JP3752696B2 - 施肥田植機 - Google Patents

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  • Fertilizing (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ブロアのエアを利用して肥料を施肥導管に供給する施肥田植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
肥料貯蔵部から繰り出される肥料を施肥位置へ導く導管内にブロアによって風(エア)を送り込み、その風の作用でもって肥料を強制的に搬送するように構成した施肥機を具備する田植機がある。この種の田植機では、植付作業を開始する時にはブロアを作動させ、肥料を確実に圃場に供給する必要があるが、このブロアを作動させることを忘れて植付作業を開始することがあった。また、苗の補給や肥料の補給等のために植付作業を停止した時は、騒音を発するブロアを一旦停止して静かな環境で補給作業を行うのが望ましいが、補給を終えて植付作業を再開する時にブロアの再作動操作を忘れることがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、植付作業を開始する時にブロアを作動させるのを忘れると、肥料貯蔵部から繰り出された肥料が施肥位置に搬送されず、圃場に肥料散布されないばかりか、施肥導管内で肥料が詰まるという問題が生じる。
【0004】
そこで本発明は、上記施肥田植機において、植付作業時にはブロアを確実に作動させるとともに、肥料詰りを抑制し、植付作業を停止した時はブロアも停止して静寂な環境を得ることができるようにすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のように構成した。すなわち、本発明、肥料を貯蔵する肥料貯蔵部と、該肥料貯蔵部内の肥料を繰り出す繰出部と、該繰出部によって繰り出された肥料を落下案内する漏斗部と、該漏斗部から供給される肥料を後側へ搬送する前後方向に向く接続管と、該接続管の後端部に接続され該接続管から肥料後側へ搬送して植付条の側部近傍の圃場位置へ導く施肥導管と、エアチャンバ及び前記接続管を介して前記施肥導管へ供給するエアを吹き出すブロアとを備えた施肥機を走行車体の後部に設 け、走行車体の後側に油圧シリンダの作動で昇降する昇降リンク装置を設け、該昇降リンク装置を介して下部にフロートを備える植付作業機を設け、前記フロートの上下動に応じて油圧バルブを作動させて植付作業機が所望の対地高さとなるよう制御する制御手段を設けた施肥田植機において、前記漏斗部内から接続管内にわたって上下方向の回転軸回りに回転する回転体を設けるとともに、植付作業機の昇降操作及び植付クラッチの入切操作が行える操作具を設け、該操作具を「植付作業機上げ」、「植付作業機固定」、「植付作業機下げ」、「植付クラッチ入り」の順及びその逆の順に操作するように構成し、かつ前記操作具の「植付作業機下げ」及び「植付クラッチ入り」の状態と、「植付作業機上げ」及び「植付作業機固定」の状態とを判別するスイッチを設けて、該スイッチの検出信号により、「植付作業機下げ」及び「植付クラッチ入り」のとき前記ブロアを作動させ、「植付作業機上げ」及び「植付作業機固定」のときブロアを停止させる制御手段を設けたことを特徴とする施肥田植機とした
【0006】
【作用】
操作具を「植付作業機固定」から「植付作業機下げ」へ操作することにより、植付作業機が下降してフロートが接地するのに先立ってブロアが作動するので、圃場の耕盤深さに拘らず接地するより前にブロアが作動することになり、肥料詰り等が生じない。また、植付作業機が下降して接地しているときには、確実にブロアが作動するので、肥料詰り等が生じない。そして、操作具を「植付作業機下げ」から「植付作業機上げ」へ操作すると、植付作業機の上昇開始と共にブロアが停止するので、植付作業機の対地浮上と共に即座にブロアを停止させることができる。しかも、繰出部で繰り出される肥料が下方へ落下案内される漏斗部内から後側へエア搬送される接続管内にわたって上下方向の回転軸回りに回転する回転体が設けられているので、漏斗部内から接続管内へかけて肥料の移送方向が大きく変化することとなるが、この部分での肥料詰り防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明にかかる施肥田植機の実施例について具体的に説明する。
【0008】
図1および図2は乗用型の施肥田植機を表している。この施肥田植機1は、走行車体2の後部に設けた昇降リンク装置3に植付作業機4が装着され、さらに走行車体2の後部上側に施肥機5が設けられている。
