JP2003009614A - 2条植え苗移植機 - Google Patents

2条植え苗移植機

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JP2003009614A JP2001200139A JP2001200139A JP2003009614A JP 2003009614 A JP2003009614 A JP 2003009614A JP 2001200139 A JP2001200139 A JP 2001200139A JP 2001200139 A JP2001200139 A JP 2001200139A JP 2003009614 A JP2003009614 A JP 2003009614A
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木下  栄一郎
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勝野  志郎
Tamaki Kubo
環 久保
Kimiisa Nomura
公勇 野村
Makoto Arai
誠 荒井
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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    • A01CPLANTING; SOWING; FERTILISING
    • A01C11/00Transplanting machines
    • A01C11/02Transplanting machines for seedlings

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の苗植付装置が左右並列に配置された2
条植え苗移植機において、左右の苗植付装置へ伝動する
植付伝動機構を簡潔かつ合理的な配置とするとともに、
左右のバランスを向上させる。 【解決手段】 一対の苗植付装置の左右内側に左右共通
の植付伝動機構30,31,32を設けるとともに、苗
植付装置5L,5Rの苗植付具60を昇降作動させる左
右の昇降機構を当該苗植付具と前記植付伝動機構との間
にそれぞれ設け、前記植付伝動機構から左右両側に突出
させた複数の出力軸31A,31Bにより前記左右の昇
降機構を駆動する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、一対の苗植付装置
が左右並列に配置された2条植え苗移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】野菜用苗移植機としては1条植え構成の
ものが多いが、2条植え構成のものも知られている。一
般的に、従来の2条植え苗移植機は、1条植え機をベー
スにして開発されたものであって、1条植え機と同様の
苗植付装置を単に左右並列に2組並べただけであった。
このため、苗植付装置への伝動機構が左右重複して機構
的に無駄があるとともに、左右の重量バランスが悪いと
いう問題点を有していた。 【0003】なお、特開平7−250513号公報に
は、「ミッションケースから一つの伝動系を介して前記
左右両苗植付け装置に動力伝達するように構成」された
2条植え苗移植機が記載されている。この苗移植機は、
実施例に開示されているように、「ミッションケース1
7の左右両側に突出するPTO軸23」の両端から左右
の「チェン38」を介して、苗植付け装置の「移植用カ
ップ32」(苗植付具)を昇降させる昇降機構の駆動軸
である左右の「回転軸36」にそれぞれ動力伝達するよ
うになっている。したがって、厳密には、ミッションケ
ースから左右両苗植付け装置に動力伝達する伝動系の一
部が左右共用化されているというべきである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の2条
植え野菜用苗移植機の問題点を解消し、左右一対の苗植
付装置へ伝動する伝動機構を簡潔かつ合理的な配置とす
るとともに、左右の重量バランスを向上させることを課
題としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次のように構成した、すなわち、本発明にか
かる2条植え苗移植機は、一対の苗植付装置が左右並列
に配置された2条植え苗移植機において、前記一対の苗
植付装置の左右内側に左右共通の植付伝動機構を設ける
とともに、苗植付装置の苗植付具を昇降作動させる左右
の昇降機構を当該苗植付具と前記植付伝動機構との間に
それぞれ設け、前記植付伝動機構から左右両側に突出さ
せた複数の出力軸により前記左右の昇降機構を駆動する
ように構成したことを特徴としている。 【0006】 【発明の効果】本発明にかかる2条植え苗移植機は、上
記の構成とすることにより、左右の苗植付装置へ伝動す
る伝動機構が完全に左右共通となり、簡潔かつ合理的な
伝動機構とすることができるとともに、左右の苗植付装
置及びその伝動機構の配置が左右対象となり、左右の重
量バランスを向上させられる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に表された実施の形態
