JP3018601B2 - 苗植機 - Google Patents

苗植機

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JP3018601B2
JP3018601B2 JP3169576A JP16957691A JP3018601B2 JP 3018601 B2 JP3018601 B2 JP 3018601B2 JP 3169576 A JP3169576 A JP 3169576A JP 16957691 A JP16957691 A JP 16957691A JP 3018601 B2 JP3018601 B2 JP 3018601B2
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JP
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float
seedling
center
fertilizer
hose
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JP3169576A
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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
仁史 山崎
英二 草本
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Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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  • Transplanting Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、奇数条植えの苗植機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、奇数条植えの苗植機の
左右中央に配置するフロートは、左右中央の苗移植箇所
を整地するとともに苗植装置自動昇降用のセンサーフロ
ートを兼ねる。このフロートに、苗移植箇所の側方に施
肥するための作溝器を、該フロートの左右一方側に偏っ
た位置に設けてそれに肥料搬送用のホースを連結する
と、フロートの前部側が上下動するとき、そのホースを
屈伸させることになり、よって、その肥料搬送用のホー
スが抵抗となってフロートが左右にねじれるようなって
円滑な上下動が妨げられる。したがって、奇数条植えの
苗植機において施肥装置を設けた場合、左右中央に配置
するフロートがセンサフロートとして上下動するのが円
滑に行われにくくなって、苗植装置の自動昇降制御の精
度が低下するという問題が生じる。本発明は、このよう
な問題が生じないようにすることを課題とするものであ
る。
【0003】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、左右中央に配置したフロート16の左
右中央部の後向きに欠ぎ取られた箇所に左右中央の苗植
杆15が苗を移植する奇数条植えの苗植装置3を、油圧
シリンダ11の作動により昇降動するリンク2を介して
走行車体1の後部に装着し、前記左右中央のフロート1
6の前部側と前記油圧シリンダ11の作動を切替える弁
21,22とを連動連結して該フロート16の上下動に
より前記弁21,22が切替えられて前記油圧シリンダ
11を作動し苗植装置3を昇降する構成とし、前記左右
中央のフロート16に設けた作溝器29に施肥装置の肥
料搬送用のホース28,30を連結して左右中央の苗植
杆15が苗を移植する箇所の側方に施肥する構成とした
苗植機において、前記左右中央のフロート16の前記弁
21,22と連動連結する部位と前記作溝器29を設け
る部位とを、該フロート16を枢支する横軸18より前
側で該フロート16の左右に配置したことを特徴とする
苗植機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】この発明は、奇数条植えの苗植
機において施肥装置を設けるにあたり、左右中央のフロ
ート16にあって苗植装置3を昇降させる油圧シリンダ
11の作動を切替える弁21,22と連動連結する部位
と、施肥装置の肥料搬送用のホース28,30が連結す
る作溝器29を設ける部位とを、該フロート16を枢支
する横軸18より前側で該フロート16の左右に配置し
たものであるから、フロート16の前部側の上下動にあ
って、施肥装置の肥料搬送用のホース28,30を屈伸
させるために生じる抵抗がフロート16の左右一方側に
作用するとともに、その左右反対側には、苗植装置3を
