JP2008101726A - 減速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 キャリアの強度を確保しつつ、キャリアを小さくすることで減速装置を小型化する。
【解決手段】 第1キャリア30aと連結部30bを貫通するタップ加工された貫通孔34が形成されている。第2キャリア30cは、ボルト32を貫通孔34に螺合させて連結部30bの第1キャリア30aと反対側(図中の下側)に固定する。後段アーム104は、ボルト110を貫通孔34に螺合させて第1キャリア30aの連結部30bと反対側(図中の上側)に固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、産業用ロボットや工作機械等で使用される減速装置に関する。特に、減速装置を小型化する技術に関する。
内歯歯車と歯数の異なる外歯歯車を用意し、外歯歯車が内歯歯車に噛み合う位置関係で外歯歯車を内歯歯車の内側に収容し、両者が噛み合った状態を維持しながら外歯歯車を内歯歯車の中心の周りに公転させると、外歯歯車が内歯歯車に対して自転する。この現象を利用する偏心揺動型減速装置が開発されており、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の減速装置は、内歯歯車と外歯歯車とキャリアとクランク軸を有している。
外歯歯車は、内歯歯車と異なる歯数を有している。外歯歯車は、内歯歯車と噛み合っており、内歯歯車の中心の周りに公転しながら自転することが可能な状態で、内歯歯車内に収容されている。外歯歯車には、中心からオフセットされた位置に複数個の貫通孔が形成されている。
キャリアは、内歯歯車の中心の周りに自転可能に支持されている。また、キャリアの一部は、外歯歯車に形成されている一部の貫通孔を通過している。貫通孔とキャリアの間には間隔が確保されている。すなわち、キャリアは、外歯歯車がキャリアの中心の周りに公転することを許容しつつ、外歯歯車の自転に追従して自転する。
クランク軸は、キャリアに対して自転可能な軸部と、軸部に固定されているとともに軸部を自転させる入力歯車部と、軸部に固定されているとともに軸部の中心軸からオフセットされた位置に中心を有する偏心体を有している。クランク軸の偏心体は、外歯歯車の一部の貫通孔(キャリアが挿入されていない貫通孔)に嵌りこんでいる。
クランク軸の入力歯車部が自転すると、クランク軸の偏心体が偏心回転する。クランク軸の偏心体が偏心回転すると、外歯歯車が内歯歯車に対して公転しながら自転する。外歯歯車が自転すると、キャリアが内歯歯車に対して自転する。
偏心揺動型減速装置では、キャリアは、第1キャリアと、第1キャリアと外歯歯車を挟んで対向して配置される第2キャリアを備えている。第1キャリアは、外歯歯車の貫通孔を貫通する連結部を有しており、その連結部が第2キャリアと当接している。第1キャリアと第2キャリアは、連結部で第2キャリア側から第1キャリアのボルト穴に挿入されたボルトにより固定されている。第1キャリアの他方の面(即ち、第2キャリアと反対側の面)には、減速装置を固定するロボットアーム等の他の部材が第1キャリアと当接して配置されている。第1キャリアと他の部材は、他の部材側から第1キャリアのボルト穴に挿入されたボルトにより固定されている。
特開2001−323972号公報
ロボットや工作機械等の小型化が進むに伴って、減速装置も小型化が進められている。減速装置を小型化するための1つの方法として、キャリアを小型化することが考えられる。しかしながら、キャリアを小型化すると、第1キャリアの両面に挿入されているボルト、即ち、第2キャリアを第1キャリアに固定するためのボルトと、他の部材を第1キャリアに固定するためのボルトの間隔が狭くなってしまう。ボルト間隔が接近すると、ボルト穴同士の間隔が狭くなってしまう。ボルト穴は、下穴を開け、その下穴にタップ加工して形成されている。下穴は、挿入されるボルトの全長よりも深く開けられている。したがって、ボルト穴にボルトを挿入しても、下穴部分に空洞が形成される。そのため、ボルト穴の間隔が狭くなると、空洞部が接近し、空洞部間の肉厚が薄くなってしまう。これにより、減速装置の駆動によりキャリアに応力がかかると、キャリアの肉厚が薄くなった部分が破損する虞がある。
