JP2021168708A - イリコパウダーとフルクタンパウダーを含有させた栄養補助食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体に対して効率よくカルシウムを吸収させることができ、ひいては人体におけるカルシウム不足を容易に解消することができる栄養補助食品を提供する。【解決手段】錠剤状またはカプセル状の栄養補助食品(100)であって、カタクチイワシの煮干を粉末状にしたイリコパウダーと、イリコパウダーに含まれるカルシウム成分の体内への吸収を強化する働きがあるフルクタンパウダーを含有させたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、栄養補助食品に関する。
カルシウムは、一般的に健康な体作りに欠かせない栄養素のひとつと言われており、人体の機能の維持や調節に欠かせないミネラルのひとつである。カルシウムは、日々の食事を通じて人体に摂取される。しかし、近年において、日々の食事ではカルシウムの摂取量が不足しがちであり、人体のカルシウム不足が指摘されている。人体においてカルシウムが不足すると、骨や歯が脆くなったり、骨粗しょう病を引き起こしたりする。また、このようなカルシウム不足は、花粉アレルギーの原因になるとも言われている(下記特許文献1参照)。
そこで、食事におけるカルシウムの摂取量不足を補うことを主目的として、カルシウムの適宜摂取を可能とした、カルシウムを主成分とする補助食品が提案されている。このような補助食品としては、例えば、下記特許文献1において、煮干を粉末状に加工し、これを主成分とする粉末を固形化して製造される錠剤状の構成が開示されている。
特開2016−189767号公報
ところで、一般的に、カルシウムは、人体への吸収率が比較的高くないことが知られている。このため、人体のカルシウムが不足している場合に、単にカルシウムの摂取量を増大させたとしても、人体に吸収されるカルシウム量は微増するにとどまり、人体のカルシウム不足を効果的に解消させることが難しい。したがって、人体のカルシウムが不足している人が上記したカルシウムを主成分とする補助食品を摂取したとしても、結果的にカルシウム不足の解消に至らない場合がある。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、人体に対して効率よくカルシウムを吸収させることができ、ひいては人体におけるカルシウム不足を容易に解消することができる栄養補助食品を提供することを目的とする。
一般的に、カルシウムの体内への吸収率を向上させる効果を有する栄養素あるいは食品として、ビタミンDやお酢がよく知られているところである。また、らっきょうや玉ねぎなどに含まれる食物繊維の一種であるフルクタンについても、同様にカルシウムの体内への吸収率を向上させる効果があることがわかった。そこで、本発明の栄養補助食品では、カルシウムを有するイリコパウダーに、カルシウムの体内への吸収を強化するフルクタンパウダーを含有させる構成とした。
具体的には、本発明の栄養補助食品は、錠剤状またはカプセル状の栄養補助食品であって、カタクチイワシの煮干を粉末状にしたイリコパウダーと、イリコパウダーに含まれるカルシウム成分の体内への吸収を強化する働きがあるフルクタンパウダーを含有させる。ここで、上記のカプセル状の栄養補助食品は、イリコパウダー及びフルクタンパウダーを粉状のままカプセルに充填した構成であってもよいし、いわゆるソフトカプセルの構成のように、これらのパウダーを含有させた液体をカプセルに充填した構成であってもよい。
また、錠剤またはカプセル状の1粒あたりにおけるイリコパウダーとフルクタンパウダーの配合量の比率を250:3としてもよい。また、ビール酵母及び核酸の少なくともいずれか一方をさらに含有させてもよい。また、ビール酵母及び核酸をさらに含み、イリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母を、ほぼ均一に混合した状態で含有させてもよい。また、錠剤であって、第1栄養補助食品部と、第1栄養補助食品部の表面を覆うように配された第2栄養補助食品部とを有し、イリコパウダーの配合率は、第1栄養補助食品部よりも第2栄養補助食品部で低く、かつ、フルクタンパウダーの配合率は、第1栄養補助食品部よりも第2栄養補助食品部で高くなるように形成してもよい。
