JP2023126579A - 圃場作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕様変更が可能なホッパーの製造に際しての金型個数を低減し、低コスト化を図り得る圃場作業機を提供する。【解決手段】農用資材を貯留するホッパー40に、左右方向で列状に並べられた複数個の容器単位体41と、その複数個の容器単位体41にわたって上面側を覆う一連の上蓋体と、が備えられ、容器単位体41の左右方向で相対向する位置の側壁部41aに、上方開放の上向き切欠部44と、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を接続する接続部と、が設けられ、容器単位体41のうちの、左右方向での両最外側に位置する容器単位体41における、左右方向での最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44が、その上向き切欠部44に嵌まり込む形状の端部蓋体43で閉塞されている。【選択図】図7

Description

本発明は、農用資材を貯留するホッパー及び繰り出し部と、圃場に農用資材を供給する対地供給部と、が農用資材供給装置に備えられた圃場作業機に関する。
農用資材を貯留するホッパー及び繰り出し部と、圃場に農用資材を供給する対地供給部と、が農用資材供給装置に備えられた圃場作業機としては、従来では、次のように構成されたものが知られている。
つまり、農用資材供給装置のホッパーは、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数に応じて、ホッパーの内部に所要数の区画された収容空間が形成されている。そして、その収容空間毎に対応させて、繰り出し部や対地供給部も設けられていた(特許文献1参照)。
特開2019-170209号公報
特許文献1に記載の圃場作業機では、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数に応じて、ホッパーの内部に所要数の区画された収容空間が形成されるので、圃場作業機として、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数が異なる仕様を採用する際には、ホッパーとしても仕様の異なるものを用意する必要がある。このため、異なる仕様のホッパーを製造するために別途金型を作製しなければならず、製造コスト増を招き易くなる。このような不具合を解消するには、ホッパーとして、農用資材の収容空間が単一のものを作製し、必要個数だけ用いるようにすれば、金型の製造個数としては最も少なくて済む。
しかしながら、農用資材を収容するホッパーは、各収容空間に収容されている農用資材が同時的に消費されないと、圃場に、農用資材の供給された箇所と、されていない箇所とが生じ、生産性の面で問題を招き易くなる。このため、ホッパー内の各収容空間同士が、少なくとも上半側では互いに連通するようにして、各収容空間内における農用資材の消費量の均一化を図っていた。このように、ホッパー内の各収容空間同士を連通させる必要性から、収容空間が単一のホッパーを採用することは困難であった。
本発明は、仕様変更が可能なホッパーの製造に際しての金型個数を低減し、低コスト化を図り得る圃場作業機を提供しようとするものである。
本発明の圃場作業機は、
農用資材を圃場へ供給する農用資材供給装置が備えられ、
前記農用資材供給装置に、走行機体に搭載されて前記農用資材を貯留するホッパーと、前記ホッパーから前記農用資材を所定量ずつ繰り出す繰り出し部と、繰り出された前記農用資材を圃場へ送出する対地供給部と、が備えられ、
前記ホッパーに、左右方向で列状に並べられた複数個の容器単位体と、その複数個の前記容器単位体にわたって上面側を覆う一連の上蓋体と、が備えられ、
前記容器単位体の左右方向で相対向する位置の側壁部に、前記容器単位体の内部空間同士を互いに連通させるように上方開放の上向き切欠部が形成され、
前記上向き切欠部が形成された前記側壁部に、左右方向で隣り合う位置の前記容器単位体同士を接続する接続部と、が設けられ、
前記容器単位体のうちの、左右方向での両最外側に位置する前記容器単位体における、左右方向での最外側端の側壁部に形成された前記上向き切欠部が、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞されていることを特徴とする。
本発明によると、容器単位体の左右方向で相対向する位置の側壁部に上方開放の上向き切欠部を形成し、その上向き切欠部が形成された側壁部に、隣り合う位置の容器単位体同士を接続する接続部が設けられている。これによって、隣り合う位置の容器単位体の内部空間同士が互いに連通する。そして、左右方向での両最外側に位置する容器単位体における、左右方向での最外側端の側壁部に形成された上向き切欠部は、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞することにより、容器単位体の内部空間同士を連通させながらホッパー全体からの農用資材の漏れ出しを回避し得る。
容器単位体の上面側を覆う上蓋体は、各容器単位体毎に上蓋体を設けるのではなく、複数個の容器単位体にわたって上面側を覆う一連の上蓋体を採用している。これは、各容器単位体内の区画された収容空間同士が近接し、かつ上部で連通しているため、個々の容器単位体の上側に蓋体を設けると、隣接する蓋体同士の間を密閉するための構造が必要になることを回避するためである。
この構成によれば、内部に所要数の区画された収容空間の全部が形成された構造のホッパーを採用する必要がなく、個々の容器単位体同士を接続して、最外側の所要数の区画された収容空間を備えた構造とすることができる。そして、最外側端の側壁部に形成されている上向き切欠部に端部蓋体を嵌め込んで閉塞し、複数個の容器単位体の全体にわたって上面側を一連の上蓋体で覆うことにより、所要数の収容空間を備えたホッパーを構成することができる。その結果、ホッパーとして区画された収容空間の個数が異なる仕様を採用する際にも、容器単位体同士の接続個数を変更することで簡単に仕様変更が可能となる。
このようにして、仕様変更が可能なホッパーの製造に際しての金型個数を低減し、低コスト化を図り得る圃場作業機を得られたものである。
本発明において、複数個の前記容器単位体は、それぞれが互いに同一形状に形成されていると好適である。
本構成によると、複数個の容器単位体が互いに同一形状であることにより、兼用化による金型個数の低減に有効である。
本発明において、前記接続部は、左右方向で隣り合う位置の前記容器単位体同士における相対向する位置の側壁部において、一方の上向き切欠部の上縁部に他方の上向き切欠部の下縁部が上下方向から嵌まり込むことによって、前記容器単位体同士の水平方向相対移動を規制する連結構造であると好適である。
