JP2020094490A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、建物開口部の左右に設けられて、建物開口部を開閉作動する電動シャッターなどの開閉体カーテンを案内するカイドレールの構造、特に、電動シャッターの開閉作動に障害となる建物開口部内の障害物を検知する光学的検知手段としての投受光器をガイドレールに設けた開閉体のガイドレール構造に関する。
電動シャッターの開閉作動に障害となる障害物を検知する投受光器をガイドレールに設けた建築用電動シャッター装置が、下記特許文献1に示されている。
特許文献1の建築用電動シャッター装置では、そのシャッターカーテンとなる開閉体カーテンの左右縁部が、建物開口部左右のガイドレールの略コ形ガイドレール本体に挿入されて上下開閉方向に案内される。
ガイドレール本体は、その一方の外側壁面(建物躯体側の外側壁面)が、上下方向に長い縦枠体よりなる下地枠材を介して、建物躯体側に取り付け固定されている。
また、この特許文献1の建築用電動シャッター装置では、その上記下地枠材の適当な高さ位置に、投受光器を設け、投受光器からの光学的信号の遮断により建物開口部内の障害物を検知する。障害物が検知された時に、電動シャッターの電動開閉機を制御して、開閉体カーテンを停止又は停止上昇させるようにして、安全側に作動させる。投受光器の電源又は信号配線は、下地枠体内を通して電動開閉機の側に導出案内される。
ガイドレール本体は、その一方の外側壁面(建物躯体側の外側壁面)が、上下方向に長い縦枠体よりなる下地枠材を介して、建物躯体側に取り付け固定されている。
また、この特許文献1の建築用電動シャッター装置では、その上記下地枠材の適当な高さ位置に、投受光器を設け、投受光器からの光学的信号の遮断により建物開口部内の障害物を検知する。障害物が検知された時に、電動シャッターの電動開閉機を制御して、開閉体カーテンを停止又は停止上昇させるようにして、安全側に作動させる。投受光器の電源又は信号配線は、下地枠体内を通して電動開閉機の側に導出案内される。
特許文献1に記載の建築用電動シャッター装置において、上記光電センサを上記ガイドレール本体の下地枠材に内蔵させる作業は、下地枠材に穴加工をして光電センサを枠内に嵌め込むのが一般的である。このような、光電センサを下地枠材の枠内に嵌め込む為の作業は、下地枠材を構成する断面略コ形の一対の対向する枠材の両側片を穴加工が貫通しており、光電センサの電気配線作業は、密閉した下地枠材の内部を通すことになるので、非常に大変な作業となっている。
特に、メンテナンス作業時には、一旦、建物躯体側に取り付け施工された上記カイドレールと一体の上記下地枠材を、建物躯体側から取り外す必要がある。この時には、建物躯体側のボードとのコーキングを外す必要があり、さらに、メンテナンス終了時には建物躯体側との仕上げ作業を行わせる必要があり、非常に大変な作業となる。
特に、メンテナンス作業時には、一旦、建物躯体側に取り付け施工された上記カイドレールと一体の上記下地枠材を、建物躯体側から取り外す必要がある。この時には、建物躯体側のボードとのコーキングを外す必要があり、さらに、メンテナンス終了時には建物躯体側との仕上げ作業を行わせる必要があり、非常に大変な作業となる。
本発明は、以上の点に鑑みてなしたもので、建物開口部を開閉作動する電動シャッターなどの開閉体カーテンを案内するカイドレールの建物躯体側からの取り外し及び取り付け施工を容易とした開閉体のガイドレール構造を提起することを目的としている。
さらに、本発明は、上記ガイドレールに投受光器などの障害物検知手段などの部品を設けた構造において、障害物検知手段などの部品のガイドレールからの取り外し及び取り付け施工を容易とした開閉体のガイドレール構造を提起することを目的としている。
さらに、本発明は、上記ガイドレールに投受光器などの障害物検知手段などの部品を設けた構造において、障害物検知手段などの部品のガイドレールからの取り外し及び取り付け施工を容易とした開閉体のガイドレール構造を提起することを目的としている。
また、本発明では、上記カイドレールを建物躯体側に取り付けた後の、建て付け調整又はメンテナンス施工時における、再度のカイドレールの建物躯体側への取り付け施工を容易とすることを目的としている。
以下に上記の課題を解決するための手段を、図の実施の形態を参照して説明する。
本発明は、建物開口部2の左右に設けられて、建物開口部2を開閉作動する開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部を案内するガイドレール3,3を有する開閉体(電動シャッター1)のガイドレール構造において、
前記開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレール3のカイドレール本体5と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bと結合される解体レール受け7と、
を具備し、
前記解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造にある。
請求項1発明では、建物開口部の左右に設けられて、建物開口部を開閉作動する開閉体カーテンの左右縁部を案内するガイドレールを有する開閉体のガイドレール構造において、
