JP6331816B2 - 情報入力装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、記入手段を用いた線画の記入動作に基づき、指示の入力を受け付ける情報入力装置、制御方法及び制御プログラムに関する。
載置部上に載置された紙媒体に記入する筆記具の動作に基づいて、筆記具の移動の軌跡を電子化することが可能な情報入力装置が知られている。特許文献1は、載置部に載置された紙媒体に電子ペンで記入が行われた場合に、ペン先の複数の位置を示す座標情報に応じたストロークデータを生成する電子筆記装置を開示する。例えば、ユーザは電子ペンを用いて、紙媒体における筆記領域に記入した後、紙媒体におけるチェックボックスにチェックマークを記入する。上記電子筆記装置のROMには、紙媒体のフォーマットを表すフォーマット情報が予め記憶されている。電子筆記装置は、フォーマット情報を参照してチェックボックスがチェックされたことを認識し、チェックされたチェックボックスに応じた処理を実行する。
特開2013−25659号公報
記入されたチェックマークの全てがチェックボックス内に収まっている場合に、チェックボックスがチェックされたと判断する情報入力装置が公知である。この情報入力装置は、チェックマークが少しでもチェックボックスからはみ出た場合には、チェックボックスがチェックされたと判断しないことがある。また、記入されたチェックマークの少なくとも一部がチェックボックス内にある場合に、チェックボックスがチェックされたと判断する情報入力装置が公知である。この情報入力装置は、チェックボックスの近傍にチェックマークではない通常の記入が行われた場合にも、チェックボックスがチェックされたと判断することがある。従って、このような情報入力装置は、チェックボックスを介して指示が入力されたか否かを誤って判断する可能性がある。
本発明の目的は、記入手段を用いた線画の記入動作に基づき、指示が入力されたか否かをより正確に判断することができる情報入力装置、制御方法及び制御プログラムを提供することである。
本発明の第一態様に係る情報入力装置は、検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断手段と、前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得手段によって取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断手段と、前記第一判断手段によって前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断手段によって前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断手段とを備え、前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域である
第一態様によれば、情報入力装置は、開始位置が第一領域内にあるか否かと、第二領域に関して第一条件と第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かとの両方を判断することにより、指示が入力されたか否かを正確に判断することができる。ユーザは、記入手段により第一領域内で記入を開始し、第二領域内で所定長さの線を記入するか、所定時間記入を続けることにより、情報入力装置に正確に指示を入力することができる。
本発明の第二態様に係る情報入力装置の制御方法は、検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段を備えた情報入力装置の制御方法であって、前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断ステップと、前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断ステップと、前記第一判断ステップで前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断ステップで前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断ステップとを備え、前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域である。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
本発明の第三態様に係る制御プログラムは、検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段を備えた情報入力装置のコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得ステップと、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断ステップと、前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断ステップと、前記第一判断ステップで前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断ステップで前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断ステップとをコンピュータに実行させ、前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域である。第三態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
手書入力システム1の概要を示す図である。 手書入力システム1の電気的構成を示すブロック図である。 用紙121を示す図である。 チェックマークを示す線画152と検出領域における第一領域141及び第二領域142との関係を示す図である。 チェックマークを示す線画152と検出領域における第一領域141及び第二領域142との関係を示す図である。 チェックマークを示す線画152と検出領域における第一領域141及び第二領域142との関係を示す図である。 チェックマークを示す線画152と検出領域における第一領域141及び第二領域142との関係を示す図である。 メイン処理のフローチャートである。 メイン処理において実行されるチェック判定処理のフローチャートである。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、本実施形態に係る手書入力システム1の概要を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、上側、下側、右上側、左下側を、各々、読取装置2の左側、右側、前側、後側、上側、下側と定義して説明する。
