JP2023078565A - 直曲案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】案内精度の低下を抑制することが可能な直曲案内装置を提供する。【解決手段】直曲案内装置は、レールと、可動子とを備える。可動子は、フレームと、第1スイング部と、第2スイング部とを含む。第1スイング部および第2スイング部は、フレームとの接続部を中心として回動可能に構成されている。第1スイング部および第2スイング部の各々は、アーム部と、第1軸受部と、第2軸受部とを含む。第1軸受部は、第1軌道部材と、第2軌道部材と、複数の第1転動体とを含む。第2軸受部は、第3軌道部材と、第4軌道部材と、複数の第2転動体とを含む。直曲案内装置は、第1スイング部のアーム部および第2スイング部のアーム部の間に跨るように配置され、レールの長手方向に圧縮される圧縮状態またはレールの長手方向に引っ張られる引張状態である弾性部材をさらに備える。【選択図】図3

Description

本開示は、直曲案内装置に関する。
従来から、直線部および曲線部を含むレール上を可動子が移動する直曲案内装置が知られている。この種の技術が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示される直曲案内装置の可動子は、レールの幅方向に間隔を空けて配置される一対のローラを備えている。当該ローラの外周面には、レール溝が形成されている。この可動子は、レールの幅方向の端部がレール溝に接触した状態で、当該レール上を長手方向に移動する。
特開平6-39672号公報
特許文献1に開示される直曲案内装置では、レールの幅寸法の精度差に起因して、可動子の移動中にローラとレールとの間の隙間が広がる場合がある。このため、従来の直曲案内装置では、ローラとレールとの間の隙間が広がることによって案内精度が低下するという課題がある。
本開示の目的は、案内精度の低下を抑制することが可能な直曲案内装置を提供することである。
本開示に従った直曲案内装置は、直線部および曲線部を含むレールと、レール上を移動可能な可動子と、を備えている。可動子は、フレームと、フレームに接続され、レールに接触する第1スイング部と、第1スイング部からレールの長手方向に離間してフレームに接続され、レールに接触する第2スイング部と、を含む。第1スイング部および第2スイング部は、レールの長手方向およびレールの幅方向を含む平面内において、フレームとの接続部を中心として回動可能に構成されている。第1スイング部および第2スイング部の各々は、レールの幅方向に延びるアーム部と、アーム部の長手方向の中央部から見て一方側に配置される第1軸受部と、アーム部の長手方向の中央部から見て他方側に配置される第2軸受部と、を含む。第1軸受部は、アーム部をレールの高さ方向に貫通し、円環状の第1軌道面を外周面に有し、アーム部に固定される第1軌道部材と、第1軌道面に対向する円環状の第2軌道面を内周面に有し、レールに接触する円環状の第1レール溝を外周面に有する第2軌道部材と、第1軌道面および第2軌道面により規定される円環状の第1転走路に配置される複数の第1転動体と、を含む。第2軸受部は、アーム部をレールの高さ方向に貫通し、円環状の第3軌道面を外周面に有し、アーム部に固定される第3軌道部材と、第3軌道面に対向する円環状の第4軌道面を内周面に有し、レールに接触する円環状の第2レール溝を外周面に有する第4軌道部材と、第3軌道面および第4軌道面により規定される円環状の第2転走路に配置される複数の第2転動体と、を含む。上記直曲案内装置は、第1スイング部のアーム部および第2スイング部のアーム部の間に跨るように配置され、レールの長手方向に圧縮される圧縮状態またはレールの長手方向に引っ張られる引張状態である弾性部材をさらに備えている。
本開示によれば、案内精度の低下を抑制することが可能な直曲案内装置を提供することができる。
