JP6219726B2 - 減速装置 - Google Patents

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本発明は、減速装置に関する。
特許文献1に、直交軸減速機ケーシングを有する直交軸減速機と、平行軸減速機ケーシングを有する平行軸減速機と、を連結した減速装置が開示されている。
直交軸減速機は、直交軸減速機ケーシングに軸受支持される直交ピニオン軸を備えている。直交軸減速機ケーシングと平行軸減速機ケーシングは、直交ピニオン軸と直交する方向において互いに突き合わされて連結されている。
特許第4887291号公報(図3b)
しかしながら、上記減速装置は、直交軸減速機ケーシングと平行軸減速機ケーシングの連結に当たり、直交軸減速機ケーシングの内部でボルトの締結作業を行う必要があり、組み立て作業性が悪い、という問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、直交軸減速機および平行軸減速機を備えた、組み立て作業性の良好な減速装置を提供することをその課題としている。
本発明は、直交軸減速機ケーシングを有する直交軸減速機と、平行軸減速機ケーシングを有する平行軸減速機と、を連結した減速装置であって、前記直交軸減速機ケーシングと前記平行軸減速機ケーシングは、継プレートを介して連結され、前記直交軸減速機ケーシングは、該直交軸減速機ケーシングの外側へ張り出したフランジ部を有し、前記直交軸減速機ケーシングと前記継プレートは、前記フランジ部に直交軸減速機側から挿通した第1ボルトと、前記継プレートに平行軸減速機側から挿通した第2ボルトとによって連結され、前記直交軸減速機は、前記直交軸減速機ケーシングに軸受支持される直交ピニオン軸を備え、前記継プレートは、前記直交ピニオン軸を支持する軸受と該直交ピニオン軸の径方向から見て重なる位置に配置される連結部を有し、当該連結部に前記第2ボルトが挿通される構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明によれば、直交軸減速機ケーシングは、該直交軸減速機ケーシングの外側へ張り出したフランジ部を有する。そして、直交軸減速機ケーシングと継プレートは、フランジ部に直交軸減速機側から挿通した第1ボルトと、継プレートに平行軸減速機側から挿通した第2ボルトとによって連結される。
これにより、直交軸減速機ケーシングと継プレートのボルト締結作業をケーシングの外部で行うことができるため、組み立て作業性が向上する。
本発明によれば、直交軸減速機および平行軸減速機を備えた、組み立て作業性の良好な減速装置を得ることができる。
本発明の実施形態の一例に係る減速装置を含む駆動装置の構成例を示す正断面図 図1の要部拡大図 図1の減速装置を、矢視III方向から見た一部破断の側面図 図1の矢視IV−IV線に沿う断面図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態の一例に係る減速装置を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の一例に係る減速装置Gを含む駆動装置GMの構成例を示す正断面図であり、図2は図1の要部拡大図、図3は、図1の減速装置Gを、図1の矢視III方向から見た一部破断の側面図である。
この駆動装置GMは、モータMと減速装置Gとを、継ユニット12を介して連結したものである。減速装置Gは、直交軸減速機Rおよび平行軸減速機Pを備えている。直交軸減速機Rは、直交軸減速機ケーシング14を有し、平行軸減速機Pは、平行軸減速機ケーシング16をそれぞれ有している。直交軸減速機ケーシング14は、継プレート17を介して平行軸減速機ケーシング16と連結される。
以下、より具体的な構成を説明する。
モータMと減速装置Gとを連結する継ユニット12は、第1継ケーシング18と第2継ケーシング19とを有している。第1継ケーシング18は、モータケーシング13とボルト39を介して連結されている。第2継ケーシング19は、直交軸減速機ケーシング14とボルト46を介して連結されている。第1継ケーシング18と第2継ケーシング19は、ボルト44を介して連結されている。