本構成によると、隣り合う位置の容器単位体同士における相対向する位置の側壁部に設けた接続部が、一方の上向き切欠部の上縁部に他方の上向き切欠部の下縁部が上下方向から嵌まり込む連結構造であることにより、容器単位体同士の水平方向相対移動を規制する接続部を、容器単位体の製造工程で同時的に形成し易い。したがって、別途、接続部を付設する場合に比べて、製造コスト、及び作業工数の低減が可能である。
本発明において、前記端部蓋体には、左右方向での一方の最外側端に形成された上向き切欠部に嵌まり込む形状の一端側嵌合部と、左右方向での他方の最外側端に形成された上向き切欠部に嵌まり込む形状の他端側嵌合部と、が前記端部蓋体の正面と背面とに振り分けて形成されていると好適である。
本構成であれば、一端側嵌合部と他端側嵌合部とが、共通の端部蓋体の正面と背面とに振り分けて形成されるので、端部蓋体を、一端側嵌合部を備えたものと、他端側嵌合部を備えたものと、に分けて別々の金型で作製することなく、単一の金型で作製することが可能となり、この点でも金型の個数を低減できる。
本発明において、前記容器単位体の上部と、その容器単位体の上部に対向する位置の前記上蓋体とにわたって揺動開閉可能に連結するヒンジが装着されていると好適である。
本構成であれば、上蓋体を揺動開閉可能に連結するためのヒンジによって、長尺の上蓋体と複数個の容器単位体とが連結されるになり、ヒンジと上蓋体が複数個の容器単位体同士の上部を連結するための手段としても利用できる。
本発明において、前記繰り出し部と前記対地供給部とにわたって前記農用資材を供給搬送可能な搬送用ホースが取り付けられ、前記搬送用ホースは、前記繰り出し部から前記対地供給部にわたる搬送経路途中で、ワンタッチ操作により脱着可能なワンタッチ接続機構を介して接続されていると好適である。
本構成によれば、搬送経路途中における搬送用ホースの脱着を、ワンタッチ接続機構を用いることで迅速に行い易い。
本発明において、前記搬送用ホースのうち、左右方向での中央箇所に位置する前記容器単位体から農用資材を繰り出す前記繰り出し部と接続された前記搬送用ホースは、前記対地供給部よりも前記繰り出し部に近い位置で脱着可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、左右方向で幅広の対地作業装置を連結した圃場作業機においても、左右方向での中央箇所に位置する容器単位体から農用資材を繰り出す繰り出し部と接続された搬送用ホースの脱着を比較的容易に行い得る。
つまり、圃場で対地作業装置の左右方向端部から手を伸ばしての脱着作業を行い難い箇所であっても、搬送用ホースの脱着箇所が対地供給部よりも前記繰り出し部に近い位置であることにより、走行機体上から手を伸ばして脱着作業を行うことが可能となり、搬送用ホースの脱着を行い易くなる。
本発明において、前記容器単位体毎に前記繰り出し部が設けられ、前記繰り出し部毎に、左右一対の前記搬送用ホースが接続されていると好適である。
本構成であれば、繰り出し部と搬送用ホースとの接続ミスを少なくし易い。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 施肥装置を示す背面図である。 図3におけるIV-IV線断面図である。 図3におけるV-V線断面図である。 ホッパーの容器単位体を示す斜視図である。 容器単位体の複数個が接続された状態を示す斜視図である。 最外側の容器単位体と、その容器単位体に隣接する容器単位体を示し、左右方向に沿う縦断面図である。 搬送経路における搬送用ホースの接続構造を示す部分断面図である。 搬送経路における搬送用ホースの自動閉塞構造を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した圃場作業機において、走行機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔圃場作業機の全体構成〕
図1は、本発明に係る圃場作業機としての乗用型田植機の全体を示す側面図である。図2は、乗用型田植機の全体を示す平面図である。
これらの図1,2に示すように、乗用型田植機は、走行機体1の前部に左右一対の操向操作自在な前車輪1F,1Fを備え、走行機体1の後部に左右一対の駆動輪としての後車輪1R,1Rを備えて、自走するように構成されている。
後車輪1R,1Rへは、機体前部の原動部2に設けたエンジン20からの動力が伝達される。このエンジン20の動力は、走行機体1の後部に搭載された後述する施肥装置4、及び走行機体1の機体フレーム10の後部に、上下揺動操作自在なリンク機構11を介して連結された対地作業装置としての苗植付装置6にも伝達される。
走行機体1は、原動部2の後方側に運転部3を備えている。この運転部3では、運転部ステップ30上で、前方にステアリングハンドル31a等を備えた操縦部31が配設され、後方に運転座席32が配設されて、運転部3に搭乗して操縦することが可能であるように構成されている。運転部ステップ30の両横端部の下方には、地上から乗降する際に使用される乗降用ステップ35が設けられている。
図2に示すように、原動部2においてエンジン20を内装するエンジンボンネット21の左右両側には、運転部ステップ30の前方に連なる側部ステップ22が設けられている。この側部ステップ22を通って、機体前方側から乗り移り可能であるように構成されている。
図1,2に示すように、走行機体1の前部で、左右の側部ステップ22の横外側に予備苗載せ台12が設けられている。
走行機体の前部の両横側には、マーカ装置24も設けられている。このマーカ装置24は、図1,2では、走行機体1の前後方向に沿い、かつ、上方へ折り曲げた格納姿勢で支持されているが、走行指標となる線を圃場にマーキングするときには、上方へ折り曲げていた先端側を水平方向にして、かつ走行機体1の横外方へ延出した姿勢で使用する。
図2に示すように、運転部ステップ30は、運転座席32よりも前方側箇所の運転部ステップ30における左右方向の幅が一定ではなく、前後で異なる部分が生じるように形成されている。つまり、運転座席32に近い後方寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅が、運転座席32から遠い前方側寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅よりも広く形成されている。これによって、運転座席32から遠い前方側寄りの位置には、左右方向幅が少し狭い幅狭部分33が存在し、運転座席32に近い後方寄りの位置には、前記幅狭部分33よりも左右方向幅が広い幅広部分34が存在する。
より具体的には、幅狭部分33の左右方向幅は、原動部2の両脇に存在する側部ステップ22の最外側間の距離と同程度か、それよりも少し広い程度である。幅広部分34は、それよりも幅広で、運転座席32の背部に配設される施肥装置4のホッパー40の左右方向幅よりも広く、かつ苗植付装置6が備える10条分の苗載置部分60aを有した苗載せ台60の左右方向幅を越えない程度の幅に設定されている。
〔苗植付装置〕
図1,2に示すように、対地作業装置の一例である苗植付装置6は、リンク機構11の後端部に連結されている。
