベアリング13の外輪13aに伝達される。
第2ベアリング13の外輪13aは、回転子6の第2ベアリング保持部64に圧入されており、第2ベアリング13の外輪13aに伝達された押圧力は、回転子6に伝達される。
回転子6は、出力軸部63に形成された段部65によって第1ベアリング12の内輪12bを押圧する。第1ベアリング12の内輪12bに伝達された押圧力は、第1ベアリング12のボール12cを介して第1ベアリング12の外輪12aに伝達される。
第1ベアリング12の外輪12aは、第2ハウジング5の第1ベアリング保持部50に圧入されており、第1ベアリング12の外輪12aに伝達された押圧力は、第2ハウジング5に伝達される。
このようにして、モータ3の入力軸部30および第2ハウジング5と、回転子6とのガタをなくし、ガタに起因するバックラッシュの発生を低減することができる。また、出力軸部63のブレを抑制し、出力軸部63の径方向における位置を決めることができる。
また、第2ハウジング5は、第1ハウジング4を介してモータ3に固定されており、出力軸部63は第1ベアリング12を介して第2ハウジング5と当接している。そして、出力軸部63は第2ベアリング13を介して入力軸部30と当接している。
すなわち、出力軸部63は、第2ベアリング13を介してモータ3の入力軸部30に支持されるとともに、第1ベアリング12、第2ハウジング5、第1ハウジング4を介してモータ3に支持される。これにより、出力軸部63のブレを抑制することができる。
また、モータ3の入力軸部30と回転子6(出力軸部63)との中心を正確に一致させることが可能となる。すなわち、モータ3の入力軸部30と回転子6に配設されている第2内歯車62との中心が正確に一致し、第2内歯車62のピッチ円からモータ3の入力軸部30の回転軸P1までの距離が正確に等しくなる。これにより、減速装置2の回転の安定性を向上させることができる。
[第3低減方法]
図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100では、入力軸部107の回転軸P10と回転中心軸部102の中心軸P11との距離は、一定であるため、第1遊星歯車104と第1内歯車103との間、および第2遊星歯車106と第2内歯車105との間には、それぞれクリアランスが設けられる。
図1および図2を用いて説明した一般的な減速装置100では、入力軸部107の回転軸P10と回転中心軸部102の中心軸P11との距離は、一定であるため、第1遊星歯車104と第1内歯車103との間、および第2遊星歯車106と第2内歯車105との間には、それぞれクリアランスが設けられる。
これに対し、本実施形態に係る減速装置2は、入力軸部30の回転軸P1と、回転中心軸部8の中心軸P2との距離は、可変であり、回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10が、板バネ71の撓み部73によって径方向外側に向けて付勢されている。
これにより、図6および図7に示すように、第1遊星歯車9は第1内歯車40に噛合し、第2遊星歯車10は、第2内歯車62に噛合する。
回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10は、第1ハウジング4および回転子6に組み付けられていない場合、すなわち板バネ71の撓み部73(図10参照)が撓んでいない場合には、各遊星歯車9、10のピッチ円が、各内歯車40、62のピッチ円よりも径方向外側となる。
例えば、第2遊星歯車10は、回転子6に組み付けられていない場合、図14において破線で示すように、第2遊星歯車10のピッチ円C1が、図14において一点鎖線で示す第2内歯車62のピッチ円C2よりも径方向外側となる。図14は、図6を出力軸部63側から見た正面図である。なお、第1遊星歯車9も同様であり、第1遊星歯車9のピッチ円が、第1内歯車40のピッチ円よりも径方向外側となる。
そして、回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10は、径方向内側に向けて付勢され、板バネ71の撓み部73が径方向内側に撓んだ状態で第1ハウジング4および回転子6に組み付けられる。このようにして、回転中心軸部8、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10は、板バネ71の撓み部73によって、径方向外側に付勢されて、第1ハウジング4および回転子6に組み付けられる。これにより、第1遊星歯車9と第1内歯車40とが底付きし、第2遊星歯車10と第2内歯車62とが底付きする。
そのため、本実施形態に係る減速装置2では、第1遊星歯車9と第1内歯車40とのクリアランスがゼロとなり、第2遊星歯車10と第2内歯車62とのクリアランスがゼロとなり、バックラッシュが低減される。
なお、第1遊星歯車9、第2遊星歯車10、第1ハウジング4および回転子6などには、位置決め孔(不図示)が設けられている。そして、撓み可能な位置決めピン(不図示)を第1遊星歯車9、第2遊星歯車10などに挿入した状態で、位置決めピンを第1ハウジング4や、回転子6の位置決め孔に挿入する。これにより、第1遊星歯車9と第1内歯車40とが噛合する位置、および第2遊星歯車10と第2内歯車62とが噛合する位置を、所定の位置に合わせることが容易になる。すなわち、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10の組み付けが容易となる。
