JP3440923B2 - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JP3440923B2
JP3440923B2 JP2000152875A JP2000152875A JP3440923B2 JP 3440923 B2 JP3440923 B2 JP 3440923B2 JP 2000152875 A JP2000152875 A JP 2000152875A JP 2000152875 A JP2000152875 A JP 2000152875A JP 3440923 B2 JP3440923 B2 JP 3440923B2
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野村  勝
裕之 新山
清家  理伯
仁史 山崎
神谷  寿
英之 草本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、苗載台の苗載面
に載置された苗の浮き上がりを防止する苗規制具を設け
た苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭62−134319号公報
に示されるように、前後に傾斜させて設けた苗載台の苗
載面に沿って傾斜方向にのびる苗規制部材を備えて苗載
面に載置された苗の浮き上がりを防止する苗規制具を設
けた苗移植機において、苗規制部材が苗載面に沿う状態
で平行に高さ調節ができるように苗規制具の上端側部と
下端側部との両方に位置調節機構を設けたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、苗
規制部材が苗載面に沿う状態となるよう苗規制具の上端
側部と下端側部との両方を位置調節するものであるか
ら、苗規制具の苗規制作用部の下端側から上端側まで適
確な苗規制作用が生じるよう支持でき、適確な苗植作業
が行えるものとなる。
【0004】然し乍ら、上記従来のものは、苗規制具の
上端側部と下端側部との両方に位置調節機構を設けたも
のであるが故に、その構成が複雑であり、また、苗規制
具の位置調節も煩雑であり誤調節の要因ともなってい
た。また、下端側部を支点にして上端側部を位置調節機
構から外して苗規制部材が苗載面から遠く離れるように
回動させれば、苗載台に載置した苗を容易に取り出せ
る。然し乍ら、従来のものは、下端側部にも位置調節機
構の係合部がある為に、上記のように苗規制具を回動さ
せると、苗規制具が自由に移動できるようになるので支
点である下端側部の係合部が外れてしまう。すると、苗
を取り出した後で苗規制具をもとの位置に戻す時に、支
点側がどの係合部に係合させていたかを覚えていること
はなかなかできないので、結局、苗規制具の回動前の位
置とは異なる位置に戻してしまうようなことが生じるの
である。このため後で苗規制具の位置を再調整すること
が必要となって作業能率が悪くなってしまうのであっ
た。
【0005】そこで、この発明は、苗規制具の上下端側
部両方を苗載台に支持させた構成として、適確な苗規制
作用が生じるよう苗規制具を支持できるようにし、しか
も、苗規制具の上下一端側部の支持を外し他端側部を支
点に苗規制具を回動することで、苗載台上の苗を容易に
取り出すことができるものとした苗植付作業機の苗規制
装置とし、そのうえ、苗を取り出すために苗規制具を回
動する場合に、もとの支持位置がずれないようにして回
動でき、また、苗の取り出し作業の邪魔にならないよう
に回動できるようにして、作業能率が悪くならないよう
にすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、前後に傾斜させて設けた苗
載台21の苗載面21cに略沿って傾斜方向にのびる苗
規制部材40cを備えて苗載面21cに載置された苗の
浮き上がりを防止する苗規制具40を設けた苗移植機に
おいて、苗規制部材40cが苗載面21cに略沿う状態
となるよう苗規制具40の上下端側部両方を苗載台21
に支持させた構成とし、該苗規制具40の上下一端側部
のみ苗載面21cから遠近する方向に位置調節可能に
苗載台側に固定の係止部材40fに係脱自在に設け
端側部を支点にして苗規制部材40cが苗載面21cか
ら離れるよう苗規制具40を回動可能に設けた苗移植機
