JP2024047778A - 不整地走行用の二輪車用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる、不整地走行用の二輪車用タイヤ2の提供。【解決手段】タイヤ2はトレッド4を備える。トレッド4は、複数のブロック18を備える。複数のブロック18は、赤道面上に位置する複数のセンターブロック28を含む。複数のセンターブロック28は、ランド面20内にランド面20の重心CGを有するメインセンターブロック28mを含む。メインセンターブロック28mのランド面20の重心CGにおいて、メインセンターブロック28mの軸方向長さaは、その周方向長さbの2倍以上である。メインセンターブロック28mの硬さは70以下である。メインセンターブロック28mの300%モジュラスは8.5MPa以上である。【選択図】図3

Description

本発明は、不整地走行用の二輪車用タイヤに関する。
不整地走行用の二輪車用タイヤのトレッドは、複数のブロックを有する。このタイヤは、ブロックで路面を掻くことで摩擦力を得る。高い摩擦力はタイヤのグリップ力を高める。高いグリップ力はトラクション性能の向上に貢献する。
ブロックは摩耗する。摩耗により摩擦力が低下すると、グリップ力が低下する。高いグリップ力を安定して発揮できるタイヤを得るために、ブロックの形状をコントロールすることが提案されている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2015-134578号公報
形状面からのアプローチでは、耐久性の点で、ブロックの形状に制約がある。グリップ力は向上できても、ブロックの耐久性が低下する恐れがある。耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる技術の確立が求められている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる、不整地走行用の二輪車用タイヤの提供にある。
本発明に係る不整地走行用の二輪車用タイヤは、架橋ゴムからなり、路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備える。前記トレッドは、前記トレッド面の一部をなすランド面を有する、複数のブロックを備える。前記複数のブロックは、赤道面上に位置する複数のセンターブロックを含む。前記複数のセンターブロックは、そのランド面内にランド面の重心を有するメインセンターブロックを含む。前記メインセンターブロックのランド面の重心において、前記メインセンターブロックの軸方向長さは、その周方向長さの2倍以上である。前記メインセンターブロックの硬さは70以下である。前記メインセンターブロックの300%モジュラスは8.5MPa以上である。
本発明によれば、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる、不整地走行用の二輪車用タイヤが得られる。
本発明の一実施形態に係る二輪自動車用タイヤの一部を示す断面図である。 図1に示されたタイヤのトレッド面の展開図である。 図2の一部を示す拡大展開図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
本発明のタイヤはリムに組まれる。タイヤの内部には空気が充填され、タイヤの内圧が調整される。リムに組まれたタイヤはタイヤ-リム組立体とも呼ばれる。タイヤ-リム組立体は、リムと、このリムに組まれたタイヤとを備える。
本発明において、タイヤを正規リムに組み、タイヤの内圧を正規内圧に調整し、このタイヤに荷重をかけていない状態は、正規状態と呼ばれる。
本発明においては、特に言及がない限り、タイヤ各部の寸法及び角度は、正規状態で測定される。
正規リムにタイヤを組んだ状態で測定できない、タイヤの子午線断面における各部の寸法及び角度は、回転軸を含む平面に沿ってタイヤを切断することにより得られる、タイヤの断面において、測定される。この測定では、左右のビード間の距離が、正規リムに組んだタイヤにおけるビード間の距離に一致するように、タイヤはセットされる。
正規リムとは、タイヤが依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
正規内圧とは、タイヤが依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
正規荷重とは、タイヤが依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最大負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
