JP3412214B2 - 施肥機 - Google Patents

施肥機

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JP3412214B2
JP3412214B2 JP30752293A JP30752293A JP3412214B2 JP 3412214 B2 JP3412214 B2 JP 3412214B2 JP 30752293 A JP30752293 A JP 30752293A JP 30752293 A JP30752293 A JP 30752293A JP 3412214 B2 JP3412214 B2 JP 3412214B2
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玉井  利男
塩崎  孝秀
裕之 新山
仁史 山崎
清家  理伯
野村  勝
神谷  寿
英之 草本
建之 大内
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

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  • Transplanting Machines (AREA)
  • Fertilizing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、田植機に装着して使用
される施肥機に関するものである。 【0002】 【従来の技術】田植機に装着して使用される施肥機に
は、肥料貯蔵部内の肥料が一定量以下になるとそのこと
を操縦者に知らせるブザー等の警報器が設けられてい
る。警報器が鳴ったならば、植付作業を続行しながら畦
際まで田植機を移動させ、そこで肥料補給を行うのであ
るが、移動中あるいは肥料補給中警報器が鳴りっぱなし
であると喧しいので、通常は警報器が鳴ったことを認知
したのち操縦者が手動の警報停止スイッチを押して警報
器の作動を停止させている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、畦際で肥料
補給を行う際、ついでに苗補給も行うことが多い。苗補
給は肥料補給に比べて行う頻度が高く、畦際に機体を止
めて行う作業といえば多くの場合は苗補給作業であるの
で、始めに苗補給を行うとそれに気をとられて肥料補給
を忘れることがある。このような場合、従来であれば、
警報停止スイッチによって警報器作動停止指令が出され
た状態に保持されているので、そのまま植付作業を開始
しても警報器は鳴らなかった。このため、肥料補給をし
ないまま植付作業を再開してしまい、施肥が行われない
無肥料区間を生じさせていた。また、肥料はブロアから
のエアで搬送し、圃場に施肥するが、肥料補給や苗補給
等のために植付作業を停止した時、ブロアが作動してい
ると喧しく非経済的であるので、ブロアを停止させるこ
とが多く、植付作業を再開する時にブロアの起動を忘れ
て、適確な施肥が行われなくなることがあった。 【0004】本発明は上記肥料補給忘れを防止するため
になされたものであり、それを達成するために施肥機を
次のように構成した。すなわち、本発明にかかる施肥機
は、植付作業時に肥料貯蔵部内の肥料が一定量以下にな
か、又は施肥導管内を通して施肥位置へ肥料を搬送す
るためのエアを供給するブロアが非作動状態であると
報を発する警報器と、手動操作により前記警報器の作動
を停止させる警報停止スイッチとを備えた施肥機におい
て、植付作業停止動作に起因して、前記警報器の作動を
停止した状態で前記警報停止スイッチによる警報器作動
停止指令を解除する第一解除手段と、植付作業開始動作
に起因して前記警報器作動停止状態を解除する第二解除
手段とを設けたことを特徴としている。 【0005】本発明によれば、植付作業時、肥料貯蔵部
内の肥料が一定量以下になるか、又は施肥導管内を通し
て施肥位置へ肥料を搬送するためのエアを供給するブロ
アが非作動状態であると警報器が警報を発する。操縦者
はその警報を認知したのち警報停止スイッチを押し、警