図1は、実施の形態1に係る直曲案内装置の構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る直曲案内装置の可動子の構成を示す正面図である。 図3は、実施の形態1に係る直曲案内装置の構成を示す側面図である。 図4は、図2中の線分IV-IVに沿った断面図である。 図5は、実施の形態1における第1スイング部の高さ方向に沿った断面図である。 図6は、実施の形態3に係る直曲案内装置の構成を説明するための断面図である。
[実施形態の概要]
本開示に従った直曲案内装置は、直線部および曲線部を含むレールと、レール上を移動可能な可動子と、を備えている。可動子は、フレームと、フレームに接続され、レールに接触する第1スイング部と、第1スイング部からレールの長手方向に離間してフレームに接続され、レールに接触する第2スイング部と、を含む。第1スイング部および第2スイング部は、レールの長手方向およびレールの幅方向を含む平面内において、フレームとの接続部を中心として回動可能に構成されている。第1スイング部および第2スイング部の各々は、レールの幅方向に延びるアーム部と、アーム部の長手方向の中央部から見て一方側に配置される第1軸受部と、アーム部の長手方向の中央部から見て他方側に配置される第2軸受部と、を含む。第1軸受部は、アーム部をレールの高さ方向に貫通し、円環状の第1軌道面を外周面に有し、アーム部に固定される第1軌道部材と、第1軌道面に対向する円環状の第2軌道面を内周面に有し、レールに接触する円環状の第1レール溝を外周面に有する第2軌道部材と、第1軌道面および第2軌道面により規定される円環状の第1転走路に配置される複数の第1転動体と、を含む。第2軸受部は、アーム部をレールの高さ方向に貫通し、円環状の第3軌道面を外周面に有し、アーム部に固定される第3軌道部材と、第3軌道面に対向する円環状の第4軌道面を内周面に有し、レールに接触する円環状の第2レール溝を外周面に有する第4軌道部材と、第3軌道面および第4軌道面により規定される円環状の第2転走路に配置される複数の第2転動体と、を含む。上記直曲案内装置は、第1スイング部のアーム部および第2スイング部のアーム部の間に跨るように配置され、レールの長手方向に圧縮される圧縮状態またはレールの長手方向に引っ張られる引張状態である弾性部材をさらに備えている。
上記直曲案内装置では、圧縮状態または引張状態である弾性部材が、第1スイング部のアーム部および第2スイング部のアーム部の間に跨るように配置されている。このため、第1スイング部および第2スイング部を互いに離間させる向きまたは第1スイング部および第2スイング部を互いに接近させる向きの力が、両スイング部に対して作用する。これにより、第1スイング部および第2スイング部は、フレームとの接続部を中心としてレールの幅寸法に応じて回動し、レールとレール溝との間の隙間が広がるのを抑制することができる。したがって、上記直曲案内装置によれば、レールとレール溝との間の隙間に起因する案内精度の低下を抑制することができる。
上記直曲案内装置において、弾性部材は、レールの幅方向に複数並べて配置されていてもよい。この構成によれば、レールとレール溝との間の隙間が広がるのをより効果的に抑制することができる。
上記直曲案内装置において、第1スイング部のアーム部は、第2スイング部に面し、レールの幅方向に延びる第1アーム側面を含んでいてもよい。第2スイング部のアーム部は、第1スイング部に面し、レールの幅方向に延びる第2アーム側面を含んでいてもよい。第1スイング部のアーム部には、第1アーム側面側に開口するとともにレールの長手方向に深さを有する第1穴が形成されていてもよい。第2スイング部のアーム部には、第2アーム側面側に開口するとともにレールの長手方向に深さを有する第2穴が形成されていてもよい。弾性部材は、第1穴および第2穴に収容されるように、第1スイング部および第2スイング部に跨って配置されていてもよい。この構成によれば、第1スイング部のアーム部と第2スイング部のアーム部との間において、弾性部材を安定に配置することができる。
上記直曲案内装置において、弾性部材は、ばねであってもよい。
[実施形態の具体例]
次に、本開示の直曲案内装置の具体的な実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照符号を付し、その説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
