JP4555761B2 - 水田作業機 - Google Patents

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本発明は、走行機体に施肥あるいは薬剤の散布などで用いる粉粒体供給装置を備え、その走行機体に対して、播種または苗植付けを行う植播系作業装置を備えてなる水田作業機に関し、詳しくは、走行機体から植播系作業装置を取り外す場合などに、粉粒体搬送用の搬送ホースの処理を簡便に行えるようにする技術に関する。
尚、本明細書では、圃場での播種あるいは植付の作業を行うための装置を総称して「植播系作業装置」と称する。
この種の水田作業機では、機体後部に配置された繰出し部から繰り出された肥料を、ブロワの風力によって搬送ホース内を移動させてさらに機体後方側に設けられている植付部に供給するように構成したものが知られている。すなわち、機体の前後重量バランスに有利となるように、苗載台の前側となる機体後部に施肥装置の主要部を搭載しながら、その主要部から比較的離れた箇所となる植付機構部位に、風力によって確実に肥料供給できるようにしたものである。(たとえば特許文献1参照)。
特開平11−127646号公報(段落「0027」〜「0029」、図1,2,7,8,9,10,13)
上記従来の水田作業機では、一端にブロワが連結された単一のダクトを機体左右向きに横臥配置して、そのダクトから6個並設された繰出し部毎に風の取込み管を接続することにより、ブロワで発生した風力を肥料搬送経路である搬送ホースの始端部に供給するように構成してある。
この構造の水田作業機では、走行機体の後部に連結されている植播系作業装置を取り外して点検作業を行ったり、格納しておくことがある。このとき、前記特許文献1に示される従来技術のものでは、施肥装置の供給口との連結を解除した搬送ホースの始端側筒部を、走行機体から取り外された植播系作業装置部分で受け止め支持するにあたり、次のように構成している。
すなわち、この特許文献1に記載のものでは、植播系作業装置の全体を走行機体から取り外した場合の技術に関しては何ら示されていないが、端数条植えの必要性などから左右両端部の植付部を使用しない場合に、その両端側の苗のせ台を中間位置の苗のせ台部分の上側に搭載した状態で止め付け、苗植え付け機構を備えた植付ケースを一つの回動支点軸周りに回動させて位置変更し、その位置変更させた植付ケースに装備させたホース収納支持ステーにより、施肥装置との接続を解除した搬送ホースの端部を受け止め支持させるようにしていた。
このホース収納支持ステーは、複数本の搬送ホースの端部を一体的に連結した取付ブラケットを固定支持する収納支持体と、各搬送ホースのホース部分を個別に把持するホースガイドとの両方を装備し、施肥装置の供給口との接続を解除された搬送ホースの始端側筒部を受け止められるようにしているが、全体として大掛かりで構造も比較的複雑であり、この点で改善の余地があった。
本発明の目的は、粉粒体供給装置との連結を解除した搬送ホースの始端側筒部の位置保持を、操作性よく、しかも簡単な構造のもので提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明による水田作業機では、下記の技術手段を講じたものである。
〔解決手段1〕
植え付けまたは播種を行うための植播系作業装置を、走行機体に対して着脱自在に装備するとともに前記走行機体上に、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を供給口に所定量ずつ繰り出す繰出し機構との複数個を並設してなる粉粒体供給装置を備えた水田作業機において、
前記粉粒体供給装置の複数個の供給口から複数本の搬送ホースを介して前記植播系作業装置の作溝器側へ粉粒体を供給するように構成し、
