JP2021187237A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを抑制可能な空気入りタイヤを提供する。【解決手段】本発明に係る空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記一対のビードコア間に位置する本体部、及び、前記本体部に連なり、各ビードコア周りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されて形成されている折り返し部、を備えるカーカスプライと、前記カーカスプライの前記本体部及び前記折り返し部の前記タイヤ幅方向の外側を覆い、タイヤ外面を構成するカバーゴムと、前記カバーゴムの前記タイヤ外面よりも内側であり、前記カーカスプライの前記折り返し部の少なくとも一部の前記タイヤ幅方向の外側を覆う補強層と、を備え、前記補強層は、金属繊維からなる不織布、又は、金属繊維が埋設されているゴムシート材、により構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関する。
従来から、一対のビードコア間に跨って延在するカーカスプライを備える空気入りタイヤが知られている。カーカスプライは、ビードコア周りでタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されて形成せれる折り返し部を備える。特許文献1、2には、カーカスプライの折り返し部のタイヤ幅方向の外側に、有機繊維からなる補強層を設ける空気入りタイヤが開示されている。
特開2012−46155号公報 特開2015−63172号公報
空気入りタイヤのビード部のタイヤ幅方向の外側の面は、路面走行時などの空気リタイヤの圧縮変形時において、組み付けられているリムのリムフランジ部により押圧される。これにより、ビード部のタイヤ幅方向の外側のカバーゴムは、カーカスプライの折り返し部と、リムのリムフランジ部とにより挟み込まれ、一部がカーカスプライの折り返し部に沿って移動するように圧縮変形する。そのため、折り返し部の近傍のカバーゴムには、折り返し部に沿うせん断歪が集中する。特許文献1、2に記載されている補強層を設けることで、カーカスプライの折り返し部の近傍のカバーゴムに、折り返し部に沿ったせん断歪が集中することを抑制できる。しかしながら、特許文献1、2に記載されているような補強層を設けても、この補強層それ自体と周囲のカバーゴムとの間の接着力が弱いと、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中するおそれがあり、却って故障の原因になる場合がある。
本発明は、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを抑制可能な空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様としての空気入りタイヤは、一対のビードコアと、前記一対のビードコア間に位置する本体部、及び、前記本体部に連なり、各ビードコア周りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されて形成されている折り返し部、を備えるカーカスプライと、前記カーカスプライの前記本体部及び前記折り返し部の前記タイヤ幅方向の外側を覆い、タイヤ外面を構成するカバーゴムと、前記カバーゴムの前記タイヤ外面よりも内側であり、前記カーカスプライの前記折り返し部の少なくとも一部の前記タイヤ幅方向の外側を覆う補強層と、を備え、前記補強層は、金属繊維からなる不織布、又は、金属繊維が埋設されているゴムシート材、により構成されている。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、タイヤ幅方向断面視において、前記補強層の少なくとも一部は、前記ビードコアのタイヤ径方向の内側端から前記タイヤ径方向の外側に向かってタイヤ断面高さの5%〜30%の前記タイヤ径方向の領域内に位置する。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記タイヤ幅方向断面視において、前記補強層は、前記ビードコアの前記タイヤ径方向の外側端より前記タイヤ径方向の外側の位置から内側の位置に跨って延在している。