JPH11113523A - 健康食品 - Google Patents

健康食品

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JPH11113523A
JPH11113523A JP10237422A JP23742298A JPH11113523A JP H11113523 A JPH11113523 A JP H11113523A JP 10237422 A JP10237422 A JP 10237422A JP 23742298 A JP23742298 A JP 23742298A JP H11113523 A JPH11113523 A JP H11113523A
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JP
Japan
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jellyfish
food
health food
dried
water
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JP10237422A
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Machiko Chiba
真知子 千葉
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CHIBA MACHIKO COOKING STUDIO K
Chiba Machiko Cooking Studio Kk
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CHIBA MACHIKO COOKING STUDIO K
Chiba Machiko Cooking Studio Kk
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    • A23LFOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
    • A23L31/00Edible extracts or preparations of fungi; Preparation or treatment thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キクラゲを、少量の飲料でもって容易に食す
ることができて適当な満腹感が速やかに得られ、しかも
ダイエットによる弊害の少ない健康食品とすることであ
る。 【解決手段】 乾燥したキクラゲの粉粒体を、滅菌した
後、胃内で速やかに崩壊または溶解するゼラチン等から
形成されたハードカプセルなどの水溶性カプセルに充填
した健康食品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食用きのこ類で
あるキクラゲを用いた健康食品に関する。
【0002】
【従来の技術】キクラゲは、担子菌類の異型担子菌類
(キクラゲ目、またはシロキクラゲ目)に属するきのこ
(子実体)であって、特にニワトコやナラ類の他、諸種
の針・広葉樹の朽木によく発生する食用きのことして一
般によく知られている。
【0003】このうち、キクラゲ目に属するキクラゲ
は、自然に発生している状態で人の耳たぶに似た形状で
あり、また柔らかいので、わが国や中国では「木耳」ま
たは「クロキクラゲ」と称されるものである。
【0004】一方、シロキクラゲ目に属するシロキクラ
ゲは、中国または熱帯地方の朽木の樹皮の割れ目によく
発生する花弁状またはとさか状のキノコであって、純白
な寒天質であり、中国では「銀耳」と称し、比較的高価
な食料または薬用となるものである。
【0005】このような食用のキクラゲ(クロキクラ
ゲ、シロキクラゲ)は、乾燥して貯蔵性を高めた乾燥品
として市販されており、これを調理するには水に浸して
柔らかくなるまで吸水させている。
【0006】料理用素材として柔らかく膨潤させたクロ
キクラゲは、コリコリとした歯ごたえがあり、シロキク
ラゲは寒天質であり、いずれも口当たりがよくて好まし
いものであるが、通常は食品として単独で多量に食され