報器の作動を停止させる。そのまま植付作業を続行しな
がら畦際まで田植機を移動させる。田植機を畦際まで移
動させたならば、植付作業を停止させるとともに機体の
走行も停止させる。植付作業を停止させることにより、
第一解除手段が働き、警報器の作動を停止した状態で警
報停止スイッチによる警報器作動停止指令が解除され
る。 【0006】肥料補給および苗補給を完了後、機体を発
進させるとともに植付作業を開始すると、第二解除手段
が働き、警報器の作動停止が解除される。肥料補給が完
了している場合は警報器が作動しないが、肥料補給を忘
れていた場合は警報器が作動する。又は、施肥導管内を
通して施肥位置へ肥料を搬送するためのエアを供給する
ブロアが非作動状態であると警報を発するので、ブロア
が非作動のままで植付作業を行うことによる肥料詰まり
等による事故を防止できる。 【0007】【実施例】 図1および図2は本発明の施肥機を設けた乗
用田植機を表している。この乗用田植機1は、走行車体
2の後部に設けた昇降リンク装置3に植付作業機4が装
着されている。 走行車体2は、左右各一対の前輪10,
10および後輪11,11を備えた四輪車両である。機
体の前部にミッションケース12を配し、該ミッション
ケースの左右側面部から前輪アクスルフレーム13,1
3が左右側方に延ばされ、その端部に前輪ファイナルケ
ース14,14が設けられている。この前輪ファイナル
ケース14,14の下側に前輪支持ケース15,15が
変向可能に設けられ、その外側部から横向きに突出する
前輪車軸10a,10aに前輪10,10が取り付けら
れている。また、ミッションケース12の背面部には左
右一対の縦フレーム17,17の前端部が固着され、さ
らに縦フレーム17,17の後端部には横フレーム18
が固着されている。そして、横フレーム18の左右中央
部に軸心が前後水平に向いた後輪ローリング軸19が固
定状態で嵌合し、該後輪ローリング軸の突出部に後輪フ
レーム20がローリング自在に支持されている。この後
輪フレーム20の左右端部に後輪ギヤケース21,21
が設けられ、その外側部から横向きに突出する後輪車軸
11a,11aに後輪11,11が取り付けられてい
る。ミッションケース12内の後輪駆動用動力は、伸縮
自在な後輪駆動軸23,23を介して後輪ギヤケース2
1,21へ伝動される。 【0008】エンジン30は縦フレーム17,17の上
に設けられている。エンジン出力軸30aの回転動力
は、第1ベルト伝動装置31によって油圧ポンプ32に
一旦伝動され、さらにそこから無段変速式の第2ベルト
伝動装置33によってミッションケース12内に伝えら
れる。また、エンジン30の上に取り付けられたオルタ
ネータ35へは、第2エンジン出力軸30bから第3ベ
ルト伝動装置36によって伝動される。 【0009】機体上部には前寄りの位置に前輪10,1
0を操向するハンドル40が設けられて、また、エンジ
ン10の上側を覆うエンジンカバー41の上に座席42
が設置されている。ハンドル40の下部はステアリング
ポストカバー44で覆われ、その上部に各種作動状態を
表示する表示パネル43が設けられている。 【0010】エンジンカバー41およびステアリングポ
ストカバー44の周囲は、操縦者が自由に歩行できる水
平状のフロアステップ(メインフロア)45になってい
る。フロアステップ45の後部45aは、後輪11,1
1と干渉しないよう高くなっている。さらに、フロアス
テップ45の左右両側部下側には、機体左右側からフロ
ア上に乗り降りするときに使用する昇降ステップ47,
47が設けられている。なお、機体前側から直接メイン
フロア45上に乗り降りすることも可能である。 【0011】また、機体の左右両側には予備苗を載せて
おく棚状の予備苗枠48,48が設けられている。この
予備苗枠48,48は図示の如く側方に拡げた作業状態
と後方にたたんだ収納状態に旋回させられる。 【0012】昇降リンク装置3は、縦フレーム17,1
7の後端部に固定して設けたリンクベースフレーム50
に回動自在に取り付けられている上リンク51および下
