JP2842397B2 - 施肥装置のホッパ−構造 - Google Patents

施肥装置のホッパ−構造

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JP2842397B2
JP2842397B2 JP8224220A JP22422096A JP2842397B2 JP 2842397 B2 JP2842397 B2 JP 2842397B2 JP 8224220 A JP8224220 A JP 8224220A JP 22422096 A JP22422096 A JP 22422096A JP 2842397 B2 JP2842397 B2 JP 2842397B2
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  • Fertilizing (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肥料を繰り出す繰出
部を施肥条数と同数横並びに設け、肥料を収容し前記繰
出部に肥料を供給するホッパ−を繰出部の上側に設けた
施肥装置のホッパ−構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開昭61−249310号公報
に示されるように、2条分を一体成形したホッパ−構造
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のホッパ−
構造は、2条分を一体成形したものであるから、施肥条
数が4条になると、2条一体のホッパ−を2個設けるこ
とになり、また、施肥条数が6条になると、2条一体の
ホッパ−を3個設けることになる。したがって、施肥条
数が多くなると、ホッパ−の数が増え、また、2条ごと
に分かれることになるから、ホッパ−へ肥料を補給する
ときに、各ホッパ−ごとに肥料の補給を行なうことにな
って作業性が悪い。
【0004】また、4条分を一体成形したホッパ−や、
6条分を一体成形したホッパ−を用意することになる
と、コスト高となる。そこで、本件発明は、施肥条数が
異なるホッパ−を構成しても、一つのホッパ−の形態に
一体構成して、肥料の補給が行ないやすいものとし、且
つ、それぞれの施肥条数に応じた専用部品をできるだけ
少なくして、コスト高にならないようにすることを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本件発明は、上記の課題
を解決するために、肥料を繰り出す繰出部31…を施肥
条数と同数横並びに設け、肥料を収容し前記繰出部31
…に肥料を供給するホッパ−30を繰出部31…の上側
に設けた施肥装置において、前記ホッパ−30を、単条
分のホッパ−30’…を前記繰出部31…と同数横並び
に一体的に連結して構成するとともに、該ホッパ−30
の互いに連結する単条分のホッパ−30’…の左右側壁
30’b,30’b…を凹状に切り欠いて設けたことを
特徴とする施肥装置のホッパ−構造とした。
【0006】
【作用】本件発明の施肥装置のホッパ−構造によると、
施肥条数と同数個の単条分のホッパ−30’…を用意
し、その単条分のホッパ−30’…を横並びに一体的に
連結して一つのホッパ−の形態とする。しかも、このホ
ッパ−は、互いに連結する単条分のホッパ−30’…の
左右側壁30’b,30’b…が凹状に切り欠かれた状
態にあって、各単条分のホッパ−30’…が個別に仕切
られることなく連通する。よって、異なる施肥条数のホ
ッパ−でも、すべて一つのホッパ−の形態に一体構成さ
れたものとなり、しかも、ホッパ−内は仕切られていな
い状態のものとなる。
【0007】
【発明の効果】したがって、本件発明は、施肥条数と同
数個の単条分のホッパ−30’…を用意し、その単条分
のホッパ−30’…を横並びに一体的に連結した構造の
ものであるから、施肥条数が異なるホッパ−を構成する
場合にあっても、施肥条数に応じた専用部品をできるだ
け少なくでき、比較的コストの安いホッパ−を得ること
ができ、しかも、異なる施肥条数のホッパ−でも、すべ
て一つのホッパ−の形態に一体構成されたものとなるか
ら、肥料の補給が一度に行なえ、また、ホッパ−内が仕
切られていないので、ホッパ−内の肥料を全体的に手で
均すこともできて、肥料補給時の作業性が良いものとな
る。
