JP2019512207A5 - - Google Patents

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JP2019512207A5
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さらに、本開示の主題は、本明細書に開示されている抗体もしくはその抗原結合性部分(二特異性抗体を含む)、抗原結合性タンパク質(CARを含む)、イムノコンジュゲート、抗原結合性タンパク質もしくは抗体をコードする核酸、または核酸もしくはタンパク質を含む細胞を含む、がんを処置するためのキットを提供する。
特定の実施形態では、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
ヒト主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子に結合したFoxp3ペプチドに結合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分。
(項目2)
前記ヒトMHC分子が、ヒト白血球抗原(HLA)分子である、項目1に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目3)
前記HLA分子が、HLAクラスI分子である、項目2に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目4)
前記HLAクラスI分子が、HLA−Aである、項目3に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目5)
前記HLA−Aが、HLA−A2である、項目4に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目6)
前記HLA−A2が、HLA−A 02:01である、項目5に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目7)
前記Foxp3ペプチドが、配列番号1に表記されているアミノ酸配列を含むヒトFoxp3ポリペプチドの部分である、項目1から6のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目8)
前記Foxp3ペプチドが、8〜12アミノ酸の長さを有する、項目1から7のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目9)
前記Foxp3ペプチドが、9アミノ酸の長さを有する、項目8に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目10)
前記Foxp3ペプチドが、10アミノ酸の長さを有する、項目8に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目11)
前記Foxp3ペプチドが、配列番号8に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−7またはその部分、配列番号2に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−1またはその部分、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2またはその部分、配列番号4に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−3またはその部分、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4またはその部分、配列番号6に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−5またはその部分、および配列番号7に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−6またはその部分からなる群から選択される、項目1から10のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目12)
(a)配列番号11に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号14に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(b)配列番号17に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号20に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(c)配列番号23に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号26に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(d)配列番号29に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号32に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(e)配列番号35に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号38に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(f)配列番号41に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号44に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(g)配列番号47に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号50に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;ならびに
(h)配列番号53に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号56に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR3配列および軽鎖可変領域CDR3配列を含む、項目1から8および10から11のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目13)
(a)配列番号10に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号13に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(b)配列番号16に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号19に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(c)配列番号22に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号25に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(d)配列番号28に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号31に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(e)配列番号34に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号37に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(f)配列番号40に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号43に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(g)配列番号46に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号49に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;ならびに
(h)配列番号52に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号55に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR2配列および軽鎖可変領域CDR2配列をさらに含む、項目1から8および10から12のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目14)
(a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号12に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号18に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号24に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号30に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号36に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号42に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号48に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;ならびに
(h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号54に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR1配列および軽鎖可変領域CDR1配列をさらに含む、項目1から8および10から13のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目15)
(a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
(h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む、項目1から8および10から14のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目16)
配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3を含む、項目15に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目17)
配列番号93、95、97、99、101、103、105および107からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、項目1から8および10から15のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目18)
配列番号93、95、97、99、101、103、105および107からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、項目17に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目19)
配列番号94、96、98、100、102、104、106および108からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目1から8および10から15のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目20)
配列番号94、96、98、100、102、104、106および108からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目19に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目21)
(a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、項目17から20のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目22)
(a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む、項目21に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目23)
配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目22に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目24)
前記Foxp3ペプチドが、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2である、項目11に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目25)
(a)配列番号59に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号62に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(b)配列番号65に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号68に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(c)配列番号71に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号74に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
(d)配列番号77に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号80に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;ならびに
(e)配列番号83に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号86に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR3配列および軽鎖可変領域CDR3配列を含む、項目24に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目26)
