JP2773293B2 - 乗用農作業機 - Google Patents

乗用農作業機

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JP2773293B2 JP1239692A JP23969289A JP2773293B2 JP 2773293 B2 JP2773293 B2 JP 2773293B2 JP 1239692 A JP1239692 A JP 1239692A JP 23969289 A JP23969289 A JP 23969289A JP 2773293 B2 JP2773293 B2 JP 2773293B2
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玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、走行車体が具備するリンク装置に作業機部
分を装着して使用する田植機等の乗用農作業機に関す
る。
[従来の技術] 従来、特開昭62−195207号公報に示されるように、機
体前後方向で前輪と後輪の間に位置するようエンジンを
搭載し、該エンジンの上方に操縦席を設けた走行車体の
後側に装着する作業機部分を、油圧シリンダにより駆動
されて上下回動するリンク装置を介して装着する構成と
した乗用田植機において、前記リンク装置の回動支持部
を前記エンジンの後側近くに配設し、前記油圧シリンダ
を、そのピストンロッド側が前記リンク装置に連結し基
部側が走行車体に連結してピストンロッド側が基部側よ
り高位になるよう設けるとともに、該油圧シリンダをリ
ンク装置の回動支持部より後側に設けた構成のものがあ
った。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の構成のものは、走行車体の後側に装着され
る作業機部分に例えば苗を載せて植付作業を行うとき、
苗が減少するに伴い機体の前後バランスが変動していく
が、この場合、上記従来の技術では、機体前後方向で前
輪と後輪の間に位置するようエンジンを搭載した構成で
あるので、その前後バランスの変動は比較的少ないとい
う利点がある。また、そのように構成しつつリンク装置
の回動支持部をエンジンの後側近くに配設した構成であ
るので、機体を前後方向にコンパクトに構成でき、しか
も、油圧シリンダを、そのピストンロッド側が前記リン
ク装置に連結し基部側が走行車体に連結してピストンロ
ッド側が基部側より高位になるよう設けた構成なので、
油圧シリンダのピストンロッドが出入りする摺動部が機
体の高い位置に配設されることになり、圃場から跳ね上
がる泥がその摺動部にかかりにくく、よって、油圧シリ
ンダの円滑な作動が妨げられることが少ない利点もあ
る。
しかし、上記従来の構成のものは、油圧シリンダをリ
ンク装置の回動支持部より後側に設けた構成であるか
ら、油圧シリンダが作業機部分側に近寄って配置された
構成であり、従って、機体の前後方向の重量バランスが
後側寄りになってしまう問題があった。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成
とした。すなわち、本発明にかかる乗用農作業機は、機
体前後方向で前輪16より後側で後輪18より前側に位置す
るようエンジン12を搭載し、該エンジン12の上方に操縦
席32を設けた走行車体2の後側に装着する作業機部分4
を、油圧シリンダ47により駆動されて上下回動するリン
ク装置3を介して装着する構成とした乗用農作業機にお
いて、前記リンク装置3の回動支持部を前記エンジン12
の後側近くに配設し、前記油圧シリンダ47を、そのピス
トンロッド47b側が前記リンク装置3に連結し基部47a側
が走行車体2に連結してピストンロッド47b側が基部47a
側より高位になるよう設けるとともに、該油圧シリンダ
47の基部47aをリンク装置3の回動支持部より前側で走
行車体2側に枢着し、かつ、該油圧シリンダ47の基部47
aの枢着位置を前記エンジン12の直下部で該エンジンの
後端面よりも前側に位置させて設けたことを特徴として
いる。
[作用及び効果] この発明は、従来技術の利点を生かしつつ、かつ、従