について説明する。図1〜図8は野菜用の2条植え苗移
植機を表している。この苗移植機1は、後輪2,2及び
前輪3,3を備えた走行部1aと、各左右一対の苗供給
装置4(L,R)及び苗植付装置5(L,R)を備えた
植付部1bとからなり、走行部1aによって畝Uを跨い
だ状態で機体を進行させながら、植付部1bによって畝
Uの上面に苗を2条植付ける構成となっている。作業者
は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を操向
するとともに、植付作業時には植付部1bの側方を歩行
しながら苗供給装置4,4へ苗を補給する。以下、各部
の構成について説明する。 【0008】走行部1aは、走行部ミッションケース7
の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左
側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10
が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タ
ンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆
っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視
長方形の左右に長い連結フレーム13が一体に設けられ
ており、この連結フレームの背面右端部に走行部1aと
操縦ハンドル6とをつなぐメインフレーム14の前端部
が固着連結されている。メインフレーム14は、植付部
1bの下方を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾
曲し、そのまま植付部1bの後方位置まで延びている。
そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付
けられている。 【0009】走行部ミッションケース7の左右側面部か
ら、内部に後輪伝動用シャフトが挿通された回動自在な
後輪伝動パイプ15L,15Rが左右側方に突出してい
る。右側の後輪伝動パイプ15Rの方が左側の後輪伝動
パイプ15Lよりも長くなっている。これら後輪伝動パ
イプ15L,15Rの中間部は、前記連結フレーム13
に固定の支持パイプ15a,15aに取り付けた軸受部
15b,15bに回転自在に支持されている。そして、
左右両後輪伝動パイプ15L,15Rの先端部に走行チ
ェーンケース16,16が一体に取り付けられ、その走
行チェーンケースの先端部に設けた後輪車軸に駆動車輪
である後輪2,2が取り付けられている。後輪伝動パイ
プ15L,15R内のシャフトと走行チェーンケース1
6,16内のチェーン16a,16aを介して、走行部
ミッションケース7から後輪車軸へ動力が伝達される。 【0010】図5に示すように、チェーン16aが掛け
られる従動側スプロケット16bは軸受16c,16c
によって走行チェーンケース16に回転自在に支持され
ており、そのスプロケット16bと一体の筒体16dに
形成された六角孔に車軸2a(又は2b)の六角軸部を
挿入して該車軸をスプロケット16bと一体回転するよ
うに取り付けている。車軸2a(又は2b)は外向き及
び内向きのいずれにも取り付けることができる。また、
長短2種類の車軸2a,2bが用意されており、1畝当
たりの植付条数に応じていずれか選択して取り付ける。 【0011】短い車軸2aを外向きに取り付けた場合の
後輪の中心位置と内向き取り付けた場合の後輪の中心位
置との間隔は、植付条の条間Wの1/2となるように設
定されている。また、短い車軸2aに後輪を取り付けた
場合と長い車軸2bの後輪を取り付けた場合とにおける
後輪の中心位置の左右距離も(1/2)Wになるように
設定されている。 【0012】エンジン9の下側には前輪支持パイプ17
が前後方向のピボット軸17aを支点にして揺動自在に
設けられ、この前輪支持パイプ17に左右方向の前輪支
持軸18が摺動自在に嵌合している。そして、前輪支持
軸18の左右両端部に固着された筒体18a,18aに
前輪支持ロッド3a,3aが高さ調節可能に取り付けら
れ、該ロッドの下端部に従動車輪である前輪3,3が軸
支されている。 【0013】また、前記筒体18a,18aから前方に
支持棒19a,19aが突設され、その前端部に固着さ
れた筒体19b,19bにガイドローラ支持ロッド19
c,19cが高さ調節可能に取り付けられ、該ロッドの
下端部にガイドローラ19,19が軸支されている。こ
のガイドローラ19,19は畝Uの側面を転動して、機
体が畝に沿って走行するようにしている。左右のガイド
ローラ支持ロッド用の筒体19b,19bは長さ調節可
能な連結棒19dにより互いに連結されている。 【0014】走行部1aには機体に対し後輪2,2を上
下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられ
ている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース
7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向