本発明において、ゴム組成物は、バンバリーミキサー等の混錬機において、基材ゴム及び薬品を混合することにより得られる、未架橋状態の基材ゴムを含む組成物である。架橋ゴムとは、ゴム組成物を加圧及び加熱して得られる、ゴム組成物の架橋物である。架橋ゴムは基材ゴムの架橋物を含む。架橋ゴムは加硫ゴムとも呼ばれ、ゴム組成物は未加硫ゴムとも呼ばれる。
基材ゴムとしては、天然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム(IR)、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)及びブチルゴム(IIR)が例示される。薬品としては、カーボンブラックやシリカのような補強剤、アロマチックオイル等のような可塑剤、酸化亜鉛等のような充填剤、ステアリン酸のような滑剤、老化防止剤、加工助剤、硫黄及び加硫促進剤が例示される。基材ゴム及び薬品の選定、選定した薬品の含有量等は、ゴム組成物が適用される、トレッド、サイドウォール等の要素の仕様に応じて、適宜決められる。
本発明において、タイヤを構成する要素のうち、架橋ゴムからなる要素の300%モジュラスとは、JIS K6251に規定される、300%伸びにおける引張応力を意味する。300%モジュラスは、JIS K6251の規定に準じて測定される。この測定では、試験片は、その長さ方向を、タイヤの周方向と一致させて、タイヤからサンプリングされる。タイヤから試験片をサンプリングできない場合、測定対象の要素の形成に用いられるゴム組成物を170℃の温度で12分間加圧及び加熱して得られる、シート状の架橋ゴム(以下、ゴムシートとも称される。)から試験片がサンプリングされる。
本発明において300%モジュラスは、75℃での300%モジュラスで表される。
本発明において、タイヤを構成する要素のうち、架橋ゴムからなる要素の硬さは、JIS K6253の規定に準じて、23℃の温度条件下でタイプAデュロメータを用いて測定される。
本発明においてランド面とは、トレッド面の一部であり、トレッド面に含まれる溝以外の部分である。ブロックパターンを有するトレッドの場合、ブロックの頂面がランド面である。トレッド面のうち、ランド面以外の部分が溝に対応し、シー面とも呼ばれる。トレッド面に含まれるランド面の合計面積の、トレッド面の面積に対する比率が、ランド率である。本発明においてランド率は、トレッド面の展開図に基づいて計算される。トレッド面の面積は、ランド面の合計面積とシー面の合計面積との和に等しい。
本発明において、タイヤのトレッド部とは、路面と接地する、タイヤの部位である。ビード部とは、リムに嵌め合わされる、タイヤの部位である。サイドウォール部とは、トレッド部とビード部との間を架け渡す、タイヤの部位である。タイヤは、部位として、トレッド部、一対のビード部及び一対のサイドウォール部を備える。
[本発明の実施形態の概要]
[構成1]
本発明の一態様に係る不整地走行用の二輪車用タイヤは、架橋ゴムからなり、路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備え、前記トレッドが、前記トレッド面の一部をなすランド面を有する、複数のブロックを備え、前記複数のブロックが、赤道面上に位置する複数のセンターブロックを含み、前記複数のセンターブロックが、そのランド面内にランド面の重心を有するメインセンターブロックを含み、前記メインセンターブロックのランド面の重心において、前記メインセンターブロックの軸方向長さが、その周方向長さの2倍以上であり、前記メインセンターブロックの硬さが70以下であり、前記メインセンターブロックの300%モジュラスが8.5MPa以上である。
このようにタイヤを整えることにより、このタイヤは、メインセンターブロックの剛性を確保した上で、メインセンターブロックが路面に接地した際に、このメインセンターブロックが路面を掻く量を増やすことができる。グリップ力が向上するので、このタイヤはトラクション性能の向上を図ることができる。
さらにメインセンターブロックが低歪み領域において容易に変形できるので、このタイヤは、メインセンターブロックが路面に接地した際の、メインセンターブロックと路面との接地面積を増やすことができる。このタイヤは、グリップ力の増加を図れるので、トラクション性能の一層の向上を図ることができる。
そしてメインセンターブロックは高歪み領域において高い強度を有するので、メインセンターブロックが大きく変形し、メインセンターブロックの側面が大きく引き伸ばされても、メインセンターブロックに亀裂等の損傷は生じにくい。
