JP2015194920A - 筆記データ処理装置および紙媒体 - Google Patents
筆記データ処理装置および紙媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015194920A JP2015194920A JP2014072646A JP2014072646A JP2015194920A JP 2015194920 A JP2015194920 A JP 2015194920A JP 2014072646 A JP2014072646 A JP 2014072646A JP 2014072646 A JP2014072646 A JP 2014072646A JP 2015194920 A JP2015194920 A JP 2015194920A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- area
- line drawing
- stroke
- cpu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
【課題】ユーザが自由に筆記するための領域が十分に確保された紙媒体を用いることの可能な筆記データ処理装置およびその紙媒体を提供する。【解決手段】読取装置のCPUは、読取装置に近接した電子ペンの位置を示す座標データを含むストロークデータを取得する。CPUは、座標データが記入領域を示す場合(S32:NO)、記入領域の線分データをRAMに記憶する(S35)。CPUは、座標データがアクション領域を示す場合(S32:YES)、アクション領域の線分データをRAMに記憶する(S33)。CPUは、座標データがチェック領域を示す場合(S25:YES)、RAMに記憶された座標データに基づいてストロークデータを作成、保存する(S26)。CPUは、アクション実行処理において、所定の第一条件を満たすストロークデータの個数を計数し、計数された個数に対応する処理データを特定する。【選択図】図5
Description
本発明は、紙媒体に筆記する動作に基づき、筆記具の移動の軌跡を電子化する筆記データ処理装置および紙媒体に関する。
従来、台座上に載置された紙媒体に筆記具で筆記する場合の筆記具の動作に基づいて、筆記具の移動の軌跡を筆跡として電子化することが可能な筆記データ処理装置が知られている。特許文献1は、紙媒体に印刷された複数の選択ボックスのいずれかにチェックマークの記入がされた場合、対応する送信先を指定して筆記データを送信する筆記データ処理システムを開示する(特許文献1参照)。
上記システムに用いられる紙媒体には、筆記データの送信先の数に対応する複数の選択ボックスが設けられる。例えば、指定する送信先を多くしたり、送信先の指定以外の処理を実行させたりする場合、各々に対応する選択ボックスの数を多くする必要がある。したがって、紙媒体に設けられる選択ボックスの数は多くなる。この場合、選択ボックスの数が多くなるにつれて紙媒体上の領域が複数の選択ボックスによって占有され、ユーザが自由に筆記するための領域が狭くなるという問題がある。
本発明は、ユーザが自由に筆記するための領域が十分に確保された紙媒体を用いることの可能な筆記データ処理装置およびその紙媒体を提供することを目的とする。
本発明の第一態様に係る筆記データ処理装置は、紙媒体が載置される載置部のいずれかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、前記検出部によって検出された位置を示す座標データに基づいて、前記筆記具によって前記紙媒体に筆記された一単位の線画の位置を示す複数の前記座標データを含む少なくとも一つのストロークデータを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された一つの前記ストロークデータに含まれる前記座標データが、前記載置部に設けられた複数の領域のいずれの位置を示すかを判断する領域判断手段と、前記領域判断手段によって前記座標データが第一領域の位置を示すと判断された場合、前記取得手段によって取得された前記ストロークデータを記憶するストローク記憶手段と、前記領域判断手段によって前記座標データが、前記第一領域とは異なる位置を示し、且つ、前記第一領域よりも狭い領域である第二領域の位置を示すと判断された場合、前記第二領域の位置を示す前記座標データを含む前記ストロークデータのうち、所定の第一条件を満たす少なくとも一つの第一ストロークデータの数を示す第一個数を計数する第一計数手段と、前記第一個数に対応して、前記ストローク記憶手段によって記憶された前記ストロークデータに関連する所定の処理が関連付けられた対応データを記憶する対応データ記憶手段と、前記対応データ記憶手段によって記憶される前記対応データを参照して、前記第一計数手段によって計数された前記第一個数に関連付けられた前記所定の処理を特定する特定手段とを備える。
本発明の第一態様に係る筆記データ処理装置は、検出部によって検出された載置部に近接した筆記具によって紙媒体に筆記された線画の位置を示す複数の座標データを含むストロークデータを取得する。取得されたストロークデータが第一領域の位置を示す座標データを含む場合、取得されたストロークデータが記憶される。取得されたストロークデータが第二領域の位置を示す座標データを含む場合、第二領域の位置を示す座標データを含む所定の第一ストロークデータの数を示す第一個数が計数される。第二領域は、第一領域とは異なる位置に設けられ、且つ、第一領域よりも狭い領域である。筆記データ処理装置は、計数された第一個数に基づいて、ストロークデータに基づく所定の処理を特定する。このため、第一態様に係る筆記データ処理装置は、ストロークデータに基づく所定の処理を、第一領域よりも狭い第二領域における第一個数に基づいて特定することができる。したがって、第一態様に係る筆記データ処理装置は、ユーザが自由に筆記するための領域が確保された紙媒体を用いることができる。
本発明の第二態様に係る紙媒体は、紙面に設けられ、筆記具を用いて情報を示す線画を筆記するための領域である第一領域と、前記紙面において前記第一領域とは異なる位置に設けられ、且つ、前記第一領域よりも狭い領域であって、前記第一領域に筆記されている線画に基づく所定の処理を特定するための線画を複数筆記可能な領域である第二領域と、前記紙面において、前記第二領域の外周に設けられ、線画の筆記を禁止する第三領域とを備えた用紙を備え、前記用紙の一つの辺は固定されており、前記一つの辺に前記第二領域が近接して配置されるほど、前記第三領域を狭く設けることを特徴とする。
本発明の第二態様に係る紙媒体は、一つの辺が固定された用紙を備える。固定された一つの辺に第二領域が近接するほど、第二領域の外周に設けられ、線画の筆記を禁止する第三領域を狭くすることができる。したがって、第二態様に係る紙媒体は、ユーザが自由に筆記するための領域を、第二領域の配置に応じて確保できる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態に係る手書入力システム1の概要を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、上側、下側、右上側、左下側を、各々、読取装置2の左側、右側、前側、後側、上側、下側と定義して説明する。
図1に示すように、手書入力システム1は、読取装置2、電子ペン3、スマートフォン19等を主に備える。読取装置2は、折り畳んで携行可能な、薄型軽量の手書き入力装置である。手書入力システム1では、ユーザは電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に点や線画を筆記する。以下では、線画が筆記される場合について説明する。線画には、文字、数値、記号、図形等が含まれる。読取装置2は、筆記の過程における電子ペン3の位置を取得する。読取装置2は、取得した位置に基づいてストロークデータを作成する。
スマートフォン19は、読取装置2によって作成されたストロークデータを、読取装置2と通信を行うことによって取得する。スマートフォン19は、取得したストロークデータに基づいて、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画を特定する。スマートフォン19は、特定された線画を含む画像の画像ファイルを作成する。スマートフォン19は、作成した画像ファイルに対応する画像をスマートフォン19に表示させる。これによってユーザは、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画と同一形状の線画を、ディスプレイ192を介して視認できる。