【0008】
【実施例】図1に示す施肥装置付き田植機1は、動力車
両である走行車体2に昇降リンク装置3を介して植付部
4が装着されているとともに、走行車体2とこの植付部
4の間に施肥装置5が設けられている。図中の6は前
輪、7は後輪、8はエンジン、9は操縦席である。
【0009】昇降リンク装置3は、走行車体2のリンク
ベース10に昇降自在に取り付けられた上リンク11お
よび下リンク12、12を備え、これら上下リンクの後
端部に縦リンク13が連結されている。そして、縦リン
ク13の下端部から後方に突出するローリング軸14に
植付部4が進行方向に対して左右に回動自在に装着され
る。走行車体フレーム16に油圧シリンダ17の基部側
を取り付け、ピストンロッド18側を上リンク11の基
部から一体的に下向きに突設したスイングアーム15の
先端部にスプリングを介して連結し、油圧シリンダ17
を伸縮させることにより植付部4が昇降するようになっ
ている。この油圧シリング17は後記油圧バルブ28に
よって制御される。尚、この昇降リンク3は、植付作業
時などで植付部4を下げた状態で、走行車体2に対して
最も前後に離れた状態になり(このとき苗載台21の先
端部が施肥装置5のホッパ−30の後側に位置し互いに
接触することはない)、植付部4を上げたときは走行車
体2に近づく(このとき、苗載台21の先端部が施肥装
置5のホッパ−30の上側に位置して座席9側に接近
し、苗補給がしやすくなる)ようなリンク構成になって
いる。
【0010】植付部4は、平面視E字状の伝動ケース2
0が植付部4のフレームを兼ね、該伝動ケース20の上
側に前側が上位となるよう傾斜して苗載台21が設けら
れている。この苗載台21は伝動ケ−ス20内の左右往
復移動機構と連結して左右に往復移動するようになって
いる。また、伝動ケース20の後端部に植付条数分の植
付装置22…を備え、苗載台21が左右に往復動して台
上の苗を該苗載台の下端側に設けた苗受け枠21aの苗
取出口21b…に順次供給しつつ、植付装置22…の植
付具23…が所定の軌跡を描きながら回転して、前記苗
取出口21b…に供給された苗を植付杆23の植付爪が
挾持し、これを圃場に達したとき開放して植え付けるよ
うになっている。植付部4の下部にはセンターフロート
25と左右一対のサイドフロート26、26が設けられ
ており、機体の進行により圃場面を滑走して整地しつ
つ、植付部4の昇降動のダンパ−機能として働く。これ
ら各フロート25、26、26には、各条の苗植付位置
の近傍の圃場面に施肥用の溝を形成する作溝器27…が
取り付けられている。また、センターフロート25は圃
場面の凹凸を検出するセンサでもあり、このセンサーフ
ロート25の上下動に応じて油圧バルブ28が作動する
ようになっている。すなわち、センターフロート25が
上動すると油圧シリンダ17を伸ばす方向に油圧バルブ
28が作動され、逆にセンターフロート25が下動する
と油圧シリンダ17を縮める方向に油圧バルブ28が作
動されるものである。尚、図2の符号21a、21a
は、苗載台21の左右両端の苗載部を示す。
【0011】施肥装置5は、植付苗の近傍に施肥する側
条施肥装置で、まず、肥料を収容するホッパ−30と該
ホッパ−30の下側に取り付けられる繰出部31…を、
前後方向に対して植付部4の前側で走行車体2の座席9
の後側に位置させ、且つ各植付条に対応した複数の繰出
部31…(ここでは6条植えに対応して6体の繰出部が
設けられる)が左右に一列、並ぶように設けている。そ
して、繰り出された肥料を作溝器27…に導く施肥ホ−
ス32…を各繰出部31…にそれぞれ連結する。更に、
ブロア33とそのブロアからの圧風を一時的に貯えて施
肥ホ−ス32…の上端部へ送るエア−チャンバ−34と
が備えられて、施肥ホ−ス32…内を圧風により肥料が
強制的に移送されるようになっている。
【0012】ホッパ−30は、繰出部31…が植付条と
同数の施肥条数分設けられているのに対し、左右に長く
一体的に設けられて肥料を大容量収容できるように構成
されている。この一体ホッパ−30は、単条分のホッパ
−30’…を施肥条数分左右に連結して構成できるの
で、施肥条数の異なるホッパ−30を単条分のホッパ−
30’…の組合せで構成できコストダウンが図れる。単
条分のホッパ−30’の本体部は、前後の側壁30’
a、30’aと左右の上側に開いて凹状に切り欠かれた