図1に示すように、手書入力システム1は、読取装置2、電子ペン3、スマートフォン19等を主に備える。読取装置2は、折り畳んで携行可能な、薄型軽量の手書き入力装置である。手書入力システム1では、ユーザは電子ペン3を用いて、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙111に線画を記入する。一の線画は、一の点及び一の線の何れかを示す。少なくとも一の線画は、文字、数値、記号、図形等を表すことがある。読取装置2は、記入の過程における電子ペン3の位置を取得する。読取装置2は、取得した位置に基づき、電子ペン3によって用紙111に記入された線画を特定する。読取装置2は、特定された線画を含む画像の画像ファイルを作成する。読取装置2は、作成した画像ファイルをスマートフォン19に送信することができる。スマートフォン19は、画像ファイルを受信した場合、受信した画像ファイルに対応する画像を、ディスプレイ192に表示させる。これによって、ユーザは、電子ペン3によって用紙111に記入された線画と同一形状の線画を、ディスプレイ192を介して視認できる。
読取装置2は、左右一対の左読取装置2L、右読取装置2R、及びカバー4を構成の主体とする。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、夫々、矩形薄板状である。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、カバー4の前面に左右方向に見開き可能に配置されている。左読取装置2L及び右読取装置2Rは、フラットケーブル(図示略)によって電気的に接続されている。カバー4は、袋状の袋部4Aを左側に備える。左読取装置2Lは、袋部4A内に差し込まれることで、カバー4に取り外し可能に装着される。右読取装置2Rは、例えば両面テープ又は粘着性を有する樹脂フィルム等によって、カバー4の右前面に貼り付けられる。
読取装置2の前面には紙媒体100が取り外し可能に装着される。紙媒体100は、左右方向に見開き可能な冊子状である。紙媒体100では、一対の表紙(表表紙110L及び裏表紙110R)と複数の用紙111が、各々の縁部の一部で綴じられている。一例として、紙媒体100はA5サイズのノートである。紙媒体100は、表表紙110Lが左読取装置2Lの前面に載置され、且つ、裏表紙110Rが右読取装置2Rの前面に載置されるように、読取装置2に装着される。紙媒体100は、例えば両面テープ又は粘着性を有する樹脂フィルム等によって、紙媒体100が読取装置2に位置決めされた状態で装着される。即ち、左読取装置2L及び右読取装置2Rは各々、表表紙110L及び裏表紙110Rと一体的に移動可能である。ユーザは電子ペン3を用いて紙媒体100の用紙111に線画を記入できる。なお、読取装置2は、右読取装置2Rのみを備えた構成であってもよい。この場合、読取装置2に装着可能な紙媒体100の一例として、A5サイズのレポート用紙が挙げられる。
電子ペン3は、公知の電磁誘導式の電子ペンであり、筒体30、芯体31、コイル32、可変容量コンデンサ33、基板34、コンデンサ35、及びインク収納部36を主に備える。筒体30は、円柱状で、芯体31の一部、コイル32、可変容量コンデンサ33、基板34、コンデンサ35、及びインク収納部36を内部に収容する。芯体31は、電子ペン3の先端部に設けられている。芯体31は、図示外の弾性部材によって、電子ペン3の先端側に付勢されている。芯体31の先端部は、筒体30の外部に突出している。芯体31の後端側は、インクが収納されているインク収納部36に接続されている。インク収納部36は、芯体31にインクを供給する。ユーザが電子ペン3を用いて用紙111に記入すると、インクによって用紙111に線画が形成される。
コイル32は、インク収納部36の周囲に巻回された状態で、芯体31と可変容量コンデンサ33との間に保持されている。可変容量コンデンサ33は、基板34によって電子ペン3の内部に固定されている。基板34には、コンデンサ35が搭載されている。コンデンサ35及び可変容量コンデンサ33はコイル32に並列に接続され、周知の共振(同調)回路を構成する。
スマートフォン19は、タッチパネル191及びディスプレイ192を備える。タッチパネル191は、各種指示を入力するために使用される。ディスプレイ192は、画像ファイルに対応する画像を表示可能である。なお、スマートフォン19の代わりに汎用PCやタブレットPCが用いられてもよい。
図2を参照して、手書入力システム1の電気的構成を説明する。まず、読取装置2の電気的構成を説明する。読取装置2は、センサ基板7L、7R、メイン基板20、及びセンサ制御基板28、29を備える。センサ基板7L、7Rは、夫々、左読取装置2L、右読取装置2R内に設けられる。メイン基板20は、CPU21、RAM22、フラッシュROM23、及び無線通信部24を備える。RAM22、フラッシュROM23、及び無線通信部24は、CPU21に電気的に接続されている。CPU21は読取装置2の制御を行う。RAM22は、演算データ等の各種データを一時的に記憶する。フラッシュROM23は、CPU21が読取装置2を制御するために実行するプログラムを記憶する。フラッシュROM23はレイアウトデータを記憶する。レイアウトデータは、用紙111に予め印刷された図柄のレイアウト等を示すフォーマットに対応する情報である。レイアウトデータは、用紙111の記入領域及びチェックボックスの夫々の位置を示すデータである。フラッシュROM23は、電子ペン3の軌跡を示す線画データを記憶する。無線通信部24は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。
センサ基板7L、7Rには、上下方向及び左右方向の各々に細長いループコイルが多数配列されている。センサ基板7Lは、センサ制御基板28のASIC28Aに電気的に接続されている。ASIC28Aは、電子ペン3による記入動作がセンサ基板7L上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。センサ基板7Rは、センサ制御基板29のASIC29Aに電気的に接続されている。ASIC29Aは、電子ペン3による記入動作がセンサ基板7R上で行われた場合に、電子ペン3の位置を示す座標データを検出する。ASIC28A、29Aのうち、マスター側のASIC28AはCPU21に直接接続され、スレーブ側のASIC29AはASIC28Aを介してCPU21に接続されている。
センサ基板7L、7Rの夫々は、検出領域を含む。検出領域は、センサ基板7L、7Rの夫々において、ループコイルが配列されている部分に対応する領域である。センサ基板7Lの検出領域とセンサ基板7Rの検出領域とは、同一の構成を有する。従って、以下の説明では、センサ基板7Lの検出領域についてのみ説明し、センサ基板7Rの検出領域の説明は省略する。
線画データが取得される原理を、概略的に説明する。CPU21はASIC28A、29Aを制御して、センサ基板7L、7Rの各々のループコイルに、一本ずつ特定の周波数の電流(励磁用送信電流)を流す。これにより、センサ基板7L、7Rの各々のループコイルから磁界が発生する。この状態で、例えばユーザが電子ペン3を用いて、読取装置2に固定された紙媒体100の用紙111に線画を記入する動作を行うと、電子ペン3はセンサ基板7L、7Rに近接する。そのため、電子ペン3の共振回路は電磁誘導によって共振し、誘導磁界を生じる。