前記各搬送ホースを、前記粉粒体供給装置の供給口に連結される硬質の始端側筒部と、前記植播系作業装置の作溝器側の受け入れ口に連結される硬質の終端側筒部と、その始端側筒部と終端側筒部との間に接続される弾性変形により屈曲変形自在な可撓性ホース部とを備えて構成するとともに、前記各搬送ホースと前記粉粒体供給装置の供給口との間で搬送ホースを着脱可能に構成し、
前記植播系作業装置側の下部に、前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部を支持するホース受け止め部を備えて、このホース受け止め部のホース内差し込み部分を、前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部の開口からホース筒内に差し込み可能な上方側向きの棒状部材で構成し、
前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部を、前記搬送ホースの可撓性ホース部を屈曲変形させた状態で前記ホース受け止め部のホース内差し込み部分に上側から差し込むことで、前記搬送ホースの始端側筒部が前記搬送ホースの可撓性ホース部の弾性復元力によって前記ホース内差し込み部分の軸芯よりも前方側へ傾倒した筒軸芯を有した状態で前記ホース受け止め部に支持されるように構成してある。
〔解決手段1にかかる発明の作用及び効果〕
上記のように、ホース受け止め部のホース内差し込み部分を、供給口との連結を解除された搬送ホースの始端側筒部の開口からホース筒内に差し込み可能な上方側向きの棒状部材で構成したものであるから、ホースを抱き込み状態で把持するような構造に比べて、単にホース筒内に差し込み可能な構造であればよく、ホース内差し込み部分をきわめて簡単な構造に構成することができる。
しかも、ホース受け止め部に対して搬送ホースの始端側筒部を単に差し込むだけでよく、特別な止め構造を要することなく保持することができるので、より一層構造の簡素化を図ることができる。
〔解決手段2〕
上記解決手段1に記載の水田作業機において、前記棒状部材の外径を前記搬送ホースの始端側筒部の内径よりも径の小さいものに構成することで、前記搬送ホースの始端側筒部の筒軸芯の前記ホース内差し込み部分の軸芯に対する前方側への傾倒が許容されるように構成するとよい。
〔解決手段3〕
上記解決手段1又は2に記載の水田作業機において、前記ホース受け止め部のホース内差し込み部分を、前記作溝器の近傍に、そのホース内差し込み部分の長手方向が前記搬送ホースの終端側筒部の軸線方向にほぼ沿う状態で配設するとよい。
〔解決手段にかかる発明の作用及び効果〕
解決手段にかかる発明では、ホース受け止め部のホース内差し込み部分を、作溝器の近傍に、そのホース内差し込み部分の長手方向が搬送ホースの終端側筒部の軸線方向にほぼ沿う状態配設されている。したがって、前記供給口との連結を解除された搬送ホースの始端側筒部が、搬送ホースの終端側筒部の軸線方向にほぼ沿う上下向きで作溝器の近傍に配設されることになり、前記連結を解除された搬送ホースの屈曲は、単なる一平面上での屈曲形状に近い屈曲状態で固定することができる。
つまり、前記供給口との連結を解除された搬送ホースの始端側筒部における筒軸線の方向と、搬送ホースの終端側筒部の軸線方向とが、互いに沿う上下方向でなく、互いに大きな交差角をもつ状態で連結されると、ホースに捻れが生じて外れやすくなったり、ホースの格納状態での所要空間が大きくなったりするが、このようなホースの捻れが少ない状態で固定できることにより、単なる差し込みでありながら、外れ難く、格納空間も少なくて済むという利点がある。
〔解決手段
上記解決手段1〜3のいずれか一つに記載の水田作業機において、前記粉粒体供給装置の供給口と前記搬送ホースの始端側筒部との接続箇所を、ワンタッチ継ぎ手で構成するとよい。
〔解決手段にかかる発明の作用及び効果〕
