JP4982599B2 - ディファレンシャル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディファレンシャル装置に関する。
自動車などの車両に用いられるディファレンシャル装置がある。ディファレンシャル装置は、例えば、特許文献1に示されるようなエンジン等の動力源からのトルクをリングギヤ(11)、ケース(3)、ピニオンシャフト(21)、ピニオンギヤ(19)、サイドギヤ(15,17)と伝達するものが知られている。リングギヤ(11)はケース(3)のフランジ部(9)にボルト(13)で組み付けられており、ピニオンシャフト(21)はケース(3)に組み付けられている。そして、ピニオンギヤ(19)はピニオンシャフト(21)に回転自在に軸支されており、ピニオンギヤ(19)とサイドギヤ(15,17)とが噛合している。
特開平6−58378号公報(図1など)
上記したディファレンシャル装置は、リングギヤに入力されたトルクをボルトの軸力によって発生させたリングギヤとフランジ部との間の摩擦力によってケースに伝達するため、トルク伝達に関与するボルトの組み付けは、高精度で強く締結する等の必要があり、コストがかかる。また伝達されるトルクは、ケースを介して伝えられるため、ケースも伝達されるトルクや摩擦力に耐え得る強度を必要とするためコストがかかるという問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、コンパクト化や組み付けを簡略化することができるディファレンシャル装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決するための請求項1に係る発明の構成上の特徴は、動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
前記リングギヤとその回転方向に係合し、一体回転するピニオンシャフトと、
前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
前記ピニオンギヤの回転軸と直交する回転軸をもち、前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、を有し、
前記リングギヤは外周歯の内径側に側面の少なくとも一方が開口しており、前記ピニオンシャフトの軸長方向の両端部が嵌挿する嵌挿部を有し、
前記嵌挿部は前記リングギヤの周方向に交差する2つの平面が平行に配置されるリングギヤ二面部を有し、
前記ピニオンシャフトは軸長方向の両端部のそれぞれに前記リングギヤの周方向に交差する2つの平面が平行に配置され、前記リングギヤ二面部に嵌挿されるシャフト二面部と、前記シャフト二面部の面に交差する面であって、前記リングギヤに伝達される前記トルクのうち回転軸方向のスラスト力により前記リングギヤの側面と当接してその方向の移動を制限するスラスト係合面とを有することと、
前記リングギヤ二面部と前記シャフト二面部とが隙間なく当接することである。
動力伝達装置のリングギヤ二面部とシャフト二面部とが「隙間なく当接する」とは、リングギヤが回転する周方向に対して、嵌挿部に両端部が嵌挿された状態で密着し、リングギヤの回転によりピニオンシャフトが必定以上にガタつくことがなく、リングギヤとピニオンシャフトとでトルク伝達が十分伝達できることである。
また請求項に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記サイドギヤ、前記ピニオンギヤを内部に収容し、前記リングギヤと一体回転するケースと、
前記リングギヤのその回転軸方向における移動を制限して前記リングギヤと前記ケースとの係合を保持する係合保持部材とを有することである。
請求項1に係る発明においては、リングギヤの外周歯の内径側に、ピニオンシャフトの軸を配置する。ピニオンシャフトの両端部をリングギヤ内径側の嵌挿部に嵌挿して、リングギヤとピニオンシャフトとを一体回転可能に係合する。これにより、装置全体がコンパクト化される。そして、ピニオンシャフトは、リングギヤの側面の一方側からリングギヤの内径側に嵌挿することで組み付けられるため、従来のセットボルトを用いた組み付けに比べると組み付けが簡略化する。
更に、請求項に係る発明においては、ピニオンシャフトが両端部に、シャフト二面部の面に交差するスラスト係合面を有する。リングギヤが直歯でないとき、リングギヤに伝達されるトルクのうち回転軸方向のスラスト力によりリングギヤの側面とスラスト係合面とが当接する。その結果、スラスト方向のピニオンシャフトの移動が制限されるため、リングギヤに嵌挿しているピニオンシャフトがリングギヤから外れることを防止することができる。よって、リングギヤにトルクが入力され、スラスト力が発生してもリングギヤとピニオンシャフトとの嵌合は外れにくい。
