JP6343170B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP6343170B2
JP6343170B2 JP2014085154A JP2014085154A JP6343170B2 JP 6343170 B2 JP6343170 B2 JP 6343170B2 JP 2014085154 A JP2014085154 A JP 2014085154A JP 2014085154 A JP2014085154 A JP 2014085154A JP 6343170 B2 JP6343170 B2 JP 6343170B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filler
tire
cord
conductive layer
carcass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2014085154A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015205528A (ja
Inventor
弘基 宇野
弘基 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2014085154A priority Critical patent/JP6343170B2/ja
Publication of JP2015205528A publication Critical patent/JP2015205528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343170B2 publication Critical patent/JP6343170B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
車輌に帯電した静電気を路面に放電するため、導電性に優れたタイヤが開発されている。このタイヤでは、リムフランジに接するクリンチと、路面に接するトレッド部とは、サイドウォール部を介して導電経路を形成している。
一方で、車輌の低燃費化が強く要望されている。軽量化を図るため、タイヤのサイドウォール部の厚さは薄くされている。サイドウォール部が薄くされることで軽量化される。この軽量化は、低燃費化に寄与する。しかしながら、サイドウォール部が薄くされることで、導電性が低下する。
特開2009−154608公報には、カーカスとサイドウォールとの間を通って通電する導電帯と、トレッドとベルトとの間を通って通電するアンダートレッドを備えるタイヤが開示されている。このタイヤは、この導電帯とアンダートレッドとを備えることで、十分な導電性が得られうる。
特開2010−159017公報には、ベルト層の外端部に導電性ゴム材からなるエッジカバーゴムを設けたタイヤが開示されている。このエッジカバーゴムが、タイヤの高速耐久性を向上させている。このタイヤは、サイドウォール部に導電性ゴム層を備えている。このエッジカバーゴムと導電性ゴム層とが接している。これにより、幅広のベルト層及びバンド層を備えていても、タイヤの導電性が確保されている。
これらのタイヤでは、サイドウォール部に沿って延びる導電層を備えている。これらのタイヤは、導電性を確保しつつ、サイドウォール部の厚さを薄くできる。これにより、導電性を確保しつつ、タイヤの低燃費化が達成されうる。
特開2009−154608公報 特開2010−159017公報
サイドウォール部が薄くされたタイヤは、サイドウォール部の剛性が低下する。この剛性の低下は、タイヤの横バネ定数等、タイヤの剛性を低下させる。この剛性の低下は、操縦安定性を低下させる
本発明の目的は、導電性に優れ、軽量化しつつ、高い剛性を備えた空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向内側に位置する一対のクリンチと、クリンチの軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、半径方向においてトレッドとカーカスとの間に積層されたベルトと、カーカスの外側に積層されてベルトからクリンチまで延在する補強導電層とを備えている。この補強導電層は、フィラーとこのフィラーを覆うトッピングゴムとからなっている。このフィラーは、複数のコードが並べられてシート状に形成されている。このフィラーを覆うトッピングゴムは、導電性の架橋ゴムからなっている。
好ましくは、上記フィラーは、半径方向の延びているコードを含む。
好ましくは、上記フィラーは、半径方向に延びるコードと周方向に延びるコードとが平織りにされて形成されている。
好ましくは、上記フィラーのコードは、金属繊維からなる。
好ましくは、上記フィラーのコードは、有機繊維からなる。
好ましくは、上記フィラーのコードは、有機繊維の表面に導電層が形成された導電性有機繊維からなる。
好ましくは、上記補強導電層の幅Weとフィラーの巾Wrとの比Wr/Weが0.1以上1.0以下にされている。
好ましくは、上記比Wr/Weは、0.5以下にされている。
好ましくは、上記フィラーは、トレッドの端の半径方向内側からカーカスの最大幅位置Pwの近傍まで延びている。このフィラーの半径方向外端は、トレッドの端の軸方向内側に位置している。フィラーの半径方向内端は、最大幅位置Pwの半径方向外側に位置している。
好ましくは、上記フィラーは、カーカスの最大幅位置Pwの軸方向外側に位置している。このフィラーの半径方向外端は、最大幅位置Pwの半径方向外側に位置している。フィラーの半径方向内端は、最大幅位置Pwの半径方向内側に位置している。