前記開閉体カーテンの左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレールのカイドレール本体と、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体の一方の外側壁面に中間片が固定されたガイドレール受けと、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受けであって、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片と結合される解体レール受けと、
を具備し、
前記解体レール受けは、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受けの中間片は前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造において、
前記解体レール受けは、前記建物の躯体側外面との間に、コーキング処理などの仕上がり加工が施された状態で取り付け固定されており、
前記解体レール受けが取り付け固定されている前記建物の躯体側外面には、ボードによる仕上材が設けられ、仕上材のボード端面と前記解体レール受けの外壁面の対向面との間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする開閉体のガイドレール構造にある。
請求項2発明では、
前記仕上材(24)のボード端面と断面略コ形をなす前記解体レール受け(7)の側片(6b)の外壁面との間には解体レール受けの縦方向に沿って連続する溝空間が形成され、該溝空間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉体のガイドレール構造にある。
前記開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレール3のカイドレール本体5と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bと結合される解体レール受け7と、
を具備し、
前記解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造にある。
請求項1発明では、建物開口部の左右に設けられて、建物開口部を開閉作動する開閉体カーテンの左右縁部を案内するガイドレールを有する開閉体のガイドレール構造において、
前記開閉体カーテンの左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレールのカイドレール本体と、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体の一方の外側壁面に中間片が固定されたガイドレール受けと、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受けであって、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片と結合される解体レール受けと、
を具備し、
前記解体レール受けは、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受けの中間片は前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造において、
前記解体レール受けは、前記建物の躯体側外面との間に、コーキング処理などの仕上がり加工が施された状態で取り付け固定されており、
前記解体レール受けが取り付け固定されている前記建物の躯体側外面には、ボードによる仕上材が設けられ、仕上材のボード端面と前記解体レール受けの外壁面の対向面との間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする開閉体のガイドレール構造にある。
請求項2発明では、
前記仕上材(24)のボード端面と断面略コ形をなす前記解体レール受け(7)の側片(6b)の外壁面との間には解体レール受けの縦方向に沿って連続する溝空間が形成され、該溝空間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉体のガイドレール構造にある。
開閉体(電動シャッター1)の建物開口部2への取り付け施工において、ガイドレール本体5の高さ位置を、例えば、シャターケース20の配置位置に合わせ、又は、建物開口部2の床位置のレベルに合わせて、上下に建て付け調整させる必要がある場合がある。 この場合、上記開閉体のガイドレール構造では、解体レール受け7の両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられているところから、建物の躯体側に解体レール受け7を取り付けた状態で、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を解体レール受け7から取り外し、躯体側の解体レール受け7に対し、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置を調整させることができる。
解体レール受け7と躯体面のボードなど仕上材24との間がコーキング25処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置の調整作業時において、解体レール受け7を躯体面から取り外す必要がないため、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