けて昇降シリンダ21が設けられ、該シリンダのピスト
ンロッドの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに
回動自在に取り付けられている。ピストンロッドは、前
後両端が油圧バルブユニット20とメイフレーム14に
取り付けた取付部材23とで支持されたガイド軸24に
沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両
端部と、後輪伝動パイプ15L,15Rに固着したスイ
ングアーム25,25とが、連結ロッド26,27を介
して連結されている。左側の連結ロッド26は、ローリ
ングシリンダになっており、該シリンダを伸縮作動させ
ることにより長さを変えられるようになっている。 【0015】昇降シリンダ21及びローリングシリンダ
27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油
圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制
御して作動させられる。昇降シリンダ21を伸縮作動さ
せると、左右の後輪2,2が同方向に同量だけ機体に対
し上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリン
ダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2,2が逆方向
に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜す
る。 【0016】植付部1bは、前記連結フレーム13の上
面に走行部ミッションケース7から伝動される植付部ミ
ッションケース30の基部を固着し、該植付部ミッショ
ンケースの上部に第一植付伝動ケース31の前端部を固
着し、さらに該第一植付伝動ケースの後端部に第二植付
伝動ケース32の前端部を固着して植付伝動機構を構成
している。そして、第一植付伝動ケース31の後端部か
つ第二植付伝動ケース32の前端部から前出力軸33B
が左右両側に突出するとともに、第二植付伝動ケース3
2の後端部から後出力軸33Aが左右両側に突出してい
る。 【0017】苗植付装置5(L,R)の苗植付具昇降機
構は、第一植付伝動ケース31と第二植付伝動ケース3
2とに連結されている。また、植付部ミッションケース
30の上端部に上部フレーム34の基部が固着されてお
り、この上部フレーム34は後端で左右に分岐し、各分
岐部の間に架け渡した支持板35に左右の苗供給装置4
(L,R)がそれぞれ支持されている。さらに、植付部
ミッションケース30の基部が固定された苗載台フレー
ム36に苗載台37が支持されている。 【0018】各左右一対の苗供給装置4(L,R)及び
苗植付装置5(L,R)はそれぞれ左右対称の配置で、
機構的には左右いずれも同じ構成である。これら左右の
苗供給装置4(L,R)及び苗植付装置5(L,R)
は、左右中央部に配置された植付部ミッションケース3
0、第一植付伝動ケース31及び第二植付伝動ケース3
2からなる植付伝動機構により伝動される。したがっ
て、植付部1bはほぼ左右対称形となり、左右のバラン
スが良好である。図6は右側の苗供給装置4(R)を、
図7及び図8は右側の苗植付装置5(R)を示すもので
あり、以下、これら各図に基づきに苗供給装置及び苗植
付装置について説明する。 【0019】苗供給装置4は、複数の苗供給カップ4
0,…を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41
を備えている。ターンテーブル41は、前記支持板35
に中心軸43を支点にして回転自在に設けられている。
中心軸43にはラチェットホイール45が取り付けら
れ、そのラチェットホイールの歯に噛み合う方向に付勢
したラチェット爪46が中心軸43に回転自在に嵌合す
るラチェットアーム47に取り付けられている。ラチェ
ットアーム47と、後記前リンク支持アーム67Bと一
体に作動する苗供給駆動アーム49とが苗供給駆動ロッ
ド50を介して連結されており、苗供給駆動アーム49
が揺動することにより、ターンテーブル41が苗植付装
置5の作動と同期して苗供給カップ40,…の取付間隔
分づつ間欠的に回転する。 【0020】各苗供給カップ40,…の底部には開閉自
在なシャッタ52,…が取り付けられている。平面視で
前側やや左寄りの位置が切れたC字形のシャッタ閉じ棒
53が苗供給カップの底部に接する高さに設けられてお
り、上記シャッタ閉じ棒53の切れた部分に相当する苗
供給位置Pに位置する苗供給カップ40のシャッタ52
は自重もしくは苗の重量で開くが、それ以外の苗供給カ
ップ40,…のシャッタ52,…はシャッタ閉じ棒53
に規制されて閉じた状態になる。 【0021】作業時には、機体の進行に合わせて歩行す
る作業者が、苗載台37に載置されている育苗トレイの
ポット苗を各苗供給カップ40,…に補給する。ターン
テーブル41の回転により苗の入った苗供給カップ40
が苗供給位置Pまで移動すると、シャッタ52が開き苗
が苗植付装置5の苗植付具60の中に落下する。 【0022】苗植付装置5は、下端側が前後に開閉する
くちばし状の苗植付具60を備えている。この苗植付具
