JP2570117Y2 - 小型モータ - Google Patents
小型モータInfo
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- JP2570117Y2 JP2570117Y2 JP4592892U JP4592892U JP2570117Y2 JP 2570117 Y2 JP2570117 Y2 JP 2570117Y2 JP 4592892 U JP4592892 U JP 4592892U JP 4592892 U JP4592892 U JP 4592892U JP 2570117 Y2 JP2570117 Y2 JP 2570117Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- connector
- motor
- cover
- substrate
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、エアコンディ
ショナーの空気吹き出し口に設けられた風向板を回転さ
せるための小型モータに関する。
ショナーの空気吹き出し口に設けられた風向板を回転さ
せるための小型モータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小型モータにおいては、
モータ本体のボビンに巻かれている巻線と外部電源とを
接続するために、図8に示すように、モータ本体1から
引き出された端子2を接続した基板3に、コネクタ4付
きのリード線5を半田付けによって接続したものや、図
9に示すように、上記端子2に、直接、コネクタ4付き
のリード線5を半田付けしたものが知られている。
モータ本体のボビンに巻かれている巻線と外部電源とを
接続するために、図8に示すように、モータ本体1から
引き出された端子2を接続した基板3に、コネクタ4付
きのリード線5を半田付けによって接続したものや、図
9に示すように、上記端子2に、直接、コネクタ4付き
のリード線5を半田付けしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のようにリード線5を小型モータ側に接続した構造に
あっては、一旦接続したリード線の長さは変更がきかな
いために、利用者の要望に沿って、各種の長さのリード
線5を接続した小型モータを用意しておかなければなら
ないという問題があると共に、当該小型モータを取り扱
う際にリード線が邪魔になり易く、リード線に誤って無
理な力がかかる等のおそれがあった。そこで、上記問題
を解決するために、図10に示すように、基板3にコネ
クタ6を立設して、このコネクタ6に、両端にコネクタ
4を接続したリード線5を着脱自在に連結するものが考
えられるが、この場合には、立設しているコネクタ6と
モータ本体1の中心との距離Lが大きくなるため、全体
としての小型モータが占めるスペースが増大するという
問題があると共に、図10に示す基板3は、端子2とコ
ネクタ6の突き出す方向が逆になるために、スルーホー
ルを有する両面基板を使用する必要があり、製造費が嵩
むという問題がある。以上のような問題を解決するべく
本考案者等は、鋭意検討を加えた結果、新規の小型モー
タを開発した(実願平4−13636号参照)。この小
型モータは、モータ本体と、このモータ本体を収納する
容器と、この容器に形成された開口部において上記モー
タ本体から引き出された端子に接続された基板とを具備
した小型モータであって、上記基板に、上記端子と接続
されるコネクタが、相対する外部コネクタとの連結口を
上記モータ本体の回転軸に沿った方向に向けて設けられ
たものであり、モータのハンドリングの際にリード線が
邪魔になり易く、リード線に誤って無理な力がかかる等
の問題を解消することができると共に、コネクタとモー
タ本体の中心との距離を小さくすることができ、モータ
を小型化することができる上に、片面基板を使用するこ
とができて、安価に製作することができるものである。
ところで、例えば、上記小型モータを使用しようとして
いるエアコンディショナーの内部には熱交換器等があ
り、これらに結露が生じて滴下し、上向きに設置されて
いる小型モータの基板及びコネクタ部分に悪影響を及ぼ
すおそれがあるため、この対策が必要であった。
来のようにリード線5を小型モータ側に接続した構造に
あっては、一旦接続したリード線の長さは変更がきかな
いために、利用者の要望に沿って、各種の長さのリード
線5を接続した小型モータを用意しておかなければなら
ないという問題があると共に、当該小型モータを取り扱
う際にリード線が邪魔になり易く、リード線に誤って無
理な力がかかる等のおそれがあった。そこで、上記問題
