JP2020113181A - 位置決め用治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ペンカートリッジに対するペンの回転方向の位置決めを容易に行うことが可能な位置決め用治具を提供する。【解決手段】位置決め用治具1Bは、カートリッジ4を保持する保持部6Aと、ペンPの筆記部Psに一部が当接する当接部6Cであって、保持部6Aにカートリッジ4が保持され、且つ、収容部40にペンPが収容された場合にペンPの軸線が延びる方向を第1回転軸R1として回転可能な当接部6Cと、当接部6Cを回転させる操作を行うための操作部とを備える。当接部6Cは、ペンPの筆記部Psと当接し、第1回転軸R1を中心としてペンPが当接部6Cに対して回転することを規制し、カートリッジ4に対するペンPの第1回転軸R1を中心とした回転方向の位置決めを行う。【選択図】図2

Description

本発明は、カートリッジに固定されるペンの位置決めを行うための位置決め用治具に関する。
シート状の対象物を切断する切断装置が知られている。切断装置には、カッターが固定されるカッターカートリッジが装着される。切断装置は、カッターカートリッジを対象物に対して移動させることによって、対象物を切断する。又、切断装置は、カッターカートリッジに代えて、ペンが固定されるペンカートリッジの装着が可能な場合がある。この場合、切断装置は、ペンカートリッジを対象物に対して移動させることで、模様や図柄をペンによって対象物に描画できる。
特許文献1は、ペンカートリッジ、及び位置決め用治具を開示する。ペンカートリッジは、筐体、操作部材、及び把持部材を有する。筐体は、ペンが挿通される筒状中空部を有する。操作部材は、第1位置と第2位置との間で回動可能である。把持部材は、操作部材が第1位置にある状態で、筒状中空部に挿通されたペンを把持しない開放状態となる。一方、把持部材は、操作部材が第2位置にある状態で、筒状中空部に挿通されたペンを把持した把持状態となる。ペンカートリッジは、操作部材の回動に応じて把持部材が把持状態とされた場合、筐体に対するペンの位置を固定する。
位置決め用治具は、ペンカートリッジに固定されるペンの位置決めを行うための治具である。位置決め用治具によりペンカートリッジにペンが固定される場合の手順は、次の通りである。位置決め用治具の底壁部、背壁部、及び側壁部で囲まれた空間に、ペンカートリッジが前方から挿入される。これによって、位置決め用治具に対するペンカートリッジの上下方向の移動が規制される。次に、先端を下方に向けた状態のペンが、ペンカートリッジの筒状中空部に対して上方から挿入される。ペンの先端は、筒状中空部の下端から下方に突出し、底壁部の上面に対応する当接部に当接する。次に、ペンカートリッジの操作部材が第1位置から第2位置に回動され、ペンが筐体に把持される。これによって、ペンカートリッジに対してペンが軸方向に位置決めされる。
特開2017−24118号公報
ペンカートリッジに対するペンの位置決めを、ペンの軸方向だけでなく、軸方向を中心とした回転方向についても行いたいという要求がある。例えば、ペンカートリッジが切断装置に装着された状態で、カリグラフィにより対象物に文字や模様等が描画される場合、ペンカートリッジに対するペンの先端の向きは、書体に合わせて適切に調整される必要がある。この場合、ペンカートリッジに対するペンの回転方向の位置決めが必要となる。しかし、上記位置決め用治具では、ペンカートリッジに対してペンが所望の回転方向を向くように位置決めを行うことが難しい。
本発明の目的は、ペンカートリッジに対するペンの回転方向の位置決めを容易に行うことが可能な位置決め用治具を提供することである。
本発明の第1態様に係る位置決め用治具は、収容部にペンを収容可能なカートリッジに対する前記ペンの位置決めを行う位置決め用治具であって、前記カートリッジを保持する保持部と、前記ペンの筆記部に一部が当接する当接部であって、前記保持部に前記カートリッジが保持され、且つ、前記収容部に前記ペンが収容された場合に前記ペンの軸線が延びる方向を第1回転軸として回転可能な前記当接部と、前記当接部を回転させる操作を行うための操作部とを備え、前記当接部は、前記ペンの前記筆記部と当接し、前記第1回転軸を中心として前記ペンが前記当接部に対して回転することを規制し、前記カートリッジに対する前記ペンの前記第1回転軸を中心とした回転方向の位置決めを行うことを特徴とする。
本発明の第2態様に係る位置決め用治具は、収容部にペンを収容可能なカートリッジに対する前記ペンの位置決めを行う位置決め用治具であって、目盛を有する目盛部と、前記目盛部を保持し、前記カートリッジに対して前記目盛部を位置決めする位置決め部と、を備え、前記目盛は、前記カートリッジの前記収容部に収容された前記ペンの軸線が延びる方向を中心軸として円弧状に配置されたことを特徴とする。
第1態様及び第2態様に係る位置決め用治具が使用される場合、例えばユーザは、はじめに、位置決め用治具の保持部にカートリッジを保持させる。次いでユーザは、カートリッジにペンを保持させ、位置決め用治具の当接部の当接面に、ペンの筆記部を当接させる。これにより、ペンが第1回転軸を中心として回転することが規制されるので、カートリッジに対するペンの回転方向の位置決めを行うことができる。なおユーザは、操作部を操作して当接部を回転させることにより、カートリッジに対してペンを所望の回転方向に向けた状態で位置決めできる。従って、ユーザは、カートリッジに対するペンの回転方向の位置決めを容易に行うことができる。
切断装置1Aの斜視図である。 ペンPが収容された状態のカートリッジ4が装着された位置決め用治具1Bの斜視図である。 位置決め用治具1Bの斜視図である。 保持部6Aの斜視図である。 基部6Bの斜視図である。 基部6Bの平面図である。 当接ユニット60の斜視図である。 当接ユニット60の平面図である。 当接ユニット60の右側面図である。 当接ユニット60の底面図である。 基部6Bに当接ユニット60が組み付けられた状態を示す斜視図である。 基部6Bに当接ユニット60が組み付けられた状態を示す平面図である。 基部6Bに当接ユニット60が組み付けられた状態を示す底面図である。 基部6Bに対して当接ユニット60が回転した状態を示す斜視図である。 基部6Bに対して当接ユニット60が回転した状態を示す平面図である。 基部6Bに対して当接ユニット60が回転した状態を示す底面図である。 保持部6Aに対して基部6Bが回転した状態を示す斜視図である。 カートリッジ4が装着された位置決め用治具1Bの斜視図である。
本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して順に説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<切断装置1Aの概要>