(a)配列番号58に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号61に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(b)配列番号64に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号67に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(c)配列番号70に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号73に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
(d)配列番号76に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号79に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;ならびに
(e)配列番号82に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号85に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR2配列および軽鎖可変領域CDR2配列をさらに含む、項目24または25に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目27)
(a)配列番号57に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号60に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(b)配列番号63に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号66に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(c)配列番号69に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号71に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
(d)配列番号75に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号78に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;ならびに
(e)配列番号81に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号84に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列
からなる群から選択される重鎖可変領域CDR1配列および軽鎖可変領域CDR1配列をさらに含む、項目24、25または26に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目28)
配列番号109、111、113、115および117からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、項目24から27のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目29)
配列番号110、112、114、116および118からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目24から28のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目30)
前記Foxp3ペプチドが、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4である、項目11に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目31)
配列番号89に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号92に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列を含む、項目30に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目32)
配列番号88に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号91に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列を含む、項目30または31に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目33)
配列番号87に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号90に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列を含む、項目30、31または32に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目34)
配列番号119に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、項目30から33のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目35)
配列番号120に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、項目30から34のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目36)
前記ヒトMHC分子に結合した前記Foxp3ペプチドのN末端、または前記ヒトMHC分子に結合した前記Foxp3ペプチドのC末端に結合する、項目1から35のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目37)
約1×10 −7 Mまたはそれ未満の結合親和性(K )で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に結合する、項目1から36のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目38)
(a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(i)配列番号57に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号58に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号59に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号60に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号61に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号62に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(j)配列番号63に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号64に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号65に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号66に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号67に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号68に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(k)配列番号69に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号70に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号71に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号72に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号73に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号74に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(l)配列番号75に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号76に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号77に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号78に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号79に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号80に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(m)配列番号81に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号82に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号83に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号84に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号85に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号86に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
(n)配列番号87に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号88に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号89に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号90に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号91に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号92に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む参照抗体または抗原結合性部分と、ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドへの結合に関して交差競合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分であって、
前記交差競合する抗体またはその抗原結合性部分が、約5×10 −7 Mまたはそれ未満の結合親和性(K )で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に特異的に結合する、
単離された抗体またはその抗原結合性部分。
(項目39)
(a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(i)配列番号57に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号58に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号59に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号60に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号61に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号62に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(j)配列番号63に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号64に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号65に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号66に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号67に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号68に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(k)配列番号69に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号70に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号71に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号72に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号73に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号74に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(l)配列番号75に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号76に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号77に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号78に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号79に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号80に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