本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、キャリアの強度を確保しつつ、キャリアを小さくすることで減速装置を小型化する技術を提供することである。
本発明の減速装置は、内歯歯車と、中心の周りに複数の貫通孔が形成されており、内歯歯車に噛み合った状態を維持して内歯歯車の中心軸回りに公転しながら自転可能に支持されている外歯歯車と、内歯歯車の中心軸回りに自転可能に支持されており、外歯歯車の自転に伴って内歯歯車の中心軸回りに自転するキャリアと、そのキャリアに対して自転可能に支持されており、自転することによって外歯歯車の一部の貫通孔に挿入される偏心体を偏心回転させ、外歯歯車を内歯歯車の中心軸回りに公転させるクランク軸を備えている。前記したキャリアは、外歯歯車の他の一部の貫通孔を貫通する連結部を有する第1キャリアと、第1キャリアに外歯歯車を挟んで対向する第2キャリアを有している。第1キャリアには、第2キャリア側からその反対側まで、連結部を通過して貫通する貫通孔が形成されており、第2キャリアは、第2キャリア側から貫通孔の一方の側へ挿入される固定部材により第1キャリアに固定されている。そして、貫通孔の反対側に、減速装置を他の部材に固定する固定部材が配置されることを特徴とする。
この構成によれば、従来別々に設けられていたボルト穴を、貫通孔にすることで一体にできる。そのため、ボルト穴の空洞部が接近してキャリアの薄肉部分をなくすことができる。したがって、強度を確保しながらキャリアを小型化することができる。また、固定部材を同軸上に配置することができるため、固定部材同士の干渉を心配することなく大きいサイズの固定部材を用いることができる。また、固定部材を貫通孔の一方の側から反対側まで貫通させ、固定部材の一方の端部で第2キャリアを第1キャリアに固定するとともに、固定部材の他方の端部で減速装置を固定する他の部材を第1キャリアに固定することができる。
上述した貫通孔は、孔径が一定であることが好ましい。孔径を一定にすることで、貫通孔の加工を一方向からすることができる。この構成によれば、キャリアの加工工数を削減することができる。また、上述した貫通孔は複数の異なる孔径が連なって形成されていてもよい。この構成によれば、第2キャリアを第1キャリアに固定する固定部材の直径と、第1キャリアを他の部材に固定する固定部材の直径を変えることができる。したがって、使用用途や条件に合わせて、固定部材の直径を別々に選択することができる。
本発明の減速装置によると、キャリアを減速装置の回転軸方向及び回転方向に小さくすることが可能となる。そのため、減速装置本体を小型化することができる。これにより、例えば、産業用ロボットの関節部をコンパクトに構成することが可能となる。
下記の実施例に記載の技術の主要な特徴について列記する。
(形態1) 減速装置は、一対の外歯歯車を備えている。一対の外歯歯車は、互いに180度の位相差を持って、内歯歯車の中心軸回りに公転しながら自転する。
(形態2) クランク部材には、一対の偏心体が設けられている。一対の偏心体の一方の中心軸と他方の中心軸は、クランク軸の中心軸から互いに反対方向にオフセットしている。一対の偏心体の一方は、一対の外歯歯車の一方に形成されている貫通孔に嵌り込んでいる。一対の偏心体の他方は、一対の外歯歯車の他方に形成されている貫通孔に嵌り込んでいる。それにより、クランク部材の自転に伴って、一対の偏心体は互いに180度の位相差を持って偏心回転し、一対の外歯歯車は互いに180度の位相差を持って内歯歯車の中心軸回りに公転しながら自転する。
(実施例1)
図1は、本発明を実施した減速装置10を示している。図1に示すように、減速装置10は、例えば産業用ロボットの関節部100に好適に適用することができる。関節部100は、前段アーム102と後段アーム104と減速装置10と図示省略したモータを備えている。後段アーム104は、減速装置10を介して前段アーム102に揺動可能に接続されている。