読取装置2は、左右一対の左読取装置2L、右読取装置2R、およびカバー4を構成の主体とする。左読取装置2Lおよび右読取装置2Rは、矩形薄板状である。左読取装置2Lおよび右読取装置2Rは、カバー4の前面に左右方向に見開き可能に配置されている。左読取装置2Lおよび右読取装置2Rは、フラットケーブル(図示略)によって電気的に接続されている。右読取装置2Rは、3つのLED5を上端に備える。LED5は、読取装置2の状態をユーザに通知可能である。カバー4は、袋状の袋部4Aを左側に備える。左読取装置2Lは、袋部4A内に差し込まれることでカバー4に着脱可能に装着される。右読取装置2Rは、両面テープおよび粘着性を有する樹脂フィルム等によって、カバー4の右前面に貼り付けられる。
読取装置2の前面には紙媒体100が着脱可能に装着される。紙媒体100は、左右方向に見開き可能な冊子状である。紙媒体100では、一対の表紙(表表紙110Lおよび裏表紙110R)と複数の用紙111が、各々の縁部の一部で綴じられている。一例として、紙媒体100はA5サイズのノートである。用紙111に予め印刷された図柄のレイアウト等を示すフォーマットは、紙媒体100の種別毎に異なる。紙媒体100は、表表紙110Lが左読取装置2Lの前面に載置され、且つ、裏表紙110Rが右読取装置2Rの前面に載置されるように、読取装置2に装着される。本実施形態では、紙媒体100は、両面テープおよび粘着性を有する樹脂フィルム等によって、紙媒体100が読取装置2に位置決めされた状態で装着される。即ち、左読取装置2Lおよび右読取装置2Rは各々、表表紙110Lおよび裏表紙110Rと一体的に移動する。ユーザは電子ペン3を用いて紙媒体100の用紙111に線画を筆記できる。
電子ペン3は、公知の電磁誘導式の電子ペンであり、筒体30、芯体31、コイル32、コンデンサ33、35、基板34、およびインク収納部36を主に備える。筒体30は、円柱状の形状を有し、芯体31の一部、コイル32、コンデンサ33,35、基板34、およびインク収納部36を内部に収容する。芯体31は、電子ペン3の先端部に設けられている。芯体31は図示しない弾性部材によって、電子ペン3の先端側に付勢されている。芯体31の先端部は、筒体30の外部に突出している。芯体31の後端側は、インクが収納されているインク収納部36に接続されている。インク収納部36は、芯体31にインクを供給する。ユーザが電子ペン3を用いて用紙111に筆記すると、インクによって用紙111に線画が形成される。
コイル32は、インク収納部36の周囲に巻回された状態で、芯体31とコンデンサ33との間に保持されている。コンデンサ33は、基板34によって電子ペン3の内部に固定されている。基板34には、コンデンサ35が搭載されている。コンデンサ33,35はコイル32に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する。
スマートフォン19は、タッチパネル191およびディスプレイ192を備える。タッチパネル191は、各種指示を入力するために使用される。ディスプレイ192は、画像ファイルに対応する画像を表示可能である。なお、スマートフォン19の代わりに汎用PCやタブレットPCが用いられてもよい。
図2を参照して、手書入力システム1の電気的構成を説明する。まず、読取装置2の電気的構成と、読取装置2が座標データを検出する原理の概要とを説明する。読取装置2は、センサ基板7L,7R、メイン基板20、センサ制御基板28,29、入力部25、および3つのLED5を備える。センサ基板7L,7Rは、夫々、左読取装置2L、右読取装置2R内に設けられる。入力部25および3つのLED5は、右読取装置2Rに設けられる。
メイン基板20は、CPU21、RAM22、フラッシュROM23、および無線通信部24を備える。RAM22、フラッシュROM23、および無線通信部24は、CPU21に電気的に接続されている。CPU21は、読取装置2の制御を行う。RAM22は、演算データ等の各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM23は、CPU21が読取装置2を制御するために実行するプログラム、および対応データテーブル95(図10参照)を記憶する。また、フラッシュROM23は、用紙111のフォーマット毎にレイアウトデータを複数記憶する。無線通信部24は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力部25および3つのLED5は、CPU21に電気的に接続されている。入力部25は、読取装置2に対する指示を入力するためのスイッチである。3つのLED5の夫々の色は、黄色、緑色、および赤色である。
センサ基板7L、7Rには、左右方向(X軸方向)および上下方向(Y軸方向)の各々に細長いループコイルが多数配列されている。センサ基板7Lは、センサ制御基板28のASIC28Aに電気的に接続されている。ASIC28Aは、電子ペン3による筆記動作がセンサ基板7L上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。センサ基板7Rは、センサ制御基板29のASIC29Aに電気的に接続されている。ASIC29Aは、電子ペン3による筆記動作がセンサ基板7R上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。ASIC28A,29Aのうち、マスター側のASIC28AはCPU21に直接接続され、スレーブ側のASIC29AはASIC28Aを介してCPU21に接続されている。
センサ基板7L,7R上で電子ペン3による筆記動作が行われた場合に座標データが検出される原理を、概略的に説明する。CPU21は、ASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに、一本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流す。これにより、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルから磁界が発生する。この状態で、例えばユーザが電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に線画を筆記する動作を行うと、電子ペン3はセンサ基板7L,7Rに近接する。そのため、電子ペン3の共振回路は電磁誘導によって共振し、誘導磁界を生じる。
次に、CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルからの磁界の発生を停止させる。センサ基板7L,7Rの各々のループコイルは、電子ペン3の共振回路から発せられる誘導磁界を受信する。CPU21はASIC28A,29Aを制御して、センサ基板7L,7Rの各々のループコイルに流れる信号電流(受信電流)を検出させる。ASIC28A,29Aがこの動作を全てのループコイルについて一本ずつ実行し、受信電流を検出する。CPU21は、受信電流を検出したループコイルのX軸方向およびY軸方向の位置を座標データとして検出する。座標データの原点は、左読取装置2Lおよび右読取装置2Rの最も左上の位置である。座標データは、ループコイルの個数を1単位として表される。以下、X軸方向およびY軸方向の単位(個数)を、ドットと言い換える。
電子ペン3を用いて用紙111に線画が筆記されている状態では、芯体31に筆圧が付与される。コイル32のインダクタンスは、芯体31に付与される筆圧に応じて変化する。これにより、芯体31に付与される筆圧に応じて、電子ペン3の共振回路の共振周波数が変化する。CPU21は、共振周波数の変化(位相変化)を検出して、電子ペン3に付与された筆圧を特定する。CPU21は、特定した筆圧によって、紙媒体100の用紙111に線画が筆記されている状態であるか否かを判断できる。
次に、スマートフォン19の電気的構成を説明する。スマートフォン19は、CPU41、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、出力回路46、タッチパネル191、およびディスプレイ192を主に備える。CPU41は、スマートフォン19の制御を行う。CPU41は、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、および出力回路46と電気的に接続している。