本発明の栄養補助食品によれば、錠剤状またはカプセル状に形成されているので、容易に飲み込んで楽に摂取することができる。また、本発明の栄養補助食品によれば、カルシウムを有するイリコパウダーと、カルシウムの体内への吸収を強化するフルクタンパウダーとを含有するので、これらを摂取することにより、カルシウムを人体に効率よく吸収させることができ、ひいては人体におけるカルシウム不足を容易に解消することができる。また、本発明の栄養補助食品によれば、その主成分のひとつであるイリコパウダーとして、比較的生産量の多いカタクチイワシの煮干の粉末が用いられるので、栄養豊富かつ安価な栄養補助食品を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る栄養補助食品の一例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る栄養補助食品の一例を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る栄養補助食品の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、以下の実施形態を説明するため、図面においては一部分を大きくまたは強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現している。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る栄養補助食品100の一例を示す斜視図である。栄養補助食品100は、錠剤であり、人が飲用可能な形状かつ大きさに形成される。栄養補助食品100は、人が飲用することによって人体に摂取される。栄養補助食品100は、図1に示すように、略円盤形状であり中央部分が周辺部分よりも厚肉の凸レンズ状に形成されている。なお、栄養補助食品100の形状としては、このような円形の凸レンズ状に限定されず、例えば円柱状や、角板状、角柱状など、種々の形状が適用可能である。
栄養補助食品100は、イリコパウダーと、フルクタンパウダーと、核酸と、ビール酵母とから構成されており、これらが圧縮され固められた状態で形成されている。これらのイリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母の各成分は、栄養補助食品100において、ほぼ均一にかつ万遍なく混在している。すなわち、栄養補助食品100を構成する原材料の各成分の配合量の比率は、それぞれ、栄養補助食品100の部位により異ならず、全体的にほぼ一定となっている。
イリコパウダーは、カタクチイワシの煮干の粉末である。カタクチイワシとは、通常イワシと称される、ニシン目カタクチイワシ科に分類される魚の一種である。煮干とは、例えば、魚類を煮熟してたんぱく質を凝固させて乾燥したものであって水分が18%以下のものをいう。煮干は、地域によっては、いりことも称されている。カタクチイワシは日本中の海で捕ることができるため、カタクチイワシの煮干は、日本において、比較的生産量が多く、安価かつ仕入れが容易な食材のひとつである。カタクチイワシの煮干は、その約69%がたんぱく質から構成され、その他、カルシウム、鉄、マグネシウム、ミネラル、タウリン等の栄養素を豊富に含んでいる。イリコパウダーは、このようなカタクチイワシの煮干を細かく粉砕するなどして粉末状にしたものである。このため、イリコパウダーは、タンパク質や、カルシウム等の栄養素を豊富に含んでいる。
カタクチイワシの煮干は骨などの硬い部位を有するので、人体の体内でこれを消化しやすくしてカルシウムの吸収効率を良くするために、栄養補助食品100に用いられるイリコパウダーは、その粉末の外形(粒径)が小さい方が好ましい。このため、イリコパウダーの平均粒径は、例えば0.1mm(ミリメートル)未満であることが好ましい。
フルクタンパウダーは、フルクタンの粉末である。フルクタンパウダーとしては、イリコパウダーに含まれるカルシウム成分の体内への吸収を強化する作用を有するものが用いられる。なお、後述するように、フルクタンは、カルシウムの人体への吸収を促進する性質を有するため、フルクタンパウダーは、通常は、上記作用を有する。
フルクタンとは、フルクトース (果糖) の重合により生じた多糖類の総称をいう。フルクタンは、一般に、高い水溶性を有する白色の粉である。フルクタンは、ヤーコン、たまねぎ、アスパラガスなどの植物内に存在し、有花植物の約15%に存在すると言われている。フルクタンを多く含む生鮮食品として、特に、らっきょうが有名である。なお、フルクタンの高い水溶性により、酢漬けらっきょうにおいては、多量のフルクタンが液に溶け出た状態になることが知られている。また、近年、テキーラの原料となる竜舌蘭(Agave, アガベ/アガヴェ)等の植物にもフルクタンが含まれることが分かった。
フルクタンは、カルシウムを人体に効率よく吸収させる作用がある。また、フルクタンは、食物繊維の一種であり、人の体内での中性脂肪の吸収を阻害するとともに、体内でビフィズス菌などのエサとなり、その活性を促進して腸内環境を整えたり、食後の血糖値上昇を抑えたりする作用がある。また、フルクタンには、脂肪燃焼効果があるとも言われている。