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記タイヤ幅方向断面視において、前記補強層は、前記ビードコア周りに前記タイヤ幅方向の外側から内側に折り返されている。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記金属繊維は、スチール、銅、アルミニウム、ニッケル、又は、これらいずれかを含む合金からなる。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記金属繊維は黄銅からなる。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記金属繊維の表面は、銅及び亜鉛の二元合金、又は、銅、亜鉛及びコバルトの三元合金からなる被膜により構成されている。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記補強層は、金属繊維により構成される不織布であり、前記不織布の密度は、100〜900g/mである。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、前記補強層は、金属繊維により構成される不織布であり、前記不織布のフィラメント径は、10〜75μmである。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明の1つの実施形態として、タイヤ幅方向断面視において、前記補強層、及び、前記カーカスプライの前記折り返し部は、プライ厚み方向と直交するプライ延在方向に沿って10mm以上、オーバーラップしている。
この構成により、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
本発明によれば、補強層の近傍のカバーゴムに、補強層に沿ったせん断歪が集中することを抑制可能な空気入りタイヤを提供することができる。
本発明の一実施形態としての空気入りタイヤのタイヤ幅方向断面図である。 適用リムに装着され、タイヤ径方向に圧縮変形した状態の図1に示す空気入りタイヤのうち、ビード部近傍を拡大して示すタイヤ幅方向断面図である。 図1に示す空気入りタイヤの補強層を構成する金属繊維の断面図である。 図3Aに示す金属繊維の変形例の断面図である。 図1に示す補強層の変形例を示す図である。
以下、本発明に係る空気入りタイヤの実施形態について図面を参照して例示説明する。各図において共通する構成には同一の符号を付している。
以下、特段の説明をしない限り、各要素の寸法、長さ関係、位置関係等は、空気入りタイヤを適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷状態とした、基準状態で測定されるものとする。
ここで、「適用リム」とは、タイヤサイズに応じて下記の規格に規定された標準リム(下記TRAのYEAR BOOKでは“Design Rim”。下記ETRTOのSTANDARDS MANUALでは“Measuring Rim”。)をいう。その規格とは、タイヤが生産または使用される地域に有効な産業規格によって決められたものであり、例えば、米国では、“The Tire and Rim Association, Inc.(TRA)”の“YEAR BOOK”であり、欧州では、“The European Tyre and Rim Technical Organisation(ETRTO)”の“STANDARDS MANUAL”であり、日本では、“日本自動車タイヤ協会(JATMA)”の“JATMA YEAR BOOK”である。
なお、上記「適用リム」には、現行サイズに加えて将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズも含む。将来的に上記産業規格に含まれ得るサイズの例としては、ETRTO 2013年度版において「FUTURE DEVELOPMENTS」として記載されているサイズを挙げることができるが、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、空気入りタイヤのビード幅に対応した幅のリムをいう。