RAM42は、種々の一時データを記憶する。無線通信部44は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力回路45は、CPU41へタッチパネル191からの指示を送る制御を行う。出力回路46は、CPU41からの指示に応じてディスプレイ192に画像を表示する制御を行う。フラッシュROM43には、CPU41が実行するプログラムが記憶される。スマートフォン19は、図示しない媒体読取装置(例えば、メモリカードスロット)を備える。スマートフォン19は、記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されているプログラムを、媒体読取装置で読み取ってフラッシュROM43にインストールできる。また、スマートフォン19に接続されている外部機器(図示略)、またはネットワークからプログラムを受信して、フラッシュROM43にインストールしてもよい。
図3を参照し、紙媒体100の用紙111の一例である用紙121,122について説明する。図3の左側、右側、上側、下側を、夫々、用紙111の左側、右側、上側、下側と定義して説明する。用紙121は紙媒体100の見開き2頁の左側の頁の用紙であり、紙媒体100を見開き状態とした場合に左読取装置2Lの前面に載置される。用紙122は右側の頁の用紙であり、紙媒体100を見開き状態とした場合に右読取装置2Rの前面に載置される。用紙121の右側の辺125、および用紙122の左側の辺126は綴じられている。用紙121は、記入領域123A、アクション指定領域123B、およびチェックボックス123Cを有する。記入領域123Aには、左右方向に延びる複数の罫線が上下方向に等間隔に並んで印刷されている。記入領域123Aは、例えば、文字列201のように、ユーザがメモを筆記するための領域である。
アクション指定領域123Bは、記入領域123Aの右下に印刷されている。アクション指定領域123Bの形状は、矩形状である。アクション指定領域123Bは、記入領域123Aに筆記されている線画に基づく所定の処理(アクション)を読取装置2に特定させるための線画を筆記する領域である。ユーザはアクション指定領域123Bに一または複数の線画を筆記することによって、筆記した線画の数に応じた所定の処理を読取装置2に特定させることができる。アクション指定領域123Bの上側には、この領域がアクション指定領域123Bであることをユーザに示すための文字131「Action」が付されている。紙媒体100は、用紙121に、アクション指定領域123Bに不要な線画を記入しない旨を喚起する説明書きを設けてもよい。図3は、アクション指定領域123Bに対して複数の線画が筆記された状態を示す。
チェックボックス123Cは、アクション指定領域123Bの左側の近傍に印刷されている。チェックボックス123Cの形状は、矩形状である。チェックボックス123Cは、記入領域123Aおよびアクション指定領域123Bに筆記された線画を確定させるためにユーザが線画を筆記する領域を示す。チェックボックス123Cの上側には、この領域がチェックボックス123Cであることをユーザに示すための文字132「Save」が付されている。図3は、チェックボックス123Cに対して線画が筆記された状態を示す。
アクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cの夫々の外周は、黒色の太枠123Dおよび太枠123Eによって縁取られている。太枠123D,123Eは、用紙121に対してユーザの筆記を禁止し、アクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cの夫々へ正しく筆記することをユーザに促すために設けられている領域である。例えば、左読取装置2Lに対する用紙121の位置が、筆記の度毎に変化する場合がある。詳細は後述するが、このような場合を考慮して、読取装置2は、太枠123Dに対応する読取装置2の位置に線画が筆記されたと判断した場合にも、アクション指定領域123Bに線画が筆記されたと判断する。即ち、太枠123Dは、アクション指定領域123Bの左読取装置2Lに対する用紙121の位置がずれた場合のマージンとして設けられる。太枠123Eも同じく、チェックボックス123Cのマージンとして設けられる。太枠123D,123Eが設けられない場合、ユーザはアクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cの外周に如何なるマージンが設けられているかを知ることができない。この場合、ユーザが記入領域123A等に線画を筆記しても、ユーザの意図に反してアクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cに筆記された線画として座標データが検出される可能性があり、ユーザにとって不便となる場合がある。また、太枠123D,123Eは、あくまでアクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cのマージンとして設けられているものである。読取装置2にユーザの意図するアクションを正確に特定させるためには、アクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cへ正しく線画が記入される必要がある。用紙121は、電子ペン3による筆跡が目視しづらい黒色で太枠123D,123Eを塗りつぶし、アクション指定領域123Bおよびチェックボックス123Cへ正しく線画を記入することをユーザに促す。
用紙122は、用紙121に対して左右対称である。用紙122は、記入領域124A、アクション指定領域124B、およびチェックボックス124Cを有する。図3は、アクション指定領域124Bおよびチェックボックス124Cに対して線画が未だ記入されていない状態を示す。
用紙122を例として太枠124Dの占める領域について説明する。なお、アクション指定領域124B'、チェックボックス124C'、および太枠124D',124E'は、太枠124D,124Eの占める領域について説明するために図示されており、実際には設けられていない。用紙122が読取装置2に載置された場合、固定された辺126に近接する位置では、右読取装置2Rに対して用紙122がずれにくく、固定された辺126から離間するほど、読取装置2に対して用紙122がずれやすくなる。このため、アクション指定領域124Bを辺126に近接させるほど、アクション指定領域124B内に筆記された線画の位置のばらつきは小さくなるので、太枠124Dの占める領域を狭くすることができる。一方、アクション指定領域124Bを辺126から離間させるほど、アクション指定領域124B内に筆記された線画の位置のばらつきは大きくなるので、太枠124Dの占める領域を広くする必要がある。
アクション指定領域124B'は、アクション指定領域124Bを辺126から離間させて配置した場合を仮想的に示した一例である。アクション指定領域124B'の外周に設けられる太枠124D'の占める領域は、太枠124Dの占める領域よりも広い必要がある。なお、太枠124D'の占める領域が広くなるほど、記入領域124Aの占める領域が狭くなる。また、太枠124D'の占める領域が広くなるほど、アクション指定領域124B'とチェックボックス124C'との間隔が広くなる。したがって、実際には、用紙122では、辺126にアクション指定領域124Bが近接配置される。これによって、アクション指定領域124Bとチェックボックス123Cとの間隔を狭く保つことができる。
用紙121,122に筆記された線画に基づいてストロークデータが作成される場合のCPU21の処理の概要について、図3を参照して説明する。読取装置2のCPU21は、電子ペン3に対して筆圧が付与されている間、ASIC28A,29Aを介して電子ペン3の位置を示す座標データを一定周期で繰り返し取得する。CPU21は、取得した複数の座標データの夫々に、座標データが取得された時刻を示す時間データを関連付けて、RAM22の第1領域に記憶する。電子ペン3に対する筆圧の付与が終了した時点でRAM22の第1領域に記憶されている複数の座標データおよび複数の時間データは、1つの線分を筆記するときの電子ペン3の動きを示す。以下、1つの線分の位置を示す複数の座標データ、および複数の座標データの夫々に関連付けられた複数の時間データを、総称して線分データという。以下、用紙121を例に説明する。
