JP6502833B2 - ハイブリッド車両の軸支持構造 - Google Patents

ハイブリッド車両の軸支持構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6502833B2
JP6502833B2 JP2015224569A JP2015224569A JP6502833B2 JP 6502833 B2 JP6502833 B2 JP 6502833B2 JP 2015224569 A JP2015224569 A JP 2015224569A JP 2015224569 A JP2015224569 A JP 2015224569A JP 6502833 B2 JP6502833 B2 JP 6502833B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotor
gear
motor
drive gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015224569A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017088117A (ja
Inventor
雅人 藤川
雅人 藤川
総 沖田
総 沖田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2015224569A priority Critical patent/JP6502833B2/ja
Publication of JP2017088117A publication Critical patent/JP2017088117A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6502833B2 publication Critical patent/JP6502833B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

この発明は、内燃機関と電動機とを駆動力源として備えたハイブリッド車両における軸支持構造に関するものである。
この種のハイブリッド車両では、エンジンが出力した駆動力に、電動機が出力する駆動力を付加するように構成される場合がある。その一例が特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されているハイブリッド駆動装置は、電動機が出力したトルクを減速機構を介してデファレンシャルなどの動力伝達系統に伝達するように構成されている。その電動機は、ケースとリヤカバーとの間に収容され、その電動機のロータ軸はケースに取り付けられた軸受と、リヤカバーに取り付けられた軸受とによって支持されている。また、減速機構は、前記ケースと、そのケースに対してエンジン側に設けられたハウジングとの間に収容されている。減速機構は、前記ロータ軸と一体となって回転するリダクションギヤを有しており、そのリダクションギヤはそれより大径のカウンタドリブンギヤに噛み合っている。リダクションギヤは、前記ロータ軸と同一軸線上に配置されており、リダクションギヤの軸部(リダクションギヤシャフト)が前記ケースに取り付けられた軸受と、前記ハウジングに取り付けられた軸受とによって回転可能に支持されている。そして、リダクションギヤシャフトは、前記ロータ軸にスプライン嵌合してロータ軸に連結されている。
なお、カウンタドリブンギヤには、エンジンが出力したトルクが伝達されており、したがってこのカウンタドリブンギヤにおいてエンジンの出力したトルクに電動機が出力したトルクが付加される。さらに、カウンタドリブンギヤと一体となって回転するデフドライブギヤが設けられていて、そのデフドライブギヤからデファレンシャルにトルクが伝達される。
特開2012−122595号公報
特許文献1に記載されているリダクションギヤは、電動機のトルクを減速機構に伝達するためのものであるから、ロータ軸とリダクションギヤシャフトとは通常、一体となって回転する。特許文献1に記載されている構造では、このように実質的に一体のロータ軸とリダクションギヤシャフトとを、それぞれに1対ずつ(合計4個)設けた軸受によって支持している。そのため、部品点数が多くなってしまい、トランスアクスルが大型化し、またコストや重量が増大する可能性がある。また、4個の軸受のそれぞれで摩擦が生じるから、軸受による摩擦による動力損失が増大する可能性がある。