リンク機構11の後端部には、苗植付装置6の植付フレーム61の前端部が連結されている。植付フレーム61の後部に走行機体横方向に一列に並べて取り付けられた10個の苗植付機構62と、植付フレーム61の上方に設けられた苗載せ台60と、植付フレーム61の下部に走行機体横方向に並べて取り付けられた5つの接地フロート63と、が備えられて10条植え用に構成されている。
苗載せ台60は、走行機体横方向に並び、マット状苗を載置するよう構成された10個の苗載置部分60aを備えている。苗載せ台60は、植付フレーム61に設けられた支柱部材に支持されて機体横方向に往復移動自在に構成されている。苗載せ台60は、苗植付機構62の苗植え運動に連動させて往復移送され、各苗植付機構62に苗載置部分60aから苗供給する。
苗植付装置6の後部には、苗植付後の圃場へ薬剤を散布する薬剤散布装置64が装備されている。
各接地フロート63は、苗植付装置6の下降作業状態において、圃場面に接地して、各苗植付機構62による苗植深さが所定深さになるように苗植付装置6を支持し、かつ苗植付機構62による苗植え箇所を整地する。
各接地フロート63のそれぞれに、施肥装置4から供給される肥料を泥面に案内して埋入させるための溝を切る作溝器65が取り付けられている。
〔施肥装置〕
乗用型田植機には、農用資材供給装置の一例としての施肥装置4が設けられている。
施肥装置4は、農用資材の一例である粉末肥料を貯留するホッパー40と、ホッパー40から貯留されている肥料を所定量ずつ繰り出す繰り出し部50と、繰り出された肥料を圃場へ送出する対地供給部としての作溝器65と、を備えている。
ホッパー40は、粉末肥料の収容空間を有した5個の容器単位体41が左右方向で列状に並べられ、運転座席32の背部側に位置する状態で走行機体1の後端部に設けられている。各容器単位体41の下部に繰り出し部50が設けられている。繰り出し部50から繰り出された肥料が、搬送用ホース51を経て苗植付装置6に備えた作溝器65へ送り込まれ、圃場に形成された溝へ供給される。
図3乃至図6に示すように、左右方向に並ぶ各容器単位体41の下部周辺が、一連の連結フレーム13で連結され、各容器単位体41同士の相対位置が固定される。
各容器単位体41の底面側に連設された繰り出し部50が、機体フレーム10上に設けた支持枠14によって支持されている。
繰り出し部50には、繰り出された肥料を作溝器65側へ送出するための搬送用ホース51と、肥料を風力で作溝器65側へ搬送するための起風装置36と、が接続されている。
起風装置36は、起風用の電動ブロワ37(ブロワに相当する)と、肥料を苗植付装置6側へ搬送するための供給経路に位置する搬送ダクト38aと、余剰分の肥料を外部へ取り出すための排出経路となる排出ダクト38b(排出路に相当する)と、電動ブロワ37に原動部2内で暖められて乾燥した外気を取り込む為の吸気ダクト38cと、を備えている。
繰り出し部50は、外装ケース52内に繰り出しロール53等で構成される繰り出し機構を備え、各容器単位体41から供給される肥料を所定量ずつ下方へ繰り出し、搬送ダクト38aから供給される高圧の搬送風にのせて搬送用ホース51側へ送り出すように構成されている。
繰り出し部50は、容器単位体41毎に設けられ、各繰り出し部50には、二つの搬送用ホース(51)が接続され、5個の繰り出し部50に接続された10本の搬送用ホース(51)から、苗植付装置6に備えた10個の作溝器65へ肥料が送り出される。
〔ホッパーの構造〕
ホッパー40の構造について説明する。
図3乃至図8に示すように、ホッパー40は、二条分の肥料を貯留可能な容量の収容空間S1を有した透明樹脂製の容器単位体41の5個と、その5個の容器単位体41にわたって上面側を覆う一連の上蓋体42と、左右方向での両最外側に位置する容器単位体41,41の、左右方向での最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の二つの端部蓋体43,43と、を備えている。
図6乃至図8に示すように、容器単位体41には、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を、収容空間S1の上部で互いに連通させるための上向き切欠部44が形成されている。この上向き切欠部44は、容器単位体41の左右方向で相対向する位置の側壁部41aにおいて、側壁部41aのうちの上部付近の一部が上方側を開放する状態となるように切り欠かれている。
そして、上向き切欠部44が形成された側壁部41aには、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を接続する接続部41b,41cが設けられている。
接続部41b,41cは、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士の水平方向相対移動を規制する連結構造となるものである。この構造では、左右方向で隣り合う位置の一方の容器単位体41の側壁部41aに形成された上向き切欠部44の下縁部が少し横外方へ折り曲げられてリブ状の第一接続部41bとなっている。そして、左右方向で隣り合う位置の他方の容器単位体41の側壁部41aに形成された上向き切欠部44の下縁部が、第一接続部41bのリブ状の部分を上側から抱き込むように、横外方へ折り曲げられて逆U字状に形成された第二接続部41cとなっている。
これによって、第一接続部41bと、第二接続部41cとが、上下方向から嵌まり込むことによって、隣り合う位置の容器単位体41同士の水平方向相対移動を規制するように構成されている。
複数個の前記容器単位体41は、それぞれが互いに同一形状に形成されており、上向き切欠部44、及び接続部41b,41cも互いに同一形状に形成されている。
端部蓋体43は、図4、図5、及び図7、図8に示されているように、左右方向での最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の一端側嵌合部43aと、左右方向での他方の最外側端に形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の他端側嵌合部43bと、が端部蓋体43の正面と背面とに振り分けて形成されている。
つまり、端部蓋体43の正面に一端側嵌合部43aが形成され、端部蓋体43の背面に他端側嵌合部43bが形成されている。図7では、ホッパー40の一端側、つまり右端側で、この端部蓋体43の正面に形成された一端側嵌合部43aが右側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む直前の状態を示している。また、ホッパー40の他端側、つまり左端側で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む直前の状態を示している。
図4は、ホッパー40の左端側で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に対して、第一接続部41bの内側に嵌まり込んで装着されている状態を示している。
