JP2503039B2 - 透明被覆複合体 - Google Patents

透明被覆複合体

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JP2503039B2
JP2503039B2 JP63052066A JP5206688A JP2503039B2 JP 2503039 B2 JP2503039 B2 JP 2503039B2 JP 63052066 A JP63052066 A JP 63052066A JP 5206688 A JP5206688 A JP 5206688A JP 2503039 B2 JP2503039 B2 JP 2503039B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は表面硬度、耐久性に優れる透明被覆複合体に
関するものであり、タッチパネルなどに見られる静電容
量方式の入力装置などに利用することができる。
[従来の技術] ディスプレイの表示面上にその指示、図形に従って入
力を行なうことは他のキーボードなどの画面と離れた位
置での入力に比較して簡便で誤動作が少ない。さらに入
力ボードを一定化し、その下の入力指示をテープルなど
の差しかえによって他種の入力を可能ならしめることが
考えられる。この際、前記の表示画面、可変テープルを
見ながらその面上で入力させるための透明でかつ入力位
置が検出される入力装置が必要であり、光学方式を用い
るもの、容量方式を用いるもの、透明電極の接触により
入力する抵抗膜方式を用いるもの、さらには音響方式な
ど各種の方式が提案されている。
特開昭61−49306号公報、特開昭61−51338号公報で
は、ガラス基板上に透明導電性を有する層を設け、その
上に2〜3層のコーティング被膜を積層してなる被覆透
明導電パネルが提案されている。
また特開昭57−168922号公報では、酸化アンチモン微
粒子含有ハードコートの組成物が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、特開昭61−49306号公報などの被覆透
明導電パネルは、透明導電性を有する層とコーティング
被膜との密着性、表面硬度が不充分であるため、コーテ
ィング被膜が2層以上必要であった。
また、特開昭57−168922号公報においても、表面硬度
が低い、また、薬品に対する耐久性が低いという欠点を
有していた。
本発明は、透明導電膜、コーティング被膜などが強固
に付着しているため表面硬度、耐久性に優れ、かつその
構造がより簡単で低コストで製造可能な透明被覆複合体
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために下記の構成を有
する。
透明基材上の少なくともその一部に、透明導電膜を設
け、かつその表面に平均粒子径が1〜200mμの酸化アン
チモン微粒子を10〜75重量%含有する被膜を設け、さら
に該被膜上にハードコート被膜が設けられてなることを
特徴とする透明被覆複合体。」 すなわち本発明は、透明基材上に、透明導電膜および
酸化アンチモン微粒子を含有する被膜を設けることによ
って、さらにその上に設けるハードコート被膜との密着
性を良好とすることができ、1層のコーティングのみで
表面硬度、耐久性に優れた透明被覆複合体を得ることを
可能としたものである。
本発明に用いられる透明基材は透明なものであれば特
に限定されない。ここで透明であるとは、本発明の目的
に必要な程度に透明導電板の後方にある各種表示が充分
に識別できれば良く、必ずしも無色あるいはクリアであ
る必要はない。かえって画像のコントラストを上げた
り、ちらつきをなくするために着色した基材を用いた
り、画像の認識を妨げない程度の微小凹凸をつけて外光
の反射をやわらげることも可能である。
また使用される基材の形状は必ずしも平板である必要
はなく、例えばCRTのような曲面の表示装置に装着され
る場合はこれに適合する曲面の基材を使用するのが好ま
しい場合もある。
次に、透明基材上に、透明導電膜および酸化アンチモ
ンを含有する被膜を形成する場合における、透明導電膜
について説明する。
この透明基材上に適用される透明導電膜はこれまでの
名の下に知られている各種材料、すなわち金、銀、パラ
ジウムなどの金属薄膜、導電性を有する無機酸化物薄膜
などを用いることができるが、とくに酸化インジウムお
よび/または酸化スズ薄膜が有用である。これらの薄膜
は要求される入力機構によって異なるが該当する透明基
材の全面もしくは入力位置がブロック化されているパタ
ーン状に形成される。薄膜の厚さは導電性および透明性
の観点から5nm〜500nmであることが好ましい。
かかる薄膜の形成にあたっては真空蒸着法、スパッタ
リング法その他の物理的気相法や該当する金属のハロゲ
ン化物、有機系誘導体の化学的気相法や場合により液相
からの薄膜形成法が適宜用いられる。かかる薄膜形成に