また、「規定内圧」とは、上記のJATMA YEAR BOOK等に記載されている、適用サイズ・プライレーティングにおける単輪の最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいい、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力に対応する空気圧(最高空気圧)をいうものとする。また後述する「最大負荷荷重」は、適用サイズのタイヤにおける上記JATMA等の規格のタイヤ最大負荷能力、又は、上記産業規格に記載のないサイズの場合は、タイヤを装着する車両ごとに規定される最大負荷能力に対応する荷重を意味する。
図1は、本発明に係る空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」と記載する。)を示す図である。具体的に、図1は、タイヤ1を適用リムに装着し、規定内圧を充填し、無負荷状態とした、基準状態の際の、タイヤ1のタイヤ幅方向Aに平行でタイヤ中心軸を含む断面での断面図である。以下、この断面を「タイヤ幅方向断面」と記載する。なお、タイヤ1は、タイヤ赤道面CLに対して対称な構成であるため、図1では、タイヤ赤道面CLを挟んでタイヤ幅方向Aの一方側のみのタイヤ幅方向断面を示している。但し、タイヤ赤道面CLに対して非対称な構成のタイヤであってもよい。
<適用リム2>
図2は、図1に示すタイヤ1が適用リム2に装着された状態での、タイヤ1のビード部1c近傍を拡大して示すタイヤ幅方向断面図である。また、図2は、例えば路面走行時など、タイヤ1がタイヤ径方向に圧縮変形した状態を示している。図2に示す本実施形態の適用リム2は、タイヤ1の後述するビードコア3がタイヤ径方向Bの外側に取り付けられるリムシート部2aと、このリムシート部2aのタイヤ幅方向Aの両端からタイヤ径方向Bの外側に突出するリムフランジ部2bと、を備えている。図2に示すように、タイヤ1がタイヤ径方向Bに圧縮変形すると、タイヤ1のビード部1cは、リムフランジ部2bによりタイヤ幅方向Aの内側に向かって押圧される。
<タイヤ1>
図1に示すように、タイヤ1は、トレッド部1aと、このトレッド部1aのタイヤ幅方向Aの両端部からタイヤ径方向Bの内側に延びる一対のサイドウォール部1bと、各サイドウォール部1bのタイヤ径方向Bの内側の端部に設けられた一対のビード部1cと、を備えている。タイヤ1はラジアルタイヤであり、トラック・バス等の重荷重車両用の空気入りタイヤとして好適な構成を有している。ここで、「トレッド部1a」は、タイヤ幅方向Aにおいて両側のトレッド端TEにより挟まれる部分を意味する。また、「ビード部1c」とは、タイヤ径方向Bにおいて後述するビードコア3が位置する部分近傍を意味する。そして「サイドウォール部1b」とは、トレッド部1aとビード部1cとの間の部分を意味する。なお、「トレッド端TE」とは、タイヤを上述の適用リムに装着し、上述の規定内圧を充填し、最大負荷荷重を負荷した状態での接地面のタイヤ幅方向最外側の位置を意味する。
更に、タイヤ外面は、トレッド部1aの外面であるトレッド部1aのタイヤ径方向Bの外側の面と、サイドウォール部1bの外面であるサイドウォール部1bのタイヤ幅方向Aの外側の面と、ビード部1cの外面であるビード部1cのタイヤ幅方向Aの外側の面と、を備えている。タイヤ外面は、トレッドゴム10及びサイドゴム11からなるカバーゴム5により構成されている。
タイヤ1は、ビードコア3、カーカスプライ4、4層のベルトプライ6〜9、カバーゴム5としてのトレッドゴム10及びサイドゴム11、インナーライナ12、並びに、補強層21、を備えている。
[ビードコア3]
ビードコア3は、ビード部1cに埋設されている。タイヤ1は、ビードコア3に対してタイヤ径方向Bの外側に位置するゴム製のビードフィラを更に備えてもよい。ビードコア3は、周囲をゴムにより被覆されている複数のビードコードを備えている。ビードコードはスチールコードにより形成されている。スチールコードは、例えば、スチールのモノフィラメント又は撚り線からなるものとすることができる。
[カーカスプライ4]
カーカスプライ4は、一対のビード部1c間、より具体的には一対のビードコア3間に跨って配置されており、トロイダル状に延在している。また、本実施形態のカーカスプライ4は、ラジアル構造を有している。