リンク52,52を備え、これら上下リンクの後端部に
縦リンク53が連結されている。そして、縦リンク53
の下端部から後方に突出する軸受部に植付作業機側に固
着した連結軸54が回転自在に挿入連結され、植付作業
機4が進行方向に対して左右に回動自在に装着される。
昇降リンク装置駆動用の油圧シリンダ56は、その基部
側が縦フレーム17,17に固着した支持部材(図示せ
ず)に枢支され、そのピストンロッド側が上リンク51
の基部に一体に設けたスイングアーム57の下端部に連
結されている。油圧シリンダ56を伸縮させると昇降リ
ンク装置3が昇降作動し、苗植付作業機4が一定姿勢の
まま昇降するようになっている。この油圧シリンダ56
は植付作業機4に設けた油圧バルブ58によって切替制
御される。 【0013】植付作業機4は、フレームを兼ねる伝動ケ
ース60、苗を載せておく苗載台61、該苗載台上の苗
を圃場面に植え付けてゆく計8個の植付装置62,…等
を備えている。走行車体2のミッションケース10から
伝動ケース60へは、第1植付伝動軸64、植付クラッ
チケース65、第2植付伝動軸66を介して伝動され
る。植付クラッチケース65内には、植付作業機4への
伝動を入り切りする植付クラッチが内蔵されている。 【0014】苗載台61は、前側が上位となるよう傾斜
して設けられ、左右に滑動自在となっている。苗載台6
1は植付条数分の苗載部に仕切られており、その各苗載
部ごとに苗を下方へ送る苗送りベルト68,…が設けら
れている。また、苗載台61の下端部に隣接して、植付
装置62,…に対応させて苗取口が形成された苗受板7
0が固定して設けられている。伝動ケース60内の横送
り機構によって苗載台61が左右に往復動させられ、苗
載台上の最下段に位置する苗が順次苗取口に供給され
る。横1列分の苗が全て苗取口に供給されると、苗送り
ベルト68,…が作動して苗を下方へ送る。 【0015】植付装置62は、横軸回りに回転する回転
ケース72と、該回転ケースに取り付けられた一対の植
込杆73,73とからなる。回転ケース72が回転する
と、植込杆73,73が回転ケース72の回転方向と逆
方向に回転し、植込杆に固定したフォーク状の苗分離爪
の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよう作動す
る。これにより、苗分離爪が苗載台61の苗取口に供給
された苗を分離して保持し、それを圃場面に植え付け
る。 【0016】植付作業機4の下部には、センターフロー
ト75と左右一対のサイドフロート76,76が設けら
れている。各フロートが泥面に接地した状態では、機体
重量の一部がこの接地部で受けられる。また、各フロー
トを接地させた状態で機体を進行させると、フロートが
泥面を整地しつつ滑走する。センターフロート75は中
央2条の植付位置を整地する形状に設けられ、左右のサ
イドフロート76,76は左右3条づつの植付位置を整
地する形状に設けられている。 【0017】センターフロート75は圃場面の凹凸を検
出するセンサでもあり、このセンターフロート75の上
下動に応じて前記油圧バルブ58が作動するようになっ
ている。すなわち、センターフロート75が上動すると
油圧シリンダ56を伸ばす方向に油圧バルブ58が作動
され、逆にセンターフロート75が下動すると油圧シリ
ンダ56を縮める方向に油圧バルブ58が作動されるの
である。 【0018】さて、施肥機5の構成は以下のようになっ
ている(図3〜5参照)。すなわち、概略的には、操縦
席42の後側に肥料貯蔵部80,…と繰出部81,…が
設けられ、該繰出部の下部に繰り出される肥料をフレキ
シブルな施肥導管82,…を通して植付条の側部近傍に
導くように構成されている。ブロア83から吹き出され
るエアがエアチャンバ84を経由して施肥導管82,…
内に送り込まれ、その風の作用でもって施肥導管82,
…内を肥料を搬送するようになっている。 【0019】肥料貯蔵部80は複数条(例えば3条)分
づつが一体に組み付けられている。その上部に各肥料貯
蔵部共通の蓋80aが取り付けられている。 【0020】繰出部81は、繰出ロール85を内蔵する
