JP3235950B2 - モーター - Google Patents
モーターInfo
- Publication number
- JP3235950B2 JP3235950B2 JP18013295A JP18013295A JP3235950B2 JP 3235950 B2 JP3235950 B2 JP 3235950B2 JP 18013295 A JP18013295 A JP 18013295A JP 18013295 A JP18013295 A JP 18013295A JP 3235950 B2 JP3235950 B2 JP 3235950B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- motor
- housing
- external
- external connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オフィスオート
メーション機器、家庭用電気機器等に使用されるステッ
ピングモーター等に関する。
メーション機器、家庭用電気機器等に使用されるステッ
ピングモーター等に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、オフィスオートメーション機器、
家庭用電気機器等多くの電気機器にステッピングモータ
ー等各種の小形モーターが使用されている。そして、こ
れら電気機器の小形化が要求されていることに伴い各部
品の小形化が進められており、その部品の一つであるこ
れらモーターの小形化ないし配置スペースを小さくする
ことが要求されている。また、これらモーターの中には
コネクターをモーターの筐体に一体的に設けた形式のも
のがあり、この形式のモーターにおいてはこのコネクタ
ーを含めたモーターの小形化と電気機器に取り付けたと
きの配置スペースを小さくするつまり省スペース化を図
り、結果として電気機器の小形化に寄与させることがな
されている。そして、従来このコネクターを含めてこれ
らモーターの小形化を図るようにしたものとしては図6
に示すように構成したものがある。すなわち、図6に示
すようにモーター本体100の筐体101の外周壁にカ
バー体102aでカバーしてコネクター102を一体的
に取着し、このコネクター102の外周部を含めたモー
ター本体100の円周方向の外径を小さくするために、
コネクター102の接続部つまり接続口103をモータ
ー本体100の駆動軸104の軸方向に沿わせて前記筐
体101に取着した構成としたものである。そして、前
記コネクター102の接続口103にリード線105a
が接続された被接続コネクターである外部コネクター1
05を挿入して接続するものである。しかし、上記のよ
うな構成とした場合は、コネクター102の外周部を含
めたモーター本体100の円周方向の外径を小さくする
ことはできるものの、外部コネクター105のリード線
引出側の端部およびリード線105aが筐体101の端
面つまり図において下面より外方に突出することとなる
ため、電気機器内に配設する際にこのコネクター105
の前記端部およびリード線105aを配設する配設スペ
ースが必要となり、電気機器の小形化が阻害されるとい
う問題がある。また、仮に、コネクター105の下端部
が筐体101の端面より突出しないとしても前記リード
線105aは端面よりも突出することになるため、この
リード線105aを配設する配設スペースが必要となり
電気機器の小形化を図る上で障害となっていた。
家庭用電気機器等多くの電気機器にステッピングモータ
ー等各種の小形モーターが使用されている。そして、こ
れら電気機器の小形化が要求されていることに伴い各部
品の小形化が進められており、その部品の一つであるこ
れらモーターの小形化ないし配置スペースを小さくする
ことが要求されている。また、これらモーターの中には
コネクターをモーターの筐体に一体的に設けた形式のも
のがあり、この形式のモーターにおいてはこのコネクタ
ーを含めたモーターの小形化と電気機器に取り付けたと
きの配置スペースを小さくするつまり省スペース化を図
り、結果として電気機器の小形化に寄与させることがな
されている。そして、従来このコネクターを含めてこれ
らモーターの小形化を図るようにしたものとしては図6
に示すように構成したものがある。すなわち、図6に示
すようにモーター本体100の筐体101の外周壁にカ
バー体102aでカバーしてコネクター102を一体的
に取着し、このコネクター102の外周部を含めたモー
ター本体100の円周方向の外径を小さくするために、
コネクター102の接続部つまり接続口103をモータ
ー本体100の駆動軸104の軸方向に沿わせて前記筐
体101に取着した構成としたものである。そして、前
記コネクター102の接続口103にリード線105a