側壁30’b、30’bと、底部側の漏斗状の前後左右
の傾斜面30’c、30’c、30’d、30’e(3
0’dは急傾斜面、30’e緩傾斜面)からなり、上側
の開放部が肥料投入口30aに、下側の四角孔が肥料排
出口30bとなる。尚、肥料排出口30bの位置は、平
面視で左右に(急傾斜面30’d側に)ずれて設けられ
ている。この単条分のホッパ−30’…が、施肥条数
分、凹条に切り欠かれた左右側壁30’b、30’bが
互いにつき合うようにしてリベットで連結して一体的に
構成している。更に、ここでは、連結して左右に長くな
ったホッパ−30の前後の側壁30’a…、30’a…
の外側面に、左右が略同幅で上下が前記側壁上下幅より
広い前後外側板30’f、30’fを貼付け、左右端の
凹状に切り欠かれた側壁30’b、30’bの外側面に
前記凹状切り欠き部を塞ぐように左右外側板30’g、
30’gを貼り付ける。以上のようにして施肥条数分の
ホッパ−30’…が一体的に連結され、更に、この一体
ホッパ−30の上側の肥料投入口30aには蓋30cが
ホッパ−後側壁30’aに枢支されて開閉可能に設けら
れている。この一体ホッパ−30は、各単条分のホッパ
−30’…の連結部の左右側壁30’b…、30’b…
が凹状に切り欠かれているため各単条のホッパ−30’
…ごとに仕切りがない状態になっているから、ホッパ−
30内の肥料を全体的に手で均すこともできて、肥料補
給時の作業性が良いものとなる。
【0013】また、ホッパ−30の各施肥条数に応じた
一体連結構成は、図6(a)、(b)、図7(a)、
(b)に示すように、それぞれ単条分のホッパ−30’
…を連結構成する。図は、ホッパ−部が平面視の略図
で、そのホッパ−30(肥料排出口30b…の中心)の
位置と、植付位置P…、施肥位置(側条施肥のため植付
位置Pから左右にずれた位置になる)F…との位置関係
を対応させて示した図である。図6(a)は4条植えタ
イプの場合、図6(b)は5条植えタイプの場合、図7
(a)は6条植えタイプの場合、図7(b)は8条植え
タイプの場合である。各図において、各肥料排出口30
b…の中心から各条毎の施肥ホ−ス32…が導出される
ものとし、その施肥ホ−ス32…が施肥位置F…まで左
右にずれることなく配されるようにホッパ−30が構成
されている。また、急傾斜面30’dどうしができるだ
け互いに隣合うように、またその急傾斜面30’dどう
しの連結部ができるだけ機体の左右中心位置Cに配され
るように連結構成されている。30sは肥料減少センサ
−で、いずれも急傾斜面30’dに取り付けられてい
る。以上のように構成することで、ホッパ−30を座席
9の後側で植付部4の前側に配置した形態の施肥装置付
き田植機において、特に、5条植えと6条植えの場合の
ホッパ−連結構成で有効な点がある。即ち、中央側のホ
ッパ−内に残った肥料を取り出すときは、座席9がその
前にあって肥料取り出しスペ−スがないために左右側の
ホッパ−内に肥料をかき分け移動して左右側から取り出
すのであるが、この場合において、特に、5条植えと6
条植えの場合のホッパ−30は、肥料減少センサ−30
sが取付けられていない緩傾斜面30’e上を肥料をか
き分け移動させられるので、中央側の肥料取り出し作業
がしやすい構成になっている(急傾斜面30’d上を肥
料をかき分け移動することになると、傾斜が急で移動さ
せにくいし、その面に取り付けられている肥料減少セン
サ−30sにひっかかってやりずらい)。
【0014】また、各単条分のホッパ−30’…の底部
側に設けられた漏斗状の前後左右の傾斜面30’c、3
0’c、30’d、30’eにより、ホッパ−30内に
収容された肥料はホッパ−30の肥料排出口30bに連
設される繰出部31…の供給口31c…に向けて自然に
滑り落ちるようになっている。尚、蓋30cを開けて肥
料を投入するとき、蓋30c枢支部側に肥料が溜らない
ようにホッパ−内壁後側と蓋30cの内面枢支部側とに
わたって帯状の肥料溜り防止用のシ−ト30c’が貼付
られている。
【0015】また、前記前後外側板30’f、30’f
の下端位置が前記傾斜面30’c、30’c、30’
d、30’eの傾斜上位位置より下方まで位置するよう
上下幅が広くなっている。即ち、前記傾斜面の上位側か
らその傾斜面30eの傾斜とは並行せずに下方に垂れ下
がるスカ−ト部30d、30dが設けられている。これ