この発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、軸受の数を削減して構成の簡素化や動力損失の低減を図ることのできる軸支持構造を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、この発明は、ケースと前記ケースを閉じるカバーとによって形成された収容部に電動機が収容され、前記ケースに一体に形成されている隔壁部を挟んで前記収容部とは反対側に前記電動機のトルクを増大させて駆動輪に向けて伝達する減速機構が設けられ、前記電動機はロータを有するとともに前記減速機構は前記ロータと一体になって回転するリダクションドライブギヤを有するハイブリッド車両における前記ロータおよび前記リダクションドライブギヤを回転可能に支持するハイブリッド車両の軸支持構造において、前記収容部から前記隔壁部を貫通して前記減速機構側に延びている回転軸を有し、前記回転軸のうち前記収容部内にある部分に前記ロータが一体化され、前記回転軸のうち前記減速機構側に延びている部分に前記リダクションドライブギヤが一体化され、前記回転軸の前記収容部側の端部が前記カバーに取り付けられている軸受によって回転可能に支持され、前記回転軸の前記減速機構側に延びている部分を包囲し、かつ前記隔壁部とは別部材の円筒部が、前記隔壁部に取り付けられ、前記回転軸と同一軸線上に配置されて前記回転軸の前記減速機構側の端部を支持する他の軸受が前記円筒部に取り付けられていることを特徴とするものである。
この発明においては、一体となって回転するロータとリダクションドライブギヤとが、単一の回転軸に設けられている。その回転軸は、カバー側の軸受と減速機構側もしくは隔壁部側の他の軸受とによって回転可能に支持されている。したがって、回転する部材がロータとリダクションドライブギヤとの2部材であるにもかかわらず、これらを回転可能に支持する軸受は2個であり、前述した従来の構造と比較して軸受の数が半減し、それに伴って部品点数を削減できるとともに、全体としての構造を簡素化し、また軽量化することができる。さらに、摩擦が生じる軸受の数が少ないことにより、動力損失を低減できる。
この発明に係る軸支持構造の一例を模式的に示すスケルトン図である。 そのモータ軸の支持構造を具体的に示す部分断面図である。 そのモータ軸の支持構造の他の例を具体的に示す部分断面図である。 そのモータ軸の支持構造の更に他の例を具体的に示す部分断面図である。 そのモータ軸の支持構造の第四の例を具体的に示す部分断面図である。 そのモータ軸の支持構造の第五の例を具体的に示す部分断面図である。 そのモータ軸の支持構造の第六の例を具体的に示す部分断面図である。
図1にこの発明の実施形態の一例をスケルトン図で示してある。ここに示す例は、いわゆるツーモータタイプのハイブリッド駆動装置にこの発明を適用した例である。駆動力源としてエンジン1と、二つのモータ2,3とを駆動力源として備えている。エンジン(ENG)1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関であり、また各モータ2,3は、永久磁石式の三相同期電動機などの発電機能のあるモータ・ジェネレータ(MG1,MG2)を採用することができる。モータ・ジェネレータ3がこの発明の実施形態における電動機に相当している。
エンジン1の回転中心軸線と同一の軸線上に、エンジン1側から順に、動力分割機構4、第1モータ・ジェネレータ(MG1)2が配置されている。動力分割機構4は図1に示す例では、シングルピニオン型の遊星歯車機構によって構成されている。したがって動力分割機構4は、サンギヤS4 と、サンギヤS4 に対して同心円上に配置されたリングギヤR4 と、サンギヤS4 およびリングギヤR4 に噛み合っているピニオンギヤを自転可能および公転可能に保持しているキャリヤC4 とを備えている。そのキャリヤC4 にエンジン1の出力軸(クランクシャフト)が連結されている。なお、図1では省略してあるが、エンジン1とキャリヤC4 との間に適宜のダンパーやトルクリミッターを設けてもよい。
動力分割機構4における出力要素はリングギヤR4 であって、リングギヤR4 に出力ギヤ6が連結されている。サンギヤS4 に第1モータ・ジェネレータ2が連結されていて、サンギヤS4 が反力要素となっている。
サンギヤS4 はサンギヤ軸7に一体化されており、そのサンギヤ軸7は第1モータ・ジェネレータ2の回転中心軸線に沿って配置され、第1モータ・ジェネレータ2のロータ8がサンギヤ軸7に連結されている。
上記の動力分割機構4や第1モータ・ジェネレータ2の回転中心軸線と平行にカウンタ軸9が配置され、このカウンタ軸9に径の大きいカウンタドリブンギヤ10と径の小さいデフドライブギヤ11とが一体回転するように設けられている。そのカウンタドリブンギヤ10に前述した出力ギヤ6が噛み合っている。また、デフドライブギヤ11には、終減速機であるデファレンシャルギヤ12におけるリングギヤ13が噛み合っている。トルクはデファレンシャルギヤ12から左右の駆動輪14に伝達される。