とし、請求項2記載の発明は、前後に傾斜させて設けた
苗載台21の苗載面21cに略沿って傾斜方向にのびる
苗規制部材40cを備えて苗載面21cに載置された苗
の浮き上がりを防止する苗規制具40を設けた苗移植機
において、苗規制部材40cが苗載面21cに略沿う状
態となるよう苗規制具40の上下端側部両方を苗載台2
1に支持させた構成とし、該苗規制具40の上端側部を
支点に苗規制部材40cが苗載面21cから離れるよう
苗規制具40を回動可能に設け、下端側部のみを苗載面
21cから遠近する方向に位置調節可能に苗載台側に固
定の係止部材40fに係脱自在に設けた苗移植機とし、
請求項3記載の発明は、前後に傾斜させて設けた苗載台
21の苗載面21cに略沿って傾斜方向にのびる苗規制
部材40cを備えて苗載面21cに載置された苗の浮き
上がりを防止する苗規制具40を設けた苗移植機におい
て、苗規制部材40cが苗載面21cに略沿う状態とな
るよう苗規制具40の上下端側部両方を苗載台21に支
持させた構成とし、該苗規制具40の上下一端側部のみ
苗載面21cから遠近する方向に位置調節可能に苗載
台側に固定の係止部材40fに係脱自在に設け、他端側
部を支点にして苗規制部材40cが苗載面21cから離
れるよう苗規制具40を回動可能に設け、前記係止部材
40fを苗載面21cから遠近する方向に位置調節可能
に設けた苗移植機としたものである。
【0007】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明は、前後に傾斜
させて設けた苗載台21の苗載面21cに略沿って傾斜
方向にのびる苗規制部材40cを備えて苗載面21cに
載置された苗の浮き上がりを防止する苗規制具40を設
けた苗移植機において、苗規制部材40cが苗載面21
cに略沿う状態となるよう苗規制具40の上下端側部両
方を苗載台21に支持させた構成とし、該苗規制具40
の上下一端側部のみ苗載面21cから遠近する方向に
位置調節可能に苗載台側に固定の係止部材40fに係脱
自在に設け他端側部を支点にして苗規制部材40cが
苗載面21cから離れるよう苗規制具40を回動可能に
けた苗移植機としたものであるから、苗規制具40の
苗規制作用部の下端側から上端側まで良好な苗規制作用
が生じるよう支持でき、適確な苗植作業が行えるものと
なる。そして、苗規制具40の上下一端側部の苗載台側
に固定の係止部材40fへの係合を外し他端側部を支点
に苗規制具40を回動することで、苗載台21上の苗を
容易に取り出すことができる。
【0008】然も、苗規制具40の苗載面21cから遠
近する方向に位置調節可能なのは、一端側部のみとした
ものであるから、従来例の上端側部と下端側部との両側
に位置調節機構の係合部があることによる技術課題であ
る苗取り出し後の苗規制具40の位置再調整等の作業能
率の悪化を防止でき、簡潔な構成で従来技術の課題を解
消することができる。請求項2記載の発明は、請求項1
記載の作用効果に加えて、苗規制具40の回動時の回動
支点側部を苗規制具40の上端側部に設定したので、苗
載台21上の苗を取り出すために苗規制具40を回動す
ると、苗規制具40は苗載台21の上部側に移動するも
のとなり、よって、移動した苗規制具40が苗を取り出
すために苗載面21cに向かって立つ作業者の邪魔にな
ることがなくて、苗の取り出し作業はやりやすくなり、
作業能率がとても良い。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の作
用効果に加えて、係止部材40fを苗載面21cから遠
近する方向に位置調節可能に設けたので、苗の状態に適
応して苗規制状態が調節可能となるよう苗規制具40の
位置調節ができるようにしたものでありながら、苗規制
具40を回動したために苗規制具40の端側部がもとの
位置とは異なる位置に戻されて苗規制具40の位置ずれ
が生じるということがなく、よって、苗載台21上の苗
を取り出した後に苗規制具40の位置を再調整するよう
な事態になることが防止され、作業能率が悪くなること
が防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す苗移植機1は施肥装置
付きの乗用田植機である。この苗移植機1は、動力車両
である走行車体2に昇降リンク装置3を介して植付部4
