JP2021521307A - ポリアリーレンスルフィドの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本出願は、2018年7月3日付韓国特許出願第10−2018−0077236号および2019年7月2日付韓国特許出願第10−2019−0079236号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示された全ての内容は本明細書の一部として組み含まれる。
前記硫黄供給源を含む反応器にジハロゲン化芳香族化合物およびアミド系化合物を添加し、225℃以上245℃以下の温度で重合反応させた後に、250℃以上260℃以下の温度に昇温して重合反応させてポリアリーレンスルフィドを製造する第2段階;
を含み、
前記第1段階の脱水反応を行う間に除去される脱水液は、総体積を基準にアミド系化合物を15%乃至35%(v/v)で含み、
前記第2段階の重合反応で前記ジハロゲン化芳香族化合物は、前記アルカリ金属の水硫化物1当量を基準に1.04乃至1.08当量比で使用する、ポリアリーレンスルフィドの製造方法が提供される。
実施例1
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら195℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.2%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.82に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.63に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び260℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら205℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.6%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.85に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.06当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.62に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら205℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.9%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.81に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.61に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び255℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時31.0%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.30に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.06当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.65に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び260℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら195℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時29.9%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.92に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.08当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.64に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時29.7%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.09に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.015当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.66に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら180℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時31.2%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.38に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、0.99当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.63に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら180℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.4%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.44に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、0.99当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.65に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び260℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら215℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時35.0%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.13に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.025当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.55に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時28.9%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.21に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.10当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.68に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.20当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら210℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時28.6%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.82に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.65当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.96に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び245℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.20当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら205℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時28.9%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.72に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.65当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.95に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び270℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)を利用して濾過させたが、ポリフェニレンスルフィド粒子が得られなかった。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.2%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は2.26に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.63に計算された。そして、得られた混合溶液を220℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、1.65当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時30.0%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.50に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は2.60に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び250℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)、および蒸留水を利用して順次洗浄した後に濾過し、続いて90℃で10分間NMPで洗浄した後に濾過し、また0.4%酢酸水溶液で90℃で洗浄した後に濾過し、再び90℃で10分間蒸留水で濾過する工程を行った。洗浄したポリフェニレンスルフィドは、真空オーブンで150℃、8時間乾燥して回収した。
PPSポリマーを作るために、図1のような方法により脱水反応(第1段階)および重合反応(第2段階)を行った。
1.00当量の硫化水素ナトリウム(NaSH)と1.05当量の水酸化ナトリウム(NaOH)を反応器内で混合して硫化ナトリウム(Na2S)を製造した。この時、0.44当量の酢酸ナトリウム(CH3COONa)粉末、4.00当量のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)および4.72当量の蒸留水を前記反応器に添加した。前記反応器を150rpmで攪拌しながら185℃まで1時間加熱して脱水反応を行い、脱水反応後に得られた残存混合物を硫黄供給源として得た。この時、前記脱水反応を行いながら外部に除去される脱水液中の測定したNMP濃度(v/v%)は、ガスクロマトグラフィーで測定時53.0%であった。また、前記硫黄供給源として得られた残存混合物内でのH2O/Sのモル比は1.64に計算された。
前記脱水反応を通じて得られた硫黄供給源を含む反応器の温度を170℃未満に下げた後、1.04当量のパラ−ジクロロベンゼン(p−DCB)と1.35当量のNMPを前記反応器に添加した。この時、NMP/Sのモル比は4.05に計算された。そして、得られた混合溶液を230℃まで加熱して2時間反応させ、再び260℃まで加熱してさらに2時間反応させた。反応終了後、前記反応器内に存在する硫黄1当量に対して3当量比の蒸留水を反応器内に添加し、十分に温度を下げた後、結果物を回収した。結果物を蒸留水とNMPの混合液(混合体積比=1:1)を利用して濾過させたが、ポリフェニレンスルフィド粒子が得られなかった。
実施例および比較例で製造したポリフェニレンスルフィド(PPS)に対して下記のような方法で物性を測定し、その結果を下記表1に示した。
Claims (11)
- アルカリ金属の水硫化物およびアルカリ金属の水酸化物を、アルカリ金属の有機酸塩の存在下で水およびアミド系化合物の混合溶媒中で185℃以上から205℃以下までの温度で脱水反応(dehydration)を行い、アルカリ金属の硫化物、および水とアミド系化合物の混合溶媒を含む硫黄供給源を製造する第1段階;および
前記硫黄供給源を含む反応器にジハロゲン化芳香族化合物およびアミド系化合物を添加し、225℃以上245℃以下の温度で重合反応させた後に、250℃以上260℃以下の温度に昇温して重合反応させてポリアリーレンスルフィドを製造する第2段階;
を含み、
前記第1段階の脱水反応を行う間に除去される脱水液は、総体積を基準にアミド系化合物を15%(v/v)乃至35%(v/v)で含み、
前記第2段階の重合反応で前記ジハロゲン化芳香族化合物は、前記アルカリ金属の水硫化物1当量を基準に1.04乃至1.08の当量比で使用する、ポリアリーレンスルフィドの製造方法。 - 前記アルカリ金属の有機酸塩は、アルカリ金属の水硫化物1当量に対して0.01乃至1.0の当量比で使用される、請求項1に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記アルカリ金属の有機酸塩は、酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、またはこれらの混合物を含む、請求項1または2に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記第1段階での水は、アミド系化合物1当量に対して1乃至8の当量比で使用される、請求項1から3のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記第1段階で製造される硫黄供給源は、硫黄1モルに対して水を1.5乃至3.5のモル比で含むものである、請求項1から4のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記第2段階を行う前に、前記硫黄供給源を含む反応器の温度を150℃以上200℃未満に低下させる段階をさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記第2段階でアミド系化合物は、硫黄1モルに対して2.5乃至4.0のモル比になるように添加する、請求項1から6のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記ジハロゲン化芳香族化合物は、o−ジハロベンゼン、m−ジハロベンゼン、p−ジハロベンゼン、ジハロトルエン、ジハロナフタレン、ジハロビフェニル、ジハロ安息香酸、ジハロジフェニルエーテル、ジハロジフェニルスルホン、ジハロジフェニルスルホキシドおよびジハロジフェニルケトンからなる群より選択されるいずれか一または二以上を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記ポリアリーレンスルフィドは、85%以上の収率で生成され、溶融粘度が20Pa・S乃至150Pa・Sを有するものである、請求項1から8のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記第2段階での重合反応後、反応混合物に硫黄1当量に対して水を3乃至5の当量比で添加して冷却する段階をさらに含む、請求項1から9のいずれか一項に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
- 前記冷却する段階の後に、水およびアミド系化合物を用いて反応混合物を洗浄した後に乾燥する段階をさらに含む、請求項10に記載のポリアリーレンスルフィドの製造方法。
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