この発明の実施形態における電動機に相当する第2モータ・ジェネレータ(MG2)3は、その回転中心軸線がカウンタ軸9と平行になるように前記第1モータ・ジェネレータ2の外周側に配置されている。第2モータ・ジェネレータ3の回転中心軸線に沿ってモータ軸15が配置され、そのモータ軸15に第2モータ・ジェネレータ3のロータ16が連結されて一体化されている。このモータ軸15がこの発明の実施形態における回転軸に相当し、そのモータ軸15は上記のエンジン1側(カウンタドリブンギヤ10側)に延びており、そのエンジン1側(カウンタドリブンギヤ10側)に延びている部分に、リダクションドライブギヤ17が設けられている。このリダクションドライブギヤ17は上記のカウンタドリブンギヤ10に噛み合っている。リダクションドライブギヤ17の径は、カウンタドリブンギヤ10の径より小さく、したがって第2モータ・ジェネレータ3が出力したトルクは、これらリダクションドライブギヤ17およびカウンタドリブンギヤ10によって増大させられる。すなわち、リダクションドライブギヤ17およびカウンタドリブンギヤ10によってこの発明の実施形態における減速機構が構成されている。また、カウンタドリブンギヤ10には上記の出力ギヤ6からエンジン1のトルクが伝達されるから、この減速機構において第2モータ・ジェネレータ3のトルクがエンジン1から伝達されるトルクに付加される。
上記の動力分割機構4やカウンタ軸9およびカウンタドリブンギヤ10、リダクションドライブギヤ17ならびにデファレンシャルギヤ12などは、第1収容部18の内部に配置され、各モータ・ジェネレータ2,3は、第2収容部19の内部に配置されている。第1収容部18はエンジン1側の空所であって、側壁部20を有するハウジング21と、筒状のケース22とによって形成されている。ケース22は、エンジン1側の部分とこれとは反対側の部分とを区画する隔壁部23を備えており、ケース22とその端部に接合されたハウジング21と、ハウジング21の側壁部20と前記隔壁部23とによって囲まれた部分が第1収容部18である。これに対して、ケース22のエンジン1側とは反対側の端部に、この発明の実施形態におけるカバーに相当するリヤカバー24が取り付けられている。このリヤカバー24とケース22と前記隔壁部23とによって囲まれた部分が第2収容部19である。
前述したモータ軸15は、第2収容部19から前記隔壁部23を貫通して第1収容部18側に延びており、モータ軸15の第2収容部19の内部に位置する部分には第2モータ・ジェネレータ3のロータ16が連結され、またモータ軸15のうち第1収容部18に延び出ている部分にリダクションドライブギヤ17が取り付けられている。このモータ軸15のリヤカバー24側の端部は、リヤカバー24に取り付けられた軸受25によって回転可能に支持されている。また、モータ軸15の第1収容部18側の端部は、ケース22と一体の部分、もしくは隔壁部23と一体の部分に取り付けられた軸受26によって回転可能に支持されている。
図2は、上記のモータ軸15およびその支持構造の一例を具体的に示した断面図である。ここに示すモータ軸15には、図2の右側から順に、リダクションドライブギヤ17とフランジ部27とが半径方向で外側に突出した状態に形成されている。ロータ16は、そのフランジ部27に図2の左側から突き当てた状態に組み付けられており、フランジ部27にロータ16を挟んで対向するようにモータ軸15にストッパ28をはめ込み、かつナット29で締め付けることにより、ロータ16はモータ軸15に固定されている。なお、図2で符号30はレゾルバーである。
リヤカバー24の内側面のうちモータ軸15と同心円上の位置にボス部(円筒部)31が形成されている。そのボス部31の内周側に軸受25が嵌合させられている。モータ軸15の第2収容部19側の端部が、その軸受25によって回転可能に支持されている。
前記ケース22と一体の隔壁部23には、モータ軸15およびその外周部に一体に形成されているリダクションドライブギヤ17を挿入させることのできる貫通部32が形成されており、モータ軸15はその貫通部32を通って第1収容部18側に突出している。その状態で、リダクションドライブギヤ17は第1収容部18内に位置している。
隔壁部23もしくはケース22には、モータ軸15のうち第1収容部18側に延びている部分を包囲している円筒部33が一体に形成されている。この円筒部33がこの発明の実施形態における「隔壁部と一体の箇所」に相当している。円筒部33のうちモータ軸15の回転中心軸線と同一の軸線上に軸受26が嵌め込まれて取り付けられており、その軸受26によってモータ軸15の前記第1収容部18側の端部が回転可能に支持されている。すなわち、第2モータ・ジェネレータ3のロータ16とリダクションドライブギヤ17とはモータ軸15を介して一体となって回転するように連結され、かつ一対の軸受25,26によって回転可能に支持されている。また、その支持箇所は、互いに一体に組み付けられるケース22とリヤカバー24との一部であり、したがってロータ16およびリダクションドライブギヤ17は、ハウジング21やハウジング21によって支持される部材が組み付けられていなくても、正規の状態で回転することが可能である。なお、軸受25,26はボールベアリングに限られず、ローラベアリングやニードルベアリングなどの適宜の軸受であってよい。