あたっては各種化学的、物理的な基材表面の処理、基材
の表面改質を必要に応じて行なうことができる。
上記透明導電膜はその表面に凹凸を有するものが好ま
しく、その表面凹凸の程度は2〜500nmで充分なもので
ある。すなわち、かかる凹凸を有しない、あるいは2nm
未満では、その上に設けられるアンチモン含有被膜との
接着強度が不充分となる。また500nmを越えると不透明
になったり、導電性不良部分が発生するなどの問題が起
りやすい。ここで前記の凹凸程度はあくまでも平均値的
数値を意味するものであることは言うまでもない。
これらの表面の粗さを測定するひとつの例としては、
以下に示すような表面粗さ計による方法が挙げられる。
表面粗さ計 装置:Sloan社製 DEKTAK Scan Speed:0.01cm/min Range:50nm/sm Chart Speed:2cm/min さらに表面に凹凸を有する透明導電膜の製造方法とし
ては各種の機械的、たとえばサンドブラスト法、さらに
は化学的処理、たとえば熱水浸漬処理などが挙げられ
る。処理の再現性、均一性、コントロール性などの点か
ら、とくに熱水浸漬処理が好ましい。処理条件は透明導
電膜の種類、組成、製造法などによって異なるが、酸化
インジウム/酸化スズ系薄膜(ITOと略称する)におい
ては80℃以上、さらに好ましくは95℃以上で行われる。
とくに100℃以上、加圧下で行なわれる方法が処理効
果、処理時間の短縮などの点から最も好ましい。
また透明導電膜がITO膜の場合には、その表面層にお
ける酸化インジウム/酸化スズの重量比が透明導電膜全
体より小さい値であることが、上に設けられる酸化アン
チモンを含有する被膜との密着性の点から好ましいもの
である。
前記の熱水処理は、後で述べるコーティング組成物を
塗布する前であっても、塗布後であっても何ら問題はな
い。
次に、かかる透明導電膜上に形成される平均粒子径1
〜200mμの酸化アンチモン微粒子を10〜75重量%含有す
る被膜について説明する。
ここで酸化アンチモンとしては、三酸化アンチモンお
よび/または五酸化アンチモンの水および/またはアル
コールなどの有機溶媒にコロイド状に分散させた酸化ア
ンチモンゾルが具体的な好ましい例とし挙げられる。本
発明の目的のためには平均粒子径1〜200mμのものが使
用されるが、好ましくは5〜100mμの粒子径のものが使
用される。平均粒子径が200mμを越えるものは、生成塗
膜の透明性が悪く、濁りの大きなものしか得られない。
また1mμ未満のものは安定性が悪く、再現性のよい良好
なものは得られない。
また酸化アンチモン微粒子の分散性を改良するために
各種の界面活性剤やアミンを添加してあっても何ら問題
はない。さらには酸化アンチモン微粒子は酸化ジルコン
などの他の無機酸化物で被覆されていてもよい。
このような酸化アンチモン微粒子はかかる被膜中に10
〜75重量%含有されていることが必要であり、さらに好
ましくは20〜65重量%である。すなわち10重量%未満で
は密着性の不十分なものしか得られず、また75重量%を
越えると被膜にクラック発生や白濁などの問題が生ず
る。
また、かかる被膜中に含まれる酸化アンチモン微粒子
以外の成分は被膜の透明性を損わないものであればとく
に限定されないが、その上に形成されるハードコート被
膜のコーティング時の白化防止、地割れなどによるクラ
ック発生防止の観点から硬化性樹脂の使用が好ましい。
さらには硬度、ハードコート被膜との密着性などの点か
ら、ハードコート被膜として好適に使用される一般式
(I)で表わされるケイ素化合物および/またはその加
水分解物が好ましい。さらに、耐候性をより一段と向上
させる目的から各種のエポキシ樹脂の添加が好ましく、
中でもビスフェノールA型のエポキシ樹脂の添加が好ま
しい。
かかるビスフェノールA型のエポキシ樹脂の代表的な
例を挙げると下記一般式(II)、(III)および(IV)
で示されるエポキシ樹脂を挙げることができる。
(ここでRはグリシジル基、l、m、n1、およびn2は0
〜15の整数。) 一般式(II)、(III)および(IV)で表わされるエ
ポキシ樹脂におけるエポキシ当量としてはとくに限定さ
れないが、他成分との相溶性、取り扱い易さなどの観点
から400以下のものが好ましく使用される。
本発明における酸化アンチモン微粒子を含む被膜は、
前記の酸化アンチモン微粒子を含む液状組成物を透明基
材に塗布後、主として加熱および/または乾燥すること
により形成される。加熱あるいは乾燥条件は生産性、該
被膜上に塗布されるハードコート被膜のコーティング組
成物、さらには塗布条件などで決められるべきである
が、好ましく適用される条件としては室温から250℃の
温度範囲で、1分間から480分間である。とくにゴミ付
着などの問題を考慮する場合には40℃以上で、5分間以
上が好ましく取られる条件である。酸化アンチモン微粒
子を含有する被膜の加熱乾燥が十分でない場合には、そ
の上に塗布されるハードコート被膜のコーティング用組