【0009】
走行車体2は、左右各一対の前輪10,10および後輪11,11を備えた四輪車両である。機体の前部にミッションケース12を配し、該ミッションケースの左右側面部から前輪アクスルフレーム13,13が左右側方に延ばされ、その端部に前輪ファイナルケース14,14が設けられている。この前輪ファイナルケース14,14の下側に前輪支持ケース15,15が変向可能に設けられ、その外側部から横向きに突出する前輪車軸10a,10aに前輪10,10が取り付けられている。また、ミッションケース12の背面部には左右一対の縦フレーム17,17の前端部が固着され、さらに縦フレーム17,17の後端部には横フレーム18が固着されている。そして、横フレーム18の左右中央部に軸心が前後水平に向いた後輪ローリング軸19が固定状態で嵌合し、該後輪ローリング軸の突出部に後輪フレーム20がローリング自在に支持されている。この後輪フレーム20の左右端部に後輪ギヤケース21,21が設けられ、その外側部から横向きに突出する後輪車軸11a,11aに後輪11,11が取り付けられている。ミッションケース12内の後輪駆動用動力は、伸縮自在な後輪駆動軸23,23を介して後輪ギヤケース21,21へ伝動される。
【0010】
エンジン30は縦フレーム17,17の上に設けられている。エンジン出力軸30aの回転動力は、第1ベルト伝動装置31によって油圧ポンプ32に一旦伝動され、さらにそこから無段変速式の第2ベルト伝動装置33によってミッションケース12内に伝えられる。また、エンジン30の上に取り付けられたオルタネータ35へは、第2エンジン出力軸30bから第3ベルト伝動装置36によって伝動される。
【0011】
機体上部には前寄りの位置に前輪10,10を操向するハンドル40が設けられて、また、エンジン10の上側を覆うエンジンカバー41の上に座席42が設置されている。ハンドル40の下部はステアリングポストカバー44で覆われ、その上部に各種作動状態を表示する表示パネル43が設けられている。
【0012】
エンジンカバー41およびステアリングポストカバー44の周囲は、操縦者が自由に歩行できる水平状のフロアステップ45になっている。フロアステップ45の後部45aは、後輪11,11と干渉しないよう高くなっている。さらに、フロアステップ45の左右両側部下側には、機体左右側からフロア上に乗り降りするときに使用する昇降ステップ47,47が設けられている。なお、機体前側から直接メインフロア45上に乗り降りすることも可能である。
【0013】
また、機体の左右両側には予備苗を載せておく棚状の予備苗枠48,48が設けられている。この予備苗枠48,48は図示の如く側方に拡げた作業状態と後方にたたんだ収納状態に旋回させられる。
【0014】
昇降リンク装置3は、縦フレーム17,17の後端部に固定して設けたリンクベースフレーム50に回動自在に取り付けられている上リンク51および下リンク52,52を備え、これら上下リンクの後端部に縦リンク53が連結されている。そして、縦リンク53の下端部から後方に突出する軸受部に植付作業機側に固着した連結軸54が回転自在に挿入連結され、植付作業機4が進行方向に対して左右に回動自在に装着される。昇降リンク装置駆動用の油圧シリンダ56は、その基部側が縦フレーム17,17に固着した支持部材(図示せず)に枢支され、そのピストンロッド側が上リンク51の基部に一体に設けたスイングアーム57の下端部に連結されている。油圧シリンダ56を伸縮させると昇降リンク装置3が昇降作動し、植付作業機4が一定姿勢のまま昇降するようになっている。この油圧シリンダ56は植付作業機4に設けた油圧バルブ58によって切替制御される。
【0015】
植付作業機4の昇降操作は操縦席42の側方に設けた油圧・植付レバー59で行う(図8参照)。この油圧・植付レバー59には「植付作業機上げ」「植付作業機固定」「植付作業機下げ」「植付クラッチ入」の操作位置があり、油圧・植付レバー59を「植付作業機上げ」に操作すると植付作業機4が上昇、「植付作業機固定」に操作すると植付作業機4が上げ位置で固定、「植付作業機下げ」に操作すると植付作業機4が下降、「植付クラッチ入」に操作すると植付作業機4が昇降制御状態になるとともに、植付クラッチが入って植付作業機4の各部が作動する。
【0016】
植付作業機4は、フレームを兼ねる伝動ケース60、苗を載せておく苗載台61、該苗載台上の苗を圃場面に植え付けてゆく計8個の植付装置62,…等を備えている。走行車体2のミッションケース10から伝動ケース60へは、第1植付伝動軸64、植付クラッチケース65、第2植付伝動軸66を介して伝動される。植付クラッチケース65内には、植付作業機4への伝動を入り切りする植付クラッチが内蔵されている。