本体部81aと、該本体部の下側に続く漏斗部81b
と、該漏斗部の下端に一体成形された前後方向を向く接
続管81cとからなる。そして、接続管81cの後端部
に施肥導管82が接続されているとともに、接続管81
cの前端部がエアチャンバ84の側面に挿入されてい
る。なお、接続管81cは漏斗部81bとの合流部でク
ランク状に屈曲してエアチャンバ84側の方が施肥導管
82側よりも高くなっているので、漏斗部81bから接
続管81cに落下した肥料がオーバーフローしても、そ
れがエアチャンバ84に侵入しない。 【0021】繰出ロール85は外周部に肥料保持凹部8
5a,…が形成された回転体で、この繰出ロール85は
2条単位で共通の取付軸87に取り付けられている。前
記植付クラッチケース65に設けられている施肥駆動軸
88の動力がアーム89、ロッド90、アーム91によ
って中継軸92に伝えられ、さらに中継軸92からアー
ム93、ロッド94、アーム95によって各取付軸87
に伝えられる。アーム95から取付軸87へはラチェッ
ト機構96を介して伝動するようになっているので、繰
出ロール85が一定方向に所定の角度づつ間欠的に回転
する。繰出ロール85の回転により、肥料貯蔵部80内
の肥料Fを凹部85a,…に保持させて適量づつ下方へ
落下させる。各繰出部81の肥料繰出量は繰出量調節ハ
ンドル98によって一律に調節することができる。 【0022】繰出ロール85は凹部85a,…が回転中
心の前側を通って上から下へ移動するように回転する。
そして、繰出ロール85の前側には、肥料貯蔵部80内
の肥料の自由落下を防止するとともに、凹部85aに保
持されている肥料の表面部を均すブラシ100が着脱自
在に設けられている。このブラシ100の毛の質は上側
部分と下側部分で異なっている。上側の毛100a,…
は比較的剛直な素材で作られ、その先端が繰出ロール8
5の外周面に接触する寸前に切り揃えられている。一
方、下側の毛100b,…は比較的柔軟な素材で作ら
れ、その先端が凹部85aの内部まで届く長さになって
いる。主として、上側の毛100a,…が肥料貯蔵部8
0内の肥料Fを受ける作用をし、下側の毛100b,…
が繰出ロール85の外周面に接触して凹部85aに保持
されている肥料Fの表面部を均す作用をする。毛100
a,…は下向きに撓むことができるので、ブラシ100
と繰出ロール85の間に肥料Fがかむことはない。な
お、繰出ロール85の後側は本体部ケースの後壁面に接
しており、ここから肥料貯蔵部80内の肥料が下方に落
下しないようになっている。 【0023】本体部ケースの前面部には開口部101が
形成され、この部分に肥料排出用扉102が取り付けら
れている。この扉102は軸103を支点として外側に
開閉自在に設けられており、これを開くとシャッタ10
2aが繰出ロール85の外周面に当接し、繰出ロール8
5内の肥料通路が遮断される(図3において鎖線で示
す)。その状態でブラシ100を外すと、肥料貯蔵部8
0の肥料が扉102を伝わって外部に排出されるように
なる。 【0024】エアチャンバ84は左右水平に設けられて
おり、その背面部に穿設された穴84a,…に接続管8
1c,…が挿入されている。エアチャンバ84の左端部
は吹込み口で、ここにブロア83の吹出し口83aが接
続されている。ブロア83の吸込み口83bには、エン
ジン30の後方部から空気を導く導風管105が接続さ
れている。また、エアチャンバ84の右端部には開閉自
在なシャッタ106が取り付けられている。ブロア83
を作動させると、エンジン30後方の暖気がエアチャン
バ84を通って各施肥導管82,…内に送り込まれ、施
肥導管82,…内の肥料を施肥位置の方向へ搬送すると
ともに、施肥導管82,…内を乾燥状態に保ち肥料が固
化するのを防止している。なお、エアチャンバ84はリ
ンクベースフレーム50に支持されており、施肥機5の
フレームを兼ねている。 【0025】植付作業中、肥料貯蔵部80,…の肥料が
無くなったならば、作業を中断して肥料を補給しなけれ