図1を参照し、切断装置1Aの概要を説明する。切断装置1Aは、切断刃(非図示)又はペンPを固定可能なカートリッジ4が装着された状態で使用される。切断装置1Aは、切断刃が固定された状態のカートリッジ4が装着された場合、切断刃を用いてシート状の対象物20を切断することが可能である。又、切断装置1Aは、ペンPが固定された状態のカートリッジ4が装着された場合、ペンPを用いて対象物20に文字や模様(以下、総称して「オブジェクト」という。)を描画することが可能である。以下の説明では、ペンPが固定されたカートリッジ4が切断装置1Aに装着される場合を前提とする。図1の左下側、右上側、右下側、左上側、上側、下側を、各々、切断装置1A及びカートリッジ4の左側、右側、前側、後側、上側、下側とする。
切断装置1Aは、本体カバー9、プラテン3、ヘッド5、搬送部7、移動部8、保持部10、制御部(非図示)を備える。保持部10は、切断装置1Aによって前後方向に搬送される。保持部10は、対象物20を上面で保持する。本体カバー9は、左右方向に長い略矩形箱状の筐体である。本体カバー9には、開口部91、カバー92、及び操作部50が設けられている。開口部91は、本体カバー9の正面部に設けられた開口である。カバー92は、左右方向に長い板状の部材である。カバー92の下端側は、回動可能に本体カバー9に支持される。図1では、カバー92が開けられ、開口部91が開放されている。
操作部50は、液晶ディスプレイ(LCD)51、複数の操作スイッチ52、及びタッチパネル53を備える。LCD51には、コマンド、イラスト、設定値、及びメッセージ等の様々な項目を含む画像が表示される。タッチパネル53は、LCD51の表面に設けられる。ユーザは、指及びスタイラスペンの何れかを用いてタッチパネル53の押圧操作を行う。
プラテン3は、本体カバー9内に設けられる。プラテン3は保持部10の下面を受け、対象物20を保持する保持部10を載置可能である。保持部10は、開口部91が開放された状態で、プラテン3上にセットされる。
ヘッド5は、キャリッジ19、装着部32、及び上下駆動機構33を備える。装着部32は、カートリッジ4を装着可能である。カートリッジ4は、下端にペンPのペン先(以下、「筆記部Ps」という。)が配置された状態で装着部32に固定される。上下駆動機構33は、装着部32がプラテン3に向かう方向(下方)及び装着部32がプラテン3から離隔する方向(上方)に装着部32を移動させる。これにより上下駆動機構33は、装着部32に装着されたカートリッジ4を上下方向に移動させる。
搬送部7は主走査方向に対して直交する副走査方向に保持部10を搬送することにより、保持部10に保持された対象物20を副走査方向に搬送する。本例の主走査方向及び副走査方向は各々、左右方向及び前後方向である。搬送部7は、プラテン3上にセットされた保持部10を、切断装置1Aの前後方向に搬送可能に構成されている。搬送部7は、駆動ローラ12、ピンチローラ13、Y軸モータ15を備える。
保持部10が搬送される時、保持部10の左外側の部位は、駆動ローラ12と、ピンチローラ13の左側のローラ部(図示略)との間に挟持される。保持部10の右外側の部位は、駆動ローラ12とローラ部131との間に挟持される。Y軸モータ15が正転駆動又は逆転駆動されると、Y軸モータ15の回転運動が、駆動ローラ12に伝わる。これにより、保持部10が後方又は前方へ搬送される。
移動部8は、ヘッド5を、保持部10の搬送方向と交差する方向、すなわちX方向に移動可能に構成されている。つまり、ヘッド5の移動方向は、保持部10の搬送方向と直交する。移動部8は、上下一対のガイドレール21、22、X軸モータ25等を備える。ガイドレール21及び22は、ピンチローラ13と略平行つまりX方向に延びる。ヘッド5のキャリッジ19は、ガイドレール21及び22に沿ってX方向へ移動可能に、ガイドレール21及び22に支持される。
移動部8は、ヘッド5の装着部32に装着されたカートリッジ4を、主走査方向に移動する。移動部8は、X軸モータ25の回転運動をX方向の運動に変換して、キャリッジ19に伝達する。X軸モータ25が正転駆動又は逆転駆動すると、キャリッジ19は、左方又は右方へ移動される。
制御部(非図示)は、Y軸モータ15、X軸モータ25、及びZ軸モータ34等を駆動し、搬送部7、移動部8、及び上下駆動機構33を制御する。これにより制御部は、装着部32に装着されたカートリッジ4と、保持部10に保持された対象物20とを相対移動させる。これによって、カートリッジ4に固定されたペンPにより、対象物20にオブジェクトが描画される。
<カートリッジ4>
カートリッジ4の構成は、例えば特開2017−24118号公報により開示された公知な構成を有する。以下、構成の概要について説明する。図1、図2に示すように、カートリッジ4は、円筒状の基部41を有する。基部41の貫通穴は、基部41の上端から下端に亘って上下方向に延び、ペンPが収容される収容部40を形成する。ペンPは、収容部40の上端から下方に向けて挿通される。ペンPの筆記部Psは、基部41の下端から下方に突出する。基部41は、上端近傍にダイヤル42を有する。ダイヤル42は、上下方向にスライド移動可能、且つ、上下方向に延びる仮想的な回転軸を中心として回転可能である。
カートリッジ4に対するペンPの着脱方法は、次の通りである。ペンPが収容部40に収容された状態で、ダイヤル42が上方にスライド移動され、上方から視た状態で時計回り方向に回転され、下方にスライド移動される。これにより、カートリッジ4に対してペンPは移動不能となり、カートリッジ4に対するペンPの位置は固定される。一方、カートリッジ4に対してペンPが固定された状態で、ダイヤル42が上方にスライド移動され、上方から視た状態で反時計回り方向に回転され、下方にスライド移動される。これにより、カートリッジ4に対してペンPが固定された状態は解除され、カートリッジ4に対してペンPは移動可能となる。
基部41の上下方向中央よりも下側、且つ左右両側に、凹部43A、43B(図2参照)が設けられる。凹部43Aは、基部41の左端に設けられ、右方に凹む。凹部43Bは、基部41の右端に設けられ、左方に凹む。凹部43A、43Bのそれぞれの底部は、基部41の前端と後端との間に亘って前後方向に直線状に延びる。
<カリグラフィによるオブジェクトの描画>
カリグラフィによりオブジェクトが描画される場合において、断面形状が楕円形や長方形となる筆記部Psを有するペンP、所謂カリグラフィペンが使用される場合がある。又、このようなペンPを用いて実現されるカリグラフィでは、描画の際における対象物20に対するペンPの角度が、オブジェクトの種別毎に規定される場合がある。ここで、ペンPの角度とは、ペンPの軸線を中心とした回転方向の角度である。
従って、切断装置1Aを使用してカリグラフィによりオブジェクトを描画する場合、カートリッジ4に対してペンPが固定される角度(以下、「固定角度」という。)が重要となる。固定角度は、カートリッジ4に固定されたペンPの軸線が延びる方向を回転軸とした回転方向の角度に対応する。切断装置1Aを用い、カリグラフィにより見栄えの良いオブジェクトを描画しようとする場合、ユーザは、オブジェクトの種別毎に規定された固定角度でペンPをカートリッジ4に適切に固定し、このカートリッジ4を切断装置1Aに装着して使用することが必要となる。
