JPH034852Y2 - - Google Patents

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JPH034852Y2
JPH034852Y2 JP19317487U JP19317487U JPH034852Y2 JP H034852 Y2 JPH034852 Y2 JP H034852Y2 JP 19317487 U JP19317487 U JP 19317487U JP 19317487 U JP19317487 U JP 19317487U JP H034852 Y2 JPH034852 Y2 JP H034852Y2
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JP
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differential
differential pinion
shaft
pinions
pinion shaft
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は小型の走行車両の車軸駆動装置に用い
る、簡易的なデフギア装置の構成に関するもので
ある。
(ロ) 従来技術 本出願人により、部品点数を減少させ、組立を
簡単に構成した簡易形デフギア装置に関する技術
は種々提案されているのである。
例えば実願昭62−3434号の如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、デフピニオン
軸とデフリングギアの内径への固定部分の構成が
複雑であり、素材の加工と組立に技術を要すると
いう不具合いが有つたのである。
本考案は、該加工の複雑さと、組立の困難さを
デフピニオン軸を軸心線で左右に分割することに
より解決したものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
デフピニオン軸5を軸心方向に2分割したデフ
ピニオン支持体5L,5Rに構成し、該デフピニ
オン支持体5L,5Rを左右合致させて構成した
デフピニオン軸5に、デフピニオン8,8を遊嵌
してデフピニオン軸5の車軸支持部側までスライ
ド可能とし、デフピニオン支持体5L,5Rの先
端面に構成した係合溝5a,5aにデフリングギ
ア6の内径孔6bに突出した内周突起6aを嵌挿
可能とし、デフピニオン8,8に左右デフサイド
ギア9L,9Rを噛合することにより、デフピニ
オン8,8がデフピニオン軸5の先端側に移動
し、デフピニオン8,8の軸孔が内周突起6aの
外周に嵌合して、デフピニオン軸5の内径孔6b
内における移動を阻止したものである。
また、デフピニオン8,8の外周面に係合カラ
ー7を配置し、該係合カラー7の軸孔7aをデフ
ピニオン軸5と内周突起6aの外周に嵌挿したも
のである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は本考案のデフギア装置Dの後面断面
図、第2図はデフギア装置Dの分解状態の後面断
面図、第3図はデフリングギア6とデフピニオン
支持体5L,5Rの部分の第2図における−
断面図、第4図はデフギア装置Dの分解状態の斜
視図、第5図はデフピニオン支持体5L,5Rの
他の実施例を示す斜視図である。
第1図・第2図においてデフギア装置Dの構成
を示すと。
本考案のデフギア装置Dは、上部ケース1と中
間プレート2と下部ケース3との間に囲まれたデ
フギア空間に配置構成されている。上部ケース1
を中間プレート2の上面に載置する際に、軸受メ
タル10,11,12,13と車軸4L,4Rを
軸受支持し、更に中間プレート2から下方に突出
したデフリングギア6の部分に下部ケース3を被
せているのである。
本考案は特にデフリングギア6を支持するデフ
ピニオン支持体5L,5Rを左右に2分している
のである。
そして該デフピニオン支持体5L,5Rの軸端
外周部に係合溝5a,5aを設け合致させて、こ
の係合溝5a,5aに、デフリングギア6の内周
突起6aを嵌挿挟持して、デフピニオン8と係合
カラー7によりデフリングギア6を固定している
のである。
該係合溝5a,5aは外周の円周方向が開口し
ているので、デフリングギア6の内周突起6aを
該部分に位置させても、デフリングギア6が係合
溝5a,5aと係合せずに回転して、該挟持部が
抜けないようにデフピニオン8,8の軸受孔と、
係合カラー7の軸孔7aにより、第7図の如くデ
フリングギア6の内周突起6aの周方向の回転規
制をしているのである。
次に、該デフピニオン支持体5L,5Rとデフ
リングギア6とデフピニオン8,8と係合カラー
7の組立順序を説明すると。
まず第2図の如く、左右のデフピニオン支持体
5L,5Rを合致接合した軸部分にデフピニオン
8,8を嵌挿し、その上に係合カラー7も嵌挿す
るのである。
該状態では、デフピニオン支持体5L,5Rの
車軸受け部までデフピニオン8,8は深く嵌挿さ
れるのである。
この状態で、デフピニオン軸5とデフピニオン
8,8を組立てたアツセンブリーをデフリングギ
ア6の内径孔6bに側方から嵌挿することができ
るのである。
しかし側方から嵌挿したデフピニオン軸5とデ
フピニオン8,8のアツセンブリーにおいては、
デフピニオン軸5の合致した軸の部分に嵌挿した
デフピニオン軸8,8は深く嵌挿されているの
で、デフピニオン支持体5L,5Rの外周に構成
された係合溝5a,5aの周囲には、係合カラー
7もデフピニオン8,8も無い状態なのである。
故に、該係合溝5a,5aが構成する溝は外周
方向に開口しているのである。
この開口した係合溝5a,5aと、デフリング
ギア6の内径孔6bから、2箇所を内向きに突出
形成した内周突起6aとをずらした状態で側方か
らデフピニオン支持体5L,5Rをデフリングギ
ア6の内径孔6b内に配置し、次にデフリングギ
ア6を周方向に、内周突起6aが係合溝5a,5
a内に嵌挿する位置まで回すのである。
内周突起6aが係合溝5a,5a内に嵌挿され
た状態で、車軸4L,4R上の左右のデフサイド
ギア9L,9Rをデフピニオン8,8に噛合わせ
