JP2006241740A - ブラインドおよび建具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のスラット41の各々が端部部材46を介して縦レール43に支持され、この端部部材46とスラット41とが、スラット41を構成するスナップ部品414を取り外すとともに、ピース材415をスライドさせることで着脱可能に構成されているので、縦レール43に支持された状態の端部部材46に各スラット41を個別に取り付ける、あるいは取り外すことができる。従って、全てのスラット41を駆動伝達部451に連結した状態で設置したり取り外したりする必要がなく、スラット41の設置作業や交換作業の作業性を向上させることができる。
【選択図】 図6
Description
特許文献1に記載された外部ブラインドは、障子を支持する窓枠の障子支持部よりも室外側に形成されたブラインド支持枠と、このブラインド支持枠の上部に設けられた駆動部(装置部)と、この駆動部からブラインド支持枠の縦枠内部に延びる駆動伝達部(チェーンやリンク)と、この駆動伝達部に連結されてブラインド支持枠に支持される複数のスラットとを有して構成されている。そして、複数のスラットは、駆動部により駆動され、ブラインド支持枠の縦枠に沿って上下移動可能および回動可能に構成されている。
さらに、複数のスラットのうちの例えば1つのスラットを交換する必要が生じた場合には、一旦全てのスラットを駆動伝達部とともにブラインド支持枠から取り外してからでないと交換することができず、交換作業にも多大な手間を要してしまう。この際、縦枠をスラット側に大きく開口させて形成し、内部の駆動伝達部に手が届くようにしておけば、ブラインド支持枠に支持された状態のままでスラットごとに交換できるようになるが、このようにすると縦枠内部が見えてしまうため意匠性が阻害されるとともに、防犯性も低下してしまうという新たな問題が生じる。
また、係脱部材および短尺部材を所定位置に取り付ければスラットが中空状に形成されるため、継ぎ目や接合のためのボルト等が外部に露出せず、ブラインドの外観意匠性を向上させることができる。さらに、枠体には端部部材が挿入できる程度の溝や孔を設けておけば、枠体に端部部材を支持させることができるので、枠体に大きな開口を設ける必要がないため、枠体の内部が見えることがなく意匠性や防犯性を確保することができる。
以上の本発明によれば、前述のブラインドと同様に、窓枠の室外側に設けられる外部ブラインドにおいて、設置作業および交換作業の手間を削減して作業性を向上させることができるとともに、意匠性や防犯性を確保することができる。
また、外部ブラインドのスラットで障子の室外側を覆うことで、室外からの日射や視線を遮ることができ、室内空間の快適性を向上させ、プライバシーを保護することができる。
このような構成によれば、前述と同様の効果を備えた可動ブラインドを構成することができる。すなわち、端部部材を連結した駆動伝達部をブラインド枠体の縦枠内部に設置してから、各端部部材にスラットを取り付けるようにすれば、設置の手間が大幅に軽減されて、作業性が飛躍的に向上できる。
このような構成によれば、縦レール材に形成される案内溝が端部部材の軸部を挿通可能な幅を有していればよいので、縦レール材の内部が室外に露出することが防止でき、さらに意匠性および防犯性を向上させることができる。
このような構成によれば、開放位置に移動させた状態のスラットが障子の室外面に重ならないので、開放感が確保できるとともに、当該建具の外観および内観の意匠性を良好にすることができる。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る建具である上げ下げ窓1を室外側から見た正面図である。図2は、上げ下げ窓1を示す縦断面図である。図3および図4は、それぞれ上げ下げ窓1を示す横断面図であって、図3は、上部障子位置における横断面図であり、図4は、下部障子位置における横断面図である。
図1〜図4において、上げ下げ窓1は、戸建て住宅等の建物の外壁2における開口部3に設けられて建物の室内空間と室外空間とを仕切るもので、下端位置が床面よりも所定寸法(例えば、600mm〜900mm)だけ高い位置に設けられた腰窓である。
一方、上部障子20が閉鎖位置にある状態で下部障子30を開放位置まで全開した場合にも、下部障子30の略上半分が上部障子20および網戸50の室内側に重なった状態となり、下部障子30の下方に開口が形成されて上げ下げ窓1が開かれるようになっている。
図5は、外部ブラインド40を示す一部を省略した斜視図である。図6は、外部ブラインド40の一部を拡大して示す分解斜視図である。図7は、外部ブラインド40の動作を示す側面図である。
外部ブラインド40は、図2に示すように、閉鎖位置にある上部障子20の見込み方向に重ならない開位置と、図2に仮想線で示すように、上部障子20および下部障子30の室外側を覆う閉位置との間を上下移動操作可能な複数のスラット41を備えて構成されている。さらに、外部ブラインド40は、スラット41を駆動する駆動部45(モータや駆動制御装置等)を内蔵した上部ケース42と、スラット41を上下に案内する左右の縦レール43と、これらの縦レール43の下端縁を塞ぐキャップ部材44とを備えて構成されている。上部ケース42および縦レール43は、それぞれアルミ形材製であって、上部ケース42は、建物躯体4にビス止め固定され、縦レール43は、建物躯体4および縦枠13にビス止め固定され、キャップ部材44は、縦レール43の下端部にビス止め固定されている。
ピース材415は、副スラット体413と同一断面を有し、スラット本体412の端部から係合部412Bに挿入されて取り付けられている。
以上のスラット本体412、副スラット体413、スナップ部品414、およびピース材415によって、スラット41は、上方に凸な全体略円弧状(羽根形状)で断面中空状に形成されている。
図8〜図11は、それぞれスラット41と端部部材46との固定手順を説明する斜視図である。なお、以下の説明において、端部部材46は、図示しない縦レール43の案内溝部431を介して駆動伝達部451に既に取り付けられているものとする。