このタイヤは、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる。
[構成2]
好ましくは、前述の[構成1]に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤにおいて、前記メインセンターブロックの軸方向長さの、前記メインセンターブロックの周方向長さに対する比が、2.0以上2.9以下である。
このようにタイヤを整えることにより、メインセンターブロックが路面に接地した際の、メインセンターブロックと路面との接地面積を十分に増やすことができる。このタイヤはトラクション性能の一層の向上を図ることができる。このタイヤは、メインセンターブロックに作用する力の適正化を図ることができるので、メインセンターブロックに損傷(特に、根元からの損傷)が発生することを抑制できる。
[構成3]
好ましくは、前述の[構成1]又は[構成2]に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤにおいて、前記複数のセンターブロックの半数以上が、前記メインセンターブロックである。
このようにタイヤを整えることにより、このタイヤは、耐久性を損なうことなく、トラクション性能のさらなる向上を図ることができる。
[構成4]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成3]のいずれかに記載の不整地走行用の二輪車用タイヤにおいて、タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を正規内圧に調整し、前記タイヤに荷重をかけていない状態において、前記メインセンターブロックのブロック高さが15mm以上20mm以下である。
このようにタイヤを整えることにより、このタイヤは、メインセンターブロックが路面に接地した際の、メインセンターブロックと路面との接地面積を十分に増やすことができる。このタイヤはトラクション性能の一層の向上を図ることができる。このタイヤは、メインセンターブロックに損傷が発生することを抑制できるので、良好な耐久性を維持できる。
[構成5]
好ましくは、前述の[構成1]から[構成4]のいずれかに記載の不整地走行用の二輪車用タイヤにおいて、前記トレッド面のランド率が13%以上60%以下である。
このようにタイヤを整えることにより、メインセンターブロックが、その機能を十分に発揮できる。このタイヤは、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る不整地走行用の二輪車用タイヤ2(以下、タイヤ2とも呼ばれる。)の一部を示す。図1においてタイヤ2は、リムR(正規リム)に組まれており、正規状態にある。このタイヤ2は、不整地走行用の二輪車に装着される。
図1は、タイヤ2の回転軸を含む平面に沿った、このタイヤ2の断面(以下、子午線断面)の一部を示す。図1において左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の径方向である。図1の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の周方向である。タイヤ2は回転軸を中心に周方向に回転する。タイヤ2の周方向は回転方向でもある。一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表す。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のビード8、カーカス10及びインナーライナー12を備える。
詳述しないが、これらの要素以外に、このタイヤ2は、ベルトや、インスレーション等の要素を備えることができる。
トレッド4は、架橋ゴムからなる。トレッド4は、路面と接地するトレッド面14を有する。図1において、符号TEはトレッド面14の端を表す。
トレッド4は、溝16で区画された複数のブロック18を備える。これらブロック18は、ブロックパターンを構成する。各ブロック18は、トレッド面14の一部をなすランド面20を有する。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端に連なる。サイドウォール6は、カーカス10に沿って径方向内向きに延びる。サイドウォール6は、耐カット性が考慮された架橋ゴムからなる。