第2継ケーシング19には、継軸22が軸受24を介して回転自在に支持されている。継軸22の一端側には、モータMのモータ軸20の一部が挿入されている。モータ軸20は、摩擦クランプ装置22Fを介して継軸22と連結されている。継軸22の他側端には、ホロー部22Aが形成されており、該ホロー部22Aに直交軸減速機Rの入力軸(直交ピニオン軸)52の一部が圧入されることにより、継軸22と該入力軸52とが連結されている。なお、継軸22と入力軸52の連結方法は圧入に限定されない。
駆動装置GMの直交軸減速機Rは、軸心O1の入力軸52と軸心O2の出力軸54が直交して配置されている減速機である。この例では、直交軸減速機Rは、入力軸52に形成されたベベルピニオン56と、出力軸54に圧入されたベベルギヤ58からなるベベルギヤセット60を備えている。
直交軸減速機Rの入力軸52は、前述したように、継ユニット12の継軸22のホロー部22Aに圧入されることによって、該継軸22と連結されている。入力軸52は、一対の円錐ころ軸受(直交ピニオン軸を支持する軸受)62、63を介して直交軸減速機ケーシング14に支持されている。円錐ころ軸受62、63は、入力軸52に掛かる両方向のスラスト力を受け得る機能を備えている。
直交軸減速機Rの出力軸54は、玉軸受66を介して直交軸減速機ケーシング14に支持されると共に、玉軸受68を介して該直交軸減速機ケーシング14と連結される継プレート17に支持されている。出力軸54の先端にはホロー部54Aが形成されており、該ホロー部54Aには、平行軸減速機Pの入力軸40が圧入されている。これにより、直交軸減速機Rの出力軸54と平行軸減速機Pの入力軸40が連結されている。なお、直交軸減速機Rの出力軸54と平行軸減速機Pの入力軸40の連結方法も、圧入には限定されない。
ここで、図3、図4を合わせて参照して、直交軸減速機Rと平行軸減速機Pの連結構成について、詳細に説明する。
駆動装置GMにおける直交軸減速機Rと平行軸減速機Pは、継プレート17を介して連結されている。直交軸減速機ケーシング14は、該直交軸減速機ケーシング14の径方向(出力軸54の径方向)外側へ寸法L1だけ張り出したフランジ部14Aを有している。フランジ部14Aは、直交軸減速機Rの出力軸54の軸心O2と同心の外周を有している(図3、図4)。この実施形態では、直径がd14Aである。フランジ部14Aが直交軸減速機ケーシング14から寸法L1だけ径方向外側へ張り出しているため、直交軸減速機ケーシング14を継プレート17に対して直交軸減速機R側から挿通した第1ボルト71を介して連結することが可能である。
また、直交軸減速機ケーシング14は、フランジ部14Aと共に継プレート17と連結される外周連結部14Qを有している。外周連結部14Qは、入力軸(直交ピニオン軸)52を支持する前記一対の円錐ころ軸受62、63を収容している軸受収容部14Bの外周の一部を平面化した構成とされている。具体的には、この外周連結部14Qは、軸受収容部14Bの円筒状の外周のうち、後述する継プレート17の第2プレート部(連結部)17Bと対向する部分(軸方向長さL2)だけを平面化した構成とされている。
本実施形態では、フランジ部14Aの軸方向継プレート17側の端面14Pと、外周連結部14Qは、面一で連続的な平面に形成されている。ただし、フランジ部14Aの端面14Pと外周連結部14Qは面一でなくてもよく、例えば、段があってもよい。また、外周連結部14Qは、要は、継プレート17の第2プレート部17Bと連結し得る形状とされていればよく、必ずしも平面で構成されていなくてもよい。これについては、後に触れる。
直交軸減速機Rの入力軸52の軸方向において外周連結部14Qが形成されている位置、すなわち、「入力軸52を支持する円錐ころ軸受62、63と(入力軸52の)径方向から見て重なる位置」は、換言するならば、「円錐ころ軸受62、63と入力軸52が存在しているがゆえに、直交軸減速機ケーシング14を継プレート17に連結する際に、フランジ部14Aに直交軸減速機R側から第1ボルト71を挿通することが困難となる可能性がある位置」と捉えることもできる。