CPU21は、RAM22の第1領域に記憶された線分データに基づいて、用紙121の記入領域123A、アクション指定領域123Bおよびチェックボックス124Cのいずれかに線画が筆記されたか判断する。CPU21は、記入領域123Aおよびアクション指定領域123Bに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第1領域に記憶された線分データを、RAM22の第2領域に記憶し、RAM22の第1領域をクリアする。ユーザが電子ペン3を用いて記入領域123Aおよびアクション指定領域123Bに線分を1つずつ筆記する毎に、RAM22の第2領域に線分データが順に記憶される。CPU21は、チェックボックス123Cに線画が筆記されたと判断した場合、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含むストロークデータを作成する。ストロークデータには、チェックボックス123Cに線画が筆記されてから、次にチェックボックス123Cに線画が筆記されるまでに取得された少なくとも1つの線分データが含まれる。CPU21は、作成したストロークデータをフラッシュROM23に記憶する。
スマートフォン19のCPU41が、読取装置2からストロークデータを取得して画像ファイルを作成する場合の処理の概要を説明する。スマートフォン19のCPU41は、ストロークデータの送信を要求するデータ要求コマンド(後述)を、読取装置2に送信する。読取装置2のCPU21は、スマートフォン19からデータ要求コマンドを受信した場合、フラッシュROM23に記憶したストロークデータをスマートフォン19に送信する。スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から送信されたストロークデータを受信し、RAM42に記憶する。
CPU41は、RAM42に記憶したストロークデータに含まれる少なくとも1つの線分データを1つずつ抽出する。CPU41は、抽出した線分データに対応する複数の座標データによって示される複数の位置の間を、関連付けられた複数の時間データによって示される時刻の順番に直線で結ぶ。CPU41は、線分データ毎に1つずつ得られる線分を結合し、線画として特定する。CPU41は、特定した線画の近傍のみを含む画像の画像ファイルを作成する。画像ファイルは、線画をデジタル画像によって示すデータファイルである。デジタル画像の例として、ベクター画像やラスター画像が挙げられる。画像ファイルとしてJPEGファイル、GIFファイル、PNGファイル、BMPファイルが挙げられる。CPU41は、作成された画像ファイルに基づいて、ディスプレイ192に画像を表示させる。
図4から図8のフローチャートを参照して、読取装置2のCPU21によって実行されるメイン処理を説明する。CPU21は、電源がONされた場合に、フラッシュROM23に記憶されたプログラムに基づいて動作することで、メイン処理を開始する。
はじめにCPU21は、次の初期化処理を実行する(S10)。CPU21は、RAM22に記憶されたデータをクリアする。CPU21は、ASIC28A,29Aの制御を開始する。これによってCPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に電子ペン3を用いて線画が筆記されているか否かを判断できる状態になる。また、CPU21は、電子ペン3を用いて線画が筆記されている状態であると判断した場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを取得できる状態になる。
CPU21は、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111のフォーマットを周知の方法で特定する(S11)。以下、用紙121(図3参照)が読取装置2に装着され、用紙121のフォーマットが特定された場合を例に挙げて具体的に説明する。CPU21は、特定したフォーマットに対応する情報であって、用紙121の記入領域123A、太枠123Dおよび太枠123Eの夫々の位置を特定することが可能なデータ(以下、レイアウトデータという。)に基づいて、用紙121が装着される領域、即ち読取装置2の前面のうち、太枠123Dおよび太枠123Eに対応する領域を特定する。以下、太枠123Dを構成する領域に対応する読取装置2の前面の領域を、アクション領域という。また、太枠123Eを構成する領域に対応する読取装置2の前面の領域を、チェック領域という。
CPU21は、電子ペン3に付与された筆圧に基づいて、用紙121に線画が筆記されているかを判断する(S17)。CPU21は、用紙121に線画が筆記されていると判断した場合(S17:YES)、座標データを取得する。CPU21は、更に、取得された座標データが検出された時刻を示す時間データを取得する。CPU21は、取得した座標データおよび時間データを関連付け、RAM22の第1領域に記憶する。CPU21は、電子ペン3による1つの線分の筆記が終了するまで、取得した座標データおよび時間データをRAM22の第1領域に記憶する処理を繰り返す。電子ペン3による線分の筆記が終了した場合、1つの線分に対応する複数の座標データおよび複数の時間データが線分データとしてRAM22の第1領域に記憶された状態になる(S24)。CPU21は、処理をS25(図5参照)の判断へ移行する。
図5に示すように、CPU21は、チェックボックス123Cに線画が筆記されたかを、S23で取得した線分データに基づいて判断する(S25)。具体的には、CPU21は、取得した線分データの複数の座標データの少なくとも1つがチェック領域内の位置を示している場合、チェックボックス123Cに線画が筆記されたと判断する(S25:YES)。一方、CPU21は、複数の座標データの全てが、チェック領域外の位置を示している場合、チェックボックス123Cに線画が筆記されていないと判断する(S25:NO)。
CPU21は、チェックボックス123Cに線画が筆記されていないと判断した場合(S25:NO)、アクション指定領域123Bに線画が筆記されたかを、S23で取得した線分データに基づいて判断する(S32)。具体的には、CPU21は、取得した線分データの複数の座標データの少なくとも1つが、アクション領域内の位置を示している場合、アクション指定領域123Bに線画が筆記されたと判断する(S32:YES)。CPU21は、S24でRAM22の第1領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、アクション領域の線分データとしてRAM22の第2領域に記憶する(S33)。CPU21は、RAM22の第2領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、RAM22の第1領域から削除する(S34)。CPU21は処理をS17(図4参照)に戻す。
一方、CPU21は、アクション指定領域123Bに線画が筆記されていないと判断した場合(S32:NO)、記入領域123Aに線画が筆記されたと判断する。CPU21は、S24でRAM22の第1領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、記入領域123Aに対応する領域の線分データとしてRAM22の第2領域に記憶する(S35)。CPU21は、RAM22の第2領域に記憶した少なくとも1つの線分データを、RAM22の第1領域から削除する(S36)。CPU21は処理をS17(図4参照)に戻す。
一方、CPU21は、チェックボックス123Cに線画が筆記されたと判断した場合(S25:YES)、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含むストロークデータを作成する(S26)。CPU21は、作成したストロークデータをフラッシュROM23に記憶する(S26)。CPU21は、作成したストロークデータに含まれる少なくとも1つの線分データを、RAM22の第2領域から削除する(S27)。次いでCPU21は、RAM22の第2領域にアクション領域の線分データが記憶されているか否かを判断する(S28)。S33の処理によってRAM22の第2領域にアクション領域の線分データが記憶されていない場合(S28:NO)、CPU21は処理をS17(図4参照)に戻す。RAM22の第2領域にアクション領域の線分データが記憶されている場合(S28:YES)、CPU21は、第一データ検出処理(S29)、第二データ検出処理(S30)、およびアクション実行処理(S31)を順に実行する。