解決手段にかかる発明では、ワンタッチ継ぎ手を用いることで、粉粒体供給装置の供給口と搬送ホースの始端側筒部との接続箇所との着脱を簡単に行えるので、前述の植播系作業装置側での固定が簡単な差し込みによって簡便に行えることとの相乗により、搬送ホースの始端側筒部の粉粒体供給装置に対する着脱から植播系作業装置に対する固定格納に関する一連の作業を、より一層簡単に行える利点がある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
〔水田作業機の全体構成〕
図1に示すように、操向操作自在な左右一対の前輪11及び左右一対の後輪12を備えた走行機体1の前部に、エンジン13及びミッションケース14を備え、走行機体1の中央部にステアリングハンドル等を装備した操縦部15と運転座席16とを設け、走行機体1の後部には粉粒体供給装置としての施肥装置2が配置されている。
前記エンジン13の左右両側、及び前記操縦部15と運転座席16との間、ならびに前記運転座席16の左右両側には、ほぼ平坦なステップ部分を有した運転部ステップ10が設けられ、この運転部ステップ10のさらに外側で前記エンジン13の配設箇所と対向する箇所に予備苗のせ台17が配設され、運転部ステップ10の最後部に立ち上がり部10Aを設けて、前記平坦なステップ部分よりも高くした搭載面を備える搭載台102が配設され、この搭載台102に前記施肥装置2の肥料ホッパー20が搭載されている。
走行機体1の後方には、リンク機構4を昇降操作自在に連結して、リンク機構4に植播系作業装置の一例である苗植付装置3を装着して、水田作業機の一例である乗用型田植機を構成してある。
苗植付装置3は8条植えに構成されており、4個の植付伝動ケース30、植付伝動ケース30の左右両側に回転駆動自在に支持される回転ケース31、回転ケース31の両端に配備される一対の植付爪32、5個の接地フロート33、及び苗のせ台34等によって構成してある。
〔施肥装置の構成〕
次に、粉粒体供給装置の一例である施肥装置2の構成について説明する。
図1,2,3に示すように、走行機体1の後部においてリンク機構4が連結される機体フレーム100の上部に、走行機体1の左右方向に沿って支持フレーム101が固定されて、4個の肥料繰出し機構21が支持フレーム101に連結されている。透明樹脂製の肥料ホッパー20が、4個の肥料繰り出し機構21の上部に亘って取付けられて、図2及び図4に示すように、蓋部20a(透明樹脂製)が、後側の横軸芯周りに開閉自在に備えられている。これにより、図1及び図3に示すように、肥料繰り出し機構21と肥料ホッパー20とで成る繰出し部が、運転座席16の後側に左右に並べて配置されている。
図1に示すように苗植付装置3の植付爪32によって植え付けられた苗の横側部に、溝を形成しながら肥料を田面に送り込んでいく作溝器35が備えられ、8個の作溝器35が接地フロート33に各々2個ずつ取付けられている。図1,2,3,4に示すように、1個の肥料繰り出し機構21と2個の作溝器35とが、2個の漏斗部22及び2本の搬送ホース6によって接続されている。
図4及び図5に示すように、肥料繰出し機構21は、外周に粉粒体入込み用の凹部23aが周方向に沿って多数形成された繰出しロール23を、肥料ホッパー20の粉粒体排出口24の下方で、かつ、漏斗部(肥料供給経路の始端部の一例)22の上方に回転可能に配置して構成するとともに、繰り出しロール23を、この繰り出しロール23の軸部25と一体形成された従動ギヤ25aと、動力が入力される駆動軸26の駆動ギヤ26aとの咬合によって駆動回転するように構成してある。尚、図中の符号23bは、繰り出しロール23の周面に摺接して、すり切り作用するブラシである。
図1及び図3に示すように、苗植付装置3に動力を伝達するPTO軸40がミッションケース14から延出され、PTO軸40から横向きに動力を取り出すクランク軸41が、機体フレーム100に固定された伝動ケース42に枢支されている。クランク軸41の出力が、前記駆動軸26に外嵌されたワンウェイクラッチ44へ、連係ロッド43を介して連結されている。