ることはない。
【0007】一方、キクラゲの乾燥品は、生のキクラゲ
を天日干し等の手法で乾燥したものであり、このものは
前記の料理用素材として歯ごたえが得られる程度の大き
さにする必要があるから、乾燥した粉粒体状のキクラゲ
を、そのまま食品とすることは従来になかったと考えら
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明者は、キク
ラゲが比較的低カロリーの食材であり、乾燥物は吸水す
ると8〜10倍に膨らみ、しかもカルシウム、鉄、リ
ン、繊維、カリウムなどが豊富に含まれていることに着
目し、特にビタミンDも多量に含まれていることに着目
して、このものをダイエット(体調維持のための食事制
限)用などの健康食品として利用できないかと考えた。
【0009】上記したようなキクラゲに含有されるカル
シウム、繊維、ビタミンDなどは、水に溶出し易いの
で、調理中に失われたり、希釈されたりしてダイエット
状態の身体に所要量を補給することは容易でない。
【0010】ところで、乾燥したキクラゲは比較的硬質
であるから、そのまま食べると食道や胃粘膜が乾燥キク
ラゲの粉粒体で傷つくことがあるという問題点がある。
【0011】また、キクラゲの乾燥品を粒状に加工した
ものは、飲み込む以前に口腔内面の唾液などの水分を吸
収して膨化するため、口の中でだんご状に塊状化して容
易に喉を通らず、のどにキクラゲの粉体が付着すると、
これが唾液などの水分で膨張して窒息する場合があり、
所要量の乾燥キクラゲの粉粒体を容易かつ安全に飲み込
めないという問題点もある。
【0012】なお、乾燥したキクラゲの粉粒体を水など
の飲料と共に飲み込むと、満腹感を得るまでに多量の飲
料を摂取することになるから、効率のよいダイエットが
望めず、キクラゲを食する習慣も失われ易い。
【0013】一般に、ダイエット用食品としてよく知ら
れているコンニャクは、低カロリーの食品ではあるが、
カルシウム、鉄、タンパク質などの身体に必要な栄養素
の含有量も少ないので、あまり長期に連用すると身体に
変調をきたす弊害がある。
【0014】そこで、この発明の課題は、上記した問題
点を解決し、これまで健康食品として有効に用いられて
いなかったキクラゲを、乾燥状態で少量の飲料でもって
容易かつ安全に食することができるようにして、適当な
満腹感が速やかに得られる健康食品とし、しかも身体に
必要な栄養素を比較的バランスよく補給することによ
り、ダイエットによる身体への弊害が少ない健康食品と
することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、乾燥したキクラゲの粉粒体を
水溶性カプセルに充填した健康食品としたのである。
【0016】上記したように構成される健康食品は、キ
クラゲを乾燥状態で利用するものであるため、空腹時に
カプセル入りキクラゲを乾燥状態のまま水またはお湯と
共に多量に食すると、胃の中で8〜10倍程度に膨ら
み、空腹感の解消によるカロリーの摂取制限が容易にで
きる。
【0017】そして、上述のようにキクラゲは、身体に
必要な成分を含んでいる点でコンニャクと異なってお
り、このようなキクラゲを摂取することによって、健康
的なダイエットに貢献できると考えられる。
【0018】特に、キクラゲは、ビタミンDとカルシウ
ムを共に多量に含んでいる食品として特異的なものであ
り、両成分の相乗効果によって体内にカルシウムを効率
よく吸収できる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明に用いるキクラゲは、食
用として周知のキクラゲであればよく、その種類を特に
限定したものではない。
【0020】そのようなキクラゲの種類を例示すると、
キクラゲ目に属するキクラゲ(Auricularia auricula)
の他、その近縁種としてアラゲキクラゲ、アミキクラ
ゲ、ヒダキクラゲなど、またはリュウセンパイ、シロキ
クラゲ目に属するシロキクラゲ(Tremella fuciformis)
などが挙げられる。
【0021】生の状態のキクラゲを乾燥するには、自然
(天日)乾燥をするか、強制的に熱風乾燥すればよい。
強制乾燥したものはビタミンDが失われるが、天日乾燥
のものはそのようなことがなく、栄養素を残すために好