ばならない。また、ブロア83のスイッチを入れ忘れ、
ブロア83が回っていない状態で植付作業を行うと、施
肥導管82,…内を肥料が搬送されず、繰出部81内で
肥料詰まりが生じる。そこで、このような肥料切れとブ
ロア83のスイッチ入れ忘れを操縦者に知らせるブザー
等の警報器110が設けられている。 【0026】警報器制御回路は図6〜11のように構成
されている。図において、111は肥料減少スイッチ
で、肥料貯蔵部80,…内の肥料が一定量以上あるとき
はOFF、一定量以下のときはONになる。112は感
圧スイッチで、エアチャンバ83内の圧力に反応し、ブ
ロア83が作動しているときはOFF、作動していない
ときはONになる。113は植付クラッチスイッチで、
植付クラッチが入っているときはON、切れているとき
はOFFになる。114は警報停止スイッチで、スイッ
チを指で押すとON、スイッチから指を離すとOFFに
なる。また、115はリレーで、コイル115aに電流
が流れていないときはリレースイッチ115bが警報器
通電回路116側の接点と閉じ、コイル115aに電流
が流れるとリレースイッチ115bが保持回路117側
の接点を閉じる。 【0027】正常に植付作業を行っているときは図6の
状態にある。すなわち、植付クラッチスイッチ113は
ONであるが、肥料減少スイッチ111,…および感圧
スイッチ112がOFFであるので、警報器110は停
止している。 【0028】植付作業中に肥料貯蔵部80,…内の肥料
が一定量以下になると、肥料減少スイッチ111,…が
ONになり、警報器通電回路116に電流が流れ、警報
器110が鳴る(図7)。いずれか1個の肥料減少スイ
ッチ111がONになっただけでも警報器110が鳴
る。警報器110が鳴ったのを確認して操縦者が警報停
止スイッチ114を押す。すると、コイル115aに電
流が流れ、リレースイッチ115bが保持回路117側
に切り替わるので、警報器110の作動が停止する(図
8)。警報停止スイッチ114から指を離しても、保持
回路117は閉じたままであるので、リレースイッチ1
15bは警報器通電回路116側に戻らない。このよう
に、警報停止スイッチ114を押して警報器110を停
止させた状態で、植付作業を続行しながら、田植機を畦
際まで移動させる。 【0029】田植機が畦際まで移動したならば、植付ク
ラッチを切って植付作業を停止するとともに、走行も停
止させる。植付クラッチを切ることにより、植付クラッ
チスイッチ113がOFFになり、保持回路117が開
く。それによって、リレースイッチ115aが警報器通
電回路116側に戻り、警報停止スイッチ114による
警報器作動停止指令が解除される(図9)。しかしなが
ら、植付クラッチスイッチ113の部分で警報器通電回
路116も開いたままであるので、警報器110の作動
が停止された警報器作動停止状態になる。この停止状態
で肥料補給を行う。通常は、肥料補給と同時に苗補給も
行う。この補給作業中は、ブロア83を回したままであ
ると喧しくかつ非経済的であるので、ブロア83を停止
させておく。 【0030】肥料補給および苗補給が完了すると、走行
と植付作業を再開する。植付クラッチを入れることによ
り、植付クラッチスイッチ113がONになり、警報器
通電回路116が閉じ、前記警報器作動停止状態が解除
される。肥料補給が行われたならば、肥料減少スイッチ
111,…がOFFになっているので、警報器作動停止
状態が解除されても警報器110は鳴らないが、肥料補
給を忘れていた場合、肥料減少スイッチ111,…がO
Nのままであるので、植付クラッチを入れた途端に警報
器110が鳴る(図10)。また、ブロア83のスイッ
チを入れ忘れたまま植付作業を再開した場合も、警報器
作動停止状態が解除されることにより、警報器110が
鳴る(図11)。 【0031】警報器制御回路の作用を要約すると、植付
作業の停止動作に起因して警報器110の作動を停止し
た状態で警報停止スイッチ114による警報器作動停止
指令を解除する(第一解除)とともに、植付作業開始動
作に起因して上記警報器作動停止状態を解除する(第二