図1及び図2に示すように、支持フレーム101の端部にブロア27及びブロア27を駆動するモータ27Aが支持されるとともに、ブロア27で生起された風を各漏斗部22に供給するためのパイプ状の送風ダクト28を、ブロア27から支持フレーム101に沿う状態に横臥配置して延出配備してある。
図3〜図5に示すように、肥料繰り出し機構21の下部に接続された2個の漏斗部22において、漏斗部22の供給口(送風取り込み経路の一例)22aを、シールゴムを介して送風ダクト28に挿入し、固定してある。
以上の構造により、PTO軸40の動力によって苗植付装置3の回転ケース31が回転駆動され、一対の植付爪35により苗のせ台34から交互に苗が取り出され田面に植え付けられて、苗の植付作業が行われる。これと同時に、クランク軸41の回転運動による連係ロッド43の往復運動が、ワンウェイクラッチ44により回転運動に変換されて、駆動軸26を介して回転軸25が間欠的に回転駆動される。
これにより、図3乃至図5に示すように、繰り出しロール23の凹部23aに肥料ホッパー20から肥料が入込み、駆動軸15の間欠的な回転により肥料が漏斗部22に繰出される。そして、ブロア27からの高圧の風が、送風ダクト28を介して漏斗部22に供給され、高圧の風により肥料が搬送ホース6を通って作溝器35に迅速に供給され、作溝器35により田面に形成された溝に肥料が送り込まれて施肥作業が行われるのである。
図5に示すように、繰り出しロール23の上側に、シャッター45が挿入自在及び抜き取り自在に配置されている。このシャッター45は、図示しないが、繰り出しロール23の長手方向で複数に分割された板状部材から構成されていて、各別に板状部材を抜き差しすることにより、繰り出しロール23の凹部23aに対する肥料の量を調節することができるように構成されている。
図5及び図3に示すように、漏斗部22に切換板46が横軸芯周りに揺動操作自在に支持されており、切換板46の下側から排出ホース47が下方に延出されている。通常の苗の植付作業時には、切換板46は図5の実線で示す閉姿勢に操作されており、肥料ホッパー20からの肥料は漏斗部22に繰り出される。通常の苗の植付作業を終了した場合等において、ブロア27及び苗植付装置3(PTO軸40)を停止させた状態で、切換板46を開姿勢に操作すると、肥料ホッパー20に残った肥料が排出ホース47に入って排出される。
〔搬送ホースの構造〕
搬送ホース6は次のように構成されている。
この搬送ホース6は、施肥装置2の漏斗部22に設けられた複数の供給口22aに対して各別に嵌合する硬質の始端側筒部6aと、苗植付装置3に設けられた作溝器35側の受け入れ口35aに連結される硬質の終端側筒部6bとを備えるとともに、その始端側筒部6aと終端側筒部6bとの間を蛇腹状の可撓性ホース部6cで接続して、合成樹脂製の可撓性ホース部6cの弾性変形により屈曲変形自在に構成されている。
前記供給口22aと始端側筒部6aとの間では、図3,4,6に示すように、施肥装置2の後方側で走行機体1に装備された連結固定用フレーム103に対して、搬送ホース6側の始端側筒部6aの外部に設けた連結具50を係脱操作することにより、前記供給口22aと始端側筒部6aとを着脱できるように構成してある。
すなわち、始端側筒部6aに設けられた連結具50は、図6(イ),(ロ)に示すように、始端側筒部6aに対して上下向きの支点軸芯P1周りで回動操作自在に枢着された操作体51と、その操作体51の中間部に対して前記支点軸芯P1と平行な連結軸芯P2周りで揺動自在な係合片52とで構成され、係合片52の先端側を上下向きに連結固定用フレーム103に引っかけた状態で操作体51を図6(イ)に示す状態から図6(ロ)に示す状態に切り換えることによって係合状態となり、逆に図6(ロ)に示す状態から図6(イ)に示す状態に切り換えることによって係合状態が解除される。