上記の円筒部33のうち前述したカウンタドリブンギヤ10側を向いている箇所に開口部34が形成されている。この開口部34からカウンタドリブンギヤ10の外周側の一部が円筒部33の内部に挿入されて、リダクションドライブギヤ17に噛み合っている。また、モータ軸15の前記第1収容部18側の端部には、中心軸線に沿って挿入孔35が形成され、その挿入孔35の内周面にはスプラインが形成されている。さらに、前記円筒部33の軸線方向での端面で前記挿入孔35と同一軸線上の位置に、挿入孔35より大径の開口孔36が形成されている。すなわち、第2モータ・ジェネレータ3の検査のための適宜のテスターにおけるスプライン軸(それぞれ図示せず)を前記開口孔36から挿入孔35に差し込んで連結するように構成されている。
モータ軸15は、リダクションドライブギヤ17やカウンタドリブンギヤ10などからなる減速機構およびデファレンシャルギヤ12などを介して駆動輪14に連結されているので、これらの減速機構やデファレンシャルギヤ12のギヤ比および車速に応じた回転数で回転するから、その回転数が高回転数になる場合がある。しかしながら、モータ軸15の回転によって生じる摩擦は一対の軸受25,26に限られるので、摩擦抵抗力や摩擦に伴う動力損失が少なくなる。前述した従来の構成のようにロータとリダクションドライブギヤとを別の軸受で支持する構成と比較して、軸受の数が半減するので、摩擦抵抗力や摩擦に伴う動力損失を従来に比較して半減することが可能になる。また、軸受の数が半減することにより、必要とする部品点数が少なくなり、軸支持構造の構成を簡素化し、また軽量化することができる。
また、図2に示す構成では、一対の軸受25,26によってモータ軸15を回転可能に支持した状態で、適宜のテスターのスプライン軸をモータ軸15の挿入孔35に連結することにより、モータ軸15の回転数やトルクを検出することができる。すなわち、カウンタドリブンギヤ10を組み付けることなく、第2モータ・ジェネレータ3の回転数やトルクなどの検査(いわゆる完成検査)を容易に行うことができる。
つぎにこの発明に係る軸支持構造の他の例を説明する。図3は、上述した図2に示す構成の一部を変更した例を示している。図3に示す構成では、前述した円筒部33をケース22とは別部材として構成し、その円筒部33をケース22の隔壁部23にボルト37によって取り付けた例である。なお、図3に示す構成では、カウンタドリブンギヤ10は隔壁部23に取り付けた軸受38によって回転可能に支持されている。また、デフドライブギヤ11は、カウンタ軸9に一体に形成されており、そのカウンタ軸9の一方の端部がカウンタドリブンギヤ10にスプライン嵌合している。さらに、カウンタ軸9の他方の端部が、ハウジング21の側壁部20に取り付けられた軸受39によって回転可能に支持されている。図3における符号40はプラグであって、ハウジング21の側壁部20に取り付けられるとともに、円筒状の突出部がモータ軸15に形成されている挿入孔35に嵌合させられている。したがって、挿入孔35は第1収容部18に対して遮蔽されている。図3に示す他の構成は、前述した図2に示す構成と同様であるから、図3に図2と同様の符号を付してその説明を省略する。
図3に示す構成によれば、円筒部33を取り付ける以前の状態では、モータ軸15における第1収容部18側の端部にリダクションドライブギヤ17より大径の部分が存在しないので、カウンタドリブンギヤ10を隔壁部23に取り付けられている軸受38の中心軸線に沿って真っ直ぐ送り込むことにより、軸受38あるいは隔壁部23に取り付けることができるとともに、リダクションドライブギヤ17に噛み合わせることができる。したがって、カウンタドリブンギヤ10を組み付けるにあたって、カウンタドリブンギヤ10を傾けるなどの操作が必要ではなく、カウンタドリブンギヤ10の組み付け作業を容易なものにすることができる。また、図3に示す構成においても、前述した図2に示す構成で得られる作用・効果と同様の作用・効果を得ることができる。
図4は、上述した図3に示す構成の一部を変更した例を示している。図4に示す例では、モータ軸15とリダクションドライブギヤ17とが別部材として構成されており、リダクションドライブギヤ17はモータ軸15のうち第1収容部18側の端部にスプライン嵌合させられている。リダクションドライブギヤ17の一方の端部は、モータ軸15に形成された外径が変化している段差部に突き当てられるとともに、他方の端部に軸受26のインナーレースが突き当てられ、これら段差部と軸受26とによって軸線方向に対して固定されている。また、これらモータ軸15とリダクションドライブギヤ17との間にフリクションダンパ41が嵌め込まれている。フリクションダンパ41はモータ軸15とリダクションドライブギヤ17との間に圧入されている円筒状の部材であって、モータ軸15とリダクションドライブギヤ17とに対して摩擦接触することにより、これらモータ軸15とリダクションドライブギヤ17との相対回転およびそれに伴ういわゆるガタ打ち音を抑制するようになっている。