請求項に係る発明においては、サイドギヤ、ピニオンギヤを内部に収容するケースを有し、ケースはリングギヤと一体回転する。ケースとリングギヤとは係合保持部により、係合が保持され、リングギヤの回転軸方向の移動が制限される。
参考形態1のディファレンシャル装置10の構成を示す断面図である。 参考形態1のディファレンシャル装置10で用いられるピニオンシャフト3の斜視図である。 参考形態1のディファレンシャル装置10の一部を模式的に表した説明図であり、(a)は図1のA方向からのリングギヤ2の外形とピニオンシャフト3、(b)は(a)のB−B断面図である。 本変形形態のディファレンシャル装置11の構成を示す断面図である。 本変形形態のディファレンシャル装置11の一部を模式的に表した説明図であり、(a)は図4のC方向からのリングギヤ2の外形とピニオンシャフト3、(b)は(a)のD−D断面図である。 本実施形態のディファレンシャル装置で用いられるピニオンシャフト3の斜視図である。 (a)本実施形態のディファレンシャル装置を模式的に表した説明図であり、(b)は(a)のE−E断面図である。
本発明の代表的な実施形態を図1〜図7を参照して説明する。本実施形態及び参考形態のディファレンシャル装置は、自動車等において動力源からのトルクが伝達され、回転を減速し、左右の駆動軸にトルクを分配するディファレンシャル装置である。
参考形態1)
参考形態1のディファレンシャル装置10は、図1に示されるように、リングギヤ2と、ピニオンシャフト3と、ピニオンギヤ(第1ピニオンギヤ41、第2ピニオンギヤ42)と、サイドギヤ(第1サイドギヤ51、第2サイドギヤ52)と、ケース6とを有する。
ピニオンシャフト3は、図2に示されるように、棒状の部材で両方の端部31にそれぞれ、軸長方向に向けて軸長方向に直交する方向に間隔を空けて平行に形成された2つの面、シャフト二面部311が形成されている。
リングギヤ2は、図1に示されるように、動力源からのトルクにより軸心Sを軸として回転し、外周に外周歯21が形成されるはすば歯車である。そして、内径部分が開口(軸方向に貫通)しており、ピニオンシャフト3とケース6とが配置される。リングギヤ2は、図3に示されるように、内周面22から拡径方向に窪んだ嵌挿部23が2つ形成されている。2つの嵌挿部23は、回転軸に対して対向する位置に形成されており、それぞれがリングギヤ2の周方向cに直交する2つの平面、リングギヤ二面部231を有する。2つのリングギヤ二面部は、周方向に間隔を空けて平行に形成されている。ピニオンシャフト3の両端部31は、嵌挿部23に嵌合し、リングギヤ二面部231とシャフト二面部311とが隙間なく当接して、リングギヤ2とピニオンシャフト3とが一体回転する。ピニオンシャフト3は、リングギヤ2との間でトルク伝達をするために、周方向cへ回転する際、がたつかない程度の精度で両端部31が嵌挿部23に嵌挿している。例えば、ピニオンシャフト3は、リングギヤ2と係合する際、両端部31を嵌挿部23に圧入することで嵌挿する。なお、リングギヤ2の嵌挿部23近くには、後述するケース6と締結するために、ボルトなどが挿入する係合孔24が4つ配置されている。
ケース6は、図1に示されるように、リングギヤ2の内径側に位置し、本体部61と係合保持部62とを有する。本体部61は、後述するピニオンギヤ、サイドギヤを内部に収容し、軸心S方向に貫通するように開口した駆動軸挿入部63が形成されている。駆動軸挿入部63には、図示しない車輪に接続される駆動軸が挿入される。係合保持部62は、ピニオンシャフト3の軸方向の拡径方向に、本体部61から突出しており、リングギヤ2の一側面側に位置する(図1においては、左側に位置する)。係合保持部62には、軸心S方向に貫通した貫通孔が形成されており、ボルト7が係合挿入される。貫通孔は、周方向でピニオンシャフト3の端部31を挟むように2つ、周方向で4つ形成されており、ボルト7も4つ配置される。リングギヤ2にも係合保持部62の貫通孔と連通する位置に貫通孔が形成されており、係合保持部62に係合挿入されたボルト7が係合挿入する(図3参照)。ケース6は、ボルト7により、リングギヤ2に一体回転可能に係合する。
参考形態1のディファレンシャル装置10は、リングギヤ2に入力されるトルクをケース6及びボルト7を介した摩擦力によって、ピニオンシャフト3に伝達するものではない。リングギヤ2とピニオンシャフト3とが周方向cで係合することでトルクの伝達をする。そのため、ケース6とリングギヤ2とを係合するために、従来のような精度は必要とせず、またボルト7の数も少なくできる。ケース6とリングギヤ2とは、係合が外れず、リングギヤ2の回転を阻害しない程度の締結力で係合すればよい。
