JPH052996U - 作画機の筆記装置 - Google Patents

作画機の筆記装置

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JPH052996U
JPH052996U JP050908U JP5090891U JPH052996U JP H052996 U JPH052996 U JP H052996U JP 050908 U JP050908 U JP 050908U JP 5090891 U JP5090891 U JP 5090891U JP H052996 U JPH052996 U JP H052996U
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JP
Japan
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pen
holder
ink
arm
writing instrument
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Application number
JP050908U
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English (en)
Inventor
健生 大場
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Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH052996U publication Critical patent/JPH052996U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製図用インクペンを使用する作画機の描線の
かすれやインクづまりを防止する。 【構成】 ペンアーム4のホルダ基板12に、ペンホル
ダ13をピン18によって回動できるように枢着する。
コイルばね20によってホルダ基板12とペンホルダ1
3とを圧接する。ホルダ基板12にはピン18を中心と
して夫々水平方向の傾斜角度が相違する溝22,23,
24を設ける。ペンホルダ13には溝22,23,24
へ選択的に係合できる突条21を設ける。ペンホルダ1
3をホルダ基板12から引離す方向に引いて回動し、突
条21を任意の溝22,23,24に係合させて、各筆
記具毎に適切な作画面Pとの対角度を設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、図面等への文字入れに使用する作画機の筆記装置に関するもので あり、特に筆記具の支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、製図用インクペン或いは製図用ペンシルを装着するペンアームをX−Y 方向へ移動自在として図面へ文字入れができる作画機がある。この種の作画機は 、本体にワードプロセッサ機能を有し、制御部へ入力した文字データ或いは図形 データに従い、ペンアームの動作を制御して文字入れを行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の作画機は、一般的にペンアームに装着したインクペンやペンシルが紙面 に対して垂直となるように形成されている。これは、紙面に対して傾斜させた場 合は、製図用ペンシルの芯が筆圧によって折れることを防ぐためである。一方、 製図用インクペンの場合は、紙面に対して垂直の状態では円筒形のペン先からの インクの流出量が少なく、描かれた線がかすれたり、インクが出ず作画不能とな ることがある。この問題はペン先が細いもの程発生しやすく、作画の失敗を防止 するために何等かの対策が必要になる。対策としては、作画速度を低速化したり 、筆圧をペン先の太さによって調整する方法等が考えられるが、作画処理速度の 低下や機構の複雑化等の欠点がある。
【0004】 又、ペンアームに傾斜角調整板を介して筆記具を装着し、筆記具の作画面に対 する角度を調整できるようにした作画機が提案されているが、筆記具を交換する 都度、その筆記具に対して適切な角度を調節する必要があり、調整作業が煩雑で ある。 そこで、これらの問題を生ずることなく、製図用インクペン使用時の作画不良 発生を防止するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該 課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、文字や図形等の入力データに従ってペ ンアームの動作を制御し、前記ペンアームに装着した製図用インクペンや製図用 ペンシル等の筆記具によって作画する作画機に於て、筆記具と前記ペンアームと の相対角度を段階的に変更できる係合手段として中継部材を設け、筆記具と作画 面とのなす角度を段階的に変化できるように形成したことを特徴とする作画機の 筆記装置、並びに、文字や図形等の入力データに従ってペンアームの動作を制御 し、前記ペンアームに装着した製図用インクペンや製図用ペンシル等の筆記具に よって作画する作画機に於て、前記製図用インクペン並びに製図用ペンシルの軸 心とペン先との角度を夫々相違させ、筆記具のペン先と作画面とのなす角度を筆 記具毎に適切な角度となるように形成したことを特徴とする作画機の筆記装置を 提案するものである。