<位置決め用治具1B>
図2〜図18を参照し、位置決め用治具1Bについて説明する。位置決め用治具1Bは、カートリッジ4に対するペンPの回転方向の位置決めを行い、所望の固定角度でカートリッジ4にペンPを固定するために用いられる治具である。以下の説明では、図2の左下側、右上側、右下側、左上側、上側、下側を、各々、位置決め用治具1Bの前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。図2、図3に示すように、位置決め用治具1Bは、保持部6A、基部6B、当接ユニット60(当接部6C、操作部6D(図7等参照))を有する。
<保持部6A>
図2に示すように、保持部6Aはカートリッジ4を保持する。又、図3に示すように、保持部6Aは後述の基部6Bを下端で回転可能に支持する。以下、図3、図4に示すように、保持部6Aにおいて上下方向に延びる仮想的な直線を、「第1回転軸Ra」と定義する。図2に示すように、第1回転軸Raは、カートリッジ4が保持された状態において、カートリッジ4の収容部40に収容された状態のペンPの軸線に沿って延びる仮想的な直線に対応する。第1回転軸Raを中心とした回転方向を、「回転方向Y11」(図2参照)と定義する。図4に示すように、保持部6Aは、それぞれが板状の枠体61、64、及び、一対の枠体62、63を有する。
枠体61は、上下方向に長い略長方形状を有し、前後方向と直交する。枠体61の左右方向の長さは、カートリッジ4の基部41(図2参照)の左右方向の長さよりも大きい。
一対の枠体62は、それぞれ、枠体61の左右両端部から前方に向けて延び、左右方向と直交する。左側の枠体62の上下方向略中央から下端に亘る部分は、前方に向けて突出する。以下、この部分を「突出部621」という。右側の枠体62の上下方向中央から下端に亘る部分は、前方に向けて突出する。以下、この部分を「突出部622」という。突出部621、622は左右方向に離隔して対向する。突出部621の右面、及び、突出部622の左面のそれぞれの下端近傍に、左右方向と直交する方向に対して傾斜した傾斜部620が形成される。突出部621、622間の間隔は、傾斜部620が形成された部分で、下方に向かう程小さくなる。
突出部621の右面のうち上端近傍に、右方に突出する凸部62Aが設けられる。突出部621の右面のうち下端に、右方に突出する凸部62Cが設けられる。凸部62A、62Cは、突出部621の前端と後端との間に亘って前後方向に直線状に延びる。突出部622の左面のうち上端近傍に、左方に突出する凸部62Bが設けられる。突出部622の左面のうち下端に、左方に突出する凸部62Dが設けられる。凸部62B、62Dは、突出部622の前端と後端との間に亘って前後方向に直線状に延びる。凸部62A、62Bは、左右方向に離隔して平行に延びる。凸部62C、62Dは、左右方向に離隔して平行に延びる。
一対の枠体63は、それぞれ、一対の枠体62の下端から下方に向けて延び、左右方向と直交する。一対の枠体63のそれぞれの後端近傍に、一対の貫通穴63A、63Bが形成される。貫通穴63A、63Bは上下方向に並ぶ。貫通穴63Aは、貫通穴63Bに対して上側に配置される。左側の枠体63の下端部は、前方に向けて突出する。以下、この部分を「突出部631」という。右側の枠体63の下端部は、前方に向けて突出する。以下、この部分を「突出部632」という。突出部631、632は左右方向に離隔して対向する。突出部631、632のそれぞれの前端近傍に、一対の貫通穴63Cが形成される。
枠体64は、突出部631、632のそれぞれの前端部の間に架け渡される。枠体64は左右方向に延びる。枠体64の下端且つ左右方向中央に、上方に凹んだ凹部64Aが形成される。
<基部6B>
図2、図3に示すように、基部6Bは、保持部6Aの下端部に回転可能に支持される。以下説明では、特に説明のない限り、図2、図3に示す位置(以下、「位置決め位置」という。)で基部6Bが保持部6Aに保持された状態を前提とし、位置決め用治具1Bの各方向を基部6Bに適用する。基部6Bは、後述の当接ユニット60を回転可能に支持する。図5、図6に示すように、基部6Bは、支持体66、第2規制部67を備える。
支持体66は、略正方形の厚板状を有し、上下方向と直交する。図5に示すように、支持体66の前側面には、下端部を除く部分の左右両端部が後方に切り欠かれることによって、湾曲部66Aが形成される。湾曲部66Aは、上下方向に延びる仮想的な直線(以下、「第1回転軸Rb」という。)を中心とした仮想的な円筒体の側面の一部、より詳細には、円筒体の側面の前側略半分の部分に沿って延びる。なお、第1回転軸Rbは、保持部6Aに保持された状態のカートリッジ4(図2参照)の収容部40に収容されたペンPの軸線に沿って延びる。つまり、第1回転軸Ra、Rbのそれぞれの位置は一致する。以下、第1回転軸Raを中心とした回転方向Y11を、第1回転軸Rbを中心とした回転方向にも適用する。
湾曲部66Aには、回転方向Y11に沿って並んだ目盛部660が形成される。目盛部660は、「1〜12」のそれぞれの数字に対応する目盛(目盛[1]、目盛[2]・・・目盛[12]と表記する。)を有する。目盛部660の目盛[1]〜[12]は、第1回転軸Rbを中心とした回転方向Y11の角度を示す。より具体的には、目盛部660の目盛[N](N=1,2、・・・12)に対応する角度Kは、K=N×15−15(単位:°)により算出される。なお上述のように、湾曲部66Aは、第1回転軸Rbを中心とした仮想的な円筒体の一部に沿って配置される。従って、湾曲部66Aに沿って回転方向Y11に並んだ目盛部660は、第1回転軸Rbを中心として円弧状に配置される。
支持体66の上面に、下方に窪んだ窪み部66Bが設けられる。窪み部66Bの底面は、第1回転軸Rbを中心とした略円形を有する。窪み部66Bの側壁のうち、前後方向中央よりも前側の部分は、湾曲部66Aに沿って延びる。窪み部66Bの側壁に、複数の凹部68A、凹部68B、及び凸部68Cが設けられる。
複数の凹部68Aは、窪み部66Bの側壁のうち湾曲部66Aに沿って延びる部分に設けられる。複数の凹部68Aは、それぞれ、第1回転軸Rbを中心とした半径方向に沿って外方に凹む。複数の凹部68Aのそれぞれの幅は、底部に向かう程小さくなる。複数の凹部68Aのそれぞれの底部は尖っている。
各凹部68Aは、湾曲部66Aに形成された目盛部660の目盛[1]〜[12]に一対一で対応する。図6に示すように、上方から視た場合において、第1回転軸Rbから左方に向けて直線状に延びる仮想的な基準方向Bを定義する。この場合、目盛部660の目盛[1]に対応する凹部68Aは、第1回転軸Rbに対して基準方向Bに配置される。又、目盛部660の目盛[N]に対応する凹部68Aは、それぞれ、上方から視た場合において、第1回転軸Rbを中心として基準方向Bを反時計回り方向にN×15−15(単位:°)ずつ回転させたそれぞれの方向に配置される。