搬送ホース6の作溝器35に連結される終端側筒部6bは、作溝器35の受け入れ口35aに外嵌した状態で連結固定されている。
〔ホース受け止め部の構造〕
図7乃至図9に示すように、苗植付装置3側には、前記施肥装置2の供給口22aから外された搬送ホース6の始端側筒部6aを苗植付装置3側で受け止め支持するためのホース受け止め部60が備えられている。
このホース受け止め部60は、苗植付装置3の機枠3Aに対して、コの字状に屈曲させた棒状部材61を、コの字の開放端側で上方に向けて屈曲させ、かつ側面視では図7及び図9に示すようにL字状に形成してボルト連結されている。
このように構成されたホース受け止め部60のうち、上方側へ向けて屈曲された棒状差し込み部分61aが、前記施肥装置2の供給口22aから外された搬送ホース6の始端側筒部6aの筒内部に挿入された状態で、前記搬送ホース6を受け止め支持するホース受け止め部60を構成している。
前記ホース受け止め部60は、苗植付装置3に装備されている作溝器35の受け入れ口35aの近くに配置されており、前記上方側へ向けて屈曲された棒状差し込み部分61aによって受け止められた搬送ホース6の始端側筒部6aの姿勢が、作溝器35における受け入れ口35aの筒軸芯の方向に沿うように、その受け入れ口35aの筒軸芯とほぼ平行な姿勢となるように構成されている。
現実には、図9に示すように、ホース受け止め部60の棒状部材61は、側面視でほぼ90度に屈曲されている。そして、この棒状部材61の前記上方側へ向けて屈曲された棒状差し込み部分61aが、搬送ホース6の始端側筒部6aに差し込まれているが、棒状部材61の外径よりも径の大きい内径を有した搬送ホース6の始端側筒部6aは、図示のように、起立した棒状差し込み部分61aの軸芯よりも前方側へ傾倒した筒軸芯を有した状態に支持され、苗植付装置3の苗のせ台34の背面側で、その苗のせ台34の背面にほぼ沿う状態で受け止め支持された状態となる。
〔別実施形態の1〕
上記の実施の形態では、ホース受け止め部60を平面視コの字状の棒状部材61で構成し、その両端部を屈曲させて左右一対の棒状差し込み部分61aを形成し、2本一組の搬送ホース6の始端側筒部6aに差し込み挿入するように構成したものであるが、この構造に限らず、棒状差し込み部分61aや搬送ホース6aの始端側筒部6aを個別に構成して、各別に差し込み挿入するように構成してもよい。
〔別実施形態の2〕
施肥装置2の供給口22aに対する搬送ホース6の接続形態としては、前述の実施の形態に限らず、図10乃至図12に示す構造を採用してもよい。
すなわち、この構造では、搬送ホース6の始端側と供給口22aとの間に次の接続構造を備えている。
前記搬送ホース6の始端側筒部6aの外側で周方向の一部に、後述する係合部材70を嵌入可能な凹部62と、その凹部62に嵌入された係合部材70の爪状突起71が入り込む開口部63とを形成してある。さらに前記搬送ホース6の始端側筒部6aの外側には、前記係合部材70の外側に位置する状態でホース長手方向で摺動自在に嵌装され、かつスプリング74でホース長さを延長する方向に押圧付勢されたスライド筒72を備えている。
前記爪状突起71が設けられた係合部材70は、弾性変形可能な素材で構成してあり、前記スライド筒72の内面側のカム部73との接触により、前記爪状突起71部分が筒内方側へ押されて、前記供給口22aの外面に形成された周溝22bに係合する状態と、カム部73による押し付けの解除によって前記係合突起71が前記供給口22aの外面に形成された周溝22bとの係合を解放される状態とに、スライド筒72のスライド操作でワンタッチ式に切り換え自在に構成されている。このように、前記リング状係合部材70、係合突起71、スライド筒72、内面のカム部73、周溝26b、及びスプリング74によって、ワンタッチ継ぎ手が構成されている。