本発明に係る空気入りタイヤは、補強導電層を備えている。このタイヤでは、サイドウォール部の厚さが薄くされても、十分な導電性と十分な剛性とが確保されうる。このタイヤは、導電性に優れ、軽量化しつつ、十分な剛性を備えうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの補強導電層のフィラーの部分拡大図である。 図3は、電気抵抗測定装置が示された模式図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図5は、本発明に係る他の補強導電層のフィラーの部分拡大図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2の断面の一部が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1は、周方向と直交する断面が示されている。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面CLに対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、サイドウォール6、クリンチ8、ビード10、カーカス12、ベルト14、エッジバンド16、インナーライナー18、チェーファー20、貫通部22及び補強導電層24を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、乗用車に装着される。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド4は、路面と接地するトレッド面26を形成する。トレッド4には、溝が刻まれている。この溝により、トレッドパターンが形成されている。トレッド4は、ベース層28とキャップ層30とを有している。キャップ層30は、ベース層28の半径方向外側に位置している。キャップ層30は、ベース層28に積層されている。ベース層28は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層28の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。キャップ層30は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
このベース層28及びキャップ層30の架橋ゴムは、主たる補強剤として、シリカを含んでいる。このシリカは、タイヤ2の転がり抵抗の低減に寄与する。このベース層28及びキャップ層30は、転がり抵抗の低減に寄与する。低燃費化と強度との観点から、シリカの量は、基材ゴム100質量部に対して30質量部以上が好ましく、40質量部以上がより好ましく、45質量部以上が特に好ましい。この量は、100質量部以下が好ましい。シリカを多く含むので、ベース層28及びキャップ層30の架橋ゴムは、導電性に劣る。ベース層28及びキャップ層30は、非導電性の架橋ゴムからなっている。
本発明において非導電性とは、当該部材の体積固有抵抗が1.0×10Ω・cmを超えていることを意味する。更に好ましくは、非導電性の部材の体積固有抵抗は、1.0×1010Ω・cm以上である。ベース層28及びキャップ層30は、導電性の架橋ゴムからなってもよい。本発明において、導電性とは、当該部材の体積固有抵抗が1.0×10Ω・cm以下であることを意味する。更に好ましくは、導電性の部材の体積固有抵抗は、1.0×10Ω・cm以下である。
サイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6の半径方向内側端は、クリンチ8と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。この架橋ゴムは、主たる補強剤として、シリカを含んでいる。サイドウォール6は、タイヤ2の低燃費化に寄与する。サイドウォール6は、非導電性の架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス12の損傷を防止する。このサイドウォール6は、転がり抵抗の低減に寄与する。
クリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ8は、導電性の架橋ゴムからなる。タイヤ2が正規リムに組み込まれると、このクリンチ8はリムのフランジと当接する。このフランジは、一般にスチール又はアルミニウム合金からなる。フランジは、導電性である。フランジの電気抵抗は極めて小さい。
ビード10は、クリンチ8の軸方向内側に位置している。ビード10は、コア32と、このコア32から半径方向外向きに延びるエイペックス34とを備えている。コア32はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス34は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス34は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、カーカスプライ36からなる。カーカスプライ36は、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。カーカスプライ36は、コア32の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、カーカスプライ36には、主部36aと折り返し部36bとが形成されている。この折り返し部36bの半径方向外端36cは、エイペックス34の軸方向外側に位置している。この外端36cは、ビード10の半径方向外端より半径方向内側に位置している。このカーカス12は、所謂、ローターンアップ構造(LTU構造)にされている。