図5は、右端側のホッパー40で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に対して、第二接続部41cの外側に嵌め込んで装着されている状態を示している。
ホッパー40の各容器単位体41の後部側の上端近くには、上蓋体42を揺動可能に連結するためのヒンジ45の取付部46が形成されている。また、容器単位体41の前部側の上端近くには、上蓋体42の、ヒンジ45が設けられた側とは反対の端部に備えたフック47を係止可能な係合部48が備えられている。
〔ホースの接続〕
図9及び図10に示すように、繰り出し部50と作溝器65とにわる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51は、ワンタッチ操作により脱着可能な周知のワンタッチ接続機構54を介して着脱可能に構成されている。
ワンタッチ接続機構54は、搬送用ホース51の上流側部分51aの端部と、搬送用ホース51の下流側部分51bの端部との間に、外筒部55と、内筒部56とを備えて、内筒部56に対する外筒部55のスライド操作によるワンタッチ操作で係脱可能に構成されている。
つまり、上流側部分51aの端部に備えた外筒部55に備えたボール部材55aが下流側部分51bの端部に備えた環状凹部56aに対して係脱することによって、接続状態と離脱状態とに切り替え可能である。ボール部材55aは鋼球であり、環状凹部56aはある程度の弾性変形が可能な樹脂成形部品で構成されているので、内筒部56に対して外筒部55をスライド操作することにより、環状凹部56aの前後の凸部を鋼球が乗り越えて係脱される。
上記のワンタッチ接続機構54は、左右方向で外側に近い位置と、中央付近とで、繰り出し部50と作溝器65とにわたる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51への取付位置を異ならせている。
つまり、繰り出し部50と作溝器65とにわたる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51のうち、左右方向での最外側に位置する繰り出し部50と、それに隣接する外側の繰り出し部50と、に接続される搬送用ホース51に対しては、搬送経路の長さ方向で、苗植付装置6に備えた作溝器65に近い位置にワンタッチ接続機構54を設けて、苗植付装置6の横外方から手を伸ばして脱着操作を行うことが可能であるように、比較的低い位置で操作できるように配置されている。
そして、左右方向での中央箇所に位置する容器単位体41から肥料を繰り出す中央箇所の繰り出し部50と接続された搬送用ホース51に対しては、苗植付装置6に備えた作溝器65に近い位置にではなく、作溝器65よりも中央箇所の繰り出し部50に近い箇所にワンタッチ接続機構54を設けてある。
苗植付条数の多い大型の乗用型田植え機では、苗植付装置6の横外方から手を伸ばしてワンタッチ接続機構54の脱着操作を行ない難くなるので、左右方向での中央箇所においては、作溝器65よりも中央箇所の繰り出し部50に近い箇所、という比較的高い箇所にワンタッチ接続機構54を設けて、走行機体1に搭乗した状態で、走行機体1の後部から後方に手を伸ばして操作できるようにしてある。
そして、ワンタッチ接続機構54の脱着操作が行われる箇所では、搬送用ホース51の上流側部分51aが取り外された後の、下流側部分51bの端部開口を自動的に閉塞するための閉止機構57が設けられている。
この閉止機構57は、図9及び図10に示されるように、横軸心p1回りで上下揺動可能に支持された揺動蓋部材58と、その揺動蓋部材58を、前記横軸心p1回りで搬送用ホース51が存在する側へ向けて弾性付勢するコイルスプリング59と、が備えられている。
この構造により、図9に示すように上流側部分51aと下流側部分51bとが接続されている状態では、揺動蓋部材58は搬送用ホース51の側面に軽く押しつけられた状態で支持されている。上流側部分51aが取り外されると、揺動蓋部材58は横軸心p1回りで揺動し、下流側部分51bの端部開口に当接して、その端部開口を閉塞した状態となる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて用いてもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上述した実施形態では、農用資材として、粉末肥料を例示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、薬剤や、種籾を用いるものであってもよい。種籾を農用資材として用いる場合は、苗を植え付けるための苗植付装置6は取り外すことができるようにしておくとよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上述した実施形態では、隣り合う容器単位体41において、上方開放の上向き切欠部44が形成された側壁部41aに、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を接続する接続部41b,41cが設けられたものである例を示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、接続部41b,41cが設けられる箇所として、上向き切欠部44を形成した箇所に限らず、相対向する位置の側壁部41a同士を連結するような接続部41b,41cを設けたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上述した実施形態では、端部蓋体43の正面と背面とに、一端側嵌合部43aと他端側嵌合部43bを形成した構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、一端側嵌合部43aが形成された端部蓋体43と、他端側嵌合部43bが形成された端部蓋体43とを別々に構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上述した実施形態では、ホッパー40を構成する容器単位体41の全てを同一構造のもので構成した例を示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、容器単位体41のうちの一部が同一構造で構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、田植機に限定されず、直播機や野菜移植機、圃場における肥料や薬剤の散布機等にも適用可能である。
4 農用資材供給装置
40 ホッパー
41 容器単位体
41a 側壁部
41b,41c 接続部
42 上蓋体
43 端部蓋体
43a 一端側嵌合部
43b 他端側嵌合部
44 上向き切欠部
45 ヒンジ
50 繰り出し部
51 搬送用ホース
52 ワンタッチ接続機構
65 対地供給部
本発明は、農用資材を貯留するホッパーと、圃場に農用資材を供給する対地供給部と、が農用資材供給装置に備えられた圃場作業機に関する。