成物の塗布時に酸化アンチモン微粒子含有被膜が溶解
し、十分な接着効果を発揮しないばかりか、塗膜に白化
などの問題が生ずる。
次に、酸化アンチモン微粒子を含有する被膜上に形成
されるハードコート被膜について説明する。
ハードコート被膜としては、特に表面硬度、接着性、
耐久性などの点から、オルガノポリシロキサン系硬化被
膜が好ましい。特に下記一般式(I)で表される有機ケ
イ素化合物および/またはその加水分解物が被覆されて
なるものが好ましい。
R1 aR2 bSiX4-a-b (I) (式中R1、R2は各々アルキル基、アルケニル基、アリー
ル基、ハロゲン、エポキシ基、グリシドキシ基、アミノ
基、メルカプト基、メタクリルオキシ基およびシアノ基
から選ばれる少なくとも一種の置換基を有する炭化水素
基、Xは加水分解性基であり、aおよびbは0または1
である。)一般式(I)で示される化合物の具体的な代
表例としては、メチルシリケート、エチルシリケート、
n−プロピルシリケート、i−プロピルシリケート、n
−ブチルシリケート、sec−ブチルシリケートおよびt
−ブチルシリケートなどのテトラアルコキシシラン類、
およびその加水分解物さらにはメチルトリメトキシシラ
ン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリメトキシエ
トキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルト
リブトキシシラン、メチルトリクロルシラン、エチルト
リメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリアセトキシシラン、ビニルトリメトキシエトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエ
トキシシラン、フェニルトリアセトキシシラン、γ−ク
ロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピル
トリエトキシシラン、γ−クロロプロピルトリアセトキ
シシラン、3,3,3−トリフロロプロピルトリメトキシシ
ラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエ
トキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン、β−シアノエチルトリエ
トキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、クロロメ
チルトリメトキシシラン、クロロメチルトリエトキシシ
ラン、グリシドキシメチルトリメトキシシラン、グリシ
ドキシメチルトリエトキシシラン、α−グリシドキシエ
チルトリメトキシシラン、α−グリシドキシエチルトリ
エトキシシラン、β−グリシドキシエチルトリメトキシ
シラン、β−グリシドキシエチルトリエトキシシラン、
α−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、α−グ
リシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、β−グリシドキシプ
ロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリプロポキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリブトキシシラ
ン、γグリシドキシプロピルトリメトキシエトキシシラ
ン、γ−グリシドキシプロピルトリフェノキシシラン、
α−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、α−グリ
シドキシブチルトリエトキシシラン、β−グリシドキシ
ブチルトリメトキシシラン、β−グリシドキシブチルト
リエトキシシラン、γ−グリシドキシブチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシブチルトリエトキシシラ
ン、δ−グリシドキシブチルトリメトキシシラン、δ−
グリシドキシブチルトリエトキシシラン、(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)メチルトリメトキシシラン、(3,
4−エポキシシクロヘキシル)メチルトリエトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ
メトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリプロピルポキシシラン、β
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリブトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシエトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリフェノキシシラン、γ−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピルトリメトキ
シシラン、γ−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロ
ピルトリエトキシシラン、δ−(3,4−エポキシシクロ
ヘキシル)ブチルトリメトキシシラン、δ−(3,4−エ
ポキシシクロヘキシル)ブチルトリエトキシシランなど
のトリアルコキシシラン、トリアシルオキシシラン、ト
リハロゲノシランまたはトリフェノキシシラン類または
その加水分解物およびメチルジメトキシシラン、フェニ
ルメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラ
ン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
クロロプロピルメチルジエトキシシラン、ジメチルジア
セトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メタクリルオキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、メチ
ルビニルジメトキシシラン、メチルビニルジエトキシシ
ラン、グリシドキシメチルメチルジメトキシシラン、グ
リシドキシメチルメチルジエトキシシラン、α−グリシ
ドキシエチルメチルジメトキシシラン、α−グリシドキ
シエチルメチルジエトキシシラン、β−グリシドキシエ
チルメチルジメトキシシラン、β−グリシドキシエチル
メチルジエトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、α−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、β−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジプロポ
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジブトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシ
エトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジフ
ェノキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジメ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジエト
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルエチルジプロポ
キシシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルビニルジエトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジメトキシ
シラン、γ−グリシドキシプロピルフェニルジエトキシ
シラン、などジアルコキシシランまたはジアシルオキシ
シラン類またはその加水分解物がその例である。
これらの有機ケイ素化合物は1種または2種以上添加
することも可能である。とくに酸化アンチモン微粒子を
含有してなる被膜との接着性向上の目的にはエポキシ
基、グリシドキシ基を含む有機ケイ素化合物の使用が好
適である。
これらの有機ケイ素化合物はキュア温度を下げ、硬化
をより進行させるためには加水分解して使用することが
好ましい。
加水分解は純水または塩酸、酢酸あるいは硫酸などの
酸性水溶液を添加、攪拌することによって製造される。
さらに純水、あるいは酸性水溶液の添加量を調節するこ
とによって加水分解の度合をコントロールすることも容
易に可能である。加水分解に際しては、一般式(I)の
X基と等モル以上、3倍モル以下の純水または酸性水溶
液の添加が硬化促進の点で特に好ましい。
加水分解に際して、アルコール等が生成してくるの
で、無溶媒で加水分解することが可能であるが、加水分
解をさらに均一に行なう目的で有機ケイ素化合物と溶媒
を混合した後、加水分解を行なうことも可能である。ま
た目的に応じて加水分解後のアルコール等を加熱および
/または減圧下に適当量除去して使用することも可能で
あるし、その後に適当な溶媒を添加することも可能であ
る。これらの溶媒としてはアルコール、エステル、エー
テル、ケトン、ハロゲン化炭化水素あるいはトルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素などの溶媒が挙げられ
る。またこれらの溶媒は必要に応じて2種以上の混合溶
媒として使用することも可能である。また、目的に応じ
て加水分解反応を促進し、さらに予備縮合等の反応を進