まず、実施の形態1に係る直曲案内装置1の構成を、図1~図5に基づいて説明する。図1は、直曲案内装置1の構成を示す斜視図である。図2は、直曲案内装置1の可動子3の構成を示す正面図である。図3は、直曲案内装置1の可動子3の構成を示す側面図である。図4は、図2中の線分IV-IVに沿った断面図である。図5は、第1スイング部21の高さ方向D3に沿った断面図である。
図1に示すように、直曲案内装置1は、レール2と、レール2上を移動可能な可動子3とを主に備えている。レール2は、直線部2Aと、直線部2Aの端部に繋がる曲線部2Bとを含む。可動子3は、フレーム10と、第1スイング部21と、第2スイング部22とを主に備えている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ説明する。なお、本明細書におけるレール2の長手方向D1、幅方向D2および高さ方向D3は、図1~図5に示す方向に準じるものとする。
図1に示すように、フレーム10は、第1フレーム部11と、第2フレーム部12とを含む。第1フレーム部11は、第1スイング部21および第2スイング部22が接続される部分であり、長手方向D1に長い直方体形状を有している。第1フレーム部11は、高さ方向D3の下側を向く第1面11A(下面)と、第1面11Aと反対を向く第2面11B(上面)とを含む。
第2フレーム部12は、高さ方向D3に長い直方体形状を有している。図1に示すように、第2フレーム部12は、第1フレーム部11の幅方向D2の端部から第1フレーム部11に対して垂直に延びている。第2フレーム部12は、幅方向D2の一方側を向く第3面12Aと、第3面12Aと反対を向く第4面12Bとを含む。第3面12Aのうち長手方向D1の略中央部には、幅方向D2に突出するとともに高さ方向D3に延びる第1突出部13が形成されている。一方、第4面12Bのうち長手方向D1の略中央部には、幅方向D2において第1突出部13と反対向きに突出するとともに高さ方向D3に延びる第2突出部14が形成されている。
第1スイング部21は、レール2に接触する部分である。図1に示すように、第1スイング部21は、第1フレーム部11の第1面11A側に接続されている。より具体的には、図5に示すように、第1フレーム部11には、第1面11A側に開口するとともに高さ方向D3に深さを有する挿入穴11Cが形成されている。挿入穴11Cは、高さ方向D3に見て円形を有している。第1スイング部21の一部(後述する第5軌道部材85)が挿入穴11Cに挿入され、ボルトB1(図1)を締め付けることにより、第1スイング部21が第1フレーム部11に接続されている。
図5に示すように、第1フレーム部11には、挿入穴11Cに対して高さ方向D3に連通する給油穴11Dが形成されている。給油穴11Dは、高さ方向D3に見て、挿入穴11Cと同心で且つ挿入穴11Cよりも小径の円形状を有している。給油穴11Dは、第2面11B側に開口している。
第2スイング部22(図1)は、第1スイング部21と同様に、レール2に接触する部分である。図1に示すように、第2スイング部22は、第1スイング部21から長手方向D1に離間してフレーム10(第1フレーム部11)に接続されている。第1スイング部21および第2スイング部22は、長手方向D1および幅方向D2を含む仮想の平面内において、フレーム10との接続部を中心として回動可能に構成されている。第2スイング部22は、第1スイング部21と同様にフレーム10に接続されているため、第2スイング部22のフレーム10への取付構造に関する説明は省略する。
次に、第1スイング部21の構成を、図5に基づいて詳細に説明する。図5に示すように、第1スイング部21は、アーム部43と、第1軸受部41と、第2軸受部42とを含む。アーム部43は、幅方向D2に延びている。第1軸受部41は、アーム部43の長手方向(レール2の幅方向D2)の中央部から見て一方側(アーム部43の長手方向の一端部)に配置されている。第2軸受部42は、アーム部43の長手方向の中央部から見て他方側(アーム部43の長手方向の他端部)に配置されている。図5に示すように、アーム部43のうち長手方向の中央部から見て一方側には、アーム部43を高さ方向D3に貫通する第1貫通穴43Aが形成されている。一方、アーム部43のうち長手方向の中央部から見て他方側には、アーム部43を高さ方向D3に貫通する第2貫通穴43Bが形成されている。