により、ホッパ−30の外側面に付着した水滴が前記傾
斜面30’c、30’c、30’d、30’eにつたっ
て繰出部31との連結部から繰出部内部にしみこむこと
がない。よって、繰出部31内で肥料が水分を吸収して
付着し肥料詰まりのトラブル発生が防止できる。
【0016】尚、各条ホッパ−30’の連結部となって
いる左右側壁30’g…、30’g…のスカ−ト部30
d、30dの内側でホッパ−30の外側の部分に左右に
貫通する孔30e…が設けられている。この孔30e…
は、各条ホッパ−30’の傾斜面(急傾斜側)30’d
…に設けられる肥料減少センサ−30s…のコ−ド30
s’等の電装系のコ−ドを通してコ−ドホルダ−として
用いられる。また、コ−ドはスカ−ト部30d、30d
の内側に配線されるので防水対策にもなる。
【0017】次に、繰出部31は、上下に開口した繰出
部ケ−ス31a内に所定量づつ肥料を上から下へ繰り出
す繰出ロ−ル31bが組み込まれて構成されている。各
条ごとの繰出部ケ−ス31a…は、その上側の供給口3
1c…が前記ホッパ−30の肥料排出口30b…が合わ
さって連通状態になるようにホッパ−30と連結し、下
側の繰出口31d…には繰り出された肥料を施肥ホ−ス
32…に導く漏斗36…が取付けられている。繰出ロ−
ル31bは、全周に軸方向に長さ調節可能な繰出溝31
e…が設けられていて、その溝31e…にホッパ−30
内の肥料を蓄えて回転し、下方で溝内の肥料を落下させ
るように作動する。回転途中、繰出ロ−ル31bの外周
面に接するように取付けられたブラシ31fによりそが
れて溝内の肥料が常に定量で繰り出されるようになって
いる。尚、ブラシ31fは、繰出部ケ−ス31aの前側
面に設けられた蓋31a’を開くと容易に取り出すこと
ができる。このとき、蓋31a’の開きとともに、肥料
取出しプレ−ト31a”が漏斗36への肥料の流下を妨
げない位置から漏斗36への肥料の流下を阻止する位置
に移動するので、施肥ホ−ス32側に肥料を流すことな
くホッパ−30内の肥料を蓋31a’が開いて開放され
た肥料取出し口から取り出すことができる。また、前記
繰出ロ−ル31bの繰出溝31e…は、ブロア33の取
付け位置とは左右反対側に設けられた全条繰出量調節ハ
ンドル40を回すことで、その繰出溝31e…の軸方向
の溝長を一斉に変更調節することができる。よって、繰
出ロ−ル31bの1回転当たりの肥料繰出量は、ハンド
ル40により全条を繰出部31…を一斉に同時に同量変
更調節することができ、また、各条ごとの繰出部31…
においても個々に独立して変更調節することができる。
【0018】また、繰出ロ−ル31bの回転は、走行車
体1のミッションケ−スから植付部4への伝動経路上に
設けられた植付施肥クラッチケ−ス37内から取り出さ
れた施肥駆動軸37aから伝動されて回転する。詳述す
ると、施肥駆動軸37aに取付けられた回転ア−ム37
bと、全条繰出伝動軸38に取付けられた伝動ア−ム3
8aとが、ロッド37cで連結する。更に伝動軸38に
固着の各条伝動ア−ム38b…と、隣合う繰出部31、
31…を2条一対としてその一対の繰出部の繰出ロ−ル
31b、31b…を一軸で軸支する繰出軸31g…にワ
ンウェイクラッチを介して取付けられた各条駆動ア−ム
31h…とが、ロッド38c…で連結する。よって、施
肥駆動軸37aの回転は各条駆動ア−ム31h…を揺動
させ、ワンウェイクラッチを介して連結する繰出軸31
g…を一方向に間欠的に回転駆動する。植付施肥クラッ
チケ−ス37の上部に基部側が取り付けられているレバ
−は、植付部4と施肥装置5への伝動を断続する作業ク
ラッチレバ−39である。
【0019】漏斗36は、その下側の口が施肥ホ−ス3
2が連結する筒状のホ−ス取付部36a内に入り込んで
漏斗36内と連通するように一体的に連結している。ホ
−ス取付部36aのホ−ス取付口36b側と反対側の口
はエア−吹込み口36cで、その圧風吹込み口36c…
側はエア−チャンバ−34のエア−吹出し口34b…に
各条ごとにそれぞれ対応して挿入連結して、圧風が施肥
ホ−ス32…に導かれるようになっている。なお、漏斗
36の壁部には掃除用の孔が開けられてキャップ36d
で蓋されている。
【0020】施肥ホ−ス32は、前記漏斗部36のホ−
ス取付部36aに可撓性のホ−ス32’が連結し、そし
てそのホ−ス32’が、作溝器27側に連結するホ−ス