【0017】
苗載台61は、前側が上位となるよう傾斜して設けられ、左右に滑動自在となっている。苗載台61は植付条数分の苗載部に仕切られており、その各苗載部ごとに苗を下方へ送る苗送りベルト68,…が設けられている。また、苗載台61の下端部に隣接して、植付装置62,…に対応させて苗取口が形成された苗受板70が固定して設けられている。伝動ケース60内の横送り機構によって苗載台61が左右に往復動させられ、苗載台上の最下段に位置する苗が順次苗取口に供給される。横1列分の苗が全て苗取口に供給されると、苗送りベルト68,…が作動して苗を下方へ送る。
【0018】
植付装置62は、横軸回りに回転する回転ケース72と、該回転ケースに取り付けられた一対の植込杆73,73とからなる。回転ケース72が回転すると、植込杆73,73が回転ケース72の回転方向と逆方向に回転し、植込杆に固定したフォーク状の苗分離爪の先端が上下に変形楕円状の閉軌跡を描くよう作動する。これにより、苗分離爪が苗載台61の苗取口に供給された苗を分離して保持し、これを圃場面に植え付ける。
【0019】
植付作業機4の下部には、センターフロート75と左右一対のサイドフロート76,76が設けられている。各フロートが泥面に接地した状態では、機体重量の一部がこの接地部で受けられる。また、各フロートを接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥面を整地しつつ滑走する。センターフロート75は中央2条の植付位置を整地する形状に設けられ、左右のサイドフロート76,76は左右3条づつの植付位置を整地する形状に設けられている。
【0020】
センターフロート75は圃場面の凹凸を検出するセンサでもあり、前記油圧・植付クラッチレバー59が「植付クラッチ入」に操作されている時、このセンターフロート75の上下動に応じて前記油圧バルブ58が作動して植付作業機4の昇降制御を行う。すなわち、センターフロート75が上動すると、油圧シリンダ56を伸ばす方向に油圧バルブ58が作動され、植付作業機4が上昇し、逆にセンターフロート75が下動すると油圧シリンダ56を縮める方向に油圧バルブ58が作動され、植付作業機4が下降するのである。
【0021】
施肥機5の構成は以下のようになっている(図3〜5参照)。すなわち、概略的には、操縦席42の後側に肥料貯蔵部80,…と繰出部81,…が設けられ、該繰出部の下部に繰り出される肥料をフレキシブルな施肥導管82,…を通して植付条の側部近傍に導くように構成されている。ブロア83から吹き出されるエアがエアチャンバ84を経由して施肥導管82,…内に送り込まれ、その風の作用でもって施肥導管82,…内を肥料を搬送するようになっている。
【0022】
肥料貯蔵部80は複数条(例えば3条)分づつが一体に形成されており、その上部に各肥料貯蔵部共通の蓋80aが設けられている。
【0023】
繰出部81は、繰出ロール85を内蔵する本体部81aと、該本体部の下側に続く漏斗部81bと、該漏斗部の下端に一体成形された前後方向を向く接続管81cとからなる。そして、接続管81cの後端部に施肥導管82が接続されているとともに、接続管81cの前端部がエアチャンバ84の側面に挿入されている。
【0024】
繰出ロール85は外周部に肥料保持凹部85a,…が形成された回転体で、この繰出ロール85は2条単位で共通の取付軸87に取り付けられている。前記植付クラッチケース65に設けられている施肥駆動軸88の動力がアーム89、ロッド90、アーム91によって中継軸92に伝えられ、さらに中継軸92からアーム93、ロッド94、アーム95によって各取付軸87に伝えられる。アーム95から取付軸87へはラチェット機構96を介して伝動するようになっているので、繰出ロール85が一定方向に所定の角度づつ間欠的に回転する。繰出ロール85の回転により、肥料貯蔵部80内の肥料Fを凹部85a,…に保持させて適量づつ下方へ落下させる。各繰出部81の肥料繰出量は繰出量調節ハンドル98によって一律に調節することができる。
【0025】