図5に示すように、第1軸受部41は、第1軌道部材51と、第2軌道部材54と、第5軌道部材85とを含む。第1軌道部材51は、アーム部43を高さ方向D3に貫通し、アーム部43に固定されている。本実施の形態における第1軌道部材51は、アーム部43を高さ方向D3に貫通する(第1貫通穴43Aに挿入される)第1スタッド52と、第1スタッド52の外周面を取り囲む円環状の第1ナット53とを含む。
第1スタッド52は、第1貫通穴43Aに挿入される円柱状の軸部52Aと、軸部52Aよりも径が大きく且つ軸部52Aの下端部に繋がる頭部52Bとを含む。図5に示すように、軸部52Aの外周面は、第1貫通穴43Aの壁面に対して周方向の全体にわたって接触している。軸部52Aの先端部(頭部52Bと反対の部分)の外周面には、第1ネジ部(雄ネジ部)が形成されている。第1ナット53の内周面には、上記第1ネジ部と噛み合う第2ネジ部(雌ネジ部)が周方向の全体にわたって形成されている。
図5に示すように、第1スタッド52の内部には、第1給油路52Cが形成されている。第1給油路52Cは、軸部52Aの内部を高さ方向D3に延びる第1経路部分と、当該第1経路部分の下端部に繋がるとともに頭部52Bの内部を径方向に延びる第2経路部分とを含む。第1給油路52Cの入口には、第1グリースニップル52Dが配置されている。第1給油路52Cを介して、第1スタッド52の頭部52Bと第2軌道部材54との間に潤滑油を供給することができる。
第1軌道部材51は、円環状の第1軌道面61を外周面に有している。図5に示すように、本実施の形態における第1軌道面61は、頭部52Bの外周面において、高さ方向D3に離間して複数列(2列)形成されている。本実施の形態における第1軌道面61は、高さ方向D3に沿った断面においてV字形状を有しているが、これに限定されない。
第1軌道部材51は、円環状の第5軌道面65を外周面に有している。図5に示すように、本実施の形態における第5軌道面65は、第1ナット53の外周面に周方向の全体にわたって形成されている。本実施の形態における第5軌道面65は、高さ方向D3に沿った断面においてV字形状を有しているが、これに限定されない。なお、第1軌道部材51は、第1スタッド52および第1ナット53を含む場合に限定されず、例えば第1ナット53が省略されてもよい。この場合、第1スタッド52の軸部52Aの外周面に第5軌道面65が形成されてもよい。
第2軌道部材54は、第1軌道面61よりも大きい内径を有する円環状の部材である。第2軌道部材54は、第1軌道面61に対して第2軌道部材54の径方向に対向する円環状の第2軌道面62を内周面に有している。本実施の形態における第2軌道面62は、高さ方向D3に沿った断面において、第1軌道面61と反対を向くV字形状を有しているが、これに限定されない。図5に示すように、第2軌道部材54は、レール2に接触する円環状の第1レール溝54Aを外周面に有している。本実施の形態における第1レール溝54Aは、高さ方向D3に沿った断面においてV字形状を有する溝であるが、これに限定されない。
第5軌道部材85(外輪)は、第5軌道面65よりも大きい内径を有する円環状の部材である。第5軌道部材85は、第5軌道面65に対して第5軌道部材85の径方向に対向する円環状の第6軌道面66を内周面に有している。第6軌道面66は、高さ方向D3に沿った断面において、第5軌道面65と反対を向くV字形状を有しているが、これに限定されない。第5軌道部材85には、高さ方向D3において第1給油路52Cの入口と重なる環状穴85Aが形成されている。環状穴85Aは、高さ方向D3において給油穴11Dと重なっている。