農用資材を貯留するホッパーと、圃場に農用資材を供給する対地供給部と、が農用資材供給装置に備えられた圃場作業機としては、従来では、次のように構成されたものが知られている。
つまり、農用資材供給装置のホッパーは、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数に応じて、ホッパーの内部に所要数の区画された収容空間が形成されている。そして、その収容空間毎に対応させて、繰り出し部や対地供給部も設けられていた(特許文献1参照)。
特開2019-170209号公報
特許文献1に記載の圃場作業機では、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数に応じて、ホッパーの内部に所要数の区画された収容空間が形成されるので、圃場作業機として、苗植付条数等の対地供給対象箇所の個数が異なる仕様を採用する際には、ホッパーとしても仕様の異なるものを用意する必要がある。このため、異なる仕様のホッパーを製造するために別途金型を作製しなければならず、製造コスト増を招き易くなる。このような不具合を解消するには、ホッパーとして、農用資材の収容空間が単一のものを作製し、必要個数だけ用いるようにすれば、金型の製造個数としては最も少なくて済む。
しかしながら、農用資材を収容するホッパーは、各収容空間に収容されている農用資材が同時的に消費されないと、圃場に、農用資材の供給された箇所と、されていない箇所とが生じ、生産性の面で問題を招き易くなる。このため、ホッパー内の各収容空間同士が、少なくとも上半側では互いに連通するようにして、各収容空間内における農用資材の消費量の均一化を図っていた。このように、ホッパー内の各収容空間同士を連通させる必要性から、収容空間が単一のホッパーを採用することは困難であった。
本発明は、好適に農用資材を供給できる圃場作業機を提供しようとするものである。
本発明の圃場作業機は、農用資材を圃場へ供給する農用資材供給装置が備えられ、前記農用資材供給装置に、走行機体に搭載されて前記農用資材を貯留するホッパーと、前記ホッパーから前記農用資材を所定量ずつ圃場へ送出する対地供給部と、が備えられ、前記ホッパーに左右方向に並ぶ複数の内部空間を形成する複数の壁部を有し、前記壁部に内部空間同士を互いに連通させるように上方開放の上向き切欠部が形成され、左右方向での最外側端に位置し、前記ホッパーの側壁部となる前記壁部に形成された前記上向き切欠部が、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞されている。
また、本発明の別の本発明の圃場作業機は、
農用資材を圃場へ供給する農用資材供給装置が備えられ、
前記農用資材供給装置に、走行機体に搭載されて前記農用資材を貯留するホッパーと、前記ホッパーから前記農用資材を所定量ずつ繰り出す繰り出し部と、繰り出された前記農用資材を圃場へ送出する対地供給部と、が備えられ、
前記ホッパーに、左右方向で列状に並べられた複数個の容器単位体と、その複数個の前記容器単位体にわたって上面側を覆う一連の上蓋体と、が備えられ、
前記容器単位体の左右方向で相対向する位置の側壁部に、前記容器単位体の内部空間同士を互いに連通させるように上方開放の上向き切欠部が形成され、
前記上向き切欠部が形成された前記側壁部に、左右方向で隣り合う位置の前記容器単位体同士を接続する接続部と、が設けられ、
前記容器単位体のうちの、左右方向での両最外側に位置する前記容器単位体における、左右方向での最外側端の側壁部に形成された前記上向き切欠部が、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞されていることを特徴とする。
本発明によると、容器単位体の左右方向で相対向する位置の側壁部に上方開放の上向き切欠部を形成し、その上向き切欠部が形成された側壁部に、隣り合う位置の容器単位体同士を接続する接続部が設けられている。これによって、隣り合う位置の容器単位体の内部空間同士が互いに連通する。そして、左右方向での両最外側に位置する容器単位体における、左右方向での最外側端の側壁部に形成された上向き切欠部は、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞することにより、容器単位体の内部空間同士を連通させながらホッパー全体からの農用資材の漏れ出しを回避し得る。
容器単位体の上面側を覆う上蓋体は、各容器単位体毎に上蓋体を設けるのではなく、複数個の容器単位体にわたって上面側を覆う一連の上蓋体を採用している。これは、各容器単位体内の区画された収容空間同士が近接し、かつ上部で連通しているため、個々の容器単位体の上側に蓋体を設けると、隣接する蓋体同士の間を密閉するための構造が必要になることを回避するためである。
この構成によれば、内部に所要数の区画された収容空間の全部が形成された構造のホッパーを採用する必要がなく、個々の容器単位体同士を接続して、最外側の所要数の区画された収容空間を備えた構造とすることができる。そして、最外側端の側壁部に形成されている上向き切欠部に端部蓋体を嵌め込んで閉塞し、複数個の容器単位体の全体にわたって上面側を一連の上蓋体で覆うことにより、所要数の収容空間を備えたホッパーを構成することができる。その結果、ホッパーとして区画された収容空間の個数が異なる仕様を採用する際にも、容器単位体同士の接続個数を変更することで簡単に仕様変更が可能となる。
このようにして、仕様変更が可能なホッパーの製造に際しての金型個数を低減し、低コスト化を図り得る圃場作業機を得られたものである。
本発明において、複数個の前記容器単位体は、それぞれが互いに同一形状に形成されていると好適である。
本構成によると、複数個の容器単位体が互いに同一形状であることにより、兼用化による金型個数の低減に有効である。
本発明において、前記接続部は、左右方向で隣り合う位置の前記容器単位体同士における相対向する位置の側壁部において、一方の上向き切欠部の上縁部に他方の上向き切欠部の下縁部が上下方向から嵌まり込むことによって、前記容器単位体同士の水平方向相対移動を規制する連結構造であると好適である。
本構成によると、隣り合う位置の容器単位体同士における相対向する位置の側壁部に設けた接続部が、一方の上向き切欠部の上縁部に他方の上向き切欠部の下縁部が上下方向から嵌まり込む連結構造であることにより、容器単位体同士の水平方向相対移動を規制する接続部を、容器単位体の製造工程で同時的に形成し易い。したがって、別途、接続部を付設する場合に比べて、製造コスト、及び作業工数の低減が可能である。
本発明において、前記端部蓋体には、左右方向での一方の最外側端に形成された上向き切欠部に嵌まり込む形状の一端側嵌合部と、左右方向での他方の最外側端に形成された上向き切欠部に嵌まり込む形状の他端側嵌合部と、が前記端部蓋体の正面と背面とに振り分けて形成されていると好適である。
本構成であれば、一端側嵌合部と他端側嵌合部とが、共通の端部蓋体の正面と背面とに振り分けて形成されるので、端部蓋体を、一端側嵌合部を備えたものと、他端側嵌合部を備えたものと、に分けて別々の金型で作製することなく、単一の金型で作製することが可能となり、この点でも金型の個数を低減できる。