カーカスプライ36は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°である。換言すれば、このカーカス12はラジアル構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカス12が、2枚以上のプライから形成されてもよい。カーカスプライ36のトッピングゴムは、導電性の架橋ゴムからなる。
図1の点Pwは、軸方向において、カーカス12の最大幅位置を示している。このタイヤ2では、カーカスプライ36の主部36aの最大幅位置を示している。
ベルト14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、カーカス12の半径方向外側に位置している。ベルト14は、カーカス12を補強する。ベルト14は、内側層38及び外側層40からなる。図1に示される様に、軸方向において、内側層38の幅は、外側層40の幅よりも若干大きい。図示されていないが、内側層38及び外側層40のそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。このトッピングゴムは、導電性の架橋ゴムである。コード及びトッピングゴムが導電性なので、ベルト14の電気抵抗は極めて小さい。
それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上35°以下である。内側層38のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層40のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト14の軸方向幅は、タイヤ2の最大幅の0.7倍以上が好ましい。ベルト14が、3以上の層を備えてもよい。
このタイヤ2では、このベルト14がトレッド4に沿った補強層を構成している。更に、その軸方向幅がベルト14の幅よりも大きいフルバンドを備えてもよい。フルバンドがベルト14の半径方向外側に積層されて、ベルト14を覆っていてもよい。このフルバンドとベルト14から補強層が構成されてもよい。
エッジバンド16は、ベルト14の半径方向外側であって、ベルト14の端の近傍に位置している。図示されていないが、このエッジバンド16は、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、螺旋状に巻かれている。このバンドは、いわゆるジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びている。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト14の端が拘束されるので、ベルト14のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー18は、カーカス12の内側に位置している。インナーライナー18は、カーカス12の内面に接合されている。インナーライナー18は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。この架橋ゴムは、非導電性である。インナーライナー18の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー18は、タイヤ2の内圧を保持する。
チェーファー20は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー20がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。このチェーファー20が、布とこの布に含浸したゴムとからなっている。チェーファー20は、クリンチ8と一体にされてもよい。チェーファー20の材質は、クリンチ8の材質と同じにされてもよい。
貫通部22は、トレッド4を貫通している。貫通部22の半径方向外端は、トレッド面26に露出している。貫通部22の半径方向内端は、ベルト14に接している。この貫通部22は、タイヤ2の周方向に一周している。この貫通部22は、導電性の架橋ゴムからなっている。貫通部22は、導電性に優れている。貫通部22の電気抵抗は極めて小さい。貫通部22は、導電性に優れた多数のコードとこれらのコードを覆うトッピングゴムとからなってもよい。
補強導電層24は、サイドウォール6の軸方向内側に位置している。補強導電層24は、カーカス12の外側に積層されている。補強導電層24の半径方向外端24aは、ベルト14の半径方向内側に積層されている。この補強導電層24は、その半径方向内側で、クリンチ8及びチェーファー20と接している。補強導電層24の半径方向内端24bは、チェーファー20の軸方向内側に積層されている。この半径方向内端24bは、エイペックス34の軸方向外側に積層されている。補強導電層24は、ベルト14からクリンチ8まで、カーカス12に沿って延びている。
補強導電層24は、フィラー42とトッピングゴム44とを備えている。このフィラー42は、補強導電層24の半径方向外端24aの近傍から内端24bの近傍まで延びている。フィラー42の半径方向外端42aは、トレッド4の内側に位置している。フィラー42の半径方向内端42bは、クリンチ8の内側に位置している。このフィラー42は、サイドウォール6に沿って延びている。