第5軌道部材85は、フレーム10(第1フレーム部11)に接続されている。具体的には、図5に示すように、第5軌道部材85は、挿入穴11Cに挿入されており、複数のボルトB1(図1)によって第1フレーム部11に対して固定されている。第5軌道部材85の外周面は、挿入穴11Cの壁面に対して周方向の全体にわたって接触している。図5に示すように、第5軌道部材85の高さ方向D3における下側の端面は、フレーム10の第1面11Aと略面一になっている。一方、第5軌道部材85の高さ方向D3における上側の端面には、ボルトB1(図1)が噛み合う雌ネジ穴(図示しない)が、周方向に互いに間隔を空けて複数(例えば4つ)形成されている。
第1軸受部41は、複数の第1転動体71をさらに含む。本実施の形態における第1転動体71は、円筒ころであり、第1軌道面61および第2軌道面62により規定される円環状の第1転走路に配置されている。第1転動体71の外周面は、第1軌道面61および第2軌道面62に対して接触している。
第1軸受部41は、複数の第3転動体73をさらに含む。本実施の形態における第3転動体73は、円筒ころであり、第5軌道面65および第6軌道面66により規定される円環状の第3転走路に配置されている。第3転動体73の外周面は、第5軌道面65および第6軌道面66に対して接触している。
図5に示すように、第5軌道部材85には、第3転動体73を上記第3転走路へ投入するための投入口が、第5軌道部材85の周方向の一部を径方向に貫通するように形成されている。この投入口は、第1蓋部材86により塞がれている。第1蓋部材86は、第3転動体73に接触する蓋軌道面(第5軌道面65に対して第5軌道部材85の径方向に対向する面)と、当該蓋軌道面と第5軌道部材85の径方向において反対に位置する蓋外面とを含む。蓋軌道面は、第6軌道面66と略面一であり、第5軌道面65および第6軌道面66とともに上記第3転走路を規定している。第5軌道部材85が挿入穴11Cに挿入された状態において、蓋外面は、挿入穴11Cの壁面に対して接触している。第1蓋部材86は、ピンなどの固定部材によって第5軌道部材85に対して固定されていてもよい。
図5に示すように、第2軌道部材54には、第1転動体71を上記第1転走路へ投入するための投入口が形成されている。この投入口には、第2蓋部材55が配置されている。第2蓋部材55は、ピン56などの固定部材によって第2軌道部材54に対して固定されている。
第2軸受部42は、第3軌道部材57と、第4軌道部材58と、第2ナット83と、偏芯カラー84とを含む。第3軌道部材57は、アーム部43を高さ方向D3に貫通し、アーム部43に固定されている。図5に示すように、第3軌道部材57は、アーム部43を高さ方向D3に貫通する(第2貫通穴43Bに挿入される)軸部57Aと、軸部57Aよりも径が大きく且つ軸部57Aの下端部に繋がる頭部57Bとを含む。第3軌道部材57は、円環状の第3軌道面63を頭部57Bの外周面に有している。本実施の形態では、第3軌道面63は、高さ方向D3に離間する複数(2つ)の列を形成しているが、これに限定されない。
軸部57Aの先端部(頭部57Bと反対の部分)の外周面には、第3ネジ部(雄ネジ部)が形成されている。第2ナット83の内周面には、第3ネジ部に噛み合う第4ネジ部(雌ネジ部)が周方向の全体にわたって形成されている。図5に示すように、軸部57Aの外周面と第2貫通穴43Bの壁面との間には、偏芯カラー84の小径部が挿入されている。この小径部は、円環状であるとともに、径方向の厚さが周方向にわたって変化する形状を有している。
第3軌道部材57の内部には、第2給油路57Cが形成されている。第2給油路57Cは、軸部57Aの内部を高さ方向D3に延びる第3経路部分と、当該第3経路部分の下端部に繋がるとともに頭部57Bの内部を径方向に延びる第2経路部分とを含む。第2給油路57Cの入口には、第2グリースニップル57Dが配置されている。第2給油路57Cを介して、頭部57Bと第4軌道部材58との間に潤滑油を供給することができる。
第4軌道部材58は、第3軌道面63よりも大きい内径を有する円環状の部材である。第4軌道部材58は、第3軌道面63に対して第4軌道部材58の径方向に対向する円環状の第4軌道面64を内周面に有している。本実施の形態における第4軌道面64は、高さ方向D3に沿った断面において、第3軌道面63と反対を向くV字形状を有しているが、これに限定されない。図5に示すように、第4軌道部材58は、レール2に接触する円環状の第2レール溝58Aを外周面に有している。本実施の形態における第2レール溝58Aは、高さ方向D3に沿った断面においてV字形状を有する溝であるが、これに限定されない。