それぞれのビード8は、サイドウォール6よりも径方向内側に位置する。ビード8は、コア22とエイペックス24とを備える。コア22はリング状であり、スチール製ワイヤーを含む。エイペックス24は、コア22の径方向外側に位置する。エイペックス24は、高い剛性を有する架橋ゴムからなる。エイペックス24は外向きに先細りである。
カーカス10は、トレッド4及び一対のサイドウォール6の内側に位置する。カーカス10は、一対のビード8の間を架け渡す。カーカス10は、少なくとも1枚のカーカスプライ26を含む。このタイヤ2のカーカス10は1枚のカーカスプライ26からなる。カーカスプライ26はビード8で折り返される。図示されないが、カーカスプライ26は並列された多数のカーカスコードを含む。
インナーライナー12は、カーカス10の内側に位置する。インナーライナー12は、タイヤ2の内面を構成する。このインナーライナー12は、低い気体透過係数を有する架橋ゴムからなる。インナーライナー12は、タイヤ2の内圧を保持する。
図2は、このタイヤ2のトレッド面14の展開図である。図2は、このタイヤ2のブロックパターンを示す。図2において左右方向はタイヤ2の軸方向であり、上下方向はタイヤ2の周方向である。この図2の紙面に対して垂直な方向は、タイヤ2の径方向である。
本発明においてブロック18の形状は、説明の便宜上、タイヤ2の次元によって表される。
図2において、矢印Rで示される方向はタイヤ2の回転方向である。この紙面の下側から上側に向かってタイヤ2は路面と接触していく。この紙面の下側は回転方向先着側であり、この紙面の上側は回転方向後着側である。
図2において両矢印WTで示される長さは、トレッド面14の展開幅である。展開幅WTは、トレッド面14に沿って計測される、トレッド面14の第一端TEから第二端TEまでの距離で表される。
図2において赤道面の両側に位置する2本の実線TLは、トレッド面14の展開幅WTを3等分する分割線である。
第一の分割線TLから第二の分割線TLまでの領域は、センター領域ZCとも呼ばれる。分割線TLからトレッド面14の端TEまでの領域は、サイド領域ZSとも呼ばれる。
図2において分割線TLとトレッド面14の端TEとの間に位置する実線BLは、分割線TLからトレッド面14の端TEまでの領域を2等分する分割線である。
サイド領域ZSにおいて分割線TLから分割線BLまでの領域は、ミドル領域ZSMとも呼ばれる。分割線BLからトレッド面14の端TEまでの領域は、ショルダー領域ZSSとも呼ばれる。
センター領域ZCには、複数のセンターブロック28が設けられる。これらセンターブロック28は、赤道面上に位置する。トレッド4に設けられる複数のブロック18は、赤道面上に位置する複数のセンターブロック28を含む。複数のセンターブロック28は周方向に間隔をあけて配置される。
各センターブロック28は、タイヤ2の軸方向に長く周方向に短い形状を有する。図2においてセンターブロック28のランド面20(以下、センターランド面30とも呼ばれる。)の形状は長方形に近い形状を有する。言い換えれば、センターブロック28のランド面20の4隅を結んで得られる平面形状は長方形である。
センターランド面30のエッジ32は、一対の縦エッジ32tと、一対の横エッジ32yとを備える。一対の縦エッジ32tはそれぞれ周方向にのびる。一対の横エッジ32yはそれぞれ、一対の縦エッジ32tの間を架け渡す。
図2に示されるように、センターランド面30は、その軸方向中心に向かって一対の横エッジ32y間の距離が短くなるように構成される。
このタイヤ2のセンターブロック28には、その軸方向中央部分に、センターブロック28を周方向に横切るスロット34が設けられる。スロット34は、センターランド面30を2つのサブランド面36に区画する。スロット34の深さや口幅等に特に制限はなく、深さや口幅等はタイヤ2の仕様に応じて適宜決められる。センターブロック28にスロット34が設けられなくてもよい。
サブランド面36のエッジ38は一対の縦エッジ38tと一対の横エッジ38yとを備える。一対の縦エッジ38tのうち、軸方向外側の縦エッジ38tはセンターランド面30の縦エッジ32tである。軸方向内側の縦エッジ38tは、スロット34とサブランド面36との境界である。一対の横エッジ38yはそれぞれ、センターランド面30の横エッジ32yの一部をなす。横エッジ38yは、軸方向に対して傾斜する。横エッジ38yの傾斜角度は1度以上3度以下である。この横エッジ38yの傾斜角度は、横エッジ38yが軸方向に対してなす角度で表される。
サイド領域ZSには、複数のサイドブロック40が設けられる。これらサイドブロック40は、軸方向において、センターブロック28よりも外側に位置する。このタイヤ2では、トレッド4に設けられる複数のブロック18は、軸方向において、センターブロック28よりも外側に位置する複数のサイドブロック40を含む。