めるために室温以上に加熱することも可能であるし、予
備縮合を抑えるために加水分解温度を室温以下に下げて
行うことも可能であることは言うまでもない。
本発明のハードコート被膜および酸化アンチモン微粒
子を含有してなる被膜形成時に使用されるコーティング
組成物には、硬化促進、低温硬化などを可能とする目的
で各種の硬化剤が併用可能である。硬化剤としては各種
エポキシ樹脂硬化剤、あるいは各種有機ケイ素樹脂硬化
剤などが使用される。
これらの硬化剤の具体的な例としては、各種の有機酸
およびそれらの酸無水物、窒素含有有機化合物、各種金
属錯化合物あるいは金属アルコキシドさらにはアルカリ
金属の有機カルボン酸塩、炭酸塩などの各種塩が挙げら
れる。これらの硬化剤は2種以上混合して使用すること
も可能である。これら硬化剤の中でも本発明の目的に
は、塗料の安定性、コーティング後の塗膜の着色が無い
などの点から、とくに下記に示すアルミニウムキレート
化合物が有用である。
ここでいうアルミニウムキレート化合物とは、例えば
一般式AlZnY3-nで示されるアルミニウムキレート化合物
である。
ただし式中 ZはOL(Lは低級アルキル基)、Yは一般式M1COCH2C
OM2(M1、M2はいずれも低級アルキル基)で示される化
合物に由来する配位子および一般式 M3COCH2COOM4(M3、M4はいずれも低級アルキル基)で
示される化合物に由来する配位子から選ばれる少なくと
も1つであり、nは0、1または2である。
本発明の硬化剤として特に有用な一般式 AlZnY3-nで示されるアルミニウムキレート化合物とし
ては、各種の化合物をあげ得るが、組成物への溶解性、
安定性、硬化触媒としての効果などの観点からとくに好
ましいのは、アルミニウムアセチルアセトネート、アル
ミニウムビスエチルアセトアセテートモノアセチルアセ
トネート、アルミニウムージ−n−ブトキシド−モノエ
チルアセトアセテート、アルミニウムージ−iso−プロ
ポキシド−モノメチルアセトアセテートなどである。こ
れらは2種以上を混合して使用することも可能である。
本発明の被膜形成時に使用されるコーティング組成物
には、塗布時におけるフローを向上させ、塗膜の平滑性
を向上させ、さらにハードコート被膜においては塗膜表
面の摩擦係数を低下させる目的で各種の界面活性剤を使
用することも可能であり、特にジメチルポリシロキサン
とアルキレンオキシドとのブロックまたはグラフト共重
合体、さらにはフッ素系界面活性剤などが有効である。
また染顔料や充填剤を分散させたり、有機ポリマーを溶
解させて、塗膜を着色させたり、塗布性、被塗布材との
密着性、その他各種物性向上などコーティング剤として
の実用性を改善させることも容易に可能である。さらに
耐候性を向上させる目的で紫外線吸収剤または耐熱劣化
向上法として酸化防止剤を添加することも容易に可能で
ある。
本発明のハードコート被膜は、前記コーティング組成
物を硬化させることによって得られるが硬化は通常加熱
処理することによって行なわれる。他に紫外線、電子線
などを用いてもよい。なお、加熱処理の場合の温度は従
来のコーティング組成物の場合よりもかなり広範囲で使
用でき、50〜250℃で充分に良好な結果が得られる。
本発明の透明導電膜を設けた透明基材上に塗布される
酸化アンチモン微粒子を含有してなる被膜およびハード
コート被膜の塗布手段としては、刷毛塗り、浸漬塗り、
ロール塗り、スプレー塗装、スピン塗装、流し塗りなど
の通常行われる塗布方法が容易に使用可能である。
本発明のハードコート被膜中には耐候性、表面硬度向
上を目的に無機酸化物微粒子、中でも微粒子状シリカが
好ましく併用使用される。粒径としては、1〜400nm、
特に5〜200nmのものが好ましい。かかる微粒子状シリ
カとしての効果的な例としてはシリカゾルが挙げられ
る。シリカゾルは高分子量無水ケイ酸の水および/また
はアルコールなどの有機溶媒中のコロイド状分散体であ
る。
また本発明ハードコート被膜中には、耐候性、硬度向
上などを目的に各種化合物の添加が可能である。かかる
添加可能なものの具体例としては各種エポキシ樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリビニルアルコール、セルロース系ポ
リマーなどの有機高分子あるいは反応性有機化合物があ
る。さらには酸化ジルコン、酸化チタンなどの無機酸化
物微粒子、中でも相溶性、透明性の点から各種分散媒に
分散されたゾルが好ましく使用される。
本発明における酸化アンチモン微粒子を含有してなる
被膜上へのハードコート被膜の形成にあたっては、清浄
化、密着性、耐水性等の向上を目的として各種の前処理
を施すことも有効な手段であり、とくに好ましく用いら
れる方法としては活性化ガス処理、薬品処理などが挙げ
られる。
かかる活性化ガス処理とは、常圧もしくは減圧下にお
いて生成するイオン、電子あるいは励起された気体であ
る。これらの活性化ガスを生成させる方法としては、例