第2軸受部42は、複数の第2転動体72をさらに含む。本実施の形態における第2転動体72は、円筒ころであり、第3軌道面63および第4軌道面64により規定される円環状の第2転走路に配置されている。第2転動体72の外周面は、第3軌道面63および第4軌道面64に対して接触している。
図5に示すように、第4軌道部材58には、第2転動体72を上記第2転走路へ投入するための投入口が形成されている。この投入口には、第3蓋部材81が配置されている。第3蓋部材81は、ピン82などの固定部材によって第4軌道部材58に対して固定されている。
第2スイング部22(図1)は、基本的に第1スイング部21と同様の構成を備えている。このため、第2スイング部22の構成に関する詳細な説明は省略する。
図4に示すように、第1スイング部21のアーム部43は、第1アーム側面91を含む。第1アーム側面91は、第2スイング部22に面しており、幅方向D2に延びている。第2スイング部22のアーム部43は、第1アーム側面91に対して略平行な第2アーム側面92を含む。図4に示すように、第2アーム側面92は、第1スイング部21(第1アーム側面91)に面しており、幅方向D2に延びている。
図4に示すように、第1スイング部21のアーム部43には、第1穴93が形成されている。第1穴93は、第1アーム側面91側に開口するとともに、長手方向D1に深さを有する有底穴である。第1穴93は、図4の断面視において、アーム部43のうちフレーム10と重ならない部分に形成されている。本実施の形態では、第1穴93の底部は、アーム部43のうち長手方向D1の中央部よりも第2スイング部22の近くに位置しているが、これに限定されない。本実施の形態における第1穴93は、長手方向D1に見て、長手方向D1に長い楕円形状を有しているが、これに限定されない。
図4に示すように、第2スイング部22のアーム部43には、第2穴94が形成されている。第2穴94は、第2アーム側面92側に開口するとともに、長手方向D1に深さを有する有底穴である。第2穴94は、図4の断面視において、アーム部43のうちフレーム10と重ならない部分に形成されている。第2穴94は、第1穴93に対して長手方向D1に対向している。換言すると、第1穴93および第2穴94は、長手方向D1に延びる仮想の直線上に各々位置している。本実施の形態では、第2穴94は、第1穴93と略同じ深さを有しているが、これに限定されない。
図3および図4に示すように、可動子3は、弾性部材30をさらに備えている。本実施の形態における弾性部材30は、コイルばねであり、第1スイング部21のアーム部43および第2スイング部22のアーム部43の間に跨るように配置されている(図4)。より具体的には、本実施の形態における弾性部材30は、長手方向D1に圧縮される圧縮状態であり、第1穴93および第2穴94に収容されるように、第1スイング部21および第2スイング部22に跨って配置されている。すなわち、弾性部材30は、長手方向D1に延びる形状を有しており、長手方向D1の一方の端部が第1穴93に収容されるとともに、長手方向D1の他方の端部が第2穴94に収容されている。このため、圧縮ばねである弾性部材30の復元力が第1穴93および第2穴94の各底部に作用し、第1スイング部21および第2スイング部22を互いに離間させる向きの力が、弾性部材30によって第1スイング部21および第2スイング部22に対して加わる。