を解決するために、図10に示すように、基板3にコネ
クタ6を立設して、このコネクタ6に、両端にコネクタ
4を接続したリード線5を着脱自在に連結するものが考
えられるが、この場合には、立設しているコネクタ6と
モータ本体1の中心との距離Lが大きくなるため、全体
としての小型モータが占めるスペースが増大するという
問題があると共に、図10に示す基板3は、端子2とコ
ネクタ6の突き出す方向が逆になるために、スルーホー
ルを有する両面基板を使用する必要があり、製造費が嵩
むという問題がある。以上のような問題を解決するべく
本考案者等は、鋭意検討を加えた結果、新規の小型モー
タを開発した(実願平4−13636号参照)。この小
型モータは、モータ本体と、このモータ本体を収納する
容器と、この容器に形成された開口部において上記モー
タ本体から引き出された端子に接続された基板とを具備
した小型モータであって、上記基板に、上記端子と接続
されるコネクタが、相対する外部コネクタとの連結口を
上記モータ本体の回転軸に沿った方向に向けて設けられ
たものであり、モータのハンドリングの際にリード線が
邪魔になり易く、リード線に誤って無理な力がかかる等
の問題を解消することができると共に、コネクタとモー
タ本体の中心との距離を小さくすることができ、モータ
を小型化することができる上に、片面基板を使用するこ
とができて、安価に製作することができるものである。
ところで、例えば、上記小型モータを使用しようとして
いるエアコンディショナーの内部には熱交換器等があ
り、これらに結露が生じて滴下し、上向きに設置されて
いる小型モータの基板及びコネクタ部分に悪影響を及ぼ
すおそれがあるため、この対策が必要であった。
【0004】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、基板及びコネクタ部分に
結露等の外部からの悪影響が及ぶことを確実に防止する
ことができ、長期間にわたり安定的に使用することがで
きる小型モータを提供することにある。
で、その目的とするところは、基板及びコネクタ部分に
結露等の外部からの悪影響が及ぶことを確実に防止する
ことができ、長期間にわたり安定的に使用することがで
きる小型モータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の請求項1は、モータ本体と、このモータ本
体を収納する容器と、この容器に形成された開口部にお
いて上記モータ本体から引き出された端子に接続された
基板とを具備した小型モータであって、上記開口部に上
記基板を覆うカバー本体が設けられ、かつ上記開口部に
連なるカバー本体の側壁部に開閉口が形成されると共
に、この開閉口を開閉するフタが、上記カバー本体に一
体的にかつ回動可能に形成されたものである。また、本
考案の請求項2は、上記基板に、上記端子と接続される
コネクタが、相対する外部コネクタとの連結口をカバー
本体の開閉口に合わせて設けられたものである。
に、本考案の請求項1は、モータ本体と、このモータ本
体を収納する容器と、この容器に形成された開口部にお
いて上記モータ本体から引き出された端子に接続された
基板とを具備した小型モータであって、上記開口部に上
記基板を覆うカバー本体が設けられ、かつ上記開口部に
連なるカバー本体の側壁部に開閉口が形成されると共
に、この開閉口を開閉するフタが、上記カバー本体に一
体的にかつ回動可能に形成されたものである。また、本
考案の請求項2は、上記基板に、上記端子と接続される
コネクタが、相対する外部コネクタとの連結口をカバー
本体の開閉口に合わせて設けられたものである。
【0006】
【作用】本考案の小型モータの請求項1にあっては、基
板をカバー本体によって覆い、かつこのカバー本体の側
壁部に形成された開閉口を上記カバー本体に一体的に形
成されたフタによって閉止することにより、結露あるい
は外力等の外部からの悪影響から基板を保護することが
できる。また、本考案の請求項2にあっては、上記カバ
ー本体及びフタによって、基板に設けられたコネクタ及
び該基板を覆うことにより、コネクタ及び基板を健全な
状態に保持することができる上に、従来リード線じか付
けによって生じていた問題、すなわち、モータのハンド
リングの際にリード線が邪魔になり易く、リード線に誤
って無理な力がかかる等の問題を解消することができる
と共に、外部コネクタに接続するリード線の長さを適宜
選択することで、モータの取付場所に柔軟に対応できる
一方、カバー本体とモータ本体の中心との距離を小さく
することができて、モータを小型化することができ、し
かも片面基板を使用することができて、安価に製作する
ことができる。