具体的に、カーカスプライ4は、一対のビードコア3間に跨ってトロイダル状に延在し、各ビードコア3周りにタイヤ幅方向Aの内側から外側に折り返されている。カーカスプライ4は、互いに平行に配列された複数のプライコードと、複数のプライコードを被覆しているコーティングゴムと、を備える。但し、カーカスプライ4は、コーティングゴムを含まず、例えば、黄銅からなる又は黄銅を含むメッキ処理が施された複数のプライコードを平行に配列し、隣接するプライコード同士を接着することにより構成されていてもよい。本実施形態のタイヤ1は、1枚のカーカスプライ4を備えるが、2枚以上のカーカスプライ4を含む構成であってもよい。カーカスプライ4の複数のプライコードは、タイヤ周方向Cに対して例えば75°〜90゜の角度で配列されている。カーカスプライ4のプライコードは、例えばスチールコードなどの金属コードとすることができる。スチールコードは、例えば黄銅が表面に被覆された、スチールのモノフィラメント又は撚り線からなるものとすることができる。また、プライコードは、例えば黄銅が表面に被覆された有機繊維コードとしてもよい。
より具体的に、カーカスプライ4は、一対のビードコア3間に位置する本体部4aと、この本体部4aに連なり、各ビードコア3周りにタイヤ幅方向Aの内側から外側に折り返されて形成されている折り返し部4bと、を備えている。上述したように、タイヤ1はビードコア3のタイヤ径方向Bの外側に先細状に延びるビードフィラを更に備えてもよい。タイヤ1がビードフィラを備える場合、ビードフィラは、カーカスプライ4の本体部4aと折り返し部4bとの間に配置される。
[ベルトプライ6〜9]
ベルトプライ6〜9は、トレッド部1aに配置されている。具体的に、ベルトプライ6〜9は、カーカスプライ4のクラウン部に対してタイヤ径方向Bの外側に配置されている。本実施形態のタイヤ1は、4層のベルトプライ6〜9を備えるが、1層以上であればよく、その層数は特に限定されない。各ベルトプライ6〜9は、互いに平行に配列された複数のプライコードと、複数のプライコードを被覆しているコーティングゴムと、を備える。但し、各ベルトプライ6〜9は、コーティングゴムを含まず、例えば、黄銅からなる又は黄銅を含むメッキ処理が施された複数のプライコードを平行に配列し、隣接するプライコード同士を接着することにより構成されていてもよい。各ベルトプライ6〜9は、タイヤ幅方向Aの両端にプライコードのコード切断端が露出する傾斜ベルト層を構成する。各ベルトプライ6〜9の複数のプライコードは、タイヤ幅方向A及びタイヤ周方向Cに対して傾斜して延在しており、例えば、タイヤ周方向Cに対して10°〜60°の角度で傾斜して配列されている。各ベルトプライ6〜9のプライコードは、例えばスチールコードなどの金属コードとすることができる。スチールコードは、例えば黄銅が表面に被覆された、スチールのモノフィラメント又は撚り線からなるものとすることができる。また、プライコードは、例えば黄銅が表面に被覆された有機繊維コードとしてもよい。
4層のベルトプライ6〜9のうち1つ又は複数は、タイヤ周方向Cに沿って延在する複数のプライコードを備える周方向ベルト層であってもよい。
[トレッドゴム10及びサイドゴム11]
トレッドゴム10は、カーカスプライ4の本体部4aのクラウン部、および、4層のベルトプライ6〜9、のタイヤ径方向Bの外側を覆っている。本実施形態のトレッド部1aの外面は、トレッドゴム10により構成されている。トレッド部1aの外面には、タイヤ周方向Cに延在する周方向溝や、タイヤ幅方向Aに延在する幅方向溝等、を含むトレッドパターンが形成されている。
サイドゴム11は、カーカスプライ4の本体部4a、及び、折り返し部4b、のタイヤ幅方向Aの外側を覆っている。本実施形態のサイドウォール部1bの外面、及び、ビード部1cの外面は、サイドゴム11により構成されている。サイドゴム11のタイヤ径方向Bの外側の端部は、上述のトレッドゴム10のタイヤ幅方向Aの端部に連なっている。
このように、本実施形態のトレッドゴム10及びサイドゴム11は全体で、カーカスプライ4及びベルトプライ6〜9を覆いタイヤ外面を構成する、タイヤ1のカバーゴム5を構成している。
[インナーライナ12]
インナーライナ12は、カーカスプライ4の本体部4aのタイヤ内面側を覆っており、タイヤ1のタイヤ内面を構成している。インナーライナ12は、カーカスプライ4の本体部4aのタイヤ内面側に積層されている。インナーライナ12は、例えば、空気透過性の低いブチル系ゴムにより形成されてよい。ブチル系ゴムとは、ブチルゴム、その誘導体であるハロゲン化ブチルゴムを意味する。
[補強層21]