以上の通り、本実施の形態に係る直曲案内装置1では、圧縮状態である弾性部材30が、第1スイング部21のアーム部43および第2スイング部22のアーム部43の間に跨るように配置されている。このため、第1スイング部21および第2スイング部22を互いに離間させる向きの力が、両スイング部に対して作用する。これにより、第1スイング部21および第2スイング部22は、フレーム10との接続部を中心としてレール2の幅寸法に応じて回動し、レール2とレール溝(第1レール溝54Aおよび第2レール溝58A)との間の隙間が広がるのを抑制することができる。したがって、本実施の形態に係る直曲案内装置1によれば、レール2とレール溝との間の隙間に起因する案内精度の低下を抑制することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る直曲案内装置について説明する。実施の形態2は、基本的に上記実施の形態1と同様であるが、弾性部材30が引張ばねである点で異なっている。以下、上記実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
実施の形態2における弾性部材30は、長手方向D1に引っ張られる引張状態で、第1スイング部21のアーム部43および第2スイング部22のアーム部43の間に跨るように配置されている。弾性部材30のうち長手方向D1における一方の端部は、第1穴93の底部に接続されている。一方、弾性部材30のうち長手方向D1における他方の端部は、第2穴94の底部に接続されている。
実施の形態2では、引張ばねが弾性部材30として採用されているため、第1スイング部21および第2スイング部22を互いに接近させる向きの力が、両スイング部に対して作用する。これにより、上記実施の形態1と同様に、第1スイング部21および第2スイング部22は、フレーム10との接続部を中心としてレール2の幅寸法に応じて回動し、レール2とレール溝との間の隙間が広がるのを抑制することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3に係る直曲案内装置について、図6に基づいて説明する。実施の形態3は、基本的に上記実施の形態1または上記実施の形態2と同様であるが、弾性部材30を複数備える点で異なっている。以下、上記実施の形態1,2と異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、第1穴93は、幅方向D2に互いに間隔を空けて複数(本実施の形態では2つ)形成されている。同様に、第2穴94は、幅方向D2に互いに間隔を空けて複数(本実施の形態では2つ)形成されている。
弾性部材30は、圧縮ばねまたは引張ばねであり、幅方向D2に複数並べて配置されている。図6に示すように、弾性部材30は、複数の第1穴93および第2穴94の各々に収容されている。これにより、第1スイング部21および第2スイング部22を互いに離間させる力または互いに接近させる力をより高めることができる。
(その他実施の形態)
ここで、その他実施の形態について説明する。
上記実施の形態では、アーム部43に第1穴93および第2穴94が各々形成される場合を一例として説明したが、これに限定されない。第1穴93および第2穴94のうち一方または両方が省略されてもよい。
上記実施の形態では、弾性部材としてコイルばねが用いられる場合を一例として説明したが、これに限定されない。弾性部材としては、例えば、板ばねやねじりばねを採用することもできる。また弾性部材は、ばねに限定されず、例えばゴムなどの部材であってもよい。
上記実施の形態では、第1スイング部21および第2スイング部22が、幅方向D2の端部においてフレーム10に接続される場合を一例として説明したが、これに限定されない。例えば、第1スイング部および第2スイング部の各アーム部の長手方向の中央部が、フレームに接続されていてもよい。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 直曲案内装置、2 レール、2A 直線部、2B 曲線部、3 可動子、10 フレーム、11 第1フレーム部、11A 第1面、11B 第2面、11C 挿入穴、11D 給油穴、12 第2フレーム部、12A 第3面、12B 第4面、13 第1突出部、14 第2突出部、21 第1スイング部、22 第2スイング部、30 弾性部材、41 第1軸受部、42 第2軸受部、43 アーム部、43A 第1貫通穴、43B 第2貫通穴、51 第1軌道部材、52 第1スタッド、52A,57A 軸部、52B、57B 頭部、52C 第1給油路、52D 第1グリースニップル、53 