が接続された被接続コネクターである外部コネクター1
05を挿入して接続するものである。しかし、上記のよ
うな構成とした場合は、コネクター102の外周部を含
めたモーター本体100の円周方向の外径を小さくする
ことはできるものの、外部コネクター105のリード線
引出側の端部およびリード線105aが筐体101の端
面つまり図において下面より外方に突出することとなる
ため、電気機器内に配設する際にこのコネクター105
の前記端部およびリード線105aを配設する配設スペ
ースが必要となり、電気機器の小形化が阻害されるとい
う問題がある。また、仮に、コネクター105の下端部
が筐体101の端面より突出しないとしても前記リード
線105aは端面よりも突出することになるため、この
リード線105aを配設する配設スペースが必要となり
電気機器の小形化を図る上で障害となっていた。
【0003】また、同様にコネクターを備えたモーター
の小形化を図ったものとして、例えば実開平5−781
70号公報に示されたものがある。この公報に記載され
たモーターは、モーター本体を収納する容器内にコネク
ターを設け、このコネクターの相対する外部コネクター
と接続する接続部の方向を、モーター本体の回転軸に沿
った方向に設けて、コネクターとモーター本体の中心と
の距離を小さくすることによりモーターの小形化を図る
ようにしたものである。しかし、この公報に記載されて
いるものは、モーターに取着されているコネクターの端
部がモーターの端面から突出しているか否かは明らかで
はないが、仮に突出していないとしてもこのコネクター
に接続されているリード線はモーターの回転軸に沿った
方向に引き出されているため、このリード線がモーター
の端面から突出することになり上述した従来のものと同
様にこのリード線を配設するスペースが必要となり、結
果として電気機器の小形化が図れないものである。
の小形化を図ったものとして、例えば実開平5−781
70号公報に示されたものがある。この公報に記載され
たモーターは、モーター本体を収納する容器内にコネク
ターを設け、このコネクターの相対する外部コネクター
と接続する接続部の方向を、モーター本体の回転軸に沿
った方向に設けて、コネクターとモーター本体の中心と
の距離を小さくすることによりモーターの小形化を図る
ようにしたものである。しかし、この公報に記載されて
いるものは、モーターに取着されているコネクターの端
部がモーターの端面から突出しているか否かは明らかで
はないが、仮に突出していないとしてもこのコネクター
に接続されているリード線はモーターの回転軸に沿った
方向に引き出されているため、このリード線がモーター
の端面から突出することになり上述した従来のものと同
様にこのリード線を配設するスペースが必要となり、結
果として電気機器の小形化が図れないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のモ
ーターにおいては、モーター自体の小形化は一応図られ
ているものの電気機器にこのモーターを組み込む場合の
収納スペースを小さくするという省スペース化の観点か
らは十分ではなく電気機器の小形化が図れないという問
題がある。ところで、一般に電気機器へのモーターの取
り付けは、このモーターの筐体の外周部にねじ孔を設け
たフランジ部あるいは取付片を形成してこのねじ孔に取
付ねじを挿通して取り付ける構成となっている。したが
って、モーターの筐体の周囲には必然的に前記ねじを締
め付けるための空間つまりスペースを設ける必要があ
り、このスペースはいわゆるデッドスペースとなってい
るものである。この発明者はこのデツドスペースに着目
して上記従来の問題点の解決を図ったものである。
ーターにおいては、モーター自体の小形化は一応図られ
ているものの電気機器にこのモーターを組み込む場合の
収納スペースを小さくするという省スペース化の観点か
らは十分ではなく電気機器の小形化が図れないという問
題がある。ところで、一般に電気機器へのモーターの取
り付けは、このモーターの筐体の外周部にねじ孔を設け
たフランジ部あるいは取付片を形成してこのねじ孔に取
付ねじを挿通して取り付ける構成となっている。したが
って、モーターの筐体の周囲には必然的に前記ねじを締
め付けるための空間つまりスペースを設ける必要があ
り、このスペースはいわゆるデッドスペースとなってい
るものである。この発明者はこのデツドスペースに着目
して上記従来の問題点の解決を図ったものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題を
解決するものであり、内部に固定子と出力軸を有する回
転子を設けたケースの開口を端板部材で閉蓋して外形形
状が円筒状をなすとともに、前記端板部材がその外周か
ら突出する一対の取付片を有し、これら取付片の取付孔