本実施形態に係る減速装置2は、第1内歯車40や、第2内歯車62が真円ではない場合でも、図15に示すように、板バネ71の撓み部73が撓むことで、バックラッシュを低減することができる。図15は、第1内歯車40が真円ではない場合の第1内歯車40と第1遊星歯車9と板バネ71との状態を示す模式図である。なお、図15では、説明のため第1内歯車40のピッチ円C3を一点鎖線で示す。第1内歯車40のピッチ円C3は、第1内歯車40が真円ではないため、真円とはならない。また、図15では、第1内歯車40および第1遊星歯車9を一例として示したが、第2内歯車62および第2遊星歯車10が真円ではない場合でも、同様である。
例えば、第1内歯車40に凸部がある場合には、板バネ71の撓み部73が径方向内側に撓むことで、第1内歯車40の凸部に合わせて第1遊星歯車9が径方向内側に移動し、第1遊星歯車9は、第1内歯車40とのクリアランスをゼロに保ちつつ回転する。
また、第1内歯車40に凹部がある場合には、板バネ71の撓み部73が径方向外側に撓むことで、第1内歯車40の凹部に合わせて第1遊星歯車9が径方向外側に移動し、第1遊星歯車9は、第1内歯車40とのクリアランスをゼロに保ちつつ回転する。
また、本実施形態に係る減速装置2は、図16に示すように、第1内歯車40の中心軸P3と、第2内歯車62の中心軸P4とがずれている場合でも、第1遊星歯車9と第1内歯車40との噛合、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合を維持することができる。図16は、第1内歯車40の中心軸P3と、第2内歯車62の中心軸P4とがずれた状態を示す模式図である。本実施形態に係る減速装置2は、第1内歯車40の中心軸P3と、第2内歯車62の中心軸P4とのずれに応じて、回転中心軸部8の両端側に配設された板バネ71の撓み部73(図10参照)の撓み量が変化する。これにより、第1遊星歯車9と第1内歯車40との噛合、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合が維持される。
また、本実施形態に係る減速装置2は、図17に示すように、第1内歯車40と第2内歯車62とのピッチ円が異なっている場合でも、第1遊星歯車9と第1内歯車40との噛合、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合を維持することができる。図17は、第1内歯車40と第2内歯車62とのピッチ円が異なっている状態を示す模式図である。本実施形態に係る減速装置2は、第1内歯車40のピッチ円と、第2内歯車62のピッチ円とのずれに応じて、回転中心軸部8の両端側に配設された板バネ71の撓み部73(図10参照)の撓み量が変化する。これにより、第1遊星歯車9と第1内歯車40との噛合、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合が維持される。
なお、本実施形態に係る減速装置2では、第1内歯車40と第2内歯車62とに凹凸があり、凹凸の位置が異なる場合でも、凹凸に合わせて、板バネ71の撓み部73が撓むことで、第1遊星歯車9と第1内歯車40との噛合、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合が維持される。
次の本実施形態に係る減速装置2の効果について説明する。
本実施形態に係る減速装置2は、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を回転自在に支持する回転中心軸部8を板バネ71によって保持し、板バネ71によって第1遊星歯車9あるいは第2遊星歯車10のいずれか、または第1遊星歯車9および第2遊星歯車10の両方を径方向外側に向けて付勢する。これにより、第1遊星歯車9と第1内歯車40とを底付きさせ、第2遊星歯車10と第2内歯車62とを底付きさせて、バックラッシュを低減することができる。
また、板バネ71を用いた簡易な構成によって第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を径方向外側に向けて付勢することができ、コストを低減することができる。
板バネ71は、径方向に交差する方向に沿って延設された第1撓み部73aと、第1撓み部73aとは逆方向に沿って延設された第2撓み部73bとによって回転中心軸部8を保持する。これにより、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を径方向外側に向けて付勢することができる。
第1遊星歯車9および第2遊星歯車10は、周方向に沿って複数配設される。これにより、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を入力軸部30の回転軸P1に対して回転させる際に、バランス良く回転させることができる。また、出力軸部63の出力回転トルクを大きくすることができる。
板バネ71は、同一の部材によって複数の回転中心軸部8を支持し、複数の第1遊星歯車9を径方向外側に向けて各々付勢する。また、板バネ71は、同一の部材によって複数の回転中心軸部8を支持し、複数の第2遊星歯車10を径方向外側に向けて各々付勢する。これにより、コストを削減しつつ、バックラッシュを低減することができる。
