JPS59151804A - 施肥田植機の作溝装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、施肥田植機の作溝装置に関するものである
。

所定の植付軌跡上を揺動しつつ、苗タンクに保持されて
いる苗を土壌中に植え付けてゆく植付装置と、該植付装
置による植付ラインの側方に施肥用の凹部を形成する作
溝器、および該作溝器によって形成さｆ′した凹邪内へ
肥料、薬剤等を供給する施肥装荷をそなえた施肥田植機
が開発されている。

上記従来の施肥田植機では、作溝器がフロートの側部あ
るいは裏部に一体的に装着さ几ていたので、土壌表面の
雑草やわら屑等が作溝器に引掛り易く、また、作溝器に
かかる走行抵抗のためにフロートの昇降動が円滑になら
ず的確な整地機能が行なわれないという欠点があった。

　これを改良するものとして、作溝器とフロートとを別
個に支持するとともに、フロートの上下調節装置と作溝
器との間にフロートの上下調節に伴って作溝器を同上下
方向に移動させる連動機構を設けた施肥田植機が開発さ
几ており、これによって上記のような問題は解決さ几る
が、この装置においても、フロートと作溝器とが別個に
支持さ肛ているため、フロートの向い角すなわち前後方
向における傾きを調節した場合に作溝器の下方への突出
量が変化し、良好な作業状態が維持できなくなるという
問題があった。

この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、作溝器を
フロートの上下動とともに上下動するように設けるとと
もに、フロートの向い角調節時にも作溝器をフロートと
ともに上下動させることによって、向い角調節に伴う前
記問題を解決するものである。

すなわち、不発明にかかる施肥田植機は、圃面上を滑走
しつつ浮力の増減を検出する検出フロートをそなえ、該
検出フローｌ−は後部が機体に設けた支持枠に上下に回
動自在に枢着されるとともに、前部が浮力検出手段を介
して上下位置調節可能な前部支持部材に連結された田植
機において、前記前部支持部材を介して前記検出フ凸−
トの前後方向の傾きを調節することのできる向い角調節
手段を設けるとともに、苗植付ラインの側部に施肥用の
溝全形成する作溝器をフロートの底面よりも下方へ突出
させて設け、該作溝器を前記前部支持部材に取り付けた
ことを特徴としている。　以下、図面にあられされた実
施例について説明するＯ第１図は、不発明にがかる作溝
装置をそなえた乗用式施肥田植機の１例をあられす側面
図であり・この施肥田植機Ａは、乗用牽引車体１のミソ
・ンヨンケース２の前部に：Ｆ−／ジノ台３が取り付け
られ、該ミツンヨンケース２の左右両側には後方へ突出
スルチェーンケース４が設けられている。　チェーンケ
ース４には後輪５が取り付けられており、前記ニシジン
台３の左右両側下′部に前輪６が変向可能に設けられて
いる。　７はボンネットでエンジン台３上に搭載したエ
ンジンを覆っている０８は座席で、前記左右のチェーン
ケース４を互いに連結する背面視門型の枠体９上に設け
られている。　この嘔席８の左右両側に予備苗載置台１
３がそれぞれ外方へ張出するように設けられているＯ１
４は突起枠で、左右のチェーンケース４を」単結する連
結パイプ１５に基部が取り付けらｔｚｚ　ｍＪ記門型の
枠体９の内側にあって上方へ突出し７ている。　１６は
上リンク、１７Ｕ下リンクであって、上リンク１６は前
記左右の突起枠１４の内側に１個設けられて、その基部
が該両突起枠１４間に設けたピン１８によって上下に回
動自在に枢着されている。　また、下リンク１７は左右
に１対設けられ、その基部が両突起枠１４の外側に設け
た突起ピン１９によってそれぞハロ動自在に枢着されて
いる。　　これら上リンク１６と下リンク１７の後端部
には、下部が左右の下リンク１７を連結するピン２１に
取り付けられ、上部が上リンク１６にピン止めされた連
結枠２０が設けられて、平行リンク装置を構成している
。　２４は作動装置で、油圧シリンダ２４ａの基部を前
記ミッションケース２に枢着し、油圧ビス）／２４ｂの
先端ｋ　１ｉｉｌ　肥土リンク１６に一体に設けたアー
ム２５に枢着して、ピストンの突出によって上リンク１
６を上方へ振り上げるように構成している。