本発明において、前記容器単位体の上部と、その容器単位体の上部に対向する位置の前記上蓋体とにわたって揺動開閉可能に連結するヒンジが装着されていると好適である。
本構成であれば、上蓋体を揺動開閉可能に連結するためのヒンジによって、長尺の上蓋体と複数個の容器単位体とが連結されるになり、ヒンジと上蓋体が複数個の容器単位体同士の上部を連結するための手段としても利用できる。
本発明において、前記繰り出し部と前記対地供給部とにわたって前記農用資材を供給搬送可能な搬送用ホースが取り付けられ、前記搬送用ホースは、前記繰り出し部から前記対地供給部にわたる搬送経路途中で、ワンタッチ操作により脱着可能なワンタッチ接続機構を介して接続されていると好適である。
本構成によれば、搬送経路途中における搬送用ホースの脱着を、ワンタッチ接続機構を用いることで迅速に行い易い。
本発明において、前記搬送用ホースのうち、左右方向での中央箇所に位置する前記容器単位体から農用資材を繰り出す前記繰り出し部と接続された前記搬送用ホースは、前記対地供給部よりも前記繰り出し部に近い位置で脱着可能に構成されていると好適である。
本構成によれば、左右方向で幅広の対地作業装置を連結した圃場作業機においても、左右方向での中央箇所に位置する容器単位体から農用資材を繰り出す繰り出し部と接続された搬送用ホースの脱着を比較的容易に行い得る。
つまり、圃場で対地作業装置の左右方向端部から手を伸ばしての脱着作業を行い難い箇所であっても、搬送用ホースの脱着箇所が対地供給部よりも前記繰り出し部に近い位置であることにより、走行機体上から手を伸ばして脱着作業を行うことが可能となり、搬送用ホースの脱着を行い易くなる。
本発明において、前記容器単位体毎に前記繰り出し部が設けられ、前記繰り出し部毎に、左右一対の前記搬送用ホースが接続されていると好適である。
本構成であれば、繰り出し部と搬送用ホースとの接続ミスを少なくし易い。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 施肥装置を示す背面図である。 図3におけるIV-IV線断面図である。 図3におけるV-V線断面図である。 ホッパーの容器単位体を示す斜視図である。 容器単位体の複数個が接続された状態を示す斜視図である。 最外側の容器単位体と、その容器単位体に隣接する容器単位体を示し、左右方向に沿う縦断面図である。 搬送経路における搬送用ホースの接続構造を示す部分断面図である。 搬送経路における搬送用ホースの自動閉塞構造を示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した圃場作業機において、走行機体の作業走行時における前進側の進行方向(図1,2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図1,2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。
〔圃場作業機の全体構成〕
図1は、本発明に係る圃場作業機としての乗用型田植機の全体を示す側面図である。図2は、乗用型田植機の全体を示す平面図である。
これらの図1,2に示すように、乗用型田植機は、走行機体1の前部に左右一対の操向操作自在な前車輪1F,1Fを備え、走行機体1の後部に左右一対の駆動輪としての後車輪1R,1Rを備えて、自走するように構成されている。
後車輪1R,1Rへは、機体前部の原動部2に設けたエンジン20からの動力が伝達される。このエンジン20の動力は、走行機体1の後部に搭載された後述する施肥装置4、及び走行機体1の機体フレーム10の後部に、上下揺動操作自在なリンク機構11を介して連結された対地作業装置としての苗植付装置6にも伝達される。
走行機体1は、原動部2の後方側に運転部3を備えている。この運転部3では、運転部ステップ30上で、前方にステアリングハンドル31a等を備えた操縦部31が配設され、後方に運転座席32が配設されて、運転部3に搭乗して操縦することが可能であるように構成されている。運転部ステップ30の両横端部の下方には、地上から乗降する際に使用される乗降用ステップ35が設けられている。
図2に示すように、原動部2においてエンジン20を内装するエンジンボンネット21の左右両側には、運転部ステップ30の前方に連なる側部ステップ22が設けられている。この側部ステップ22を通って、機体前方側から乗り移り可能であるように構成されている。
図1,2に示すように、走行機体1の前部で、左右の側部ステップ22の横外側に予備苗載せ台12が設けられている。
走行機体の前部の両横側には、マーカ装置24も設けられている。このマーカ装置24は、図1,2では、走行機体1の前後方向に沿い、かつ、上方へ折り曲げた格納姿勢で支持されているが、走行指標となる線を圃場にマーキングするときには、上方へ折り曲げていた先端側を水平方向にして、かつ走行機体1の横外方へ延出した姿勢で使用する。
図2に示すように、運転部ステップ30は、運転座席32よりも前方側箇所の運転部ステップ30における左右方向の幅が一定ではなく、前後で異なる部分が生じるように形成されている。つまり、運転座席32に近い後方寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅が、運転座席32から遠い前方側寄りの位置における運転部ステップ30の左右方向幅よりも広く形成されている。これによって、運転座席32から遠い前方側寄りの位置には、左右方向幅が少し狭い幅狭部分33が存在し、運転座席32に近い後方寄りの位置には、前記幅狭部分33よりも左右方向幅が広い幅広部分34が存在する。
より具体的には、幅狭部分33の左右方向幅は、原動部2の両脇に存在する側部ステップ22の最外側間の距離と同程度か、それよりも少し広い程度である。幅広部分34は、それよりも幅広で、運転座席32の背部に配設される施肥装置4のホッパー40の左右方向幅よりも広く、かつ苗植付装置6が備える10条分の苗載置部分60aを有した苗載せ台60の左右方向幅を越えない程度の幅に設定されている。
〔苗植付装置〕
図1,2に示すように、対地作業装置の一例である苗植付装置6は、リンク機構11の後端部に連結されている。
リンク機構11の後端部には、苗植付装置6の植付フレーム61の前端部が連結されている。植付フレーム61の後部に走行機体横方向に一列に並べて取り付けられた10個の苗植付機構62と、植付フレーム61の上方に設けられた苗載せ台60と、植付フレーム61の下部に走行機体横方向に並べて取り付けられた5つの接地フロート63と、が備えられて10条植え用に構成されている。
苗載せ台60は、走行機体横方向に並び、マット状苗を載置するよう構成された10個の苗載置部分60aを備えている。苗載せ台60は、植付フレーム61に設けられた支柱部材に支持されて機体横方向に往復移動自在に構成されている。苗載せ台60は、苗植付機構62の苗植え運動に連動させて往復移送され、各苗植付機構62に苗載置部分60aから苗供給する。