次に、CPU21はASIC28A、29Aを制御して、センサ基板7L、7Rの各々のループコイルからの磁界の発生を停止させる。センサ基板7L、7Rの各々のループコイルは、電子ペン3の共振回路から発せられる誘導磁界を受信する。CPU21はASIC28A、29Aを制御して、センサ基板7L、7Rの各々のループコイルに流れる信号電流(受信電流)を検出させる。ASIC28A、29Aがこの動作を全てのループコイルについて一本ずつ実行することで、受信電流に基づいて電子ペン3の位置が座標データとして検出される。
電子ペン3を用いて用紙111に線画が記入されている状態では、芯体31に筆圧が付与される。コイル32のインダクタンスは、芯体31に付与される筆圧に応じて変化する。これにより、芯体31に付与される筆圧に応じて、電子ペン3の共振回路の共振周波数が変化する。CPU21は、共振周波数の変化(位相変化)を検出して、電子ペン3に付与された筆圧を特定する。CPU21は、特定した筆圧によって、用紙111に線画が記入されている状態であるか否かを検出できる。
次に、スマートフォン19の電気的構成を説明する。スマートフォン19は、CPU41、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、出力回路46、タッチパネル191、及びディスプレイ192を主に備える。CPU41はスマートフォン19の制御を行う。CPU41は、RAM42、フラッシュROM43、無線通信部44、入力回路45、及び出力回路46と電気的に接続している。
RAM42は種々の一時データを記憶する。無線通信部44は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行するためのコントローラである。入力回路45は、CPU41へタッチパネル191からの指示を送る制御を行う。出力回路46は、CPU41からの指示に応じてディスプレイ192に画像を表示する制御を行う。
フラッシュROM43は、CPU41が実行するプログラム、及び、読取装置2から受信した画像ファイルを記憶する。スマートフォン19は、図示外の媒体読取装置(例えば、メモリカードスロット)を備える。スマートフォン19は、記憶媒体(例えば、メモリカード)に記憶されているプログラムを、媒体読取装置で読み取ってフラッシュROM43にインストールできる。また、スマートフォン19に接続されている外部機器(図示外)又はネットワークからプログラムを受信して、フラッシュROM43にインストールしてもよい。
図3を参照し、紙媒体100の用紙111の一例である用紙121について説明する。図3の左側、右側、上側、下側を、夫々、用紙111の左側、右側、上側、下側と定義して説明する。なお、図3は、紙媒体100を見開き状態とした場合に左右に配置される2頁分の用紙121を示す。この状態で、左側に配置される用紙121の裏面である左頁面121Lと、右側に配置される用紙121の表面である右頁面121Rとが左右に並ぶ。
用紙121の左頁面121L及び右頁面121Rは、夫々、記入領域123、チェックボックス120を有する。チェックボックス120は、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125である。カテゴリチェックボックス124は、用紙121(左頁面121L及び右頁面121Rの夫々)の左上に印刷されている。カテゴリチェックボックス124は四角形状である。保存チェックボックス125は、カテゴリチェックボックス124の右側に近接して配置される。保存チェックボックス125は、カテゴリチェックボックス124と略同じ大きさの四角形状である。記入領域123は、用紙121の端部に沿って上下方向及び左右方向に延びる略矩形状である。記入領域123は、用紙121における、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125が印刷された領域を除く領域である。
記入領域123は、ユーザが電子ペン3を用いて情報を示す線画を記入するための領域である。カテゴリチェックボックス124は、画像ファイルの保存先のカテゴリを指定するために、ユーザがチェックマークを示す線画を記入する領域である。保存先のカテゴリは、例えば「TODO」フォルダである。保存チェックボックス125は、記入領域123に記入された線画を確定させるために、ユーザがチェックマークを示す線画を記入する領域である。例えば、ユーザが、記入領域123に線画を記入した後、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125にチェックマークを記入する。この場合、読取装置2のCPU21は、記入領域123に記入された線画の線画データに基づき、画像ファイルを作成する。画像ファイルは、記入領域123に記入された線画を示す。CPU21は、画像ファイルをスマートフォン19に送信する。スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から受信した画像ファイルをフラッシュROM43の「TODO」記憶エリアに保存する。詳細は後述する。
用紙121に記入された線画に基づいて画像ファイルが作成される場合のCPU21の処理の概要について、図2及び図3を参照して説明する。読取装置2のCPU21は、電子ペン3に対して筆圧が付与されている間、ASIC28A、29Aを介して電子ペン3の位置を示す座標データを一定周期で繰り返し検出する。本実施形態では、CPU21は、検出した座標データとレイアウトデータに基づいて、記入領域123、カテゴリチェックボックス124、及び保存チェックボックス125の何れに線画が記入されているか否かを判断できる。CPU21は、記入領域123に線画が記入されていると判断した場合、一の線画毎に線画データを取得し、RAM22に一時記憶する。線画データは、電子ペン3によって用紙121に記入された一の線画を構成する複数の位置を示す。つまり、線画データは、一の線画を構成する複数の位置を示す座標データを含む。CPU21は、座標データを、座標データが検出された時刻を示す時間データを関連付けて取得する。なお、一の線画を構成する複数の位置が同じ位置を示す場合もある。
ユーザが電子ペン3を用いて記入領域123に線画を1つずつ記入する毎に、RAM22に線画データが記憶される。従って、保存チェックボックス125がチェックされるまでに記入領域123に記入された線画を示す線画データが、RAM22に蓄積される。