図5、図6に示すように、窪み部66Bの側壁のうち左後方の位置に、凹部68Bが設けられる。凹部68Bは、第1回転軸Rbを中心とした半径方向に沿って外方に凹む。凹部68Bの幅は、底部に向かう程小さくなる。凹部68Bの底部は尖っている。窪み部66Bの側壁のうち右後方の位置に、凸部68Cが設けられる。凸部68Cは、第1回転軸Rbを中心とした半径方向に沿って内方に突出する。
窪み部66Bの底面に、上下方向に貫通する貫通穴69A、69B、69Cが設けられる。貫通穴69Aは円形を有し、第1回転軸Rbに沿って上下方向に延びる。貫通穴69Bは、矩形状の長穴である。貫通穴69Bは、貫通穴69Aから右斜め前方及び左斜め後方に向けて、窪み部66Bの側壁の近傍まで延びる。貫通穴69Cは矩形状を有する。貫通穴69Cは、貫通穴69Aから左斜め前方に延びる。第1回転軸Rbから貫通穴69Cの先端までの長さは、第1回転軸Rbから貫通穴69Bの先端までの長さよりも短い。
第2規制部67は、支持体66の下面の前端部に設けられる。第2規制部67は板状を有し、上下方向と直交する。第2規制部67は、支持体66の前端部よりも前方に突出する。第2規制部67の左右方向の長さは、支持体66の左右方向の長さよりも短い。
支持体66の左右両側面に、一対の突出部67A、67B、67Cが設けられる。一対の突出部67Aは、支持体66の左右両側面のうち後端部から突出する。一対の突出部67Bは、支持体66の左右両側面のうち一対の突出部67Aに対して前側の部分から突出する。一対の突出部67Cは、支持体66の左右両側面のうち前端部から突出する。一対の突出部67Aを通過して左右方向に延びる仮想的な直線を、「第2回転軸R2」という。
<当接ユニット60(当接部6C、操作部6D)>
図7に示すように、当接ユニット60は、当接部6C及び操作部6Dを有する。図2、図3に示すように、当接ユニット60は、基部6Bに回転可能に支持される。以下説明では、図7の左上側、右下側、左下側、右上側、上側、下側を、各々、当接ユニット60の左側、右側、前側、後側、上側、下側とする。この場合、当接ユニット60の上下方向は、基部6Bが位置決め位置で保持部6Aに保持された状態における位置決め用治具1Bの上下方向と一致する。図2に示すように、当接部6Cは、ペンPの筆記部Psに当接してペンPの回転方向Y11の回転を規制し、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の位置決めを行う。操作部6D(図7等参照)は、基部6Bに対して当接部6Cを回転させるときに操作される。図7〜図10に示すように、当接部6Cは、当接体81、挿通部82、及び第1規制部83を有する。
当接体81は、上下方向に延びる仮想的な直線(以下、「第1回転軸Rc」という。)を中心とした略円形を有する。当接体81の形状は、基部6Bの支持体66に設けられた窪み部66Bの底面の形状と略同一である。なお、第1回転軸Rcは、当接部6Cが基部6Bに支持された状態で、保持部6Aに保持された状態のカートリッジ4(図2参照)の収容部40に収容されたペンPの軸線に沿って延びる。つまり、第1回転軸Ra(図4参照)、Rb(図5参照)、Rc(図7参照)のそれぞれの位置は一致する。以下、第1回転軸Ra、Rbを中心とした回転方向Y11を、第1回転軸Rcを中心とした回転方向にも適用する。第1回転軸Ra、Rb、Rcを区別しない場合、「第1回転軸R1」と総称する。
図8に示すように、当接体81は、径の異なる2つの部位である長径部81F及び短径部81Rを有する。長径部81Fは、当接体81の前後方向略中央よりも前側に位置する。短径部81Rは、当接体81の前後方向略中央よりも後側に位置する。長径部81Fは短径部81Rよりも径が大きい。当接体81の側面のうち、長径部81Fと短径部81Rとの境界部分に、段差81D、81Eが形成される。段差81Dは、当接体81の側面の左端部近傍に形成される。段差81Eは、当接体81の側面の右端部近傍に形成される。
図7、図8に示すように、当接体81の上面に、第1回転軸Rcを通過して一直線状に延びる凹部81Aが設けられる。凹部81Aは、水平方向に延伸する。凹部81Aには、ペンPが収容されたカートリッジ4が保持部6Aに保持された状態で、筆記部Ps(図2参照)が挿入される。このとき、凹部81Aの底面及び内壁面(以下、「当接面810」という。)に筆記部Psが当接する。
当接体81の前端部に、長径部81Fの側面に沿って湾曲しながら円弧状に延びる長穴81Cが設けられる。長径部81Fのうち前側の側面を含む部位であって長穴81Cの前側に配置される部位を、「支持部81T」という。支持部81Tは、段差81D、81Eの間に亘って湾曲しながら延びる。支持部81Tは、第1回転軸Rcに向かう力が作用することに応じて弾性変形する。
支持部81Tの左右方向中央に凸部81Bが設けられる。凸部81Bは、支持部81Tに対して前方及び上方に突出する(図7、図9参照)。凸部81Bの左右方向の幅は、先端に向かう程小さくなる。凸部81Bの先端は尖っている。図8に示すように、凸部81Bは、凹部81Aに沿って水平に延びる仮想直線Dと重複する。
図9、図10に示すように、挿通部82は当接体81の下面に設けられ、下方に突出する。挿通部82は略円柱状を有する(図10参照)。挿通部82は、第1回転軸Rcに沿って延びる。挿通部82の径は、基部6Bの貫通穴69A(図5、図6参照)よりも僅かに小さい。
図7、図9、図10に示すように、挿通部82の下端部に第1規制部83が設けられる。第1規制部83は、矩形の板状を有し、上下方向と直交する。第1規制部83は、当接体81に対して下方に離隔した位置で、挿通部82から右方に突出する(図7参照)。当接体81と第1規制部83との間の間隔は、基部6Bの支持体66のうち窪み部66Bが形成された部位(図5参照)の上下方向の幅よりも僅かに大きい。
操作部6Dは、挿通部82の下端部に設けられる。操作部6Dは、矩形の板状を有し、左右方向と直交する。操作部6Dを上下方向と直交する仮想平面で切断した場合の断面形状は、基部6Bの貫通穴69B(図5参照)よりも僅かに小さい。
<基部6Bに対する当接ユニット60の組み付け>
図11〜図16を参照し、基部6Bに対する当接ユニット60の組み付け方法について説明する。はじめに、基部6B(図5参照)の上方に当接ユニット60(図7参照)が配置される。このとき、基部6Bの第1回転軸Rbと当接部6Cの第1回転軸Rcとが一致するように、それぞれの位置が調整される。又、基部6Bの窪み部66Bの底面に設けられた貫通穴69Bと、当接ユニット60の操作部6Dとが上下方向に重複するように、基部6Bに対して当接ユニット60が第1回転軸Rcを中心として回転される(図13参照)。このとき、同時に、基部6Bの窪み部66Bの底面に設けられた貫通穴69Aと、当接ユニット60の挿通部82とが上下方向に重複する(図13参照)。又、基部6Bの窪み部66Bの底面に設けられた貫通穴69Cと、当接ユニット60の第1規制部83とが上下方向に重複する(図13参照)。更に、基部6Bの窪み部66Bの側壁に設けられた凹部68Bと、当接部6Cの凸部81Bとが上下方向に重複する(図12参照)。