状で所定の形態に成型した合成樹脂ホ−ス32”に連結
されて構成されている。可撓性のホ−ス32’は、塩化
ビニ−ル製で透明の軟質ホ−ス32’a(内面は凹凸が
なく滑らか)の外周に塩化ビニ−ル製で透明の硬質線材
32’bをらせん状に巻き付け溶着或は接着したもの
で、これにより植付部4が上昇して可撓性のホ−ス3
2’…が曲がる際に、ホ−ス屈曲部の半径がそのホ−ス
長で取りうる最大半径に近い半径をとって滑らかに屈曲
するようになり、局所的に折れ曲がってホ−スを痛める
ことはない。また、合成樹脂ホ−ス32”には、ホ−ス
内径の半分程度の孔32”c…が各ホ−ス32”…毎に
設けられている。作溝器27内に泥などが詰まってホ−
ス32”の肥料排出口(作溝器27側の口)が塞がれた
場合、この孔32”cがないと圧風が施肥ホ−ス32内
に吹き込まなくなり数秒間のうちに漏斗36のホ−ス取
付部36a内に肥料が詰まり繰出部31内の肥料詰まり
まで波及することになってしまうが、前記孔32”cが
設けられていることにより圧風がこの孔32”cから吹
き抜けるので、たちまちは前記ホ−ス取付部36aまで
肥料が詰まることにはならず、肥料詰まりに対する対処
が施肥ホ−ス32内の対処ですむ。更に、孔32”c…
には開閉回動自在な蓋32”d…が設けられ、この蓋3
2”d…が前述のように肥料詰まりによりホ−ス内に吹
き込まれた圧風のすべてが孔32”c…から抜け出てい
くときに大きく開いてスイッチ・オンとなる肥料詰まり
検出スイッチ32”e…が設けられ、そしてスイッチ3
2”e…がオンとなったときに点灯する警告装置が設け
られている。これにより、施肥ホ−ス32…の肥料排出
口(作溝器27側の口)側で肥料詰まりが発生したと
き、警告灯が点灯してどの条のホ−ス32が肥料詰まり
を起こしたを直ちに知ることができるようにもなってい
る。尚、この構成に替えて、孔32”c…にホ−ス内に
吹き込まれた圧風のすべてが孔32”c…から抜け出よ
うとすると鳴りだす笛をもうけても良い。また、施肥ホ
−ス32…が透明でしかも座席9側から容易に見える位
置にあることより、ホ−ス32…内の肥料搬送状態を操
縦者が容易に監視できるので、肥料がホ−ス32…内を
搬送されなくなったのを見れば繰出部31側で肥料詰ま
りが発生したことを知ることができる。
【0021】ブロア33は、電動モ−タ−で送風ファン
が駆動回転する構成で、その圧風吹き出し口33aをエ
ア−チャンバ−34の左右一端部の圧風吹込み口34a
に連結させて、エア−チェンバ−34の長手方向に圧風
が吹き込むように取付けられている。また、このブロア
33の圧風吹き出し口33a部のエア−チャンバ−34
との連結部は、エア−チェンバ−34に固定の上下の縦
軸34c回りに回動可能に構成されており、固定具33
cを解除してブロア33を回動すればエア−チェンバ−
34の圧風吹込み口34aを開放できるようになってい
る。
【0022】エア−チャンバ−34は、左右長い鉄パイ
プで構成されていて、その部材の中空部でブロア33か
らの圧風を一時的に貯えて、各条の施肥ホ−ス32…に
圧風を送る。このエア−チャンバ−34は、各条の繰出
部31…の取付フレ−ムとしても兼用されていて、リン
クベ−ス10の上側へ固着するブラケットに取り付けら
れている。また、漏斗36…の圧風吹込み口36c…部
がこのエア−チャンバ−34の側部に設けた孔に嵌め込
まれているが、エア−チャンバ−34内の圧風吹込み口
36c…部は、ブロア33側に近いほど内側に大きく入
り込んでおり、また、その圧風吹込み口36c…部のブ
ロア33側は切り欠かれている。これは、前記ブロア3
3の風圧が十分に大きくないことにより各条の圧風吹込
み口36c…に吹き込んでいく圧風の風圧に格差を生じ
るのを防止するためである。これをしないと、ブロア3
3に遠い(エア−チャンバ−34の塞がれた開口部側で
ブロア33の圧風が突き当たる側の)圧風吹込み口36
cに吹き込む圧風の風圧に比べてブロア33に近い圧風
吹込み口36cに吹き込む圧風の風圧が低くなる。よっ
て、前記構成によりブロア33が吹き出した圧風がエア
−チャンバ−34の長手方向にそって流れていく過程で
その圧風の流れの一部がブロア33に近い側から順に圧
風吹込み口36c…に分かれて流れ込んでいくようにな
って、ブロア33から遠い側と近い側の圧風の格差を解
消することができる。