核酸は、すべての生物の細胞内に存在し、蛋白質生合成および生物の遺伝現象に関与する高分子物質である。核酸は、人体に摂取されることで、その体の細胞の新陳代謝を活発化させ、老化にともなう心臓や肝臓の機能低下を回復させる作用を有する。核酸は、イワシや、サケ、タラ、フグの白子、ノリ、ハマグリ、カキなどに含まれている。核酸には、デオキシリボ核酸(DNA)とリボ核酸(RNA)の2種が含まれる。本実施形態では、核酸はデオキシリボ核酸である。ただし、これに限定されず、核酸としては、デオキシリボ核酸に代えてあるいはデオキシリボ核酸とともに、リボ核酸が用いられてもよい。
ビール酵母は、大麦から作った麦芽汁を発酵させてビールを製造する際に麦芽汁に加えられる酵母である。ビール酵母は、タンパク質や、必須アミノ酸、ビタミンB群、各種ミネラルなどの豊富な種類の栄養素を有している。
栄養補助食品100において、イリコパウダーとフルクタンパウダーとの配合量の比率は、250:3に設定されている。また、栄養補助食品100は、1粒あたり、250mg(ミリグラム)のイリコパウダーと、3mgのフルクタンパウダーとを含み構成されている。
栄養補助食品100は、例えば、次の工程により製造される。
先ず、イリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母が、それぞれ用意される。ここで、イリコパウダーを用意する工程では、カタクチイワシの煮干が用意され、これを細かく粉砕して所定粒度の粉末状に加工される。この際、粉砕加工する煮干については、予め頭部及び腸部を除去したものが用いられてもよい。また、フルクタンパウダーとして、粉末状のフルクタンが用意される。
次いで、イリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母は、紛体混合機に投入され、混ぜ合わされる。この混合工程では、各成分がムラなく均一になるまで、原材料が全体的に万遍なく撹拌される。
続いて、均一に混ぜられた原材料は、打錠機に投入される。そして、打錠機において、栄養補助食品100の形状に成形され個別化される。以上の工程により、栄養補助食品100が完成する。なお、栄養補助食品100は、湿気の吸収を防止するため、例えば、樹脂製ボトルや、アルミパウチなどの密閉容器に収容される。なお、この密閉容器には、栄養補助食品100の酸化防止のため、栄養補助食品100とともに脱酸素剤が封入されてもよい。
以上説明した本実施形態に係る栄養補助食品100によれば、錠剤状に形成されているので、飲用者が容易に飲み込んで楽に摂取することができる。また、栄養補助食品100によれば、カルシウムを有するイリコパウダーと、カルシウムの体内への吸収を強化するフルクタンパウダーとを含有するので、人がこれを飲用するだけで、カルシウムを人体に効率よく吸収させることができ、ひいては人体におけるカルシウム不足を容易に解消することができる。
また、本実施形態に係る栄養補助食品100によれば、各原材料(各成分)は、栄養補助食品100において均一に混在している。このような構成により、各成分が人体にバランスよく摂取されるので、カルシウム成分並びに各種栄養素を人体に効率的に吸収させることができる。
また、本実施形態に係る栄養補助食品100によれば、1粒あたりの各原材料の配合量の比率は、イリコパウダー、フルクタンパウダーについて、250:3である。このような構成により、栄養補助食品100に含まれるカルシウム成分を、より一層効率的に人体に吸収させることができる。
また、本実施形態に係る栄養補助食品100によれば、イリコパウダー及びフルクタンパウダーに加えて核酸及びビール酵母をさらに含むので、人がこれを飲用するだけで、核酸の作用により人体の細胞の新陳代謝を活発化させ、老化にともなう心臓や肝臓の機能低下を回復させるとともに、ビール酵母に含まれるタンパク質や、必須アミノ酸、ビタミンB群、各種ミネラルなどの豊富な種類の栄養素を摂取することができる。
このように、本実施形態に係る栄養補助食品100によれば、人がこれを飲用するだけで、容易にカルシウム不足を解消することができることに加えて、上記した種々の効果を奏する。
なお、上記した栄養補助食品100の各構成は本実施形態の一例であり、本実施形態は上記構成に限定されるものではない。例えば、上記構成の栄養補助食品100は、イリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母の4種の原材料のみから構成されていたが、これに限定されず、少なくともイリコパウダー及びフルクタンパウダーを含む限りにおいて原材料の構成は任意である。すなわち、栄養補助食品100は、例えば、イリコパウダー及びフルクタンパウダーの2種類の原材料のみから構成されてもよいし、上記4種の原材料のいずれとも異なる原材料や種々の添加物などを含むものであってもよい。また、上記構成の栄養補助食品100では、1粒あたりのイリコパウダーとフルクタンパウダーとの配合量の比率は250:3であったが、これに限定されず、上記比率は任意に設定可能である。なお、上記した栄養補助食品100の変形可能な事項については、後述する他の実施形態に係る栄養補助食品200,300においても同様に適用が可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る栄養補助食品200の一例を示す断面図である。図2に示すように、栄養補助食品200はカプセルである。栄養補助食品200は、人がこれを飲用することにより、人体に摂取される。栄養補助食品200は、図2に示すように、栄養補助剤10とカプセル部20とを含み構成されている。