図1の両矢印Weは、補強導電層24の幅を示している。この幅Weは、外端24aから内端24bまでの距離として測られる。両矢印Wrは、フィラー42の幅を示している。この幅Wrは、外端42aから内端42bまでの距離として測られる。図1に示される様に、この幅Weは、タイヤ2の断面において、補強導電層24に沿って測られる。幅Wrは、フィラー42に沿って測られる。
図2は、フィラー42の部分拡大図を示している。図2は、図1の矢印Aの向きに見たフィラー42の構造を示している。図2の上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の周方向である。このフィラー42は、半径方向に延びるコード46と周方向に延びるコード48とが互いに交差して格子状にされている。このフィラー42では、コード46とコード48とが平織りにされている。このフィラー42は、平織りにされて一枚のシート状にされている。
このフィラー42は、補強導電層24の剛性を高める。このコード46、48の材質は、スチール等の金属繊維であってもよい。この材質は、ポリエステル繊維、アラミド繊維等の有機繊維であってもよい。このトッピングゴム44は、導電性の架橋ゴムからなっている。このトッピングゴム44は、導電性に優れている。
このタイヤ2がリムに組み込まれてタイヤ組立体が得られる。このタイヤ2では、貫通部22、ベルト14、カーカス12、補強導電層24及びクリンチ8により、導電経路が形成されている。貫通部22が路面に接する。クリンチ8がリムのフランジに接する。このタイヤ2により、トレッド面26が接地する路面からリムまでの導電経路が形成される。この導電経路により、車輌に帯電した静電気は、リムフランジから路面に放電される。このタイヤ2を装着した車輌では、静電気が帯電し難い。この車輌では、ラジオノイズが生じ難い。この車輌では、スパークが生じ難い。
このタイヤ2では、カーカス12は、1枚のカーカスプライ36からなっている。このカーカス12は、LTU構造にされている。このカーカス12は、タイヤ2の軽量化に寄与する。一方で、この補強導電層24を備えることで、カーカスプライ36のトッピングゴムの量が少なくても、十分な導電性が確保される。カーカス12が1枚のカーカスプライ36からなっており、LTU構造であっても、十分な導電性が確保されうる。このタイヤ2は、サイドウォール6、カーカス12、インナーライナー18及び補強導電層24からなるサイドウォール部の厚みを小さくしても、十分な導電性を確保しうる。このタイヤ2は、軽量化されつつ、優れた導電性を確保しうる。
また、1枚のカーカスプライ36からなるLTU構造は、サイドウォール6の剛性を損ない易い。このタイヤ2では、フィラー42の外端42aがトレッド4の端より軸方向内側に位置している。内端42bがビード10の半径方向外端より半径方向内側に位置している。このフィラー42が延在することで、サイドウォール6の全体の剛性の向上に寄与する。このタイヤ2では、補強導電層24とベルト14とを備えることで、一方のサイドウォール6から他方のサイドウォール6までの剛性が向上している。一方で、このフィラー42の幅Wrを小さくすることは、タイヤ2の軽量化に寄与する。この観点から、幅Weと幅Wrとの比Wr/Weは、好ましくは1.0以下であり、更に好ましくは0.5以下である。
更に、このフィラー42のコード46は、タイヤ2の半径方向に延びている。このコード46は、半径方向に作用する外力に対して、サイドウォール6を特に補強する。このサイドウォール6では、半径方向の剛性が向上している。このサイドウォール6は、外力による撓みが抑制されている。このタイヤ2は、横バネ定数及び縦バネ定数が大きい。このタイヤ2は、操縦安定性に優れている。
このタイヤ2が半径方向の外力を受けると、サイドウォール6はカーカス12の最大幅位置Pwの近傍で局部的に屈曲し易い。このタイヤ2では、この最大幅位置Pw近傍は、フィラー42が位置している。このタイヤ2は、局部的な屈曲が生じ難い。
更に、このフィラー42では、コード46に周方向の延びるコード48が交差しているので、周方向の剛性も向上している。コード46とコード48とが格子状にされているので、半径方向及び周方向を含む面として、サイドウォール6が補強されている。このサイドウォール6は、より外力による撓みが抑制されている。このタイヤ2は、より操縦安定性に優れている。
このコード46及びコード48は、例えば金属繊維や有機繊維からなる。例えば、金属繊維が撚られてコード46及びコード48が得られる。金属繊維からなるコード46及びコード48は、導電性の向上に寄与する。このコード46及びコード48は、剛性の向上に寄与する。
この有機繊維としてアラミド繊維が撚られて、コード46及び48が得られてもよい。アラミド繊維からなるコード46及び48は、質量の低減に寄与する。アラミド繊維からなるフィラー42は、タイヤ2の低燃費化に寄与する。
更に、このコード46及びコード48は、導電性有機繊維が撚られて形成されてもよい。ここで言う導電性有機繊維とは、有機繊維の表面に導電層が形成されたものをいう。例えば、ポリエステル繊維にニッケル、銅等の金属メッキがされて導電性ポリエステルが得られる。この導電性ポリエステル繊維が撚られて、コード46及びコード48が得られてもよい。導電性ポリエステル繊維からなるコード46及び48は、導電性の向上と質量の低減とに寄与する。
有機繊維からなるコード46及びコード48が金属メッキされてもよい。更には、コード46及び48は、金属メッキがされたコードと金属メッキがされないコードとの組み合わせからなってもよい。このタイヤ2では、導電性、剛性又は低燃費性等の要求性能に応じて、フィラー42の材質を選ぶことができる。
このタイヤ2の製造方法は、予備成型工程と加硫工程とを備えている。予備成型工程では、未加硫の生タイヤが得られる。加硫工程で、この生タイヤが加硫成型されて、タイヤ2が得られる。
