JPH03103107A - 乗用農作業機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、走行車体が具備するリンク装置に作業機部分
を装着して使用する田植機等の乗用農作業機に関する． ［従来の技術］ 走行車体の後端部に立設した支持枠に上リンクと下リン
クをそれぞれ回動自在に取り付け、これら上下リンクの
後端部に連結した連結枠に作業機部分を装着し、油圧シ
リンダで上記リンクを上下に回動させることにより、作
業機部分を昇降させるように構成した農作業機が広く使
用されている。

従来，この種の農作業機の油圧シリンダは、基部側が走
行車体の後端部に枢着され、ロッド側が上リンクに直接
または間接的に連結されており、ロッド側が高位となる
よう比較的傾斜させて取り付けられているものが多かっ
た。

［発明が解決しようとする課題］ 上記農作業機においては、作業機部分を装着した場合に
重匿バランスが後部に片寄りすぎるのを防止するため、
走行車体の重心を前寄りに設定しておくのが望まし〈、
かつ重心が低い方が安定性の上から望ましい．そこで本
発明の課題は、重心が前寄りかつ低位となるよう、リン
ク装置作動用の抽圧シリンダを効果的に配置することに
ある。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために，本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる乗用農作業機は、走行車体の
後部に上下に回動自在にリンク装置を設け、該リンク装
置の後端部に作業機部分を装着するようにした乗用農作
業機において、前記走行車体のフレーム上の側面視にお
ける前輪と後輪の中間部に設けたエンジン台と、該エン
ジン台の」二に設置したエンジとを備え，前記リンク装
置を上下に回動させる油圧シリンダは，基部側がエンジ
ンｆ７の背面部に枢着されているとともに、該油圧シリ
ンダの回動範囲を避ける形状にエンジンが設置されてい
ることを特徴としている． ［作　用］ 側面視における前輪と後輪の中間部に設けたエンジン台
の背面部に油圧シリンダの基部が枢着されているので、
該油圧シリンダは比較的前方に位置するとともに取付角
度が小さく、農作業機の重心を前寄りかつ低位にするの
に都合がよい．エンジン台の上に設置されるエンジンは
油圧シリンダの回動範囲を避けるよう設置されているた
め、油圧シリンダの動作に支障はない． ［実施例］ 第１図は本発明にかかる乗用農作業機の１実施例である
乗用田植機をあらわし、この田植機ｌは、走行ｉｇ体２
の後部に設けたリンク装置３に、田植用の作業機部分４
が装着されている。

走行車体２は、車体の左右中心を通る前後方向の縦バイ
プ６と、該縦パイプの後端部に直交一体化する横パイプ
７とで平面視丁字形のフレームを構成し，縦バイプ６の
上にミッションケース１０、デフケース１１，エンジン
１２等が設けられている。なお、エンジンｌ２は縦バイ
ブ６の後部寄り上面に固着したエンジン台１２ａの上に
設置されている。そして、デフケースｌ１から左右両側
方部に突設したフロントアクスルケース１４．１４の端
部に前輪支持ケース１５　．１５が設けられ，その下端
部に前輪！６　．１６が軸支されている．また、横バイ
プ７の両端部には後輪支持ケース１７，１７が設けられ
、これに後輪１８．１８が軸支されている。後輪支持ケ
ース１７．１７は、車体の左右側方部に露出して設けた
後輪伝動軸１９．１９を介してミッションケース１０か
ら伝動される。