一方、直交軸減速機ケーシング14と平行軸減速機ケーシング16とを連結する継プレート17は、第1プレート部17Aおよび第2プレート部(連結部)17Bを備える。第1プレート部17Aは、直交軸減速機ケーシング14のフランジ部14Aと対向している。第2プレート部17Bは、直交軸減速機ケーシング14の軸受収容部14Bの前記外周連結部14Qと対向している。すなわち、第2プレート部17Bは、入力軸52を支持する円錐ころ軸受62、63と径方向(入力軸52の径方向)から見て重なる位置において、第1プレート部17Aから(円周方向の一部にのみ)平面状にL2だけ径方向に突出することによって、前記外周連結部14Qと対向している。直交軸減速機ケーシング14と継プレート17は、直交軸減速機ケーシング14のフランジ部14Aに該直交軸減速機R側から挿通した複数(図示の例では7本)の第1ボルト71と、継プレート17の第2プレート部17Bに平行軸減速機P側から挿通した複数(図示の例では2本)の第2ボルト72と、によって連結される。具体的には、第1ボルト71によって、直交軸減速機ケーシング14のフランジ部14Aと、継プレート17の第1プレート部17Aが連結される。また、第2ボルト72によって、直交軸減速機ケーシング14の軸受収容部14Bに形成した外周連結部14Qと、継プレート17の第2プレート部(連結部)17Bが連結される。なお、第2ボルト72は、この実施形態では一対の円錐ころ軸受62、63から等距離の位置に配置される。
なお、継プレート17の径方向内側には、玉軸受68が設けられ、直交軸減速機Rの出力軸54を支持すると共に、該出力軸54のホロー部54Aに圧入連結された平行軸減速機Pの入力軸40を間接的に回転自在に支持している。すなわち、この継プレート17は、直交軸減速機ケーシング14のカバーを兼用すると共に、平行軸減速機ケーシング16のカバーを兼用している。
平行軸減速機Pの平行軸減速機ケーシング16は、継プレート17の第1プレート部17Aに対向する軸方向端面16Bを備える。平行軸減速機ケーシング16は、継プレート17に形成された突部17Pとインロー嵌合し、直交軸減速機R側から挿通された複数(図示の例では8本)の第3ボルト73によって継プレート17に連結されている。図4に示されるように、この実施形態では、第3ボルト73は、第1ボルト71と同一の円周上において、第1ボルト71間の周方向中央の位置に配置されている。
なお、前記継プレート17には、該第3ボルト73の頭部73Aを収容する凹部17Cが設けられている。この凹部17Cは、直交軸減速機ケーシング14の継プレート17側の軸方向端面(この例ではフランジ部14Aの軸方向端面14P)によって、閉塞されている。すなわち、第3ボルト73の頭部73Aは、完全に継プレート17の凹部17C内に収容され、継プレート17と直交軸減速機ケーシング14との連結に対して干渉していない。
なお、動力伝達系について説明しておくと、直交軸減速機Rの出力軸54は、先端にホロー部54Aを有している。このホロー部54Aには、平行軸減速機Pの入力軸40が圧入され、該出力軸54と連結されている。
この実施形態では、平行軸減速機Pは、インライン型の単純遊星歯車減速機構45を有している。単純遊星歯車減速機構45は、入力軸40と一体化された太陽歯車30、該太陽歯車30に外接する遊星歯車32、および該遊星歯車32が内接する内歯歯車34とを備える。遊星歯車32は、遊星ピン35を介して遊星歯車32の軸方向両側に配置されたキャリヤ37、38に両持ち支持されている。キャリヤ37、38は、キャリヤピン36を介して連結され、軸受41、42を介して平行軸減速機ケーシング16に支持されている。直交軸減速機Rの出力軸54の回転は、キャリヤ38から出力される構成とされている。
なお、図1の符号82、86、87は、オイルシール、88は、Oリングであり、減速装置G内を封止している。
次に、この減速装置Gの作用を説明する。
モータMのモータ軸20が回転すると、この回転は、継軸22を介して減速装置Gの直交軸減速機Rの入力軸52に伝達される。直交軸減速機Rの入力軸52の先端にはベベルピニオン56が形成されており、このベベルピニオン56は、直交軸減速機Rの出力軸54に設けられたベベルギヤ58と噛合している。この結果、ベベルピニオン56とベベルギヤ58との歯数比に相当する減速がなされると共に、回転方向が直角に変更される。なお、ベベルピニオン56とベベルギヤ58の噛合によって入力軸52に発生するスラスト荷重は一対の円錐ころ軸受62、63を介して直交軸減速機ケーシング14によって受け止められる。一方、出力軸54に発生するスラスト荷重は、一対の玉軸受66、68を介して直交軸減速機ケーシング14および継プレート17によって受け止められる。