減速装置10は、主に、内歯歯車20と、キャリア30と、入力軸40と、三つのクランク部材60と、一対の外歯歯車80a,80bを備えている。内歯歯車20は、前段アーム102に固定されている。キャリア30は、前段アーム102と反対側の面(図1中の上側の面)で、ボルト110によって後段アーム104に固定されている。入力軸40は、一対の円すいころ軸受36a,36bを介してキャリア30に回転自在に支持されている。入力軸40には、ベベルギア42が嵌合されている。ベベルギア42は、モータの出力軸106に嵌合されているベベルギア108と噛み合っている。減速装置10では、出力軸106がモータによって回転させられると、ベベルギア108と噛み合うベベルギア42を介して入力軸40が回転する。入力軸40が回転すると、一対の外歯歯車80a,80bが内歯歯車20に対して公転しながら自転し、キャリア30が内歯歯車20に対して自転する。このとき、モータの回転速度は減速され、即ち、モータの回転トルクは増幅される。それにより、前段アーム102に対して後段アーム104が低速度かつ高トルクで揺動する。
図2は、減速装置10の構成を示している。図3は、図2の矢印III方向から観察した平面図を示している。なお、図3は、外歯歯車80b等の構成をよく示すために、キャリア30の一部や入力軸40等を取り外した状態を示している。図2、図3を参照しながら、減速装置10の構成について詳細に説明する。
内歯歯車20は、円筒形状を有している。内歯歯車20の内周面には、複数本のピン22が周方向に等間隔で配置されている。内歯歯車20は、内歯型のピン歯車である。内歯歯車20には、固定用のボルト等を通すための孔24が複数形成されている。
一対の外歯歯車80a,80bは、互いに同一形状を有している。各々の外歯歯車80a,80bは、略円板形状を有している。外歯歯車80a,80bの外周面には、内歯歯車20の歯車ピン22と噛み合う歯車部82a,82bが形成されている。外歯歯車80a,80bには、三つのキャリア用貫通孔84a,84bと、三つのクランク用貫通孔86a,86bが設けられている。以下では、図2中の上側に位置する外歯歯車80aを第1外歯歯車80aと称し、図2中の下側に位置する外歯歯車80bを第2外歯歯車80bと称することがある。
キャリア30は、第1キャリア30aと、第1キャリア30aに対向する第2キャリア30cと、第1キャリア30aと第2キャリア30cの間に伸びている三つの柱状の連結部30bを備えている。第1キャリア30aは、第1外歯歯車80aに対して後段アーム104側に位置している。第1キャリア30aと第2キャリア30cは、一対の外歯歯車80a,80bの軸方向両側に位置している。即ち、一対の外歯歯車80a,80bが、第1キャリア30aと第2キャリア30cの間に収容された位置関係となっている。三つの連結部30bは、周方向に等間隔に配置されている。各々の連結部30bは、外歯歯車80a,80bの各々のキャリア用貫通孔84a,84bを通過している。連結部30bとキャリア用貫通孔84a,84bとの間には、外歯歯車80a,80bがキャリア30に対して偏心回転(公転)することを許容する隙間が設けられている。
キャリア30は、第1キャリア30aと第2キャリア30cが、複数の連結部30bによって連結された構造を有している。なお、第1キャリア30aと三つの連結部30bは一体に形成されている。また、第1キャリア30aと連結部30bには、タップ加工されている複数の貫通孔34が形成されている。連結部30bの第1キャリア30aと反対側(図2中の下側)には、第2キャリア30cが第2キャリア30cを貫通している複数のボルト32を貫通孔34に螺合させることによって連結部30bに取り付けられている。貫通孔34の第1キャリア30a側(図1中の上側)には、図1に示すように、後段アーム104が、ボルト110を螺合させることによって第1キャリア30aに取り付けられている。つまり、第2キャリア30cを取り付けるためのボルト32と、後段アーム104を取り付けるためのボルト110が、共に貫通孔34に挿入されている。これにより、第1キャリア30aと連結部30bに、第2キャリア30c取付用のボルト穴と後段アーム104取付用のボルト穴を別々に形成する必要がない。したがって、キャリア30を小さくしても、ボルト穴加工用の下穴が接近することによって生じるキャリア30の薄肉部分がなく、キャリアの強度を確保することができる。
キャリア30は、一対のアンギュラ玉軸受28a,28bを介して、内歯歯車20に取付けられている。キャリア30は、内歯歯車20に対して自転可能に支持されている。キャリア30と内歯歯車20との間には、オイルシール29が設けられている。
また、キャリア30は、三つのクランク部材60を自転可能に支持している。