(m)配列番号81に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号82に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号83に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号84に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号85に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号86に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
(n)配列番号87に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号88に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号89に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号90に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号91に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号92に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチド上の同じエピトープに結合する、単離された抗体またはその抗原結合。
(項目40)
(a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(i)配列番号109に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号110に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(j)配列番号111に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号112に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(k)配列番号113に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号114に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(l)配列番号115に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号116に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(m)配列番号117に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号118に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(n)配列番号119に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号120に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチドへの結合に関して交差競合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分であって、
前記交差競合する抗体またはその抗原結合性部分が、約5×10 −7 Mまたはそれ未満の結合親和性(K )で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に特異的に結合する、
単離された抗体またはその抗原結合性部分。
(項目41)
(a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(i)配列番号109に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号110に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(j)配列番号111に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号112に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(k)配列番号113に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号114に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(l)配列番号115に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号116に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
(m)配列番号117に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号118に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
(n)配列番号119に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号120に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチドにおける同じエピトープに結合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分。
(項目42)
前記抗体が、ヒト可変領域フレームワーク領域を含む、先行する項目のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目43)
完全ヒト抗体もしくはその抗原結合性部分、キメラ抗体もしくはその抗原結合性部分、またはヒト化抗体もしくはその抗原結合性部分である、先行する項目のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目44)
前記抗体の前記抗原結合性部分が、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fvまたは単鎖Fv(scFv)である、先行する項目のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目45)
IgG1、IgG2、IgG3またはIgG4アイソタイプのものである、先行する項目のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目46)
1個または複数の翻訳後修飾を含む、先行する項目のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目47)
前記1個または複数の翻訳後修飾が、非フコシル化を含む、項目46に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目48)
非フコシル化Fc領域を含む、項目47に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
(項目49)
治療剤に連結された、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分を含むイムノコンジュゲート。
(項目50)
前記治療剤が、薬物、細胞毒または放射性同位元素である、項目49に記載のイムノコンジュゲート。
(項目51)
第2の官能部分に連結された、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分を含む二特異性分子。
(項目52)
前記MHC分子に結合したFoxp3ペプチドおよび細胞表面タンパク質を認識する、項目51に記載の二特異性分子。
(項目53)
前記細胞表面タンパク質が、CD3またはCD16である、項目52に記載の二特異性分子。
(項目54)
項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性分子と、薬学的に許容される担体とを含む組成物。
(項目55)
項目1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分をコードする、単離された核酸。
(項目56)
項目55に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
(項目57)
項目56に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
(項目58)
全細胞または組織におけるFoxp3を検出するための方法であって、
(a)ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドに結合する抗体またはその抗原結合性部分と細胞または組織とを接触させるステップであって、前記抗体またはその抗原結合性部分が、検出可能な標識を含む、ステップと、
(b)前記細胞または組織に会合した検出可能な標識の量を測定することにより、前記細胞または組織に結合した、標識された抗体またはその抗原結合性部分の量を決定するステップであって、結合した抗体またはその抗原結合性部分の量が、前記細胞または組織におけるFoxp3の量を示す、ステップと
を含む方法。
(項目59)
前記抗体またはその抗原結合性部分が、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分である、項目58に記載の方法。
(項目60)
ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドに特異的なキメラ抗原受容体(CAR)。
(項目61)
前記Foxp3ペプチドが、配列番号8に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−7またはその部分、配列番号2に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−1またはその部分、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2またはその部分、配列番号4に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−3またはその部分、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4またはその部分、配列番号6に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−5またはその部分、および配列番号7に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−6またはその部分からなる群から選択される、項目60のいずれか一項に記載のCAR。
(項目62)
項目1から48のいずれか一項に記載の抗原結合性部分を含む、項目60または61のいずれか一項に記載のCAR。
(項目63)
前記抗原結合性部分が、単鎖可変断片(scFv)を含む、項目60から62のいずれか一項に記載のCAR。
(項目64)
前記scFvが、ヒトscFvである、項目63に記載のCAR。
(項目65)
前記ヒトscFvが、配列番号121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133および134からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、項目64に記載のCAR。
(項目66)
項目60から65のいずれか一項に記載のCARをコードする、単離された核酸。
(項目67)
項目66に記載の単離された核酸を含むベクター。
(項目68)
項目67に記載の核酸を含む宿主細胞。
(項目69)
Foxp3発現細胞を死滅させるか、免疫応答を誘導するか、そして/またはがんを処置する方法であって、
(a)項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
(b)項目60から65のいずれか一項に記載のCAR;
(c)項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;
(d)項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート;および/または
(d)項目54に記載の組成物
のうち1種とFoxp3発現細胞とを接触させるステップを含む方法。
(項目70)
Foxp3発現細胞を死滅させるための、そして/または免疫応答を誘導するための、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、項目60から65のいずれか一項に記載のCAR、項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体、項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または項目54に記載の組成物の使用。
(項目71)
Foxp3発現細胞の死滅における使用のための、そして/または免疫応答の誘導における使用のための、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、項目60から65のいずれか一項に記載のCAR、項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体、項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または項目54に記載の組成物。
(項目72)
前記Foxp3発現細胞が、CD4 T細胞、CD25 high T細胞、CD127 low T細胞、Foxp3 high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択されるT細胞である、項目69に記載の方法、項目70に記載の使用、または項目71に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目73)
対象におけるT細胞を選択的に阻害する方法であって、
(a)項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
(b)項目60から65のいずれか一項に記載のCAR;
(c)項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;