に通される取付ねじにより設置される筐体と、この筐体
の外周壁に前記一対の取付片間に位置して取着されリー
ド線付きの外部コネクターが接続される接続部を有する
コネクターとを備えたモーターにおいて、前記コネクタ
ーを、前記筐体の軸方向両端より突出させることなく、
かつ、その接続部への前記外部コネクターの接続方向が
前記筐体の周方向となるように前記筐体に取着するとと
もに、前記外部コネクターが前記コネクターに接続され
た状態でこのコネクター外に露出する外部コネクターの
露出部を少なくとも前記コネクターに対して傾けて 前記
筐体の周方向に沿って配置したことを特徴するものであ
る。
解決するものであり、内部に固定子と出力軸を有する回
転子を設けたケースの開口を端板部材で閉蓋して外形形
状が円筒状をなすとともに、前記端板部材がその外周か
ら突出する一対の取付片を有し、これら取付片の取付孔
に通される取付ねじにより設置される筐体と、この筐体
の外周壁に前記一対の取付片間に位置して取着されリー
ド線付きの外部コネクターが接続される接続部を有する
コネクターとを備えたモーターにおいて、前記コネクタ
ーを、前記筐体の軸方向両端より突出させることなく、
かつ、その接続部への前記外部コネクターの接続方向が
前記筐体の周方向となるように前記筐体に取着するとと
もに、前記外部コネクターが前記コネクターに接続され
た状態でこのコネクター外に露出する外部コネクターの
露出部を少なくとも前記コネクターに対して傾けて 前記
筐体の周方向に沿って配置したことを特徴するものであ
る。
【0006】上記のように構成したことにより、電気機
器にモーターを取り付ける際にこのモーターの筐体の外
周部に必然的にできるデッドスペースに、モーター筐体
に取着したコネクターに接続される外部コネクターおよ
びこの外部コネクターに接続されたリード線を、筐体の
周方向に沿わせて配設することがてき電気機器の小形化
を図ることができる。
器にモーターを取り付ける際にこのモーターの筐体の外
周部に必然的にできるデッドスペースに、モーター筐体
に取着したコネクターに接続される外部コネクターおよ
びこの外部コネクターに接続されたリード線を、筐体の
周方向に沿わせて配設することがてき電気機器の小形化
を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の第1実施形態
を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は外部コネ
クターが取着された状態のモーター1の正面図、図2は
外部コネクターが取外された状態のモーターの側面図、
図3は外部コネクターが取着された状態のモーター1の
平面図である。これらの図に示すようにステッピングモ
ーター(以下単にモーターという)1は、外形形状が円
筒状の筐体2とこの筐体2内に設けられた固定子3と出
力軸4aを介して回転可能に設けられた回転子4とから
構成されている。前記筐体2は、一端側つまり図におい
て上方を開口した有底筒状に形成されたケース2aと、
このケース2aの前記開口を閉蓋して図示しない固定手
段でケース2aに固着された端板部材2bから構成され
ている。そして、前記端板部材2bには外周から突出し
て形成された一対の取付片2cが設けられ、この取付片
2cにはそれぞれ取付孔2dが形成されている。また、
前記筐体2内にはギヤー装置5が組み込まれており、こ
のギヤー装置5の図示しない歯車が前記回転子4の出力
軸4aに設けられた図示しない歯車と噛合している。回
転子4の出力軸4aが回転すると回転力はギヤー装置5
を介して前記端板部材2bに設けた軸受2eを貫通する
駆動軸6に伝達されるものである。
を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は外部コネ
クターが取着された状態のモーター1の正面図、図2は
外部コネクターが取外された状態のモーターの側面図、
図3は外部コネクターが取着された状態のモーター1の
平面図である。これらの図に示すようにステッピングモ
ーター(以下単にモーターという)1は、外形形状が円
筒状の筐体2とこの筐体2内に設けられた固定子3と出
力軸4aを介して回転可能に設けられた回転子4とから
構成されている。前記筐体2は、一端側つまり図におい
て上方を開口した有底筒状に形成されたケース2aと、
このケース2aの前記開口を閉蓋して図示しない固定手
段でケース2aに固着された端板部材2bから構成され
ている。そして、前記端板部材2bには外周から突出し
て形成された一対の取付片2cが設けられ、この取付片
2cにはそれぞれ取付孔2dが形成されている。また、
前記筐体2内にはギヤー装置5が組み込まれており、こ
のギヤー装置5の図示しない歯車が前記回転子4の出力
軸4aに設けられた図示しない歯車と噛合している。回