図2に示されるように、このタイヤ2では、複数のサイドブロック40は、ミドル領域ZSM及びショルダー領域ZSSのそれぞれにおいて、周方向に間隔をあけて配置される。このタイヤ2では、ミドル領域ZSMに設けられるサイドブロック40はミドルブロック42とも呼ばれ、ショルダー領域ZSSに設けられるサイドブロック40はショルダーブロック44とも呼ばれる。
図2に示されるように、左右のミドル領域ZSMに設けられるミドルブロック42は、左側のミドル領域ZSMに設けられるミドルブロック42の周方向位置が、右側のミドル領域ZSMに設けられるミドルブロック42の周方向位置と一致するように配置される。左右のショルダー領域ZSSに設けられるショルダーブロック44は、左側のショルダー領域ZSSに設けられるショルダーブロック44の周方向位置が、右側のショルダー領域ZSSに設けられるショルダーブロック44の周方向位置と一致するように配置される。
このタイヤ2では、ミドルブロック42は、軸方向において、センターブロック28とショルダーブロック44との間に位置する。ショルダーブロック44はトレッド面14の端TEを含む。
サイド領域ZSにおいて、ミドルブロック42とショルダーブロック44とは周方向に交互に配置される。ミドルブロック42と、このミドルブロック42の近くに位置するショルダーブロック44との間に、タイバー46が位置する。タイバー46は、ミドルブロック42とショルダーブロック44との間を架け渡す。
このタイヤ2では、サイドブロック40の形状に特に制限はない。このタイヤ2のサイドブロック40の形状には、不整地走行用の二輪車用タイヤのサイドブロックに適用される周知な形状が適用される。
図2に示されたサイド領域ZSにおけるサイドブロック40の配置はこの配置の一例であって、サイド領域ZSにおけるサイドブロック40の配置に特に制限はない。このサイド領域ZSにおけるサイドブロック40の配置は、タイヤ2の仕様に応じて、適宜決められる。
図3は、図2に示されたトレッド面14の展開図の一部を示す。図3は、センターブロック28を示す。図3に示されたセンターブロック28はメインセンターブロック28mとも呼ばれる。センターブロック28はメインセンターブロック28mを含む。図1に示されたトレッド4に設けられるセンターブロック28は全て、メインセンターブロック28mである。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mが周方向に一定のピッチで配置されるのであれば、複数のセンターブロック28が、メインセンターブロック28m以外に、メインセンターブロック28mとは形状や材質等の仕様が異なる、別のブロックを含んでもよい。
図3において符号CGで示される位置は、メインセンターブロック28mのランド面20(すなわち、メインセンターランド面30m)の重心である。重心CGは、図3におけるメインセンターランド面30mの平面形状において特定される。重心CGは図心とも呼ばれる。図3の実線AL1及びAL2は、符号CGで示される位置が、メインセンターランド面30mの重心であることを示す補助線である。
このタイヤ2のメインセンターブロック28mでは、そのランド面20の重心CGは、スロット34の口幅の中心線上に位置する。
本発明においては、図3に示されたメインセンターブロック28mのランド面20のようにスロット34がランド面20に刻まれている場合、ランド面20にスロット34が刻まれていないとして、ランド面20の重心CGが特定される。
図3において一点鎖線CLは前述の赤道面である。この図3に示されるように、メインセンターブロック28mの重心CGは赤道面上に位置する。メインセンターブロック28mは、その重心CGが赤道面上に位置するようにトレッド4に設けられる。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mの位置に特に制限はない。メインセンターブロック28mの重心CGを赤道面からずらして、このメインセンターブロック28mがトレッド4に設けられてもよい。良好なトラクション性能の発揮の観点から、メインセンターブロック28mはその重心CGが赤道面上に位置するようにトレッド4に設けられるのが好ましい。
図3に示されるように、メインセンターブロック28mは、そのランド面20内にこのランド面20の重心CGを有する。図3において符号aで示される長さは、重心CGにおけるランド面20の軸方向長さである。符号bで示される長さは、重心CGにおけるランド面20の周方向長さである。