図1、図2に示すように、補強層21は、カバーゴム5のサイドゴム11のタイヤ外面よりも内側であり、カーカスプライ4の折り返し部4bの少なくとも一部のタイヤ幅方向Aの外側を覆っている。そのため、図2に示すように、タイヤ1のビード部1cがリムフランジ部2bにより押圧され、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間のカバーゴム5が圧縮変形しても、折り返し部4b近傍のカバーゴム5に、折り返し部4bに沿ったせん断歪が集中することを抑制できる。また、図2に示すように、補強層21は、金属繊維22からなる不織布により構成されている。カーカスプライ4の折り返し部4bのプライコードのコード延在方向Dでの、補強層21のモジュラスは、折り返し部4bのコード延在方向Dでのモジュラスよりも低い。このような補強層21とすることで、補強層が有機繊維からなる場合と比較して、柔軟性を保持しつつ、周囲のカバーゴム5としてのサイドゴム11との接着性を高めることができる。そのため、補強層21の近傍のカバーゴム5についても、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを抑制できる。
また、図1に示すように、タイヤ幅方向断面視において、補強層21の少なくとも一部は、ビードコア3のタイヤ径方向Bの内側端3aからタイヤ径方向Bの外側に向かってタイヤ断面高さSHの5%〜30%のタイヤ径方向Bの領域RA内に位置する。タイヤ断面高さSHは、タイヤ幅方向断面において、ビードコア3のタイヤ径方向Bの内側端3aから、トレッドゴム10のタイヤ径方向Bの外側端(本実施形態ではタイヤ幅方向Aにおいてタイヤ赤道面CLの位置)までのタイヤ径方向Bの長さである。このようにすることで、ビード部1cが適用リム2のリムフランジ部2bに押圧され、ビード部1cのタイヤ幅方向Aの外側のカバーゴム5が、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれて圧縮変形する際に、上述した補強層21の少なくとも一部も、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれ易くなる。つまり、タイヤ幅方向断面視(図1、図2参照)において、補強層21全体が、折り返し部4bのプライコードのコード延在方向Dに沿って、カバーゴム5と共に移動することを抑制できる。これにより、補強層21の近傍のカバーゴム5に、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
また、図2に示すように、タイヤ1が適用リム2に装着された状態で、補強層21の少なくとも一部は、リムフランジ部2bのタイヤ径方向Bの外側端2b1の位置よりも、タイヤ径方向Bの内側に位置することが好ましい。このようにすることで、上記同様、ビード部1cが適用リム2のリムフランジ部2bに押圧され、ビード部1cのタイヤ幅方向Aの外側のカバーゴム5が、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれて圧縮変形する際に、補強層21の少なくとも一部も、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれ易くなる。これにより、補強層21の近傍のカバーゴム5に、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
また、図2に示すように、タイヤ幅方向断面視において、補強層21は、折り返し部4bに対してタイヤ幅方向Aの外側で、ビードコア3のタイヤ径方向Bの外側端3bよりタイヤ径方向Bの外側の位置から内側の位置に跨って延在していることが好ましい。つまり、補強層21のうち、カーカスプライ4の折り返し部4bに対してタイヤ幅方向Aの外側に位置する補強本体部21aは、ビードコア3の外側端3bのタイヤ径方向Bの位置P2を跨って、タイヤ径方向Bに延在していることが好ましい。このようにすることで、ビード部1cが適用リム2のリムフランジ部2bに押圧され、ビード部1cのタイヤ幅方向Aの外側のカバーゴム5が、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれて圧縮変形する際に、補強層21の補強本体部21aの少なくとも一部も、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれ易くなる。これにより、補強層21の近傍のカバーゴム5に、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