ましい乾燥方法である。
【0022】また市販のキクラゲ乾燥品を利用してもよ
いのは勿論であるが、市販の乾燥キクラゲのうち、肉厚
が例えば300μm以下のような薄肉のものは、あまり
大きく膨張しないので好ましくない。従って、できるだ
け生の状態で肉厚のキクラゲを採用することが、吸水状
態においてよく膨潤するものを提供するために好まし
い。また、キクラゲの裏側に毛が多くあるものは、粉砕
時に綿状となり、製剤し難くなるので好ましくない。
【0023】そして、前記のように乾燥したキクラゲ
は、ロール機または高速回転するカッターなどの粉砕機
で粉砕し、粉粒体とする。ただし、家庭用のスピードカ
ッター、ミキサー、ミルなどで粉砕すると、刃こぼれを
起こすので非常に危険である。
【0024】このような粉粒体の粒径は、胃内で速やか
に膨潤する程度の粒径であればよく、ミクロン単位の微
粉体から顆粒状のもの、さらには飲用可能な大きさのカ
プセルに収容可能な大粒径のものまでを特に限定するこ
となく採用できる。具体的な粒径としては、例えば平均
100μm〜5mm程度であってもよいが、特に1〜2
mm程度の粒径のものは、含水時によく膨らむので好ま
しい。このような粒径を予め一定の範囲に整えるように
篩(ふるい)などを用いて整粒しておけば、ヒトの胃内
で膨潤する時間をある程度調節することもできる。
【0025】次に、この発明に用いる水溶性カプセル
は、ヒトの胃内で溶解または崩壊する程度に水溶性であ
り、人体に無害の材質からなるものであればよく、その
ような条件であればカプセルを形成する材料やその形状
(球形、楕円球形、円筒形など)、寸法を特に限定せず
に用いることができる。
【0026】例えばゼラチン基材のカプセルをつくるに
は、ゼラチンに水を加え、温めて溶かし、必要があれば
少量の砂糖、グリセリン、アラビアゴム、寒天およびレ
シチンのうち1種以上を加えて濃厚なゼリー状とし、温
かい状態で成形すればよい。
【0027】一般に、医薬品を充填するカプセルとし
て、飲用して1〜2分後に崩壊するゼラチン製の硬カプ
セル(ハードカプセルとも呼ばれ、000号〜5号まで
の8種類がある)が知られているが、これらと同じ材料
からなる適当な形状の健康食品用カプセル(HS:heal
th Supplement capsule)を使用することができる。ま
た、必要があれば、ゼラチン、グリセリン、ソルビトー
ルなどを加えて塑性を増したカプセル基材からなる軟カ
プセルを使用することもできる。
【0028】前記したように乾燥したキクラゲの粉粒体
を上記カプセルに充填した健康食品は、食する人の年齢
や体重からみて適当な数量、また個人の食習慣を考慮し
た適当な数量を、食事の前に水と共に飲み込んで服用す
ればよい。
【0029】このようにすると、水溶性のカプセルは胃
の中で溶けて崩壊し、内容物のキクラゲが速やかに露出
し、これが吸水して乾燥時の8〜10倍程度に膨れ上が
るので、満腹感が得られ、それ以後に食事の量を制限す
ることができる。
【0030】なお、キクラゲは、低カロリーの食品であ
り、しかも蛋白質、カルシウム、鉄、繊維、ビタミンD
などの身体に必要な栄養素をバランスよく含んでいる点
は一般的な食品にはみられない特異的なことである。特
に食物繊維やビタミンDの含有量は日本食品標準分析表
に示された全ての食品分野のなかでも1〜2位であるほ
ど高率に含有しているので、キクラゲをダイエット用な
どの健康食品として使用した場合に、高齢化に向けて大
いに役立つ健康食品やダイエット用食品になり、例えば
コンニャクからなるダイエット用食品に比べても、身体
に変調をきたす弊害が極めて少ないと考えられる。
【0031】参考のため、コンニャクとキクラゲ各10
0g当たりの成分表(科学技術庁資源調査会:「四訂日
本食品標準分析表」、1995年)の抜粋を下記に示し
た。
【0032】
【表1】
【0033】同成分表によると、食品としてのコンニャ
クは、水分を約97重量%(以下、単に%と記す。)含
んでおり、表1に示したように、タンパク質0.1%、
糖質2.2%、繊維0.1%、灰分0.3%でカルシウ
ムを含んでいるが、これは凝固剤として水酸化カルシウ
ムを配合したことによる。そして、コンニャクはビタミ
ンDを含んでいない。
【0034】ビタミンDは、体内でカルシウムの吸収を