前記爪状突起71は、その突起部分の肉厚内部に凹入空間71aを有した形状に形成されていて、部品の軽量化と、変形のさせ易さを得られる利点がある。
〔別実施形態の3〕
粉粒体供給装置としては、施肥装置2を例示したが、これに限らず、除草剤などの薬剤を散布する施薬装置や、それらの混合物を供給するようにしたものであってもよい。
乗用型田植機の側面図 乗用型田植機の平面図 施肥装置部分の背面図 繰出し部への動力伝達構造を示す側面図 繰出し機構部分の構造を示す断面図 施肥装置の供給口と搬送ホースとの接続構造を示す平面図 ホース受け止め部の構造を示す側面図 ホース受け止め部の構造を示す正面図 ホース受け止め部の構造を示す断面図 施肥装置の供給口と搬送ホースとの接続構造の別実施形態を示す断面図 施肥装置の供給口と搬送ホースとの接続構造の別実施形態における動作説明図 図10におけるa−a線断面図
2 施肥装置(粉粒体供給装置)
3 苗植付装置(植播系作業装置)
6 搬送ホース
6a 始端側筒部
6b 終端側筒部
6c 可撓性ホース部
20 ホッパー
21 繰出し機構
2a 供給
35 作溝器
35a 受け入れ口
50 連結具(ワンタッチ継ぎ手)
60 ホース受け止め部
61 棒状部材
61a 棒状差し込み部分(ホース内差し込み部分)

Claims (4)

  1. 苗植え付けまたは播種を行うための植播系作業装置を、走行機体に対して着脱自在に装備するとともに前記走行機体上に、粉粒体を貯留するホッパーと、このホッパーから送られてくる粉粒体を供給口に所定量ずつ繰り出す繰出し機構との複数個を並設してなる粉粒体供給装置を備えた水田作業機であって、
    前記粉粒体供給装置の複数個の供給口から複数本の搬送ホースを介して前記植播系作業装置の作溝器側へ粉粒体を供給するように構成し、
    前記各搬送ホースを、前記粉粒体供給装置の供給口に連結される硬質の始端側筒部と、前記植播系作業装置の作溝器側の受け入れ口に連結される硬質の終端側筒部と、その始端側筒部と終端側筒部との間に接続される弾性変形により屈曲変形自在な可撓性ホース部とを備えて構成するとともに、前記各搬送ホースと前記粉粒体供給装置の供給口との間で搬送ホースを着脱可能に構成し、
    前記植播系作業装置側の下部に、前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部を支持するホース受け止め部を備えて、このホース受け止め部のホース内差し込み部分を、前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部の開口からホース筒内に差し込み可能な上方側向きの棒状部材で構成し、
    前記供給口との連結を解除された前記搬送ホースの始端側筒部を、前記搬送ホースの可撓性ホース部を屈曲変形させた状態で前記ホース受け止め部のホース内差し込み部分に上側から差し込むことで、前記搬送ホースの始端側筒部が前記搬送ホースの可撓性ホース部の弾性復元力によって前記ホース内差し込み部分の軸芯よりも前方側へ傾倒した筒軸芯を有した状態で前記ホース受け止め部に支持されるように構成してある水田作業機。
  2. 前記棒状部材の外径を前記搬送ホースの始端側筒部の内径よりも径の小さいものに構成することで、前記搬送ホースの始端側筒部の筒軸芯の前記ホース内差し込み部分の軸芯に対する前方側への傾倒が許容されるように構成してある請求項1記載の水田作業機。
  3. 前記ホース受け止め部のホース内差し込み部分を、前記作溝器の近傍に、そのホース内差し込み部分の長手方向が前記搬送ホースの終端側筒部の軸線方向にほぼ沿う状態配設してある請求項1又は2記載の水田作業機。
  4. 前記粉粒体供給装置の供給口と前記搬送ホースの始端側筒部との接続箇所を、ワンタッチ継ぎ手で構成してある請求項1〜3のいずれか一項に記載の水田作業機。
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