苗植付装置6の後部には、苗植付後の圃場へ薬剤を散布する薬剤散布装置64が装備されている。
各接地フロート63は、苗植付装置6の下降作業状態において、圃場面に接地して、各苗植付機構62による苗植深さが所定深さになるように苗植付装置6を支持し、かつ苗植付機構62による苗植え箇所を整地する。
各接地フロート63のそれぞれに、施肥装置4から供給される肥料を泥面に案内して埋入させるための溝を切る作溝器65が取り付けられている。
〔施肥装置〕
乗用型田植機には、農用資材供給装置の一例としての施肥装置4が設けられている。
施肥装置4は、農用資材の一例である粉末肥料を貯留するホッパー40と、ホッパー40から貯留されている肥料を所定量ずつ繰り出す繰り出し部50と、繰り出された肥料を圃場へ送出する対地供給部としての作溝器65と、を備えている。
ホッパー40は、粉末肥料の収容空間を有した5個の容器単位体41が左右方向で列状に並べられ、運転座席32の背部側に位置する状態で走行機体1の後端部に設けられている。各容器単位体41の下部に繰り出し部50が設けられている。繰り出し部50から繰り出された肥料が、搬送用ホース51を経て苗植付装置6に備えた作溝器65へ送り込まれ、圃場に形成された溝へ供給される。
図3乃至図6に示すように、左右方向に並ぶ各容器単位体41の下部周辺が、一連の連結フレーム13で連結され、各容器単位体41同士の相対位置が固定される。
各容器単位体41の底面側に連設された繰り出し部50が、機体フレーム10上に設けた支持枠14によって支持されている。
繰り出し部50には、繰り出された肥料を作溝器65側へ送出するための搬送用ホース51と、肥料を風力で作溝器65側へ搬送するための起風装置36と、が接続されている。
起風装置36は、起風用の電動ブロワ37(ブロワに相当する)と、肥料を苗植付装置6側へ搬送するための供給経路に位置する搬送ダクト38aと、余剰分の肥料を外部へ取り出すための排出経路となる排出ダクト38b(排出路に相当する)と、電動ブロワ37に原動部2内で暖められて乾燥した外気を取り込む為の吸気ダクト38cと、を備えている。
繰り出し部50は、外装ケース52内に繰り出しロール53等で構成される繰り出し機構を備え、各容器単位体41から供給される肥料を所定量ずつ下方へ繰り出し、搬送ダクト38aから供給される高圧の搬送風にのせて搬送用ホース51側へ送り出すように構成されている。
繰り出し部50は、容器単位体41毎に設けられ、各繰り出し部50には、二つの搬送用ホース(51)が接続され、5個の繰り出し部50に接続された10本の搬送用ホース(51)から、苗植付装置6に備えた10個の作溝器65へ肥料が送り出される。
〔ホッパーの構造〕
ホッパー40の構造について説明する。
図3乃至図8に示すように、ホッパー40は、二条分の肥料を貯留可能な容量の収容空間S1を有した透明樹脂製の容器単位体41の5個と、その5個の容器単位体41にわたって上面側を覆う一連の上蓋体42と、左右方向での両最外側に位置する容器単位体41,41の、左右方向での最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の二つの端部蓋体43,43と、を備えている。
図6乃至図8に示すように、容器単位体41には、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を、収容空間S1の上部で互いに連通させるための上向き切欠部44が形成されている。この上向き切欠部44は、容器単位体41の左右方向で相対向する位置の側壁部41aにおいて、側壁部41aのうちの上部付近の一部が上方側を開放する状態となるように切り欠かれている。
そして、上向き切欠部44が形成された側壁部41aには、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を接続する接続部41b,41cが設けられている。
接続部41b,41cは、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士の水平方向相対移動を規制する連結構造となるものである。この構造では、左右方向で隣り合う位置の一方の容器単位体41の側壁部41aに形成された上向き切欠部44の下縁部が少し横外方へ折り曲げられてリブ状の第一接続部41bとなっている。そして、左右方向で隣り合う位置の他方の容器単位体41の側壁部41aに形成された上向き切欠部44の下縁部が、第一接続部41bのリブ状の部分を上側から抱き込むように、横外方へ折り曲げられて逆U字状に形成された第二接続部41cとなっている。
これによって、第一接続部41bと、第二接続部41cとが、上下方向から嵌まり込むことによって、隣り合う位置の容器単位体41同士の水平方向相対移動を規制するように構成されている。
複数個の前記容器単位体41は、それぞれが互いに同一形状に形成されており、上向き切欠部44、及び接続部41b,41cも互いに同一形状に形成されている。
端部蓋体43は、図4、図5、及び図7、図8に示されているように、左右方向での最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の一端側嵌合部43aと、左右方向での他方の最外側端に形成された上向き切欠部44に嵌まり込む形状の他端側嵌合部43bと、が端部蓋体43の正面と背面とに振り分けて形成されている。
つまり、端部蓋体43の正面に一端側嵌合部43aが形成され、端部蓋体43の背面に他端側嵌合部43bが形成されている。図7では、ホッパー40の一端側、つまり右端側で、この端部蓋体43の正面に形成された一端側嵌合部43aが右側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む直前の状態を示している。また、ホッパー40の他端側、つまり左端側で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に嵌まり込む直前の状態を示している。
図4は、ホッパー40の左端側で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に対して、第一接続部41bの内側に嵌まり込んで装着されている状態を示している。
図5は、右端側のホッパー40で、端部蓋体43の背面に形成された一端側嵌合部43aが左側の最外側端の側壁部41aに形成された上向き切欠部44に対して、第二接続部41cの外側に嵌め込んで装着されている状態を示している。
ホッパー40の各容器単位体41の後部側の上端近くには、上蓋体42を揺動可能に連結するためのヒンジ45の取付部46が形成されている。また、容器単位体41の前部側の上端近くには、上蓋体42の、ヒンジ45が設けられた側とは反対の端部に備えたフック47を係止可能な係合部48が備えられている。
〔ホースの接続〕
図9及び図10に示すように、繰り出し部50と作溝器65とにわる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51は、ワンタッチ操作により脱着可能な周知のワンタッチ接続機構54を介して着脱可能に構成されている。