第1ナット、54 第2軌道部材、54A 第1レール溝、55 第2蓋部材、56,82 ピン、57 第3軌道部材、57C 第2給油路、57D 第2グリースニップル、58 第4軌道部材、58A 第2レール溝、61 第1軌道面、62 第2軌道面、63 第3軌道面、64 第4軌道面、65 第5軌道面、66 第6軌道面、71 第1転動体、72 第2転動体、73 第3転動体、81 第3蓋部材、83 第2ナット、84 偏芯カラー、85 第5軌道部材、85A 環状穴、86 第1蓋部材、91 第1アーム側面、92 第2アーム側面、93 第1穴、94 第2穴、B1 ボルト、D1 長手方向、D2 幅方向、D3 高さ方向。

Claims (4)

  1. 直線部および曲線部を含むレールと、
    前記レール上を移動可能な可動子と、を備え、
    前記可動子は、
    フレームと、
    前記フレームに接続され、前記レールに接触する第1スイング部と、
    前記第1スイング部から前記レールの長手方向に離間して前記フレームに接続され、前記レールに接触する第2スイング部と、を含み、
    前記第1スイング部および前記第2スイング部は、前記レールの前記長手方向および前記レールの幅方向を含む平面内において、前記フレームとの接続部を中心として回動可能に構成されており、
    前記第1スイング部および前記第2スイング部の各々は、
    前記レールの前記幅方向に延びるアーム部と、
    前記アーム部の長手方向の中央部から見て一方側に配置される第1軸受部と、
    前記アーム部の前記長手方向の前記中央部から見て他方側に配置される第2軸受部と、を含み、
    前記第1軸受部は、
    前記アーム部を前記レールの高さ方向に貫通し、円環状の第1軌道面を外周面に有し、前記アーム部に固定される第1軌道部材と、
    前記第1軌道面に対向する円環状の第2軌道面を内周面に有し、前記レールに接触する円環状の第1レール溝を外周面に有する第2軌道部材と、
    前記第1軌道面および前記第2軌道面により規定される円環状の第1転走路に配置される複数の第1転動体と、を含み、
    前記第2軸受部は、
    前記アーム部を前記レールの高さ方向に貫通し、円環状の第3軌道面を外周面に有し、前記アーム部に固定される第3軌道部材と、
    前記第3軌道面に対向する円環状の第4軌道面を内周面に有し、前記レールに接触する円環状の第2レール溝を外周面に有する第4軌道部材と、
    前記第3軌道面および前記第4軌道面により規定される円環状の第2転走路に配置される複数の第2転動体と、を含み、
    前記第1スイング部の前記アーム部および前記第2スイング部の前記アーム部の間に跨るように配置され、前記レールの前記長手方向に圧縮される圧縮状態または前記レールの前記長手方向に引っ張られる引張状態である弾性部材をさらに備えた、直曲案内装置。
  2. 前記弾性部材は、前記レールの前記幅方向に複数並べて配置されている、請求項1に記載の直曲案内装置。
  3. 前記第1スイング部の前記アーム部は、前記第2スイング部に面し、前記レールの前記幅方向に延びる第1アーム側面を含み、
    前記第2スイング部の前記アーム部は、前記第1スイング部に面し、前記レールの前記幅方向に延びる第2アーム側面を含み、
    前記第1スイング部の前記アーム部には、前記第1アーム側面側に開口するとともに前記レールの前記長手方向に深さを有する第1穴が形成されており、
    前記第2スイング部の前記アーム部には、前記第2アーム側面側に開口するとともに前記レールの前記長手方向に深さを有する第2穴が形成されており、
    前記弾性部材は、前記第1穴および前記第2穴に収容されるように、前記第1スイング部および前記第2スイング部に跨って配置されている、請求項1または請求項2に記載の直曲案内装置。
  4. 前記弾性部材は、ばねである、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の直曲案内装置。
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