更に、図2に示すように、タイヤ幅方向断面視において、補強層21は、ビードコア3周りにタイヤ幅方向Aの外側から内側に折り返されていることが好ましい。換言すれば、補強層21のうち、カーカスプライ4の折り返し部4bに対してタイヤ幅方向Aの外側に位置する補強本体部21aのタイヤ径方向Bの内側の部分は、ビードコア3周りに巻き付けられており、ビードコア3の内側端3aのタイヤ径方向Bの位置P1よりも、タイヤ径方向Bの外側まで巻き上げられていることが好ましい。このようにすることで、ビード部1cが適用リム2のリムフランジ部2bに押圧され、ビード部1cのタイヤ幅方向Aの外側のカバーゴム5が、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間に挟み込まれて圧縮変形する際に、補強層21が、折り返し部4bのプライコードのコード延在方向Dに沿って、カバーゴム5と共に移動することを、より抑制できる。これにより、補強層21の近傍のカバーゴム5に、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを、より抑制できる。
また更に、補強層21のうち、ビードコア3周りでタイヤ幅方向Aの外側から内側に折り返されて形成された補強折り返し部21bは、タイヤ幅方向断面視(図2参照)において、ビードコア3の外側端3bよりもタイヤ径方向Bの外側まで巻き上げられていることが、より好ましい。このようにすることで、補強層21が、折り返し部4bのプライコードのコード延在方向Dに沿って、カバーゴム5と共に移動することを、より一層抑制できる。そのため、補強層21の近傍のカバーゴム5に、補強層21に沿ったせん断歪が集中することを、より一層抑制できる。
金属繊維22からなる不織布により構成される補強層21は、種々の方法により製造可能であり、その製造方法は特に限定されないが、例えば、各種の切削法により得られた金属繊維22を、ニードルパンチを用いて絡めることによりフェルト状にすることで製造可能である。金属繊維22の径は、例えば切削量を変更することにより変更できる。また、金属繊維22からなる不織布の厚さ及び密度は、例えば、パンチされる金属繊維22の量、及び、ニードルパンチの単位時間当たりの上下動回数により変更可能である。
なお、本実施形態の補強層21は、金属繊維22からなる不織布により構成されているが、この構成に限られない。補強層21は、金属繊維22が埋設されているゴムシート材により構成されていてもよい。但し、補強層21は、本実施形態のように不織布により構成されていることが好ましい。補強層21を不織布とすることで、金属繊維22の端が補強層21の外面に露出し難く、周囲のゴムに亀裂が発生することを抑制できる。
図3Aは、補強層21を構成する金属繊維22の断面図である。金属繊維22は、スチール、銅、アルミニウム、ニッケル、又は、これらいずれかを含む合金から構成されている。つまり、図3Aに示す金属繊維22は、上述の金属材料からなる線材41からなる。特に、補強層21を構成する金属繊維22は、黄銅から構成されることが好ましい。このようにすることで、有機繊維のみならず上述した他の金属材料からなる金属繊維と比較しても、周囲のカバーゴム5との接着性が高められ、補強層21の近傍のカバーゴム5のせん断歪の集中を、より抑制できる。但し、金属繊維22それ自体を黄銅から構成せずに、図3Bに示すように、金属繊維22の表面を、銅及び亜鉛の二元合金、又は、銅、亜鉛及びコバルトの三元合金からなる被膜43により構成してもよい。図3Bに示す金属繊維22は、素材となる線材42と、この線材42の表面に積層されている被膜43と、により構成されている。このような被膜43の形成方法は特に限定されないが、例えば、二元合金メッキ又は三元合金メッキによる電解処理や、銅メッキ、亜鉛メッキ浴にそれぞれ浸透させ積層メッキ処理をした後に加熱処理を行うことにより合金化する方法であってもよい。
また、補強層21を構成する不織布の密度は、100〜900g/mであることが好ましく、200〜600g/mであることが特に好ましい。補強層21を構成する不織布の密度を上記範囲にすることで、補強層21の近傍のカバーゴム5のせん断歪の集中を、より抑制できる。その結果、タイヤ1の耐久性を、より向上させることができる。更に、補強層21を構成する不織布の密度を上記範囲とすることで、補強層21によるタイヤ1の過剰な重量増加についても抑制できる。なお、補強層21を構成する不織布の密度は、ISO 9073−1に基づき測定された単位面積当たりの質量を意味する。具体的に、補強層21を構成する不織布の密度は、タイヤ1から不織布を取出し、ゴムを溶融や焼却などして除去した後、不織布そのものの重さを測り、密度を算出すればよい。