基部6Bに対して当接ユニット60が上方から近づけられる。図13に示すように、基部6Bの貫通穴69Bに、当接ユニット60の操作部6Dが上側から進入して下方に通過する。次に、基部6Bの貫通穴69Cに、当接ユニット60の第1規制部83が上側から進入して下側に通過する。次に、基部6Bの貫通穴69Aに、当接ユニット60の挿通部82が上側から進入する。基部6Bの窪み部66Bの底面に、当接部6Cの当接体81の下面が上側から接触することにより、基部6Bに対する当接ユニット60の下方への移動は規制される(図11参照)。
図11〜図13に示すように、当接部6Cの凸部81Bは、基部6Bの窪み部66Bの側壁に設けられた凹部68Bに上側から係合する(図11、図12参照)。当接部6Cの段差81Dは、基部6Bの窪み部66Bの側壁に設けられた凸部68Cの左方に近接する(図11、図12参照)。当接ユニット60の挿通部82は、基部6Bの貫通穴69Aに挿通する(図13参照)。当接ユニット60の第1規制部83及び操作部6Dは、基部6Bの支持体66の底面よりも下側に配置される(図13参照)。
例えばユーザが、上方から視た場合において第1回転軸Ra,Rbを中心として時計回り方向Y21(図12参照)に回転させる力を、操作部6Dを操作することによって当接ユニット60に加えたとする。しかし、図12に示すように、基部6Bに対する当接ユニット60の回転は、当接部6Cの段差81Dが基部6Bの凸部68Cに接触することで抑制される。
一方、例えばユーザが、上方から視た場合において第1回転軸Ra,Rbを中心として反時計回り方向Y22(図12参照)に回転させる力を、操作部6Dを操作することによって当接ユニット60に加えたとする。この場合、当接部6Cの凸部81Bは、基部6Bの窪み部66Bの凹部68Bに接触し、第1回転軸Rbを中心とした半径方向の内側に向かう力を受ける。凸部81Bがこの力に応じて半径方向の内側に移動することに応じ、当接部6Cの支持部81Tは弾性変形する。凸部81Bは、基部6Bの窪み部66Bの凹部68Bから脱離する。支持部81Tは、第1回転軸Rbを中心とした半径方向の外側に向かう力を、凸部81Bに作用させる。
当接ユニット60は、当接部6Cの凸部81Bが、基部6Bの窪み部66Bの複数の凹部68Aのうち目盛部660の目盛[1]に対応する凹部68Aの位置に到達するまで、第1回転軸Rbを中心として反時計回り方向Y22に回転する。当接部6Cの凸部81Bは、基部6Bのうち目盛[1]に対応する凹部68Aの位置に到達した時、支持部81Tから受ける弾性力によって、第1回転軸Rbを中心とした半径方向の外側に移動する。当接部6Cの凸部81Bは、基部6Bのうち目盛[1]に対応する凹部68Aに係合する。
更に、ユーザが操作部6Dを操作することによって、反時計回り方向Y22(図12参照)に回転させる力が当接ユニット60に繰り返し作用したとする。この場合、当接部6Cの凸部81Bと、基部6Bの複数の凹部68Aのそれぞれとの係合/脱離が繰り返される。当接ユニット60は、基部6Bの目盛[2]、目盛[3]、目盛[4]・・・のそれぞれに対応する凹部68Aに凸部81Bを順番に係合させながら、反時計回り方向Y22(図12参照)に15°ずつ回転する。図14〜図16は、基部6Bの目盛[4]に対応する凹部68Aに、当接部6Cの凸部81Bが係合した状態を示す。このとき、凹部81Aに沿って水平に延びる仮想直線Dは、基部6Bの目盛[4]に対応する凹部68Aを通過する。
図16に示すように、基部6Bに対して当接ユニット60が回転することに応じ、基部6Bの貫通穴69Cと当接ユニット60の第1規制部83とは、上下方向において重複しなくなる。このため、当接ユニット60の挿通部82が基部6Bの貫通穴69Aから脱離し、且つ、当接ユニット60の操作部6Dが基部6Bの貫通穴69Bから脱離することが、第1規制部83によって規制される。
基部6Bの目盛[12]に対応する凹部68Aに、当接部6Cの凸部81Bが係合した場合を例に挙げる。この場合、当接部6Cの段差81Eは、基部6Bの窪み部66Bの凸部68Cの右方に近接する。例えばユーザが、上方から視た場合において第1回転軸Ra,Rbを中心として反時計回り方向Y22(図15参照)に回転させる力を、操作部6Dを操作することによって当接ユニット60に加えたとする。しかし、基部6Bに対する当接ユニット60の回転は、当接部6Cの段差81Eが基部6Bの凸部68Cに接触することで抑制される。
<保持部6Aに対する基部6Bの組み付け>
図3、図17を参照し、保持部6Aに対する基部6Bの組み付け方法について説明する。図3に示すように、基部6Bの一対の突出部67Aが、保持部6Aの一対の貫通穴63Aに内側から挿通される。基部6Bの一対の突出部67Cが、保持部6Aの一対の貫通穴63Cに内側から挿通される。基部6Bの第2規制部67は、保持部6Aの枠体64の凹部64A内に配置される。基部6Bは、位置決め位置に配置される。このとき、基部6Bの第1回転軸Rb、及び当接部6Cの第1回転軸Rcと、保持部6Aの第1回転軸Raとのそれぞれの位置は一致する。以下、基部6Bが位置決め位置に配置された状態における当接部6Cの位置を、「第1位置」という。当接部6Cは、第1位置に配置された状態で、第1回転軸R1と交差する。
基部6Bの一対の突出部67Aは、保持部6Aの一対の貫通穴63Aに対して回動可能に支持される。基部6Bは、保持部6Aの一対の貫通穴63Cから一対の突出部67Cが外れることにより、一対の突出部67Aに沿って左右方向に延びる第2回転軸R2を中心として可動可能となる。
図17は、基部6Bが位置決め位置に配置された状態(図3参照)に対し、右方から視た場合において基部6Bを反時計周り方向に90度回動させた状態を示す。なお、図17において当接ユニット60は省略されている。基部6Bの一対の突出部67Bは、保持部6Aの一対の貫通穴63Bに内側から挿通する。以下、この状態における基部6Bの位置を、「脱離位置」という。基部6Bが脱離位置に配置された場合、当接部6Cは、保持部6Aの第1回転軸R1と交差せず、第1回転軸R1よりも後側に配置される。以下、基部6Bが脱離位置に配置された状態における当接部6Cの位置を、「第2位置」という。当接部6Cは、基部6Bが保持部6Aに対して位置決め位置(図3参照)と脱離位置(図17参照)との間で回動することに応じ、第1位置(図3参照)と第2位置(図17参照)との間で移動する。
一方、例えばユーザが、基部6Bが位置決め位置(図3参照)に配置され且つ当接部6Cが第1位置に配置された状態で、右方から視た場合において基部6Bを時計周り方向に回動させようとしたとする。このことは、言い換えれば、第1位置に配置された当接部6Cを、第2位置と反対側に回動させようとしたことに対応する。この場合、保持部6Aの枠体64の凹部64Aに、基部6Bの第2規制部67が下側から接触し、基部6Bの回動は妨げられる。このため、第2規制部67は、当接部6Cが第1位置から第2位置と反対側に回動することが妨げられる。
<カートリッジ4に対するペンPの位置決め>