ワンタッチ接続機構54は、搬送用ホース51の上流側部分51aの端部と、搬送用ホース51の下流側部分51bの端部との間に、外筒部55と、内筒部56とを備えて、内筒部56に対する外筒部55のスライド操作によるワンタッチ操作で係脱可能に構成されている。
つまり、上流側部分51aの端部に備えた外筒部55に備えたボール部材55aが下流側部分51bの端部に備えた環状凹部56aに対して係脱することによって、接続状態と離脱状態とに切り替え可能である。ボール部材55aは鋼球であり、環状凹部56aはある程度の弾性変形が可能な樹脂成形部品で構成されているので、内筒部56に対して外筒部55をスライド操作することにより、環状凹部56aの前後の凸部を鋼球が乗り越えて係脱される。
上記のワンタッチ接続機構54は、左右方向で外側に近い位置と、中央付近とで、繰り出し部50と作溝器65とにわたる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51への取付位置を異ならせている。
つまり、繰り出し部50と作溝器65とにわたる肥料の搬送経路となる搬送用ホース51のうち、左右方向での最外側に位置する繰り出し部50と、それに隣接する外側の繰り出し部50と、に接続される搬送用ホース51に対しては、搬送経路の長さ方向で、苗植付装置6に備えた作溝器65に近い位置にワンタッチ接続機構54を設けて、苗植付装置6の横外方から手を伸ばして脱着操作を行うことが可能であるように、比較的低い位置で操作できるように配置されている。
そして、左右方向での中央箇所に位置する容器単位体41から肥料を繰り出す中央箇所の繰り出し部50と接続された搬送用ホース51に対しては、苗植付装置6に備えた作溝器65に近い位置にではなく、作溝器65よりも中央箇所の繰り出し部50に近い箇所にワンタッチ接続機構54を設けてある。
苗植付条数の多い大型の乗用型田植え機では、苗植付装置6の横外方から手を伸ばしてワンタッチ接続機構54の脱着操作を行ない難くなるので、左右方向での中央箇所においては、作溝器65よりも中央箇所の繰り出し部50に近い箇所、という比較的高い箇所にワンタッチ接続機構54を設けて、走行機体1に搭乗した状態で、走行機体1の後部から後方に手を伸ばして操作できるようにしてある。
そして、ワンタッチ接続機構54の脱着操作が行われる箇所では、搬送用ホース51の上流側部分51aが取り外された後の、下流側部分51bの端部開口を自動的に閉塞するための閉止機構57が設けられている。
この閉止機構57は、図9及び図10に示されるように、横軸心p1回りで上下揺動可能に支持された揺動蓋部材58と、その揺動蓋部材58を、前記横軸心p1回りで搬送用ホース51が存在する側へ向けて弾性付勢するコイルスプリング59と、が備えられている。
この構造により、図9に示すように上流側部分51aと下流側部分51bとが接続されている状態では、揺動蓋部材58は搬送用ホース51の側面に軽く押しつけられた状態で支持されている。上流側部分51aが取り外されると、揺動蓋部材58は横軸心p1回りで揺動し、下流側部分51bの端部開口に当接して、その端部開口を閉塞した状態となる。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて用いてもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上述した実施形態では、農用資材として、粉末肥料を例示したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、薬剤や、種籾を用いるものであってもよい。種籾を農用資材として用いる場合は、苗を植え付けるための苗植付装置6は取り外すことができるようにしておくとよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上述した実施形態では、隣り合う容器単位体41において、上方開放の上向き切欠部44が形成された側壁部41aに、左右方向で隣り合う位置の容器単位体41同士を接続する接続部41b,41cが設けられたものである例を示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、接続部41b,41cが設けられる箇所として、上向き切欠部44を形成した箇所に限らず、相対向する位置の側壁部41a同士を連結するような接続部41b,41cを設けたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上述した実施形態では、端部蓋体43の正面と背面とに、一端側嵌合部43aと他端側嵌合部43bを形成した構造のものを例示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、一端側嵌合部43aが形成された端部蓋体43と、他端側嵌合部43bが形成された端部蓋体43とを別々に構成してもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上述した実施形態では、ホッパー40を構成する容器単位体41の全てを同一構造のもので構成した例を示したが、必ずしもこの構造に限られるものではない。例えば、容器単位体41のうちの一部が同一構造で構成されたものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、田植機に限定されず、直播機や野菜移植機、圃場における肥料や薬剤の散布機等にも適用可能である。
4 農用資材供給装置
40 ホッパー
41 容器単位体
41a 側壁部
41b,41c 接続部
42 上蓋体
43 端部蓋体
43a 一端側嵌合部
43b 他端側嵌合部
44 上向き切欠部
45 ヒンジ
50 繰り出し部
51 搬送用ホース
52 ワンタッチ接続機構
65 対地供給部

Claims (1)

  1. 農用資材を圃場へ供給する農用資材供給装置が備えられ、
    前記農用資材供給装置に、走行機体に搭載されて前記農用資材を貯留するホッパーと、前記ホッパーから前記農用資材を所定量ずつ繰り出す繰り出し部と、繰り出された前記農用資材を圃場へ送出する対地供給部と、が備えられ、
    前記ホッパーに、左右方向で列状に並べられた複数個の容器単位体と、その複数個の前記容器単位体にわたって上面側を覆う一連の上蓋体と、が備えられ、
    前記容器単位体の左右方向で相対向する位置の側壁部に、前記容器単位体の内部空間同士を互いに連通させるように上方開放の上向き切欠部が形成され、
    前記上向き切欠部が形成された前記側壁部に、左右方向で隣り合う位置の前記容器単位体同士を接続する接続部が設けられ、
    前記容器単位体のうちの、左右方向での両最外側に位置する前記容器単位体における、左右方向での最外側端の側壁部に形成された前記上向き切欠部が、その上向き切欠部に嵌まり込む形状の端部蓋体で閉塞されている圃場作業機。
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