なお、図4に示す構成では、ロータ16の軸線方向での位置を決めるフランジ部27が、モータ軸15のうちリヤカバー24側に形成され、これとは反対側にストッパ28が取り付けられている。図4に示す他の構成は、上述した図3に示す構成と同様であるから、図4に図3に付した符号と同様の符号を付してその説明を省略する。
したがって、図4に示す構成によれば、図3に示す構成と同様の作用・効果を得ることができ、これに加えて、リダクションドライブギヤ17がモータ軸15と別部品であることにより、リダクションドライブギヤ17の切削や研磨などの加工および熱処理が容易になる。
図5は、ロータ16をロータ軸42と一体化するとともに、ロータ軸42をモータ軸15に嵌合させた例である。図5に示す構成では、ロータ16は中空軸であるロータ軸42を有しており、そのロータ軸42に前述したフランジ部27が形成され、そのフランジ部27と対向するストッパ28をロータ軸42に取り付けることにより、ロータ16がフランジ部27とストッパ28とによって挟み付けられてロータ軸42に固定されている。
ロータ軸42は、モータ軸15のうち第2収容部19の内部に位置する部分にスプライン嵌合されている。そのモータ軸15には、外径が大きくなっている段差部43が形成されており、ロータ軸42は、モータ軸15に対して図5の左側(リヤカバー24側)から挿入されて段差部43に突き当てられている。また、ロータ軸42のリヤカバー24側の端部は軸受25のインナーレースに突き当てられており、したがってロータ軸42はこれら段差部43と軸受25とによって軸線方向に対して固定されている。さらに、モータ軸15とロータ軸42との間にフリクションダンパ41が配置されている。図5に示す他の構成は、上述した図3に示す構成と同様であるから、図4に図3に付した符号と同様の符号を付してその説明を省略する。
図5に示す構成であれば、図3に示す構成による作用・効果と同様の作用・効果を得ることができ、それに加えて、第2モータ・ジェネレータ3の構成部材にモータ軸15が含まれないから、第2モータ・ジェネレータ3の製造や、組み付け前の取り扱いが容易になる。
図6に示す例は、ロータ16およびリダクションドライブギヤ17の両方をモータ軸15とは別部材として構成した例である。すなわち、上述した図5に示す構成のうちリダクションドライブギヤ17は前述した図3に示すようにモータ軸15とは別部材とされ、モータ軸15にスプライン嵌合されている。したがって、リダクションドライブギヤ17とモータ軸15の組み付け構造は、図3を参照して説明した構造と同様になっており、その他の構成は図5に示す構成と同様である。さらに、図7に示す例は、上記の図6に示す構成のうち、フリクションダンパ41をモータ軸15とリダクションドライブギヤ17との間に配置した例である。したがって、図7に示す他の構成は図6に示す構成と同様である。これら図6に示す構成、あるいは図7に示す構成のいずれであっても、前述した図5に示す構成の場合と同様の作用・効果を得ることができる。
1…エンジン、 2,3…モータ、 9…カウンタ軸、 10…カウンタドリブンギヤ、 11…デフドライブギヤ、 12…デファレンシャルギヤ、 13…リングギヤ、 14…駆動輪、 15…モータ軸、 16…ロータ、 17…リダクションドライブギヤ、 18…第1収容部、 19…第2収容部、 21…ハウジング、 22…ケース、 23…隔壁部、 24…リヤカバー、 25,26…軸受、 31…ボス部(円筒部)、 32…貫通部、 33…円筒部、 34…開口部、 35…挿入孔、 36…開口孔、 42…ロータ軸。

Claims (1)

  1. ケースと前記ケースを閉じるカバーとによって形成された収容部に電動機が収容され、前記ケースに一体に形成されている隔壁部を挟んで前記収容部とは反対側に前記電動機のトルクを増大させて駆動輪に向けて伝達する減速機構が設けられ、前記電動機はロータを有するとともに前記減速機構は前記ロータと一体になって回転するリダクションドライブギヤを有するハイブリッド車両における前記ロータおよび前記リダクションドライブギヤを回転可能に支持するハイブリッド車両の軸支持構造において、
    前記収容部から前記隔壁部を貫通して前記減速機構側に延びている回転軸を有し、
    前記回転軸のうち前記収容部内にある部分に前記ロータが一体化され、
    前記回転軸のうち前記減速機構側に延びている部分に前記リダクションドライブギヤが一体化され、
    前記回転軸の前記収容部側の端部が前記カバーに取り付けられている軸受によって回転可能に支持され、
    前記回転軸の前記減速機構側に延びている部分を包囲し、かつ前記隔壁部とは別部材の円筒部が、前記隔壁部に取り付けられ、
    前記回転軸と同一軸線上に配置されて前記回転軸の前記減速機構側の端部を支持する他の軸受が前記円筒部に取り付けられている
    ことを特徴とするハイブリッド車両の軸支持構造。