昇降させる油圧シリンダ11の作動を切替える弁21,
22を連動させるために生じる抵抗が作用するから、左
右バランスがとれて、該フロート16のねじれが少なく
なり、よって、フロート16がセンサフロートとして円
滑に作動しやすくなって、苗植装置3の自動昇降制御の
精度が向上し、良好に苗が植付けられるようになる。
【0005】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、走行車体1の後部に上下一対のリンク2で苗
植装置3を装着して乗用型の苗植機が構成されている。
走行車体1は、中央部のエンジン4で駆動される前後そ
れぞれ一対の車輪5,6を有し、エンジン4の上には座
席7が設けられている。
【0006】リンク2は、前後が走行車体1の後端の支
柱8と取付枠9とに回動自在に取付けられている。上の
リンク2の先端からアーム10が下に伸び、シリンダ1
1から突出するピストンロッド12の端がこのアーム1
0の下端に接続している。シリンダ11の基部が走行車
体1に回動自在に取付けられ、ピストンロッド12の出
没でリンク2が先端を中心に回動し、取付枠9が同じ姿
勢で上下に移動するように出来ている。
【0007】苗植装置3は、中央部の歯車箱13、その
上に前倒れの斜に設けられて左右に移動する苗載台1
4、先端が横から見て上下に長い長円軌道で旋回して苗
載台14上の苗をその下端で欠ぎ取って下の泥面に移植
する苗植杆15、および、歯車箱13の下に設けられ
て、泥面上を滑走するフロート16で構成されている。
歯車箱13が前後方向のローリング軸17で取付枠9に
装着され、走行車体1の横に傾に応じて揺動するように
なっている。
【0008】苗載台14は、前後に長い複数のマット苗
が横並びに載せられるように構成されている。苗植杆1
5は、周知のように、ロータリ式やクランク式で構成さ
れ、上記のマット苗の数に対応するものが横並びに設け
られている。フロート16は、後端部が横軸18で歯車
箱13に回動自在に取付けられ、それぞれの苗植杆15
が苗を移植する泥面をあらかじめ整地するようになって
いる。従って、複数で構成される。そして、中央のもの
がセンサフロート16aとなり、歯車箱13から先方に
突出したアーム19の先の腰折式のリンク20で先端部
が保持されている。
【0009】前記シリンダ11の油圧による作動は、弁
箱21及びスプール22で構成される弁によりを切替え
られる。弁箱21がアーム18の先の左側に取付けら
れ、これから下に伸びるスプール22の下端がセンサフ
ロート16aの先端部に接続し、このセンサフロート1
6aの先端部の上下の移動で弁箱21とスプール22と
が摺動してシリンダ11に対する油路を切り換るように
なっている。その構成は、慣用されているので、煩雑を
避けるために省略するが、走行車体1が耕盤の深い所に
来ると、これが沈むので、センサフロート16aの先が
上る。すると、スプール22が弁箱21内に押し込ま
れ、油路が切り換ってシリンダ11がピストンロッド1
2を押し出し、リンク2が反時計方向に回動し、苗植装
置3が走行車体1に対して引き上げられる。これとは逆
に、走行車体1が耕盤の浅い所に来ると、苗植装置3が
浮き上る傾向になってセンサフロート16aの先端が下
る。すると、油路が上記とは逆に切り換って、苗植装置
3が走行車体1に対して下る。このように、耕盤の深い
浅いにかかわらず、苗植装置3が走行車体1に対して自
動的に上下に移動し、泥面(水面)を基準とする一定の
高さで推進することにより、苗の植付深さの均一化を図
るようになっている。なお、この苗植装置3は、手動操
作によっても大きく上下に移動するように構成される。
【0010】横枠23が支柱8上に取付けられ、その前
部に横長のエアチャンバ24が固定されている。肥料を
入れるホッパー25が繰出部26の上に固定され、その
中のロータ27の回転で上記の肥料が下の第1ホース2
8内に繰り出されるように出来ている。この繰出部26
は、苗植杆15による苗の移植条数に対応する数でエア
チャンバ24に横並びに設けられる。
【0011】作溝器29が繰出部26の数と同数でフロ
ート16に設けられ、これから上に伸びる第2ホース3
0の上端に上記の第1ホース28の後端が摺動自在に差
し込まれて両者が接合している。第1ホース28は、ほ
ぼ水平方向で高い繰出部26から後に伸び、第2ホース
30は、低い作溝器29から上に伸び、第1ホース28
と第2ホース30との上記の接合部が繰出部26と作溝
器29とのほぼ中間部に位置しているので、この接合部
は、上下方向の斜向になっている。そして、この接合部
は、蛇腹31で被われ、その両端がリングその他で第1
ホース28と第2ホース30とに止められている。
【0012】送風機32がエンジン4の横に設けられ、