２６は施肥田植装置で、田植機枠を兼ねる伝動ケース２
７の前方上部に、前側が上位となるように傾斜した苗載
置台２８が左右に往復動するように設けられている。　
伝動ケース２７の後方下部ｖＣｕ　、先端に苗植付爪３
０を固着した苗植付杆３１と、該植付杆３１をその先端
部が楕円軌道を描くように揺動させる揺動クランク３２
をそなえた植付装置３３が設けら几でいる。　伝動ケー
ス２７の下方には、中央フロート３４と左右１対の側部
フロート３５がそｎぞれ上下方向に回動可能に設けられ
ている。　３６は中央フロート３４の上下位置を検知す
る検知油圧バルブであって、中央フロート３４が上動し
てこの油圧バルブ３６のスプールを押し上げると前記ピ
ストン２４ｂが突出し、逆に中央フロート３４が下向き
に回動すると上記ピストン２４ｂが引込むように構成さ
れている。

すなわち、中央フロー　ト３４　ｊｒ、浮力の増減を検
出する検出フロートであり、油圧バルブ３６（は浮力検
出手段として働く。　　３７はローリング軸で、施肥田
植装置２６が該ローリング軸３７によって回動自在に連
結されている。　なお、前記伝動ケース２７には、図示
しない伝動軸によって乗用牽引車体１から回転動力が伝
達され、この動力によって前記植付装置３３が駆動され
る。

フロート３４．３５を支持する支持枠４０は、平面視概
略コ字形に形成された伝動ケース２７によって支承され
た回動基軸４１と、該回動基軸４１から後方下向きに突
設した側部アーム４２，４２、・・・および中央アーム
４３をそなえている。　側部アーム４２の後端部には、
側部フロート３５゜３５がその前後方向の中間部で枢着
（Ｐ）され、中央アーム４３の後端部には中央フロート
３４の後端部が枢着（Ｐ′）されている。　回動基軸４
１には該基軸回動用の回動アーム４４が一体に設けられ
、これに上下調節用レバー４５が連結されている。

上下調節用レバー４５は上下方向に回動可能に支持され
ており、自動車等のチェンジレバーのように、案内板４
６の溝４７に沿って移動させ、所望の位置で固定するこ
とができるようになっている。

この上下調節用レバー４５を操作することにより、回動
基軸４１を中心として支持枠４０を上下に回動させるこ
とができ、これに取り付けられているフロートの上下位
置全適宜調節することができる。

伝動ケース２７の前部にはコ字形の油圧バルブ取付部材
５０が一ヒ下動自在に枢着（Ｑ）されている。

油圧バルブ取付部材５０は、中央フロート３４の前部全
支持する前部支持部材として働くもので、その前部には
長穴５１つきの吊り具５２が枢着さ几でおり、中央フロ
ート３４の前部が上記長穴５１に挿入したビン５３によ
って該吊り具５２に連結されている。　また、油圧バル
ブ取付部材５０の中間部には、前記浮力検出手段である
油圧バルブ３６が取り付けられており、該油圧バルブ８
６の下端部は中央フロート３４に取り付けられている。

この油圧バルブ取付は位置よりやや前方位置には縦方向
の長穴５４が穿設さ几、これに左右に突出する支持杆５
５が挿通されている。　支持杆５５は上記長穴５４の範
囲内で上下位置全調節することができ、ナツト５６を締
め付けることによって適当な位置で固定することができ
る。　この支持杆５５の端部には後方下向きに突出する
支持アーム５７が一体に設けられるとともに、該支持ア
ーム５７の端部に一体に設けた横棒５９に作溝器６０が
固着されている。　作溝器６（ｌｊ平面視コ字状に折り
曲げた上下に長い板体からなり、苗植付杆３１による苗
植付ラインの側Ｂｖｃ、その下端部が７０−４８４の底
部よりも下方に突出するように支持されている。　この
作溝器６ｏには、施肥装置６５の輸送管６６が、その下
端部を該作溝器６゜によって圃場に形成される溝内に臨
ませるようにして取り付けられている。　施肥袋＃６５
としては、貯蔵室６７と繰出しロール６８をそなえた通
常播種機として使用される装置が採用されており、その
繰出し口６９が前記輸送管によって作溝器内部に接続さ
れている。　なお、施肥装置６５は連結枠２０の上端部
に固着した支持棒７ｏによって支持され、伝動ケース２
７内の動力装置がらプーリ７１，７２．７３およびベル
ト７４．７５を介して伝達される回転動カによってその
繰出しロール６８が回転させられる。

