JP3503185B2 - 苗植機 - Google Patents
苗植機Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、苗植機のフロ−トに
関するもので、乗用苗植機に利用できる。 【0002】 【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】実
開昭59−98712号公報のように、幅広い均平部の
後側にフロ−トを複数形成する苗植機のフロ−トでは、
このフロ−ト身の底面に泥抜溝を形成するため、泥抜溝
が長くなり、泥抜抵抗も大きく、泥押作用が大きい。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、車輪1の後
側をフロ−ト2で滑走均平しながら均平跡の土壌面に苗
植付装置3による苗植を行わせる苗植機において、前記
フロ−ト2は、4条の苗植付位置Aを均平する均平部4
の左右両側部から後方へ長く突出する左右のフロ−ト身
6を形成し、均平部4の中間部には前記左右のフロ−ト
身6の内側に位置して後方へ突出する中間均平部57を
形成し、左右のフロ−ト身6を各々左右両側の苗植付位
置A間の前後に亘る構成とし、中間均平部57を左右の
フロ−ト身6の内側の苗植付位置A間で且つ該苗植付位
置A近くまで後方へ突出させて構成すると共に、該中間
均平部57の底面に泥抜き案内する泥抜溝5を形成して
なる苗植機の構成とする。 【0004】 【作用、および発明の効果】車体の後部で土壌面を滑走
する苗植装置のフロ−ト2は、車輪1の踏跡を滑走しな
がら均平にする。フロ−ト2の均平部4で均平にされた
土壌面には左右の各フロ−ト身6の両側部の位置Aに苗
植付装置3による苗植付作用が行われ、一フロ−ト2当
り四条の苗植付Aが行われる。このフロ−ト2の前側で
押される泥土は、左右中央部で苗植付位置A近くまで後
方へ突出する中間均平部57底面の泥抜溝5に案内され
て、左右各フロ−ト身6間の中間部で苗植付条A間内に
位置した開溝7部から後側へ向けて放流される。 【0005】このため、左右のフロ−ト身6間の広幅域
中央部において、比較的短かい長さの泥抜溝5によって
泥抜を行うものであるから、泥抜抵抗が小さくて円滑な
泥抜きを行いつつ、広範囲にわたって適確な整地がで
き、また、左右外側への泥水の押出しも少い。また、フ
ロ−ト接地面が大きく、表土面の植付部支持力が増大
し、上下・左右の表土面追従性が向上する。 【0006】 【実施例】苗植機は、トラクタ車体8の前後に左右一対
の前車輪9と後車輪10とを軸装して、操縦席11下に
搭載のエンジンEによって駆動走行する四輪駆動走行形
態とし、この車体8の後方に平行リンク機構12によっ
て昇降自在に多条植の苗植装置13を連結し、動力取出
軸PTOによる連動によって苗植付伝動を行う。14は
エンジンEから油圧ポンプPのポンプ軸を駆動するベル
ト、15はこのポンプ軸からミッションケ−ス16の入
力軸を駆動するベルト、17はミッションケ−ス16内
の伝動機構から左右の後車輪10を駆動する連動軸、1
8はステアリングハンドルで、操向ア−ム19及びロッ
ド20等を介して前車輪9を操向連動する。 【0007】後車輪10は、車体8後端のロ−リング軸
21回りに揺動自在のアクスルフレ−ム22両端部にア
クスルケ−ス23を介して軸装され、この左右の車軸2
4には後車輪10及び外側の補助車輪25をトレッド位
置調節自在にして配置する。 【0008】苗植装置13は、前記平行リンク機構12
の後端にロ−リング制御自在に連結する苗植フレ−ム2
6を主体として、この苗植フレ−ム26は前記動力取出
軸PTOから連動される苗植伝動機構を内装する伝動ケ
−スを兼用し、この苗植フレ−ム26の下側には左右一
対のフロ−ト2が、前記後車輪10及び補助車輪25の
後側に対向して配置する。 【0009】苗植フレ−ム26の上側には、ポット苗B
を有する苗箱Cを供給する上下二段の苗供給台27、こ
の苗供給台27から一枚毎苗箱Cを繰出して下方へ案内
する苗箱通路28、この苗箱通路28の苗箱Cを間欠的
に繰出横送り爪29及び停止する苗係止爪30、この苗
係止爪30が苗箱Cを係止している間に、苗箱Cのポッ
ト31底から押出ロッド32を突き刺してポット苗Bを
後側へ押出分離する苗押出装置33、及びこの押出装置
33で押出分離された横並びのポット苗B列を受けて下
方の苗送りベルト34上面に載せ替える苗載替装置35
等を配置する。 【0010】又、この苗箱通路28の下端部に連通して
一連の空箱通路36を設け、これら通路28,36は側
面視U字状に形成され、前記苗押出装置33でポット苗
Bを押出分離された空箱Cを送り出し案内する。この空