助ける作用があるが、上記コンニャクは、これを含まな
いので、単独で摂取してもカルシウムの吸収率は低いも
のと推定される。
【0035】一方、キクラゲ(特にクロキクラゲおよび
シロキクラゲ)には、カルシウムと共にビタミンDが、
16000IU(1IUは0.026マイクログラム)
と極めて多量に含まれていることから、キクラゲを単独
で摂取しても体内にカルシウムを効率よく摂取できるこ
とがわかる。
【0036】因みに、干しシイタケのビタミンDの含有
量は、840IUであり、その他に下記の表2に示した
ビタミンD含有量の上位食品に比べてもキクラゲのビタ
ミンD含有量は極めて高いことがわかる。表2の測定値
は、近年、米国で開発された高速液体クロマトグラフィ
ー法という新しい分析技術によってビタミンDの分析が
可能となったことに伴い、厚生省の指導の下、1994
年に食品成分表中に補充されたものである。
【0037】
【表2】
【0038】ところで前記した表1からも明らかなよう
に、キクラゲを水煮すると、乾燥品に比べて特にカルシ
ウム、カリウム、鉄、繊維などが極端に減少する。この
ことから、乾燥品を水に浸して戻した状態または同様に
調理した状態のキクラゲを健康食品にしても、身体に必
要な栄養素を充分に摂取できないことがわかる。すなわ
ち、キクラゲの乾燥品を健康食品として食することによ
って初めて身体に必要な栄養素を効率よく摂取できるの
である。
【0039】また、キクラゲは、繊維性物質を消化する
特殊な働きがあるといわれており、その膠質は、消化器
系に残留する残滓その他の物質を吸着し、体外に排出さ
せて胃腸を洗浄する性質があるともいわれている。そし
て、腸管内で膨潤して容量を増した膠質は、食物繊維の
ように腸管振動(蠕動運動)を刺激して生理学的な排便
促進および便秘解消の効果があることが期待される。こ
のようなことから、食事制限の目的ばかりでなく、少量
を摂取して体質を改善する目的で利用する場合にも、こ
の発明の健康食品を用いることができる。
【0040】さらに、キクラゲは、食物繊維を多量(7
4.18%)に含む食品であり、コンニャク以外の植物
性の食品に比べても多量に食物繊維を含有することは、
下記の表3(科学技術庁調査委員会、「四訂日本食品標
準分析表」からの抜粋)からも明らかである。この測定
値は、厚生省の指導による新測定法により、種々の食物
繊維含有率を測定した結果である。そして、食物繊維
は、肥満防止や血糖値の上昇を防ぎ、動脈硬化、大腸癌
などの予防にも効果があるといわれている。
【0041】なお、これまで食物繊維の塊であると見ら
れていたゴボウ、サツマイモ、セロリは、それぞれ僅か
に3.58%、2.32%、1.93%であった。
【0042】
【表3】
【0043】因みに、ビタミンDは、骨の形成に関与す
る成分で腸からのカルシウム吸収を促し、骨から溶けだ
すカルシウム量を調節する働きがある。このため、ビタ
ミンDが不足すると、骨粗しょう症になりやすくなる。
現在、骨粗しょう症の予防薬として、D2 (エルゴカル
シフェロール)、D3 (コレカルシフェロール)があ
り、それぞれエルゴステロール(プロD2 )または7ー
デヒドロコレステロール(7−DHCプロD3 )の紫外
線照射によって生成する。
【0044】このような骨粗しょう症の治療薬以外に自
然のキクラゲ乾燥粉末を使うことも可能である。前述の
ように、乾燥したキクラゲ粉末であれば、ビタミンD
は、16000IU含まれるが、水に溶かすと0になる
ことから、乾燥状態で殺菌したものを錠剤またはカプセ
ルに入れることが好ましいのである。
【0045】なお、クロキクラゲの鉄分は、100g中
に44mgであり、これは貧血に良いと言われている豚
レバー100g中の鉄分含有量の13mgに比べて4倍
以上の数値である。その他に、玄米に含まれているビタ
ミンB2 は、100g中0.16mgであり、キクラゲ
は100g中1.1mgである。
【0046】このように、食物繊維、鉄、カルシウム、
リン、カリウム、ビタミンB2 、ビタミンDのように人
間の体に必要な成分を肉や魚以外の植物質の食品で摂取
できるのは、キクラゲのみである。したがって、わが国
のように高齢化社会を迎えて深刻な社会問題になってい
る骨粗しょう症の予防薬としても、この発明の乾燥キク
ラゲの錠剤やカプセル剤を利用することは極めて好まし