【0023】また、エア−チェンバ−34の左右一端側
のブロア33が取り付けられる圧風吹込み口34a側と
は反対側の開口部34bは、蓋34dで塞がれている。
この蓋34dは締め付け固定具34e、34eで開口部
34bをすき間なく塞ぐように取り付けられるととも
に、その締め付け固定具34eを取り外すことで容易に
開口部34bを開放することができる。開口部34bを
開放してブロア33を作動させエア−チェンバ−34内
に風を送れば、エア−チェンバ−34内に入り込んだ肥
料を外に吹き出しすことができる。これにより、エア−
チェンバ−34内に入り込んだ肥料により、エア−チェ
ンバ−34が腐触し劣化するのを防止することができ
る。また、エア−チャンバ−34の左右両端側の前側部
にはサイドステップ51、51が取り付けられている。
このサイドステップ51、51は、走行車体2のステッ
プフロア50の後側高位部とほぼ同じ高さで連続するよ
うに設けられ、施肥装置5の左右両端の繰出部31、3
1の前側まで広がっている。これにより、施肥装置5の
ホッパ−30への肥料補給や植付部4の苗載台21へ苗
補給において左右両端側に補給するときそのサイドステ
ップ51、51に足を載せて身をのりだすことができ補
給作業が安全で容易になった。また、サイドステップ5
1、51は下方に折畳める構成にもなっている。52、
52はエア−チャンバ−34の下側に固着のブラケット
に固定したステップ支持フレ−ム、53はステップ部、
54はステップ部53の下側に固着のコ字状フレ−ム
で、このフレ−ムがステップ支持フレ−ム52、52に
係合し、ピン55、55で連結されている。このピンで
の連結部は、コ字状フレ−ム54側が長孔54a、54
aになっている。また、コ字状フレ−ム54側とエア−
チャンバ−34側とはスプリング56で連結されてい
る。よって、ステップ部53をスプリング56の引っ張
りに抗して長孔54a、54a部にそって引き出して下
方に折り曲げると、その折り曲げ姿勢もまたスプリング
56により保持される。左右両端側の繰出部31、31
から肥料取り出しするときに、このステップ部53、5
3が邪魔になるのであれば、又必要に応じて容易に下方
に折り畳むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥装置付き田植機の側面図。
【図2】施肥装置付き田植機の平面図。
【図3】施肥装置の一部を示す側方断面図。
【図4】施肥装置の一部を示す一部断面背面図。
【図5】施肥装置のホッパ−の構成を示す斜視図。
【図6】施肥装置のホッパ−の構成と、そのホッパ−と
施肥位置、植付位置の位置関係を示す説明図。(a)は
4条植えタイプの場合。(b)は5条植えタイプの場
合。
【図7】施肥装置のホッパ−の構成と、そのホッパ−と
施肥位置、植付位置の位置関係を示す説明図。 (c)は6条植えタイプの場合。 (d)は8条植えタイプの場合。
【図8】施肥装置の一部を示す一部断面側面図。
【図9】施肥装置の一部を示す断面平面図。
【図10】施肥装置の一部を示す平面図。
【図11】施肥装置の一部を示す側面図。
【符号の説明】
5:施肥装置 30:ホッパ− 31…:繰出部 30’…:単条分のホッパ− 30’b,30’b…:左右側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 山田 昭次 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 15/00 A01C 11/00 302

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肥料を繰り出す繰出部31…を施肥条数
    と同数横並びに設け、肥料を収容し前記繰出部31…に
    肥料を供給するホッパ−30を繰出部31…の上側に設
    けた施肥装置において、前記ホッパ−30を、単条分の
    ホッパ−30’…を前記繰出部31…と同数横並びに一
    体的に連結して構成するとともに、該ホッパ−30の互
    いに連結する単条分のホッパ−30’…の左右側壁3
    0’b,30’b…を凹状に切り欠いて設けたことを特
    徴とする施肥装置のホッパ−構造。
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