CPU21は、記入領域123に線画が記入された後、保存チェックボックス125に線画が記入されたと判断した場合、RAM22に記憶された少なくとも一の線画の線画データを含むストロークデータを作成する。CPU21は、作成したストロークデータに含まれる線画データに基づき、線画データが示す線画を特定する。CPU21は、特定した線画を含む画像の画像ファイルを作成する。画像ファイルは、線画をデシタル画像によって示すデータファイルである。保存チェックボックス125は、記入領域123に記入された線画を確定させ、確定させた線画を含む画像ファイルの作成を指示するために使用される。CPU21は、画像ファイルを作成したら、作成した画像ファイルをフラッシュROM23に記憶する。その後、CPU21は、作成したストロークデータを消去する。
図3〜図7を参照し、CPU21による、チェックボックス120にチェックされたか否かの判定処理の概要について説明する。検出領域は、第一領域141(図4〜図7参照)、第二領域142(図4〜図7参照)、第三領域、及び始点判定領域140(図4〜図7参照)を含む。第一領域141は、検出領域の一部の領域である。第二領域142は、第一領域141とは異なる、検出領域の一部の領域である。第三領域は、第一領域141とは異なる、検出領域の一部の領域である。第三領域は、第二領域142の少なくとも一部と重なってもよい。本実施形態では、第三領域は、第二領域142を含む、第二領域142より大きい領域である。始点判定領域140は、検出領域の一部の領域である。始点判定領域140は、第一領域141と第二領域142とを含む。詳細には、始点判定領域140は、第一領域141と第二領域142とを合わせた領域である。
紙媒体100が読取装置2に適正位置で装着されると、用紙121の左頁面121Lはセンサ基板7Lの検出領域の上に、右頁面121Rはセンサ基板7Rの検出領域の上に載置される。この状態で、チェックボックス120は、第一領域141と位置的に対応し、記入領域123は、第三領域と位置的に対応する。つまり、チェックボックス120は、第一領域141と重なるように配置される。記入領域123は、第三領域と重なるように配置される。
図4に示すように、第一領域141は、四角形131内の領域である。四角形131は、例えば正方形である。四角形131は、例えば10mm四方である。本実施形態では、チェックボックス120の大きさは、四角形131の大きさと略同じである。つまり、チェックボックス120は、例えば10mm四方の正方形である。第二領域142は、第一領域141の外部に設けられ且つ第一領域141と接触する領域である。詳細には、第二領域142は、第一領域141の周囲を取り囲む領域である。第二領域142は、四角形132内の領域のうち、第一領域141の外側の領域である。四角形132は、四角形131の周囲を囲む、四角形131より大きい四角形である。本実施形態では、四角形132は正方形である。
第一領域141の中心から前記第二領域142の外縁までの距離L2は、第一領域141の中心Oから第一領域141の外縁までの距離L1の1倍より大きく且つ2倍以下であることが望ましい。本実施形態では、第一領域141の中心Oから第二領域142の外縁までの距離L2は、例えば7mmである。第一領域141の中心Oから第一領域141の外縁までの距離L1は、例えば5mmである。この場合、第一領域141の外縁から第二領域142の外縁までの距離(L2−L1)は、2mmである。なお、中心Oは、例えば四角形131の対角線の交点である。中心Oは別の方法で定めてもよく、例えば四角形131の重心でもよい。
本実施形態では、検出領域における一の線画の始点が始点判定領域140内にあり、且つ、次の第一条件及び第二条件の少なくとも一方が満たされる場合に、CPU21は、チェックボックス120がチェックされたと判断する。これにより、CPU21は、チェックボックス120に対応する指示が入力されたと判断することができる。第一条件は、一の線画のうち、第一領域141内で検出された位置に対応する線が所定長さ以上であることである。本実施形態では、所定長さは、第一領域141の外縁から第二領域142の外縁までの距離(L2−L1)以上の長さである。所定長さは、例えば2mmである。第二条件は、一の線画のうち、第一領域141内で検出された位置が所定時間以上連続して検出されることである。所定時間は、例えば2秒である。
例えば図4に示すように、ユーザが、用紙121におけるチェックボックス120に、チェックマークとして、開始位置151を有する線画152を記入する。具体的には、ユーザは、用紙121上で、チェックボックス120の外側であり且つ第二領域142に対応する領域から、チェックマークの記入を開始する。そして、ユーザは、第一領域141に対応するチェックボックス120内で、所定長さ以上の線153を記入する。線153は、線画152の少なくとも一部である。この場合、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にある。線画152のうち、第一領域141内で検出された位置に対応する線153は、所定長さ(2mm)以上である。つまり、第一条件が満たされる。また、第一領域141内で検出された位置が所定時間以上連続して検出されれば、第二条件も満たされる。従って、第一条件及び第二条件の少なくとも一方が満たされる。よって、CPU21は、チェックボックス120がチェックされたと判断する。
なお、説明の便宜上、開始位置151を黒丸で示す。また、説明の便宜上、線画152のうち、第一領域141内で検出された位置に対応する線153を、線画152の他の部分より太く示す。実際には、ASIC28A、29Aが電子ペン3の位置を示す座標データを検出できる程度に、芯体31に筆圧が付与されればよい。従って、線画はどのような太さでもよい。また、電子ペン3のインク切れなどで線画が記入されなくてもよく、記入動作が行われればよい。
例えば図5に示すように、ユーザは、用紙121上で、第一領域141に対応するチェックボックス120の内側から、チェックマークとして線画152の記入を開始する。そして、線画152は、チェックボックス120からはみ出た後、再びチェックボックス120内で所定長さ(2mm)以上記入される。この場合、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にある。また、第一領域141内で検出された位置に対応する線153は、2つある。2つの線153のうち一方は、所定長さ(2mm)以上である。つまり、第一条件が満たされる。従って、CPU21は、チェックボックス120がチェックされたと判断する。
例えば図6に示すように、ユーザは、用紙121上で、第二領域142に対応する領域の外側から、チェックマークとして線画152の記入を開始する。そして、線画152は、チェックボックス120内で所定長さ以上の線153を有する。つまり、線画152のうち、第一領域141内で検出された位置に対応する線153は、所定長さ(2mm)以上である。この場合、第一条件は満たされる。しかしながら、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にない。従って、CPU21は、チェックボックス120がチェックされていないと判断する。