予備成型工程で、ドラムが準備される。このドラムにタイヤ2の各部を構成する部材が貼り合わされる。トレッド4を構成する未加硫部材、サイドウォール6を構成する未加硫部材、クリンチ8を構成する未加硫部材、ビード10を構成する未加硫部材、カーカス12を構成する未加硫部材、ベルト14を構成する未加硫部材、エッジバンド16を構成する未加硫部材、インナーライナー18を構成する未加硫部材、チェーファー20を構成する未加硫部材、貫通部22を構成する未加硫部材及び補強導電層24を構成する未加硫部材等が貼り合わされて、生タイヤが得られる。
加硫工程では、生タイヤがモールドに投入される。生タイヤは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、生タイヤのゴム組成物が流動する。加圧及び加熱により、ゴム部材が架橋反応を起こし、加硫成型される。この様にして、生タイヤからタイヤ2が得られる。
このタイヤ2の予備成型工程では、カーカス12を構成する未加硫部材の外側に、補強導電層24を構成する未加硫部材が貼り合わされる。この製造方法では、カーカス12に導電性部材と補強部材とを個々に貼り合わせる製造方法に比べて、工数が低減されている。このタイヤ2は、生産性に優れている。
図3を参照しつつ、タイヤ2の電気抵抗の測定方法が説明される。図2には、タイヤ2と共に、正規リム50及び電気抵抗測定装置52が示されている。この装置52は、絶縁板54、金属板56、軸58及び抵抗計60を備えている。絶縁板54の電気抵抗は、1.0×1012Ω以上である。金属板56の表面は、研磨されている。この金属板56の電気抵抗は、10Ω以下である。この装置52が用いられ、JATMA規格に準拠して、タイヤ2の電気抵抗が測定される。
測定前に、タイヤ2の表面に付着した汚れ及び離型剤が除去される。このタイヤ2は、十分に乾燥させられる。このタイヤ2が、アルミニウム合金製のリム50に組み込まれる。組み込みのとき、タイヤ2とリム50との接触部に、潤滑剤として石けん水が塗布される。このタイヤ2に、内圧が280kPaとなるように、空気が充填される。このタイヤ2及びリム50が、試験室で2時間保持される。試験室の、温度は25℃であり、湿度は50%である。このタイヤ2及びリム50が、軸58に取り付けられる。このタイヤ2及びリム50に、3.04kNの荷重が0.5分間負荷されてから、この荷重が開放される。このタイヤ2及びリム50に、再度3.04kNの荷重が0.5分間負荷されてから、この荷重が開放される。さらに、このタイヤ2及びリム50に、3.04kNの荷重が2.0分間負荷されてから、この荷重が開放される。その後、軸58と金属板56との間に、1000Vの電圧が印可される。印可が開始されてから5分経過後の、軸58と金属板56との間の電気抵抗が、抵抗計60で測定される。測定は、タイヤ2の周方向に沿って90°刻みの4カ所で行われる。得られた4つの測定値のうちの最大値が、このタイヤ2の電気抵抗Rtである。
電気抵抗Rtは、小さいほど好ましく、1.0×106.0Ω未満が好ましい。電気抵抗Rtが1.0×106.0Ω未満であるタイヤ2では、静電気が帯電しにくい。この観点から、電気抵抗Rtは1.0×105.5Ω以下がより好ましく、1.0×105.0Ω以下が特に好ましい。
本明細書において正規リム50とは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リム50である。本明細書において正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
図4には、本発明に係る他のタイヤ62が示されている。このタイヤ62は、補強導電層24に代えて、補強導電層64を備える他は、タイヤ2と同様の構成を備えている。ここでは、タイヤ62について、タイヤ2と異なる構成が説明される。タイヤ2と同様の構成について、その説明が省略される。タイヤ2と同様の構成については、同じ符号を用いて説明がされる。
補強導電層64は、サイドウォール6の軸方向内側に位置している。補強導電層64は、カーカス12の外側に積層されている。補強導電層64の半径方向外端64aは、ベルト14の半径方向内側に積層されている。この補強導電層64は、その半径方向内側で、クリンチ8及びチェーファー20と接している。補強導電層64の半径方向内端64bは、チェーファー20の軸方向内側に積層されている。この内端64bは、エイペックス34の軸方向外側に積層されている。
補強導電層64は、フィラー66とトッピングゴム68とを備えている。このフィラー66は、トレッド4の端半径方向内側からカーカス12の最大幅位置Pwの近傍まで延びている。フィラー66の半径方向外端66aは、トレッド4の端の内側に位置している。フィラー66の半径方向内端66bは、最大幅位置Pwの半径方向外側に位置している。このフィラー66は、サイドウォール6に沿って延びている。図4の両矢印Weは、補強導電層64の幅を示している。両矢印Wrは、フィラー66の幅を示している。
この補強導電層64は、サイドウォール6のうち、トレッド4に近い部分を補強する。補強導電層64は、サイドウォール6のうち、カーカス12の最大幅位置Pwより半径方向外側部分を補強する。特に、フィラー66が延在する範囲で、サイドウォール6の剛性が向上している。この補強導電層64は、トレッド4の端からカーカス12の最大幅位置Pw近傍までの範囲で、サイドウォール6の剛性を向上させている。この範囲で、特に、サイドウォール6の屈曲が抑制されている。