が装着されているとともに、走行車体2とこの植付部4
の間に施肥装置5が設けられている。図中の6は前輪、
7は後輪、8はエンジン、9は操縦席である。
【0011】昇降リンク装置3は、走行車体2のリンク
ベース10に昇降自在に取り付けられた上リンク11お
よび下リンク12、12を備え、これら上下リンクの後
端部に縦リンク13が連結されている。そして、縦リン
ク13の下端部から後方に突出するローリング軸14に
植付部4が進行方向に対して左右に回動自在に装着され
る。走行車体フレーム16に油圧シリンダ17の基部側
を取り付け、ピストンロッド18側を上リンク11の基
部から一体的に下向きに突設したスイングアーム15の
先端部にスプリングを介して連結し、油圧シリンダ17
を伸縮させることにより植付部4が昇降するようになっ
ている。この油圧シリング17は後記油圧バルブ28に
よって制御される。尚、この昇降リンク3は、植付作業
時などで植付部4を下げた状態で、走行車体2に対して
最も前後に離れた状態になり(このとき苗載台21の先
端部が施肥装置5のホッパ−30の後側に位置し互いに
接触することはない)、植付部4を上げたときは走行車
体2に近づく(このとき、苗載台21の先端部が施肥装
置5のホッパ−30の上側に位置して座席9側に接近
し、苗補給がしやすくなる)ようなリンク構成になって
いる。
【0012】植付部4は、6条植えの構成になってい
て、平面視E字状の伝動ケース20が植付部4のフレー
ムを兼ね、該伝動ケース20の上側に前側が上位となる
よう傾斜して苗載台21が設けられている。この苗載台
21は伝動ケ−ス20内の左右往復移動機構と連結して
左右に往復移動するようになっている。また、伝動ケー
ス20の後端部に植付条数分の植付装置22…を備え、
苗載台21が左右に往復動して台上の苗を該苗載台の下
端側に設けた苗受け枠21aの苗取出口21b…に順次
供給しつつ、植付装置22…の植付具23…が所定の軌
跡を描きながら回転して、前記苗取出口21b…に供給
された苗を植付杆23の植付爪が挾持し、これを圃場に
達したとき開放して植え付けるようになっている。
【0013】24は苗載台21の各条苗載面21c…下
位側に設けられた苗縦送り装置である。苗縦送り装置2
4…は植付伝動ケ−ス20から伝動されて駆動される駆
動ロ−ラ−24aと回転自在に支持された回転ロ−ラ−
24bとそのロ−ラ−24a、24bに掛け回された無
端で外周に小突起の付いた苗送りベルト24cからな
る。これにより、苗縦送り装置24…は、苗載台21が
左右動して、苗載面21c…上に載せられた苗の下端部
を一列分、植付装置22…が移植すると、その一列分に
相当する分を苗取り口21b上に苗を移送する。
【0014】植付部4の下部にはセンターフロート25
と左右一対のサイドフロート26、26が設けられてお
り、機体の進行により圃場面を滑走して整地しつつ、植
付部4の昇降動のダンパ−機能として働く。これら各フ
ロート25、26、26には、各条の苗植付位置の近傍
の圃場面に施肥用の溝を形成する作溝器27…が取り付
けられている。また、センターフロート25は圃場面の
凹凸を検出するセンサでもあり、このセンサーフロート
25の上下動に応じて油圧バルブ28が作動するように
なっている。すなわち、センターフロート25が上動す
ると油圧シリンダ17を伸ばす方向に油圧バルブ28が
作動され、逆にセンターフロート25が下動すると油圧
シリンダ17を縮める方向に油圧バルブ28が作動され
るものである。更に、センターフロート25と左右のサ
イドフロート26、26の間に、下端部が櫛歯形状にな
ったレ−キ29、29が、植付伝動ケ−ス20に支持ア
−ム29a、29aを介して取り付けられている。この
レ−キ29、29の位置は、センタ−フロ−ト25のく
びれ部25a、25aの後側で、サイドフロ−ト26、
26の前端部位置付近に設けられている。よって、フロ
−ト25、26、26とレ−キ29、29により、左右
方向に未整地部を残すことなく整地できる。また、セン
タ−フロ−ト25のくびれ部25a、25aの後側に配
しているので、センタ−フロ−ト25の上下動を妨げる
ことがない。また、レ−キ29、29は、後輪7、7よ
り後側に配されているので、後輪7、7の内側に補助車
輪7a、7a(水田圃場の泥土が軟質で耕盤位置が深い