例えば図7に示すように、ユーザは、用紙121における複数のチェックボックス120に、チェックマークとして一の線画152を記入することも可能である。この場合、一の線画152の開始位置151が、複数のチェックボックス120のうち何れかに対応する始点判定領域140内にあればよい。そして、複数のチェックボックス120の夫々に対応する複数の第一領域について、第一条件及び第二条件の少なくとも一方が満たされればよい。例えば、図7において、左側の四角形131はカテゴリチェックボックス124に対応し、右側の四角形131は保存チェックボックス125に対応する。
ユーザは、用紙121上で、カテゴリチェックボックス124の内側から、線画152の記入を開始する。そして、ユーザは、カテゴリチェックボックス124の右に配置された保存チェックボックス125内まで線画152を記入する。線画152は、カテゴリチェックボックス124からはみ出た後、保存チェックボックス125内で所定長さ(2mm)以上記入される。この場合、線画152の開始位置151は、カテゴリチェックボックス124に対応する始点判定領域140内にある。カテゴリチェックボックス124に対応する第一領域141内で検出された位置に対応する線153は、所定長さ(2mm)未満である。しかしながら、カテゴリチェックボックス124に対応する第一領域141内で検出された位置は、所定時間以上連続して検出されるとする。そして、保存チェックボックス125に対応する第一領域141内で検出された位置に対応する線153は、所定長さ(2mm)以上である。この場合、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125の夫々について第一条件が満たされる。従って、CPU21は、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125の夫々がチェックされたと判断する。なお、ユーザは、複数のチェックボックス120の1つ1つに、チェックマークとして線画152を記入してもよい。
図8〜図9を参照し、読取装置2のCPU21によって実行されるメイン処理について説明する。まず、ユーザは、紙媒体100を読取装置2に適正位置で装着する。ユーザは、用紙121(図3参照)の左頁面121L及び右頁面121Rが左右に配置されるように、紙媒体100を見開き状態とする。この状態で、ユーザは、読取装置2の電源をONする。CPU21は、読取装置2の電源がONされた場合に、フラッシュROM23に記憶されたプログラムに基づいて動作することで、メイン処理を開始する。なお、CPU21は、メイン処理と並行して、記入領域123に記入された線画の線画データをRAM22に記憶する処理も実行する。
CPU21は、メイン処理の開始時に、読取装置2に装着された紙媒体100の用紙121のフォーマットのレイアウトデータを、フラッシュROM23から読み出してRAM22に記憶する。CPU21は、レイアウトデータを参照して、第一領域141、第二領域142、第三領域、及び始点判定領域140を特定する。
CPU21は、チェック判定処理を実行する(S11)。図9を参照して、チェック判定処理について説明する。CPU21は、電子ペン3に付与された筆圧に基づいて、用紙121に線画152が記入されている状態であるか否かを判断する(S31)。CPU21は、線画152が記入されている状態でないと判断した場合(S31:NO)、初期化処理を行う(S33)。詳細には、CPU21は、フラグをOFFに設定し、全ての変数(後述する距離及び経過時間)を0に設定する。後述するS39で開始位置151を示す座標データがRAM22に記憶されている場合、CPU21は、開始位置151を示す座標データを消去する。更に、CPU21は、後述するS49で開始されたタイマーによる時間の計測が行われている場合、タイマーによる時間の計測を終了する。その後、CPU21は処理をS65に進める。
一方、CPU21は、線画152が記入されている状態であると判断した場合(S31:YES)、ASIC28A、29Aを介して電子ペン3の位置を示す座標データを取得し、RAM22に記憶する(S35)。次に、CPU21は、線画152の開始位置151を示す座標データがRAM22に記憶されているか否かを判断する(S37)。ここで、線画152の開始位置151は、最も直近に記入された線画152の開始位置151である。
CPU21は、開始位置151を示す座標データが記憶されていないと判断した場合(S37:NO)、S35で取得した座標データを、開始位置151を示す座標データとしてRAM22に記憶する(S39)。CPU21は、開始位置151を示す座標データが記憶されていると判断した場合(S37:YES)、又はS39の処理の後、S35で取得した座標データが示す位置が、検出領域におけるどの領域にあるか判断する(S41)。詳細には、CPU21は、S35で取得した座標データが示す位置が、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125の夫々に対応する第一領域141、第三領域の何れの領域にあるか判断する。CPU21は、判断した領域を示す領域IDを設定し、RAM22に記憶する。カテゴリチェックボックス124に対応する第一領域141の領域IDは、1である。保存チェックボックス125に対応する第一領域141の領域IDは、10である。第三領域の領域IDは0である。
CPU21は、S35で取得した座標データが示す位置が、第一領域141にあるか否か判断する(S43)。詳細には、CPU21は、S41で設定した領域IDを参照し、領域IDが0でない場合には、S35で取得した座標データが示す位置が第一領域141にあると判断する(S43:YES)。CPU21は、領域IDが0である場合には、S35で取得した座標データが示す位置が第一領域141にないと判断する(S43:NO)。
CPU21は、S35で取得した座標データが示す位置が、第一領域141にないと判断した場合(S43:NO)、距離を0に設定し、経過時間を0に設定する。CPU21は、フラグをOFFに設定する。更に、CPU21は、後述するS49でタイマーによる時間の計測が開始されている場合には、タイマーによる時間の計測を終了する(S45)。その後、CPU21は処理をS65に進める。CPU21は、S35で取得した座標データが示す位置が、第一領域141にあると判断した場合(S43:YES)、今回S41の処理で判断した領域と、前回S41の処理で判断した領域とが同一であるか否かを判断する(S47)。詳細には、CPU21は、今回S41で設定した領域IDと、前回S41で設定した領域IDとが同じであるか否かを判断する。
CPU21は、今回S41の処理で判断した領域と、前回S41の処理で判断した領域とが同一でないと判断した場合(S47:NO)、距離を0に設定し、経過時間を0に設定する。CPU21は、フラグをOFFに設定する。更に、CPU21は、タイマーによる時間の計測を開始する(S49)。その後、CPU21は処理をS65に進める。CPU21は、今回S41の処理で判断した領域と、前回S41の処理で判断した領域とが同一であると判断した場合(S47:YES)、フラグがONであるか否かを判断する(S51)。