第1及び第2ピニオンギヤ41、42は、軸心Sと直交するピニオンシャフト3を回転の軸として、ピニオンシャフト3に回転自在に軸支される。軸心Sを対称線として、第1ピニオンギヤ41と第2ピニオンギヤ42の2つが分離してケース6の本体部61内部に収容されている。第1及び第2ピニオンギヤ41、42は、ピニオンシャフト3を回転軸として互いに逆方向に回転することができる。ピニオンシャフト3を回転軸として回転するのが「自転」、軸心Sを回転軸としてピニオンシャフト3と同回転するのが「公転」である。
第1及び第2サイドギヤ51、52は、第1及び第2ピニオンギヤ41、42と回転軸が直交して噛合するかさ歯車である。ピニオンシャフト3を対称線として、第1サイドギヤ51と第2サイドギヤ52の2つが分離してケース6の本体部61内部に収容されている。第1及び第2サイドギヤ51,52には、それぞれ駆動軸の一端が接続する。
参考形態1のディファレンシャル装置10は、動力源から伝達されたトルクにより軸心Sを回転軸としてリングギヤ2が回転するとピニオンシャフト3が一体回転する。同時に、第1及び第2ピニオンギヤ41、42が公転する。第1及び第2ピニオンギヤ41、42が公転すると、これらに噛み合う第1及び第2サイドギヤ51、52が回転し、駆動軸を介して車輪へと伝達される。第1及び第2ピニオンギヤ41、42が自転しない場合、ピニオンシャフト3の回転速度と、左右の駆動軸の回転速度は同一となる。リングギヤ2に入力されたトルクを、左右の駆動軸に伝達する過程において、第1及び第2ピニオンギヤ41、42が、ピニオンシャフト3を回転軸として互いに逆方向に自転すると、第1及び第2サイドギヤ51、52と、左右の駆動軸は逆方向に、ピニオンシャフト3に対して相対回転する。つまり、左右の駆動軸のうち一方を、ピニオンシャフト3に比べて、より高い回転速度で回転させ、他方を、ケース6に比べてより低い回転速度で回転させることとなる。ディファレンシャル装置10は、自動車が旋回する、左右の駆動軸との回転速度が異なる場合に、第1ピニオンギヤ41及び第2ピニオンギヤ42を、ピニオンシャフト3を回転軸として互いに逆方向に自転させることで、左右の駆動軸の間に生じる回転速度の差を吸収することができる。
従来のディファレンシャル装置では、トルクを駆動源から駆動軸へ伝達するために、リングギヤに入力されたトルクが、セットボルトによって強く締結されたケースに摩擦力によって伝達される。そして、トルクをケースからピニオンシャフトへ伝達するため、ケースの強度が高く、またセットボルトを強く締結する必要があり、高精度の組み付けが要求される。そのため、組み付けに時間を要し、コストも高い。しかし、本参考形態1のディファレンシャル装置10は、リングギヤ2の外周歯の内径側に、ピニオンシャフトの軸を配置するため、コンパクトである。リングギヤ2とピニオンシャフト3とのトルクの伝達は、リングギヤ2のリングギヤ二面部231とピニオンシャフト3のシャフト二面部311とが、隙間なく当接し、一体回転することで行われる。そのため、ケース6の強度を下げ、セットボルトの減少などにより、コストの低減が可能である。また、セットボルトによる強い締結も必要ないため、組み付けが簡略化する。
参考形態1の変形形態)
本変形形態のディファレンシャル装置11は、参考形態1のディファレンシャル装置10と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
本変形形態のディファレンシャル装置11は、図4に示されるように、更にプレート8を有する。プレート8は、ケース6の係合保持部62に係合挿入されるボルト7が貫通する方向で、係合保持部62が当接するリングギヤ2の側面とは逆の側面に位置する部材である。プレート8は、ボルト7の端部が係合挿入される係合孔81を有している。よって、ボルト7は、参考形態1のディファレンシャル装置10の場合と異なり、端部がリングギヤ2を軸方向に貫通し、更にプレート8の係合孔81に係合挿入する。
プレート8は、図5に示されるように、リングギヤ2の周方向で、係合保持部62及びボルト7が位置する箇所に適宜配置される。
本変形形態のディファレンシャル装置11は、軸方向でケース6の係合保持部62とは反対方向にプレート8を配置し、リングギヤ2とケース6との係合を保持することができる上、更にピニオンシャフト3の軸方向移動を制限する。つまり、リングギヤ2が回転することにより発生する軸方向のスラスト力により、リングギヤ2の嵌挿部23からピニオンシャフト3の両端部31が外れるのを防ぐことができる。