えばコロナ放電、減圧下での直流、低周波、高周波ある
いはマイクロ波による高電圧放電などによるものであ
る。
特に減圧下での高周波放電によって得られる低温プラ
ズマによる処理が再現性、生産性などの点から好ましく
使用される。
ここで使用されるガスは特に限定されるものではない
が、具体例としては酸素、窒素、水素、炭酸ガス、二酸
化硫黄、ヘリウム、ネオン、アルゴン、フレオン、水蒸
気、アンモニア、一酸化炭素、塩素、一酸化窒素、二酸
化窒素などが挙げられる。
これらは一種のみならず、二種以上混合しても使用可
能である。前記の中で好ましいガスとしては、酸素を含
んだものが挙げられ、空気などの自然界に存在するもの
であってもよい。さらに好ましくは、純粋な酸素ガスが
密着性向上に有効である。さらには同様の目的で前記処
理に際しては被処理基板の温度を上げることも可能であ
る。
一方、薬品処理の具体例としては苛性ソーダなどのア
ルカリ処理、塩酸、硫酸、過マンガン酸カリウム、重ク
ロム酸カリウムなどの酸処理、芳香環を有する有機溶剤
処理などが挙げられる。
以上の前処理は連続的、または段階的に併用して実施
することも充分可能である。薬品処理の中で、とくに密
着性向上には、重クロム酸カリウム/硫酸の混液が有効
である。
本発明における酸化アンチモン微粒子を含有する被膜
およびハードコート被膜のトータル膜厚は、耐摩耗性の
付与および静電容量に与える影響との関係から0.5μm
〜15μmが好ましく適用される。
また、酸化アンチモン微粒子を含有する被膜およびハ
ードコート被膜の必要静電容量はインターフェイスのシ
ステム、方式などの関係から決められるべきであるが、
位置検出の容易さ、コスト面などから50PF/cm2以上であ
ることが好ましい。かかる静電容量の向上、あるいは表
面硬度向上、帯電防止性付与などの点から酸化アンチモ
ン、シリカなどの無機酸化物微粒子の添加が好ましく適
用される。
また、酸化アンチモン微粒子を含有する被膜およびハ
ードコート被膜の塗布にあたって、作業性、被膜厚さ調
節などから各種溶剤により、希釈して用いられるが希釈
溶剤としては例えば水、アルコール、エステル、エーテ
ル、ハロゲン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、
ケトン化合物などが目的に応じて種々使用が可能であ
り、必要に応じて混合溶媒を使用することもできる。酸
化アンチモン含有被膜の形成に関しては酸化アンチモン
の分散性などの点から、水、アルコール、ジメチルホル
ムアミド、エチレングリコール、ジエチルグリコール、
トリエチレングリコール、ベンジルアルコール、フェネ
チルアルコール、フェニルセロソルブなどが好ましく用
いられる。
本発明の透明被覆複合体は、タッチパネルなどに見ら
れる静電容量方式の入力装置、防曇性ガラスとしてショ
ーウィンドー、防曇鏡、温室ガラス、窓ガラスなどに利
用することが出来る。
[実施例] 本発明の趣旨を明瞭にするために次に実施例を掲げる
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例1 (1)酸化アンチモン微粒子を含有する被膜形成用のコ
ーティング組成物の調製 (a)γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン加
水分解物の調製 回転子を備えた反応器中にγ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン100.7gを仕込み、液温を10℃に保
ち、マグネチックスターラーで攪拌しながら0.01規定塩
酸水溶液23.0gを徐々に滴下する。滴下終了後冷却をや
めて、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの
加水分解物を得た。
(b)塗料の調製 前記シラン加水分解物に、メタノール216g、ジメチル
ホルムアミド216g、フッ素系界面活性剤0.5g、ビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂(シェル化学社製 商品名 エ
ピコート827)67.5gを添加混合し、さらにコロイド状五
酸化アンチモンゾル(日産化学社製商品名 アンチモン
ゾルA−2550 平均粒子径 60mμ)270g、アルミニウ
ムアセチルアセトネート13.5gを添加し、充分攪拌した
後、コーティング組成物とした。
(2)ハードコート用コーティング組成物の調製 (a)γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン加
水分解物の調製 (1)、(a)と同様にして142gのγ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシランの加水分解物を得た。
(b)塗料の調製 前記(a)の加水分解物に、アセチルアセトン17g、
フッ素系界面活性剤0.95gを添加混合し、さらにメタノ