転子4の出力軸4aが回転すると回転力はギヤー装置5
を介して前記端板部材2bに設けた軸受2eを貫通する
駆動軸6に伝達されるものである。
【0008】そして、前記モーター1は図示しない電気
機器に前記取付孔2dに挿通される図示しない取付ねじ
を介して取り付けられるものである。したがって、電気
機器にモーター1を取り付ける際には、モーター1の筐
体2の外周部に前記図示しない取付ねじを締め付けるた
めの空間つまりスペースを設けることが必須となり、モ
ーター1が取り付けられた後は前記スペースはいわゆる
デットスペースとなるものである。
機器に前記取付孔2dに挿通される図示しない取付ねじ
を介して取り付けられるものである。したがって、電気
機器にモーター1を取り付ける際には、モーター1の筐
体2の外周部に前記図示しない取付ねじを締め付けるた
めの空間つまりスペースを設けることが必須となり、モ
ーター1が取り付けられた後は前記スペースはいわゆる
デットスペースとなるものである。
【0009】そして、前記筐体2の外周壁には、この筐
体2に取り付けられたカバー体7aによってカバーされ
てコネクター7が一体的に取着されており、このコネク
ター7には後述する外部コネクター21が嵌合して接続
される略方形状の嵌合穴8が形成され、この嵌合穴8の
底壁には前記固定子3に巻回された図示しないコイル巻
線に接続された複数の接続ピン9が設けられている。ま
た、図2に示すように嵌合穴8の上下の内側壁にはガイ
ド溝8a、8bが形成されている。そして、前記嵌合穴
8と接続ピン9とでコネクター7の接続部を構成してい
るものである。なお、前記嵌合穴8を設けることなく接
続ピン9を露出状態として設けるように構成した場合
は、この接続ピン9が前記接続部となる。
体2に取り付けられたカバー体7aによってカバーされ
てコネクター7が一体的に取着されており、このコネク
ター7には後述する外部コネクター21が嵌合して接続
される略方形状の嵌合穴8が形成され、この嵌合穴8の
底壁には前記固定子3に巻回された図示しないコイル巻
線に接続された複数の接続ピン9が設けられている。ま
た、図2に示すように嵌合穴8の上下の内側壁にはガイ
ド溝8a、8bが形成されている。そして、前記嵌合穴
8と接続ピン9とでコネクター7の接続部を構成してい
るものである。なお、前記嵌合穴8を設けることなく接
続ピン9を露出状態として設けるように構成した場合
は、この接続ピン9が前記接続部となる。
【0010】そして、前記コネクター7は前記嵌合穴8
の接続方向つまり前記外部コネクター10が挿入される
方向を前記モーター1の回転子4の出力軸4aの軸方向
と直交する方向つまり筐体2の周方向に向けて取着され
ている。
の接続方向つまり前記外部コネクター10が挿入される
方向を前記モーター1の回転子4の出力軸4aの軸方向
と直交する方向つまり筐体2の周方向に向けて取着され
ている。
【0011】つぎに、前記コネクター7の嵌合穴8に接
続される外部コネクター21について説明する。図3に
示すように外部コネクター21は、嵌合穴8に嵌合する
嵌合部21aに対して嵌合穴8から外部に露出する露出
部21bを前記嵌合部21aに対して筐体2側に所定角
度Aだけ屈曲した構成としてある。それにより、この外
部コネクター21をコネクター7に接続したとき、前記
露出部21bおよびこの露出部21bに設けたリード線
22を、筐体2の外周部により接近させて配設すること
ができる。このように外部コネクター21を構成するこ
とによって、筐体2の外周部のデッドスペースへの外部
コネクター21およびリード線22の配設を確実にする
ことができるものであり、また、この外部コネクター2
1およびリード線22を筐体2の外周部に対して接近さ
せることができることから、前記デッドスペースを小さ
くするように前記取付片2cの大きさ、形状等の選択が
可能となり設計上の自由度が得られるものである。 な
お、前記所定角度Aの大きさは、モーター1を電気機器
に取り付ける際に、前記筐体2の外周部に必要とする空
間つまり前記デッドスペースの領域(図3の二点鎖線B
で囲まれた領域)内に少なくとも前記外部コネクター2
1の露出部21bが位置するような角度(図3では約3
0度としてある)に設定すればよいものである。また、
この外部コネクター21には前記嵌合穴8内に設けられ
た複数の接続ピン9と接続される図示しない接触片が配
設された複数のピン嵌合穴11が形成されており、ま
た、このピン嵌合穴11が形成されている面と反対側の
面から前記図示しない接触片に接続された複数のリード
線22が引出されている。そして、この外部コネクター
21のコネクター7への接続は、外部コネクター21の
嵌合部21aをコネクター7の嵌合穴8に嵌合させるに
伴って、外部コネクター21のピン嵌合穴11に嵌合穴