参考形態1のディファレンシャル装置10とは異なり、プレート8を追加することにより、リングギヤ2及びピニオンシャフト3は、リングギヤ2の嵌挿部23とピニオンシャフト3の両端部31とが圧入できる精度を要しないためコストが抑えることが可能である。
(実施形態
本実施形態のディファレンシャル装置は、参考形態1のディファレンシャル装置10と基本的には同様の構成及び同様の作用効果を有する。以下、異なる部分を中心に説明する。
ピニオンシャフト3は、図6及び図7に示されるように、端部31の各シャフト二面部311の面に対して直交する(交差する)スラスト係合面312を有する。スラスト係合面312は、リングギヤ2の側面と当接する。ピニオンシャフト3は、リングギヤ二面部231とシャフト二面部311とが密着してトルク伝達ができる程度に、リングギヤ2の嵌挿部2に嵌合する。
実施形態のディファレンシャル装置では、前進段(例えば第1速から5速、あるいは6速)の場合、スラスト係合面312がリングギヤ2の側面に当接して、軸方向に発生するスラスト力によりピニオンシャフト3の軸方向の移動が制限される。また、後進段(リバース)の場合、ピニオンシャフト3の端部31でシャフト二面部311と交差する外面がケース6の係合保持部62に当接することで、スラスト力によりピニオンシャフト3の軸方向の移動が制限される。よって、リングギヤ2とピニオンシャフト3との嵌合が外れにくい。
実施形態のディファレンシャル装置は、参考形態1のディファレンシャル装置10のように圧入による嵌合、変形形態のディファレンシャル装置11のようにプレート8による固定とは異なり、係合保持部62とスラスト係合面312とにより、リングギヤ2又はピニオンシャフト3の軸方向の移動が制限される。
実施形態のディファレンシャル装置では、スラスト係合面312が形成されるピニオンシャフト3が複雑な形状ではないため、製造が比較的簡単である。また、ピニオンシャフト3をリングギヤ2に組み付ける作業もリングギヤ2の側面から、ピニオンシャフト3の両端部31を嵌挿部23にスラスト係合面312と側面とが当接するように嵌め込めばいいため、組み付けも簡単である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、ピニオンシャフト3の端部31に、シャフト二面部311が形成されているが、一端から他端まで、一平面とする形状を採用することもできる。また、ケース6とリングギヤ2とを締結するボルト7が4つ用いられているが、増減可能である。また、ボルト7以外の部品で締結する構成でも良い。
10:ディファレンシャル装置、 2:リングギヤ、
21:外周歯、 22:内周面、
23:嵌挿部、 231:リングギヤ二面部、
24:係合孔、 3:ピニオンシャフト、
31:端部、 311:シャフト二面部、
312:スラスト係合面、
41、:第1ピニオンギヤ、 42:第2ピニオンギヤ、
51:第1サイドギヤ、 51a、52a:軸穴、
52:第2サイドギヤ、 6:ケース、
61:本体部、 62:係合保持部、
63:駆動軸挿入部、
7:ボルト、
8:プレート、 81:係合孔。

Claims (2)

  1. 動力源からのトルクが入力されて回転するリングギヤと、
    前記リングギヤとその回転方向に係合し、一体回転するピニオンシャフトと、
    前記ピニオンシャフトに回転自在に軸支されるピニオンギヤと、
    前記ピニオンギヤの回転軸と直交する回転軸をもち、前記ピニオンギヤと噛合するサイドギヤと、
    を有するディファレンシャル装置であって、
    前記リングギヤは外周歯の内径側に側面の少なくとも一方が開口しており、前記ピニオンシャフトの軸長方向の両端部が嵌挿する嵌挿部を有し、
    前記嵌挿部は前記リングギヤの周方向に交差する2つの平面が平行に配置されるリングギヤ二面部を有し、
    前記ピニオンシャフトは軸長方向の両端部のそれぞれに前記リングギヤの周方向に交差する2つの平面が平行に配置され、前記リングギヤ二面部に嵌挿されるシャフト二面部と、前記シャフト二面部の面に交差する面であって、前記リングギヤに伝達される前記トルクのうち回転軸方向のスラスト力により前記リングギヤの側面と当接してその方向の移動を制限するスラスト係合面とを有することと、
    前記リングギヤ二面部と前記シャフト二面部とが隙間なく当接することを特徴とするディファレンシャル装置。
  2. 前記サイドギヤ、前記ピニオンギヤを内部に収容し、前記リングギヤと一体回転するケースと、
    前記リングギヤのその回転軸方向における移動を制限して前記リングギヤと前記ケースとの係合を保持する係合保持部材とを有する請求項1に記載のディファレンシャル装置。
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