場合において、機体の推進力を高め沈下をおさえるため
に取り付ける車輪)を取り付けるときの妨げにならな
い。そして、後輪7、7の車輪跡はその後方に位置する
左右のサイドフロ−ト26、26で整地され、その内側
の補助車輪7a、7aの車輪跡はその後方に位置するレ
−キ29、29で整地されるようになっている。
【0015】施肥装置5は、植付苗の近傍に施肥する側
条施肥装置で、まず、肥料を収容するホッパ−30と該
ホッパ−30の下側に取り付けられる繰出部31…を、
前後方向に対して植付部4の前側で走行車体2の座席9
の後側に位置させ、且つ各植付条に対応した複数の繰出
部31…(ここでは6条植えに対応して6体の繰出部が
設けられる)が左右に一列、並ぶように設けている。そ
して、繰り出された肥料を作溝器27…に導く施肥ホ−
ス32…を各繰出部31…にそれぞれ連結する。更に、
ブロア33とそのブロアからの圧風を一時的に貯えて施
肥ホ−ス32…の上端部へ送るエア−チャンバ−34と
が備えられて、施肥ホ−ス32…内を圧風により肥料が
強制的に移送されるようになっている。
【0016】施肥ホ−ス32は、繰出部31の漏斗部3
5から作溝器27の施肥ガイド部27aを繋ぐ導管であ
る。具体的には、漏斗部35のホ−ス取付部35aに可
撓性のホ−ス32aが連結し、そのホ−ス32aに合成
樹脂からなる硬質の連結ホ−ス32bが連結され、そし
て、そのホ−スの下端にゴム製の蛇腹部材32cを介し
て作溝器27の施肥ガイド部27aに連結されている。
連結ホ−ス32bには取付用係合部32dが一体的に成
形されて設けられていて、その係合部32dは植付伝動
ケ−ス20に連結し支持されたホ−ス支持フレ−ム20
aの取付け部20a’に係合して取付け固定されてい
る。また、連結ホ−ス32bには、ホ−ス内径の半分程
度の孔32eが各ホ−ス毎に設けられている。施肥ガイ
ド部27a内に泥などが詰まって連結ホ−ス32bの肥
料排出口(作溝器27側の口)が塞がれた場合、この孔
32eがないと圧風が施肥ホ−ス32内に吹き込まなく
なり数秒間のうちに漏斗35のホ−ス取付部35a内に
肥料が詰まり繰出部31内の肥料詰まりまで波及するこ
とになってしまうが、前記孔32eが設けられているこ
とにより圧風がこの孔32eから吹き抜けるので、たち
まちは前記ホ−ス取付部35aまで肥料が詰まることに
はならず、肥料詰まりに対する対処が施肥ホ−ス32内
の対処ですむ。尚、孔32eには開閉自在な蓋32e’
がそれぞれ設けられている。また、作溝器27の施肥ガ
イド部27a内には肥料詰まりセンサ−27bが設けら
れていて、肥料がガイド部27a内に付着し堆積して連
結ホ−ス32bの肥料排出口を塞ごうとすると、付着し
た肥料により通電して警報を発するようになっていう
る。センサ−27bのコ−ド27b’は連結ホ−ス32
bに一体的に成形されて設けられたコ−ドホルダ−部3
2fにより保持されている。ところで、作溝器27…の
施肥ガイド部27a…はフロ−ト25、26、26に取
付け固定されている。そして、施肥ガイド部27a…の
下部の前方でフロ−ト25、26、26の底面に作溝部
27cが取付け固定されている。この作溝部27cの形
状は、前後方向断面がV字状で且つそのV字状の下端の
稜が側面視で後方に向けて下がっていて、作溝能率のよ
い形状になっている。
【0017】また、エア−チャンバ−34の左右両端側
の前側部にはサイドステップ51、51が取り付けられ
ている。このサイドステップ51、51は、施肥装置5
の左右両端の繰出部31、31の前側に設けられてい
る。これにより、施肥装置5のホッパ−30への肥料補
給や植付部4の苗載台21へ苗補給において左右両端側
に補給するときそのサイドステップ51、51に足を載
せて身をのりだすことができ補給作業が安全で容易にな
った。また、左右両端側の繰出部31、31の前側に設
けられている肥料取出口からホッパ−30内の肥料を流
下させて抜き取るときに、サイドステップ51、51の
肥料取出口前方下側位置に設けられた開口部51a、5
1aを肥料取出口から流下する肥料が通過するので、サ
イドステップ51、51上で肥料が散乱することはな
い。
【0018】40…は苗規制具である。この苗規制具4
0…は、各条ごとに設けられて苗載台21の各苗載面2
1c…に載置された苗が浮き上がるのを防止するもの