図6を参照して、第一データ検出処理(S29、図5参照)について説明する。第一データ検出処理は、RAM22に記憶されるアクション領域の少なくとも一つの線分データのうち、所定の第一条件を満たす少なくとも一つの線分データである少なくとも一つの第一データを検出する処理である。第一データ検出処理が開始されると、CPU21は、RAM22に記憶されるアクション領域の少なくとも一つの線分データから、第一データを抽出する(S41)。具体的には、CPU21は、一つの線分データに対応する線画の始点と終点とのX軸方向の位置の変化量が、Y軸方向の位置の変化量以下となる第一データを、アクション領域の線分データから抽出する。少なくとも一つの第一データに対応する少なくとも一つの線画には、例えば図9(A)に示すような、Y軸方向に延びる複数の線画である複数の縦線151が該当する。CPU21は、一つの線分データに含まれる複数の時間データを参照することで、一つの線分データに対応する線画の始点および終点を特定する。また、CPU21は、線分データに含まれる複数の座標データから特定した始点および終点の座標データを参照することで、線分データに対応する線画の始点と終点とのX軸方向およびY軸方向の位置の変化量を特定する。CPU21は、線画の始点と終点とのX軸方向の位置の変化量とY軸方向の位置の変化量とを比較し、始点と終点とのX軸方向の位置の変化量が、Y軸方向の位置の変化量以下となる第一データを抽出する。CPU21は、少なくとも一つの第一データの夫々の始点X座標値、始点Y座標値、終点X座標値、および終点Y座標値を関連付けた第一データリスト(図示略)を、RAM22に記憶する。
次いで、CPU21は、RAM22に記憶された第一データリストを参照して、リストに含まれる少なくとも一つの第一データのうち一つについて、始点および終点の各座標値を取得する(S42)。CPU21は、S42で取得した第一データの各座標値とRAM22に記憶された第一データリストとを比較して、取得された第一データと同一または近接する各座標値を有する他の第一データがあるか否かを判断する(S43)。具体的には、CPU21は、取得された第一データの始点座標値が示す位置から2ドット以内の位置を示す始点座標値を有する他の第一データがあるか否かを判断する。また、CPU21は、取得された第一データの終点についても同様に、2ドット以内の位置を示す終点座標値を有する他の第一データがあるか否かを判断する。CPU21は、取得された第一データの始点および終点のいずれもから2ドット以内の位置を示す始点および終点を有する他の第一データがある場合に、取得された第一データと同一または近接する各座標値を有する他の第一データがあると判断する(S43:YES)。S42で取得した第一データの始点および終点のいずれもから2ドット以内の位置を示す他の第一データがある場合に対応する線画には、図9(B)に示すような、複数の縦線151が同一の位置に、または重複して筆記された場合が該当する。この場合、CPU21は、取得された第一データを、RAM22に記憶された第一データリストから削除する(S45)。CPU21は、処理をS46の判断へ移行する。
CPU21は、取得した第一データと同一または近接する各座標値を有する他の第一データがないと判断した場合(S43:NO)、S42で取得した第一データの始点と終点との間における座標データのY軸方向の変化量が、所定値以上であるか否かを判断する(S44)。具体的には、CPU21は、取得された第一データの始点および終点の座標データに基づいて、始点と終点との間におけるY座標値の変化量が10ドット以上であるか否かを判断する。Y座標値の変化量が10ドット以上の場合(S44:YES)、CPU21は、処理をS46の判断へ移行する。一方、Y座標値の変化量が10ドット未満の場合(S44:NO)、CPU21は、取得された第一データを、RAM22に記憶された第一データリストから削除する(S45)。CPU21は、処理をS46の判断へ移行する。始点と終点との間におけるY座標値の変化量が10ドット未満の第一データに対応する線画には、図9(C)に示すような、Y軸方向における長さが短い線画152が該当する。
次いで、CPU21は、RAM22に記憶された第一データリストに含まれる全ての第一データに対してS43およびS44の判断を行ったか否かを判断する(S46)。CPU21は、全ての第一データについてS43およびS44の判断を行った場合、処理をメイン処理のS17(図4参照)へ戻す。未だ全ての第一データについてS43およびS44の判断を行っていない場合(S46:NO)、CPU21は処理をS42へ移行し、S42からS45の処理を繰り返す。
図7を参照して、第二データ検出処理(S30、図5参照)について説明する。第二データ検出処理は、RAM22に記憶されるアクション領域の線分データのうち、所定の第二条件を満たす線分データを検出する処理である。第二データ検出処理が開始されると、CPU21は、RAM22に記憶されるアクション領域の線分データから、少なくとも一つの第二データを抽出する(S51)。具体的には、CPU21は、一つの線分データに対応する線画の始点と終点とのX軸方向の位置の変化量が、Y軸方向の位置の変化量よりも大きくなる第二データを、アクション領域の線分データから抽出する。第二データに対応する線画には、例えば図9(E)に示すような、X軸方向に延びる複数の線分を示す線画である複数の横線161,162が該当する。CPU21は、第一データ検出処理におけるS41(図6参照)と同様に、少なくとも一つの線分データの夫々に対応する少なくとも一つの線画の始点および終点を特定する。CPU21は、特定した始点および終点の座標データを参照することで、線分データに対応する線画の始点と終点とのX軸方向およびY軸方向の位置の変化量を特定する。CPU21は、特定した線画の始点と終点とのX軸方向の位置の変化量とY軸方向の位置の変化量を比較して、始点と終点とのX軸方向の位置の変化量が、Y軸方向の位置の変化量よりも大きくなる少なくとも一つの第二データを抽出する。CPU21は、抽出した少なくとも一つの第二データの始点X座標値、始点Y座標値、終点X座標値、および終点Y座標値を関連付けた第二データリスト(図示略)を、RAM22に記憶する。
次いで、CPU21は、RAM22に記憶された第二データリストを参照して、リストに含まれる少なくとも一つの第二データのうち一つについて始点および終点の各座標値を取得する(S52)。CPU21は、取得された第二データに対応する線分と、第一データに対応する線分との交点の数を計数する(S53)。具体的には、図9(E)に示すような、第二データに対応する線画である横線161が複数の縦線151のうちの一つと交差する場合、CPU21は、交点の数を「1」と計数する。また、第二データに対応する線画である横線162が複数の縦線151のうちいずれとも交差しない場合、CPU21は、交点の数を「0」と計数する。図9(F)に示すように、第二データに対応する線画である横線163が複数の縦線151のうちの二つと交差する場合、CPU21は、交点の数を「2」と計数する。CPU21は、S53の処理によって計数された交点の数を累計する(S54)。CPU21は、S54の処理によって累計された交点の数を、所定の第二条件を満たす線分データの数とする。なお、例えば、複数の縦線151のうちの一つに、複数の横線161が交差する場合は、複数の横線161のうち一つについてのみ交点を計数することとしてもよい。
次いで、CPU21は、RAM22に記憶された第二データリストに含まれる全ての第二データに対してS53の処理によって交点が計数されたか否かを判断する(S55)。CPU21は、全ての第一データについてS55の判断を行った場合(S55:YES)、処理をメイン処理のS17(図4参照)へ戻す。未だ全ての第二データについてS55の判断を行っていない場合(S55:NO)、CPU21は処理をS52へ移行し、S52からS54の処理を繰り返す。