解除)。これにより、肥料補給・苗補給作業後、植付作
業を再開するときに、肥料補給忘れやブロアスイッチの
入れ忘れがあった場合にブザー等の警報器が鳴って操縦
者に異常を知らせるのである。また、警報停止スイッチ
114を押して警報器110の作動を停止させたのち、
田植機を畦際まで移動させたにもかかわらず、肥料補給
をしなければならないことを忘れ、そのまま機体を旋回
させて隣の植付条の植付作業にうつってしまった場合に
も、機体旋回時に植付クラッチを一旦切ったのち再度植
付クラッチを入れるので、第一解除および第二解除作用
がはたらいて警報器110が鳴る。本実施例では、第一
解除および第二解除を植付クラッチの入り切りに連動さ
せているが、他の植付作業停止動作、植付作業開始動作
に連動させるようにしてもよい。 【0032】 【発明の効果】以上に説明した如く、本発明にかかる施
肥機は、肥料切れによる肥料補給のため植付作業を中断
したのち植付作業を再開する際、肥料補給を忘れていた
場合又はブロアが非作動状態である場合には警報器が作
動して肥料補給忘れ又はブロアが非作動状態であること
を操縦者に知らせるので、誤って肥料切れ又はブロアが
非作動状態のまま植付作業を行うことがなくなった。な
お、ブロアが非作動状態である場合に警報器が作動する
構成としたとき、補給等のために一旦ブロアを停止し
ても、植付作業を再開する時に該ブロアが停止したまま
であると警報が発せられるので、エア切れによる肥料詰
まり等の事故を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の1実施例である乗用施肥田植機の側面
図である。 【図2】走行車体のシャシ部分の平面図である。 【図3】施肥機の側面断面図である。 【図4】施肥機の背面図である。 【図5】繰出ロールとブラシの要部の側面断面図であ
る。 【図6】警報器制御回路図である。 【図7】警報器制御回路図である。 【図8】警報器制御回路図である。 【図9】警報器制御回路図である。 【図10】警報器制御回路図である。 【図11】警報器制御回路図である。 【符号の説明】 1 乗用田植機 5 施肥機 80 貯蔵部 81 繰出部 82 施肥導管 83 ブロア 84 エアチャンバ 110 警報器 111 肥料減少スイッチ 112 感圧スイッチ 113 植付クラッチスイッチ(第一解除手段、第二解
除手段) 114 警報停止スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 野村 勝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 大内 建之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 特開 平3−103110(JP,A) 実開 昭54−170315(JP,U) 実開 昭62−30514(JP,U) 実開 昭61−15916(JP,U) 実開 昭63−165117(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 302 A01C 11/02 330 A01C 15/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 植付作業時に肥料貯蔵部内の肥料が一定
    量以下になるか、又は施肥導管内を通して施肥位置へ肥
    料を搬送するためのエアを供給するブロアが非作動状態
    であると警報を発する警報器と、手動操作により前記警
    報器の作動を停止させる警報停止スイッチとを備えた施
    肥機において、植付作業停止動作に起因して、前記警報
    器の作動を停止した状態で前記警報停止スイッチによる
    警報器作動停止指令を解除する第一解除手段と、植付作
    業開始動作に起因して前記警報器作動停止状態を解除す
    る第二解除手段とを設けたことを特徴とする施肥機。
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