(d)項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート;および/または
(d)項目54に記載の組成物
のうちの1種を前記対象に投与するステップを含み、前記T細胞が、CD4 T細胞、CD25 high T細胞、CD127 low T細胞、Foxp3 high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択される、方法。
(項目74)
T細胞が、CD4 T細胞、CD25 high T細胞、CD127 low T細胞、Foxp3 high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択される、対象におけるT細胞を選択的に阻害するための、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、項目60から65のいずれか一項に記載のCAR、項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体、項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または項目54に記載の組成物の使用。
(項目75)
T細胞が、CD4 T細胞、CD25 high T細胞、CD127 low T細胞、Foxp3 high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択される、T細胞の選択的阻害における使用のための、項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、項目60から65のいずれか一項に記載のCAR、項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体、項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または項目54に記載の組成物。
(項目76)
対象が、がんを患う、項目69、72および73のいずれか一項に記載の方法、項目70、72および74のいずれか一項に記載の使用、または項目71、72および75のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目77)
次の、
(i)T細胞の数を低下させるステップ、
(ii)前記T細胞を枯渇させるステップ、
(iii)前記T細胞の免疫抑制活性を阻害するステップ、および
(iv)リンパ節への前記T細胞輸送を遮断するステップ、
(v)前記T細胞を阻害するステップ、および
(vi)がん細胞の死を誘導するステップ
のうち1つまたは複数を含む、項目69、72、73および76のいずれか一項に記載の方法、項目70、72、74および76のいずれか一項に記載の使用、または項目71、72、75および76のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目78)
前記T細胞が、調節性T細胞である、項目72、73、76および77のいずれか一項に記載の方法、項目72、74、76および77のいずれか一項に記載の使用、または項目72、75、76および77のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目79)
がんが、乳がん、卵巣がん、メラノーマ、肺がん、膵がん、胃がん、結腸がん、神経膠芽腫、腎臓がん、肝臓がん、リンパ腫、白血病、骨髄腫、肉腫およびこれらの組合せからなる群から選択される、項目69、72、73および76から78のいずれか一項に記載の方法、項目70、72、74および76から78のいずれか一項に記載の使用、または項目71、72および75から78のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目80)
対象が、ヒトである、項目69、72、73および76から79のいずれか一項に記載の方法、項目70、72、74および76から79のいずれか一項に記載の使用、または項目71、72および75から79のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目81)
対象が、抗がん免疫療法を受ける、項目69、72、73および76から80のいずれか一項に記載の方法、項目70、72、74および76から80のいずれか一項に記載の使用、または項目71、72および75から80のいずれか一項に記載の抗体、CAR、二特異性抗体、イムノコンジュゲートもしくは組成物。
(項目82)
次の、
項目1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
(b)項目60から65のいずれか一項に記載のCAR;
(c)項目51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;
(d)項目49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート;および/または
(d)項目54に記載の組成物
のうち1種または複数を含む、がんを処置するためのキット。
(項目83)
前記がんが、乳がん、卵巣がん、メラノーマ、肺がん、膵がん、胃がん、結腸がん、神経膠芽腫、腎臓がん、肝臓がん、リンパ腫、白血病、骨髄腫、肉腫およびこれらの組合せからなる群から選択される、項目82に記載のキット。

Claims (80)

  1. ヒト主要組織適合遺伝子複合体(MHC)分子に結合したFoxp3ペプチドに結合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分。
  2. 前記ヒトMHC分子が、ヒト白血球抗原(HLA)分子である、請求項1に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  3. 前記HLA分子が、HLAクラスI分子である、請求項2に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  4. 前記HLAクラスI分子が、HLA−Aである、請求項3に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  5. 前記HLA−Aが、HLA−A2である、請求項4に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  6. 前記HLA−A2が、HLA−A02:01である、請求項5に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  7. 前記Foxp3ペプチドが、配列番号1に表記されているアミノ酸配列を含むヒトFoxp3ポリペプチドの部分である、請求項1から6のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  8. 前記Foxp3ペプチドが、8〜12アミノ酸の長さを有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  9. 前記Foxp3ペプチドが、9アミノ酸の長さを有する、請求項8に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  10. 前記Foxp3ペプチドが、10アミノ酸の長さを有する、請求項8に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  11. 前記Foxp3ペプチドが、配列番号8に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−7またはその部分、配列番号2に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−1またはその部分、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2またはその部分、配列番号4に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−3またはその部分、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4またはその部分、配列番号6に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−5またはその部分、および配列番号7に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−6またはその部分からなる群から選択される、請求項1から10のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  12. (a)配列番号11に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号14に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (b)配列番号17に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号20に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (c)配列番号23に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号26に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (d)配列番号29に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号32に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (e)配列番号35に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号38に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (f)配列番号41に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号44に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (g)配列番号47に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号50に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;ならびに
    (h)配列番号53に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号56に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR3配列および軽鎖可変領域CDR3配列を含む、請求項1から8および10から11のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  13. (a)配列番号10に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号13に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (b)配列番号16に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号19に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (c)配列番号22に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号25に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (d)配列番号28に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号31に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (e)配列番号34に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号37に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (f)配列番号40に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号43に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (g)配列番号46に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号49に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;ならびに
    (h)配列番号52に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号55に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR2配列および軽鎖可変領域CDR2配列をさらに含む、請求項1から8および10から12のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  14. (a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号12に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号18に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号24に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号30に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号36に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号42に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号48に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;ならびに
    (h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号54に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR1配列および軽鎖可変領域CDR1配列をさらに含む、請求項1から8および10から13のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  15. (a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