【0006】
【作用】
請求項1記載の考案は、例えばペンアームと中継部材の係合手段に、ラチェッ トやディテント等の手段を設けるか、或いは筆記具取付角度を相違させた複数の 中継部材の交換等の手段によって筆記具の固定角度を複数設定してあり、段階的 に筆記具保持角度を変化させることができる。従って、作画面に対する各筆記具 の適切な角度設定を容易迅速に行え、微調整は不要である。
【0007】 請求項2記載の考案は、ペン先とペン軸との角度を各筆記具毎に相違させてお り、ペンアームへ装着した状態でペン先が作画面に対して適切な角度にセットさ れるように形成している。従って、製図用ペンシルの芯は作画面に対して垂直に セットされ、インクペンのペン先は適切な傾斜角度をもって装着される。
【0008】
【実施例】
以下、この考案を図面に従って詳述する。図1は作画機1を示し、2は文字デ ータ入力及び作図指令入力用のキーボード、3はLCDディスプレイである。4 は作画機1に内蔵する作図制御部(図示せず)の制御によって作画面上を前後左 右に移動するペンアームであり、該ペンアーム4のねじ孔5に製図用インクペン 若しくは製図用ペンシルの軸を螺合させて装着する。作画機1本体の後縁部には アクリル製のスケール6が装着され、該スケール6の左寄りに半円状の平面部7 を形成してある。作図制御部は、作図終了後にペンアーム4を駆動して製図用イ ンクペン(以下、単にインクペンという)を平面部7上に移動し、ペンアーム4 を下降してペン先を平面部7へ当接させてペンの乾燥を防止する。本体の左側後 縁部に設けたブラケット8は、作画機1を製図機械の製図ヘツド(図示せず)へ 取付けるためのものである。
【0009】 図2は請求項1記載の考案の一実施例を示し、製図用ペンシル11をペンアー ム4に直接取付けず、ペンアーム4に設けたホルダ基板12を介して中継部材で あるペンホルダ13をペンアーム4へ連結している。ホルダ基板12並びにペン ホルダ13は、対向する端部を立上げて側壁14,15を夫々形成し、側壁14 ,15に孔16,17を開穿してピン18によって結合してある。ピン18の端 部に係止したEリング19と側壁15との間にコイルばね20を介装して、後述 するペンホルダ13の突条21,21とホルダ基板12の溝22,22とを圧接 させている。
【0010】 図3はペンホルダ13の圧着面を示し、突条21,21を水平方向へ配設して いる。図4に示すホルダ基板12には前記突条21,21に嵌合できる3組の溝 22,22,23,23,24,24が刻設され、溝22,22の水平角度は、 前記突条21,21と対称的に水平に形成し、溝23,23は孔17を回転中心 として3度乃至5度傾斜させ、溝24,24は5度乃至10度傾斜させて形成し ている。従って、図2に示すペンホルダ13をホルダ基板12から離間する方向 へ引き、ピン18を回動中心として回動し、突条21,21を3種の溝22,2 2,23,23,24,24の何れか一組へ嵌合させてペンホルダ13を固定で きる。突条21,21を溝23,23若しくは24,24へ嵌合させれば、図5 に例示するように、インクペン25は作画面Pに対して所定の角度傾斜して固定 される。従って、例えばペン先の太さが0.2mm未満のインクペンを使用する ときは、溝24,24を選択して傾斜角度を大とし、0.2mm以上のインクペ ンの場合は溝23,23を選択することによって傾斜角度を小として、ペン先の 太さに合わせて最適な傾斜角度をワンタッチで選択できる。又、ペンシル11を 使用するときは、溝22,22へ突条21,21を係合させて、図2に示すよう にペンシル11を作画面Pへ垂直に保持させることができる。
【0011】 図6乃至図8は請求項1記載の考案の他の実施例を示し、ペンアーム4のねじ 孔5にホルダアタッチメント31或いは32を取付ける構成としている。ホルダ アタッチメント31,32は、図7及び図8に示すように外周面にねじ部33を 刻設し、上部にフランジ34を設けており、ペンアーム4のねじ孔5へ螺合する 。ホルダアタッチメント31,32の中心には筆記具を螺合する取付孔35,3 6が開穿され、該取付孔35,36の方向は各ホルダアタッチメント31,32 によって相違し、図7に示すホルダアタッチメント31はねじ部33と取付孔3 5との方向を一致させてあり、製図用ペンシル11に使用する。一方、図8に示 すホルダアタッチメント32は、取付孔36を、ねじ部33の螺入方向から傾斜 させたインクペン用のホルダアタッチメントであり、図示は省略するが、前述し た第1の実施例と同様に傾斜角度が例えば3度乃至5度傾斜したものと、5度乃 至10度傾斜したもの等複数種のものを作成して各種のインクペンに適切に対応 できるようにする。
【0012】 図6に示すように、例えば傾斜角度を有するホルダアタッチメント32をペン アーム4のねじ孔5へ上方からねじこみ、ペンアーム4の下方から固定用ナット 37をねじ部33へ螺入して緊締する。このホルダアタッチメント32へインク ペン25をねじこめば、インクペン25は作画面Pに対して傾斜して固定される 。従って、ペン先38の先端面全体が作画面P上に密着することはなく、インク の流出を妨げないので描線のかすれ等を生ずることはない。
【0013】 次に、請求項2記載の考案の一実施例を図9に示す。同図に示すようにインク ペン41は、ねじ部42に対してペン軸43の先端部位44を傾斜させている。 又、図示は省略するがペンシルは図2に示したものと同様な傾斜の無いものを使 用する。前記インクペン41若しくはペンシルをペンアーム4のねじ孔5へねじ こめば、ペン先は作画面Pに対して所定の角度をなし、インクペン41の場合は ペン先45が傾斜して保持される。尚、前述した請求項1記載の考案の実施例と 同様に、インクペン41の先端部位44の傾斜角度はペン先の太さによって夫々 相違させておく。
【0014】 図10は他の実施例を示し、インクペン51のペン軸52に対してペン先53 を傾斜させて形成したものであり、図9に示したものと同様の作用並びに効果を 有する。 尚、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことがで き、この考案がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【考案の効果】
この考案は、上記実施例に於て詳述したように、製図用インクペンのペン先を 作画面に対して適切な角度に傾斜させて作図するので、ペン先からのインクの流 出が妨げられることがない。従って、インクペンの作画速度を低下させたり、複 雑な筆圧調節機構等の手段によることなく、線のかすれや作画不能等の事故の発 生を防止できるとともに、インクペンとペンシルを交換した場合や、ペン先のサ イズが異なるインクペンに変更した場合の傾斜角度の設定が極めて容易であり、 煩雑な調整作業を行う必要がなく、作業能率及び作画品位の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】作画機の平面図。
【図2】ペンホルダへ製図用ペンシルを装着した状態の
一部切欠正面図。
【図3】ペンホルダの右側面図。
【図4】ホルダ基板の左側面図。
【図5】ペンホルダの角度調節を表わす左側面図。
【図6】ホルダアタッチメントへインクペンを装着した
状態の正面図。
【図7】ペンシル用ホルダアタッチメントの縦断面図。
【図8】インクペン用ホルダアタッチメントの縦断面
図。
【図9】インクペンの正面図。
【図10】インクペンの正面図。
【符号の説明】
1 作画機 4 ペンアーム 11 製図用ペンシル 13 ペンホルダ 21 突条 22,23,24 溝 25 製図用インクペン 31,32 ホルダアタッチメント 38,45,53 ペン先

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や図形等の入力データに従ってペン
    アーム4の動作を制御し、前記ペンアーム4に装着した
    製図用インクペン25や製図用ペンシル11等の筆記具
    によって作画する作画機1に於て、筆記具と前記ペンア
    ーム4との相対角度を段階的に変更できる係合手段とし
    て中継部材13,31,32を設け、筆記具と作画面と
    のなす角度を段階的に変化できるように形成したことを
    特徴とする作画機の筆記装置。
  2. 【請求項2】 文字や図形等の入力データに従ってペン
    アーム4の動作を制御し、前記ペンアーム4に装着した
    製図用インクペン25や製図用ペンシル11等の筆記具
    によって作画する作画機に於て、前記製図用インクペン
    25並びに製図用ペンシル11の軸心とペン先との角度
    を夫々相違させ、筆記具のペン先と作画面とのなす角度
    を筆記具毎に適切な角度となるように形成したことを特
    徴とする作画機の筆記装置。
JP050908U 1991-07-02 1991-07-02 作画機の筆記装置 Pending JPH052996U (ja)

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