8内の接続ピン9を嵌合することによりなされるもので
ある。 図3に示すようにコネクター7に外部コネクター
21が接続された状態では、外部コネクター21の露出
部21bおよびリード線22は、筐体2の周方向に沿っ
て配置されることになる。したがって、モーター1を前
記端板部材2bの取付片2cに設けた取付孔2dに図示
しない取付ねじを通して図示しない電気機器の内部に取
り付けた状態で、コネクター7に外部コネクター21を
接続したときは、外部コネクター21およびリード線2
2は上述したようにモーター1の外周部のデッドスペー
ス内に配設されることになる。そのため、外部コネクタ
ー21およびリード線22を配設つまり収納するための
固有のスペースは必要とすることなく省スペース化が図
れるものであり、この省スペース化により電気機器の小
形化が達成できるものである。また、上記従来のように
コネクターの接続部をモーターの回転軸方向に沿わせた
ものに比べて、このコネクター7に接続された外部コネ
クター21の端部あるいはリード線22がモーター1の
一端面より突出することがなく、したがって、これら外
部コネクター21の端部あるいはリード線22を配設す
るためのスペースを必要とすることはなく電気機器の大
形化の要因を排除できるものである。
続される外部コネクター21について説明する。図3に
示すように外部コネクター21は、嵌合穴8に嵌合する
嵌合部21aに対して嵌合穴8から外部に露出する露出
部21bを前記嵌合部21aに対して筐体2側に所定角
度Aだけ屈曲した構成としてある。それにより、この外
部コネクター21をコネクター7に接続したとき、前記
露出部21bおよびこの露出部21bに設けたリード線
22を、筐体2の外周部により接近させて配設すること
ができる。このように外部コネクター21を構成するこ
とによって、筐体2の外周部のデッドスペースへの外部
コネクター21およびリード線22の配設を確実にする
ことができるものであり、また、この外部コネクター2
1およびリード線22を筐体2の外周部に対して接近さ
せることができることから、前記デッドスペースを小さ
くするように前記取付片2cの大きさ、形状等の選択が
可能となり設計上の自由度が得られるものである。 な
お、前記所定角度Aの大きさは、モーター1を電気機器
に取り付ける際に、前記筐体2の外周部に必要とする空
間つまり前記デッドスペースの領域(図3の二点鎖線B
で囲まれた領域)内に少なくとも前記外部コネクター2
1の露出部21bが位置するような角度(図3では約3
0度としてある)に設定すればよいものである。また、
この外部コネクター21には前記嵌合穴8内に設けられ
た複数の接続ピン9と接続される図示しない接触片が配
設された複数のピン嵌合穴11が形成されており、ま
た、このピン嵌合穴11が形成されている面と反対側の
面から前記図示しない接触片に接続された複数のリード
線22が引出されている。そして、この外部コネクター
21のコネクター7への接続は、外部コネクター21の
嵌合部21aをコネクター7の嵌合穴8に嵌合させるに
伴って、外部コネクター21のピン嵌合穴11に嵌合穴
8内の接続ピン9を嵌合することによりなされるもので
ある。 図3に示すようにコネクター7に外部コネクター
21が接続された状態では、外部コネクター21の露出
部21bおよびリード線22は、筐体2の周方向に沿っ
て配置されることになる。したがって、モーター1を前
記端板部材2bの取付片2cに設けた取付孔2dに図示
しない取付ねじを通して図示しない電気機器の内部に取
り付けた状態で、コネクター7に外部コネクター21を
接続したときは、外部コネクター21およびリード線2
2は上述したようにモーター1の外周部のデッドスペー
ス内に配設されることになる。そのため、外部コネクタ
ー21およびリード線22を配設つまり収納するための
固有のスペースは必要とすることなく省スペース化が図
れるものであり、この省スペース化により電気機器の小
形化が達成できるものである。また、上記従来のように
コネクターの接続部をモーターの回転軸方向に沿わせた
ものに比べて、このコネクター7に接続された外部コネ
クター21の端部あるいはリード線22がモーター1の
一端面より突出することがなく、したがって、これら外
部コネクター21の端部あるいはリード線22を配設す
るためのスペースを必要とすることはなく電気機器の大
形化の要因を排除できるものである。
【0012】また、図4および図5に示すように筐体2
に取着されるコネクター30および外部コネクター10
を構成することによって、外部コネクター10およびこ
の外部コネクター10に接続されたリード線12を前記
筐体2側に接近させて配設することができるものであ
る。つまりコネクター30に形成する接続部としての嵌
合穴31の嵌合方向つまり接続方向の向きを、筐体2の