60は、前側部材60aと後側部材60bとからなって
おり、苗植付具60の後方に位置する前側部材回動軸6
1Aに回動自在に支持された前側部材取付アーム62
A,62Aに前側部材60aが一体に取り付けられ、苗
植付具60の前方に位置する後側部材回動軸61Bに回
動自在に支持された後側部材取付アーム62B,62B
に後側部材60bが一体に取り付けられている。よっ
て、回動軸61A,61Bを支点にして両部材60a,
60bが回動すると、苗植付具60の下端側が前後に開
閉する。前側部材取付アーム62Aと後側部材取付アー
ム62Bに形成された長穴62aに遊嵌する連動ピン6
3によって、前側部材60aと後側部材60bとは互い
に連動して回動する。前側部材取付アーム62Aの脚部
と後側部材取付アーム62Bの脚部との間に、前側部材
60a及び後側部材60bを閉じる側に付勢するスプリ
ング64が張設されている。 【0023】苗植付具60の昇降機構は以下に示す構成
で、前記植付伝動機構30,31,32と苗植付具60
との間に配置されている。すなわち、第二植付伝動ケー
ス32の後端部下面に後第一リンク67Aを回動自在に
取り付け、該後第一リンクの先端部に後第二リンク68
Aの一端部を枢着し、該後第二リンクの他端部に前側部
材回動軸61Aを連結している。後第二リンク68Aの
中間部には、前記後出力軸33Aに取り付けた後駆動ア
ーム69Aの先端部を連結している。また、第二植付伝
動ケース32の前端部下面に前第一リンク67Bを回動
自在に取り付け、該前第一リンクの先端部に前第二リン
ク68Bの一端部を枢着し、該前第二リンクの他端部に
後側部材回動軸61Bを連結している。前第二リンク6
8Bの中間部には、前記前出力軸33Bに取り付けた前
駆動アーム69Bの先端部を連結している。両駆動アー
ム69A,69Bが駆動回転すると、苗植付具60が軌
跡Kを描いて一定姿勢のまま上下動する。なお、Kは苗
植付具60の下端側が閉じた状態のままであるとする仮
想の軌跡である。 【0024】後第二リンク68Aの基部には開閉アーム
71を回動自在に取り付け、その開閉アーム71の先端
部と前側部材取付アーム62Aとを開閉ロッド72で連
結している。また、後第二リンク68Aの中間部には後
駆動アーム69Aと一体に回転する開閉カム73を取り
付けている。この開閉カムのカムフォロアとして、開閉
アーム71にローラ74を設けている。苗植付具60が
下死点付近にある位置から上昇する行程で、開閉カム7
3がローラ74に係合するようになっている。開閉カム
73がローラ74に係合すると、開閉ロッド72が引か
れ、前側部材60aと後側部材60bが互いに連動して
回動し、苗植付具60が開く。開閉カム73がローラ7
4に係合しない時は、スプリング64の張力によって苗
植付具60が閉じている。 【0025】苗植付具の60が上死点にある時に、苗供
給装置4により苗が落下供給される。供給された苗は、
前側部材回動軸61Aと後側部材回動軸61Bとに取り
付けられている筒状の苗ガイド76を通って苗植付具内
に導かれる。苗を保持した苗植付具60が下降し、下死
点では苗植付具60の下部が畝の表土部に突き刺さり、
苗移植用穴を形成する。これとほぼ同期して苗植付具6
0が開き、保持していた苗を上記苗移植用穴の中に解放
する。そのまま苗植付具60が上昇し、上死点付近まで
上昇すると苗植付具60が閉じる。 【0026】苗植付位置の後方には、下部ほど互いの間
隔が狭くなるように斜めに取り付けた左右一対の鎮圧輪
80,80が設けられている。この鎮圧輪80,80
は、左右方向の鎮圧輪フレーム支点軸81を支点にして
上下に揺動自在な鎮圧輪フレーム82に取り付けられ、
該鎮圧輪フレームの後端部に立設したウエイト装着棒8
3に装着されるウエイト84の荷重によって地面に押し
付けられている。装着するウエイト84の重量を変更す
ることにより、鎮圧輪80,80を地面に押し付ける荷
重を調節することができる。機体の進行に伴って鎮圧輪
80,80が畝面を転動し、苗が植付けられた後の苗移
植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共とも、そ
の跡を軽く鎮圧する。 【0027】メインフレーム14には、畝面の凹凸に応
じて上下に回動する接地体90が取り付けられている。
この接地体90の動きが連動機構91を介して油圧バル
ブユニット20内の昇降用油圧バルブに伝えられ、畝の
上面に対する機体高さが一定になるように前記昇降シリ
ンダ21を作動させる。これにより、苗の植付深さを一
定に維持する。 【0028】また、油圧バルブユニット20の前方に左
右傾斜検出用の振り子95が設けられ、この振り子95
の動きに連動して油圧バルブユニット20内のローリン
グ用油圧バルブが切り替わり、機体が左右に傾斜すると
ローリングシリンダ27が適宜作動して機体を左右水平
に戻す制御を行うようになっている。 【0029】左右の苗植付位置5(L,R)による苗植
付位置の間隔は、植付条の条間Wの2倍に設定されてい
る。また、図2に示すように、左右両走行チェーンケー
ス16,16に短い後輪車軸2a,2aを外向きに取り
付け、その車軸に左右の後輪2,2を装着した場合、右
側の苗植付位置5(R)による苗植付位置が左右後輪