板バネ71は、回転中心軸部8の両端にそれぞれ配設される。これにより、第1遊星歯車9および第2遊星歯車10を回転中心軸部8の両端側で径方向に付勢することができ、第1遊星歯車9と第1内歯車40、および第2遊星歯車10と第2内歯車62との噛合状態を維持することができる。
次に、変形例に係る減速装置2について説明する。
変形例に係る減速装置2は、図18に示すように、板バネ71によって回転中心軸部8の中心軸P2方向に沿って回転中心軸部8を付勢する。具体的には、回転中心軸部8の両端側に設けた板バネ71によって回転中心軸部8を挟持するように付勢する。図18は、回転中心軸部8の中心軸P2方向に沿って回転中心軸部8を付勢した状態を示す模式図である。
回転中心軸部8は、入力軸部30の回転軸P1(図3参照)に対して回転するため、回転中心軸部8や、第1遊星歯車9や、第2遊星歯車10などの質量と、板バネ71の撓み部73(図10参照)のばね力が作用し合い、回転中心軸部8の中心軸P2方向に沿って振動するおそれがある。
変形例に係る減速装置2は、板バネ71によって回転中心軸部8の中心軸P2方向に沿って回転中心軸部8を付勢することで、上記振動を抑制することができる。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施形態に係る減速装置2では、板バネ71によって第1遊星歯車9と第2遊星歯車10とを径方向外側に向けて付勢したが、これに限られることはない。減速装置2は、少なくとも第1遊星歯車9あるいは第2遊星歯車10のいずれかを径方向外側に向けて付勢すればよい。例えば、減速装置2は、第1遊星歯車9のみを径方向外側に向けて付勢してもよい。
1 駆動装置,2 減速装置,3 モータ,8 回転中心軸部,9 第1遊星歯車,10 第2遊星歯車,71 板バネ,73 撓み部,73a 第1撓み部,73b 第2撓み部
Claims (7)
- 入力側の内歯車である第1内歯車と、
前記第1内歯車に噛合し、前記第1内歯車の中心軸に対して回転する第1遊星歯車と、
前記第1内歯車に対して前記中心軸方向に並んで配設された出力側の内歯車である第2内歯車と、
前記第2内歯車に噛合し、前記第1遊星歯車と一体となって回転する第2遊星歯車と、
前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車を回転自在に支持する回転中心軸部と、
前記中心軸に対して回転し、前記回転中心軸部を保持するとともに、前記第1遊星歯車あるいは前記第2遊星歯車のいずれか、または前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車の両方を前記第1内歯車または前記第2内歯車の径方向外側に向けて付勢する板バネと
を備える、減速装置。 - 前記板バネは、
前記径方向に交差する方向に沿って延設された第1撓み部と、
前記第1撓み部とは逆方向に沿って延設された第2撓み部と
を備える、請求項1に記載の減速装置。 - 前記第1遊星歯車および前記第2遊星歯車は、
前記第1内歯車の周方向に沿って複数配設される
請求項1または2に記載の減速装置。 - 前記板バネは、
複数の前記第1遊星歯車を、同一の部材によって前記径方向外側に向けて各々付勢する、または複数の前記第2遊星歯車を、同一の部材によって前記径方向外側に向けて各々付勢する
請求項3に記載の減速装置。 - 前記板バネは、
前記回転中心軸部の両端にそれぞれ配設される
請求項1から4のいずれか1つに記載の減速装置。 - 前記板バネは、
前記回転中心軸部を前記回転中心軸部の中心軸方向に沿って付勢する
請求項5に記載の減速装置。 - 請求項1から6のいずれか1つに記載の減速装置と、
前記第1遊星歯車を前記板バネとともに回転させるモータと
を備える、駆動装置。
Priority Applications (1)
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JP2017164084A JP2019039545A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 減速装置および駆動装置 |
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JP2017164084A JP2019039545A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 減速装置および駆動装置 |
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JP2017164084A Pending JP2019039545A (ja) | 2017-08-29 | 2017-08-29 | 減速装置および駆動装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023008466A1 (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-02 | ミネベアミツミ株式会社 | 減速機 |
-
2017
- 2017-08-29 JP JP2017164084A patent/JP2019039545A/ja active Pending
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