中心軸つまり回転子4の出力軸4aの軸心Oと前記嵌合
穴31の開口の中点Pまでの長さを半径として描かれる
円Sの前記開口の中点Pを通る接線T方向に略一致させ
て形成した構成とする。また、外部コネクター10は、
前記嵌合孔31内に設けられた複数の接続ピン(図示し
ない)と接続される図示しない接触片が配設された複数
のピン嵌合穴11を有しているとともに、このピン嵌合
孔11が形成されている面と反対側の面から前記図示し
ない接触片に接続された複数のリード線12が引出され
ている。以上の構成により、外部コネクター10に接続
されたリード線12を前記筐体2側に接近させて配設す
ることができるものである。なお、前記嵌合穴31の底
壁には外部コネクター10に設けたピン嵌合穴11に嵌
合する接続ピン32が設けられている。また、前記コネ
クター30はカバー体30aによってカバーされてい
る。
に取着されるコネクター30および外部コネクター10
を構成することによって、外部コネクター10およびこ
の外部コネクター10に接続されたリード線12を前記
筐体2側に接近させて配設することができるものであ
る。つまりコネクター30に形成する接続部としての嵌
合穴31の嵌合方向つまり接続方向の向きを、筐体2の
中心軸つまり回転子4の出力軸4aの軸心Oと前記嵌合
穴31の開口の中点Pまでの長さを半径として描かれる
円Sの前記開口の中点Pを通る接線T方向に略一致させ
て形成した構成とする。また、外部コネクター10は、
前記嵌合孔31内に設けられた複数の接続ピン(図示し
ない)と接続される図示しない接触片が配設された複数
のピン嵌合穴11を有しているとともに、このピン嵌合
孔11が形成されている面と反対側の面から前記図示し
ない接触片に接続された複数のリード線12が引出され
ている。以上の構成により、外部コネクター10に接続
されたリード線12を前記筐体2側に接近させて配設す
ることができるものである。なお、前記嵌合穴31の底
壁には外部コネクター10に設けたピン嵌合穴11に嵌
合する接続ピン32が設けられている。また、前記コネ
クター30はカバー体30aによってカバーされてい
る。
【0013】図4および図5に示した上記第2実施形態
のようにコネクター30および外部コネクター10を構
成することにより、筐体2の外周部のデッドスペースへ
の外部コネクター10およびリード線12の配設を確実
にすることができるものであり、また、図3に示した状
態と同様に外部コネクター10およびリード線12を筐
体2の周方向に沿わせてこの筐体2の外周部により接近
させることができる。したがって、前記デッドスペース
を小さくするように前記取付片2cの大きさ、形状等の
選択が可能となることから、設計上の自由度が得られる
ものである。
のようにコネクター30および外部コネクター10を構
成することにより、筐体2の外周部のデッドスペースへ
の外部コネクター10およびリード線12の配設を確実
にすることができるものであり、また、図3に示した状
態と同様に外部コネクター10およびリード線12を筐
体2の周方向に沿わせてこの筐体2の外周部により接近
させることができる。したがって、前記デッドスペース
を小さくするように前記取付片2cの大きさ、形状等の
選択が可能となることから、設計上の自由度が得られる
ものである。
【0014】そして、前記嵌合穴31を傾斜させる度合
いは図3に示した場合と同様、モーター1を電気機器に
取り付ける際に、前記筐体2外周部に必要とする空間つ
まり前記デッドスペースの領域(図5の二点鎖線Cで囲
まれた領域)内に少なくとも前記外部コネクター10が
位置するような傾斜に設定すればよいものである。
いは図3に示した場合と同様、モーター1を電気機器に
取り付ける際に、前記筐体2外周部に必要とする空間つ
まり前記デッドスペースの領域(図5の二点鎖線Cで囲
まれた領域)内に少なくとも前記外部コネクター10が
位置するような傾斜に設定すればよいものである。
【0015】なお、上記実施の形態においてはコネクタ
ー7の嵌合穴8の底壁に接続ピン9を設け外部コネクタ
ー10に前記接続ピン9が嵌合するピン嵌合穴11を形
成する構成としたが、これはコネクター7の嵌合穴8の
底壁にピン嵌合穴を設け外部コネクター10に接続ピン
を設ける構成としてもよいものである。
ー7の嵌合穴8の底壁に接続ピン9を設け外部コネクタ
ー10に前記接続ピン9が嵌合するピン嵌合穴11を形
成する構成としたが、これはコネクター7の嵌合穴8の
底壁にピン嵌合穴を設け外部コネクター10に接続ピン
を設ける構成としてもよいものである。
【0016】また、上記実施の形態ではモーターとして
ステッピングモーターを用いる構成としたが、これはス
テッピングモーターに限定されるものではない。しか
し、ステッピングモーターのようにモーターから引き出
されるリード線が多数の場合には、省スペース化により