箱通路36の上端部は前記苗供給台27の下側に取付け
られる空箱収容棚37にのぞみ、空箱Cを積重保持す
る。 【0011】前記苗送りベルト34は、左右一対で各々
外側へ回転して両側部の苗植付装置38の作動軌跡内に
ポット苗Bを送り出す。一枚の苗箱Cから押出分離され
るポット苗Bは、左右一対の苗植付装置3によって二条
の植付条数として苗植付される。苗植装置13はこのよ
うな苗植ユニットとして左右方向に四組並列して配置さ
れ、合計八条の苗植付条数とする構成としている。 【0012】前記フロ−ト2は、左右一対の構成で、各
フロ−ト2毎に四条植の苗植付位置Aを均平し、二組宛
ての苗植装置を支持分担するように配置される。各フロ
−ト2は、幅広い均平部4が前部に形成されて、この左
右両側後部に後方へ長く突出させるフロ−ト身6を有
し、このフロ−ト身6の左右両側部に前記左右一対の苗
植付位置Aが作用しうるように苗植付装置3を設定す
る。この苗植付位置Aは、前方の均平部4の左右張出部
によって均平される幅内にあって、これら均平部4とフ
ロ−ト身6との間には、このフロ−ト身6の側縁を切込
ませた凹部39を形成し、この凹部39に施肥装置40
から施肥パイプを経て繰出される肥料を施肥案内する施
肥ガイド41を設けている。 【0013】このようなフロ−ト2の底面には、前記均
平部4の左右中間部に前側から後側に向けて漏斗状に絞
った形状の泥抜溝5を形成し、この泥抜溝5の後端開溝
7を、左右のフロ−ト身6間の中間部で、苗植付位置A
間の間隔幅内に対向させる。具体的には、均平部4の中
間部を後方へ突出させて、この中間均平部57の下面に
前記泥抜溝5を苗植付位置Aに対向する位置近くにまで
後方へ突出させて延長させる。又、左右のフロ−ト2間
の間隔部には、前側にゴム板等からなる均平板58を苗
植フレ−ム26の一部に取付けて構成し、間隔部におけ
る泥土の集中を防止する。水の流れをこれらフロ−ト2
の均平部4と均平板58との間を通して後方へ抜きなが
ら全幅に亘って土壌面を均平できる。 【0014】前記前車輪9、及び後車輪10は、前後に
ほぼ同対応位置にあって、この後車輪10の直後側にフ
ロ−ト2の泥抜溝部5の中央部が位置するように配置さ
れ、補助車輪25を有するときは、この補助車輪25の
直後側に外側のフロ−ト身6及びこの前部の均平部4を
対向させて、車輪跡を均平しうる配置構成とする。 【0015】各フロ−ト2は、後部のフロ−ト身6の上
部を苗植フレ−ム26と一体の横棒42に対して上下回
動自在に枢支43し、これら左右のフロ−ト2の前上部
間を連結する連結杆44の中央部と、前記苗植フレ−ム
26に一体の支持フレ−ム45との間に切替バルブ46
を設け、前記車体8と平行リンク機構12との間に設け
られる油圧昇降シリンダ−47を伸縮するように構成
し、フロ−ト2の上下動によって苗植装置13を昇降さ
せて、このフロ−ト2の接地圧をほぼ一定に維持するよ
うに昇降制御する。 【0016】なお、前記平行リンク機構12と支持フレ
−ム45との間には中立位置復帰用のばね48を設け、
ロ−リングの中立位置を保持させる。49は駆動軸で、
ベルクランク50を回動させて、前記苗送り爪29を往
復作動すると共に、この苗送り爪29による繰出時の苗
箱C位置を係止爪30で係止するように連動する。苗箱
Cは、図8のように合成樹脂材から成形されて、可撓性
を有し、ポット31を縦横に列状に並べて形成し、各ポ
ット31に土壌を充填し、播種育苗するものである。各
ポット31の底部には前記押出ロッド32の挿通しうる
押出穴を形成している。この苗箱Cの左右両側部にポッ
ト31の縦並び方向のピッチと同ピッチの係合穴51を
形成し、この係合穴51に前記苗送り爪29及び係止爪
30を係合させて、苗箱Cの間欠的送り出や、係止によ
る位置決め等を行いうる。 【0017】又、前記駆動軸49からは、苗載替装置3
5の平行リンク52を上下回動するように連動する。駆
動軸53からはロッド54、ピニオン55、ラック56
等を連動して、押出ロッド32を前後動する。 【0018】施肥装置40は、操縦席11の後側に搭載
されて、播種パイプ(図面省略)で前記各施肥ガイド4
1に案内する。 【0019】図9〜図11において、上例と異なる点
は、苗箱送りレバ−59の揺動によってプランジャポン
プ60を作動して、苗送りベルト34に散水する。プラ
ンジャポンプ60を駆動するための特別のモ−タ等を要
せず構成簡単であリ、エンジンEを駆動しなくても手動
操作できるから、掃除用の散水もできる。 【0020】苗箱送りレバ−59は、苗植フレ−ム26
に設けられて、前記ベルクランク50を手動回動できる
ように連動している。プランジャポンプ60はこの苗箱
送りレバ−59の回動圏に位置して苗植フレ−ム26a