このタイヤ62では、補強導電層64を備えているので、サイドウォール6のトレッド4に近い部分の変形が抑制されている。このタイヤ62は、車輌の旋回性能の向上に寄与する。このタイヤ62では、補強導電層64により、サイドウォール6に沿って部分的に補強することで、旋回性能を向上しうる。このタイヤ62では、質量増加を最小限にして、旋回性能を向上しうる。この観点から、この比Wr/Weは、好ましくは0.5以下であり、更に好ましくは0.3以下である。一方で、補強効果を得る観点から、この比Wr/Weは、好ましくは0.1以上であり、更に好ましくは0.15以上である。
ここでは、部分的補強の例として、補強導電層64を例に説明がされたが、サイドウォール6の部分的補強が他の箇所であってもよい。例えば、カーカス12の最大幅位置Pwの近傍が部分的に補強されてもよい。この様に、特に屈曲を抑制したい部分を部分的に補強しうる。補強したい部分を部分的に補強できるので、質量増加が最小限に抑制される。
更に、部分的な補強を半径方向に不連続にしてもよい。フィラー66と他のフィラーとが半径方向に不連続に並べられてもよい。例えば、図4に示されたフィラー66とは別に、カーカス12の最大幅位置Pwに、他のフィラーが配置されてもよい。
図5には、本発明に係る更に他のタイヤの一部が示されている。図5には、半径方向に延びるコード70が示されている。タイヤ2のフィラー42では、コード46とコード48とが平織りのシート状にされているが、フィラー42は平織りのシート状に限られない。例えば、図5に示す様に、フィラーが、コード70とトッピングゴムとからなってもよい。このフィラーを備えることで、サイドウォール6の半径方向の剛性を向上しうる。サイドウォール6の半径方向の屈曲を抑制しうる。このコード70の延びる方向は半径方向に対して傾斜させられてもよいし、周方向にされてもよい。このコード70の延びる方向を調整することで、サイドウォール6の剛性を向上させる方向を調整しうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示されたタイヤが準備された。このタイヤのサイズは、「155/65R14」であった。このタイヤの補強導電層のフィラーは、スチールからなっていた。このタイヤのカーカス構造は、ローターンアップ構造(LTU)構造であった。
[比較例1]
従来のタイヤが準備された。このタイヤは、補強導電層を備えていない。このタイヤは、その他の構成は実施例1と同様の構成を備えていた。
[比較例2]
カーカス構造がウルトラハイターンアップ構造(UHTU構造)にされた。このUHTU構造では、カーカスプライがコアの周りにて軸方向内側から外側に折り返されていた。この折り返された折り返し部が半径方向外向きに延びてカーカスプライの主部に積層されており、折り返し部の半径方向外端がカーカスの主部とベルトとの間に積層されていた。その他の構成は、比較例1と同様にして、タイヤが得られた。
[比較例3]
フィラーを備えない他は、実施例1のタイヤの補強導電層と同様にした導電層が準備された。補強導電層に代えて、この導電層を備える他は、実施例1と同様にして、タイヤが得られた。
[実施例2]
フィラーが導電性ポリエステルからなる他は、実施例1と同様にしてタイヤを得た。この導電性ポリエステルとして、東レ株式会社製のポリエステル系導電繊維「SCIMA」が用いられた。
[実施例3]
フィラーがアラミド繊維からなる他は、実施例1と同様にしてタイヤを得た。このアラミド繊維として、東レ・デュポン株式会社製「ケブラー」が用いられた。
[比較例4]
スチールからなるフィラーが準備された。このフィラーは、導電層と別体にされた。比較例3の導電層に、このフィラーが積層された。その他の構成は、比較例3と同様にして、タイヤが得られた。
[比較例5]
導電性ポリエステルからなるフィラーが準備された。このフィラーは、導電層と別体にされた。比較例3の導電層に、このフィラーが積層された。その他の構成は、比較例3と同様にして、タイヤが得られた。
[比較例6]
アラミド繊維からなるフィラーが準備された。このフィラーは、導電層と別体にされた。比較例3の導電層に、このフィラーが積層された。その他の構成は、比較例3と同様にして、タイヤが得られた。
[実施例4]
図4に示されたタイヤが準備された。このタイヤのサイズは、「155/65R14」であった。このタイヤの補強導電層のフィラーは、スチールからなっていた。このタイヤのカーカス構造は、ローターンアップ構造(LTU)構造であった。このフィラーの幅Wrが20mmとされたタイヤが準備された。
[実施例5]
図1に示されたタイヤが準備された。このフィラーの幅Wrが40mmとされた。その他は、実施例4と同様にして、タイヤが準備された。
[テスト1]
実施例1から3と、比較例1から6とのタイヤの電気抵抗、横バネ定数、重量及び生産性が評価された。
[電気抵抗]
図3に示された方法にて、これらのタイヤの電気抵抗Rtを測定した。この結果が、下記の表1及び2に示されている。比較例1の電気抵抗を100とする指数で、それぞれのタイヤの電気抵抗を指数で示した。この数値が大きいほど電気抵抗が小さい。この数値が大きいほど導電性に優れていることを示す。その結果が表1及び表2に示されている。
[横バネ定数]
タイヤ静的試験機を用い、正規リム(14×4.5J)、内圧(280kPa)、縦荷重(3.04kN)、横たわみ量(1mm)の条件における横応力が測定された。この測定結果から、横バネ定数が求められた。比較例1の横バネ定数を100とする指数で、それぞれのタイヤの横バネ定数を指数で示した。数値が大きいほど横バネ定数が高く操縦安定性に優れていることを示す。その結果が表1及び表2に示されている。
[質量]
これらのタイヤの質量が測定された。その結果が、比較例1のタイヤを100とした指数として、下記の表1から表6に示されている。この数値が小さいほど軽量であり、好ましい。