栄養補助剤10は、カプセル部20に収容されている。栄養補助剤10は、錠剤のように所定形状に固められていない点を除き、上記した第1実施形態に係る栄養補助食品100と同一の構成である。すなわち、栄養補助剤10は、イリコパウダー、フルクタンパウダー、核酸、及びビール酵母を含み構成されている。また、イリコパウダーとフルクタンパウダーとの配合量の比率は、250:3に設定されている。栄養補助剤10は、カプセル部20の内部において、所定形状に固められた状態であってもよいし、流動可能な粉状であってもよいし、液状であってもよい。
カプセル部20は、栄養補助剤10を収容可能に形成されており、有底筒状の本体部21と、本体部21の開口を閉じるためのキャップ部22とを有している。カプセル部20は、人が飲み込み可能な形状及び大きさに形成される。また、カプセル部20としては、栄養補助食品200を人体が摂取した際、体内で溶出するものが用いられる。体内でカプセル部20が溶出すると、栄養補助剤10が露出し、これにより人体が栄養補助剤10を吸収可能となる。
栄養補助食品200の製造工程は、上記した第1実施形態に係る栄養補助食品100の製造工程とほぼ同様である。ただし、栄養補助食品200の製造工程では、空のカプセル部20が用意され、カプセル部20の本体部21に対して、例えばカプセル充填機を用いて栄養補助剤10が充填され、さらにキャップ部22が閉じられる、といった工程を有する。
以上説明した本実施形態に係る栄養補助食品200によれば、栄養補助剤10は第1実施形態に係る栄養補助食品100と同一成分を有するものであるので、栄養補助食品100と同様の効果を奏する。また、本実施形態に係る栄養補助食品200によれば、栄養補助剤10はカプセル部20に収容されているため、栄養補助食品200の飲用者は、飲み込む際に、栄養補助食品200が有する苦味や雑味といった不快な味を感じることがない。これにより、人体が栄養補助食品200をより一層楽に摂取することができる。
<第3実施形態>
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。図3は、本発明の第3実施形態に係る栄養補助食品300の一例を示す断面図である。栄養補助食品300は、第1実施形態に係る栄養補助食品100と同様の成分を有する錠剤である。栄養補助食品300は、人が飲み込み可能な形状及び大きさに形成される。栄養補助食品300は、例えば図3に示すように、上記した第1実施形態に係る栄養補助食品100と同様に、円形の凸レンズ形状に形成され、中央部分が外側に膨出した曲面状の両主面を有する略円盤形となっている。また、栄養補助食品300の大きさについても、例えば、上記栄養補助食品100とほぼ同一である。
ただし、栄養補助食品300は、その原材料の各成分の配分が部位により異なる点で、第1実施形態に係る栄養補助食品100と異なる。すなわち、上記した栄養補助食品100では、これを構成する各原材料(各成分)のそれぞれはほぼ均一に混在していたが、本実施形態に係る栄養補助食品300では、これを構成する全ての原材料(成分)について、栄養補助食品300の部位に応じてその配合率を異ならせている。以下、本実施形態について、このような第1実施形態との相違点を中心に説明する。
栄養補助食品300は、第1栄養補助食品部30と、第1栄養補助食品部30の表面上に形成された第2栄養補助食品部40とから構成されている。第2栄養補助食品部40は、第1栄養補助食品部30の全表面を被覆するように配されている。
1粒の栄養補助食品300において、第1栄養補助食品部30は、イリコパウダー250mgと、核酸及びビール酵母をそれぞれ所定量含んで構成されている。一方、1粒の栄養補助食品300において、第2栄養補助食品部40は、フルクタンパウダー3mgから構成されている。したがって、栄養補助食品300において、イリコパウダーとフルクタンパウダーの配合量の比率は250:3となっている。第2栄養補助食品部40は、フルクタンパウダーのみの紛体の構成であるが、これに限定されず、例えば、フルクタンパウダーに添加物を付加してなる構成であってもよい。また、フルクタンパウダーに添加される添加物はフィルムコーティング剤であってもよく、第2栄養補助食品部40は薄い膜状に形成されてもよい。
栄養補助食品300の製造工程は、上記した第1実施形態に係る栄養補助食品100の製造工程とほぼ同様であり、例えば、以下のように製造される。