CPU21は、フラグがONであると判断した場合(S51:YES)、戻り値にNULLを設定する(S53)。その後、CPU21は、チェック判定処理(S11)を終了し、メイン処理に戻る。CPU21は、フラグがOFFの場合、フラグがONでないと判断し(S51:NO)、距離と経過時間を設定する(S55)。詳細には、CPU21は、現在設定されている距離に、前回S35で取得した座標データが示す位置と今回S35で取得した座標データが示す位置との距離を足す。また、CPU21は、S49で時間の計測を開始したタイマーを参照して、計測した時間の値を経過時間として設定する。
CPU21は、S55で設定した距離と経過時間とに基づき、第一条件及び第二条件の少なくとも一方が満たされるか否かを判断する(S57)。上述の通り、第一条件は、一の線画152のうち、第一領域141内で検出された位置に対応する線153が所定長さ以上であることである。詳細には、CPU21は、第一条件については、S55で設定した距離が閾値D以上であるか否かを判断する。閾値Dは、例えば2mmである。上述の通り、第二条件は、一の線画152のうち、第一領域141内で検出された位置が所定時間以上連続して検出されることである。詳細には、CPU21は、第二条件については、S55で設定した経過時間が閾値T以上であるか否かを判断する。閾値Tは、例えば2秒である。
CPU21は、第一条件及び第二条件の何れも満たされないと判断した場合(S57:NO)、処理をS65に進める。CPU21は、第一条件及び第二条件の少なくとも一方が満たされると判断した場合(S57:YES)、フラグをONに設定する(S59)。
CPU21は、S39で記憶された座標データが示す開始位置151が、始点判定領域140内にあるか否かを判断する(S61)。CPU21は、開始位置151が始点判定領域140内にないと判断した場合(S61:NO)、処理をS65に進める。S65では、CPU21は戻り値にNULLを設定する。その後、CPU21は、チェック判定処理(S11)を終了し、メイン処理に戻る。CPU21は、開始位置151が始点判定領域140内にあると判断した場合(S61:YES)、戻り値にアクションIDを設定し、RAM22に記憶する(S63)。詳細には、CPU21は、S41で設定した領域IDに基づき、アクションIDを設定する。CPU21は、領域IDが1の場合には、アクションIDにカテゴリ選択アクションを設定する。CPU21は、領域IDが10の場合には、アクションIDに保存アクションを設定する。その後、CPU21は、チェック判定処理(S11)を終了し、メイン処理に戻る。
図8に示すように、CPU21は、チェック判定処理の後(S11)、戻り値を参照して、アクションIDがRAM22に記憶されているか否かに基づき、アクションIDが確定されたか否かを判断する(S15)。戻り値がNULLである場合、CPU21は、アクションIDが確定されていないと判断し(S15:NO)、処理をS11に戻す。戻り値がアクションIDである場合、CPU21は、アクションIDが確定されたと判断する(S15:YES)。その後、CPU21は、アクションIDに応じた処理を実行する(S20)。
アクションIDが保存アクションの場合、CPU21は、記入領域123に記入された線画を確定する。詳細には、CPU21は、記入領域123に記入された線画の線画データ含むストロークデータを作成する。CPU21は、上述の通り、作成したストロークデータに基づき、画像ファイルを作成し、フラッシュROM23に記憶する。アクションIDがカテゴリ選択アクションの場合、CPU21は、画像ファイルの保存先のカテゴリの指定をフラッシュROM23に記憶する。上述の通り、保存先のカテゴリは、例えば「TODO」フォルダである。CPU21は、アクションIDに応じた処理を実行した後(S20)、処理をS11に戻す。読取装置2の電源がOFFされると、CPU21はメイン処理を終了する。
CPU21は、メイン処理を終了した後、スマートフォン19から無線送信されたデータ要求コマンドを、無線通信部24を介して受信した場合、フラッシュROM23に記憶した画像ファイルを、無線通信部24を介してスマートフォン19に無線送信する。フラッシュROM23にカテゴリの指定が保存されている場合、CPU21は、画像ファイルをカテゴリの指定と関連付けて、スマートフォン19に送信する。
スマートフォン19のCPU41は、読取装置2から送信された画像ファイルを受信し、フラッシュROM43に記憶する。画像ファイルにカテゴリの指定が関連付けられている場合、CPU41は、画像ファイルを、指定されたカテゴリに対応するフラッシュROM43の記憶エリアに保存する。例えば、画像ファイルの保存先として「TODO」フォルダが指定されている場合、CPU21は、画像ファイルをフラッシュROM43の「TODO」記憶エリアに保存する。CPU41は、フラッシュROM43に記憶した画像ファイルに基づいて、電子ペン3によって用紙121に記入された線画を含む画像をディスプレイ192に表示させることができる。なお、読取装置2からスマートフォン19に対して画像ファイルが送信される場合の通信は、無線通信に限定されず有線通信であってもよい。
図5に示す例では、線画152の記入が開始された後、線画152がチェックボックス120からはみ出るまでの間、チェックボックス120内の線153は所定の長さ未満である。従って、第一条件は満たされない。第二条件も満たされなければ(S57:NO)、読取装置2のCPU21は、S65、S15、S31、S35、S37、S41、S43、S47、S51、S55、S57の処理を繰り返す。そして、線画152がチェックボックス120からはみ出ると、CPU21は、S35で取得した座標データが示す位置が、第一領域141にないと判断する(S43:NO)。CPU21は、S45、S65、S15、S31、S35、S37、S41、S43の処理を繰り返す。
線画152が再びチェックボックス120内で記入され(S43:YES)、チェックボックス120内の線153が所定長さ(2mm)以上になると、第一条件が満たされる(S57:YES)。また、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にある(S61:YES)。従って、CPU21は、戻り値にアクションIDを設定する(S63)。つまり、CPU21は、チェックボックスにチェックされ、指示が入力されたと判断する。
図7に示す例では、線画152の記入が開始された後、カテゴリチェックボックス124に対応する第一領域141内で検出される位置が、所定時間以上連続して検出されると、第条件が満たされる(S57:YES)。また、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にある(S61:YES)。従って、CPU21は、戻り値にアクションIDを設定する(S63)。つまり、CPU21は、カテゴリチェックボックス124にチェックされたと判断する。従って、CPU21は、画像ファイルの保存先のカテゴリを指定する指示が入力されたと判断する。線画152は、カテゴリチェックボックス124からはみ出た後、保存チェックボックス125内まで記入される。線画152が保存チェックボックス125内に入ると、CPU21は、S47で、今回S41の処理で判断した領域と、前回S41の処理で判断した領域とが同一でないと判断する(S47:NO)。従って、CPU21は、S49、S65、S15、S31、S35、S37、S41、S43の処理を行う。そして、CPU21は、S47で、今回S41の処理で判断した領域と、前回S41の処理で判断した領域とが同一であると判断する(S47:YES)。