図8および図10を参照して、アクション実行処理(S31、図5参照)について説明する。アクション実行処理は、CPU21がRAM22に記憶されるアクション領域の線分データに対応する線画の個数に基づいて、所定の処理(アクション)を特定する処理である。所定の処理とは、S26(図5参照)で作成し、RAM22の第2領域に記憶された少なくとも1つの線分データを含むストロークデータに関連する処理である。
図10に示すように、対応データテーブル95には、アクション領域の線分データに対応する線画の個数に対応して、所定の処理を示す処理データが関連付けられている。RAM22に記憶されるアクション領域の線分データに対応する線画の個数に対応する対応個数は「1〜6」である。対応個数「1」は「ストロークデータをフラッシュROM23に保存」に関連付けられている。対応個数「2」は「ストロークデータを外部メモリに保存」に関連付けられている。なお、外部メモリの図示は省略している。対応個数「3〜6」は、異なる夫々の送信先を示すメールアドレスにストロークデータを送信する処理に関連付けられている。
図8に示すように、アクション実行処理が開始されると、CPU21は、第一データの個数Tおよび第二データの個数Yを計数する(S61)。具体的には、CPU21は、RAM22に記憶された第一データリストに含まれる全ての第一データの個数Tを計数する。また、CPU21は、RAM22に記憶された第二データリストに含まれる全ての第二データの個数Yを計数する。CPU21は、個数Tから個数Yを減算する(S62)。S62で算出した値を個数T'とする。
次いで、CPU21は、個数T'の示す値が対応個数のうち最大の値を示す最大対応個数よりも大きいか否かを判断する(S63)。本実施形態では、対応個数のうち最大の値を示す対応個数は「6」である。個数T'の示す値が「6」以下の場合(S63:NO)、CPU21は、フラッシュROM23に記憶されている対応データテーブル95を参照して、個数T'の示す値に対応する対応個数「1〜6」のうちのいずれかに関連付けられた処理データを特定する(S64)。一方、CPU21は、個数T'の示す値が「6」よりも大きい場合(S63:YES)、最大対応個数である「6」に対応する処理データを特定する(S65)。例えば図9(D)に示すような、アクション指定領域123Bに筆記された縦線151の総数が「6」よりも大きい場合がこれに該当する。次いで、CPU21は、S64またはS65で特定した処理データが示す所定の処理を実行し(S66)、処理をメイン処理のS17(図4参照)へ戻す。
図4の説明に戻る。一方、CPU21は、S17の処理において、用紙121に線画が筆記されていないと判断した場合(S17:NO)、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを、無線通信部24を介して受信したか判断する(S19)。CPU21は、データ要求コマンドを受信していないと判断した場合(S19:NO)、処理をS17に戻す。CPU21は、データ要求コマンドを受信したと判断した場合(S19:YES)、S26でフラッシュROM23に記憶したストロークデータを、無線通信部24を介してスマートフォン19に無線送信する(S21)。CPU21は、スマートフォン19に送信したストロークデータを、フラッシュROM23から削除する(S22)。CPU21は、処理をS17に戻す。
なお、スマートフォン19のCPU41は、読取装置2からストロークデータを取得するための操作がタッチパネル191を介して行われた場合、無線通信部44を介して読取装置2との間で近距離無線通信を実行し、読取装置2に対してデータ要求コマンドを送信する。読取装置2のフラッシュROM23に記憶されたストロークデータは、読取装置2からスマートフォン19に無線送信される。CPU41は、読取装置2から無線送信されたストロークデータを受信し、RAM42に記憶する。CPU41は、RAM42に記憶したストロークデータに基づいて、電子ペン3によって用紙111に筆記された線画を特定する。CPU41は、特定された線画を含む画像の画像ファイルを作成する。CPU41は、電子ペン3によって用紙121に筆記された線画と同一形状の線画を含む画像をディスプレイ192に表示させる。なお、読取装置2からスマートフォン19に対して画像ファイルが送信される場合の通信は、無線通信に限定されず有線通信であってもよい。
以上説明したように、読取装置2のCPU21は、読取装置2に近接した電子ペン3の位置を示す複数の座標データを含む線分データを取得する(S24)。取得した線分データが記入領域123Aの位置を示す座標データを含む場合、取得した線分データが記憶される。取得した線分データがアクション指定領域123Bの位置を示す座標データを含む場合、アクション指定領域123Bの位置を示す座標データを含む第一データの数を示す個数Tが計数される(S61)。アクション指定領域123Bは、記入領域123Aとは異なる領域であって、且つ、記入領域123Aよりも狭い領域である。読取装置2は、計数された個数Tに関連付けられた処理データを特定する(S64およびS65)。このため、読取装置2は、線分データに基づく所定の処理を、記入領域123Aよりも狭いアクション指定領域123Bにおける個数Tに基づいて特定することができる。したがって、読取装置2は、記入領域123Aが確保された紙媒体100を用いることができる。
例えばユーザが、アクション指定領域123Bに筆記した縦線151に対して、上書きして筆記し直す場合がある。このような場合に、CPU21は互いに同一または近接する縦線151の一方に対応する第一データを削除する(S45)。このようにして、読取装置2は、ユーザの意図する縦線151の数と、CPU21によって計数される第一データの数との間に齟齬が生ずることを防止できる。
読取装置2のCPU21は、第一データおよび第二データを夫々画一的に判断して、アクション領域の線分データの中から縦線151および横線161に該当する線分データを抽出することができる(S41、S51)。
例えば、ユーザが読取装置2に縦線151を筆記することを意図せずにアクション指定領域123Bに筆記をした場合などに、Y軸方向の変化量が所定値未満の線画152に対応する第一データがアクション領域に検出される場合がある。このような場合に、読取装置2は、ユーザの意図する縦線115の数と、CPU21によって計数される第一データの数との間に齟齬が生ずることを防止できる。
読取装置2のCPU21は、算出された個数T'が、対応データに定義された最大対応個数よりも大きい場合、最大対応個数に関連付けられた所定の処理を特定することとして、処理を単純化し、ユーザの意図する所定の処理を特定できる。
読取装置2のCPU21は、アクション指定領域123Bの位置を示す座標データを含む第一データに対応する線画の数を示す個数T、および第二データに対応する線画の数を示す個数Yを算出する(S61)。CPU21は、算出された個数Yを個数Tから減算して、個数T'を算出する(S62)。例えば、紙媒体100のアクション指定領域123Bに第一データに対応する線画が筆記されている場合、ユーザは第二データに対応する線画をアクション指定領域123Bに筆記することによって、読取装置2に個数Tから個数Yを減算させて個数T'を得ることができる。即ち、ユーザは、CPU21によって特定される所定の処理に対応する処理データを、第二データに対応する線画を筆記することによって訂正できる。よって、CPU21は、ユーザの意図する処理データを特定できる。
ユーザは、第一データに対応する線画に第二データに対応する線画を重複筆記することによって、第一データに対応する線画を訂正できる。よって、CPU21は、ユーザの意図する所定の処理をユーザに特定させることができる。
読取装置2のCPU21は、太枠123Dを構成する領域に対応する読取装置2の前面の領域内の位置を示す場合にも、アクション指定領域123Bに線画を筆記されたと判断する(S32)。例えば、読取装置2に対して紙媒体100がずれて配置され、用紙121におけるアクション指定領域123Bが、読取装置2前面のアクション領域からずれる場合がある。このような場合であっても個数Tを計数できるようにするためのマージンとして、太枠123Dが設けられる。例えば、辺125が固定された用紙121を見開きにした場合、辺125の位置は、固定されてない側の他の辺よりもずれにくい。このため、読取装置2において用紙121の固定された一つの辺125が配置される特定の位置にアクション指定領域123Bが近接するほど、太枠123Dを狭くすることができる。したがって、読取装置2は、太枠123Dを狭くすることのできる位置にアクション指定領域123Bを配置することによって、記入領域123Aなどユーザが自由に筆記するための領域を確保することができる。