基部6Bが位置決め位置に配置され且つ当接部6Cが第1位置に配置された状態の位置決め用治具1B(図3参照)が準備される。オブジェクトの種別に応じたペンPの固定角度が、ユーザによって特定される。ユーザは更に、特定された固定角度を、位置決め用治具1Bの目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]の何れかに換算して特定する。ユーザは、特定された目盛に対応する基部6Bの凹部68Aに、当接部6Cの凸部81Bが係合するように、位置決め用治具1Bの操作部6Dを操作して当接部6Cを回転させる。この場合、当接部6Cの凸部81Bは、基部6Bの目盛[1]〜[12]と当接部6Cとの相対的な位置関係を示す印として機能する。
位置決め用治具1Bに対し、収容部40にペンPが収容されていない状態のカートリッジ4が前方から近づけられる。図18に示すように、カートリッジ4の凹部43A、43Bに対し、位置決め用治具1Bの保持部6Aの凸部62A、62Bが後方から挿通する。カートリッジ4は、位置決め用治具1Bの凸部62A、62Bに沿って凹部43A、43Bが移動することに応じて後方に誘導される。カートリッジ4は、保持部6Aの枠体61及び一対の枠体62によって囲まれた空間に配置された状態で保持される。保持部6Aの凸部62A、62Bは、カートリッジ4の基部41の凹部43A、43Bに係合する。このとき、凸部62A、62Bのそれぞれの上下方向と直交する面は、凹部43A、43Bのそれぞれの上下方向と直交する面に対して内側から対向する。これによって、保持部6Aは、第1回転軸R1と平行な方向、即ち上下方向にカートリッジ4が移動することを規制する。又、保持部6Aは、凸部62C、62Dによってカートリッジ4の下端を下方から支持し、下方向にカートリッジ4が移動することを規制する。
カートリッジ4の収容部40の上端から下方に向けて、ペンPが挿通される。図2に示すように、ペンPの筆記部Psは、カートリッジ4の基部41の下端から下方に突出する。ペンPの筆記部Psの先端の長手方向と、位置決め用治具1Bの当接部6Cの凹部81Aの延伸方向とが一致するように、カートリッジ4及び位置決め用治具1Bに対してペンPが回転方向Y11に回転される。筆記部Psの先端の長手方向と当接部6Cの凹部81Aの延伸方向とが一致した場合、当接部6Cの凹部81Aに筆記部Psが進入する。
筆記部Psの先端面は、位置決め用治具1Bの当接部6Cの凹部81Aの当接面810のうち底面に当接する。これによってペンPは、第1回転軸R1と平行な方向、即ち上下方向においてカートリッジ4に位置決めされる。又、当接部6Cの凹部81Aの当接面810のうち内壁面に筆記部Psの側面が当接した場合、ペンPの回転方向Y11(図2参照)の回転は規制される。これによってペンPは、第1回転軸R1を中心とした回転方向Y11においてカートリッジ4に位置決めされる。カートリッジ4のダイヤル42が操作され、カートリッジ4に対するペンPの位置は固定される。
カートリッジ4に対するペンPの固定が完了した状態で、ペンPの筆記部Psは当接部6Cの凹部81A内に進入した状態となっている。このため、位置決め用治具1Bに対してカートリッジ4を前方に移動させて脱離させようとしても、筆記部Psが凹部81Aに引っかかる。このため、位置決め用治具1Bの基部6Bは、位置決め位置から脱離位置(図17参照)に回動される。これにより当接部6Cは、第1位置から第2位置に回動される。当接部6Cは、第1回転軸R1と交差しなくなり、ペンPの筆記部Psは、当接部6Cの凹部81Aから脱離する。カートリッジ4は、位置決め用治具1Bに対して前方に移動可能な状態となる。カートリッジ4は、位置決め用治具1Bから前方に移動され、位置決め用治具1Bから脱離される。
<本実施形態の作用、効果>
位置決め用治具1Bを使用するユーザは、はじめに、位置決め用治具1Bの保持部6Aにカートリッジ4を保持させる(図18参照)。次いでユーザは、カートリッジ4の収容部40にペンPを収容し、位置決め用治具1Bの当接部6Cの凹部81AにペンPの筆記部Psを当接させる(図2参照)。これにより、ペンPが第1回転軸R1を中心として回転することが規制される。次いでユーザは、カートリッジ4のダイヤル42を操作し、カートリッジ4にペンPを固定させる。これにより、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の位置決めが完了する。なおユーザは、位置決め用治具1Bの操作部6Dを操作して当接部6Cを回転させることにより、カートリッジ4に対してペンPを所望の方向に向けた状態で位置決めできる。従って、ユーザは、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の位置決めを容易に行うことができる。
当接ユニット60は、当接部6Cを回転可能に支持する基部6Bを備える。基部6Bの湾曲部66Aには、目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]が設けられる。この場合、ユーザは、目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]を参照してペンPの筆記部Psの向きを調整できる。
基部6Bは、複数の凹部68Aを有する。複数の凹部68Aのそれぞれに対応する位置に、目盛部660の目盛[1]〜[12]が設けられる。目盛[1]〜[12]は、第1回転軸R1を中心として円弧状に配置される。又、当接部6Cは、複数の凹部68Aの何れかに係合する凸部81Bを有する。凸部81Bは、基部6Bの目盛[1]〜[12]との相対的な位置関係を示す印として機能する。このためユーザは、基部6Bに対する当接部6Cの回転方向Y11の角度を、目盛[1]〜[12]に凸部81Bをあわせることによって容易に特定できる。
基部6Bは、目盛部660、及び、目盛部660の目盛[1]〜[12]に対応する複数の凹部68Aを有する。当接部6Cは、複数の凹部68Aの何れかに係合する凸部81Bを有する。この場合、ユーザは、複数の凹部68Aの何れかに凸部81Bを係合させる操作を行うことによって、基部6Bに対する当接部6Cの回転方向Y11の角度を、目盛[1]〜[12]に応じた角度に正確に調整できる。
当接部6Cは、凸部81Bを支持する支持部81Tを有する。支持部81Tは、凸部81Bが第1回転軸R1を中心とした半径方向の内側に移動することに応じて弾性変形する。これにより、支持部81Tは、凸部81Bに対して第1回転軸R1を中心とした半径方向の外側に向かう弾性力を作用させる。この場合、基部の複数の凹部68Aの何れかに当接部6Cの凸部81Bを適切に係合させることができると同時に、当接部6Cに対して回転方向Y11の力が作用したときに、基部6Bに複数の凹部68Aから凸部81Bを容易に脱離させることができる。従って、ユーザは、操作部6Dに対する操作により、凹部68Aと凸部81Bとが係合した状態と係合しない状態とを容易に切り替えることができる。このため、ユーザは、基部6Bに対して当接部6Cを適切に位置決めできると同時に、基部6Bに対して当接部6Cを容易に回転させることができる。