板をカバー本体によって覆い、かつこのカバー本体の側
壁部に形成された開閉口を上記カバー本体に一体的に形
成されたフタによって閉止することにより、結露あるい
は外力等の外部からの悪影響から基板を保護することが
できる。また、本考案の請求項2にあっては、上記カバ
ー本体及びフタによって、基板に設けられたコネクタ及
び該基板を覆うことにより、コネクタ及び基板を健全な
状態に保持することができる上に、従来リード線じか付
けによって生じていた問題、すなわち、モータのハンド
リングの際にリード線が邪魔になり易く、リード線に誤
って無理な力がかかる等の問題を解消することができる
と共に、外部コネクタに接続するリード線の長さを適宜
選択することで、モータの取付場所に柔軟に対応できる
一方、カバー本体とモータ本体の中心との距離を小さく
することができて、モータを小型化することができ、し
かも片面基板を使用することができて、安価に製作する
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図7に基づいて本考案の一
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0008】これらの図において符号10は、有底円筒
状のカップ100とこのカップ100を閉塞する取付板
101とからなる容器であり、この容器10の内部に
は、回転自在に設けられたロータとこのロータの外周に
設けられたステータ110とから構成されたモータ本体
11及び上記ロータの回転軸に連結された減速歯車群1
2が収納されている。そして、上記容器10の取付板1
01の両端にはU字状の耳部102が形成されており、
これらの耳部102に挿し込まれた取付ネジ13が、エ
アコンディショナーの取付突起14にねじ込まれて固定
されている(図3参照)。また、上記減速歯車群12
の、上記取付板101から突出した出力軸120が、カ
ップリング15に介して、エアコンディショナーの風向
板に連結されている。さらに、上記ステータ110は、
多数の磁極となる歯を有する複数のヨーク111と上記
カップ100の底部に形成されかつ磁極となる歯と一対
のボビン112とから構成されており、各ボビン112
にはそれぞれコイル巻線113が巻回され、そこから引
き出されたコイル巻線113の末端はそれぞれ所定の端
子114に接続されている。そして、これらの各端子1
14は、基板115に挿し込まれて基板115の外面側
において半田付けされており、この基板115は、上記
容器10のカップ100の上面に形成されている開口部
116に露出されている。
状のカップ100とこのカップ100を閉塞する取付板
101とからなる容器であり、この容器10の内部に
は、回転自在に設けられたロータとこのロータの外周に
設けられたステータ110とから構成されたモータ本体
11及び上記ロータの回転軸に連結された減速歯車群1
2が収納されている。そして、上記容器10の取付板1
01の両端にはU字状の耳部102が形成されており、
これらの耳部102に挿し込まれた取付ネジ13が、エ
アコンディショナーの取付突起14にねじ込まれて固定
されている(図3参照)。また、上記減速歯車群12
の、上記取付板101から突出した出力軸120が、カ
ップリング15に介して、エアコンディショナーの風向
板に連結されている。さらに、上記ステータ110は、
多数の磁極となる歯を有する複数のヨーク111と上記
カップ100の底部に形成されかつ磁極となる歯と一対
のボビン112とから構成されており、各ボビン112
にはそれぞれコイル巻線113が巻回され、そこから引
き出されたコイル巻線113の末端はそれぞれ所定の端
子114に接続されている。そして、これらの各端子1
14は、基板115に挿し込まれて基板115の外面側
において半田付けされており、この基板115は、上記
容器10のカップ100の上面に形成されている開口部
116に露出されている。
【0009】上記基板115には、コネクタ16に挿通
された複数のL字状のピン160が、基板115に挿し
込まれて基板115の外面側において半田付けされてお
り、上記コネクタ16の連結口161は、モータ本体1
1の回転軸に沿った方向に向けて設けられている。そし
て、上記コネクタ16の連結口161には、外部コネク
タ17が着脱自在に装着されるようになっており、この
外部コネクタ17に接続されたリード線18の先端は電
源(図示せず)へと接続されている。また、上記コネク
タ16の裏面には、係止突起162が形成されており、
この係止突起162の裏面163は、上記ボビン112
に巻回されたコイル巻線113を避けるために、円周面
状に形成されている。そして、上記コネクタ16の係止