読取装置2は、アクション領域とチェック領域を近接配置することによって、アクション指定領域123B,124Bおよびチェックボックス123C,124Cの双方への線画の筆記にかかるユーザの手間を削減できる。
紙媒体100の備える用紙122の辺126は、固定されている。辺126にアクション指定領域124Bが近接するほど、アクション指定領域124Bの外周に設けられる太枠124Dを狭くすることができる。(図3参照)。したがって、紙媒体100は、記入領域123A,124Aを、用紙121,122におけるアクション指定領域123B,124Bの配置に応じて確保できる。
用紙122の辺126にアクション指定領域124Bが近接するほど、アクション指定領域124Bとチェックボックス124Cとの間隔を狭くすることができる。これにより、用紙121,122を備える紙媒体100は、記入領域123A,124Aにユーザが自由に筆記できる領域を確保できる。
本実施形態において、読取装置2は、本発明の「載置部」の一例である。センサ基板7L、7R、ASIC28A、29Aは本発明の「検出部」の一例である。S24の処理を行うCPU21は本発明の「取得手段」の一例である。S25およびS32の判断を行うCPU21は本発明の「領域判断手段」の一例である。S33およびS35の処理を行うCPU21は本発明の「ストローク記憶手段」の一例である。S61の処理を行うCPU21は本発明の「第一計数手段」および「第二計数手段」の一例である。フラッシュROM23は本発明の「対応データ記憶手段」の一例である。S64およびS65の処理を行うCPU21は本発明の「特定手段」の一例である。S43の処理を行うCPU21は本発明の「近接判断手段」の一例である。S44の処理を行うCPU21は本発明の「線分長判断手段」の一例である。S62の処理を行うCPU21は本発明の「算出手段」の一例である。S53の処理を行うCPU21は本発明の「重複判断手段」の一例である。紙媒体100は本発明の「紙媒体」の一例である。用紙121,122は本発明の「用紙」の一例である。記入領域123A,124Aは本発明の「第一領域」の一例である。アクション指定領域123B,124Bは本発明の「第二領域」の一例である。太枠123D,124Dは本発明の「第三領域」の一例である。チェックボックス123C,124Cは本発明の「第四領域」の一例である。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、CPU21は、S52〜S53の処理に替えて、S51の処理によって抽出された少なくとも一つの第二データの個数Yを計数し、計数した第二データの個数を個数Yとしてもよい。この場合、図9(E)における横線162のように、第一データに対応する線分と交点を有さない第二データに対応する線分についても、第一データに対応する線分を訂正する線分として計数することができる。また、図9(F)に示すような、複数の縦線151と交差する横線163と、複数の縦線151のうちいずれとも交差しない横線162とが混在する場合を考慮して、第二データの個数Yを計数してもよい。具体的には、図9(F)において、複数の縦線151と交差する横線163については複数の縦線151との交点の数を計数し、複数の縦線151のうちいずれとも交差しない横線162については、横線162の個数をそのまま計数するなどとしてもよい。
上記実施形態では、CPU21は、RAM22に記憶されるアクション領域の線分データに対応する一単位の線画が、縦線151または横線161を示すか否かを判断して、第一データおよび第二データを抽出する(S41、S51)。例えば、CPU21は、アクション領域の線分データに対して周知のパターンマッチング技術を適用して「○」を示す線画に対応する第一データ、および「×」を示す線画に対応する第二データを抽出し、必要に応じてS53の判断を行って個数Tおよび個数Yを計数してもよい。このような場合、例えば図9(G)に示すように、文字・記号等をアクション指定に用いる場合にも、本発明を適用できる。
読取装置2は、右読取装置2Rのみを備えた構成であってもよい。この場合、読取装置2に装着可能な紙媒体100の一例として、複数の用紙111の上縁部が綴じられたA5サイズのレポート用紙が挙げられる。この場合、紙媒体100は、用紙111の固定された上縁部にアクション指定領域124Bを近接させるほど、太枠124Dを狭くして記入領域124Aを確保できる。
1 手書入力システム
2 読取装置
19 スマートフォン
21 CPU
22 RAM
23 フラッシュROM
41 CPU
100 紙媒体
121,122 用紙
123A,124A 記入領域
123B,124B アクション指定領域
123C,124C チェックボックス
123D,124 太枠
2 読取装置
19 スマートフォン
21 CPU
22 RAM
23 フラッシュROM
41 CPU
100 紙媒体
121,122 用紙
123A,124A 記入領域
123B,124B アクション指定領域
123C,124C チェックボックス
123D,124 太枠
Claims (12)
- 紙媒体が載置される載置部のいずれかの位置に近接した筆記具の位置を検出する検出部と、
前記検出部によって検出された位置を示す座標データに基づいて、前記筆記具によって前記紙媒体に筆記された一単位の線画の位置を示す複数の前記座標データを含む少なくとも一つのストロークデータを取得する取得手段と、
前記取得手段によって取得された一つの前記ストロークデータに含まれる前記座標データが、前記載置部に設けられた複数の領域のいずれの位置を示すかを判断する領域判断手段と、
前記領域判断手段によって前記座標データが第一領域の位置を示すと判断された場合、前記取得手段によって取得された前記ストロークデータを記憶するストローク記憶手段と、
前記領域判断手段によって前記座標データが、前記第一領域とは異なる位置を示し、且つ、前記第一領域よりも狭い領域である第二領域の位置を示すと判断された場合、前記第二領域の位置を示す前記座標データを含む前記ストロークデータのうち、所定の第一条件を満たす少なくとも一つの第一ストロークデータの数を示す第一個数を計数する第一計数手段と、
前記第一個数に対応して、前記ストローク記憶手段によって記憶された前記ストロークデータに関連する所定の処理が関連付けられた対応データを記憶する対応データ記憶手段と、
前記対応データ記憶手段によって記憶される前記対応データを参照して、前記第一計数手段によって計数された前記第一個数に関連付けられた前記所定の処理を特定する特定手段と
を備えたことを特徴とする筆記データ処理装置。 - 前記領域判断手段によって前記座標データが前記第二領域の位置を示すと判断された場合、複数の第一ストロークデータのうち一つの第一ストロークデータと同一または近接する前記座標データを有する他の前記第一ストロークデータが存在するか否かを判断する近接判断手段を備え、
前記第一計数手段は、前記近接判断手段によって前記他の第一ストロークデータが存在すると判断された場合、前記他の第一ストロークデータを前記第一個数に計数しないことを特徴とする請求項1に記載の筆記データ処理装置。 - 前記第一計数手段は、前記第二領域の位置を示す前記座標データを含む前記ストロークデータに対応する線画の始点と終点との第一方向の位置の変化量が、前記始点と前記終点との前記第一方向に直交する第二方向の位置の変化量以下となる前記ストロークデータを、前記第一ストロークデータとして前記第一個数を計数することを特徴とする請求項1または2に記載の筆記データ処理装置。
- 前記第一ストロークデータに対応する線画の始点と終点との前記第二方向の変化量が所定値以上であるか否かを判断する線分長判断手段を備え、
前記第一計数手段は、前記線分長判断手段によって前記変化量が前記所定値以上であると判断された場合、前記第一ストロークデータを前記第一個数に計数することを特徴とする請求項3に記載の筆記データ処理装置。 - 前記特定手段は、前記第一計数手段によって計数された前記第一個数が、前記対応データ記憶手段に記憶された対応データの最大数よりも大きい場合、前記最大数に対応付けられた前記所定の処理を特定することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の筆記データ処理装置。