ることにより、該デフピニオン8,8は係合溝5
a,5aの外周部まで外方へ押し出されて、第3
図の如く、係合溝5a,5a内に嵌挿された内周
突起6aの周囲に、デフピニオン8,8と係合カ
ラー7の軸孔の部分が外嵌されるのである。
特に、嵌合精度の高い軸孔7aを形成した係合
カラー7により、内周突起6aの周方向への移動
を確実に阻止しているのである。
該係合カラー7は円弧上の面に構成しており、
デフピニオン8,8の外周面に沿うような形状と
しているのである。
そしてデフピニオン軸5の車軸支持孔5b,5
bに、車軸4L,4Rを左右から嵌入し、該車軸
4L,4Rの内端部に設けたリング溝4a,4a
に、止め輪15,15をデフリングギア6の内径
孔6bを通して係合することにより、車軸支持孔
5b,5bに嵌入した車軸4L,4Rの左右への
抜け止めとしているのである。
また車軸4L,4Rにはデフサイドギア9L,
9Rを嵌挿した部分に、段部を構成しており車軸
支持孔5b,5b側面に接当させて、車軸4L,
4Rの内側への移動を阻止しているのである。
第4図においては、デフピニオン支持体5L,
5Rは上下180度の位置にデフピニオン8,8の
支持部を設けた構成としているが、第5図の実施
例おいては、120度に等分した位置に3個のデフ
ピニオン8を介装可能とした実施例を示している
のである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、デフピニオン軸5を軸心方向に2分割
して、係合溝5a,5aの部分でデフリングギア
6を挟持したデフピニオン軸5に、デフピニオン
8,8により係合固定すべく構成したので、デフ
ギアケースを廃止するものでありながらデフリン
グギア6とデフピニオン軸5の組立てが複雑とな
ることがなく、またボルト等の締結部を無くし
て、嵌合と係合のみにより組立てが出来るので、
構成が簡単で組立も短時間で行えるデフギア装置
Dに構成できたものである。
第2に、デフピニオン軸5を2分割することに
よりデフリングギア6との係合固部部を構成した
ので、該デフピニオン軸5を焼結金属等で無加工
にて成形加工することが可能になつたので、デフ
ギア装置D部の加工コストを安くすることが出来
たものである。
第3に、デフピニオン8,8をデフリングギア
6とデフピニオン軸5との係合固定部材に兼用す
ることが出来たので、ボルト等の締結具が不要と
成つたものである。
第4に、デフピニオン8,8の外周部に係合カ
ラー7を重複して、該係合カラー7の軸孔7aに
よりデフリングギア6とデフピニオン軸5を係合
すべく構成したので、係合カラー7のみを精密加
工すればガタを無くすことができ、デフピニオン
軸5に対するデフリングギア6の軸方向および円
周方向の移動を正確に阻止することができたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のデフギア装置Dの後面断面
図、第2図はデフギア装置Dの分解状態の後面断
面図、第3図はデフリングギア6とデフピニオン
支持体5L,5Rの部分の第2図における−
断面図、第4図はデフギア装置Dの分解状態の斜
視図、第5図はデフピニオン支持体5L,5Rの
他の実施例を示す斜視図である。 D……デフギア装置、1……上部ケース、2…
…中間プレート、3……下部ケース、4L,4R
……車軸、5L,5R……デフピニオン支持体、
6……デフリングギア、6a……内周突起、6b
……内径孔、7……係合カラー、7a……軸孔、
8,8……デフピニオン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) デフピニオン軸5を軸心方向に2分割したデ
    フピニオン支持体5L,5Rに構成し、該デフ
    ピニオン支持体5L,5Rを左右合致させて構
    成したデフピニオン軸5に、デフピニオン8,
    8を遊嵌してデフピニオン軸5の車軸支持部側
    までスライド可能とし、デフピニオン支持体5
    L,5Rの先端面に構成した係合溝5a,5a
    にデフリングギア6の内径孔6bに突出した内
    周突起6aを嵌挿可能とし、デフピニオン8,
    8に左右のデフサイドギア9L,9Rを噛合す
    ることにより、デフピニオン8,8がデフピニ
    オン軸5の先端側に移動し、デフピニオン8,
    8の軸孔が内周突起6aの外周に嵌合して、デ
    フピニオン軸5の内径孔6b内における移動を
    阻止したことを特徴とするデフギア装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のデフピ
    ニオン8,8の外周面に係合カラー7を配置
    し、該係合カラー7の軸孔7aをデフピニオン
    軸5と内周突起6aの外周に嵌挿したことを特
    徴とするデフギア装置。
JP19317487U 1987-12-19 1987-12-19 Expired JPH034852Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19317487U JPH034852Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19

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JP19317487U JPH034852Y2 (ja) 1987-12-19 1987-12-19

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JPH0196554U JPH0196554U (ja) 1989-06-27
JPH034852Y2 true JPH034852Y2 (ja) 1991-02-07

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JP4982599B2 (ja) * 2010-09-22 2012-07-25 アイシン・エーアイ株式会社 ディファレンシャル装置

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