先ず、図8に示すように、スラット本体412の端部側からピース材415および副スラット体413を係合部412Bに挿入しておく。この際、スナップ部品414は、スラット本体412から取り外されているため、スラット本体412の端部には、スナップ部品414の長さ寸法分だけ溝部412Aが露出されている。
次に、図9に示すように、スラット本体412を端部部材46の上方位置から下げ、露出した溝部412Aに端部部材46の挿入部462を挿入する。
そして、形成した隙間からスナップ部品414の挿入片414Bを溝部412Aに挿入し、底面部414Aの両側端縁を係合部412Bに係止させる。
以上により、図11に示すように、端部部材46とスラット41とが固定され、スラット41が駆動伝達部451に連結される。そして、副スラット体413、スナップ部品414、およびピース材415によってスラット本体412の溝部412Aが塞がれ、中空状のスラット41が形成される。
一方、上記と逆の手順により、スラット41を端部部材46から取り外すことが可能である。
(1)すなわち、縦レール43内部の駆動伝達部451に端部部材46を固定した状態において、スラット41を端部部材46に固定して駆動伝達部451に連結できるので、複数のスラット41全てを駆動伝達部451に連結した状態で設置する必要がなく、スラット41の設置作業の作業性を向上させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るブラインドについて、図12に基づいて説明する。
図12は、本実施形態の外部ブラインド40Aを示す斜視図である。
本実施形態の外部ブラインド40Aは、上下移動不能にブラインド枠47に取り付けられている点が前記第1実施形態の外部ブラインド40と相違し、その他の構成は、第1実施形態と略同様である。以下、相違点について説明する。
(8)すなわち、スラット41が、左右のブラインド枠47間の間隔寸法に合わせて若干短い長さ寸法に形成されていれば、端部部材46を介してブラインド枠47に連結することができる。従って、ブラインド枠47とスラット41との隙間が小さくでき、意匠性に優れた外部ブラインド40Aを構成することができる。
例えば、前記第1実施形態においては、上げ下げ窓1の窓枠10の室外側に外部ブラインド40を設けたが、本発明のブラインドは、窓枠の室外側に設けたものに限らず、任意の位置に設けることができる。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (5)
- 枠体と、この枠体に左右両端部が支持された複数のスラットとを備え、
前記複数のスラットは、それぞれ長尺状かつ長手方向に沿って連続する溝部を有して形成されたスラット本体と、このスラット本体よりも所定寸法だけ短い長尺状に形成されて前記溝部に係合される副スラット体と、この副スラット体の少なくとも一方の端縁に連続して前記溝部に係脱自在に係合される係脱部材と、この係脱部材よりも前記スラット本体の端縁寄りの前記溝部にスライド自在に係合される短尺部材と、を有して断面中空状に形成され、
前記スラットの両端部には、前記枠体に支持される端部部材が取り付けられ、この端部部材は、前記係脱部材を取り外しかつ前記短尺部材を前記スラット本体の中央寄りにスライドさせた状態で前記溝部に着脱可能に構成されているブラインド。 - 窓枠と、この窓枠内に支持された障子と、前記窓枠の室外側に設けられた外部ブラインドとを備えた建具であって、
前記外部ブラインドは、前記窓枠の室外側に固定されるブラインド枠体と、このブラインド枠体に左右両端部が支持された複数のスラットとを有して構成され、
前記複数のスラットは、それぞれ長尺状かつ長手方向に沿って連続する溝部を有して形成されたスラット本体と、このスラット本体よりも所定寸法だけ短い長尺状に形成されて前記溝部に係合される副スラット体と、この副スラット体の少なくとも一方の端縁に連続して前記溝部に係脱自在に係合される係脱部材と、この係脱部材よりも前記スラット本体の端縁寄りの前記溝部にスライド自在に係合される短尺部材と、を有して断面中空状に形成され、
前記スラットの両端部には、前記ブラインド枠体に支持される端部部材が取り付けられ、この端部部材は、前記係脱部材を取り外しかつ前記短尺部材を前記スラット本体の中央寄りにスライドさせた状態で前記溝部に着脱可能に構成されている建具。 - 前記外部ブラインドは、前記ブラインド枠体上部に設けられた駆動部と、この駆動部に接続された駆動伝達部とを有し、
前記複数のスラットは、前記端部部材が前記駆動伝達部に連結されて上下移動可能に設けられている請求項2に記載の建具。 - 前記ブラインド枠体は、前記複数のスラットを案内する案内溝を有して断面略C字形に形成された縦レール材を有して構成され、
前記端部部材は、前記スラットの端縁を塞ぐ端面部と、この端面部から延びて前記スラット本体の溝部に挿入される挿入部と、この挿入部と反対側に前記端面部から延びる軸部とを有して形成され、
前記軸部が前記縦レール材の案内溝に挿入されて前記駆動伝達部に連結されている請求項3に記載の建具。 - 前記複数のスラットは、前記駆動部に駆動されて前記障子の室外面に重ならない上方の開放位置まで移動される請求項3または請求項4に記載の建具。
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JP2010163781A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Sankyo Tateyama Aluminium Inc | サッシ及びブラインド |
KR101443296B1 (ko) | 2012-12-05 | 2014-09-22 | 김경일 | 선박창에 설치되는 롤 블라인드 조립체 |
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2005
- 2005-03-01 JP JP2005055998A patent/JP2006241740A/ja active Pending
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