で、苗規制作用状態と非作用状態とに切り換えられるよ
うに移動可能に設けられている。苗規制具40の具体構
成は以下ようになっている。即ち、苗載台21の各条苗
載面21c…の仕切部21d…の上下中央側上面に固着
された支持部材40a、40a…に軸40b…が各条ご
とに回動自在に支持されている。その軸40b…に棒状
の主苗規制部材40c、40c、40c…が苗縦送り方
向(苗載台上位側から下位側苗取口21b方向)に軸心
が向かうよう固着され、主苗規制部材40c、40c、
40cの下端は各条ごとに軸40d…に固着されてい
る。また、主苗規制部材40c、40c、40c…の間
に短い棒状の補助苗規制部材40e、40e…が並行し
て設けられ、その下端部が下側の軸40d…に固着して
いる。下側の軸40dの左右両端部40d’、40d’
は、苗載面下端方向に折れ曲がって、仕切部21d…の
下端側上面に固着された係止部材40f、40f…に固
定の係合部40g、40g…に係合できるようになって
いる。軸40dの左右両端部40d’、40d’を係合
部40g、40gに係合すれば、苗規制具40が苗規制
作用状態に係止され、苗規制部材40c…を撓ませなが
ら前記係合部40g、40gでの係合を外して苗規制部
材40c…、40e…を上側の軸40b回りに上方へ回
動させれば、苗規制具40を苗規制非作用状態となる。
尚、主苗規制部材40c、40c、40c…の軸40b
側の形状は、苗規制作用状態において、軸40bから一
端苗載面上位側に延び、それから苗載面21cに接近す
るように傾斜して延び、そして、苗載面21cにほぼ並
行して苗載面下端側に延びている。これにより、苗載面
上端部側から苗を供給するとき、苗の下端部が浮き上が
って先に上側の軸40bに当たって止まることがなく、
苗規制が先行して作用してスム−ズに苗を苗載面21c
上に滑らせて供給できる。補助苗規制部材40e、40
eの遊端部も、苗載面21cに対して浮き上がるように
傾斜した形状になっているので、苗供給時にその遊端部
にひっかかることはない。苗規制部材40c…、40e
…の軸40d側は、軸40dの下方位置から上方に折れ
曲がって軸40dに端部が固着している。また、前記係
合部40g、40gは係止部材40f、40fの軸部4
0f’、40f’に対してネジ40g’、40g’で固
定位置調節自在に固定され、苗規制状態での苗載面21
cに対する苗規制部材40c…、40e…の位置を調節
できるようになっていて、苗規制部材40c…、40e
…の苗規制作用位置を調節できるようになっている。
【0019】41…は苗止め具である。この苗止め具4
1…は、各条の苗規制具40に取り付けられていて、苗
載台21に載置された苗の下端を受け止めるもので、苗
受け止め作用状態と非作用状態とに切り換えられるよう
に移動可能に設けられている。また、苗止め具41…
は、図5に示されるように、ストッパ−部41aの左右
両端部にア−ム部41b、41bを設けたコ字状の形状
にプラスチック材で成形したもので、ストッパ−部41
aに係止部41a’、41a’と切欠き部41a”…が
設けられ、ア−ム部41b、41bに係合部41b’、
41b’が設けられている。ア−ム部41b、41bの
係合部41b’、41b’を、下側の軸40dの左右両
端部に回動自在に係合して取り付けられている。そし
て、下側の軸40dの上部に固着の”「”状部材40
h、40hの上端部に、ストッパ−部41aの係止部4
1a’、41a’を係合させると、苗止め具41は苗受
け止め非作用状態に係止され、その係合を外してストッ
パ−部41aを苗載面21c上まで回動させると、その
ストッパ−部41aはそれより上側に載せられた苗の下
端面を受け止めて苗がそれより下側へ送られるのを阻止
する。尚、苗規制具41が苗受け止め作用状態に位置す
るとき、苗規制部材40c…、40e…がストッパ−部
41aの切欠き部41a”…内に入り込んだ状態とな
る。
【0020】そして、苗規制具40…による苗規制非作
用状態のときに、苗規制具40…と苗止め具41…とが
苗載台下端部から上方に退避できるように設けられてい
る。即ち、苗規制具40…の係合部40g、40g…で
の係合を外して、上側の軸40b…回りに上方へ回動さ
せて苗規制非作用状態とすると、苗止め具41…は苗規
制具40…に取り付けられているから共に上方へ回動し