一部に取付けられ、プランジャ61をばね62に抗して
押すことにより、車体8上に搭載のタンク63内の水を
パイプ64を経て吸入しながら、苗送りベルト34上に
取付られる散水ノズル65から、前記苗送りベルト34
の上面に散水する。
関するもので、乗用苗植機に利用できる。 【0002】 【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】実
開昭59−98712号公報のように、幅広い均平部の
後側にフロ−トを複数形成する苗植機のフロ−トでは、
このフロ−ト身の底面に泥抜溝を形成するため、泥抜溝
が長くなり、泥抜抵抗も大きく、泥押作用が大きい。 【0003】 【課題を解決するための手段】この発明は、車輪1の後
側をフロ−ト2で滑走均平しながら均平跡の土壌面に苗
植付装置3による苗植を行わせる苗植機において、前記
フロ−ト2は、4条の苗植付位置Aを均平する均平部4
の左右両側部から後方へ長く突出する左右のフロ−ト身
6を形成し、均平部4の中間部には前記左右のフロ−ト
身6の内側に位置して後方へ突出する中間均平部57を
形成し、左右のフロ−ト身6を各々左右両側の苗植付位
置A間の前後に亘る構成とし、中間均平部57を左右の
フロ−ト身6の内側の苗植付位置A間で且つ該苗植付位
置A近くまで後方へ突出させて構成すると共に、該中間
均平部57の底面に泥抜き案内する泥抜溝5を形成して
なる苗植機の構成とする。 【0004】 【作用、および発明の効果】車体の後部で土壌面を滑走
する苗植装置のフロ−ト2は、車輪1の踏跡を滑走しな
がら均平にする。フロ−ト2の均平部4で均平にされた
土壌面には左右の各フロ−ト身6の両側部の位置Aに苗
植付装置3による苗植付作用が行われ、一フロ−ト2当
り四条の苗植付Aが行われる。このフロ−ト2の前側で
押される泥土は、左右中央部で苗植付位置A近くまで後
方へ突出する中間均平部57底面の泥抜溝5に案内され
て、左右各フロ−ト身6間の中間部で苗植付条A間内に
位置した開溝7部から後側へ向けて放流される。 【0005】このため、左右のフロ−ト身6間の広幅域
中央部において、比較的短かい長さの泥抜溝5によって
泥抜を行うものであるから、泥抜抵抗が小さくて円滑な
泥抜きを行いつつ、広範囲にわたって適確な整地がで
き、また、左右外側への泥水の押出しも少い。また、フ
ロ−ト接地面が大きく、表土面の植付部支持力が増大
し、上下・左右の表土面追従性が向上する。 【0006】 【実施例】苗植機は、トラクタ車体8の前後に左右一対
の前車輪9と後車輪10とを軸装して、操縦席11下に
搭載のエンジンEによって駆動走行する四輪駆動走行形
態とし、この車体8の後方に平行リンク機構12によっ
て昇降自在に多条植の苗植装置13を連結し、動力取出
軸PTOによる連動によって苗植付伝動を行う。14は
エンジンEから油圧ポンプPのポンプ軸を駆動するベル
ト、15はこのポンプ軸からミッションケ−ス16の入
力軸を駆動するベルト、17はミッションケ−ス16内
の伝動機構から左右の後車輪10を駆動する連動軸、1
8はステアリングハンドルで、操向ア−ム19及びロッ
ド20等を介して前車輪9を操向連動する。 【0007】後車輪10は、車体8後端のロ−リング軸
21回りに揺動自在のアクスルフレ−ム22両端部にア
クスルケ−ス23を介して軸装され、この左右の車軸2
4には後車輪10及び外側の補助車輪25をトレッド位
置調節自在にして配置する。 【0008】苗植装置13は、前記平行リンク機構12
の後端にロ−リング制御自在に連結する苗植フレ−ム2
6を主体として、この苗植フレ−ム26は前記動力取出
軸PTOから連動される苗植伝動機構を内装する伝動ケ
−スを兼用し、この苗植フレ−ム26の下側には左右一
対のフロ−ト2が、前記後車輪10及び補助車輪25の
後側に対向して配置する。 【0009】苗植フレ−ム26の上側には、ポット苗B
を有する苗箱Cを供給する上下二段の苗供給台27、こ
の苗供給台27から一枚毎苗箱Cを繰出して下方へ案内
する苗箱通路28、この苗箱通路28の苗箱Cを間欠的
に繰出横送り爪29及び停止する苗係止爪30、この苗
係止爪30が苗箱Cを係止している間に、苗箱Cのポッ
ト31底から押出ロッド32を突き刺してポット苗Bを
後側へ押出分離する苗押出装置33、及びこの押出装置
33で押出分離された横並びのポット苗B列を受けて下
方の苗送りベルト34上面に載せ替える苗載替装置35
等を配置する。 【0010】又、この苗箱通路28の下端部に連通して
一連の空箱通路36を設け、これら通路28,36は側
面視U字状に形成され、前記苗押出装置33でポット苗
Bを押出分離された空箱Cを送り出し案内する。この空
箱通路36の上端部は前記苗供給台27の下側に取付け