2,2間の左右中心から左側に条間Wの1/2だけずれ
た位置になるように各部の寸法が設定されている。 【0030】図3に示すように、右側後輪2を外向きに
取り付けた長い車軸2bに装着し、且つ左側後輪2を内
向きに取り付けた短い車軸2aに装着すると、左右の後
輪2,2は図2の状態から右方に(1/2)Wだけずら
した位置になる。この場合、右側の苗植付位置5(R)
による苗植付位置は、左右の後輪2,2間の中央に位置
する。 【0031】また、図4に示すように、右側後輪2を内
向きに取り付けた短い車軸2aに装着し、且つ左側後輪
2を外向きに取り付けた長い車軸2bに装着すると、左
右の後輪2,2は図2の状態から左方に(1/2)Wだ
けずらした位置になる。この場合、左右の苗植付位置5
(L,R)による苗植付位置は、左右の後輪2,2間の
左右中心を挟んで等距離に位置する。 【0032】この苗移植機1は以下のようにして苗植付
作業を行う。1畝に苗を4条植付ける場合は、後輪2,
2及び前輪3,3を図2に示す状態に装着し、左右の苗
植付位置5(L,R)を共に作動させて苗植付けを行
う。すると、右側の苗植付位置5(R)が右から2番目
の植付条に苗を植付け、左側の苗植付位置5(L)が一
番左側の植付条に苗を植付ける。次に、同じ状態のま
ま、逆向きに走行しながら苗植付けを行う。これによ
り、残りの植付条に苗が植付けられる。このように、往
復2行程で1畝に苗を4条植付ける。 【0033】1畝に苗を3条植付ける場合、まず第一行
程として、後輪2,2及び前輪3,3を図3に示す状態
に装着し、右側の苗植付位置5(R)だけを作動させて
苗植付けを行う。すると、畝の中央に苗が植付けられ
る。次に、第二行程として、後輪2,2及び前輪3,3
を図4に示す状態に装着し直し、左右両方の苗植付位置
5(L,R)を作動させて苗植付けを行う。これによ
り、前行程で苗が植えられた畝中央の植付条の左右両側
に苗が植付けられる。このように、第一行程と第二行程
で、1畝に苗を3条植付ける。第二行程を先に行い、後
で第一行程を行うようにしてもよい。各畝ごとに第一行
程と第二行程を続けて行う必要はなく、圃場の全ての畝
に第一行程(或は第二行程)を全い、その後で全ての畝
に第二行程(或は第一行程)を行えばよい。このため、
図3の状態から図4の状態(或は図4の状態から図3の
状態)へ後輪2,2及び前輪3,3を装着し直す作業は
1度だけでよく、煩わしさはない。
【図面の簡単な説明】 【図1】2条植え苗移植機の側面図である。 【図2】(a)1畝に苗を4条植付ける場合の作業状態
を示す2条植え苗移植機の平面図、及び(b)その苗植
付状況の背面図である。 【図3】(a)1畝に苗を3条植付ける場合における第
一行程の作業状態を示す2条植え苗移植機の平面図、及
び(b)その苗植付状況の背面図である。 【図4】(a)1畝に苗を3条植付ける場合における第
二行程の作業状態を示す2条植え苗移植機の平面図、及
び(b)その苗植付状況の背面図である。 【図5】後輪の3通りの取付方法を示す平面図である。 【図6】苗供給装置の底面図である。 【図7】苗植付装置等の側面図である。 【図8】苗植付装置等の平面図である。 【符号の説明】 1 苗移植機 2 後輪 3 前輪 4 苗供給装置 5 苗植付装置 6 操縦ハンドル 30 植付部ミッションケース(植付伝動機構) 31 第一植付伝動ケース(植付伝動機構) 32 第二植付伝動ケース(植付伝動機構) 33A 後出力軸 33B 前出力軸 60 苗植付具 67A 後第一リンク(昇降機構) 67B 前第一リンク(昇降機構) 68A 後第二リンク(昇降機構) 68B 前第二リンク(昇降機構) 69A 後駆動アーム(昇降機構) 69B 前駆動アーム(昇降機構) 80 鎮圧輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 栄一郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 勝野 志郎 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 久保 環 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 野村 公勇 栃木県小山市大字横倉新田493 関東農機 株式会社技術開発本部内 (72)発明者 荒井 誠 栃木県小山市大字横倉新田493 関東農機 株式会社技術開発本部内 Fターム(参考) 2B060 AE01 BA03 CB05 CC05

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 一対の苗植付装置が左右並列に配置され
    た2条植え苗移植機において、前記一対の苗植付装置の
    左右内側に左右共通の植付伝動機構を設けるとともに、
    苗植付装置の苗植付具を昇降作動させる左右の昇降機構
    を当該苗植付具と前記植付伝動機構との間にそれぞれ設
    け、前記植付伝動機構から左右両側に突出させた複数の
    出力軸により前記左右の昇降機構を駆動するように構成
    したことを特徴とする2条植え苗移植機。
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