突起162は、上記両ボビン112のフランジ部112
a及びこれらの間の一対のヨーク111(ヨーク部Yと
称する)に係合されている。さらに、上記基板115と
コネクタ16のまわりには、カバー19の3つの側壁1
90aとこれらの側壁190aに連なる上壁190bか
らなるカバー本体190が設けられており、このカバー
本体190は、上記モータ本体11のボビン112とカ
ップ100とに挟持されている。そして、上記カバー本
体190の対向する一対の側壁190aには、それぞ
れ、係合孔191と係止凸部192が形成されている。
さらにまた、上記カバー本体190の上壁190bに
は、上記2つの側壁190aと上壁190bとで構成さ
れている開閉口193を開閉するフタ194が、一体的
にかつ回動可能に接続されている。そして、上記カバー
本体190の各係合孔191には、上記フタ194の各
係合爪195が係止されて、上記カバー本体190の開
閉口193を上記フタ194によって閉止するようにな
っており、上記カバー19によって、上記容器10のカ
ップ100の開口部116に露出している基板115及
びコネクタ16が被覆されるようになっている。また、
上記カバー本体190の両係止凸部192には、上記コ
ネクタ16が係合されていると共に、上記カバー本体1
90は上記容器10の取付板101に支持されている。
された複数のL字状のピン160が、基板115に挿し
込まれて基板115の外面側において半田付けされてお
り、上記コネクタ16の連結口161は、モータ本体1
1の回転軸に沿った方向に向けて設けられている。そし
て、上記コネクタ16の連結口161には、外部コネク
タ17が着脱自在に装着されるようになっており、この
外部コネクタ17に接続されたリード線18の先端は電
源(図示せず)へと接続されている。また、上記コネク
タ16の裏面には、係止突起162が形成されており、
この係止突起162の裏面163は、上記ボビン112
に巻回されたコイル巻線113を避けるために、円周面
状に形成されている。そして、上記コネクタ16の係止
突起162は、上記両ボビン112のフランジ部112
a及びこれらの間の一対のヨーク111(ヨーク部Yと
称する)に係合されている。さらに、上記基板115と
コネクタ16のまわりには、カバー19の3つの側壁1
90aとこれらの側壁190aに連なる上壁190bか
らなるカバー本体190が設けられており、このカバー
本体190は、上記モータ本体11のボビン112とカ
ップ100とに挟持されている。そして、上記カバー本
体190の対向する一対の側壁190aには、それぞ
れ、係合孔191と係止凸部192が形成されている。
さらにまた、上記カバー本体190の上壁190bに
は、上記2つの側壁190aと上壁190bとで構成さ
れている開閉口193を開閉するフタ194が、一体的
にかつ回動可能に接続されている。そして、上記カバー
本体190の各係合孔191には、上記フタ194の各
係合爪195が係止されて、上記カバー本体190の開
閉口193を上記フタ194によって閉止するようにな
っており、上記カバー19によって、上記容器10のカ
ップ100の開口部116に露出している基板115及
びコネクタ16が被覆されるようになっている。また、
上記カバー本体190の両係止凸部192には、上記コ
ネクタ16が係合されていると共に、上記カバー本体1
90は上記容器10の取付板101に支持されている。
【0010】上記のように構成された小型モータにあっ
ては、まず、上記容器10の取付板101の両端に形成
された耳部102に挿し込んだ取付ネジ13を、エアコ
ンディショナーの取付突起14にねじ込んで固定すると
共に、カバー19のフタ194を開けた状態で、基板1
15に取り付けられたコネクタ16の連結口161に外
部コネクタ17を挿し込んで、両者を連結する。この
際、外部コネクタ17が、コネクタ16をモータ本体1
1の軸線に沿って押圧するが、コネクタ16が係止凸部
192を介してカバー本体190に支持され、かつこの
カバー本体190が上記取付板101に支持されている
ために、コネクタ16に加わる力が基板115にかかる
ことがなく、従って、基板115及び端子114に大き
な負担が加わることがない。また、上記コネクタ16か
ら外部コネクタ17を外す必要が生じた場合にも、コネ
クタ16に加わる力を、コネクタ16の係止突起162
に係合している上記ヨーク部Yが受けるから、コネクタ
16に加わる力が基板115にかかることがない。次い
で、上記フタ194を回動させて上記開閉口193を閉
じることにより、カバー本体190の両係合孔191
に、上記フタ194の各係合爪195を係止する。これ
により、上記カバー19によって、上記容器10のカッ