    (h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
    を含む、請求項1から8および10から14のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  16. 配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3を含む、請求項15に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  17. 配列番号93、95、97、99、101、103、105および107からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項1から8および10から15のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  18. 配列番号93、95、97、99、101、103、105および107からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項17に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  19. 配列番号94、96、98、100、102、104、106および108からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項1から8および10から15のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  20. 配列番号94、96、98、100、102、104、106および108からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項19に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  21. (a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
    (h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
    を含む、請求項17から20のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  22. (a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
    (h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
    を含む、請求項21に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  23. 配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項22に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  24. 前記Foxp3ペプチドが、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2である、請求項11に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  25. (a)配列番号59に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号62に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (b)配列番号65に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号68に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (c)配列番号71に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号74に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;
    (d)配列番号77に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号80に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列;ならびに
    (e)配列番号83に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号86に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR3配列および軽鎖可変領域CDR3配列を含む、請求項24に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  26. (a)配列番号58に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号61に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (b)配列番号64に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号67に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (c)配列番号70に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号73に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;
    (d)配列番号76に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号79に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列;ならびに
    (e)配列番号82に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号85に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR2配列および軽鎖可変領域CDR2配列をさらに含む、請求項24または25に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  27. (a)配列番号57に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号60に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (b)配列番号63に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号66に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (c)配列番号69に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号71に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;
    (d)配列番号75に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号78に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列;ならびに
    (e)配列番号81に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号84に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR1配列
    からなる群から選択される重鎖可変領域CDR1配列および軽鎖可変領域CDR1配列をさらに含む、請求項24、25または26に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  28. 配列番号109、111、113、115および117からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項24から27のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  29. 配列番号110、112、114、116および118からなる群から選択される配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項24から28のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  30. 前記Foxp3ペプチドが、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4である、請求項11に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  31. 配列番号89に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR3配列、および配列番号92に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR3配列を含む、請求項30に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  32. 配列番号88に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR2配列、および配列番号91に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列を含む、請求項30または31に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  33. 配列番号87に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む重鎖可変領域CDR1配列、および配列番号90に表記されているアミノ酸配列またはその修飾を含む軽鎖可変領域CDR2配列を含む、請求項30、31または32に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  34. 配列番号119に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域を含む、請求項30から33のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  35. 配列番号120に表記されているアミノ酸配列に対し少なくとも約80%相同であるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域を含む、請求項30から34のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  36. 前記ヒトMHC分子に結合した前記Foxp3ペプチドのN末端、または前記ヒトMHC分子に結合した前記Foxp3ペプチドのC末端に結合する、請求項1から35のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  37. 約1×10−7Mまたはそれ未満の結合親和性(K)で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に結合する、請求項1から36のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  38. (a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (i)配列番号57に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号58に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号59に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号60に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号61に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号62に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (j)配列番号63に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号64に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号65に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号66に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号67に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号68に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (k)配列番号69に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号70に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号71に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号72に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号73に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号74に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (l)配列番号75に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号76に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号77に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号78に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号79に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号80に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (m)配列番号81に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号82に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号83に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号84に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号85に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号86に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