基部6Bは、第1回転軸R1に沿って延びる貫通穴69Aを有する。当接部6Cは貫通穴69Aに挿通する挿通部82を有する。貫通穴69Aは、挿通部82を回転可能に支持する。このため、位置決め用治具1Bは、基部6Bに対して当接部6Cをスムーズに回転させることができる。又、当接部6Cの第1規制部83は、挿通部82が貫通穴69Aから脱離することを規制する。従って、位置決め用治具1Bは、基部6Bに対して当接部6Cを安定的に回転させることができる。
保持部6Aの凸部62A、62Bは、カートリッジ4の基部41の凹部43A、43Bに係合し、第1回転軸R1と平行な方向、即ち上下方向にカートリッジ4が移動することを規制する。又、保持部6Aは、凸部62C、62Dによってカートリッジ4の下端を下方から支持し、下方向にカートリッジ4が移動することを規制する。このため、位置決め用治具1Bは、カートリッジ4に対するペンPの位置決めを、回転方向Y11だけでなく、第1回転軸R1と平行な方向に対しても実行できる。又、位置決め用治具1Bは、当接部6Cが第1位置にある状態で、カートリッジ4に対するペンPの位置決めを可能とし、且つ、当接部6Cが第2位置にある状態で、ペンPが位置決めされたカートリッジ4を当接部6Cから容易に取り外すことができる。
位置決め用治具1Bは、保持部6Aが基部6B及び当接ユニット60を回転可能に支持する構成とすることによって、ペンPが位置決めされたカートリッジ4を保持部6Aから容易に取り外すことができる。又、第2規制部67が基部6B及び当接ユニット60の回動を規制することによって、位置決め用治具1Bは、当接部6Cを第1位置に容易且つ安定的に配置させることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。カートリッジ4の収容部40は、基部41の貫通穴により形成される場合に限定されない。例えば、カートリッジ4の基部41は、ペンPの後側、及び左右両側のみを覆う壁部を有していてもよい。又、カートリッジ4の基部41は、ペンPの左右両側のみを覆う壁部を有していてもよい。この場合、収容部40は、壁部によって囲まれた部分に対応する。このように、カートリッジ4の収容部40は、ペンPの周回方向の全てを覆わなくてもよい。
当接部6Cは、凹部81Aの内壁面である当接面810のうち内壁面にペンPの筆記部Psを当接させることによって、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の回転を規制し、位置決めを行った。当接部6Cは、異なる方法で、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の回転を規制してもよい。例えば、凹部81Aの内側に向けて突出する突出部が当接面810に設けられていてもよい。突出部の先端に、凹部81Aに進入したペンPの筆記部Psが接触してもよい。又、例えば当接部6Cは、凹部81Aの代わりに、当接体81から上方に突出する2つの突出部を有していてもよい。ペンPの筆記部Psは、2つの突出部の間に挟持されてもよい。これらによって当接部6Cは、カートリッジ4に対するペンPの回転方向Y11の回転を規制してもよい。
操作部6Dの形状は、上記と異なっていてもよい。例えば当接部6Cの当接体81は、基部6Bの支持体66の上面よりも上方に突出していてもよい。ユーザは、当接体81の突出部分を直接操作することによって、基部6Bに対して当接部6Cを回転させてもよい。この場合、当接部6Cのうち基部6Bの上面よりも上方に突出する突出部分が操作部6Dに対応する。又、例えば当接部6Cの当接体81から、第1回転軸R1を中心とした半径方向の外側に向けて、基部6Bの上側を通過して延びる延設部が設けられていてもよい。ユーザは、延設部の先端部を操作することによって、基部6Bに対して当接部6Cを回転させてもよい。この場合、延設部が操作部6Dに対応する。
当接部6Cの当接体81の上面に目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]が設けられてもよい。目盛部660は、第1回転軸R1を中心とした円弧に沿って配置されてもよい。又、基部6Bの複数の凹部68Aの何れかの位置に、当接部6Cの目盛部660の目盛[1]〜[12]との位置をあわせるため印が設けられてもよい。ユーザは、この印と、当接部6Cの目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]の位置とが一致するように当接部6Cを回転させてもよい。
基部6Bの目盛部660の目盛[1]〜[12]との位置をあわせるための印が、凸部81Bとは別に当接部6Cに設けられていてもよい。当接部6Cに複数の凹部が設けられてもよい。基部6Bに、当接部6Cの複数の凹部に係合する凸部が設けられてもよい。又は、基部6Bに複数の凹部が設けられず、且つ、当接部6Cに凸部が設けられなくてもよい。この場合、当接部6Cは円形を有し、基部6Bの窪み部66Bに対して摺動可能であってもよい。
基部6Bの複数の凹部68Aを支持する支持部が設けられてもよい。この支持部は、第1回転軸R1を中心とした半径方向の外側に向かう方向の力が作用した場合、弾性変形してもよい。又、弾性変形に応じ、複数の凹部68Aに対して、第1回転軸R1を中心とする半径方向の内側に向かう弾性力を作用させてもよい。この場合、当接部6Cに支持部81Tは設けられなくてもよい。
基部6Bは、窪み部66Bのみ有し、貫通穴69Aを有さなくてもよい。当接部6Cは、挿通部82を有さなくてもよい。この場合、当接部6Cは、基部6Bの窪み部66Bに嵌った状態で摺動可能であってもよい。
基部6B及び当接ユニット60は、保持部6Aに対して回転可能でなくてもよい。例えば、基部6B及び当接ユニット60は、当接部6Cが第1位置に配置された状態と、この状態で前方にスライド移動した第3位置とに移動可能でもよい。この場合、カートリッジ4に対してペンPが回転方向Y11に位置決めされた後、カートリッジ4、ペンP、基部6B、及び当接ユニット60は、一体で前方に移動されてもよい。その後、基部6B及び当接ユニット60に対して、ペンPが固定された状態のカートリッジ4が上方に移動されることによって、当接部6Cの凹部81Aから筆記部Psが脱離してもよい。
当接部6Cは第2規制部67を有さなくてもよい。保持部6Aに対する基部6B及び当接ユニット60の回転は、基部6Bの一対の突出部67Cが、保持部6Aの一対の貫通穴63Cに係合することのみによって規制されてもよい。