解体レール受け7と躯体面のボードなど仕上材24との間がコーキング25処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置の調整作業時において、解体レール受け7を躯体面から取り外す必要がないため、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
本発明は、前記ガイドレール受け6の少なくとも一方の側片6bの一箇所又は複数箇所には、ガイドレール受け6の長手方向に長く、側片6bの外縁側に開口する切欠き部6cが形成されている上記の開閉体のガイドレール構造にある。
上記の構成では、ガイドレール3に障害物検知手段やその電気配線などの部品を設ける場合、ガイドレール受け6の切欠き部6cを避けた解体レール受け7の内壁に上記部品を取り付けることにより、障害物検知手段やその電気配線などの部品を解体レール受け7の内壁に残した状態で、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を取り外すことができ、上記部品の取付、保守或いは交換作業が容易となる。
本発明では、建物開口部2の左右に設けられて、建物開口部2を開閉作動する開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部を案内するガイドレール3,3を有し、ガイドレール3,3には、建物開口部2に位置して開閉体カーテン(シャターカーテン4)の開閉作動に障害となる障害物を検知する障害物検知手段(投受光器8)が設けられている開閉体(電動シャッター1)のガイドレール構造において、
前記開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレール3のカイドレール本体5と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bと結合される解体レール受け7と、
前記解体レール受け7の一箇所又は開閉方向に間隔を置いた複数箇所に設けられ、前記障害物検知手段を構成する投受光器8と、
を具備し、
前記ガイドレール受け6の少なくとも一方の側片6bの一箇所又は複数箇所には、ガイドレール受け6の長手方向に長く、側片6bの外縁側に開口する切欠き部6cが形成され、
前記投受光器8は、前記切欠き部6cを避けた前記解体レール受け7の前記建物開口部2側の前記側片7bに設けられており、
前記解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造にある。
前記開閉体カーテン(シャターカーテン4)の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレール3のカイドレール本体5と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、
前記ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bと結合される解体レール受け7と、
前記解体レール受け7の一箇所又は開閉方向に間隔を置いた複数箇所に設けられ、前記障害物検知手段を構成する投受光器8と、
を具備し、
前記ガイドレール受け6の少なくとも一方の側片6bの一箇所又は複数箇所には、ガイドレール受け6の長手方向に長く、側片6bの外縁側に開口する切欠き部6cが形成され、
前記投受光器8は、前記切欠き部6cを避けた前記解体レール受け7の前記建物開口部2側の前記側片7bに設けられており、
前記解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造にある。
上記開閉体のガイドレール構造では、解体レール受け7の両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体側に設けられているところから、建物の躯体側に解体レール受け7を取り付け、解体レール受け7の側に投受光器8の部品及び配線を取り付けた状態で、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を取り外し、躯体側の解体レール受け7に対し、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置を調整させ、又は、投受光器8の部品及び配線のメンテナンス作業を行わせることができる。
解体レール受け7と躯体面の仕上材によるボードとの間がコーキング処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体5の調整作業或いはメンテナンス作業時において、解体レール受け7を躯体面から取り外す必要がなく、その作業を目視で容易に行わせることができ、また、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
上記メンテナンス作業は、解体レール受け7を建物躯体面から取り外した状態で行うこともできる。
解体レール受け7と躯体面の仕上材によるボードとの間がコーキング処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体5の調整作業或いはメンテナンス作業時において、解体レール受け7を躯体面から取り外す必要がなく、その作業を目視で容易に行わせることができ、また、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