直交軸減速機Rの出力軸54は、平行軸減速機Pの入力軸40と連結されている。このため、直交軸減速機Rの出力軸54の回転によって、平行軸減速機Pの入力軸40が回転し、該入力軸40と一体化された太陽歯車30が回転する。太陽歯車30の回転によって単純遊星歯車減速機構45の減速を経て、キャリヤ38から当該減速装置Gの出力が取り出される。
ここで、この減速装置Gの直交軸減速機Rは、直交軸減速機ケーシング14の入力軸(直交ピニオン軸)52を支持する円錐ころ軸受62、63を備え、直交軸減速機ケーシング14と平行軸減速機ケーシング16は、継プレート17を介して連結されている。
直交軸減速機ケーシング14は、該直交軸減速機ケーシング14の外側へ張り出したフランジ部14Aおよび円錐ころ軸受62、63を収容する軸受収容部14Bに形成した外周連結部14Qを有している。また、継プレート17は、フランジ部14Aに対向する第1プレート部17A、および外周連結部14Qに対向する第2プレート部17Bを有している。そして、直交軸減速機ケーシング14と継プレート17は、フランジ部14Aに直交軸減速機R側から挿通した第1ボルト71と、前記継プレート17に平行軸減速機P側から挿通した第2ボルト72とによって連結される。
より具体的に説明すると、この減速装置Gにおいて、直交軸減速機Rと平行軸減速機Pとを連結する場合は、先ず、平行軸減速機ケーシング16と継プレート17を、第3ボルト73を介して連結する。第3ボルト73は、継プレート17に直交軸減速機R側から挿通する。したがってこの第3ボルト73による連結作業は、平行軸減速機ケーシング16の外側から行うことができる。
次に、直交軸減速機Rの直交軸減速機ケーシング14と継プレート17を、フランジ部14Aに直交軸減速機R側から挿通した第1ボルト71によって連結する。しかるに、第1ボルト71のうちの1本(図4において符号71Aで表示した部位に配置されるべき第1ボルト71)は、直交軸減速機Rの入力軸52、あるいは該入力軸52を支持する円錐ころ軸受62、63と干渉して配置することができない。しかし、この部位は、直交軸減速機ケーシング14と平行軸減速機ケーシング16が継プレート17を介して連結される重要な部位である。すなわち、この符号71Aで表示した部位に第1ボルト71が配置されないと、具体的には、直交軸減速機Rで発生する回転トルクとモーメント荷重を支え切れず、合わせ面の密封性が損なわれてしまう可能性がある。
そこで、この実施形態では、直交軸減速機ケーシング14と、継プレート17とを、フランジ部14Aに直交軸減速機R側から挿通した第1ボルト71によって連結すると共に、継プレート17に、平行軸減速機P側から挿通した第2ボルト72によって、連結するようにしている。継プレート17は、第1プレート部17Aから突出した第2プレート部17Bを有しているため、(符号71Aで表示した部位に配置されるべき第1ボルト71の代わりに)当該第2プレート部17Bに第2ボルト72を平行軸減速機P側から挿通することができる。第2ボルト72により、継プレート17の第2プレート部17Bと直交軸減速機ケーシング14の外周連結部14Qが連結される。この結果、結局、全てのボルト締結作業を平行軸減速機ケーシング16および直交軸減速機ケーシング14の外側で行うことができる。
また、軸受収容部14Bの外周連結部14Qに挿通された第2ボルト72によって第1ボルト71を挿通させることのできない(円錐ころ軸受62、63および入力軸52と干渉する符号71Aで表示した)部位においても、該第2ボルト72を第1ボルト71の代わりに配置することができ、高い連結強度を維持することができる。特にこの実施形態では、第2ボルト72を、入力軸52を支持する一対の円錐ころ軸受62、63から等距離の位置に配置しているため、より強固な連結が可能である。
なお、上記実施形態においては、直交軸減速機ケーシング14の外周連結部14Qおよび継プレート17の第2プレート部(連結部)17Bを「平面」で構成し、前記符号71Aで示した部位の近傍のみを第2ボルト72で連結するようにしていた。しかし、この外周連結部14Qや第2プレート部17Bの形状や、形成位置、あるいは形成範囲は、要は、直交軸減速機ケーシングと継プレートとを、継プレートに平行軸減速機側から挿通した第2ボルトで連結可能とする構成でありさえすれば、特に限定されるものではない。例えば、直交軸減速機ケーシングの外周連結部は、「平面」ではなく、筒状の外周のまま、つまり「曲面」で構成してもよい。この場合は、継プレートの第2プレート部は、該筒状の外周の「曲面」に沿った凹状の対向曲面を有する形状に形成すればよい。これにより、外周連結部および第2プレート部を、より広範囲に対向させることができ、より多数の第2ボルトを用いて直交軸減速機ケーシングと継プレートとを連結することができるようになる。つまり、この場合、第1ボルトについては、フランジ部において、所定の本数を確保できるため、結局、第2ボルトの本数を増やすことができた分、より強固な連結を行うことができることになる。