線画152がカテゴリチェックボックス124からはみ出た後(S43:NO)、フラグはOFFに設定されている(S45)。従って、CPU21は、S51で、フラグはONでないと判断する(S51:NO)。CPU21は、S55、S57、S65、S15、S31、S35、S37、S41、S43、S47、S51の処理を繰り返す。チェックボックス120内の線153が所定長さ(2mm)以上になると、第一条件を満たす(S57:YES)。また、線画152の開始位置151は始点判定領域140内にある(S61:YES)。従って、CPU21は、戻り値にアクションIDを設定する(S63)。つまり、CPU21は、保存チェックボックス125にチェックされたと判断する。従って、CPU21は、記入領域123に記入された線画を確定する指示が入力されたと判断する。
以上説明したように、本実施形態の読取装置2は、線画152の開始位置151が始点判定領域140内にあるか否かと、第一領域141に関して、上述の第一条件と第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かとの両方を判断する。これにより、読取装置2は、チェックボックス120にチェックされたか否かを正確に判断することができる。よって、読取装置2は、チェックマークを示す線画152の記入動作に基づき、指示が入力されたか否かを正確に判断することができる。ユーザは、電子ペン3を用いて始点判定領域140で線画152の記入を開始すればよい。そして、ユーザは、第一領域141内で所定長さの線を記入するか、所定時間記入を続ければよい。これにより、ユーザは、読取装置2に正確にチェックボックス120に対応する指示を入力することができる。
読取装置2は、第一領域141より広い始点判定領域140内に線画152の開始位置151があるか否かを判断する。読取装置2は、第一条件及び第二条件の判断については、始点判定領域140より狭い第一領域141内にある位置を対象とする。例えば、ユーザが、用紙121における、第一領域141の外部に設けられた第二領域142に対応する領域内で、電子ペン3により線画152の記入を開始する。この場合でも、記入された線画152が第一条件と第二条件との少なくとも一方を満たせば、読取装置2は、チェックボックス120にチェックされたと判断することができる。従って、ユーザは、読取装置2にチェックボックス120に対応する指示を入力することができる。
読取装置2は、検出領域において、第一領域141の中心から一定の距離離れた、第二領域142の外側の位置で線画152の開始位置151を検出した場合には、チェックボックス120にチェックされたと判断しない。例えば、ユーザは、記入領域123に情報を示す線画を記入する。この場合に、ユーザが、第一領域141に対応するチェックボックス120の中心から一定の距離離れた位置から線画152の記入を開始し、線画152を第一領域141内まで記入してしまったとする。この場合、読取装置2はチェックボックスにチェックされたと判断しない。従って、読取装置2が誤って指示が入力されたと判断することを防止できる。
本実施形態では、紙媒体100が読取装置2に位置決めされた状態で装着されると、用紙121のチェックボックス120は、読取装置2の検出領域における第一領域141と位置的に対応する。従って、ユーザは、チェックボックス120に電子ペン3により線画152を記入することにより、指示を入力することができる。
本実施形態では、読取装置2の検出領域における第一領域141の大きさは、用紙121のチェックボックス120の大きさと略同じである。従って、ユーザは、チェックボックス120内で、所定長さ以上の線を記入するか、所定時間記入を続けた場合には、読取装置2に指示を入力することができる。
上記実施形態において、電子ペン3が本発明の「記入手段」の一例である。センサ基板7L、7R、及び、センサ制御基板28、29が本発明の「検出手段」の一例である。チェック判定処理のS35の処理を実行するCPU21が、本発明の「取得手段」の一例である。始点判定領域140が本発明の「第一領域」の一例である。S61の処理を実行するCPU21が、本発明の「第一判断手段」の一例である。第一領域141が本発明の「第二領域」の一例である。S57の処理を実行するCPU21が、本発明の「第二判断手段」の一例である。チェック判定処理のS63、メイン処理のS15の処理を実行するCPU21が、本発明の「第三判断手段」の一例である。第二領域142が本発明の「第三領域」の一例である。S35の処理が、本発明の「取得ステップ」の一例である。S61の処理が、本発明の「第一判断ステップ」の一例である。S57の処理が、本発明の「第二判断ステップ」の一例である。S63、S15の処理が、本発明の「第三判断ステップ」の一例である。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
読取装置2は他の方法で電子ペン3の位置を検出してもよい。例えば読取装置2はタッチパネルを備えてもよい。タッチパネル上に紙媒体100が置かれてもよい。CPU21は、電子ペン3によって紙媒体100の用紙111に線画を記入する動作が行われた場合、タッチパネルを介して筆圧が加えられた位置を示す座標データを検出してもよい。
読取装置2の代わりに、スマートフォン、タブレット型端末などの他の装置が用いられてもよい。他の装置は、例えばタッチパネルを備えていればよい。他の装置の上に紙媒体100は置かれなくてもよい。ユーザは、電子ペン3の代わりに、指又はタッチペンでタッチパネルに触れることにより、線画を記入してもよい。この場合も、スマートフォン、タブレット型端末などの他の装置は、タッチパネルが押下された位置を示す座標データを検出すればよい。
読取装置2において使用可能な用紙111は、図3に示す用紙121に限定されず、他のフォーマットの用紙111であってもよい。用紙111のフォーマットは、紙媒体100の種別毎に異なってもよい。また、用紙111のフォーマットは、頁毎に異なってもよい。フラッシュROM23は、複数のフォーマットの夫々に対応するレイアウトデータを記憶してもよい。
用紙121における記入領域123、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125の夫々の形状、位置、サイズなどは変更できる。例えば、カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125の少なくとも一方が、円形、楕円形、三角形等その他の形状であってもよい。カテゴリチェックボックス124及び保存チェックボックス125は、用紙121の右上隅部、左下隅部、及び右上隅部の何れの位置に設けられていてもよい。カテゴリチェックボックス124と保存チェックボックス125は、上下方向に並んで配置されてもよい。カテゴリチェックボックス124と保存チェックボックス125とは離隔していてもよい。