[生産性]
タイヤの予備成型工程における生産性が評価された。ドラムにカーカスを構成する未加硫部材が載置されてから、サイドウォールを構成する部材が貼り合わせられるまでの工数が評価された。その結果を比較例1を1とした指数で表示した。この数値が小さいほど生産性に優れている。
Figure 0006343170
Figure 0006343170
[テスト2]
比較例1と、実施例4及び5とのタイヤの電気抵抗、横バネ定数及び重量が評価された。この電気抵抗、横バネ定数及び重量は、前述のテスト1と同様にして測定された。その結果が表3に示されている。
Figure 0006343170
表1から3に示されるように、実施例の空気入りタイヤでは、比較例の空気入りタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された空気入りタイヤは、一般の乗用車用タイヤをはじめ、車輌に装着される空気入りタイヤとして広く使用しうる。
2、62・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・クリンチ
10・・・ビード
12・・・カーカス
14・・・ベルト
16・・・エッジバンド
18・・・インナーライナー
20・・・チェーファー
22・・・貫通孔
24、64・・・補強導電層
26・・・トレッド面
28・・・ベース層
30・・・キャップ層
32・・・コア
34・・・エイペックス
36・・・カーカスプライ
38・・・内側層
40・・・外側層
42、66・・・フィラー
44、68・・・トッピングゴム
46、48、70・・・コード

Claims (7)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイドウォールと、それぞれがサイドウォールの半径方向内側に位置する一対のクリンチと、クリンチの軸方向内側に位置する一対のビードと、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されたカーカスと、半径方向においてトレッドとカーカスとの間に積層されたベルトと、カーカスの外側に積層されてベルトからクリンチまで延在する補強導電層とを備えており、
    この補強導電層がフィラーとこのフィラーを覆うトッピングゴムとからなっており、
    このフィラーが複数のコードが並べられてシート状に形成されており、
    このフィラーを覆うトッピングゴムが導電性の架橋ゴムからなっており、
    この補強導電層の幅Weとフィラーの巾Wrとの比Wr/Weが0.1以上0.5以下にされており、
    このフィラーがトレッドの端半径方向内側からカーカスの最大幅位置Pwの近傍まで延びており、このフィラーの半径方向外端がトレッドの端の軸方向内側に位置しており、フィラーの半径方向内端が最大幅位置Pwの半径方向外側に位置している空気入りタイヤ。
  2. 上記フィラーが半径方向の延びるコードを含んでいる請求項1に記載のタイヤ。
  3. 上記フィラーが半径方向に延びるコードと周方向に延びるコードとが平織りにされて形成されている請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記補強導電層のフィラーのコードが金属繊維からなる請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 上記補強導電層のフィラーのコードが有機繊維からなる請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  6. 上記補強導電層のフィラーのコードが導電性有機繊維からなる請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  7. 上記フィラーがカーカスの最大幅位置Pwの軸方向外側に位置しており、このフィラーの半径方向外端が最大幅位置Pwの半径方向外側に位置しており、フィラーの半径方向内端が最大幅位置Pwの半径方向内側に位置している請求項1から6のいずれかに記載のタイヤ。
JP2014085154A 2014-04-17 2014-04-17 空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP6343170B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085154A JP6343170B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014085154A JP6343170B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015205528A JP2015205528A (ja) 2015-11-19
JP6343170B2 true JP6343170B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=54602780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014085154A Expired - Fee Related JP6343170B2 (ja) 2014-04-17 2014-04-17 空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6343170B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3065913B1 (fr) * 2017-05-02 2019-06-07 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Flanc de pneumatique pour vehicule lourd de type genie civil