大きな効果があるものである。
ステッピングモーターを用いる構成としたが、これはス
テッピングモーターに限定されるものではない。しか
し、ステッピングモーターのようにモーターから引き出
されるリード線が多数の場合には、省スペース化により
大きな効果があるものである。
【0017】また、上記実施の形態では、筐体2内にギ
ヤー装置5を組み込んだ構成としたが、このギヤー装置
5は筐体2外に設ける構成つまりモーターとは別にする
構成とすることができるものである。
ヤー装置5を組み込んだ構成としたが、このギヤー装置
5は筐体2外に設ける構成つまりモーターとは別にする
構成とすることができるものである。
【0018】
【発明の効果】上述したようにこの発明は、モーターの
円筒状の筐体の外周壁に設けたコネクターに接続される
外部コネクターの少なくとも露出部を傾けて、外部コネ
クターおよびこの外部コネクターに接続されたリード線
を、前記筐体の外周壁に沿って配置するようにしたの
で、このモーターを電気機器に取り付けた際に、前記筐
体が有する一対の取付片が外周から突出していることに
起因として前記筐体の外周部に必然的にできるデッドス
ペースに、外部コネクターおよびリード線を配設するこ
とができることから、電気機器の小形化を図ることがで
きるという効果を奏するものである。
円筒状の筐体の外周壁に設けたコネクターに接続される
外部コネクターの少なくとも露出部を傾けて、外部コネ
クターおよびこの外部コネクターに接続されたリード線
を、前記筐体の外周壁に沿って配置するようにしたの
で、このモーターを電気機器に取り付けた際に、前記筐
体が有する一対の取付片が外周から突出していることに
起因として前記筐体の外周部に必然的にできるデッドス
ペースに、外部コネクターおよびリード線を配設するこ
とができることから、電気機器の小形化を図ることがで
きるという効果を奏するものである。
【図1】本発明の第1実施形態に係るモーターを外部コ
ネクターが接続された状態で示す正面図。
ネクターが接続された状態で示す正面図。
【図2】第1実施形態に係るモーターを外部コネクター
が取外された状態で示す側面図。
が取外された状態で示す側面図。
【図3】第1実施形態に係るモーターを外部コネクター
が接続された状態で示す平面図。
が接続された状態で示す平面図。
【図4】本発明の第2実施形態に係るモーターを外部コ
ネクターとともに示す斜視図。
ネクターとともに示す斜視図。
【図5】第2実施形態に係るモーターをそのコネクター
の一部を断面して示す平面図。
の一部を断面して示す平面図。
【図6】従来のモーターを外部コネクターが接続された
状態で示す斜視図。
状態で示す斜視図。
1 モーター 2 モーターの筐体2a ケース 2b 端板部材 2c 取付片 2d 取付孔 3 固定子 4 回転子 4a 出力軸 7 コネクター 8 嵌合穴(接続部) 9 接続ピン(接続部) 10 外部コネクター12 リード線 21 外部コネクター 21a 嵌合部 21b 露出部 22 リード線 31 嵌合穴(接続部) 32 接続ピン(接続部)
Claims (1)
- 【請求項1】内部に固定子と出力軸を有する回転子を設
けたケースの開口を端板部材で閉蓋して外形形状が円筒
状をなすとともに、前記端板部材がその外周から突出す
る一対の取付片を有し、これら取付片の取付孔に通され
る取付ねじにより設置される筐体と、 この筐体の外周壁に前記一対の取付片間に位置して取着
されリード線付きの外部コネクターが接続される接続部
を有するコネクターとを備えたモーターにおいて、 前記コネクターを、前記筐体の軸方向両端より突出させ
ることなく、かつ、その接続部への前記外部コネクター
の接続方向が前記筐体の周方向となるように前記筐体に
取着するとともに、 前記外部コネクターが前記コネクターに接続された状態
でこのコネクター外に露出する外部コネクターの露出部
を少なくとも前記コネクターに対して傾けて前記筐体の
周方向に沿って配置した ことを特徴するモーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18013295A JP3235950B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | モーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18013295A JP3235950B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | モーター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0937509A JPH0937509A (ja) | 1997-02-07 |