これらシャシの上にはポディ３０が被せられている。そ
して、エンジン１２等が収容されたエンジルーム３１の
上に操縦席３２が設置され、車体前端部から上方に突設
したステアリングポスト力バー３４の上端部にステアリ
ングホイール３５等が取り付けられている． リンク装置３は、前記横パイプ７の上に立設した支持枠
４０に上リンク４１と下リンク４２が回動自在に支持さ
れ、これら−ヒ下リンクの後端部に連結枠４４が取り付
けられている．そして、この連結枠４４に作業機部分４
がローリング可能に装着される．リンク装置３の駆動手
段である油圧シリンダ４７は、第２図に示すように、そ
の基部４７ａが前記エンジン台１２ａの背而部に枢着さ
れ、ピストンロッド４７ｂが上リンク４１の基部からこ
れと一体に垂設したアーム４８の先端部に連結されてい
る。エンジンｌ２の後部はエンジン台ｌ２ａよりも後方
に突出しているため，その下部コーナ一部がλＩ１圧シ
リンダ４７の回動範囲を避けるよう斜めに切り欠いた形
状に形成されている．この油圧シリンダ４７を伸縮させ
ると、連結枠４４がほぼ一定姿勢に保持されたままで上
下動させられ，これに装着した作業機部分４が昇降させ
られる． 作業機部分４は、ＰＴＯ軸（図示を省略）を介して走行
車体側から伝動される伝動ケース７０と、該伝動ケース
の前方に前側が上位となるように傾斜して設けられてい
る苗載台７１と、１条当り２組づつの植付　７２，・・
・とを備え、苗載台７ｌが左右に往復動して台上の苗を
所定の苗取出口にｌ株分づつ供給しつつ、植付　７２が
所定の軌跡を描きながら上下運動を行ない、前記苗取出
口に供給された苗を植付　の先端部に設けられた植付爪
７２ａで　持して圃場に植え付けてゆくようになってい
る．なお、ＭＪ＆台７１が左右行程の端部に到達して横
１列分の苗を苗取出口に供給し終えると、ベルト式の苗
送り装置７４が作動して苗を１列分だけ下方に移送する
． また，苗載台７１の裏側（前側）に設けられている施肥
装置８０は、肥料を容れておく肥料タンク８１と、該肥
料タンクの肥料を下方に繰り出す繰出し機８２と、該繰
出し機から繰り出された肥料を後記作溝器９４によって
形成された圃場面の施肥用溝内に導く施肥パイプ８３と
を備えている．肥料タンク８ｌおよび繰出し機８２は操
縦席３２の後方部に設けられており、繰出し＠８２から
繰り出された肥料はブロワ８５からの送風によって施肥
パイプ８３内を搬送される． 伝動ケース７０の下側には、これら本体部を水田面上に
支持するセンターフロート９０と左右一対のサイドフロ
ート９１，９ｌが上下に回動自在に枢着されている．前
記連結枠４４の底部から油圧シリンダ４７を制御する油
圧バルブ９２が垂設されており、センターフロート７０
の前端部の上下動によってこのバルブ９２が駆動される
．フロートが上動すると前記油圧シリンダ６７を伸長さ
せる方向に油圧バルブ９２が駆動され、作業機部分４が
上昇する．また、フロートが下動すると油圧シリンダ４
７を収縮させる方向にバルブ９２が駆動され，作業機部
分４が下降する．各フロートには，圃場面に施肥用の溝
を形成する作溝器９４．・・・が植付位置に対応させて
取り付けられている．このように、リンク装置回効用の
油圧シリンダ４７が、縦パイプ６とエンジンｌ２の間隔
部に基部４７ａを位置させて機能的に設けられているの
で、従来のものと比較して、油圧シリンダ４７が前寄り
かつ低位に設けられており，その分だけ走行車体の重心
も前寄りかつ低位になっている．したがって、図示例の
ように、例えば作業機部分４に施肥装置８０を取り付け
た場合でも、必要以とに後下りになることがなく、安定
した走行を行なうことができる． また、第３図に示す如く、２木の縦パイプ６６′を平行
に並設したフレームである場合は、油圧シリンダ４７の
基部４７ａを両縦パイプ６′６′の間隔部に位置するよ
うに取り付けると、さらに重心を低くすることができ好
都合である．［発明の効果］ 以上に説明したように、本発明にかかる構成を採用する
ことにより、乗用農作業機の重心を前寄りかつ低位にす
ることが可能となり、大重量の作業機部分を装着した場
合においても重量バランスが良好で、常に適正な作業状
態を維持できるようになった。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の１例である乗用田植機の側面図，第２
図はその要部の斜視図、第３図は異なる実施例の要部の
斜視図である． ｌ・・・乗用田植機、２・・・走行車体、３・・・リン
ク装置、４・・・作業機部分、６．６′・・・縦パイプ
（フレーム）．１０・・・ミッションケース、ｌ２・・
・エンジン、１２ａ・・・エンジン台，１６・・・前輪
、ｌ８・・・後輪、４７・・・油圧シリンダ、４７ａ・
・・基部．第２図 ＊３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）走行車体の後部に上下に回動自在にリンク装置を
   設け、該リンク装置の後端部に作業機部分を装着するよ
   うにした乗用農作業機において、前記走行車体のフレー
   ム上の側面視における前輪と後輪の中間部に設けたエン
   ジン台と、該エンジン台の上に設置したエッジとを備え
   、前記リンク装置を上下に回動させる油圧シリンダは、
   基部側がエンジン台の背面部に枢着されているとともに
   、該油圧シリンダの回動範囲を避ける形状にエンジンが
   設置されていることを特徴とする乗用農作業機。