プ100の開口部116に露出している基板115及び
コネクタ16が完全に被覆され、かつ上記カバー19か
ら外部コネクタ17のリード線18のみが外部に飛び出
すだけであるから、結露によって上方から滴下する水滴
をカバー本体190の上壁190bにより遮ることがで
きて、確実にカバー19の内部への浸入を防止すること
ができ、かつカバー19内の基板115、端子114及
びコネクタ16等を保護することができると共に、エア
コンディショナー組立時に誤って加わる外力に対して
も、カバー19の内部の基板115、端子114及びコ
ネクタ16等を健全な状態に保持することができる。こ
のようにして、必要に応じて小型モータ側のコネクタ1
6に外部コネクタ17を連結するようにしたから、小型
モータを取り付けた後、所望の長さのリード線18を有
する外部コネクタ17を接続することができるので、モ
ータ取付時にリード線18に無理な力がかかることがな
いと共に、モータの取付場所に柔軟に対応できる。ま
た、基板115に取り付ける端子114及びコネクタ1
6のピン160が、何れも基板115の外面側において
半田付けされているから、基板115を片面基板にする
ことができ、安価に製作することができる。さらに、上
記コネクタ16に対して、外部コネクタ17を上記モー
タ本体11の軸線に沿って挿脱するように構成したか
ら、操作性が良好な上に、コネクタ16(カバー19)
とモータ本体11の軸線との距離を小さくすることがで
き、モータを小型化することができる。さらにまた、上
記カバー19のフタ194をカバー本体190の上壁1
90bの縁部を中心にして回動して、開閉口193を開
閉するように構成したから、フタ194の開閉操作にお
いてフタ194が上壁190bより外方に飛び出すこと
がなく、しかもフタ194を小さくできフタ194の回
動範囲を狭く限定できることにより、モータの設置に大
きな寸法をとる必要がなく、狭いスペースにおいてスム
ースに取付操作をすることができる。
ては、まず、上記容器10の取付板101の両端に形成
された耳部102に挿し込んだ取付ネジ13を、エアコ
ンディショナーの取付突起14にねじ込んで固定すると
共に、カバー19のフタ194を開けた状態で、基板1
15に取り付けられたコネクタ16の連結口161に外
部コネクタ17を挿し込んで、両者を連結する。この
際、外部コネクタ17が、コネクタ16をモータ本体1
1の軸線に沿って押圧するが、コネクタ16が係止凸部
192を介してカバー本体190に支持され、かつこの
カバー本体190が上記取付板101に支持されている
ために、コネクタ16に加わる力が基板115にかかる
ことがなく、従って、基板115及び端子114に大き
な負担が加わることがない。また、上記コネクタ16か
ら外部コネクタ17を外す必要が生じた場合にも、コネ
クタ16に加わる力を、コネクタ16の係止突起162
に係合している上記ヨーク部Yが受けるから、コネクタ
16に加わる力が基板115にかかることがない。次い
で、上記フタ194を回動させて上記開閉口193を閉
じることにより、カバー本体190の両係合孔191
に、上記フタ194の各係合爪195を係止する。これ
により、上記カバー19によって、上記容器10のカッ
プ100の開口部116に露出している基板115及び
コネクタ16が完全に被覆され、かつ上記カバー19か
ら外部コネクタ17のリード線18のみが外部に飛び出
すだけであるから、結露によって上方から滴下する水滴
をカバー本体190の上壁190bにより遮ることがで
きて、確実にカバー19の内部への浸入を防止すること
ができ、かつカバー19内の基板115、端子114及
びコネクタ16等を保護することができると共に、エア
コンディショナー組立時に誤って加わる外力に対して
も、カバー19の内部の基板115、端子114及びコ
ネクタ16等を健全な状態に保持することができる。こ
のようにして、必要に応じて小型モータ側のコネクタ1
6に外部コネクタ17を連結するようにしたから、小型
モータを取り付けた後、所望の長さのリード線18を有
する外部コネクタ17を接続することができるので、モ
ータ取付時にリード線18に無理な力がかかることがな
いと共に、モータの取付場所に柔軟に対応できる。ま
た、基板115に取り付ける端子114及びコネクタ1
6のピン160が、何れも基板115の外面側において
半田付けされているから、基板115を片面基板にする
ことができ、安価に製作することができる。さらに、上
記コネクタ16に対して、外部コネクタ17を上記モー
タ本体11の軸線に沿って挿脱するように構成したか
ら、操作性が良好な上に、コネクタ16(カバー19)
とモータ本体11の軸線との距離を小さくすることがで