来技術の問題点を解決したものである。即ち、機体前後
方向で前輪16と後輪18の間に位置するようエンジン12を
搭載し、該エンジン12の上方に操縦席32を設けた走行車
体2の後側に装着する作業機部分4を、油圧シリンダ47
により駆動されて上下回動するリンク装置3を介して装
着する構成とし、該リンク装置3の回動支持部を前記エ
ンジン12の後側近くに配設したから、前後バランスの変
動が比較的少なく、しかも、前後方向にコンパクトに機
体を構成できる。
また、そのように構成しつつ、油圧シリンダ47を、そ
のピストンロッド47b側が前記リンク装置3に連結し基
部47a側が走行車体2に連結してピストンロッド47b側が
基部47a側より高位になるよう設けたから、油圧シリン
ダ47のピストンロッド47bが出入りする摺動部が機体の
高い位置に配設されることになり、圃場から跳ね上がる
泥がその摺動部にかかりにくく、よって、油圧シリンダ
47の円滑な作動が妨げられることが少ない。
そして、油圧シリンダ47の基部47aをリンク装置3の
回動支持部より前側で走行車体2側に枢着し、かつ、該
油圧シリンダ47の基部47aの枢着位置をエンジン12の下
側に位置させて設けたから、前後方向にコンパクトに機
体を構成しつつ油圧シリンダ47を機体前方側に寄せて配
置でき、機体の前後方向の重量バランスが良好となる。
しかも、油圧シリンダ47を下方寄りに配置することもで
きて、機体を低重心にも構成できる。
[実施例] 第1図は本発明にかかる乗用農作業機の1実施例であ
る乗用田植機をあらわし、この田植機1は、走行車体2
の後部に設けたリンク装置3に、田植用の作業機部分4
が装着されている。
走行車体2は、車体の左右中心を通る前後方向の縦パ
イプ6と、該縦パイプの後端部に直交一体化する横パイ
プ7とで平面視T字形のフレームを構成し、縦パイプ6
の上にミッションケース10、デフケース11、エンジン12
等が設けられている。なお、エンジン12は縦パイプ6の
後部寄り上面に固着したエンジン台12aの上に設置され
ている。そして、デフケース11から左右両側方部に突設
したフロントアクスルケース14,14の端部に前輪支持ケ
ース15,15が設けられ、その下端部に前輪16,16が軸支さ
れている。また、横パイプ7の両端部には後輪支持ケー
ス17,17が設けられ、これに後輪18,18が軸支されてい
る。後輪支持ケース17,17は、車体の左右側方部に露出
して設けた後輪伝動軸19,19を介してミッションケース1
0から伝動される。
これらシャシの上にはボディ30が被せられている。そ
して、エンジン12等が収容されたエンジンルーム31の上
に操縦席32が設置され、車体前端部から上方に突設した
ステアリングポストカバー34の上端部にステアリングホ
イール35等が取り付けられている。
リンク装置3は、前記横パイプ7の上に立設した支持
枠40に上リンク41と下リンク42が回動自在に支持され、
これら上下リンクの後端部に連結枠44が取り付けられて
いる。そして、この連結枠44に作業機部分4がローリン
グ可能に装着される。リンク装置3の駆動手段である油
圧シリンダ47は、第2図に示すように、その基部47aが
前記エンジン台12aの背面部に枢着され、ピストンロッ
ド47bが上リンク41の基部からこれと一体に垂設したア
ーム48の先端部に連結されている。エンジン12の後部は
エンジン台12aよりも後方に突出しているため、その下
部コーナー部が油圧シリンダ47の回動範囲を避けるよう
斜めに切り欠いた形状に形成されている。この油圧シリ
ンダ47を伸縮させると、連結枠44がほぼ一定姿勢に保持
されたままで上下動させられ、これに装着した作業機部
分4が昇降させられる。
作業機部分4は、PTO軸(図示を省略)を介して走行
車体側から伝動される伝動ケース70と、該伝動ケースの
前方に前側が上位となるように傾斜して設けられている
苗載台71と、1条当り2組づつの植付具72,…とを備
え、苗載台71が左右に往復動して台上の苗を所定の苗取
出口に1株分づつ供給しつつ、植付具72が所定の軌跡を
描きながら上下運動を行い、前記苗取出口に供給された
苗を植付具の先端部に設けられた植付爪72aで挾持して