上記メンテナンス作業は、解体レール受け7を建物躯体面から取り外した状態で行うこともできる。
前記投受光器8は、前記建物開口部2左右の前記解体レール受け7の一方に投光器8aが他方に受光器8bが設けられ、投光器と受光器間の信号の前記障害物による遮断により前記障害物を検知し、前記開閉体を構成する電動シャッター1の前記開閉体カーテンを停止又は安全側に開閉作動させる構造である開閉体のガイドレール構造にある。
前記解体レール受け7の両側片7b,7bと前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bとは、螺子固定具9により、着脱自在に固定されている上記の開閉体のガイドレール構造にある。
前記解体レール受け7の中間片7aは、前記建物の躯体側外面との間に、コーキング処理などの仕上がり加工が施された状態で取り付け固定されている上記記載の開閉体のガイドレール構造にある。
上記の構造では、解体レール受け7を躯体側に設けた状態で、螺子固定具9を取り外して、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を引き出すようにして取り外すことができ、その上記メンテナンス作業及びメンテナンス後のガイドレール受け6の取付作業が容易となる。ガイドレール受け6の取付作業の後に、コーキング処理などの仕上がり加工をやり直す必要がない。
以上のように本発明に係る開閉体のガイドレール構造では、ガイドレール本体の建物躯体側への固定用枠体である下地枠材を構成する、断面略コ形の解体レール受けの両側片が断面略コ形のガイドレール受けの両側片の外面に着脱可能に重合状態で固定され、解体レール受けの中間片は建物の躯体側に設けられるところから、建物の躯体側に解体レール受けを取り付けた状態で、ガイドレール本体と一体にガイドレール受けを取り外し、躯体側の解体レール受けに対し、ガイドレール本体の上下の建て付け位置を調整させることができる。また、解体レール受けと躯体面のボードによる仕上材との間がコーキング処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体の上下の建て付け位置の調整作業時において、解体レール受けを躯体面から取り外す必要がないため、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が一層容易となる。
本発明では、ガイドレールに障害物検知手段やその電気配線などの部品を設ける場合、ガイドレール受けの切欠き部を避けた解体レール受けの内壁に上記部品を取り付けることにより、障害物検知手段やその電気配線などの部品を解体レール受けの内壁に残した状態で、ガイドレール本体と一体にガイドレール受けを取り外すことができ、上記部品の取付、保守や交換作業が一層容易となる。従来のように、投受光器を解体レール受けの側片とガイドレール受けの側片との重合部に設ける必要がなく、その穴あけ取り付け作業及びその取り外し保守作業も極めて容易である。
本発明に係る開閉体のガイドレール構造では、解体レール受けの側に投受光器の部品及び配線を取り付けた状態で、ガイドレール本体と一体にガイドレール受けを取り外し、躯体側の解体レール受けに対し、ガイドレール本体の上下の建て付け位置を調整させ、又は、投受光器の部品及び配線のメンテナンス作業を行わせることができる。 解体レール受けと躯体面のボード材による仕上材との間がコーキング処理などにより仕上がっている場合でも、ガイドレール本体の調整作業或いはメンテナンス作業時において、解体レール受けを躯体面から取り外す必要がなく、その作業を目視で容易に行わせることができ、また、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
本発明では、解体レール受けを躯体側に設けた状態で、螺子固定具を取り外して、ガイドレール本体と一体にガイドレール受けを引き出すようにして取り外すことができ、その上記メンテナンス作業及びメンテナンス後のガイドレール受けの取付作業が一層容易となる。ガイドレール受けの取付作業の後に、コーキング処理などの仕上がり加工をやり直す必要がない。
以下、本発明を適用した実施の形態例を図を参照して説明する。
図は本発明の第1実施形態を示す。
図は本発明の第1実施形態を示す。
図1は、本発明に係るガイドレール構造が装備される、開閉体としての電動シャッター1の全体構造を示す正面図である。
電動シャッター1は、建物開口部2に装備され、建物開口部2を開閉作動する開閉体としてのシャッターカーテン4を有している。建物開口部2は、例えば、建物構造物となっている車庫の車両出入り口である。シャッターカーテン4は、建物開口部2の上部に設けられるシャッターケース20内の巻取軸21の外周部に巻取り収納され、シャッターカーテン4の開閉作動は、巻取軸21に設けた電動開閉機22の作動により行われる。シャッターカーテン4は、開閉機22の、遠隔又は建物壁面の押しボタン操作により、上昇してシャッターケース20内に巻取り収納されて開口部2を開口し、下降して開口部2を閉鎖する。
電動シャッター1は、建物開口部2に装備され、建物開口部2を開閉作動する開閉体としてのシャッターカーテン4を有している。建物開口部2は、例えば、建物構造物となっている車庫の車両出入り口である。シャッターカーテン4は、建物開口部2の上部に設けられるシャッターケース20内の巻取軸21の外周部に巻取り収納され、シャッターカーテン4の開閉作動は、巻取軸21に設けた電動開閉機22の作動により行われる。シャッターカーテン4は、開閉機22の、遠隔又は建物壁面の押しボタン操作により、上昇してシャッターケース20内に巻取り収納されて開口部2を開口し、下降して開口部2を閉鎖する。