更に、補強層21を構成するフィラメント径は、10〜75μmであることが好ましく、20〜50μmであることが特に好ましい。断面が矩形となる場合には円形の面積として置き換えるものとする。このようにすることで、上述した不織布の密度と同様の理由により、タイヤ1の耐久性を、より高めることができるとともに、タイヤ1の過剰な重量増加を抑制できる。
また、図1に示すように、タイヤ幅方向断面視において、補強層21及びプライは、プライ厚み方向と直交するプライ延在方向で10mm以上、オーバーラップしていることが好ましい。具体的には、図1に示すように、本実施形態の補強層21及びカーカスプライ4の折り返し部4bは、カーカスプライ厚み方向と直交するカーカスプライ延在方向(折り返し部4bのプライコードのコード延在方向Dと同じ方向)で、10mm以上のオーバーラップ領域Lを有している。オーバーラップ領域Lは、20〜60mmとすることが、より好ましい。オーバーラップ領域Lを10mm以上とすることで、上述した不織布の密度と同様の理由により、タイヤ1の耐久性を、より高めることができるとともに、タイヤ1の過剰な重量増加を抑制できる。
なお、タイヤ幅方向断面視(図1、図2参照)において、カーカスプライ4の折り返し部4bに沿う補強層21の延在長さは、10mm以上とすることが好ましく、20mm以上とすることがより好ましく、30mm以上とすることが特に好ましい。このようにすることで、タイヤ1がタイヤ径方向Bに圧縮変形した際に、補強層21が、リムフランジ部2bとカーカスプライ4の折り返し部4bとの間で挟み込まれ易くなる。また、過重な重量増加を抑制する観点で、カーカスプライ4の折り返し部4bに沿う補強層21の延在長さは、80mm以下とすることが好ましい。
図1、図2に示すように、本実施形態の補強層21のタイヤ径方向Bの外側端21a1は、折り返し部4bのタイヤ径方向Bの外側端4b1より、タイヤ径方向Bにおいて内側に位置するが、この構成に限られない。図4は、補強層21の変形例としての補強層121を示す図である。図4に示すように、補強層121のタイヤ径方向Bの外側端21a1は、折り返し部4bのタイヤ径方向Bの外側端4b1より、タイヤ径方向Bにおいて外側に位置してもよい。このようにすることで、補強層121が、折り返し部4bの外側端4b1を、タイヤ幅方向Aの外側から覆うため、折り返し部4bの外側端4b1の位置での、周囲のカバーゴム5との剛性段差による応力集中を、緩和できる。なお、図4に示す補強層121は、折り返し部4bの外側端4b1を、タイヤ幅方向Aの外側からのみならず、タイヤ径方向Bの外側及びタイヤ幅方向Aの内側からも覆うように、U字状に折り返されているが、この構成に限られない。
<試験片を用いた実証試験>
次に、上述した補強層21の効果を実証するために行った実証試験の概要とその結果について説明する。この実証試験では、スチール製繊維複数本をゴムに埋設した3つの試験片に、スチール製繊維の延在方向に直交する垂直方向から先端半径10mm、幅30mmの円筒状の突起を最小荷重−0.2kN、最大荷重−4kN、環境温度70℃で繰返しの押付荷重を負荷した。各試験片について、上記荷重を2×10回繰返した後のスチール製繊維に生じた亀裂長さを指数で比較すると、以下の表1のようになる。1つ目の試験片は、スチール製繊維に沿わせて何も配置しない試験片(以下の表1における「試験片X1」)とした。2つ目の試験片は、スチール製繊維に沿わせて、有機繊維を配置した試験片(以下の表1における「試験片X2」)とした。使用した有機繊維はナイロン6であり、その質量は470dtex/1、打ち込み本数は78本/5cm相当のものである。3つ目の試験片は、スチール製繊維に沿わせて黄銅製不織布を配置した試験片(以下の表1における「試験片X3」)とした。使用した黄銅はC2680であり、不織布のフィラメント径は25μmであり、密度は300g/mである。
Figure 2021187237
本発明に係る空気入りタイヤは、上述した実施形態で示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。