起された風がエアチャンバ24を経てそれぞれの第1ホ
ース28の左端に達し、ロータ27が繰り出した肥料を
第1ホース28および第2ホース30を通してそれぞれ
の作溝器29に導くようになっている。前記の蛇腹31
は、それぞれのホース28,30の間から吹き出す風
と、この間に流れ込む水分を防ぐようになっている。
【0013】図2のように、苗の移植条数が奇数のもの
は、中央のセンサフロート16aの中央を後向に欠ぎ取
り、この中央に苗植杆15を位置させる。そして、セン
サフロート16の先端部の中央にリンク20を取付け、
その左右に弁箱21と作溝器29を配置する。すると、
弁箱21や第2ホース30などが互に接触しないうえ、
左右のバランスが向上する。
【0014】したがって、奇数条植えの苗植機において
施肥装置を設けるにあたり、左右中央のフロート16に
あって苗植装置3を昇降させる油圧シリンダ11の作動
を切替える弁21,22と連動連結する部位と、施肥装
置の肥料搬送用のホース28,30が連結する作溝器2
9を設ける部位とを、該フロート16を枢支する横軸1
8より前側で該フロート16の左右に配置したものであ
るから、フロート16の前部側の上下動にあって、施肥
装置の肥料搬送用のホース28,30を屈伸させるため
に生じる抵抗がフロート16の左右一方側に作用すると
ともに、その左右反対側には、苗植装置3を昇降させる
油圧シリンダ11の作動を切替える弁21,22を連動
させるために生じる抵抗が作用するから、左右バランス
がとれて、該フロート16のねじれが少なくなり、よっ
て、フロート16がセンサフロートとして円滑に作動し
やすくなって、苗植装置3の自動昇降制御の精度が向上
し、良好に苗が植付けられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 苗植機の一部を切除した側面図。
【図2】 苗植機の一部の切断背面図。
【符号の説明】
1:走行車体 2:リンク 3:苗植装置 11:油圧シリンダ 15:苗植杆 16:センサフロート 18:横軸 21:弁箱 22:スプール 28:第1ホース 29:作溝器 30:第2ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 草本 英二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 審査官 山田 昭次 (56)参考文献 特開 昭59−45808(JP,A) 特開 昭57−208913(JP,A) 特開 昭60−98907(JP,A) 実開 昭60−68920(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/00 302 A01C 11/02 A01C 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右中央に配置したフロート16の左右
    中央部の後向きに欠ぎ取られた箇所に左右中央の苗植杆
    15が苗を移植する奇数条植えの苗植装置3を、油圧シ
    リンダ11の作動により昇降動するリンク2を介して走
    行車体1の後部に装着し、前記左右中央のフロート16
    の前部側と前記油圧シリンダ11の作動を切替える弁2
    1,22とを連動連結して該フロート16の上下動によ
    り前記弁21,22が切替えられて前記油圧シリンダ1
    1を作動し苗植装置3を昇降する構成とし、前記左右中
    央のフロート16に設けた作溝器29に施肥装置の肥料
    搬送用のホース28,30を連結して左右中央の苗植杆
    15が苗を移植する箇所の側方に施肥する構成とした苗
    植機において、前記左右中央のフロート16の前記弁2
    1,22と連動連結する部位と前記作溝器29を設ける
    部位とを、該フロート16を枢支する横軸18より前側
    で該フロート16の左右に配置したことを特徴とする苗
    植機
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US5801008A (en) * 1995-05-31 1998-09-01 Kyowa Medex Co., Ltd. Method of quantitative determination of peroxide, a peroxidation-active substance or a pyrazolopyridopyridazine derivative
JP7319232B2 (ja) * 2020-07-09 2023-08-01 株式会社クボタ 圃場作業機

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