建物開口部2の左右の建物躯体となる対向側壁部には、上記建物開口部2を開閉作動するシャターカーテン4の左右縁部を案内するガイドレール3,3を有している。
ガイドレール3は、上記建物開口部2の対向側壁部に沿って連続する略同一長さの複数本(3本)の縦枠体による複合構造であり、シャターカーテン4の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内するカイドレール本体5と、ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で結合される解体レール受け7と、を具備している。カイドレール本体5とガイドレール受け6とは、螺子固定具又は溶接により固定されている。カイドレール本体5とガイドレール受け6とを一体成型により一体的に形成させることも可能である。
ガイドレール3は、上記建物開口部2の対向側壁部に沿って連続する略同一長さの複数本(3本)の縦枠体による複合構造であり、シャターカーテン4の左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内するカイドレール本体5と、ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体5の一方の外側壁面に中間片6aが固定されたガイドレール受け6と、ガイドレール本体5の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受け7であって、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で結合される解体レール受け7と、を具備している。カイドレール本体5とガイドレール受け6とは、螺子固定具又は溶接により固定されている。カイドレール本体5とガイドレール受け6とを一体成型により一体的に形成させることも可能である。
カイドレール本体5は対向側面を開放した略断面コ形であり、その上端部がシャッターケース20内に挿入される。
解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体23側に設けられている。解体レール受け7の両側片7b,7bと前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bとは、螺子固定具9により、着脱自在に固定されている。螺子固定具9は、上面にドライバ操作用溝穴を有する皿タッピン螺子により形成させることができる。
ガイドレール受け6の少なくとも一方の側片6bの一箇所又は複数箇所(図の実施形態では、間隔をおいた上下2箇所)には、ガイドレール受け6の長手方向に長く、側片6bの外縁側に開口する切欠き部6cが形成されている。
解体レール受け7とガイドレール受け6は、建物開口部2のシャッターケース20の下部における側壁部の上下長さと略同長であり、カイドレール本体5の上端部は、解体レール受け7及びガイドレール受け6の上端部から突出して、シャッターケース20内に挿入されている。
解体レール受け7は、その両側片7b,7bが前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受け7の中間片7aは前記建物の躯体23側に設けられている。解体レール受け7の両側片7b,7bと前記ガイドレール受け6の両側片6b,6bとは、螺子固定具9により、着脱自在に固定されている。螺子固定具9は、上面にドライバ操作用溝穴を有する皿タッピン螺子により形成させることができる。
ガイドレール受け6の少なくとも一方の側片6bの一箇所又は複数箇所(図の実施形態では、間隔をおいた上下2箇所)には、ガイドレール受け6の長手方向に長く、側片6bの外縁側に開口する切欠き部6cが形成されている。
解体レール受け7とガイドレール受け6は、建物開口部2のシャッターケース20の下部における側壁部の上下長さと略同長であり、カイドレール本体5の上端部は、解体レール受け7及びガイドレール受け6の上端部から突出して、シャッターケース20内に挿入されている。
解体レール受け7の一箇所又は開閉方向に間隔を置いた複数箇所(図の実施形態では、間隔をおいた上下2箇所)には、障害物検知手段を構成する投受光器8が設けられている。投受光器8及びその取付部品は、切欠き部6cを避けた解体レール受け7の建物開口部2側の側片7bに設けられている。投受光器8が設けられる解体レール受け7の側片7bには、投受光器8取り付け用の取付穴が形成されている。解体レール受け7とガイドレール受け6との間の縦空間は投受光器8などの配線部とされている。
図の実施形態では、上下の投受光器8(投光器8a,受光器8b)は、建物開口部2の床面から略500mmと略150mmの位置に設けられている。
図の実施形態では、上下の投受光器8(投光器8a,受光器8b)は、建物開口部2の床面から略500mmと略150mmの位置に設けられている。
解体レール受け7は、建物躯体23側への取り付け施工状態で、解体レール受け7の外壁面と建物躯体23側ボードなど仕上材24との間は、コーキング25処理などによる仕上げ加工が施されている。