いことである。
【0047】次に、乾燥したキクラゲの粉粒体に結合剤
を添加混合し、錠剤状に圧縮成形した健康食品について
説明する。
【0048】キクラゲを錠剤状に成形する発明に用いる
結合剤は、前記した乾燥キクラゲの粉粒体同士の付着性
を良くして圧縮成形を可能にするものであり、通例の錠
剤製造に使用可能な結合剤を採用できる。このような結
合剤の具体例としては、硬化油脂、アラビアゴム、トラ
ガントゴムなどが挙げられるが、特に植物性の硬化油脂
を用いて好ましい結果を得ている。
【0049】上記結合剤の添加量は、特に限定されるも
のではないが、乾燥キクラゲ粉末に対して、2〜4重量
部程度の植物性硬化油を添加すれば、直打式打錠機によ
る成形が可能である。
【0050】上記した結合剤以外の添加物として、この
発明の目的を阻害しない程度に賦型剤を配合してもよ
い。そのような賦型剤としては、乳糖、麦芽糖、ショ
糖、デンプンなどが挙げられる。
【0051】錠剤の成形方法は、圧縮錠剤である内服錠
の通常の製法に従って、打錠機を用いた製造方法を採用
することができる。打錠後に糖衣やセラックコーティン
グなどの被覆を施せば、服用し易い錠剤となる。
【0052】
【実施例】
〔実施例1〕市販のキクラゲ乾燥品をロール式粉砕機に
かけて、20メッシュ(0.83mm)程度の粒径と
し、滅菌した後、1号(キクラゲ内容量350mg)の
ゼラチン製カプセルに充填した。なお、ゼラチン製カプ
セルの市販品は、サイズがNo.00〜No.3まで種
々あり、その大きさは選択して用いることができる。
【0053】〔参考例〕市販のキクラゲ乾燥品をロール
式粉砕機にかけて1mm程度の平均粒径とし、これを滅
菌したものを主原料のキクラゲ末とした。この主原料と
副原料を下記の組成となるように秤量し、次いで植物性
硬化油脂を除く材料を混合した。
【0054】次に、混合した材料を80メッシュ(0.
175mm)でふるい、これを通過した材料に前記した
植物性硬化油脂を混合した。得られた混合物を直打式打
錠機によって円盤型に圧縮成形し、その表面にセラック
コーティングを施して1錠250mgの錠剤を製造し
た。
【0055】 (1錠:250mg±5%中の配合組成) キクラゲ末 150.0mg 結晶セルロース(旭化成社製:アビセル) 12.5mg 乳糖 37.5mg アマルテイー(還元麦芽糖) 45.0mg 大豆使用の植物性硬化油脂 (フロイント産業社製:ラブリーワックス−102H) 5.0mg 実施例1で得られたカプセル入りの健康食品または錠剤
状の健康食品を、それぞれ8〜10カプセルづつ、成人
男女各5人に対して食事の30分前に200ccの水で
服用させたところ、いずれも適度に満腹感があるとの感
想が得られ、また実施例1および参考例のいずれにも自
然の排便が促進された印象があるとの感想も得られた。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように、乾燥
したキクラゲの粉粒体を水溶性カプセルに充填した健康
食品としたので、これまで健康食品として用いられなか
ったキクラゲを、少量の飲料でもって容易かつ安全に飲
食できできるようになり、適当な満腹感が速やかに得ら
れるという利点がある。また、この発明の健康食品は、
身体に必要な栄養素が比較的多く含有されているので、
ダイエットなどによる弊害の少ない健康食品であり、ま
た含有されている膠質や食物繊維によって、自然の排便
促進効果や骨粗しょう症などの予防も期待されるという
利点もある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥したキクラゲの粉粒体を水溶性カプ
    セルに充填してなる健康食品。
  2. 【請求項2】 前記水溶性カプセルがゼラチン製カプセ
    ルである請求項1記載の健康食品。
JP10237422A 1995-08-03 1998-08-24 健康食品 Pending JPH11113523A (ja)

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JP19835895 1995-08-03
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