前記油圧バルブ取付部材５ｏの後端部には、枢着点Ｑの
位置からカギ形に下向きに突出する連結アーム７６が一
体に設けられ、この連結アーム７６が前記フロート用支
持枠４ｏの回動基軸４１に一体に設けた突出片７７に連
結具７９に裏って連結されている。　連結具７９の中間
部には向い角調節手段であるターンバックル８０が介装
されている。　向い角調節手段としては、図示例のター
ンバックルのほか、連結具７９の長さを適宜調節するこ
とのできる他の手段を採用してもよい。

この施肥田植機の使用に際しては、作溝器６０によって
圃場の苗植付ラインの側部に溝が形成され、この溝に粒
状の肥料が投入されるとともに、苗載置台２８上の苗が
フロート３５によって整地さｆｌ、た圃場に逐次植え付
けられてゆく。　作業中、耕盤の深さが変化したときは
、検出フロート３４の受ける浮力が変化するため、浮力
検出手段である油圧バルブ３６のスプールが伸縮し、油
圧シリンダ２４ａが伸縮して施肥田植装置２６全体を耕
盤の深さに適応するように上下動させる。

また、フロートの上下位置は、植付深さ調節レバーであ
る上下調節用レバー４５を操作することによって調節す
ることができる。　すなわち、上下調節用レバー４５を
操作す几ば、回動アーム４４が上下に回動し、回動基軸
４１を回動させるので、側部アーム４２と中央アーム４
８とが一体となって上下に回動し、両側部フロート８５
．８５および中央フロート３４を上下動させる。　回動
基軸４１が回動すれば、連結具７９によって連結されて
いる油圧バルブ取付部材５０も枢着点Ｑｌ中心として上
下に回動するので、４個の作溝器６０が一体となって上
下動する。　このためフロート３５と作溝器６０との上
下位置関係が常に一足に保たれるのである。

つぎに、ターンバックル８０を回ワせハ、フロートの上
下位置を固定したま−まで中央フロート３４の向い角α
を調節することができる。　この調節によって中央フロ
ートの受ける抵抗が変化するので、圃場の状態に応じて
好ましい角度に段重すればよい、〕　この施肥田植機で
は、向い角調節に際して、作溝器６０が中央フロート３
４の前部トともに上下動するので、上記向い角調節によ
る作溝深さの狂いが生じず、常に適正な施肥条件を維持
することができるのである。

以上に説明したように、不発明にかかる施肥田植機の作
溝装置は、圃場に施肥用の溝を形成する作溝器を、フロ
ートの向い角調節時にフロートとともに上下動させるよ
うに構成したので、向い角調節による作溝深さの狂いを
防止し、常に好ましい作業条件を維持することが可能と
なった。

【図面の簡単な説明】

第１図は施肥田植機の側面図、第２図は一部を省略した
平面図、第３図は要部の拡大図である。 図はいずれも実施例をあられす。 １・・・乗用牽引車体、２・・・ミッンヨンヶース、４
・・・チェーンケース、５・・・後輪、２４ａ・・・ｍ
　圧ン’Ｊンダ、２６・・・施肥田植装置、２７・・・
伝動ケース、３１・・・苗植付杆、３４・・・中央フロ
ート、３５・・・側部フロート、３６・・・油圧バルブ
、４ｏ・・・支付枠、４１・・・回動基軸、４４・・・
回動アーム、４５・・・上下調節用レバー、５ｏ・・・
油圧バルブ取付部材、５５・・・支持杆、６０・・作溝
器、７６・・・連結アーム、７７・・・突出片、７９・
・・連結具、８ｏ・・・ターンバックル。 特許出願人　井関農仮株式会社 代理人　　弁理士　菅　原　弘　志

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　圃面上を滑走しっつ浮力の増減を検出する検出
   フロートをそなえ、該検出フロートは後部が機体に設け
   た支持枠に上下に回動自在に枢着されるとともに、前部
   が浮力検出手段を介して上下位置調節可能な前部支持部
   材に連結さｆ′Ｌだ田植機において、前記前部支持部材
   を介して前記検出フｏ　−トの前後方向の傾きを調節す
   ることのできる向い角調節手段を設けるとともに、苗植
   付ラインの側部に施肥用の溝を形成する作溝器をフロー
   トの底面よりも下方へ突出させて設け、該作溝器を前記
   前部支持部材に取り付けたことを特徴とする施肥田植機
   の作溝装置。