位置決め用治具1Bは、切断装置1Aと一体に形成されていてもよい。具体的には次の通りである。目盛[1]〜[12]が円弧状に配置された目盛部を有するシートが、切断装置1Aの本体カバー9の開口部91のうちヘッド5の下方に設けられた位置決め部に保持される。位置決め部は、装着部32に装着されるカートリッジ4に対して、目盛部を有するシートを位置決め可能である。ヘッド5の装着部32に、ペンPが固定されていない状態のカートリッジ4が装着される。次いで、カートリッジ4の収容部40にペンPが収容される。このとき、ペンPの軸線が延びる方向は、目盛部の目盛[1]〜[12]の配置に沿った円弧の中心と一致する。次にユーザは、ペンPを、ペンPの軸線が延びる方向を中心軸として回転させる。これによって、ペンPの筆記部Psの長手方向の端部と、ユーザが所望する目盛[1]〜[12]の何れかとの位置が一致するように調整される。その後、カートリッジ4のダイヤル42が操作されることによって、カートリッジ4に対してペンPが固定される。以上のようにして、カートリッジ4に対するペンPの位置決めが、切断装置1Aにカートリッジ4が装着された状態で実行可能となる。
位置決め用治具1Bは、保持部6Aの一対の枠体63、枠体64、及び、基部6Bの支持体66のみ有し、保持部6Aの一対の枠体61、62、当接部6C、及び、操作部6Dを有さなくてもよい。この場合、支持体66は、保持部6Aの一対の貫通穴63A、63Cに一対の突出部67A、67Cが内側から挿通することによって、保持部6Aの一対の枠体63に対して位置決め位置で位置決めされる。即ち、保持部6Aの一対の枠体63は、支持体66を位置決めする。又、支持体66の湾曲部66Aに設けられた目盛部660の目盛[1]〜目盛[12]は、第1回転軸R1を中心軸として円弧状に配置される。
この場合、ユーザは、カートリッジ4に対するペンPの位置決めを、上記の位置決め用治具1Bを用いて次のように実行してもよい。ユーザは、ペンPが収容部40に収容されたカートリッジ4を、基部6Bの支持体66の上方で支持する。このとき、ペンPの軸線が延びる方向と第1回転軸R1とが一致するように、カートリッジ4の位置が調整される。次にユーザは、カートリッジ4に対してペンPを、第1回転軸R1を中心軸として回転させる。これによって、ユーザは、ペンPの筆記部Psの長手方向の端部と、ユーザが所望する目盛[1]〜[12]の何れかとの位置が一致するように調整する。その後、カートリッジ4のダイヤル42が操作されることによって、カートリッジ4に対してペンPが固定される。以上のようにして、カートリッジ4に対するペンPの位置決めが実行可能となる。
カートリッジ4がペンPを固定する固定方法は、上記実施形態に限定されない。例えば、カートリッジ4の基部41の周壁に、収容部40に連通する穴が設けられてもよい。この穴には、周壁側から収容部40側に向けてビスが取り付け可能であってもよい。カートリッジ4の収容部40に収容されたペンPに、貫通穴に取り付けられたビスの先端が接触することによって、カートリッジ4に対してペンPが固定されてもよい。又は、カートリッジ4の収容部40とペンPとの間に粘着剤が介在してもよい。ペンPは、粘着剤によってカートリッジ4に固定されてもよい。
1A:切断装置、1B:位置決め用治具、6A:保持部、6B:基部、6C:当接部、6D:操作部、40:収容部、62A:凸部、62B:凸部、62C:凸部、62D:凸部、67:第2規制部、68A:凹部、69A:貫通穴、81A:凹部、81B:凸部、81T:支持部、82:挿通部、83:第1規制部、660:目盛部、P:ペン、Ps:筆記部、R:第1回転軸、Ra、Rb、Rc、R1:第1回転軸、R2:第2回転軸、

Claims (9)

  1. 収容部にペンを収容可能なカートリッジに対する前記ペンの位置決めを行う位置決め用治具であって、
    前記カートリッジを保持する保持部と、
    前記ペンの筆記部に一部が当接する当接部であって、前記保持部に前記カートリッジが保持され、且つ、前記収容部に前記ペンが収容された場合に、前記ペンの軸線が延びる方向を第1回転軸として回転可能な前記当接部と、
    前記当接部を回転させる操作を行うための操作部と
    を備え、
    前記当接部は、
    前記ペンの前記筆記部と当接し、前記第1回転軸を中心として前記ペンが前記当接部に対して回転することを規制し、
    前記カートリッジに対する前記ペンの前記第1回転軸を中心とした回転方向の位置決めを行う
    ことを特徴とする位置決め用治具。
  2. 前記当接部を回転可能に支持する基部を備え、
    前記基部及び前記当接部の少なくとも一方は、前記回転方向の角度を示す目盛を有することを特徴とする請求項1に記載の位置決め用治具。
  3. 複数の前記目盛が、前記第1回転軸を中心として円弧状に前記基部に配置され、
    前記当接部は、
    前記第1回転軸を中心とした円形の板状を有し、且つ、前記基部の前記目盛との相対的な位置関係を示す印が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の位置決め用治具。
  4. 前記基部及び前記当接部のうち一方は、前記目盛、及び、前記目盛に対応する凹部を有し、
    前記基部及び前記当接部のうち他方は、前記凹部に係合する凸部を有することを特徴とする請求項2又は3に記載の位置決め用治具。
  5. 前記凹部及び前記凸部の少なくとも一方である係合部を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、
    前記係合部が前記第1回転軸を中心とした半径方向に移動した場合に弾性変形し、前記係合部に対して弾性力を作用させることを特徴とする請求項4に記載の位置決め用治具。
  6. 前記基部は、前記第1回転軸に沿って延びる貫通穴を有し、
    前記当接部は、
    前記貫通穴に挿通する挿通部と、
    前記挿通部が前記貫通穴に挿通した状態で、前記挿通部が前記貫通穴から脱離することを規制する第1規制部と
    を備えたことを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の位置決め用治具。
  7. 前記保持部は、
    前記カートリッジを保持した状態で、前記カートリッジが前記第1回転軸と平行な方向に移動することを規制し、
    前記当接部は、
    前記第1回転軸と交差する第1位置と、前記第1回転軸と交差しない第2位置とに移動可能であることを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の位置決め用治具。
  8. 前記当接部は、
    前記第1回転軸と交差する第2回転軸を中心として回動することにより、前記第1位置と前記第2位置とに移動可能であり、
    前記当接部が、前記第1位置から前記第2位置と反対側に回動することを規制する第2規制部を更に備えたことを特徴とする請求項7に記載の位置決め用治具。
  9. 収容部にペンを収容可能なカートリッジに対する前記ペンの位置決めを行う位置決め用治具であって、
    目盛を有する目盛部と、
    前記目盛部を保持し、前記カートリッジに対して前記目盛部を位置決めする位置決め部と、
    を備え、
    前記目盛は、
    前記カートリッジの前記収容部に収容された前記ペンの軸線が延びる方向を中心軸として円弧状に配置されたことを特徴とする位置決め用治具。
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