さらには、継プレート17は、必ずしも円錐ころ軸受62、63と径方向に重なっている必要もない。すなわち、例えば、直交ピニオン軸を支持する軸受が継プレートよりモータ側にずれていてもよい。この場合でも、直交ピニオン軸の存在により、やはり、符号71Aで表示した部位に第1ボルトを配置しにくい、という問題が生じ得るため、上記と同様の構成を採用することによって、同様の作用効果を得ることができる。
要するならば、直交軸減速機ケーシングと継プレートは、該直交軸減速機ケーシングと継プレートが、フランジ部に直交軸減速機側から挿通した第1ボルトによって連結でき、かつ、継プレートに平行軸減速機側から挿通した第2ボルトによって連結できる形状でありさえすればよい。
また、上記実施形態においては、第1ボルト71と第3ボルト73が同一円周上に交互に配置されるように構成していたが、第1ボルトと第3ボルトは、必ずしも同一円周上にある必要はない(若干ピッチ円がずれていてもよい)。
また、上記実施形態においては、直交軸減速機の直交ピニオンとして、ベベルピニオンが採用されていたが、これに限定されることはなく、例えば、ハイポイドピニオンや、ウォームピニオンであっても、同様に適用可能であり、同様の作用効果が得られる。
さらに、上記実施形態においては、平行軸減速機として、単純遊星歯車減速機構を有する減速機が採用されていたが、これに限定されることはなく、例えば、スパー歯車やヘリカル歯車の減速機構を有する減速機や、外歯歯車が揺動しながら内歯歯車に内接する偏心揺動型の遊星歯車減速機構を有する減速機であってもよい。要するならば、本発明に係る平行軸減速機は、「入力軸と出力軸が平行(同軸を含む)に配置される減速機」であればよい。
G…減速装置
M…モータ
P…平行軸減速機
R…直交軸減速機
12…継ユニット
14…直交軸減速機ケーシング
14A…フランジ部
14B…軸受収容部
14Q…外周連結部
16…平行軸減速機ケーシング
17…継プレート
17A…第1プレート部
17B…第2プレート部(連結部)
17C…凹部
52…入力軸(直交ピニオン軸)
62、63…円錐ころ軸受
71…第1ボルト
72…第2ボルト
73…第3ボルト

Claims (4)

  1. 直交軸減速機ケーシングを有する直交軸減速機と、平行軸減速機ケーシングを有する平行軸減速機と、を連結した減速装置であって、
    前記直交軸減速機ケーシングと前記平行軸減速機ケーシングは、継プレートを介して連結され、
    前記直交軸減速機ケーシングは、該直交軸減速機ケーシングの外側へ張り出したフランジ部を有し、
    前記直交軸減速機ケーシングと前記継プレートは、前記フランジ部に直交軸減速機側から挿通した第1ボルトと、前記継プレートに平行軸減速機側から挿通した第2ボルトとによって連結され
    前記直交軸減速機は、前記直交軸減速機ケーシングに軸受支持される直交ピニオン軸を備え、
    前記継プレートは、前記直交ピニオン軸を支持する軸受と該直交ピニオン軸の径方向から見て重なる位置に配置される連結部を有し、
    当該連結部に前記第2ボルトが挿通され
    ことを特徴とする減速装置。
  2. 請求項において、
    前記直交ピニオン軸を支持する軸受は、一対の軸受により構成され、前記第2ボルトは該一対の軸受から等距離の位置に配置される
    ことを特徴とする減速装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記継プレートと前記平行軸減速機ケーシングは、前記継プレートに前記直交軸減速機側から挿通した第3ボルトによって連結される
    ことを特徴とする減速装置。
  4. 請求項において、
    前記継プレートには、前記第3ボルトの頭部を収容する凹部が設けられ、当該凹部は、前記直交軸減速機ケーシングによって閉塞される
    ことを特徴とする減速装置。
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