上記開閉体のガイドレール構造では、建物躯体23側に解体レール受け7の中間片7aが固定され、解体レール受け7の両側片7b,7bがガイドレール受け6の両側片6b,6bの外面に重合状態で螺子固定具9により、着脱自在に固定されている。
このような解体レール受け7の固定状態から、螺子固定具9を外して、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を取り外し、躯体側の解体レール受け7に対し、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置を調整させ、又は、投受光器8の部品及び配線のメンテナンス作業を行わせることができる。
解体レール受け7と建物躯体面のボードなど仕上材24との間がコーキング25処理などにより仕上げ処理が施されている場合でも、ガイドレール本体5の調整作業或いはメンテナンス作業時において、解体レール受け7を建物躯体面から取り外す必要がなく、その作業を目視で容易に行わせることができる。また、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
上記メンテナンス作業は、解体レール受け7を建物躯体面から取り外した状態で行うこともできる。
このような解体レール受け7の固定状態から、螺子固定具9を外して、ガイドレール本体5と一体にガイドレール受け6を取り外し、躯体側の解体レール受け7に対し、ガイドレール本体5の上下の建て付け位置を調整させ、又は、投受光器8の部品及び配線のメンテナンス作業を行わせることができる。
解体レール受け7と建物躯体面のボードなど仕上材24との間がコーキング25処理などにより仕上げ処理が施されている場合でも、ガイドレール本体5の調整作業或いはメンテナンス作業時において、解体レール受け7を建物躯体面から取り外す必要がなく、その作業を目視で容易に行わせることができる。また、再度のコーキング処理などが不要となり、上記の調整作業又はメンテナンス作業が容易となる。
上記メンテナンス作業は、解体レール受け7を建物躯体面から取り外した状態で行うこともできる。
本発明は、シャッターカーテンが開閉体となっている上記のような電動シャッターのみならず、防煙垂れ幕装置などの各種の開閉装置に利用することができる。
1 開閉体としての電動シャッター
2 建物開口部
3,3 ガイドレール
4 開閉体カーテンとしてのシャッターカーテン
5 ガイドレール本体
6 ガイドレール受け、6a 中間片、6b 側片、6c 切欠き部
7 解体レール受け、7a 中間片、7b 側片
8 投受光器、8a 投光器、8b 受光器
9 螺子固定具
20 シャッターケース
21 巻取軸
22 開閉機
23 建物躯体
24 仕上材
25 コーキング
2 建物開口部
3,3 ガイドレール
4 開閉体カーテンとしてのシャッターカーテン
5 ガイドレール本体
6 ガイドレール受け、6a 中間片、6b 側片、6c 切欠き部
7 解体レール受け、7a 中間片、7b 側片
8 投受光器、8a 投光器、8b 受光器
9 螺子固定具
20 シャッターケース
21 巻取軸
22 開閉機
23 建物躯体
24 仕上材
25 コーキング
Claims (2)
- 建物開口部の左右に設けられて、建物開口部を開閉作動する開閉体カーテンの左右縁部を案内するガイドレールを有する開閉体のガイドレール構造において、
前記開閉体カーテンの左右縁部が挿入されて、該左右縁部を開閉方向に案内する前記ガイドレールのカイドレール本体と、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなし、ガイドレール本体の一方の外側壁面に中間片が固定されたガイドレール受けと、
前記ガイドレール本体の長さ方向に長い断面略コ形をなす解体レール受けであって、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片と結合される解体レール受けと、
を具備し、
前記解体レール受けは、その両側片が前記ガイドレール受けの両側片に重合状態で着脱可能に固定され、解体レール受けの中間片は前記建物の躯体側に設けられる開閉体のガイドレール構造において、
前記解体レール受けは、前記建物の躯体側外面との間に、コーキング処理などの仕上がり加工が施された状態で取り付け固定されており、
前記解体レール受けが取り付け固定されている前記建物の躯体側外面には、ボードによる仕上材が設けられ、仕上材のボード端面と前記解体レール受けの外壁面の対向面との間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする開閉体のガイドレール構造。 - 前記仕上材(24)のボード端面と断面略コ形をなす前記解体レール受け(7)の側片(6b)の外壁面との間には解体レール受けの縦方向に沿って連続する溝空間が形成され、該溝空間にはコーキング材が充填された状態で施されていることを特徴とする請求項1に記載の開閉体のガイドレール構造。
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JP2000154686A (ja) * | 1998-11-19 | 2000-06-06 | Sanwa Shutter Corp | 窓シャッター取付構造 |
JP2004052340A (ja) * | 2002-07-19 | 2004-02-19 | Tostem Corp | シャッター |
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