られる空箱収容棚37にのぞみ、空箱Cを積重保持す
る。 【0011】前記苗送りベルト34は、左右一対で各々
外側へ回転して両側部の苗植付装置38の作動軌跡内に
ポット苗Bを送り出す。一枚の苗箱Cから押出分離され
るポット苗Bは、左右一対の苗植付装置3によって二条
の植付条数として苗植付される。苗植装置13はこのよ
うな苗植ユニットとして左右方向に四組並列して配置さ
れ、合計八条の苗植付条数とする構成としている。 【0012】前記フロ−ト2は、左右一対の構成で、各
フロ−ト2毎に四条植の苗植付位置Aを均平し、二組宛
ての苗植装置を支持分担するように配置される。各フロ
−ト2は、幅広い均平部4が前部に形成されて、この左
右両側後部に後方へ長く突出させるフロ−ト身6を有
し、このフロ−ト身6の左右両側部に前記左右一対の苗
植付位置Aが作用しうるように苗植付装置3を設定す
る。この苗植付位置Aは、前方の均平部4の左右張出部
によって均平される幅内にあって、これら均平部4とフ
ロ−ト身6との間には、このフロ−ト身6の側縁を切込
ませた凹部39を形成し、この凹部39に施肥装置40
から施肥パイプを経て繰出される肥料を施肥案内する施
肥ガイド41を設けている。 【0013】このようなフロ−ト2の底面には、前記均
平部4の左右中間部に前側から後側に向けて漏斗状に絞
った形状の泥抜溝5を形成し、この泥抜溝5の後端開溝
7を、左右のフロ−ト身6間の中間部で、苗植付位置A
間の間隔幅内に対向させる。具体的には、均平部4の中
間部を後方へ突出させて、この中間均平部57の下面に
前記泥抜溝5を苗植付位置Aに対向する位置近くにまで
後方へ突出させて延長させる。又、左右のフロ−ト2間
の間隔部には、前側にゴム板等からなる均平板58を苗
植フレ−ム26の一部に取付けて構成し、間隔部におけ
る泥土の集中を防止する。水の流れをこれらフロ−ト2
の均平部4と均平板58との間を通して後方へ抜きなが
ら全幅に亘って土壌面を均平できる。 【0014】前記前車輪9、及び後車輪10は、前後に
ほぼ同対応位置にあって、この後車輪10の直後側にフ
ロ−ト2の泥抜溝部5の中央部が位置するように配置さ
れ、補助車輪25を有するときは、この補助車輪25の
直後側に外側のフロ−ト身6及びこの前部の均平部4を
対向させて、車輪跡を均平しうる配置構成とする。 【0015】各フロ−ト2は、後部のフロ−ト身6の上
部を苗植フレ−ム26と一体の横棒42に対して上下回
動自在に枢支43し、これら左右のフロ−ト2の前上部
間を連結する連結杆44の中央部と、前記苗植フレ−ム
26に一体の支持フレ−ム45との間に切替バルブ46
を設け、前記車体8と平行リンク機構12との間に設け
られる油圧昇降シリンダ−47を伸縮するように構成
し、フロ−ト2の上下動によって苗植装置13を昇降さ
せて、このフロ−ト2の接地圧をほぼ一定に維持するよ
うに昇降制御する。 【0016】なお、前記平行リンク機構12と支持フレ
−ム45との間には中立位置復帰用のばね48を設け、
ロ−リングの中立位置を保持させる。49は駆動軸で、
ベルクランク50を回動させて、前記苗送り爪29を往
復作動すると共に、この苗送り爪29による繰出時の苗
箱C位置を係止爪30で係止するように連動する。苗箱
Cは、図8のように合成樹脂材から成形されて、可撓性
を有し、ポット31を縦横に列状に並べて形成し、各ポ
ット31に土壌を充填し、播種育苗するものである。各
ポット31の底部には前記押出ロッド32の挿通しうる
押出穴を形成している。この苗箱Cの左右両側部にポッ
ト31の縦並び方向のピッチと同ピッチの係合穴51を
形成し、この係合穴51に前記苗送り爪29及び係止爪
30を係合させて、苗箱Cの間欠的送り出や、係止によ
る位置決め等を行いうる。 【0017】又、前記駆動軸49からは、苗載替装置3
5の平行リンク52を上下回動するように連動する。駆
動軸53からはロッド54、ピニオン55、ラック56
等を連動して、押出ロッド32を前後動する。 【0018】施肥装置40は、操縦席11の後側に搭載
されて、播種パイプ(図面省略)で前記各施肥ガイド4
1に案内する。 【0019】図9〜図11において、上例と異なる点
は、苗箱送りレバ−59の揺動によってプランジャポン
プ60を作動して、苗送りベルト34に散水する。プラ
ンジャポンプ60を駆動するための特別のモ−タ等を要
せず構成簡単であリ、エンジンEを駆動しなくても手動
操作できるから、掃除用の散水もできる。 【0020】苗箱送りレバ−59は、苗植フレ−ム26
に設けられて、前記ベルクランク50を手動回動できる
ように連動している。プランジャポンプ60はこの苗箱
送りレバ−59の回動圏に位置して苗植フレ−ム26a