本発明においては、重心CGにおけるランド面20の軸方向長さaが、重心CGにおけるメインセンターブロック28mの軸方向長さである。重心CGにおけるランド面20の周方向長さbが、重心CGにおけるメインセンターブロック28mの周方向長さである。このタイヤ2のように、メインセンターブロック28mのランド面20にスロット34が刻まれており、スロット34上に重心CGが位置する場合は、ランド面20にスロット34が刻まれていないとして、重心CGにおけるランド面20の軸方向長さa及び周方向長さbが特定される。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mのランド面20の重心CGにおいて、メインセンターブロック28mの軸方向長さaは、その周方向長さbの2倍以上である。言い換えれば、メインセンターブロック28mの軸方向長さaの周方向長さbに対する比(a/b)は2以上である。
これにより、このタイヤ2は、メインセンターブロック28mの剛性を確保した上で、その横エッジ32y(詳細には、横エッジ38y)の長さを長くすることができる。このタイヤ2は、メインセンターブロック28mが路面に接地した際に、このメインセンターブロック28mが路面を掻く量を増やすことができる。グリップ力が向上するので、このタイヤ2はトラクション性能の向上を図ることができる。
さらにこのタイヤ2では、メインセンターブロック28mの硬さは70以下である。メインセンターブロック28mは、低歪み領域において容易に変形できる。このタイヤ2のメインセンターブロック28mは、回転方向先着側の横エッジ32yが路面に接地するやいなや、容易に変形できる。このタイヤ2は、メインセンターブロック28mが路面に接地した際の、メインセンターブロック28mと路面との接地面積を増やすことができる。このタイヤ2は、グリップ力の増加を図れるので、トラクション性能の一層の向上を図ることができる。
ところでライダーはタイヤのトラクションをコントロールしながら車両を走行させる。タイヤが大きなトラクションを発生させているとき、メインセンターブロック28mには大きな力が作用する。大きな力がメインセンターブロック28mに作用すると、例えば、メインセンターブロック28mの側面が大きく引き伸ばされ、亀裂等の損傷がメインセンターブロック28mに生じる恐れがある。
しかしこのタイヤ2では、メインセンターブロック28mの300%モジュラスは8.5MPa以上である。メインセンターブロック28mは、高歪み領域において高い強度を有する。メインセンターブロック28mが大きく変形し、メインセンターブロック28mの側面が大きく引き伸ばされても、メインセンターブロック28mに亀裂等の損傷は生じにくい。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mのランド面20の重心CGにおいて、メインセンターブロック28mの軸方向長さaが、その周方向長さbの2倍以上であり、メインセンターブロック28mの硬さが70以下であり、メインセンターブロック28mの300%モジュラスが8.5MPa以上である。
このタイヤ2は、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mの軸方向長さaの、メインセンターブロック28mの周方向長さbに対する比(a/b)は、2.0以上2.9以下であるのが好ましい。
比(a/b)が2.0以上に設定されることにより、このタイヤ2は、横エッジ32yを、トラクションの発生に貢献できる長さで構成でき、メインセンターブロック28mが路面に接地した際の、メインセンターブロック28mと路面との接地面積を十分に増やすことができる。このタイヤ2はトラクション性能の一層の向上を図ることができる。この観点から、比(a/b)は2.4以上であるのがより好ましい。なお、この比(a/b)が2未満であると、メインセンターブロック28mの横エッジ32yの長さが不足する。この場合、メインセンターブロック28mが路面を掻くことができず、タイヤ2が空転する恐れがある。
比(a/b)が2.9以下に設定されることにより、このタイヤ2は、メインセンターブロック28mに作用する力の適正化を図ることができる。このタイヤ2は、メインセンターブロック28mに損傷(特に、根元からの損傷)が発生することを抑制できる。なお、この比(a/b)が2.9を超えると、このタイヤ2は、メインセンターブロック28mが路面を掻く量や、路面との接地面積を増加でき、トラクション性能の増加を見込める。しかしその一方で、損傷の発生リスクが高まり、メインセンターブロック28mがその機能を発揮できない恐れがある。