本発明は空気入りタイヤに関する。
1:空気入りタイヤ、 1a:トレッド部、 1b:サイドウォール部、 1c:ビード部、 2:適用リム、 2a:リムシート部、 2b:リムフランジ部、 2b1:リムフランジ部の外側端、 3:ビードコア、 3a:ビードコアの内側端、 3b:ビードコアの外側端、 4:カーカスプライ、 4a:本体部、 4b:折り返し部、 4b1:折り返し部の外側端、 5:カバーゴム、 6〜9:ベルトプライ、 10:トレッドゴム、 11:サイドゴム(カバーゴム)、 12:インナーライナ、 21、121:補強層、 21a:補強本体部、 21a1:補強層の外側端、 21b:補強折り返し部、 22:金属繊維、 41、42:線材、 43:被膜、 A:タイヤ幅方向、 B:タイヤ径方向、 C:タイヤ周方向、 D:コード延在方向、 CL:タイヤ赤道面、 L:オーバーラップ領域、 P1:ビードコアの内側端のタイヤ径方向の位置、 P2:ビードコアの外側端のタイヤ径方向の位置、 RA:ビードコアの内側端からタイヤ径方向の外側に向かってタイヤ断面高さの5%〜30%の領域、 SH:タイヤ断面高さ、 TE:トレッド端

Claims (10)

  1. 一対のビードコアと、
    前記一対のビードコア間に位置する本体部、及び、前記本体部に連なり、各ビードコア周りにタイヤ幅方向の内側から外側に折り返されて形成されている折り返し部、を備えるカーカスプライと、
    前記カーカスプライの前記本体部及び前記折り返し部の前記タイヤ幅方向の外側を覆い、タイヤ外面を構成するカバーゴムと、
    前記カバーゴムの前記タイヤ外面よりも内側であり、前記カーカスプライの前記折り返し部の少なくとも一部の前記タイヤ幅方向の外側を覆う補強層と、を備え、
    前記補強層は、
    金属繊維からなる不織布、又は、
    金属繊維が埋設されているゴムシート材、により構成されている、空気入りタイヤ。
  2. タイヤ幅方向断面視において、前記補強層の少なくとも一部は、前記ビードコアのタイヤ径方向の内側端から前記タイヤ径方向の外側に向かってタイヤ断面高さの5%〜30%の前記タイヤ径方向の領域内に位置する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記タイヤ幅方向断面視において、前記補強層は、前記ビードコアの前記タイヤ径方向の外側端より前記タイヤ径方向の外側の位置から内側の位置に跨って延在している、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記タイヤ幅方向断面視において、前記補強層は、前記ビードコア周りに前記タイヤ幅方向の外側から内側に折り返されている、請求項3に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記金属繊維は、スチール、銅、アルミニウム、ニッケル、又は、これらいずれかを含む合金からなる、請求項1から4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記金属繊維は黄銅からなる、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記金属繊維の表面は、銅及び亜鉛の二元合金、又は、銅、亜鉛及びコバルトの三元合金からなる被膜により構成されている、請求項1から4のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  8. 前記補強層は、金属繊維により構成される不織布であり、
    前記不織布の密度は、100〜900g/mである、請求項1から7のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  9. 前記補強層は、金属繊維により構成される不織布であり、
    前記不織布のフィラメント径は、10〜75μmである、請求項1から8のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
  10. タイヤ幅方向断面視において、前記補強層、及び、前記カーカスプライの前記折り返し部は、プライ厚み方向と直交するプライ延在方向に沿って10mm以上、オーバーラップしている、請求項1から9のいずれか1つに記載の空気入りタイヤ。
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