ールシリカゾル(触媒化成社、商品名OSCAL−1132)328
g、アルミニウムアセチルアセトネート9gを添加し、充
分攪拌した後、コーティング組成物を得た。
(3)透明被覆複合体の作製 ITO膜を付けた透明導電性ガラス基板に第1層に
(1)で調製した酸化アンチモン微粒子を含有する被膜
形成用コーティング組成物を浸漬法(引き上げ速度20cm
/分)で塗布し、80℃の熱風乾燥器で12分間乾燥した
後、140℃の熱風乾燥機で2時間加熱硬化した。さらに1
20℃の熱水に1時間浸漬処理し、その後140℃の熱風乾
燥機で2時間乾燥して酸化アンチモン微粒子を含有する
被膜を形成した成形体を得た。
次いでこの酸化アンチモン微粒子を含有する被膜を酸
素ガスプラズマで1分間処理した後、該被膜上に更に前
記(2)で調製したハードコート被膜形成用コーティン
グ組成物を浸漬法(引き上げ速度20cm/分)で塗布し、8
0℃の熱風乾燥器で12分間乾燥した後、140℃で2時間加
熱硬化して透明被覆複合体を作成した。酸化アンチモン
微粒子含有被膜およびハードコート被膜のトータル静電
容量は1046PF/cm2であった。
(4)性能評価 得られた透明被覆複合体の性能は下記の方法に従って
試験を行なった。結果は第1表に示す。
(イ)スチールウール硬度 ♯1スチールウールで塗面を10回こすり、傷つき具合
を判定する。判定基準は、 A…強く摩擦しても傷がつかない。
B…強く摩擦すると少し傷がつく。
C…弱い摩擦でも傷がつく。
(ロ)密着性 塗膜面に1mmの基板に達するゴバン目を塗膜の上から
鋼ナイフで100個入れて、セロハン粘着テープ(商品名
“セロテープ”ニチバン株式会社製品)を強くはりつ
け、90度方向に急速にはがし、塗膜剥離の有無を調べ
た。
(ハ)耐酸性 塗膜面に1mmの基板に達するゴバン目を塗膜の上から
鋼ナイフで100個入れた後、3%硫酸水溶液に24時間浸
漬した後の密着性を調べた。
実施例2 実施例1の(2)、(b)においてメタノールシリガ
ゾルのみを添加しないで塗料の調整を行ない、他は実施
例1と同様にして透明被覆複合体を作成した。結果を第
1表に示す。
実施例3 実施例1の(2)、(b)において、「前記(a)の
加水分解物」の代わりに下記(1)のシラン共加水分解
物を187.4g添加することにし、他は実施例1と同様にし
て透明被覆複合体を作成した。結果を第1表に示す。
(1)シラン共加水分解物の作製 回転子を備えた反応器中にメチルトリメトキシシラン
83.2gとγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン5
7.9を仕込み、液温を10℃に保ち、マグネチックスター
ラーで攪拌しながら0.01規定塩酸水溶液46.3gを徐々に
滴下した。滴下終了後冷却をやめて、シラン共加水分解
物を得た。
比較例1 実施例1において酸化アンチモン微粒子を含有する被
膜のみ形成したものについてテストした。結果を第1表
に示す。
比較例2 実施例1においてハードコート被膜のみ形成したもの
についてテストした。結果を第1表に示す。
比較例3 実施例1において酸化アンチモン微粒子含有膜とハー
ドコート被膜の積層順序を逆にしたもについてテストし
た。結果を第1表に示す。
[発明の効果] 本発明によって得られる透明被覆複合体には、酸化ア
ンチモン微粒子含有被膜によって、優れた密着性を有す
るために、その上に設けられるハードコート被膜を一層
とすることができ、以下に示す様な効果を有する。
(1)表面硬度が高く耐摩耗性、耐久性に優れた透明成
形品が得られる。
(2)耐薬品性、とくに耐酸性が良好である。
(3)静電容量が大きく、静電容量方式の指タッチ入力
装置に適している。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明基材の表面の少なくともその一部に、
    透明導電膜を設け、かつその表面に平均粒子径が1〜20
    0mμの酸化アンチモン微粒子を10〜75重量%含有する被
    膜を設け、さらに該膜上にハードコート被膜が設けられ
    てなることを特徴とする透明被覆複合体。
  2. 【請求項2】ハードコート被膜が、下記一般式(I)で
    表される有機ケイ素化合物およびその加水分解物から選
    ばれる少なくとも一種を主成分として得られる硬化被膜
    であることを特徴とする請求項(1)記載の透明被覆複
    合体。 R1 aR2 bSiX4-a-b (I) (式中R1、R2は各々アルキル基、アルケニル基、アリー
    ル基、ハロゲン、エポキシ基、グリシドキシ基、アミノ
    基、メルカプト基、メタクリルオキシ基およびシアノ基
    から選ばれる少なくとも一種の置換基を有する炭化水素
    基、Xは加水分解性基であり、aおよびbは0または1
    である。)
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