JP2019055670A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 横浜ゴム株式会社 空気入りタイヤ
KR102007869B1 (ko) * 2017-11-28 2019-08-06 금호타이어 주식회사 공기입 타이어
JP2020097279A (ja) * 2018-12-17 2020-06-25 株式会社ブリヂストン タイヤ、車両給電装置及び移動体
JP7480577B2 (ja) 2020-05-01 2024-05-10 住友ゴム工業株式会社 タイヤ及びタイヤの製造方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3285329B2 (ja) * 1998-12-22 2002-05-27 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
ATE384627T1 (de) * 2004-11-18 2008-02-15 Michelin Soc Tech Elektrisch leitender gummistreifen
JP5027643B2 (ja) * 2007-12-25 2012-09-19 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP5712189B2 (ja) * 2012-01-12 2015-05-07 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5462900B2 (ja) * 2012-02-10 2014-04-02 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ
JP6022802B2 (ja) * 2012-04-18 2016-11-09 住友ゴム工業株式会社 空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015205528A (ja) 2015-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5841551B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6075285B2 (ja) 空気入りタイヤ
US10589577B2 (en) Heavy-duty pneumatic tire
JP5091938B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5858069B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP6343170B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN108297626B (zh) 重载荷用充气轮胎
JP5512724B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN110758023B (zh) 充气轮胎
CN108473004B (zh) 充气轮胎
EP2818332B1 (en) Pneumatic tire
JP6271325B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2015171848A (ja) 空気入りタイヤ
JP2017074834A (ja) 空気入りタイヤ
CN108367635B (zh) 充气轮胎
JP2015171850A (ja) 空気入りタイヤ
JP6610149B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5497805B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP6759703B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP7323490B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP2010006322A (ja) 空気入りタイヤ
JP2017121909A (ja) 空気入りタイヤ
JP2017043122A (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
CN106080047B (zh) 重载充气轮胎
JP5563225B2 (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170301

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171127

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180518

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6343170

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees