JP2015109053A - 筆記データ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが自由に筆記を行うための十分な領域が確保された紙媒体を用いることが可能な筆記データ処理装置を提供する。
【解決手段】筆記データ処理装置のCPUは、紙媒体が載置される所定領域の何れかの位置に近接した筆記具の位置を特定可能な座標データを取得する。CPUは、記入領域に線画が筆記されたと判断した場合(S87:YES)、座標データをRAMに記憶する(S89)。CPUは、チェックボックスに線画が筆記されたと判断した場合の座標データに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する(S95、S99)。CPUは、保存処理が選択された場合、第1画像ファイルを作成する。CPUは、追記処理が選択された場合、第1画像ファイルに対応する前記座標データと、RAMに記憶された座標データに基づいて、第2画像ファイルを作成する。CPUは、削除処理が選択された場合、第1画像ファイルを削除する。
【選択図】図8

Description

本発明は、紙媒体に筆記する動作に基づき、筆記具の移動の軌跡を電子化する筆記データ処理装置に関する。
台座上に載置された紙媒体に筆記具で筆記する場合の筆記具の動作に基づいて、筆記具の移動の軌跡を筆跡として電子化することが可能な筆記データ処理装置が知られている。特許文献1は、載置部に載置された紙媒体に電子ペンで筆記が行われた場合に、ペン先の位置を示す複数の座標情報からなるストロークデータを生成する電子筆記装置を開示する。上記装置に用いられる紙媒体には、フォルダの指定、保存、及び削除に対応する複数のチェックボックスが設けられる。上記装置は、複数のチェックボックスの何れかにユーザが電子ペンでチェックする筆記を行った場合、チェックする筆記が行われた位置に応じて、チェックされたチェックボックを特定する。上記装置は、フォルダの指定及び保存に対応するチェックボックスにチェックする筆記が行われた場合、指定されたフォルダにストロークデータを保存する。又、上記装置は、削除に対応するチェックボックスにチェックする筆記が行われた場合、ストロークデータを削除する。
特開2013−25659号公報
上記装置に用いられる紙媒体には、フォルダの指定、保存、削除に対応する複数のチェックボックスが、紙媒体の異なる場所に設けられる。例えば、指定するフォルダの数を多くしたり、保存及び削除以外の他の処理を、チェックボックスにチェックする筆記を行うことによって上記装置に実行させたりする場合、紙媒体に設けられるチェックボックスの数は更に多くなる。この場合、紙媒体のうちユーザが自由に筆記を行うための領域が、チェックボックスの数が多くなるに従って狭くなるという問題点がある。
本発明の目的は、ユーザが自由に筆記を行うための十分な領域が確保された紙媒体を用いることが可能な筆記データ処理装置を提供することである。
本発明の第1態様に係る筆記データ処理装置は、紙媒体が載置される所定領域の何れかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出された位置を特定可能な座標データと、前記検出部によって前記位置が検出された時刻を特定可能な時間データとを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された座標データによって特定される位置と、前記所定領域のうち前記紙媒体の種別に応じて決定される少なくとも1つの領域であるチェック領域の何れかの位置とが一致するか判断する第1判断手段と、前記第1判断手段によって一致しないと判断された場合、前記座標データと前記時間データとを第1記憶部に記憶する記憶手段と、前記第1判断手段によって一致すると判断された場合、前記座標データ及び時間データに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する選択手段と、前記選択手段によって前記保存処理が選択された場合、前記第1記憶部に記憶された前記座標データによって示される点又は線画の第1画像ファイルを作成し、第2記憶部に前記第1画像ファイルを記憶する保存手段と、前記選択手段によって前記追記処理が選択された場合、前記保存手段によって前記第2記憶部に記憶された前記第1画像ファイルに対応する前記座標データによって示される点又は線画と、前記記憶手段によって前記第1記憶部に記憶された前記座標データによって示される点又は線画とを含む第2画像ファイルを作成し、前記第1画像ファイルとして前記第2記憶部に記憶する追記手段と、前記選択手段によって前記削除処理が選択された場合、前記第2記憶部から前記第1画像ファイルを削除する削除手段とを備えている。
第1態様によれば、筆記データ処理装置は、紙媒体のうち少なくとも1つのチェック領域に対応する位置に印刷されたチェックボックスに筆記された線画に対応する座標データ及び時間データに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択し、選択した処理を実行する。この場合、少なくとも1つのチェックボックスに対する筆記に応じて実行される処理数よりも、チェックボックスの数を少なくできる。このため筆記データ処理装置は、紙媒体に印刷されるチェックボックスの数を少なくすることができる。従って、紙媒体のうちユーザが自由に筆記を行うための領域が、チェックボックスの数が多くなるに従って狭くなることを抑制できる。このため、筆記データ処理装置は、ユーザが自由に筆記を行うための十分な領域が確保された紙媒体を用いることができる。
本発明の第2態様に係る筆記データ処理装置は、紙媒体が載置される所定領域の何れかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出された位置を特定可能な座標データと、前記検出部によって前記位置が検出された時刻を特定可能な時間データとを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された座標データによって特定される位置と、前記所定領域のうち前記紙媒体の種別に応じて決定される少なくとも1つの領域であるチェック領域の何れかの位置とが一致するか判断する第1判断手段と、前記第1判断手段によって一致しないと判断された場合、前記座標データと前記時間データとを第1記憶部に記憶する記憶手段と、前記第1判断手段によって一致すると判断された場合、前記座標データ及び時間データに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する選択手段と、前記選択手段によって前記保存処理が選択された場合、前記第1記憶部に記憶された前記座標データを少なくとも含む第1ストロークデータを作成し、第2記憶部に記憶する保存手段と、前記選択手段によって前記追記処理が選択された場合、前記保存手段によって前記第2記憶部に記憶された前記ストロークデータに対応する前記座標データと、前記記憶手段によって前記第1記憶部に記憶された前記座標データとを少なくとも含む第2ストロークデータを作成し、前記第1ストロークデータとして前記第2記憶部に記憶する追記手段と、前記選択手段によって前記削除処理が選択された場合、前記第2記憶部から前記第1ストロークデータを削除する削除手段とを備えている。第2態様によれば、第1態様と同様の効果を奏することができる。
手書入力システム1の概要を示す図である。 読取装置2及びスマートフォン19の電気的構成を示すブロック図である。 用紙123を示す図である。 テーブル231を示す図である。 筆記の手順を示す図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理のフローチャートであって、図6の続きである。 選択処理のフローチャートである。 第1変形例における選択処理のフローチャートである。 第2変形例における選択処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態に係る手書入力システム1の概要を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、上側、下側、右上側、左下側を、各々、読取装置2の左側、右側、前側、後側、上側、下側と定義して説明する。
図1に示すように、手書入力システム1は、読取装置2、電子ペン3、スマートフォン19等を主に備える。読取装置2は、折り畳んで携行可能な、薄型軽量の手書き入力装置である。手書入力システム1では、ユーザは電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に点や線画を筆記する。以下では、線画が筆記される場合について説明する。線画には、文字、数値、記号、図形等が含まれる。読取装置2は、筆記の過程における電子ペン3の位置を特定する。読取装置2は、取得した位置に基づき、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画を特定する。読取装置2は、特定された線画を含む画像の画像ファイルを作成する。読取装置2は、作成した画像ファイルをスマートフォン19に送信することができる。スマートフォン19は、画像ファイルを受信した場合、受信した画像ファイルに対応する画像を、ディスプレイ192に表示させる。これによってユーザは、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画と同一形状の線画を、ディスプレイ192を介して視認できる。
読取装置2は、左右一対の左読取装置2L,右読取装置2R,及びカバー4を構成の主体とする。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、矩形薄板状である。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、カバー4の前面に左右方向に見開き可能に配置されている。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、フラットケーブル(図示略)によって電気的に接続されている。右読取装置2Rは、3つのLED5を上端に備える。LED5は、読取装置2の状態をユーザに通知可能である。カバー4は、袋状の袋部4Aを左側に備える。左読取装置2Lは、袋部4A内に差し込まれることでカバー4に着脱可能に装着される。右読取装置2Rは、両面テープ及び粘着性を有する樹脂フィルム等によって、カバー4の右前面に貼り付けられる。
読取装置2の前面には紙媒体100が着脱可能に装着される。紙媒体100は、左右方向に見開き可能な冊子状である。紙媒体100では、一対の表紙(表表紙110L及び裏表紙110R)と複数の用紙111が、各々の縁部の一部で綴じられている。一例として、紙媒体100はA5サイズのノートである。用紙111に予め印刷された図柄のレイアウト等を示すフォーマットは、紙媒体100の種別毎に異なる。又、用紙111のフォーマットは、頁毎に異なる場合もある。以下、用紙111に予め印刷された図柄を、印刷図柄という。紙媒体100は、表表紙110Lが左読取装置2Lの前面に載置され、且つ、裏表紙110Rが右読取装置2Rの前面に載置されるように、読取装置2に装着される。本実施形態では、紙媒体100は、両面テープ及び粘着性を有する樹脂フィルム等によって、紙媒体100が読取装置2に位置決めされた状態で装着される。即ち、左読取装置2L及び右読取装置2Rは各々、表表紙110L及び裏表紙110Rと一体的に移動する。ユーザは電子ペン3を用いて紙媒体100の用紙111に線画を筆記できる。
なお、読取装置2は、右読取装置2Rのみを備えた構成であってもよい。この場合、読取装置2に装着可能な紙媒体100の一例として、A5サイズのレポート用紙が挙げられる。
電子ペン3は、電磁誘導式のノック式電子ペンであり、筒体30、芯体31、コイル32、可変容量コンデンサ33、基板34、コンデンサ35、インク収納部36、及び、図示外のノックカムを主に備える。筒体30は、円柱状の形状を有し、芯体31、コイル32,可変容量コンデンサ33,基板34,コンデンサ35,及びインク収納部36を内部に収容する。芯体31は、筒体30の延伸方向に沿って筒体30内を延びる。芯体31の一端部は、電子ペン3の先端側に配置され、芯体31の他端部は、インクが収納されているインク収納部36に接続される。インク収納部36は、芯体31にインクを供給する。芯体31は図示外の弾性部材によって、電子ペン3の先端側に付勢されている。
ノックカムは、図示外のカム本体、ノック棒39、及び図示外の回転子を有する。カム本体は、筒体30のうち電子ペン3の先端側と反対側の内壁に設けられている。ノック棒39は、筒体30の反対側の端部から外側に突出する。回転子は芯体31に接続する。ノック棒39が筒体30の内部に押し込まれた場合、回転子は回転し、カム本体のうち電子ペン3の先端側に引っ掛かる。芯体31は、弾性部材の付勢力に逆らって電子ペン3の先端側に移動し、芯体31の一端部が筒体30から外部に突出した状態でカム本体に保持される。芯体31の一端側が筒体30から外部に突出した状態で、ユーザが電子ペン3を用いて用紙111に筆記すると、インクによって用紙111に線画が形成される。ノック棒39が筒体30の内部に再度押し込まれた場合、回転子は更に回転し、カム本体から外れる。芯体31は弾性部材の付勢力によって電子ペン3の反対側に移動し、芯体31の一端部は筒体30内部に収容される。
コイル32は、インク収納部36の周囲に巻回された状態で、芯体31と可変容量コンデンサ33との間に保持されている。可変容量コンデンサ33は、基板34によって電子ペン3の内部に固定されている。基板34には、コンデンサ35が搭載されている。コンデンサ35及び可変容量コンデンサ33はコイル32に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する。
スマートフォン19は、タッチパネル191及びディスプレイ192を備える。タッチパネル191は、各種指示を入力するために使用される。ディスプレイ192は、画像ファイルに対応する画像を表示可能である。なお、スマートフォン19の代わりに汎用PCやタブレットPCが用いられてもよい。
図2を参照して、手書入力システム1の電気的構成を説明する。まず、読取装置2の電気的構成と、読取装置2が座標データを検出する原理の概要とを説明する。読取装置2は、センサ基板7L,7R,メイン基板20,センサ制御基板28,29、入力部25、及び3つのLED5を備える。センサ基板7L,7Rは、夫々、左読取装置2L,右読取装置2R内に設けられる。入力部25及び3つのLED5は、右読取装置2Rに設けられる。
メイン基板20は、CPU21、RAM22、フラッシュROM23、及び無線通信部24を備える。RAM22、フラッシュROM23、及び無線通信部24は、CPU21に電気的に接続されている。CPU21は、読取装置2の制御を行う。RAM22は、演算データ等の各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM23には、CPU21が読取装置2を制御するために実行するプログラムが記憶される。又、フラッシュROM23には、後述するテーブル231(図4参照)が記憶される。又、フラッシュROM23には、用紙111のフォーマット毎にレイアウトデータが複数記憶される。無線通信部24は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力部25及び3つのLED5は、CPU21に電気的に接続されている。入力部25は、読取装置2に対する指示を入力するためのスイッチである。3つのLED5の夫々の色は、黄色、緑色、及び赤色である。
センサ基板7L、7Rには、上下方向及び左右方向の各々に細長いループコイルが多数配列されている。センサ基板7Lは、センサ制御基板28のASIC28Aに電気的に接続されている。ASIC28Aは、電子ペン3による筆記動作がセンサ基板7L上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。センサ基板7Rは、センサ制御基板29のASIC29Aに電気的に接続されている。ASIC29Aは、電子ペン3による筆記動作がセンサ基板7R上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。ASIC28A,29Aのうち、マスター側のASIC28AはCPU21に直接接続され、スレーブ側のASIC29AはASIC28Aを介してCPU21に接続されている。
センサ基板7L,7R上で電子ペン3による筆記動作が行われた場合に座標データが検出される原理を、概略的に説明する。CPU21は、ASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに、一本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流す。これにより、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルから磁界が発生する。この状態で、例えばユーザが電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に線画を筆記する動作を行うと、電子ペン3はセンサ基板7L,7Rに近接する。そのため、電子ペン3の共振回路は電磁誘導によって共振し、誘導磁界を生じる。
次に、CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルからの磁界の発生を停止させる。センサ基板7L,7Rの各々のループコイルは、電子ペン3の共振回路から発せられる誘導磁界を受信する。CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに流れる信号電流(誘導電流)を検出させる。ASIC28A,29Aがこの動作を全てのループコイルについて一本ずつ実行し、誘導電流を検出することによって、電子ペン3の位置を示す座標データが検出される。又、CPU21は、誘導電流が所定値よりも大きい場合、電子ペン3が用紙111に接触した状態で線画が筆記されていると判断する。
なお、上記実施形態における電子ペン3の位置の検出方法は、他の方法に変更できる。例えば読取装置2は、上面にタッチパネルを備えていてもよい。この場合、電子ペン3によって筆記された位置は、タッチパネルが押下された位置に相当する。従って、読取装置2のCPU21は、タッチパネルが押下された位置を示す座標データを、タッチパネルから取得できる。
又、CPU21は、電子ペン3に付加される筆圧を特定してもよい。具体的には次の通りである。電子ペン3を用いて用紙111に線画を筆記する動作が行われている状態で、芯体31に筆圧が付与される。コイル32のインダクタンスは、芯体31に付与される筆圧に応じて変化する。これにより、芯体31に付与される筆圧に応じて、電子ペン3の共振回路の共振周波数が変化する。CPU21は、共振周波数の変化(位相変化)を検出して、電子ペン3に付与された筆圧を特定してもよい。つまりCPU21は、特定した筆圧によって、紙媒体100の用紙111に線画が筆記されている状態であるか否かを判断してもよい。
次に、スマートフォン19の電気的構成を説明する。スマートフォン19は、CPU41,RAM42,フラッシュROM43,無線通信部44,入力回路45,出力回路46,タッチパネル191,及びディスプレイ192を主に備える。CPU41は、スマートフォン19の制御を行う。CPU41は、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、及び出力回路46と電気的に接続している。
RAM42は、種々の一時データを記憶する。無線通信部44は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力回路45は、CPU41へタッチパネル191からの指示を送る制御を行う。出力回路46は、CPU41からの指示に応じてディスプレイ192に画像を表示する制御を行う。
フラッシュROM43には、CPU41が実行するプログラム、及び、読取装置2から受信した画像ファイルが記憶される。スマートフォン19は、図示外の媒体読取装置(例えば、メモリカードスロット)を備える。スマートフォン19は、記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されているプログラムを、媒体読取装置で読み取ってフラッシュROM43にインストールできる。又、スマートフォン19に接続されている外部機器(図示外)又はネットワークからプログラムを受信して、フラッシュROM43にインストールしてもよい。
図3を参照し、紙媒体100の用紙111の一例である用紙123について説明する。図3の左側、右側、上側、下側を、夫々、用紙111の左側、右側、上側、下側と定義して説明する。なお、図3は、紙媒体100を見開き状態とした場合に向き合って配置する2頁分の用紙123を示している。
図3に示すように、用紙123は、メモを筆記するためのメモ用紙である。用紙123は、記入領域123A、及び、チェックボックス123Bを有する。記入領域123Aには、左右方向に延びる複数の罫線が上下方向に等間隔に並んで印刷されている。上端部の2本の罫線の夫々の左上側に、「Title:」「Tags:」の文字が印刷されている。記入領域123Aは、ユーザがメモを筆記するための領域である。チェックボックス123Bは、記入領域123Aの右下に印刷されている。チェックボックス123Bの形状は、矩形状の1重線である。チェックボックス123Bは、記入領域123Aに筆記された線画を確定させるためにユーザが線画を筆記する領域を示す。
なお、読取装置2において使用可能な用紙111は、図3の用紙123に限定されず、他のフォーマットの用紙111であってもよい。チェックボックス123Bの形状及び位置は変更できる。例えばチェックボックス123Bは円形であってもよい。チェックボックス123Bは、記入領域123Aの左上、左下、及び右上の何れかの位置に設けられていてもよい。
用紙123に筆記された線画に基づいて画像ファイルが作成される場合のCPU21の処理の概要について、図3〜図5を参照して説明する。読取装置2のCPU21は、ASIC28A,29Aを制御して複数のループコイルを1つずつ選択する。CPU21は、選択したループコイルに対して電流を流し、次いで停止させる。このとき、ループコイルに所定値以上の誘導電流が発生した場合、誘導電流の発生したループコイルに電子ペン3が近接していることになる。CPU21は、ループコイルに所定値以上の誘導電流が発生したことを、ASIC28A,29Aを介して検出した場合、電子ペン3による筆記動作が行われていると判断する。CPU21は、所定値以上の誘導電流の発生したループコイルの位置を示す座標データを取得する。CPU21は、座標データが取得された時刻を示す時間データを関連付けて、RAM22の第1領域に記憶する。
一方、ループコイルから電子ペン3が離隔している場合、ループコイルに所定値以上の誘導電流は発生しない。従って、CPU21は、全てのループコイルに所定値以上の誘導電流が発生しない場合、電子ペン3による筆記動作が行われていないと判断する。電子ペン3による筆記動作が行われていると判断された時点から、電子ペン3による筆記動作が行われていないと判断されるまでの間にRAM22の第1領域に記憶された複数の座標データ及び複数の時間データは、電子ペン3によって用紙123に筆記された線画を構成する1つの線分の位置を示す。以下、1つの線分の位置を示す複数の座標データ、及び、複数の座標データの夫々に関連付けられた複数の時間データを、総称して線分データという。
なお本実施形態では、電子ペン3によって線分を筆記する動作が行われる場合について説明しているが、電子ペン3によって点を筆記する動作、即ち、電子ペン3を用紙123に一瞬載置させる動作が行われる場合もある。このような場合、RAM22の第1領域には、筆記された点に対応する1つの座標データ及び1つの時間データが線分データとして記憶される場合もある。
CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて、用紙123の記入領域123A、及び、チェックボックス123Bの何れに線画が筆記されたかを判断する。CPU21は、記入領域123Aに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第1領域に記憶された線分データを、RAM22の第2領域に記憶し、RAM22の第1領域をクリアする。ユーザが電子ペン3を用いて記入領域123Aに線分を1つずつ筆記する毎に、RAM22の第2領域に線分データが順に記憶される。
CPU21は、チェックボックス123Bに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含むストロークデータを作成する。ストロークデータには、チェックボックス123Bに線画が筆記されてから、次にチェックボックス123Bに線画が筆記されるまでに取得された少なくとも1つの線分データが含まれる。次に、CPU21は、作成したストロークデータに含まれる少なくとも1つの線分データを1つずつ抽出する。CPU21は、抽出した線分データに対応する複数の座標データによって示される複数の位置の間を、関連付けられた複数の時間データによって示される時刻の順番に直線で結ぶ。CPU21は、線分データ毎に1つずつ得られる線分を結合し、線画として特定する。CPU21は、特定した線画の近傍のみを含む画像の画像ファイルを作成する。画像ファイルは、線画をデシタル画像によって示すデータファイルである。デジタル画像の例として、ベクター画像やラスター画像が挙げられる。画像ファイルとしてJPEGファイル、GIFファイル、PNGファイル、BMPファイルが挙げられる。
具体例を挙げて説明する。図3に示すように、電子ペン3によって、用紙123の記入領域123Aに文字列「ABCDE」(四角形53内)が筆記され、チェックボックス123Bに線画が筆記された場合を例に挙げる。この場合、CPU21は、筆記された文字列「ABCDE」の最も上側、下側、左側、及び右側の夫々の位置を特定する。CPU21は、最も上側の位置を通って左右方向に延びる直線531、最も下側の位置を通って左右方向に延びる直線532、最も左側の位置を通って上下方向に延びる直線533、及び、最も右側の位置を通って上下方向に延びる直線534で囲まれる四角形53を特定する。CPU21は、特定した四角形53で囲まれた領域を示す画像の画像ファイルを作成する。
CPU21は、作成した画像ファイルを、図4に示すテーブル231に格納する。又、CPU21は、格納した画像ファイルに、画像ファイルの作成時に使用したストロークデータ、及び、画像ファイルを作成した作成日時を対応付けて、テーブル231に格納する。
図5(A)を参照し、筆記の手順を説明する。用紙123の記入領域123Aに「文字列ABCDE」が筆記される(図3、四角形541内参照)。この場合、CPU21は、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データを、RAM22の第2領域に記憶する。次いで、チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記される。この場合、CPU21は、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データを含むストロークデータを作成する。CPU21は、作成したストロークデータに基づいて、文字列「ABCDE」を含む四角形541で囲まれた領域を示す画像の画像ファイルを作成する。CPU21は、作成した画像ファイルに、ストロークデータ及び作成日時を対応付け、テーブル231(図4参照)に格納する。以下、テーブル231に対応付けて記憶された画像ファイル、ストロークデータ、及び作成日時の単位を、レコードという。CPU21は、文字列「ABCDE」に対応するレコードをテーブル231に記憶した後、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データを、RAM22の第2領域から削除する。
更に、用紙123の記入領域123Aのうち文字列「ABCDE」が筆記された部分の下側に、文字列「FGHIJ」が筆記される(図3、四角形542内参照)。この場合、CPU21は、文字列「FGHIJ」に対応する複数の線分データを、RAM22の第2領域に記憶する。なお、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データは、RAM22の第2領域から削除されている。従ってRAM22の第2領域には、文字列「FGHIJ」に対応する複数の線分データのみが記憶される。次いで、チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記される。この場合、CPU21は、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データを含むストロークデータを作成する。CPU21は、作成したストロークデータに基づいて、文字列「FGHIJ」を含む四角形542で囲まれた領域を示す画像の画像ファイルを作成する。CPU21は、作成した画像ファイルに、ストロークデータ及び作成日時を対応付け、テーブル231(図4参照)に格納する。以下、図5(A)で示した処理を、保存処理という。
一方、チェックボックス123Bに2つ又は3つのチェックマークが筆記された場合、CPU21は、上記と異なる処理を実行する。以下説明する。はじめに、図5(B)を参照し、チェックボックス123Bに2つのチェックマークが筆記された場合について具体的に説明する。記入領域123Aに「文字列ABCDE」が筆記されてから(図3、四角形551内参照)、チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記され、記入領域123Aに文字列「FGHIJ」が筆記される(図3、四角形552内参照)までのCPU21の処理は、図5(A)の場合と同一であるので、説明を省略する。
次いで、電子ペン3によってチェックボックス123Bに2つのチェックマークが筆記される。この場合、CPU21は、テーブル231のうち作成日時の最も新しいレコードのストロークデータに含まれる複数の線分データを、RAM22の第2領域に記憶する。図5(B)の場合、チェックボックス123Bに2つのチェックマークが筆記される直前に、記入領域123Aに文字列「ABCDE」が筆記されている。従って、文字列「ABCDE」に対応するレコードのストロークデータに含まれる複数の線分データが、RAM22の第2領域に記憶される。チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記されることによってRAM22の第2領域から削除された、文字列「ABCDE」に対応する線分データが、再度、RAM22の第2領域に記憶されることになる。なお、RAM22の第2領域には、文字列「FGHIJ」に対応する複数の線分データが記憶されている。従って、チェックボックス123Bに2つのチェックマークが筆記されたことによって、文字列「ABCDE」「FGHIJ」に対応する複数の線分データがRAM22の第2領域に記憶された状態になる。その後、CPU21は、テーブル231のうち最も新しい作成日時のレコード、即ち、文字列「ABCDE」に対応するレコードを削除する。これによってテーブル231は、チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記される前の状態に戻る。
次いで、CPU21は、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データを含むストロークデータを作成する。CPU21は、作成したストロークデータに基づいて、文字列「ABCDE」「FGHIJ」を含む四角形552で囲まれた領域を示す画像の画像ファイルを作成する。CPU21は、作成した画像ファイルに、文字列「ABCDE」「FGHIJ」に対応するストロークデータ及び作成日時を対応付け、テーブル231に格納する。CPU21は、文字列「ABCDE」「FGHIJ」に対応するレコードをテーブル231に記憶した後、文字列「ABCDE」「FGHIJ」に対応する複数の線分データを、RAM22の第2領域から削除する。以下、図5(B)で示した処理を、追記処理という。
以上のように、CPU21は、チェックボックス123Bに2つのチェックマークが筆記されたことに応じて、文字列「ABCDE」を含む画像の画像ファイルをテーブル231から削除する。文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データは、RAM22の第2領域に再び記憶される。CPU21は、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データに基づいて、ストロークデータ及び画像ファイルを再度作成する。従って、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データがRAM22の第2領域に再び記憶されたときに、RAM22の第2領域に別の文字列「FGHIJ」に対応する複数の線分データが記憶されている場合、CPU21は、文字列「ABCDE」と文字列「FGHIJ」とを含む画像ファイルを新たに作成できる。これによってテーブル231には、文字列「ABCDE」「FGHIJ」を含む画像の画像ファイルが格納される。チェックボックス123Bに2つのチェックマークを筆記することは、一旦画像ファイルが作成された文字列に、別の文字列を追記させ、画像ファイルを新たに作成させるためにユーザが読取装置2に対して行う指示に相当する。
次に、図5(C)を参照し、チェックボックス123Bに3つのチェックマークが筆記された場合について具体的に説明する。記入領域123Aに「文字列ABCDE」が筆記されてから(図3、四角形551内参照)、チェックボックス123Bに1つのチェックマークが筆記されるまでのCPU21の処理は、図5(A)(B)の場合と同一であるので、説明を省略する。次いで、電子ペン3によってチェックボックス123Bに3つのチェックマークが筆記される。この場合、CPU21は、テーブル231のうち作成日時の最も新しいレコードレコード、即ち、文字列「ABCDE」に対応するレコードを削除する。以下、図5(C)で示した処理を、削除処理という。
以上のように、CPU21は、チェックボックス123Bに3つのチェックマークが筆記されたことに応じて、文字列「ABCDE」を含む画像の画像ファイルをテーブル231から削除する。チェックボックス123Bに3つのチェックマークを筆記することは、作成された画像ファイルを削除させるためにユーザが読取装置2に対して行う指示に相当する。
図6から図8を参照し、読取装置2のCPU21によって実行されるメイン処理を説明する。CPU21は、電源がONされた場合に、フラッシュROM23に記憶されたプログラムに基づいて動作することで、メイン処理を開始する。
はじめにCPU21は、次の初期化処理を実行する(S10)。CPU21は、RAM22に記憶されたデータをクリアする。CPUI21は、ASIC28A,29Aの制御を開始する。これによってCPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に電子ペン3を用いて線画が筆記されているか否かを判断できる状態になる。又、CPU21は、電子ペン3を用いて線画が筆記されている状態であると判断した場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを取得できる状態になる。
CPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111のフォーマットを特定する(S11)。具体的には、CPU21は次のようにしてフォーマットを特定する。CPU21は、用紙111のフォーマットが特定されていないことをユーザに通知するために、赤色のLED5を点灯させる。ユーザは、用紙111の隅に印刷された図示外の複数のキャリブレーションマークの位置に、用紙111のフォーマットに対応する順番で電子ペン3によって線画を筆記する。CPU21は、線画が筆記された位置を示す複数の座標データを順番に取得し、線画が筆記された位置、及び、線画が筆記された順番を特定する。CPU21は、特定した位置及び順番に対応する用紙111のフォーマットを特定する。
CPU21は、特定された用紙111のフォーマットを示すフォーマット情報をRAM22に記憶する(S11)。CPU21は、用紙111のフォーマットが特定されたことをユーザに通知するために、緑色のLED5を点灯させる。以下、用紙123(図3参照)が読取装置2に装着され、用紙123のフォーマットが特定された場合を例に挙げて具体的に説明する。
CPU21は、特定したフォーマットに対応する情報であって、用紙123の記入領域123A及びチェックボックス123Bの夫々の位置を特定することが可能なデータ(以下、レイアウトデータという。)を、フラッシュROM23から読み出してRAM22に記憶する(S12)。CPU21は、用紙123が装着される領域、即ち読取装置2の前面のうち、チェックボックス123Bに対応する領域を、S12でRAM22に記憶したレイアウトデータに基づいて特定する。以下、チェックボックス123Bを構成する矩形状の領域に対応する読取装置2の前面の領域を、チェック領域という。次いで、CPU21は、RAM22に記憶されたフラグ(第1フラグ及び第2フラグ)及び変数(変数N)に0を記憶して初期化する(S13)。
CPU21は、入力部25に対する入力操作を検出したか判断する(S15)。CPU21は、入力部25に対する入力操作を検出したと判断した場合(S15:YES)、検出した入力操作に対応する処理の内容を特定する。処理の内容の具体例は、異常発生時のリスタート処理、用紙111のフォーマットを再度特定する処理等である。CPU21は、特定した処理の内容に基づいて処理を実行する(S17)。CPU21は、処理をS15に戻す。
CPU21は、入力部25に対する入力操作を検出しないと判断した場合(S15:NO)、センサ基板7L、7Rに配列された複数のループコイルの1つを順番に選択する(S19)。CPU21は、ASIC28A,29Aを制御して、選択したループコイルに特定の周波数の電流を流す。これによって、ループコイルから磁界が発生される。次に、CPU21はASIC28A,29Aを制御して、選択したループコイルからの磁界の発生を停止させる。なお既述のように、CPU21は、ループコイルからの磁界の発生を停止させた後、選択されたループコイルに流れる所定値以上の誘導電流を検出した場合、電子ペン3による筆記動作が行われていると判断する。この場合、CPU21は、誘導電流の発生したループコイルの位置を示す座標データを取得可能となる。一方、CPU21は、選択されたループコイルに所定値以上の誘導電流が流れない場合、電子ペン3による筆記動作が行われていないと判断し、座標データを取得しない。
CPU21は、第1フラグに「1」が記憶されているかを判断する(S21)。なお後述するように、電子ペン3による筆記動作が行われていると判断された場合、筆記動作中であることを示す「1」が第1フラグに記憶され(S25参照)、電子ペン3による筆記動作が行われていないと判断された場合、筆記動作中でないことを示す「0」が第1フラグに記憶される(S31参照)。なお、S13の処理によって第1フラグを初期化した直後の状態では、第1フラグに「0」が記憶されている(S21:NO)。この場合、CPU21は処理をS23に進める。
CPU21は、電子ペン3による筆記動作が行われているかを、ループコイルに流れる誘導電流が所定値以上であるかによって判断する(S23)。CPU21は、筆記動作がお行われていると判断した場合(S23:YES)、第1フラグに「1」を記憶する(S25)。CPU21は座標データを取得する(S28)。CPU21は、座標データを取得した時刻を示す時間データを取得する(S28)。CPU21は、座標データ及び時間データを関連付け、RAM22の第1領域に記憶する(S29)。CPU21は処理をS36に進める。一方、CPU21は、ループコイルに流れる誘導電流が所定値未満である場合、電子ペン3による筆記動作が行われていないと判断し(S23:NO)、処理をS36に進める。
CPU21は、後述するS86(図8参照)の処理によって時間の監視を開始している場合、S86の処理が実行されてからの経過時間が所定時間以上経過したか判断する(S36)。経過時間は、チェックボックス123Bに1つの線分が最後に筆記されてから経過した時間を示す。CPU21は、所定時間以上経過していないと判断した場合(S36:NO)、処理をS37に進める。
CPU21は、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを、無線通信部24を介して受信したか判断する(S37)。CPU21は、データ要求コマンドを受信していないと判断した場合(S37:NO)、処理をS19に戻す。
CPU21は、次のループコイルを選択する(S19)。S23の処理によって、電子ペン3による筆記動作が行われていると判断されている場合(S23:YES参照)、CPU21は、第1フラグに「1」が記憶されていると判断する(S21:YES)。この場合、CPU21は、電子ペン3による筆記動作が継続中であるかを、ループコイルに流れる誘導電流が所定値以上であるかによって判断する(S27)。CPU21は、筆記動作が継続中であると判断した場合(S27:YES)、座標データを取得し(S28)、座標データ及び時間データを関連付けてRAM22の第1領域に記憶する(S29)。一方、CPU21は、ループコイルに流れる誘導電流が所定値未満である場合、電子ペン3による筆記動作が終了したと判断する(S27:NO)。この場合、CPU21は第1フラグに「0」を記憶する(S31)。
上記のように、第1フラグに「1」が記憶されている間、S29の処理によって座標データ及び時間データがRAM22の第1領域に繰り返し記憶される。これによって、RAM22の第1領域には、電子ペン3による筆記動作が開始されてから終了するまでに筆記された1つの線分に対応する複数の座標データ及び複数の時間データ、即ち線分データが記憶された状態になる。
CPU21は、筆記動作が終了した場合、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて、保存処理(図5(A))、追記処理(図5(B))、及び削除処理(図5(C))の何れを実行するかを選択する処理(選択処理、図8参照)を実行する(S33)。
図8を参照し、選択処理を説明する。CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データに対応する1つの線分が、チェックボックス123Bに筆記されたかを判断する(S81)。具体的には、CPU21は、線分データのうち複数の座標データの少なくとも1つが、チェック領域内の何れかの位置を示している場合、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われたと判断する(S81:YES)。一方、CPU21は、複数の座標データの全てが、チェック領域外の位置を示している場合、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていないと判断する(S81:NO)。
CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていないと判断した場合(S81:NO)、記入領域123Aに1つの線分を筆記する動作が行われたと判断する。CPU21は、変数Nの値が「0」又は「3」よりも大きいか判断する(S87)。なお、S13(図6参照)の処理によって変数Nを初期化した後、S83(後述)の処理によって変数Nが更新されていない状態では、変数Nに「0」が記憶されている(S21:YES)。この場合、CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データを、RAM22の第2領域に記憶する(S89)。CPU21は、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れも実行しないことを示す「0」を第2フラグに記憶する(S93)。CPU21は、変数Nに「0」を記憶する(S105)。CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除する(S91)。CPU21は選択処理を終了させ、処理をメイン処理(図7参照)に戻す。
一方、CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていると判断した場合(S81:YES)、変数Nに「1」を加算する(S83)。CPU21は、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れも実行しないことを示す「0」を第2フラグに記憶する(S85)。ここで、チェックボックス123Bに1つの線分が筆記されているにも関わらず第2フラグに「0」を記憶する理由は、チェックボックス123Bに2つ以上の線分が後から筆記される可能性があるためである。CPU21は、経過時間の計測を開始する(S86)。計測される経過時間は、チェックボックス123Bに1つの線分が最後に筆記されてから経過した時間を示し、S36(図6参照)の処理によって所定時間以上経過したかが判断される。CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除する(S91)。CPU21は選択処理を終了させ、処理をメイン処理(図7参照)に戻す。
図6に示すように、選択処理(S33)の終了後、CPU21は、第2フラグに「1」〜「3」の何れかが記憶されているかを判断する(S35)。この場合、第2フラグに「0」が記憶されているので、CPU21は、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れも実行しないと判断する(S35:NO)。CPU21は処理をS36に進める。
上記のように、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われ、変数Nに1が記憶された後、筆記動作が所定時間以上行われない場合を例に挙げる。CPU21は、S36の処理によって、S86(図8参照)の処理が実行されてから所定時間以上経過したと判断する(S36:YES)。CPU21は処理をS33に進め、選択処理(図8参照)を実行する。図8に示すように、筆記動作は行われていないので、RAM22の第1領域に線分データは記憶されていない。このためCPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていないと判断する(S81:NO)。変数Nは「0」でなく且つ「3」よりも大きくなく(S87:NO)、「1」であるので(S95:YES)、CPU21は、保存処理を実行することを示す「1」を第2フラグに記憶する(S97)。CPU21は、変数Nに「0」を記憶し(S105)、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除して(S91)、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
又、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が2回連続して行われた後、筆記動作が所定時間以上行われない場合を例に挙げる。この場合、CPU21は、変数Nに「1」を2回加算して「2」を記憶する(S83)。CPU21は、S36の処理によって、S86(図8参照)の処理が実行されてから所定時間以上経過したと判断する(S36:YES)。CPU21は処理をS33に進め、選択処理(図8参照)を実行する。図8に示すように、CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていないと判断する(S81:NO)。変数Nは「0」でなく且つ「3」よりも大きくなく(S87:NO)、「2」であるので(S95:NO、S99:YES)、CPU21は、追記処理を実行することを示す「2」を第2フラグに記憶する(S101)。CPU21は、変数Nに「0」を記憶し(S105)、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除して(S91)、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
又、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が3回連続して行われた後、筆記動作が所定時間以上行われない場合を例に挙げる。この場合、CPU21は、変数Nに「1」を3回加算して「3」を記憶する(S83)。CPU21は、S36の処理によって、S86(図8参照)の処理が実行されてから所定時間以上経過したと判断する(S36:YES)。CPU21は処理をS33に進め、選択処理(図8参照)を実行する。図8に示すように、CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われていないと判断する(S81:NO)。変数Nは「0」でなく且つ「3」よりも大きくなく(S87:NO)、「3」であるので(S99:NO)、CPU21は、削除処理を実行することを示す「3」を第2フラグに記憶する(S103)。CPU21は、変数Nに「0」を記憶し(S105)、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除して(S91)、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。
図6に示すように、選択処理(S33)の終了後、CPU21は、第2フラグに「1」〜「3」の何れかが記憶されていると判断する(S35:YES)。図7に示すように、CPU21は、第2フラグの値に応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを実行する。
CPU21は、第2フラグに「1」が記憶されているかを判断する(S51)。CPU21は、第2フラグに「1」が記憶されていると判断した場合(S51:YES)、以下のように保存処理を実行する。CPU21は、少なくとも1つの線分データがRAM22の第2領域に記憶されているかを判断する(S53)。CPU21は、RAM22の第2領域に線分データが記憶されていないと判断した場合(S53:NO)、処理をS36(図6参照)に戻す。一方、CPU21は、少なくとも1つの線分データがRAM22の第2領域に記憶されていると判断した場合(S53:YES)、少なくとも1つの線分データを含むストロークデータを作成する。CPU21は、作成したストロークデータに含まれる少なくとも1つの線分データによって示される線画を示す画像の画像ファイルを作成する(S65)。CPU21は、作成した画像ファイルを作成した日時を特定する。CPU21は、作成した画像ファイル、画像ファイルを作成するときに使用したストロークデータ、及び、特定した作成日時を対応付けて、テーブル231に記憶する(S67)。CPU21は、作成したストロークデータに含まれる少なくとも1つの線分データを、RAM22の第2領域から削除する(S69)。CPU21は処理をS36(図6参照)に戻す。
例えば、図5(A)に示すように、用紙123の記入領域123Aに文字列「ABCDE」が筆記された後、チェックボックス123Bに1つのチェックマークを筆記する動作が行われた場合、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データを含むストロークデータが作成される。又、作成されたストロークデータに基づいて、文字列「ABCDE」を示す画像の画像ファイルが作成される(S65)。作成された画像ファイルを含むレコードは、テーブル231に記憶される(S67)。レコードがテーブル231に記憶された後、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データは、RAM22の第2領域から削除される(S69)。
CPU21は、第2フラグに「2」が記憶されていると判断した場合(S51:NO、S55:YES)、以下のように追記処理を実行する。CPU21は、少なくとも1つのレコードがテーブル231に記憶されているかを判断する(S57)。CPU21は、レコードがテーブル231に記憶されていないと判断した場合(S57:NO)、処理をS36(図6参照)に戻す。CUP21は、少なくとも1つのレコードがテーブル231に記憶されていると判断した場合(S57:YES)、テーブル231に記憶された少なくとも1つのレコードのうち、作成日時の最も新しいレコードを取得する(S59)。CPU21は、取得したレコードのストロークデータに含まれている少なくとも1つの線分データを取得し、RAM22の第2領域に記憶する(S61)。CPU21は、S59で取得したレコードを、テーブル231から削除する(S63)。CPU21は処理をS65に進める。
例えば、図5(B)に示すように、用紙123の記入領域123Aに文字列「ABCDE」が筆記され、チェックボックス123Bに1つのチェックマークを筆記する動作が行われた場合、文字列「ABCDE」を示す画像の画像ファイルを含むレコードがテーブル231に記憶され(S67)、文字列「ABCDE」に対応する複数の線分データがRAM22の第2領域から削除される(S69)。次いで、用紙123の記入領域123Aに文字列「FGHIJ」が筆記された場合、文字列「FGHIJ」に対応する複数の線分データが取得され、RAM22の第2領域に記憶される(S89)。次いで、チェックボックス123Bに2つの線分を筆記する動作が行われた場合(S55:YES)、文字列「ABCDE」に対応するレコードが取得される(S59)。取得されたレコードのストロークデータに含まれる複数の線分データは、RAM22の第2領域に記憶される(S61)。RAM22の第2領域には、文字列「ABCDE」「FGHIJ」に対応する複数の線分データが記憶された状態になる。次いで、RAM22の第2領域に記憶された複数の線分データに基づいて画像ファイルが作成される(S65)。作成された画像ファイルの画像には、文字列「ABCDE」「FGHIJ」が含まれる。
CPU21は、第2フラグに「3」が記憶されていると判断した場合(S55:NO)、以下のように削除処理を実行する。CPU21は、少なくとも1つのレコードがテーブル231に記憶されているかを判断する(S71)。CPU21は、レコードがテーブル231に記憶されていないと判断した場合(S71:NO)、処理をS36(図6参照)に戻す。CUP21は、少なくとも1つのレコードがテーブル231に記憶されていると判断した場合(S71:YES)、テーブル231に記憶された少なくとも1つのレコードのうち、作成日時の最も新しいレコードを削除する(S73)。CPU21は処理をS36(図6参照)に戻す。
例えば、図5(C)に示すように、用紙123の記入領域123Aに文字列「ABCDE」が筆記され、チェックボックス123Bに1つのチェックマークを筆記する動作が行われた場合、文字列「ABCDE」を示す画像の画像ファイルを含むレコードがテーブル231に記憶される(S67)。次いでチェックボックス123Bに3つのチェックマークを筆記する動作が行われた場合、文字列「ABCDE」に対応するレコードは、テーブル231から削除される(S73)。
図6に示すように、CPU21は、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを、無線通信部24を介して受信したと判断した場合(S37:YES)、テーブル231に記憶した画像ファイルを、無線通信部24を介してスマートフォン19に無線送信する(S39)。CPU21は処理をS19に戻す。
なお、スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から画像ファイルを取得するための操作がタッチパネル191を介して行われた場合、無線通信部44を介して読取装置2との間で近距離無線通信を実行し、読取装置2に対してデータ要求コマンドを送信する。読取装置2のフラッシュROM23のテーブル231に格納された画像ファイルは、読取装置2からスマートフォン19に無線送信される。CPU41は、読取装置2から無線送信された画像ファイルを受信し、フラッシュROM43に記憶する。CPU41は、フラッシュROM43に記憶した画像ファイルに基づいて、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画と同一形状の線画を含む画像をディスプレイ192に表示させる。なお、読取装置2からスマートフォン19に対して画像ファイルが送信される場合の通信は、無線通信に限定されず有線通信であってもよい。
以上説明したように、読取装置2のCPU21は、紙媒体100の用紙123のチェックボックス123Bに線画が筆記された場合に取得される線画データに基づいて、保存処理(図5(A))、追記処理(図5(B))、及び削除処理(図5(C))の何れかを選択して実行する。従って、夫々の処理に対応する複数のチェックボックスが用紙111に設けられていない場合でも、ユーザによって選択された処理を適切に判断して実行できる。このように、ユーザが選択可能な処理の数よりも少ない数のチェックボックスが用紙111に設けられた場合でも、CPU21は、ユーザが選択した処理を判断して実行できる。用紙111に印刷されるチェックボックスの数が少ない場合、残りのスペースを記入領域とすることができるので、記入領域を広くできる。このため、CPU21は、用紙111に印刷されるチェックボックスの数が多くなるに従って記入領域が狭くなることを抑制できる。
CPU21は、チェックボックス123Bに筆記された線画の数に応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する。従ってユーザは、チェックボックス123Bに筆記する線画の数を調整することによって、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れを読取装置2に実行させるかを容易に指示できる。
又、上記の選択処理(図8参照)において、チェックボックス123Bに線画が筆記されていないと判断された場合(S81:NO)、変数Nの値に応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかが選択される。従って例えば、チェックボックス123Bに1〜3つの何れかの数の線画が筆記され、選択処理(図8参照)において変数Nが更新された(S83)後、記入領域123Aに線画が筆記された場合(S81:NO)、変数Nの値に応じて何れかの処理が選択される。従ってCPU21は、チェックボックス123Bに筆記された線画の数を迅速に特定し、対応する処理を判断して実行できる。
なお、選択処理は、チェックボックス123Bに線画が最後に筆記されてからの経過時間が所定時間以上となった場合も実行される(S36:YES)。従って、例えば、チェックボックス123Bに1〜3つの何れかの数の線画が筆記され、判断手段(図8参照)において変数Nが更新された(S83)後、筆記動作が所定時間以上行われない場合にも、変数Nの値に応じて何れかの処理が選択される。従ってCPU21は、チェックボックス123Bに筆記された線画の数を適切に特定し、対応する処理を判断して実行できる。
なお本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記実施形態における追記処理では、テーブル231のうち最も新しい作成日時のレコードのストロークデータに含まれる線画データと、新たに筆記された線画の線画データとに基づいて、新たなストロークデータ及び画像ファイルが作成された。これに対して、CPU21は、新たに作成する画像ファイルの基になるストロークデータに含める座標データを、テーブル231に記憶された任意のレコードのストロークデータから取得してもよい。又、例えばCPU21は、ユーザによって選択された画像ファイルに対応するストロークデータに含まれている座標データを抽出し、新たに作成するストロークデータに含めて画像ファイルを作成してもよい。
上記実施形態において、用紙123に印刷されたチェックボックス123Bは1つであったが、例えば、2つのチェックボックスが用紙123に印刷されていてもよい。例えばCPU21は、一方のチェックボックスに線画が筆記された場合に保存処理を実行し、他方のチェックボックスに線画が筆記された場合に追記処理を実行し、両方のチェックボックスに線画が筆記された場合に削除処理を実行してもよい。
本発明は、上記実施形態における選択処理(図8参照)とは別の方法で、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択してもよい。以下、選択処理の変形例(第1変形例及び第2変形例)を説明する。変形例における選択処理は、メイン処理(図6参照)のS33の処理によって呼び出される。変形例における選択処理が実行される場合、メイン処理S36の処理は実行されない。S36の処理を除くメイン処理の各処理は、上記実施形態と同一である。以下、図8に示す選択処理と同一の処理については、同一符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
<第1変形例>
CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われたかを、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて判断する(S81)。CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われたと判断した場合(S81:YES)、線分データに対応する1つの線分の筆記が開始されてから終了されるまでの継続時間tを算出する(S111)。具体的には、CPU21は、線分データに対応する複数の時間データよって示される複数の時刻のうち、最も早い時刻と最も遅い時刻とを特定する。CPU21は、最も早い時刻から最も遅い時刻までの時間を、1つの線分の筆記が開始されてから終了されるまでの継続時間tとして算出する。
CPU21は、継続時間tが1秒よりも小さいか判断する(S115)。CPU21は、継続時間tが1秒よりも小さいと判断した場合(S115:YES)、保存処理を実行することを示す「1」を第2フラグに記憶する(S97)。CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除して(S91)、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。又、CPU21は、継続時間tが1秒以上であると判断した場合(S115:NO)、継続時間tが2秒よりも小さいか判断する(S119)。CPU21は、継続時間tが2秒よりも小さいと判断した場合(S119:YES)、追記処理を実行することを示す「2」を第2フラグに記憶する(S101)。CPU21は、処理をS91に進める。又、CPU21は、継続時間tが2秒以上であると判断した場合(S119:NO)、削除処理を実行することを示す「3」を第2フラグに記憶する(S103)。CPU21は、処理をS91に進める。
以上のように、第1変形例において、CPU21は、チェックボックス123Bに電子ペン3で筆記される場合の継続時間tに応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する。継続時間tは、チェックボックス123Bに少なくとも一部が重なる線分の筆記が開始されてから終了されるまでの時間である。例えばユーザは、チェックボックス123Bに線分を素早く筆記することによって、読取装置2に保存処理を実行させ、線分をゆっくり筆記することによって、読取装置2に削除処理を実行させることができる。従ってユーザは、読取装置2に実行させる処理を、線分を筆記するときの時間に応じて容易に切り替えることができる。
上記実施形態において、ユーザは、チェックボックス123B内の1点に電子ペン3の芯体31を押し当ててもよい。又、ユーザは、電子ペン3の芯体31を押し当てる時間を、読取装置2に実行させる処理に応じて変化させてもよい。この場合でも、CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データに対応する複数の時間データに基づいて、時間tを算出し、対応する処理を選択できる。
上記実施形態において、CPU21は、実行する処理を選択処理によって選択する迄の間、LED5を1秒間隔で点滅させてもよい。ユーザは、点滅するLED5を見ながら電子ペン3によって筆記動作を行うことによって、所望の処理を読取装置2に実行させるための筆記時間を、1秒未満(保存処理)、1秒以上2秒未満(追記処理)、及び2秒以上(削除処理)に容易に調整できる。
<第2変形例>
CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われたかを、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて判断する(S81)。CPU21は、チェックボックス123Bに1つの線分を筆記する動作が行われたと判断した場合(S81:YES)、線分データに対応する複数の座標データの夫々が時間経過に伴って移動する方向を特定する(S133)。以下、複数の座標データの夫々が時間経過に伴って移動する方向を、移動方向という。移動方向は、言い換えれば、電子ペン3によって線分が筆記された場合の電子ペン3の移動する方向を示す。
移動方向は、次のようにして特定される。CPU21は、線分データに対応する複数の座標データのうち、最も早い時刻を示す時間データに関連付けられている座標データと、最も遅い時刻を示す時間データに関連付けられている座標データとを特定する。以下、最も早い時刻を示す時間データに関連付けられている座標データによって示される位置を第1位置といい、最も遅い時刻を示す時間データに関連付けられている座標データによって示される位置を第2位置という。CPU21は、第1位置と第2位置との間の左右方向の長さが所定値以上であり、且つ、第1位置よりも右側に第2位置が配置される場合、移動方向を右方向に特定する。CPU21は、第1位置と第2位置との間の左右方向の長さが所定値以上であり、且つ、第1位置よりも左側に第2位置が配置される場合、移動方向を左方向に特定する。CPU21は、第1位置と第2位置との間の上下方向の長さが所定値以上であり、且つ、第1位置よりも下側に第2位置が配置される場合、移動方向を下方向に特定する。
CPU21は、移動方向が右方向であるか判断する(S135)。CPU21は、移動方向が右方向であると判断した場合(S135:YES)、保存処理を実行することを示す「1」を第2フラグに記憶する(S97)。CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データを削除して(S91)、処理をメイン処理(図6参照)に戻す。又、CPU21は、移動方向が右方向でないと判断した場合(S135:NO)、移動方向が左方向であるかを判断する(S139)。CPU21は、移動方向が左方向であると判断した場合(S139:YES)、追記処理を実行することを示す「2」を第2フラグに記憶する(S101)。CPU21は、処理をS91に進める。又、CPU21は、移動方向が左方向でないと判断した場合(S139:NO)、移動方向が下方向であるかを判断する(S141)。CPU21は、移動方向が下方向であると判断した場合(S141:YES)、削除処理を実行することを示す「3」を第2フラグに記憶する(S103)。CPU21は処理をS91に進める。CPU21は、移動方向が下方向でないと判断した場合(S141:NO)、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れも実行しないことを示す「0」を第2フラグに記憶する(S143)。CPU21は、処理をS91に進める。
以上のように、第2変形例において、CPU21は、移動方向に応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する。移動方向は、ユーザが線分を筆記するために電子ペン3を移動させる場合の方向である。この場合、ユーザは、チェックボックスに筆記する線分の筆記方法に応じて、読取装置2に実行させる処理を切り替えることができる。
その他の変形例について、以下に説明する。上記のメイン処理の一部は、スマートフォン19のCPU41によって実行されてもよい。例えば、上記実施形態では、読取装置2のCPU21によって画像ファイルが作成され、スマートフォン19からの要求に応じて、作成された画像ファイルがスマートフォン19に送信された。これに対し、画像ファイルは、スマートフォン19のCPU41によって作成されてもよい。例えばCPU21は、S65の処理において、画像ファイルを作成せずストロークデータのみ作成し、テーブル231に記憶してもよい(S67)。CPU21は、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを受信した場合(S37:YES)、S39の処理によって、テーブル231に記憶したストロークデータをスマートフォン19に送信してもよい。スマートフォン19のCPU41は、読取装置2からストロークデータを受信した場合、受信したストロークデータに基づいて画像ファイルを作成してもよい。CPU41は、作成した画像ファイルに基づいて、電子ペン3によって用紙123に筆記された線画と同一形状の線画を含む画像をディスプレイ192に表示させてもよい。
チェックボックス123Bに筆記される線画の数、継続時間、及び移動方向と、実行される処理の種別との関係は、上記実施形態に限定されない。又、例えばCPU21は、チェックボックス123Bに筆記される線画の形状に応じて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択して実行してもよい。
なお、電子ペン3は本発明の「筆記具」の一例である。センサ基板7L、7R、ASIC28A、29Aは本発明の「検出部」の一例である。S28の処理を行うCPU21は本発明の「取得手段」の一例である。S81の処理を行うCPU21は本発明の「第1判断手段」の一例である。S89の処理を行うCPU21は本発明の「記憶手段」の一例である。RAM22は本発明の「第1記憶部」の一例である。S95、S99、S115、S119、S135、S139、S141の処理を行うCPU21は本発明の「選択手段」の一例である。S65、S67の処理を行うCPU21は本発明の「保存手段」「追記手段」の一例である。S73の処理を行うCPU21は本発明の「削除手段」の一例である。S83の処理を行うCPU21は本発明の「第1算出手段」の一例である。S111の処理を行うCPU21は本発明の「第2算出手段」の一例である。S133の処理を行うCPU21は本発明の「特定手段」の一例である。
1 手書入力システム
2 読取装置
2L 左読取装置
2R 右読取装置
19 スマートフォン
21 CPU
22 RAM
23 フラッシュROM
28A ASIC
29A ASIC
32 コイル
33 コンデンサ
35 コンデンサ
37 スイッチ
38 共振回路
38A 第1共振回路
38B 第2共振回路
41 CPU
123 用紙
123A 記入領域
123B チェックボックス

Claims (7)

  1. 紙媒体が載置される所定領域の何れかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された位置を特定可能な座標データと、前記検出部によって位置が検出された時刻を特定可能な時間データとを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記座標データによって特定される位置と、前記所定領域のうち前記紙媒体の種別に応じて決定される少なくとも1つの領域であるチェック領域の何れかの位置とが一致するか判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって一致しないと判断された場合、前記座標データと前記時間データとを第1記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記第1判断手段によって一致すると判断された場合の前記座標データ及び前記時間データの少なくとも何れかに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって前記保存処理が選択された場合、前記第1記憶部に記憶された前記座標データによって示される点又は線画の第1画像ファイルを作成し、第2記憶部に前記第1画像ファイルを記憶する保存手段と、
    前記選択手段によって前記追記処理が選択された場合、前記保存手段によって前記第2記憶部に記憶された前記第1画像ファイルに対応する前記座標データによって示される点又は線画と、前記記憶手段によって前記第1記憶部に記憶された前記座標データによって示される点又は線画とを含む第2画像ファイルを作成し、前記第1画像ファイルとして前記第2記憶部に記憶する追記手段と、
    前記選択手段によって前記削除処理が選択された場合、前記第2記憶部から前記第1画像ファイルを削除する削除手段と
    を備えたことを特徴とする筆記データ処理装置。
  2. 前記第1判断手段は、
    前記取得手段によって取得された前記座標データと1つの前記チェック領域の何れかの位置とが一致するかを判断することを特徴とする請求項1に記載の筆記データ処理装置。
  3. 少なくとも1つの前記座標データ及び少なくとも1つの前記時間データに基づいて、前記所定領域に近接した状態で移動する前記筆記具の位置の軌跡を示す少なくとも1つの点又は線画の数を算出する第1算出手段を備え、
    前記選択手段は、
    前記第1算出手段によって算出された前記数に応じて、前記保存処理、前記追記処理、及び前記削除処理の何れかを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記データ処理装置。
  4. 前記時間データに基づいて、前記筆記具が前記所定領域に近接した状態の継続時間を算出する第2算出手段を備え、
    前記選択手段は、
    前記第2算出手段によって算出された前記継続時間に応じて、前記保存処理、前記追記処理、及び前記削除処理の何れかを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記データ処理装置。
  5. 前記座標データ及び前記時間データに基づいて、前記所定領域に近接した状態で移動する前記筆記具の移動方向を特定する特定手段を備え、
    前記選択手段は、
    前記特定手段によって特定された前記移動方向に応じて、前記保存処理、前記追記処理、及び前記削除処理の何れかを選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の筆記データ処理装置。
  6. 前記選択手段は、
    前記取得手段によって取得された前記座標データのうち、前記チェック領域の何れかの位置と一致する前記座標データが取得されてから、前記チェック領域の何れの位置とも一致しない前記座標データが取得されるまでの間に取得された前記座標データに基づいて、前記保存処理、前記追記処理、及び前記削除処理の何れかを選択することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の筆記データ処理装置。
  7. 紙媒体が載置される所定領域の何れかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、
    前記検出部によって検出された位置を特定可能な座標データと、前記検出部によって位置が検出された時刻を特定可能な時間データとを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された座標データによって特定される位置と、前記所定領域のうち前記紙媒体の種別に応じて決定される少なくとも1つの領域であるチェック領域の何れかの位置とが一致するか判断する第1判断手段と、
    前記第1判断手段によって一致しないと判断された場合、前記座標データと前記時間データとを第1記憶部に記憶する記憶手段と、
    前記第1判断手段によって一致すると判断された場合、前記座標データ及び前記時間データの少なくとも何れかに基づいて、保存処理、追記処理、及び削除処理の何れかを選択する選択手段と、
    前記選択手段によって前記保存処理が選択された場合、前記第1記憶部に記憶された前記座標データに基づいて第1ストロークデータを作成し、第2記憶部に記憶する保存手段と、
    前記選択手段によって前記追記処理が選択された場合、前記保存手段によって前記第2記憶部に記憶された前記第1ストロークデータに対応する前記座標データと、前記記憶手段によって前記第1記憶部に記憶された前記座標データとに基づいて第2ストロークデータを作成し、前記第1ストロークデータとして前記第2記憶部に記憶する追記手段と、
    前記選択手段によって前記削除処理が選択された場合、前記第2記憶部から前記第1ストロークデータを削除する削除手段と
    を備えたことを特徴とする筆記データ処理装置。
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