圃場に植え付けてゆくようになっている。なお、苗載台
71が左右行程の端部に到達して横1列分の苗を苗取出口
に供給し終えると、ベルト式の苗送り装置74が作動して
苗を1列分だけ下方に移送する。
また、苗載台71の裏側(前側)に設けられている施肥
装置80は、肥料を容れておく肥料タンク81と、該肥料タ
ンクの肥料を下方に繰り出す栗出し機82と、該栗出し聞
から繰り出された肥料を後記作溝器94によって形成され
た圃条面の施肥容溝内に導く施肥パイプ83とを備えてい
る。肥料タンク81および繰出し機82は操縦席32の後方部
に設けられており、繰出し機82から繰り出された肥料は
ブロワ82からの送風によって施肥パイプ83内を搬送され
る。
伝動ケース70の下側には、これら本体部を水田面上に
支持するセンターフロート90と左右一対のサイドフロー
ト91,91が上下に回動自在に枢着されている。前記連結
枠44の底部から油圧シリンダ47を制御する油圧バルブ92
が垂設されており、センターフロート70の前端部の上下
動によってこのバルブ92が駆動される。フロートが上動
すると前記油圧シリンダ67を伸長させる方向に油圧バル
ブ92が駆動され、作業機部分4が上昇する。また、フロ
ートが下動すると油圧シリンダ47を収縮させる方向にバ
ルブ92が駆動され、作業機部分4が下降する。各フロー
には、圃場面に施肥用の溝を形成する作溝器94,…が植
付位置に対応させて取り付けられている。
このように、リンク装置回動用の油圧シリンダ47が、
縦パイプ6とエンジン12の間隔部に基部47aを位置させ
て機能的に設けられているので、従来のものと比較し
て、油圧シリンダ47が前寄りかつ低位に設けられてお
り、その分だけ走行車体の重心も前寄りかつ低位になっ
ている。従って、逗子例のように、例えば作業機部分4
に施肥装置80を取り付けた場合でも、必要以上に後下り
になることがなく、安定した走行を行うことができる。
また、第3図に示す如く、2本の縦パイプ6′,6′を
平行に並設したフレームである場合は、油圧シリンダ47
の基部47aを両縦パイプ6′,6′の間隔部に位置するよ
うに取り付けると、さらに重心を低くすることができ好
都合である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1例である乗用田植機の側面図、第2
図はその要部の斜視図、第3図は異なる実施例の要部の
斜視図である。 1……乗用田植機、2……走行車体、3……リンク装
置、4……作業機部分、6,6′……縦パイプ(フレー
ム)、10……ミッションケース、12……エンジン、12a
……エンジン台、16……前輪、18……後輪、47……油圧
シリンダ、47a……基部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 (56)参考文献 特開 昭60−179506(JP,A) 特開 昭63−98308(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前後方向で前輪16より後側で後輪18よ
    り前側に位置するようエンジン12を搭載し、該エンジン
    12の上方に操縦席32を設けた走行車体2の後側に装着す
    る作業機部分4を、油圧シリンダ47により駆動されて上
    下回動するリンク装置3を介して装着する構成とした乗
    用農作業機において、前記リンク装置3の回動支持部を
    前記エンジン12の後側近くに配設し、前記油圧シリンダ
    47を、そのピストンロッド47b側が前記リンク装置3に
    連結し基部47a側が走行車体2に連結してピストンロッ
    ド47b側が基部47a側より高位になるよう設けるととも
    に、該油圧シリンダ47の基部47aをリンク装置3の回動
    支持部より前側で走行車体2側に枢着し、かつ、該油圧
    シリンダ47の基部47aの枢着位置を前記エンジン12の直
    下部で該エンジンの後端面よりも前側に位置させて設け
    たことを特徴とする乗用農作業機。
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