このタイヤ2は、比(a/b)が2.4以上2.9以下である場合、メインセンターブロック28mの硬さは67以下であり、メインセンターブロック28mの300%モジュラスが9.0MPa以上であるのがさらに好ましい。これにより、このタイヤ2は、耐久性を損なうことなく、トラクション性能のさらなる向上を図ることができる。
前述したように、このタイヤ2のメインセンターブロック28mは、そのランド面20の重心CGにおいて、その周方向長さbの2倍以上の軸方向長さaを有し、70以下の硬さを有し、8.5MPa以上の300%モジュラスを有する。このメインセンターブロック28mは、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上させることに貢献する。
このタイヤ2では、メインセンターブロック28mがその機能を十分に発揮できる観点から、メインセンターブロック28mの軸方向長さaの、トレッド面14の展開幅WTに対する比率(a/WT)は、20%以上40%以下であるのが好ましく、25%以上35%以下であるのがより好ましく、30%以上35%以下であるのがさらに好ましい。
前述したように、このタイヤ2のトレッド4は複数のブロック18を備え、複数のブロック18は複数のセンターブロック28を含み、複数のセンターブロック28はメインセンターブロック28mを含む。耐久性を損なうことなく、トラクション性能のさらなる向上を図ることができる観点から、複数のセンターブロック28の半数以上がメインセンターブロック28mであるのが好ましく、複数のセンターブロック28の全てがメインセンターブロック28mであるのがより好ましい。
図1において符号hで示される長さはメインセンターブロック28mのブロック高さである。ブロック高さhは、溝16の底からランド面20までの距離で表される。ブロック高さhは、正規状態のタイヤ2において測定される。
このタイヤ2では、正規状態において、メインセンターブロック28mのブロック高さhは、15mm以上20mm以下であるのが好ましい。
ブロック高さhが15mm以上に設定されることにより、このタイヤ2は、メインセンターブロック28mが路面に接地した際の、メインセンターブロック28mと路面との接地面積を十分に増やすことができる。このタイヤ2は、トラクション性能の一層の向上を図ることができる。この観点から、ブロック高さhは16mm以上であるのがより好ましい。
ブロック高さhが20mm以下に設定されることにより、このタイヤ2は、メインセンターブロック28mに損傷が発生することを抑制できる。このタイヤ2は良好な耐久性を維持できる。この観点から、ブロック高さhは19mm以下であるのがより好ましく、18mm以下であるのがさらに好ましい。
このタイヤ2では、トレッド面14のランド率は13%以上60%以下であるのが好ましい。これにより、メインセンターブロック28mが、その機能を十分に発揮できる。このタイヤ2は、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる。
ランド率が13%未満であると、個々のブロック18に作用する負荷が大きくなる。メインセンターブロック28mにおいては、歪が集中する根元において損傷が生じることが懸念される。
ランド率が60%を超えると、ブロック18間に砂利等が挟まりやすい状況が発生する。この場合、メインセンターブロック28mにおいては、その動きが拘束され、メインセンターブロック28mがその機能を十分に発揮できない恐れがある。
以上説明したように、本発明によれば、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる、不整地走行用の二輪車用タイヤ2が得られる。
以下、実施例などにより、本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
[実施例1]
図1-3に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた不整地走行用の二輪車用タイヤ(サイズ=120/90-19)を得た。
トレッド全体を単一の架橋ゴムで構成するとともに、センターブロックの全てをメインセンターブロックで構成した。
比(a/b)、メインセンターブロックの300%モジュラス;M300、メインセンターブロックの硬さ;H及びメインセンターブロックのブロック高さ;hを下記の表1に示される通りに設定した。
[実施例2-4及び比較例1-4]