繰出ロール85は凹部85a,…が回転中心の前側を通って上から下へ移動するように回転する。そして、繰出ロール85の前側には、肥料貯蔵部80内の肥料の自由落下を防止するとともに、凹部85aに保持されている肥料の表面部を均すブラシ100が着脱自在に設けられている。このブラシ100の毛の質は上側部分と下側部分で異なっている。上側の毛100a,…は比較的剛直な素材で作られ、その先端が繰出ロール85の外周面に接触する寸前に切り揃えられている。一方、下側の毛100b,…は比較的柔軟な素材で作られ、その先端が凹部85aの内部まで届く長さになっている。主として、上側の毛100a,…が肥料貯蔵部80内の肥料Fを受ける作用をし、下側の毛100b,…が繰出ロール85の外周面に接触して凹部85aに保持されている肥料Fの表面部を均す作用をする。毛100a,…は下向きに撓むことができるので、ブラシ100と繰出ロール85の間に肥料Fがかむことはない。なお、繰出ロール85の後側は本体部ケースの後壁面に接しており、ここから肥料貯蔵部80内の肥料が下方に落下しないようになっている。
【0026】
本体部ケースの前面部には開口部101が形成され、この部分に肥料排出用扉102が取り付けられている。この扉102は軸103を支点として外側に開閉自在に設けられており、これを開くとシャッタ102aが繰出ロール85の外周面に当接し、繰出ロール85内の肥料通路が遮断される(図3において鎖線で示す)。その状態でブラシ100を外すと、肥料貯蔵部80の肥料が扉102を伝わって外部に排出されるようになる。
【0027】
また、漏斗部80b内には、漏斗部の内壁に付着した肥料粉を落とす清掃ブラシ104が設けられている。この清掃ブラシ104は、回転軸104aの周囲に線材104b,…を植設したもので、接続管80c内に設けられている羽根104cにエアチャンバ84から吹き出される肥料搬送用の風を当てて、回転軸104aを回転させるようになっている。
【0028】
エアチャンバ84は左右水平に設けられており、その背面部に穿設された穴84a,…に接続管81c,…が挿入されている。エアチャンバ84の左端部は吹込み口84bで、ここにブロア83の吹出し口83aが接続されている。ブロア83の吸込み口83bには、エンジン30の後方部から空気を導く導風管105が接続されている。また、エアチャンバ84の右端部には開閉自在なシャッタ106が取り付けられている。ブロア83を作動させると、エンジン30後方の暖気がエアチャンバ84を通って各施肥導管82,…内に送り込まれ、施肥導管82,…内の肥料を施肥位置の方向へ搬送するとともに、施肥導管82,…内を乾燥状態に保ち肥料が固化するのを防止している。なお、エアチャンバ84はリンクベースフレーム50に支持されており、施肥機5のフレームを兼ねている。
【0029】
作業終了時等に肥料貯蔵部80内の残り肥料を回収するには、前述の如く肥料排出用扉102を利用して開口部101から回収する方法とは別に、次のようにして回収してもよい。すなわち、ブロア83の吹出し口83aをエアチャンバ84の吹込み口84bから外し、その外した吹出し口83aに図6に示すような一部に枝分かれした支管108aを有するホース108を接続する。そして、支管108aを肥料貯蔵部80内に挿入させてブロア83を作動させると、支管108aから肥料貯蔵部80内の肥料が吸引され、その肥料がホース108の先端開口部から吐出される。
【0030】
ブロア83の制御回路は図8のように構成されている。図における110はブロア作動スイッチで、このスイッチは油圧・植付レバー59の操作に連動して切り替わるようになっている。ブロア作動スイッチ110は図7に示すように取り付けられており、油圧・植付レバー59が「植付作業機下げ」もしくは「植付クラッチ入」に操作されている時はアクチュエータ110aがフリー状態にあり、そのときブロア作動スイッチ110はCOM−NCになっいる。また、油圧・植付レバー59が「植付作業機上げ」もしくは「植付作業機固定」に操作されている時に係合部59aによってアクチュエータ110aが押され、そのときブロア作動スイッチ110はCOM−NOになる。また、111はリレーで、コイル111aに電流が流れていない時はリレースイッチ111bが開き、コイル111aに電流が流れるとリレースイッチ111bが閉じるようになっている。
【0031】
植付作業を行っていない時は、油圧・植付レバー59の係合部59aがアクチュエータ110aを押し続ける状態であり、ブロア作動スイッチ110はCOM−NO側に駆動され、コイル111aに電流が流れず、リレースイッチ111bが開いているのでブロア83は停止している。植付作業開始に際して油圧・植付レバー59を操作すると、係合部59aがアクチュエータ110aから離れ、ブロア作動スイッチ110はCOM−NCになり、コイル111aに電流が流れるようになり、リレースイッチ83bが閉じるので、ブロア83が作動する。
【0032】