- 前記領域判断手段によって前記座標データが前記第二領域の位置を示すと判断された場合、前記第二領域の位置を示す前記座標データを含む前記ストロークデータのうち、所定の第二条件を満たす第二ストロークデータの数を示す第二個数を計数する第二計数手段と、
前記第一計数手段によって計数された前記第一個数から、前記第二計数手段によって計数された前記第二個数を減算した数である第三個数を算出する算出手段とを備え、
前記特定手段は、前記算出手段によって算出された前記第三個数に基づいて前記所定の処理を特定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の筆記データ処理装置。 - 前記第二ストロークデータに対応する線画と前記第一ストロークデータに対応する線画とが交わるか否かを判断する重複判断手段と備え、
前記第二計数手段は、
前記重複判断手段によって前記第二ストロークデータに対応する線画が前記第一ストロークデータに対応する線画と交わると判断された場合、前記第二ストロークデータを前記第二個数に計数し、
前記重複判断手段によって前記第二ストロークデータに対応する線画が前記第一ストロークデータに対応する線画と交わらないと判断された場合、前記第二ストロークデータを前記第二個数に計数しないことを特徴とする請求項6に記載の筆記データ処理装置。 - 前記第二計数手段は、前記第二領域の位置を示す座標データを含む前記ストロークデータに対応する線画の始点と終点との第一方向の位置の変化量が、前記始点と前記終点との前記第一方向に直交する第二方向の位置の変化量よりも大きい前記ストロークデータを、前記第二ストロークデータとして前記第二個数を計数することを特徴とする請求項6または7に記載の筆記データ処理装置。
- 前記紙媒体は、一つの辺が固定された用紙を備え、前記載置部に前記紙媒体が設置された状態で、前記一つの辺は、前記載置部の特定の位置に配置され、
前記第一計数手段は、前記領域判断手段によって前記座標データが前記第二領域の外周に設けられた第三領域の位置を示すと判断された場合、前記第三領域の位置を示す前記座標データを含む前記ストロークデータを、前記第一ストロークデータとして第一個数を計数し、
前記載置部は、前記第二領域が前記特定の位置に近接して配置されるほど、前記第三領域を狭く設けることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の筆記データ処理装置。 - 前記領域判断手段によって、前記座標データが、前記第一領域および前記第二領域とは異なる位置に設けられた第四領域の位置を示すと判断された場合、前記特定手段によって特定された前記所定の処理を実行する実行手段を備え、
前記第四領域は、前記載置部のうち前記第二領域の近傍に配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の筆記データ処理装置。 - 紙面に設けられ、筆記具を用いて情報を示す線画を筆記するための領域である第一領域と、
前記紙面において前記第一領域とは異なる位置に設けられ、且つ、前記第一領域よりも狭い領域であって、前記第一領域に筆記されている線画に基づく所定の処理を特定するための線画を複数筆記可能な領域である第二領域と、
前記紙面において、前記第二領域の外周に設けられ、線画の筆記を禁止する第三領域とを備えた用紙を備え、
前記用紙の一つの辺は固定されており、
前記一つの辺に前記第二領域が近接して配置されるほど、前記第三領域を狭く設けることを特徴とする紙媒体。 - 前記用紙は、前記第一領域および前記第二領域よりも狭い領域であって、前記第二領域と間隔を空けて配置され、前記第一領域に筆記される線画に基づく前記所定の処理の実行を指示するための線画を筆記可能な領域である第四領域を備え、
前記一つの辺に前記第二領域が近接して配置されるほど、前記第二領域と前記第四領域との間に空けられた前記間隔を狭くすることを特徴とする請求項11に記載の紙媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014072646A JP2015194920A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 筆記データ処理装置および紙媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014072646A JP2015194920A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 筆記データ処理装置および紙媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015194920A true JP2015194920A (ja) | 2015-11-05 |
Family
ID=54433862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014072646A Pending JP2015194920A (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 筆記データ処理装置および紙媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015194920A (ja) |
-
2014
- 2014-03-31 JP JP2014072646A patent/JP2015194920A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6107361B2 (ja) | 入力装置 | |
US20150160733A1 (en) | Paper Medium, Information Input Device, and Non-Transitory Computer Readable Medium | |
US20150160734A1 (en) | Written Data Processing Apparatus | |
JP6424506B2 (ja) | データ処理装置およびデータ処理プログラム | |
JP6119366B2 (ja) | 補正装置 | |
JP6331816B2 (ja) | 情報入力装置、制御方法及び制御プログラム | |
JP5983330B2 (ja) | 情報入力装置 | |
JP6171676B2 (ja) | 入力装置 | |
JP6123597B2 (ja) | 筆記データ処理装置 | |
WO2016158023A1 (ja) | 情報入力装置及び制御プログラム | |
US20150253879A1 (en) | Data Processing Device | |
JP2015194920A (ja) | 筆記データ処理装置および紙媒体 | |
JP2015114751A (ja) | 筆記データ処理装置 | |
JP6225678B2 (ja) | 情報入力装置及び情報入力プログラム | |
JP2016207067A (ja) | 情報入力装置およびプログラム | |
JP6380205B2 (ja) | 情報入力装置及び制御プログラム | |
JP6531602B2 (ja) | 筆記データ処理プログラム、筆記データ処理装置、及び筆記データ処理システム | |
JP2015141481A (ja) | 筆記データ処理装置 | |
JP6268056B2 (ja) | 筆記データ処理プログラム、及び、筆記データ処理装置 | |
JP6160400B2 (ja) | 入力装置 | |
JP2015109052A (ja) | 筆記データ処理装置 | |
US9513800B2 (en) | Information processing apparatus and medium for correcting the start and end time data based on handwriting user input | |
JP2017174149A (ja) | 筆記データ処理プログラム、筆記データ処理方法、および筆記データ処理システム | |
JP2015109051A (ja) | 情報入力装置及び情報入力プログラム | |
JP2015056052A (ja) | 筆記データ処理装置 |