JP2015224569A 2015-11-17 2015-11-17 ハイブリッド車両の軸支持構造 Active JP6502833B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224569A JP6502833B2 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 ハイブリッド車両の軸支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224569A JP6502833B2 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 ハイブリッド車両の軸支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017088117A JP2017088117A (ja) 2017-05-25
JP6502833B2 true JP6502833B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=58768499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015224569A Active JP6502833B2 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 ハイブリッド車両の軸支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6502833B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001113968A (ja) * 1999-10-15 2001-04-24 Aisin Aw Co Ltd ハイブリッド車輌用駆動装置
JP2003312282A (ja) * 2002-04-19 2003-11-06 Fuji Heavy Ind Ltd 車両の駆動装置
JP2005125873A (ja) * 2003-10-22 2005-05-19 Yamaha Motor Co Ltd ハイブリッド式電動車両
JP2009001126A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toyota Motor Corp ハイブリッド駆動装置
JP5245554B2 (ja) * 2008-06-10 2013-07-24 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017088117A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4873264B2 (ja) 駆動装置
JP5331169B2 (ja) ハイブリッド車両用駆動装置
JP6222164B2 (ja) 車両の動力伝達構造
JP2011183946A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP4297918B2 (ja) 動力伝達装置およびその組立方法
JP2011183945A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP5699997B2 (ja) トランスアクスルの取付装置
JP5812182B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JP5544670B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JP5528490B2 (ja) 車両駆動装置
JP2019082189A (ja) 車両用駆動装置
JP2015515581A (ja) 電気的に駆動される車両の駆動軸装置
JPH11166609A (ja) トランスアクスル
JP3646084B2 (ja) 車両の駆動装置
WO2015163183A1 (ja) 車両用駆動装置
JP2009286367A (ja) ハイブリッド駆動装置
JP2014119071A (ja) 動力伝達装置
JP6233324B2 (ja) 車両の回転軸の支持構造
JP6502833B2 (ja) ハイブリッド車両の軸支持構造
JP5093601B2 (ja) ハイブリッド駆動装置
JP2012122595A (ja) 連結軸の支持構造およびこれを備えたハイブリッド駆動装置
JP2012233511A (ja) 車両用駆動装置
JP6011310B2 (ja) 動力伝達装置
JP5699409B2 (ja) 電動駆動装置
JP6686679B2 (ja) 動力伝達装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190322

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6502833

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250