一部に取付けられ、プランジャ61をばね62に抗して
押すことにより、車体8上に搭載のタンク63内の水を
パイプ64を経て吸入しながら、苗送りベルト34上に
取付られる散水ノズル65から、前記苗送りベルト34
の上面に散水する。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の一部の平面図。
【図2】側面図。
【図3】フロ−ト部の側面図。
【図4】フロ−ト部の斜視図。
【図5】昇降シリンダ−の油圧回路図。
【図6】苗植装置の正面図。
【図7】苗植装置の側面図。
【図8】苗箱の斜視図。
【図9】散水ノズルを有する苗植装置部の背面図。
【図10】散水部の側面図。
【図11】散水ノズルを有する苗植装置部の側面図。
【符号の説明】
1 車輪
2 フロ−ト
3 苗植付装置
4 均平部
5 泥抜溝
6 フロ−ト身
7 開溝57 中間均平部
A 苗植付位置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 福島 寿美
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(72)発明者 鳥津 龍之
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(72)発明者 矢野 真一郎
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(72)発明者 徳田 悟
愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農
機株式会社 技術部内
(56)参考文献 特開 昭54−80820(JP,A)
特開 昭59−25608(JP,A)
特開 平4−190709(JP,A)
実開 昭59−98712(JP,U)
実開 昭62−91921(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01C 11/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 車輪1の後側をフロ−ト2で滑走均平し
ながら均平跡の土壌面に苗植付装置3による苗植を行わ
せる苗植機において、前記フロ−ト2は、4条の苗植付
位置Aを均平する均平部4の左右両側部から後方へ長く
突出する左右のフロ−ト身6を形成し、均平部4の中間
部には前記左右のフロ−ト身6の内側に位置して後方へ
突出する中間均平部57を形成し、左右のフロ−ト身6
を各々左右両側の苗植付位置A間の前後に亘る構成と
し、中間均平部57を左右のフロ−ト身6の内側の苗植
付位置A間で且つ該苗植付位置A近くまで後方へ突出さ
せて構成すると共に、該中間均平部57の底面に泥抜き
案内する泥抜溝5を形成してなる苗植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003194A JP3503185B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 苗植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11003194A JP3503185B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 苗植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07312933A JPH07312933A (ja) | 1995-12-05 |
JP3503185B2 true JP3503185B2 (ja) | 2004-03-02 |
Family
ID=14525363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11003194A Expired - Fee Related JP3503185B2 (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 苗植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3503185B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6354368B2 (ja) * | 2014-06-18 | 2018-07-11 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
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