て、苗載台下端部の空間が開放される。また、苗規制具
40…を上方に更に回動して、苗載面21c…の上位側
に載せて置くこともできる。このとき、苗規制具40…
は、苗載台21の上端より上方には突出しないので、こ
のまま機体を移動しても邪魔にならない。よって、これ
より、苗植付作業が終了して苗載台に残った苗を取り出
すときや苗載台下端部の苗取り口付近のメンテナンスな
どの作業がしやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥田植機の側面図。
【図2】施肥田植機の平面図。
【図3】苗規制具、苗止め具を示す平面図。
【図4】苗規制具、苗止め具を示す側方断面図。
【図5】苗止め具を示す斜視図。
【図6】整地部の構成を示す一部省略した平面図
【図7】 (a):施肥ホ−ス〜作溝器構成を示す側面図 (b):作溝器の底面図 (c):作溝部のS1−S1端面図
【符号の説明】
21:苗載台 21c:苗載面 22:植付装置 40:苗規制具 40c:苗規制部材 40f:係止部材 41:苗止め具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新山 裕之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 清家 理伯 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (72)発明者 草本 英之 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社 技術部内 (56)参考文献 実開 昭62−134319(JP,U) 実開 平4−113526(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に傾斜させて設けた苗載台21の苗
    載面21cに略沿って傾斜方向にのびる苗規制部材40
    cを備えて苗載面21cに載置された苗の浮き上がりを
    防止する苗規制具40を設けた苗移植機において、苗規
    制部材40cが苗載面21cに略沿う状態となるよう苗
    規制具40の上下端側部両方を苗載台21に支持させた
    構成とし、該苗規制具40の上下一端側部のみ苗載面
    21cから遠近する方向に位置調節可能に苗載台側に固
    定の係止部材40fに係脱自在に設け他端側部を支点
    して苗規制部材40cが苗載面21cから離れるよう
    苗規制具40を回動可能に設けたことを特徴とする苗移
    植機。
  2. 【請求項2】 前後に傾斜させて設けた苗載台21の苗
    載面21cに略沿って傾斜方向にのびる苗規制部材40
    cを備えて苗載面21cに載置された苗の浮き上がりを
    防止する苗規制具40を設けた苗移植機において、苗規
    制部材40cが苗載面21cに略沿う状態となるよう苗
    規制具40の上下端側部両方を苗載台21に支持させた
    構成とし、該苗規制具40の上端側部を支点に苗規制部
    材40cが苗載面21cから離れるよう苗規制具40を
    回動可能に設け、下端側部のみを苗載面21cから遠近
    する方向に位置調節可能に苗載台側に固定の係止部材4
    0fに係脱自在に設けたことを特徴とする苗移植機。
  3. 【請求項3】 前後に傾斜させて設けた苗載台21の苗
    載面21cに略沿って傾斜方向にのびる苗規制部材40
    cを備えて苗載面21cに載置された苗の浮き上がりを
    防止する苗規制具40を設けた苗移植機において、苗規
    制部材40cが苗載面21cに略沿う状態となるよう苗
    規制具40の上下端側部両方を苗載台21に支持させた
    構成とし、該苗規制具40の上下一端側部のみ苗載面
    21cから遠近する方向に位置調節可能に苗載台側に固
    定の係止部材40fに係脱自在に設け、他端側部を支点
    にして苗規制部材40cが苗載面21cから離れるよう
    苗規制具40を回動可能に設け、前記係止部材40fを
    苗載面21cから遠近する方向に位置調節可能に設けた
    ことを特徴とする苗移植機。
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