JP2021502984A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. ＦＸに結合することができる抗体またはその抗原結合性断片であって、前記抗体または抗原結合性断片が、
   ａ．ＦＸ活性化を刺激することができるか、
   ｂ．ＦＩＸａによるＦＸ活性化を刺激することができるか、
   ｃ．ＦＸ活性化を刺激するか、
   ｄ．ＦＩＸａによるＦＸ活性化を刺激するか、
   ｅ．ＦＸをよりタンパク質分解しやすくすることができるか、または
   ｆ．ＦＸをＦＩＸａによってよりタンパク質分解しやすくすることができる、
   抗体またはその抗原結合性断片。
2. 前記ＦＸの活性化／タンパク質分解が、本明細書の実施例３に説明されるように決定される、請求項１に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
3. 前記抗体またはその抗原結合性断片が、ＦＸの活性化ペプチド（配列番号２のアミノ酸残基１４３〜１９４）に結合することができる、請求項１または２に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
4. 前記抗体またはその抗原結合性断片が、前記ＦＸの活性化ペプチドに結合することができ、ペプチドアレイにより決定される共通最小エピトープが、アミノ酸残基「ＬＬ」（配列番号２のアミノ酸残基１７７〜１７８）を含む、請求項１〜３のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
5. ＦＸに結合することができる抗体またはその抗原結合性断片であって、
   ａ．ｍＡｂ ００９１６の重鎖可変ドメイン（配列番号４）および軽鎖可変ドメイン（配列番号５）を含むか、
   ｂ．ｍＡｂ ００９１６の前記重鎖可変ドメイン（配列番号４）の３つのＣＤＲおよび前記軽鎖可変ドメイン（配列番号５）の３つのＣＤＲを含むか、
   ｃ．ｍＡｂ １３Ｆ６２の重鎖可変ドメイン（配列番号６）および軽鎖可変ドメイン（配列番号７）を含むか、
   ｄ．ｍＡｂ １３Ｆ６２の前記重鎖可変ドメイン（配列番号６）の３つのＣＤＲおよび前記軽鎖可変ドメイン（配列番号７）の３つのＣＤＲを含むか、
   ｅ．配列番号８、９、１０、１１、５４、５５、５６もしくは５７を含むか、または
   ｆ．配列番号８、９、１０、１１、５４、５５、５６もしくは５７の３つのＣＤＲを含む、抗体またはその抗原結合性断片。
6. 前記抗体またはその抗原結合性断片が、配列番号８、９、１０、１１、５４、５５、５６、または５７により識別された配列に対して、それぞれ少なくとも９０、９１、９２、９３、９４、９５、９６、９７、９８、または９９％同一である重鎖可変ドメインを含む、請求項１〜４のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
7. ＦＸに結合することができる抗体またはその抗原性結合断片であって、請求項５に記載の参照抗体またはその抗原結合性断片と競合する、抗体またはその抗原性結合断片。
8. 前記抗体または抗原結合性断片が、
   ａ．ＦＸ活性化を刺激することができるか、
   ｂ．ＦＩＸａによるＦＸ活性化を刺激することができるか、
   ｃ．ＦＸ活性化を刺激するか、
   ｄ．ＦＩＸａによるＦＸ活性化を刺激するか、
   ｅ．ＦＸをよりタンパク質分解しやすくすることができるか、または
   ｆ．ＦＸをＦＩＸａによってよりタンパク質分解しやすくすることができる、請求項５または７に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
9. 前記抗体またはその抗原結合性断片が、ＦＩＸａ結合剤の存在と無関係に、ＦＩＸａによるＦＸ活性化を刺激する、請求項１〜８のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
10. 前記抗体または抗原結合性断片が、１０μＭ未満、例えば９μＭ未満、例えば８μＭ未満、例えば７μＭ未満、例えば６μＭ未満、例えば５μＭ未満、例えば４μＭ未満、例えば３μＭ未満、または例えば２μＭ未満の平衡解離定数（Ｋ_Ｄ）として決定される結合親和性を有する、請求項１〜９のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
11. 前記抗体または抗原結合性断片が、一価であり、例えば免疫グロブリン単一可変ドメインまたはその抗原結合性断片、Ｎａｎｏｂｏｄｙ（登録商標）、Ｖ_ＨＨ、ヒト化Ｖ_ＨＨ、ラクダ化Ｖ_Ｈドメイン、例えばＦａｂ、ｓｃＦａｂ、ＦｖまたはｓｃＦｖである、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
12. 前記抗体またはその抗原結合性断片が、二価であり、例えば全長ｍＡｂまたはＦａｂ’_２である、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片。
13. 請求項１〜１２のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を含む、二重特異性または多重特異性抗体。
14. 阻害物質を有するか、または有しない、血友病ＡまたはＢなどの血友病の治療において使用するための薬品の製造のための、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片の使用。
15. 請求項１〜１３のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片を含む、阻害物質を有するか、または有しない、血友病ＡまたはＢなどの血友病の治療用の医薬。
16. 請求項１〜１３のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合性断片および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。