JP2020524510A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. ＦＩＸａ結合部位を含む抗体Ｆｖ領域を含むＦＩＸａ結合性ポリペプチドであって、
   前記ＦＩＸａ結合性ポリペプチドが、配列番号３２４と少なくとも９５％のアミノ酸配列同一性を有するＶＨドメインと、配列番号１０と少なくとも９５％のアミノ酸配列同一性を有するＶＬドメインとを含み、前記ＶＨドメインが、ＩＭＧＴ位置１１１．１に疎水性残基を有するＨＣＤＲ３を含む
   ことを特徴とするＦＩＸａ結合性ポリペプチド。
2. 前記ＶＬドメインが、相補性決定領域（ＣＤＲ）ＬＣＤＲ１、ＬＣＤＲ２、およびＬＣＤＲ３のセットを含み、
   ＬＣＤＲ１が、配列番号６であり、
   ＬＣＤＲ２が、配列番号７であり、
   ＬＣＤＲ３が、配列番号８である、
   請求項１に記載のポリペプチド。
3. ＦＩＸａ結合部位を含むＦＩＸａ結合性ポリペプチドであって、
   免疫グロブリン重鎖ｖ、ｄおよびｊ遺伝子セグメントの組換えにより生成されたＶＨドメインであって、前記ｖ遺伝子セグメントが、ＶＨ３−７（例えば、ＶＨ３−７^＊０１）であり、および／または前記ｊ遺伝子セグメントが、ＪＨ６（例えば、ＪＨ６^＊０２）である、ＶＨドメインと、
   免疫グロブリン軽鎖ｖおよびｊ遺伝子セグメントの組換えにより生成されたＶＬドメインであって、前記ｖ遺伝子セグメントが、ＶＬ３−２１（例えば、ＶＬ３−２１^＊ｄ０１）であり、前記ｊ遺伝子セグメントが、ＪＬ２（例えば、ＪＬ２^＊０１）である、ＶＬドメインと
   を含む抗体Ｆｖ領域を含むＦＩＸａ結合性ポリペプチド。
4. 単一特異性形態で提供される請求項１〜３のいずれか１項に記載のポリペプチド。
5. Ｎ末端からＣ末端へ、ＶＨドメイン、ＣＨ１ドメイン、ＣＨ２ドメイン、およびＣＨ３ドメインを含む抗体重鎖と、
   Ｎ末端からＣ末端へ、ＶＬドメインおよびＣＬドメインを含む抗体軽鎖とを含む、
   請求項１〜４のいずれか１項に記載のポリペプチド。
6. 前記抗体重鎖が、ＩｇＧ定常領域を含む、請求項５に記載のポリペプチド。
7. 請求項１〜６のいずれか１項に記載のＦＩＸａ結合性Ｆｖ領域を含む第１の重鎖−軽鎖対と、
   ＦＸ結合性Ｆｖ領域を含む第２の重鎖−軽鎖対と
   を含む、四量体免疫グロブリンである二重特異性抗原結合性分子であって、
   各重鎖が、ＶＨドメインおよび定常領域を含み、各軽鎖が、ＶＬドメインおよび定常領域を含み、前記第１および第２の重鎖−軽鎖対は会合して、それらの重鎖定常領域のヘテロ二量体化により四量体免疫グロブリンを形成しており、
   前記二重特異性抗原結合性分子が、共通の軽鎖を含み、そのため、前記第１および第２の重鎖−軽鎖対の軽鎖は、同一のアミノ酸配列を有する
   二重特異性抗原結合性分子。
8. 前記免疫グロブリンが、ＩｇＧ４である、請求項７に記載の二重特異性抗原結合性分子。
9. ａＰＴＴアッセイにおいて、ＦＶＩＩＩ欠乏ヒト血漿の凝固時間を４０秒未満に短縮する、請求項７または８に記載の二重特異性抗原結合性分子。
10. 請求項１〜６のいずれか１項に記載のＦＩＸａ結合性ポリペプチドをコードする、単離された核酸。
11. 請求項７〜９のいずれか１項に記載の二重特異性抗原結合性分子をコードする単離された核酸。
12. ＦＩＸａ結合部位を含むＦＩＸａ結合性ポリペプチドであって、請求項１〜６のいずれか１項で定義されたＦＩＸａ結合性ポリペプチドであるＦＩＸａ結合性ポリペプチド、または前記ポリペプチドをコードする核酸と、
    ＦＸ結合部位を含むＦＸ結合性ポリペプチド、または前記ポリペプチドをコードする核酸とを含む、
    請求項７〜９のいずれか１項に記載の二重特異性抗原結合性分子の製造のためのキット。
13. 請求項７〜９のいずれか１項に記載の二重特異性抗原結合性分子をコードする、または請求項１〜６のいずれか１項に記載のＦＩＸａ結合性ポリペプチドをコードする、組換え核酸を含む宿主細胞であって、前記コード核酸が、発現のためのプロモーターに作動可能に連結されている、宿主細胞。
14. 請求項７〜９のいずれか１項に記載の抗原結合性分子を製造する、または、請求項１〜６のいずれか１項に記載のＦＩＸａ結合性ポリペプチドを製造する方法であって、前記抗原結合性分子または前記ポリペプチドの発現のための条件下で請求項１３に記載の宿主細胞を培養することと、前記宿主細胞培養物から前記抗原結合性分子または前記ポリペプチドを回収することとを含む方法。