先ず、イリコパウダー、核酸、及びビール酵母の各原材料が用意される。次いで、イリコパウダー、核酸、及びビール酵母は、所定の配合比率で、紛体混合機に投入され、均一になるまで混ぜ合わせられる。続いて、均一に混ぜられた原材料は、打錠機に投入され、打錠機において成形される。これにより第1栄養補助食品部30が形成される。
引き続き、フルクタンパウダーが用意される。ここで用意されるフルクタンパウダーは、第1栄養補助食品部30に含まれるイリコパウダーの重さの3/250に相当する重さが用意される。続いて、フルクタンを水に溶かしたフルクタン水溶液が作成される。そして、第1栄養補助食品部30の表面全面に、フルクタン水溶液が塗布あるいは噴射される。その後、第1栄養補助食品部30の表面のフルクタン水溶液を乾燥させる。これにより、第2栄養補助食品部40が形成される。以上の工程により、栄養補助食品300が完成する。なお、第2栄養補助食品部40は、フルクタンパウダーを第1栄養補助食品部30の表面に付着させることで形成されてもよい。
上記した本実施形態に係る栄養補助食品300によれば、第1栄養補助食品部30の全表面を被覆するように第2栄養補助食品部40が配されている。すなわち、栄養補助食品300において、若干の苦味及び雑味を有するイリコパウダーからなる部位の全表面は、人がかすかに感じる程度ではあるものの甘味を有するフルクタンパウダーを含む部位により被覆された状態となっている。このような構成により、栄養補助食品300を飲用する際に飲用者が感じる苦味や雑味を緩和させることができる。これにより、より一層飲みやすい栄養補助食品300を提供することができる。
なお、上記した栄養補助食品300の構成は本実施形態の一例であり、本実施形態は上記構成に限定されるものではない。例えば、上記した栄養補助食品300では、第1栄養補助食品部30はフルクタンパウダーを含まず、かつ第2栄養補助食品部40はイリコパウダー、核酸、及びビール酵母を含まずに構成されていたが、第1栄養補助食品部30はフルクタンパウダーを含み構成されてもよいし、第2栄養補助食品部40はイリコパウダーや、核酸、ビール酵母を含み構成されてもよい。この場合、イリコパウダーの配合率を、第1栄養補助食品部30よりも第2栄養補助食品部40で低くなるようにしてもよい。また、この場合、フルクタンパウダーの配合率を、第1栄養補助食品部30よりも第2栄養補助食品部40で高くなるようにしてもよい。すなわち、フルクタンパウダーを、栄養補助食品300の中心部分よりも栄養補助食品300の表面において多く配するようにしてもよい。
また、第2栄養補助食品部40は、上記した栄養補助食品300では第1栄養補助食品部30の表面の全面に形成されていたが、第1栄養補助食品部30の表面のうち一部の領域に形成してもよく、例えば、略円盤形状の第1栄養補助食品部30の両主面のみに形成されてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。また、上記の実施形態で説明した要件は、適宜組み合わせることができる。
10 栄養補助剤
20 カプセル部
21 本体部
22 キャップ部
30 第1栄養補助食品部
40 第2栄養補助食品部
100,200,300 栄養補助食品

Claims (5)

  1. 錠剤状またはカプセル状の栄養補助食品であって、カタクチイワシの煮干を粉末状にしたイリコパウダーと、前記イリコパウダーに含まれるカルシウム成分の体内への吸収を強化する働きがあるフルクタンパウダーを含有させたことを特徴とする栄養補助食品。
  2. 錠剤またはカプセル状の1粒あたりにおける前記イリコパウダーと前記フルクタンパウダーの配合量の比率を250:3としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の栄養補助食品。
  3. ビール酵母及び核酸の少なくともいずれか一方をさらに含有させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の栄養補助食品。
  4. ビール酵母及び核酸を含み、前記イリコパウダー、前記フルクタンパウダー、前記核酸、及び前記ビール酵母を、ほぼ均一に混合した状態で含有させたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の栄養補助食品。
  5. 錠剤状の栄養補助食品であって、第1栄養補助食品部と、前記第1栄養補助食品部の表面を覆うように配された第2栄養補助食品部とを有し、前記イリコパウダーの配合率は、前記第1栄養補助食品部よりも前記第2栄養補助食品部で低く、かつ、前記フルクタンパウダーの配合率は、前記第1栄養補助食品部よりも前記第2栄養補助食品部で高いことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の栄養補助食品。
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