き、モータを小型化することができる。さらにまた、上
記カバー19のフタ194をカバー本体190の上壁1
90bの縁部を中心にして回動して、開閉口193を開
閉するように構成したから、フタ194の開閉操作にお
いてフタ194が上壁190bより外方に飛び出すこと
がなく、しかもフタ194を小さくできフタ194の回
動範囲を狭く限定できることにより、モータの設置に大
きな寸法をとる必要がなく、狭いスペースにおいてスム
ースに取付操作をすることができる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の請求項1
は、モータ本体と、このモータ本体を収納する容器と、
この容器に形成された開口部において上記モータ本体か
ら引き出された端子に接続された基板とを具備した小型
モータであって、上記開口部に上記基板を覆うカバー本
体が設けられ、かつ上記開口部に連なるカバー本体の側
壁部に開閉口が形成されると共に、この開閉口を開閉す
るフタが、上記カバー本体に一体的にかつ回動可能に形
成されたものであるから、基板をカバー本体によって覆
い、かつこのカバー本体の側壁部に形成された開閉口を
上記カバー本体に一体的に形成されたフタによって閉止
することにより、結露あるいは外力等の外部からの悪影
響から基板を保護することができ、従って、基板等に結
露等の外部からの悪影響が及ぶことを確実に防止するこ
とができ、長期間にわたり安定的に使用することができ
る上に、カバー本体の側壁部に形成された開閉口をフタ
によって開閉することにより、フタの開閉操作において
フタがカバー本体より外方に飛び出すことがなく、しか
もフタを小さくできフタの回動範囲を狭く限定できるこ
とにより、モータの設置に大きな寸法をとる必要がな
く、狭いスペースにおいてスムースに取付操作をするこ
とができる。また、本考案の請求項2は、上記基板に、
上記端子と接続されるコネクタが、相対する外部コネク
タとの連結口をカバー本体の開閉口に合わせて設けられ
たものであるから、上記カバー本体及びフタによって、
基板に設けられたコネクタ及び該基板を覆うことによ
り、コネクタ及び基板を健全な状態に保持することがで
きる上に、従来リード線じか付けによって生じていた問
題、すなわち、モータのハンドリングの際にリード線が
邪魔になり易く、リード線に誤って無理な力がかかる等
の問題を解消することができると共に、外部コネクタに
接続するリード線の長さを適宜選択することで、モータ
の取付場所に柔軟に対応できる一方、カバー本体とモー
タ本体の中心との距離を小さくすることができて、モー
タを小型化することができ、かつ設置スペースを取ら
ず、しかも片面基板を使用することができて、安価に製
作することができる。
は、モータ本体と、このモータ本体を収納する容器と、
この容器に形成された開口部において上記モータ本体か
ら引き出された端子に接続された基板とを具備した小型
モータであって、上記開口部に上記基板を覆うカバー本
体が設けられ、かつ上記開口部に連なるカバー本体の側
壁部に開閉口が形成されると共に、この開閉口を開閉す
るフタが、上記カバー本体に一体的にかつ回動可能に形
成されたものであるから、基板をカバー本体によって覆
い、かつこのカバー本体の側壁部に形成された開閉口を
上記カバー本体に一体的に形成されたフタによって閉止
することにより、結露あるいは外力等の外部からの悪影
響から基板を保護することができ、従って、基板等に結
露等の外部からの悪影響が及ぶことを確実に防止するこ
とができ、長期間にわたり安定的に使用することができ
る上に、カバー本体の側壁部に形成された開閉口をフタ
によって開閉することにより、フタの開閉操作において
フタがカバー本体より外方に飛び出すことがなく、しか
もフタを小さくできフタの回動範囲を狭く限定できるこ
とにより、モータの設置に大きな寸法をとる必要がな
く、狭いスペースにおいてスムースに取付操作をするこ
とができる。また、本考案の請求項2は、上記基板に、
上記端子と接続されるコネクタが、相対する外部コネク
タとの連結口をカバー本体の開閉口に合わせて設けられ
たものであるから、上記カバー本体及びフタによって、
基板に設けられたコネクタ及び該基板を覆うことによ
り、コネクタ及び基板を健全な状態に保持することがで
きる上に、従来リード線じか付けによって生じていた問
題、すなわち、モータのハンドリングの際にリード線が
邪魔になり易く、リード線に誤って無理な力がかかる等
の問題を解消することができると共に、外部コネクタに
接続するリード線の長さを適宜選択することで、モータ
の取付場所に柔軟に対応できる一方、カバー本体とモー
タ本体の中心との距離を小さくすることができて、モー