    (n)配列番号87に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号88に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号89に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号90に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号91に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号92に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
    を含む参照抗体または抗原結合性部分と、ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドへの結合に関して交差競合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分であって、
    前記交差競合する抗体またはその抗原結合性部分が、約5×10−7Mまたはそれ未満の結合親和性(K)で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に特異的に結合する、
    単離された抗体またはその抗原結合性部分。
  39. (a)配列番号9に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号10に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号11に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号12に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号13に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号14に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (b)配列番号15に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号16に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号17に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号18に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号19に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号20に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (c)配列番号21に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号22に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号23に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号24に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号25に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号26に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (d)配列番号27に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号28に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号29に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号30に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号31に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号32に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (e)配列番号33に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号34に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号35に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号36に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号37に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号38に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (f)配列番号39に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号40に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号41に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号42に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号43に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号44に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (g)配列番号45に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号46に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号47に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号48に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号49に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号50に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (h)配列番号51に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号52に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号53に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号54に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号55に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号56に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (i)配列番号57に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号58に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号59に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号60に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号61に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号62に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (j)配列番号63に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号64に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号65に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号66に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号67に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号68に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (k)配列番号69に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号70に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号71に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号72に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号73に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号74に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (l)配列番号75に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号76に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号77に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号78に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号79に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号80に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;
    (m)配列番号81に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号82に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号83に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号84に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号85に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号86に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3;または
    (n)配列番号87に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR1;配列番号88に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR2;配列番号89に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域CDR3;配列番号90に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR1;配列番号91に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR2;および配列番号92に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域CDR3
    を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチド上の同じエピトープに結合する、単離された抗体またはその抗原結合。
  40. (a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (i)配列番号109に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号110に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (j)配列番号111に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号112に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (k)配列番号113に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号114に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (l)配列番号115に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号116に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (m)配列番号117に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号118に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