このように、アクチュエータ110aに外力がかかる状態の時にブロア83が停止し、アクチュエータ110aがフリー状態の時にブロア83が作動する構成となっているので、仮に、ブロア作動スイッチ110の取付誤差があって、アクチュータ110aが正常に駆動しない場合、ブロア83を停止させなければならない時にブロア83が作動したままであることはあっても、ブロア83を作動させなけらばならない時にブロア83が作動しないことはない。このため、植付作業時にブロア83が作動せず、肥料詰まり等のトラブルが発生するという最悪の事態は回避することができる。
【0033】
上記スイッチは、ブロア作動スイッチに限らず、植付作業機のローリング制御用スイッチ、苗載台の苗残量が少なくなったことを知らせる苗減少スイッチ、肥料詰まりを検出する肥料詰まり検出スイッチ、肥料貯蔵部内の肥料残量が少なくなったことを知らせる肥料減少スイッチ等に利用すると有効である。
【0034】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明にかかる施肥田植機は、植付作業機が下降してフロートが接地するのに先立ってブロアが作動するので、圃場の耕盤深さに拘らず接地する直前の対地浮上した状態でブロアが作動することになり、エアチャンバ、接続管及び施肥導管での風の流れを良好にでき、ひいては施肥開始時に肥料詰りが生じるような事故を未然に防ぐことができる。そして、植付作業機の上昇開始と共にブロアが停止するので、植付作業機の上昇開始と共にブロアが停止することになり、植付作業機の対地浮上と共に即座にブロアを停止させることができ、無駄にブロアを駆動して動力を消費するようなことを防止できる。しかも、繰出部で繰り出される肥料が下方へ落下案内される漏斗部内から後側へエア搬送される接続管内にわたって上下方向の回転軸回りに回転する回転体設けられているので、漏斗部内から接続管内へかけて肥料の移送方向が大きく変化することとなるが、この部分での肥料詰りを防止でき、後側の植付作業機の苗植付位置の近傍へ円滑に肥料を導いて圃場に施用できる
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥機を装着した乗用田植機の側面図である。
【図2】走行車体のシャシ部分の平面図である。
【図3】施肥機の側面断面図である。
【図4】施肥機の背面図である。
【図5】繰出ロールとブラシの要部の側面断面図である。
【図6】残り肥料排出方法の説明図である。
【図7】ブロア作動スイッチの取付状態を表す図である。
【図8】ブロア制御回路図である。
【符号の説明】
1 施肥田植機
2 走行車体
3 昇降リンク装置
4 植付作業機
5 施肥機
56 油圧シリンダ
58 油圧バルブ
59 油圧・植付レバー
75 センターフロート
80 肥料貯蔵部
81 繰出部
81b 漏斗部
81c 接続管
82 施肥導管
83 ブロア
84 エアチャンバ
104 清掃ブラシ
104a 回転軸
110 ブロア作動スイッチ
110a アクチュエータ

Claims (1)

  1. 肥料を貯蔵する肥料貯蔵部と、該肥料貯蔵部内の肥料を繰り出す繰出部と、該繰出部によって繰り出された肥料を落下案内する漏斗部と、該漏斗部から供給される肥料を後側へ搬送する前後方向に向く接続管と、該接続管の後端部に接続され該接続管から肥料後側へ搬送して植付条の側部近傍の圃場位置へ導く施肥導管と、エアチャンバ及び前記接続管を介して前記施肥導管へ供給するエアを吹き出すブロアとを備えた施肥機を走行車体の後部に設け、走行車体の後側に油圧シリンダの作動で昇降する昇降リンク装置を設け、該昇降リンク装置を介して下部にフロートを備える植付作業機を設け、前記フロートの上下動に応じて油圧バルブを作動させて植付作業機が所望の対地高さとなるよう制御する制御手段を設けた施肥田植機において、前記漏斗部内から接続管内にわたって上下方向の回転軸回りに回転する回転体を設けるとともに、植付作業機の昇降操作及び植付クラッチの入切操作が行える操作具を設け、該操作具を「植付作業機上げ」、「植付作業機固定」、「植付作業機下げ」、「植付クラッチ入り」の順及びその逆の順に操作するように構成し、かつ前記操作具の「植付作業機下げ」及び「植付クラッチ入り」の状態と、「植付作業機上げ」及び「植付作業機固定」の状態とを判別するスイッチを設けて、該スイッチの検出信号により、「植付作業機下げ」及び「植付クラッチ入り」のとき前記ブロアを作動させ、「植付作業機上げ」及び「植付作業機固定」のときブロアを停止させる制御手段を設けたことを特徴とする施肥田植機。
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