本実施形態では、始点判定領域140は、第一領域141及び第二領域142を含む。しかしながら、始点判定領域140は、第一領域141の少なくとも一部を含まなくてもよい。始点判定領域140は、第一領域141と同じ領域であってもよい。この場合、図9に示すチェック判定処理のS61で、CPU21は、S39で記憶された座標データが示す開始位置151が、第一領域141内にあるか否かを判断すればよい。また、検出領域は、第二領域142を含まなくてもよい。
検出領域における第一領域141、第二領域142、及び始点判定領域140の形状、位置、サイズなども、チェックボックス120に応じて変更できる。例えば、チェックボックス120が円形の場合、第一領域141はチェックボックス120と略同じ大きさの円形であってもよい。第二領域142は、第一領域141の周囲を取り囲む、第一領域141より大きい円形であってもよい。
画像ファイルの保存先のカテゴリは、「TODO」フォルダ以外のフォルダであってもよい。例えば、保存先のカテゴリは、「スケジュール」フォルダ、「メモ」フォルダなどであってもよい。本実施形態では、用紙121(左頁面121L及び右頁面121Rの夫々)に2つのチェックボックス120が設けられている。しかしながら、用紙121に設けるチェックボックス120の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。カテゴリチェックボックス124は、画像ファイルの保存先のカテゴリの指定以外の指示を入力するために、用紙121に設けられてもよい。
2 読取装置
2L 左読取装置
2R 右読取装置
3 電子ペン
7L センサ基板
7R センサ基板
20 メイン基板
21 CPU
28 センサ制御基板
29 センサ制御基板
100 紙媒体
111 用紙
120 チェックボックス
121 用紙
121L 左頁面
121R 右頁面
123 記入領域
124 カテゴリチェックボックス
125 保存チェックボックス
140 始点判定領域
141 第一領域
142 第二領域
151 開始位置
152 線画
153 線

Claims (6)

  1. 検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断手段と、
    前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得手段によって取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断手段と、
    前記第一判断手段によって前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断手段によって前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断手段と
    を備え
    前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域であることを特徴とする情報入力装置。
  2. 前記第三領域は、前記第二領域の周囲を取り囲む領域であり、
    前記第二領域の中心から前記第三領域の外縁までの距離は、前記第二領域の中心から前記第二領域の外縁までの距離の1倍より大きく且つ2倍以下であることを特徴とする請求項に記載の情報入力装置。
  3. 前記検出手段は、紙媒体に設けられたチェックボックスと前記第二領域とが位置的に対応するように、前記検出領域上に前記紙媒体を載置可能であり、
    前記線画データは、前記記入手段によって前記紙媒体に記入された前記一の線画である点又は線を示すことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報入力装置。
  4. 前記第二領域の大きさは、前記チェックボックスの大きさと略同じであることを特徴とする請求項に記載の情報入力装置。
  5. 検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段を備えた情報入力装置の制御方法であって、
    前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断ステップと、
    前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断ステップと、
    前記第一判断ステップで前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断ステップで前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断ステップと
    を備え
    前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域であることを特徴とする情報入力装置の制御方法。
  6. 検出領域に接触又は近接する記入手段の位置である検出位置を検出する検出手段を備えた情報入力装置のコンピュータに実行させるための制御プログラムであって、
    前記検出手段によって検出された前記検出位置に基づいて、前記記入手段によって記入された一の線画に対応する、前記検出位置を少なくとも一つ含む線画データを取得する取得ステップと、
    前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記検出手段によって最初に検出された開始位置が、前記検出領域の一部の領域である複数の第一領域の何れかの内にあるか否かを判断する第一判断ステップと、
    前記複数の第一領域の各々の一部の領域である複数の第二領域の各々ついて、前記取得ステップで取得された前記線画データに含まれる前記少なくとも一つの検出位置のうち、前記第二領域内にある前記検出位置によって示される線が所定長さ以上である第一条件と、前記第二領域内にある前記検出位置が所定時間以上連続して検出される第二条件との少なくとも一方が満たされるか否かを判断する第二判断ステップと、
    前記第一判断ステップで前記開始位置が前記複数の第一領域の何れかの内にあると判断された場合に前記複数の第二領域の内の、前記第二判断ステップで前記第一条件と前記第二条件との少なくとも一方が満たされると判断された前記第二領域に対応する指示が入力されたと判断する第三判断ステップと
    をコンピュータに実行させ
    前記第一領域は、前記第二領域と、前記第二領域の外部に設けられ且つ前記第二領域と接触する領域である第三領域とを含む、前記第二領域よりも大きい領域であることを特徴とする制御プログラム。
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