タを小型化することができ、かつ設置スペースを取ら
ず、しかも片面基板を使用することができて、安価に製
作することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】カバー部を示す斜視図である。
【図3】カバー部の内部を示す斜視図である。
【図4】モータの取付部を示す斜視図である。
【図5】コネクタの一例を示す正面図である。
【図6】図5の側面図である。
【図7】図5の下面図である。
【図8】従来の基板にリード線を半田付けによって接続
した状態の説明図である。
した状態の説明図である。
【図9】従来の端子に直接リード線を半田付けした状態
の説明図である。
の説明図である。
【図10】基板に立設されたコネクタに外部コネクタを
連結する状態の説明図である。
連結する状態の説明図である。
10 容器 11 モータ本体 16 コネクタ 17 外部コネクタ 114 端子 115 基板 116 開口部 161 連結口 190 カバー本体 193 開閉口 194 フタ
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ本体と、このモータ本体を収納す
る容器と、この容器に形成された開口部において上記モ
ータ本体から引き出された端子に接続された基板とを具
備した小型モータであって、上記開口部に上記基板を覆
うカバー本体が設けられ、かつ上記開口部に連なるカバ
ー本体の側壁部に開閉口が形成されると共に、この開閉
口を開閉するフタが、上記カバー本体に一体的にかつ回
動可能に形成されたことを特徴とする小型モータ。 - 【請求項2】 基板に、端子と接続されるコネクタが、
相対する外部コネクタとの連結口をカバー本体の開閉口
に合わせて設けられたことを特徴とする請求項1記載の
小型モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592892U JP2570117Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 小型モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4592892U JP2570117Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 小型モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617359U JPH0617359U (ja) | 1994-03-04 |
JP2570117Y2 true JP2570117Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=12732925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4592892U Expired - Lifetime JP2570117Y2 (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 小型モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570117Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189046A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 富士電機株式会社 | インバータ一体型モータ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2794403B2 (ja) * | 1995-09-22 | 1998-09-03 | 川崎重工業株式会社 | モータ用ケーブルの接続構造および接続方法 |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4592892U patent/JP2570117Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017189046A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 富士電機株式会社 | インバータ一体型モータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617359U (ja) | 1994-03-04 |
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