各クランク部材60は、クランク軸61と、一対の偏心体62a,62bと、従動歯車68を有している。クランク軸61は、円すいころ軸受38aを介して第1キャリア30aに自転可能に支持され、円すいころ軸受38bを介して第2キャリア30cに自転可能に支持されている。各々の偏心体62a,62bは、円板形状を有しているとともに、その中心軸がクランク軸61の回転軸から径方向にオフセットした状態でクランク軸61に固定されている。第1偏心体62a(図2中の上側)と、第2偏心体62b(図2中の下側)は、互いに反対方向にオフセットされており、両者は180度の位相差を持って偏心回転するようになっている。
第1偏心体62aは、針状ころ軸受64aを介して、第1外歯歯車80aのクランク用貫通孔86aに嵌り込んでいる。第2偏心体62bは、針状ころ軸受64bを介して、第2外歯歯車80bのクランク用貫通孔86bに嵌り込んでいる。それにより、クランク部材60が自転することによって、第1外歯歯車80aと第2外歯歯車80bが180度の位相差を持って偏心回転するようになっている。第1外歯歯車80aと第2外歯歯車80bは、クランク部材60によって偏心回転させられることにより、内歯歯車20と噛み合った状態を維持しながら、内歯歯車20に対して公転しながら自転することとなる。
従動歯車68は、クランク軸61の第2キャリア30c側(図2中の下側)の端部に取り付けられている。従動歯車68は、入力軸40の駆動歯車44と噛み合っている。
入力軸40には、ベベルギア42と、駆動歯車44が設けられている。入力軸40は、円すいころ軸受36aを介して第1キャリア30aに自転可能に支持され、円すいころ軸受36bを介して第2キャリア30cに自転可能に支持されている。円すいころ軸受36a,36bは、上述したクランク軸を支持する円すいころ軸受38a,38bと同じ軸受を使用することができ、部品の共通化が図れる。ベベルギア42は、入力軸40の下端に嵌合されている。上述したように、ベベルギア42がモータの出力軸106のベベルギア108と噛み合っている。駆動歯車44は、従動歯車68と噛み合った状態でベベルギア42の上方に取り付けられている。これにより、入力軸40が回転すると、各クランク軸60が自転するようになっている。
次いで、減速装置10の動作について説明する。モータによって出力軸106が回転されると、ベベルギア108に噛み合っているベベルギア42と共に、入力軸40が回転する。入力軸40が回転すると、駆動歯車44に噛み合っている従動歯車68と共に、クランク軸60が自転する。クランク軸60が自転すると、クランク軸60の第1偏心体62aと第2偏心体62bが180度の位相差を持って偏心回転する。第1偏心体62aの偏心回転に伴って、第1外歯歯車80aは内歯歯車20に噛み合った状態を維持しながら内歯歯車20の中心軸回りに公転しながら自転する。また、第2偏心体62bの偏心回転に伴って、第2外歯歯車80bは内歯歯車20に噛み合った状態を維持しながら内歯歯車20の中心軸回りに公転する。このとき、第1外歯歯車80aと第2外歯歯車80bは、180度の位相差を持って公転する。外歯歯車80a,80bは、内歯歯車20と噛み合った状態で公転することによって、自らも自転する。外歯歯車80a,80bの公転の回転数と、外歯歯車80a,80bの自転の回転数の比は、外歯歯車80a,80bの歯数と内歯歯車20との歯数との関係によって定まる。例えば、内歯歯車20の歯数が40であり、外歯歯車80a,80bの歯数が39であり、その歯数差が1である場合、外歯歯車80a,80bが40回公転することによって、外歯歯車80a,80bが1回自転する。従って、外歯歯車80a,80bと内歯歯車20との間で、回転数が40分の1に減速される。外歯歯車80a,80bが自転することによって、キャリア30が内歯歯車20に対して自転する。図1に示すように、内歯歯車20を前段アーム102側に固定し、キャリア30を後段アーム104側に固定することによって、後段アーム104を前段アーム102に対して揺動させることができる。
(実施例2)