    (n)配列番号119に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号120に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
    を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチドへの結合に関して交差競合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分であって、
    前記交差競合する抗体またはその抗原結合性部分が、約5×10−7Mまたはそれ未満の結合親和性(K)で、Foxp3ペプチド/MHC複合体に特異的に結合する、
    単離された抗体またはその抗原結合性部分。
  41. (a)配列番号93に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号94に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (b)配列番号95に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号96に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (c)配列番号97に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号98に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (d)配列番号99に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号100に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (e)配列番号101に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号102に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (f)配列番号103に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号104に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (g)配列番号105に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号106に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (h)配列番号107に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号108に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (i)配列番号109に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号110に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (j)配列番号111に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号112に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (k)配列番号113に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号114に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (l)配列番号115に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号116に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;
    (m)配列番号117に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号118に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域;または
    (n)配列番号119に表記されているアミノ酸配列を含む重鎖可変領域、および配列番号120に表記されているアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域
    を含む参照抗体または抗原結合性部分と、MHC分子に結合したFoxp3ペプチドにおける同じエピトープに結合する、単離された抗体またはその抗原結合性部分。
  42. 前記抗体が、ヒト可変領域フレームワーク領域を含む、請求項1から41のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  43. 完全ヒト抗体もしくはその抗原結合性部分、キメラ抗体もしくはその抗原結合性部分、またはヒト化抗体もしくはその抗原結合性部分である、請求項1から42のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  44. 前記抗体の前記抗原結合性部分が、Fab、Fab’、F(ab’)2、Fvまたは単鎖Fv(scFv)である、請求項1から43のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  45. IgG1、IgG2、IgG3またはIgG4アイソタイプのものである、請求項1から44のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  46. 1個または複数の翻訳後修飾を含む、請求項1から45のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  47. 前記1個または複数の翻訳後修飾が、非フコシル化を含む、請求項46に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  48. 非フコシル化Fc領域を含む、請求項47に記載の抗体またはその抗原結合性部分。
  49. 治療剤に連結された、請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分を含むイムノコンジュゲート。
  50. 前記治療剤が、薬物、細胞毒または放射性同位元素である、請求項49に記載のイムノコンジュゲート。
  51. 第2の官能部分に連結された、請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分を含む二特異性分子。
  52. 前記MHC分子に結合したFoxp3ペプチドおよび細胞表面タンパク質を認識する、請求項51に記載の二特異性分子。
  53. 前記細胞表面タンパク質が、CD3またはCD16である、請求項52に記載の二特異性分子。
  54. 請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、請求項49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート、または請求項51から53のいずれか一項に記載の二特異性分子と、薬学的に許容される担体とを含む組成物。
  55. 請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分をコードする、単離された核酸。
  56. 請求項55に記載の核酸分子を含む発現ベクター。
  57. 請求項56に記載の発現ベクターを含む宿主細胞。
  58. 全細胞または組織におけるFoxp3を検出するための、ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドに結合する抗体またはその抗原結合性部分を含む組成物であって、
    前記組成物が、細胞または組織と接触さことを特徴とし、前記抗体またはその抗原結合性部分が、検出可能な標識を含
    前記細胞または組織に会合した検出可能な標識の量を測定することにより、前記細胞または組織に結合した、標識された抗体またはその抗原結合性部分の量決定され、結合した抗体またはその抗原結合性部分の量が、前記細胞または組織におけるFoxp3の量を示すことを特徴とする組成物
  59. 前記抗体またはその抗原結合性部分が、請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性部分である、請求項58に記載の組成物
  60. ヒトMHC分子に結合したFoxp3ペプチドに特異的なキメラ抗原受容体(CAR)。
  61. 前記Foxp3ペプチドが、配列番号8に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−7またはその部分、配列番号2に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−1またはその部分、配列番号3に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−2またはその部分、配列番号4に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−3またはその部分、配列番号5に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−4またはその部分、配列番号6に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−5またはその部分、および配列番号7に表記されているアミノ酸配列を有するFoxp3−6またはその部分からなる群から選択される、請求項60のいずれか一項に記載のCAR。
  62. 請求項1から48のいずれか一項に記載の抗原結合性部分を含む、請求項60または61のいずれか一項に記載のCAR。
  63. 前記抗原結合性部分が、単鎖可変断片(scFv)を含む、請求項60から62のいずれか一項に記載のCAR。
  64. 前記scFvが、ヒトscFvである、請求項63に記載のCAR。
  65. 前記ヒトscFvが、配列番号121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133および134からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、請求項64に記載のCAR。
  66. 請求項60から65のいずれか一項に記載のCARをコードする、単離された核酸。
  67. 請求項66に記載の単離された核酸を含むベクター。
  68. 請求項67に記載の核酸を含む宿主細胞。
  69. Foxp3発現細胞を死滅させるか、免疫応答を誘導するか、そして/またはがんを処置するための
    (a)請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
    (b)請求項60から65のいずれか一項に記載のCAR;
    (c)請求項51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;および
    (d)請求項49もしくは50に記載のイムノコンジュゲートのうち1種を含む組成物、または請求項54に記載の組成物。
  70. Foxp3発現細胞を死滅させるための、そして/または免疫応答を誘導するための、請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分、請求項60から65のいずれか一項に記載のCAR、請求項51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体、請求項49もしくは50に記載のイムノコンジュゲートを含む組成物、または請求項54に記載の組成物。
  71. 前記Foxp3発現細胞が、CD4 T細胞、CD25high T細胞、CD127low T細胞、Foxp3high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択されるT細胞である、請求項69または70に記載の組成物。
  72. 対象におけるT細胞を選択的に阻害するための
    (a)請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
    (b)請求項60から65のいずれか一項に記載のCAR;
    (c)請求項51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;および
    (d)請求項49もしくは50に記載のイムノコンジュゲートのうちの1種を含む組成物または請求項54に記載の組成物であって、前記T細胞が、CD4 T細胞、CD25high T細胞、CD127low T細胞、Foxp3high T細胞およびこれらの組合せからなる群から選択される、組成物
  73. 対象が、がんを患う、請求項69から72のいずれか一項に記載の組成物。
  74. (i)T細胞の数を低下させること
    (ii)前記T細胞を枯渇させること
    (iii)前記T細胞の免疫抑制活性を阻害すること、および
    (iv)リンパ節への前記T細胞輸送を遮断すること
    (v)前記T細胞を阻害すること、および
    (vi)がん細胞の死を誘導すること
    のうち1つまたは複数のための、請求項69から73のいずれか一項に記載の組成物。
  75. 前記T細胞が、調節性T細胞である、請求項72から74のいずれか一項に記載の組成物。
  76. がんが、乳がん、卵巣がん、メラノーマ、肺がん、膵がん、胃がん、結腸がん、神経膠芽腫、腎臓がん、肝臓がん、リンパ腫、白血病、骨髄腫、肉腫およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項69から75のいずれか一項に記載の組成物。
  77. 対象が、ヒトである、請求項69から76のいずれか一項に記載の組成物。
  78. 対象が、抗がん免疫療法を受ける、請求項69から77のいずれか一項に記載の組成物。
  79. 次の、
    請求項1から48のいずれか一項に記載の抗体もしくはその抗原結合性部分;
    (b)請求項60から65のいずれか一項に記載のCAR;
    (c)請求項51から53のいずれか一項に記載の二特異性抗体;
    (d)請求項49もしくは50に記載のイムノコンジュゲート;および/または
    (d)請求項54に記載の組成物
    のうち1種または複数を含む、がんを処置するためのキット。
  80. 前記がんが、乳がん、卵巣がん、メラノーマ、肺がん、膵がん、胃がん、結腸がん、神経膠芽腫、腎臓がん、肝臓がん、リンパ腫、白血病、骨髄腫、肉腫およびこれらの組合せからなる群から選択される、請求項79に記載のキット。
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