比(a/b)、メインセンターブロックの300%モジュラス;M300、メインセンターブロックの硬さ;H及びメインセンターブロックのブロック高さ;hを下記の表1に示される通りに設定した他は実施例1と同様にして、実施例2-4及び比較例1-4のタイヤを得た。なお、実施例4のトレッドは実施例1のトレッドの架橋ゴムと同じ架橋ゴムからなる。実施例2のトレッドの架橋ゴムは実施例3のトレッドの架橋ゴムと同じである。比較例1のトレッドの架橋ゴムは比較例2のトレッドの架橋ゴムと同じである。
[トラクション性能]
試作タイヤをリム(サイズ=19×2.15)に組み、空気を充填しタイヤの内圧を80kPaに調整した。このタイヤを、試験車両(排気量450ccのモトクロス競技用二輪自動車)の後輪に装着した。リム(サイズ=21×1.60)に組み、内圧を80kPaに調整した、市販のタイヤ(80/100-21)を、前輪に装着した。モトクロス競技用のテストコースにおいてこの試験車両を走行させて、プロ相当の技量を有するテストライダーに直進走行時のトラクション性能を評価(官能評価)させた。その結果が、指数で、下記の表1に示されている。数値が大きいほどトラクション性能に優れる。
[メインセンターブロックの損傷]
試作タイヤをリム(サイズ=19×2.15)に組み、空気を充填しタイヤの内圧を80kPaに調整した。このタイヤを、試験車両(排気量450ccのモトクロス競技用二輪自動車)の後輪に装着した。リム(サイズ=21×1.60)に組み、内圧を80kPaに調整した、市販のタイヤ(80/100-21)を、前輪に装着した。モトクロス競技用のテストコースにおいてこの試験車両を、プロ相当の技量を有するテストライダーに30分間走行させた。走行後、メインセンターブロックの表面を観察し、損傷の有無を確認した。その結果が、損傷が確認されなかった場合が「G」で、損傷が確認された場合が「NG」で、下記の表1に示されている。
表1に示されているように、実施例では、損傷の発生はないこと、トラクション性能が向上することが確認されており、耐久性を損なうことなく、トラクション性能の向上が達成されている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された、耐久性を損なうことなく、トラクション性能を向上できる技術は種々のタイヤにも適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
14・・・トレッド面
18・・・ブロック
20・・・ランド面
28・・・センターブロック
28m・・・メインセンターブロック
30・・・センターランド面
30m・・・メインセンターランド面
32y・・・横エッジ
42・・・ミドルブロック
44・・・ショルダーブロック

Claims (5)

  1. 架橋ゴムからなり、路面と接地するトレッド面を有するトレッドを備え、
    前記トレッドが、前記トレッド面の一部をなすランド面を有する、複数のブロックを備え、
    前記複数のブロックが、赤道面上に位置する複数のセンターブロックを含み、
    前記複数のセンターブロックが、そのランド面内にランド面の重心を有するメインセンターブロックを含み、
    前記メインセンターブロックのランド面の重心において、前記メインセンターブロックの軸方向長さが、その周方向長さの2倍以上であり、
    前記メインセンターブロックの硬さが70以下であり、
    前記メインセンターブロックの300%モジュラスが8.5MPa以上である、
    不整地走行用の二輪車用タイヤ。
  2. 前記メインセンターブロックの軸方向長さの、前記メインセンターブロックの周方向長さに対する比が、2.0以上2.9以下である、
    請求項1に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
  3. 前記複数のセンターブロックの半数以上が、前記メインセンターブロックである、
    請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
  4. タイヤを正規リムに組み、前記タイヤの内圧を正規内圧に調整し、前記タイヤに荷重をかけていない状態において、前記メインセンターブロックのブロック高さが15mm以上20mm以下である、
    請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
  5. 前記トレッド面のランド率が13%以上60%以下である、
    請求項1又は2に記載の不整地走行用の二輪車用タイヤ。
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