本実施例では、実施例1の減速装置10において、第1キャリア30aと第2キャリア30cと後段アーム104の組付構造を変更したものについて説明する。図4には、本実施例を説明するため、減速装置10から第1キャリア30a、連結部30b、第2キャリア30c及び後段アーム104の一部を抜粋したものを示す。図4に示すように、第2キャリア30cは、ボルト200aをタップ加工された貫通孔34に螺合させることで第1キャリア30aに固定されている。ボルト200aは、第1キャリア30aを貫通し、一方の端(図4中の上端)が第1キャリア30aから突出している。後段アーム104は、第1キャリア30aから突出しているボルト200aに挿入され、ナット200bで固定される。この構成でも、キャリア30を回転軸方向及び径方向に小型化することができる。また、貫通孔34に全長にボルト200aが挿入されているため、キャリア30内に中空部がなくなり、キャリアの強度をより高くすることができる。
(実施例3)
本実施例では、実施例1の減速装置10において、第1キャリア30aと連結部30bに形成されている貫通孔34の形状を変更したものについて説明する。図5には、本実施例を説明するため、減速装置10から第1キャリア30a、連結部30b、第2キャリア30c及び後段アーム104の一部を抜粋したものを示す。図5に示すように、第2キャリア30cは、実施例1と同様、ボルト32で連結部30bに固定されている。後段アーム104は、ボルト32よりも径の大きいボルト300で第1キャリア30aに固定されている。貫通孔34は、ボルト300の径に合わせて、貫通孔34の軸方向の中間部でその孔径が大きくなっている。この構成によれば、用途に応じて、径の異なるボルトを用いることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
上記した実施例では、三つのクランク部材60を使用しているが、クランク部材60の数は三つに限定されない。クランク部材60の数は三つ未満でもよいし、四つ以上でもよい。
上記した実施例では、二つの外歯歯車80a、80bを使用しているが、外歯歯車の数は二つに限定されない。外歯歯車の枚数は一つでもよいし、三つ以上でもよい。外歯歯車の数を少なくすると、減速装置の回転軸方向の長さを短くすることができる。外歯歯車の数を多くすると、減速装置の回転バランスが向上する。目的と用途に応じて選択することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
実施例1の減速装置を用いるロボットの関節部を示す図。 実施例1の減速装置の断面図。 実施例1の減速装置の平面図(図2のIII方向矢視図)。 実施例2のキャリア及び後段アームの組付構造を示す図。 実施例3のキャリア及び後段アームの組付構造を示す図。
符号の説明
10:減速装置
20:内歯歯車
30:キャリア
30a:第1キャリア
30b:連結部
30c:第2キャリア
34:貫通孔
38a,38b:円すいころ軸受
40:入力軸
60:クランク部材
80a,80b:外歯歯車

Claims (3)

  1. 内歯歯車と、
    中心の周りに複数の貫通孔が形成されており、内歯歯車に噛み合った状態を維持して内歯歯車の中心軸回りに公転しながら自転可能に支持されている外歯歯車と、
    内歯歯車の中心軸回りに自転可能に支持されており、外歯歯車の自転に伴って内歯歯車の中心軸回りに自転するキャリアと、
    そのキャリアに対して自転可能に支持されており、自転することによって外歯歯車の一部の貫通孔に挿入される偏心体を偏心回転させ、外歯歯車を内歯歯車の中心軸回りに公転させるクランク軸を備え、
    前記キャリアは、外歯歯車の他の一部の貫通孔を貫通する連結部を有する第1キャリアと、第1キャリアに外歯歯車を挟んで対向する第2キャリアを有しており、
    前記第1キャリアの前記第2キャリア側からその反対側まで、前記連結部を通過して貫通する貫通孔が形成されており、
    前記第2キャリアは、前記第2キャリア側から前記貫通孔の一方の側へ挿入される固定部材により前記第1キャリアに固定されており、
    前記貫通孔の反対側に、減速装置を他の部材に固定する固定部材が配置されることを特徴とする減速装置。
  2. 前記貫通孔は孔径が一定であることを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
  3. 前記貫通孔は複数の異なる孔径が連なって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の減速装置。
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