JP3235950B2 true JP3235950B2 (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=16077977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18013295A Expired - Fee Related JP3235950B2 (ja) | 1995-07-17 | 1995-07-17 | モーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3235950B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043109A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Nidec Sankyo Corp | ギアードモータ |
JP2020184866A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 本田技研工業株式会社 | 回転電機ユニット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018096709A1 (ja) * | 2016-11-23 | 2018-05-31 | 日本電産株式会社 | モータ及び電動パワーステアリング装置 |
-
1995
- 1995-07-17 JP JP18013295A patent/JP3235950B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008043109A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Nidec Sankyo Corp | ギアードモータ |
JP2020184866A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | 本田技研工業株式会社 | 回転電機ユニット |
US11327597B2 (en) | 2019-05-09 | 2022-05-10 | Honda Motor Co., Ltd. | Rotating electric machine unit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0937509A (ja) | 1997-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5663604A (en) | Brushless motor | |
US7830053B2 (en) | Motor | |
JPH0828956B2 (ja) | 電子整流子を備える直流モータの構造体 | |
JP2000014112A (ja) | 無刷子電動機 | |
JP7496185B2 (ja) | バスバーユニット | |
JP7267555B2 (ja) | モータ | |
JP3235950B2 (ja) | モーター | |
JP4463395B2 (ja) | コンデンサ電動機およびその製造方法 | |
JP7503454B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP2000354347A (ja) | 回転電機用固定子 | |
JP2003037954A (ja) | ロータ及びブラシレスモータ | |
JP2003088081A (ja) | インナーロータ型モータ | |
JP2570117Y2 (ja) | 小型モータ | |
JP2582491Y2 (ja) | 小型モータ | |
JPH09322475A (ja) | ブレーキ付モータ | |
JP2579737Y2 (ja) | 小型モータ | |
JP2568618Y2 (ja) | 小型モータ | |
JP7306021B2 (ja) | 電動機 | |
JP3015644B2 (ja) | アウターロータ型ブラシレスdcモータ | |
JP2001128409A (ja) | リード線付き小型モータ | |
JPH07163117A (ja) | アウターロータ型ブラシレスdcモータ | |
JP3411846B2 (ja) | モータ及びアクチュエータ | |
US20200381976A1 (en) | Motor and electrical device including same | |
JP2001086684A (ja) | ステッピングモーターの電磁コイル | |
JP3371027B2 (ja) | スピンドルモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |