JP6895801B2 - シャッター装置の構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置の構造に関する。
防火シャッター等の所謂重量シャッターは、天井より上方に機構部が設けられるため、天井に、シャッターカーテンが出入りする出入口スリットが必要となる。この出入口スリットは、スリット幅方向を挟む一対のまぐさにより構成される。まぐさは、出入口スリットに、スリット幅方向の一方側から接続する天井ボードと、スリット幅方向の他方側から接続する天井ボードとの見切ともなる。一般に、まぐさは、天井仕上げ面に合わせて納める必要がある。このため、天井仕上げ面に対しての高精度な位置だしが要求される。従来、このまぐさは、溶接により壁や下がり壁等の建物躯体側の被固定部材に固定されて位置だしされていた。
ところが、例えば、壁や床、天井等が既に仕上がっている現場や、既設の現場等においては、上記溶接作業時の火の粉や炎(トーチ)の発生を嫌うところがあり、このような現場においては火の粉等がかからないよう周囲を覆っての作業が強いられるという問題がある。
そこで、特許文献1のマグサによれば、マグサ支持部材に対して上下方向位置調節自在に螺子固定される取付け金具に、前後方向位置調節自在に螺子固定されているので、溶接作業を不要にすることができる。
特開2016−211172号公報
しかしながら、重量シャッターは、開口幅(スリット延在方向の寸法)が大きくなれば、フレームも長くなり、長尺になればなるほど自身の重みで中間位置が撓む。まぐさは、取付初期状態で高精度に位置だしされていても、複数の補機がシャッター装置に取り付けられた後に、それらの荷重により新たに撓みが生じる場合がある。この場合、天井仕上げ面に対して位置ズレが生じ、納まりの見栄えが低下する。場合によっては、再調整が必要となることもある。このため、螺子固定により位置調節自在な構造においても、位置だし調整は、補機の最終組付け完了後であっても、容易に調整用ビスの締結作業を可能としたい要請がある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、まぐさの調整作業を、無火気で、且つまぐさの外側から全て行うことができ、まぐさ調整時の作業性を向上させることができるシャッター装置の構造及びシャッター装置のまぐさ取付方法を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のシャッター装置の構造は、天井ボード27に開口しシャッターカーテン19が出入りする出入口スリット29をスリット幅方向に挟んで配置され前記天井ボード27の端縁を覆う一対のまぐさ35と、
一対の前記まぐさ35をそれぞれの被固定部材41に対して、高さ方向及び前記スリット幅方向の調整範囲の任意位置で締結固定する長穴43をL字形の水平部(51,77)及び垂直部(55,81)に形成した連結固定部材37と、
前記出入口スリット29を挟んで配置されたそれぞれの前記連結固定部材37の前記長穴43に、上側からの挿通方向及び出入口スリット側からの挿通方向を除く方向である前記出入口スリット29を挟む両側からであって前記連結固定部材37の下方からの方向で挿通して前記連結固定部材37を前記被固定部材41に螺着する調整用ビス39と、
を具備することを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、一対のまぐさ35のそれぞれを、長穴43で螺着する連結固定部材37を介して、被固定部材41に対して固定する。このため、溶接作業を行わずに、まぐさ35を被固定部材41に組付けできる。この際、組付けの途中で、長穴43の長手方向に連結固定部材37を移動し、被固定部材41に対するまぐさ35の位置の微調整を行うことができる。
被固定部材41に対する連結固定部材37の固定は、先ず、仮止め状態にできる。仮止め状態とすることにより、高所作業であっても、安全が確保しやすくなり、部材を支持するために必要であった人員の削減も可能となる。
そして、長穴43を利用して、最終的な位置決めを行うことが可能となるので、高い位置だし精度が得られるようになる。
さらに、まぐさ35の外側から位置だしのために必要な全ての締結作業が行えるので、他の部材を取り除く作業などが不要となる。調整用ビス39の締結位置が、手の届く範囲であり、且つ視認可能な位置となることで、良好な作業性が確保される。また、シャッター構成部材の内側へ手を伸ばすなどの作業が無いため、再調整時の作業性も向上する。
本発明の請求項2記載のシャッター装置の構造は、請求項1記載のシャッター装置の構造であって、
前記一対のまぐさ35の一方である外まぐさ45が、外まぐさ用連結固定部材47により、前記被固定部材41である躯体枠材49に固定され、
前記外まぐさ用連結固定部材47は、前記躯体枠材49の下端面に固定される第1水平部51と、前記第1水平部51に直角に垂下して前記外まぐさ45の垂直固定縁部53に固定される第1垂直部55とにより、スリット延在方向に直交する断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
前記第1水平部51に形成される前記長穴43が前記スリット幅方向に長く形成され、
前記第1垂直部55に形成される前記長穴43が上下方向に長く形成されることを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、躯体枠材49に螺合した調整用ビス39に対して第1水平部51の長穴43を介して外まぐさ用連結固定部材47がスリット幅方向に移動されることで、外まぐさ45のスリット幅方向の位置調整が可能となる。また、外まぐさ45の垂直固定縁部53に螺合した調整用ビス39に対して第1垂直部55の長穴43を介して外まぐさ用連結固定部材47が上下方向に移動されることで、外まぐさ45の上下方向の位置調整が可能となる。
本発明の請求項3記載のシャッター装置の構造は、請求項1または2記載のシャッター装置の構造であって、
前記一対のまぐさ35の他方である内まぐさ69が、内まぐさ用連結固定部材71により、シャッター装置11の巻取軸周りの外周を包囲して支持するコ字形状の吊りアングル33の吊りアングル下辺部73に固定され、
前記内まぐさ用連結固定部材71は、前記内まぐさ69に付設されたフレーム75の下端面に固定される第2水平部77と、前記第2水平部77に直角に垂下して前記吊りアングル下辺部73の垂直側面79に固定される第2垂直部81とにより、前記スリット幅方向に垂直な断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
前記第2水平部77に形成される前記長穴43が前記スリット幅方向に長く形成され、
前記第2垂直部81に形成される前記長穴43が上下方向に長く形成されることを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、内まぐさ69に付設されるフレーム75の下端面に螺合した調整用ビス39に対して第2水平部77の長穴43を介して内まぐさ用連結固定部材71がスリット幅方向に移動されることで、内まぐさ69のスリット幅方向の位置調整が可能となる。吊りアングル下辺部73の垂直側面79に螺合した調整用ビス39に対して第2垂直部81の長穴43を介して内まぐさ用連結固定部材71が上下方向に移動されることで、内まぐさ69の上下方向の位置調整が可能となる。
本発明の請求項4記載のシャッター装置の構造は、請求項2記載のシャッター装置の構造であって、
前記一対のまぐさ35の他方である内まぐさ69が、内まぐさ用連結固定部材71により、シャッター装置11の巻取軸周りの外周を包囲して支持するコ字形状の吊りアングル33の吊りアングル下辺部73に固定され、
前記内まぐさ用連結固定部材71は、前記内まぐさ69に付設されたフレーム75の下端面に固定される第2水平部77と、前記第2水平部77に直角に垂下して前記吊りアングル下辺部73の垂直側面79に固定される第2垂直部81とにより、前記スリット幅方向に垂直な断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
前記第2水平部77に形成される前記長穴43が前記スリット幅方向に長く形成され、
前記第2垂直部81に形成される前記長穴43が上下方向に長く形成されるとともに、
前記外まぐさ用連結固定部材47及び前記内まぐさ用連結固定部材71には、前記長穴43の近傍に、固定用ビス65が挿通される丸穴67が穿設されることを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、被固定部材41に螺合している調整用ビス39を緩め、被固定部材41に対して外まぐさ用連結固定部材47及び内まぐさ用連結固定部材71を移動することにより、まぐさ35の位置だしが行われる。位置だしの完了後(位置を決定した後)、調整用ビス39は、締め付けられることで長穴43を被固定部材41に固定する。その状態で、固定用ビス65が丸穴67に挿通され、被固定部材41に丸穴67を介して固定用ビス65を螺着する。この固定用ビス65には、ドリルネジを用いることで、穿孔と同時に螺刻、締結が行われる。これにより、長穴43のみを締結する場合に比べ、連結固定部材37と被固定部材41との相対的な位置ズレを一層生じにくくできる。
本発明の請求項5記載のシャッター装置の構造は、請求項3記載のシャッター装置の構造であって、
前記内まぐさ用連結固定部材71には、前記長穴43の近傍に、固定用ビス65が挿通される丸穴67が穿設されることを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、被固定部材41に螺合している調整用ビス39を緩め、被固定部材41に対して内まぐさ用連結固定部材71を移動することにより、まぐさ35の位置だしが行われる。位置だしの完了後(位置を決定した後)、調整用ビス39は、締め付けられることで長穴43を被固定部材41に固定する。その状態で、固定用ビス65が丸穴67に挿通され、被固定部材41に丸穴67を介して固定用ビス65を螺着する。この固定用ビス65には、ドリルネジを用いることで、穿孔と同時に螺刻、締結が行われる。これにより、長穴43のみを締結する場合に比べ、連結固定部材37と被固定部材41との相対的な位置ズレを一層生じにくくできる。
本発明の請求項6記載のシャッター装置の構造は、請求項4または5に記載のシャッター装置の構造であって、
前記吊りアングル下辺部73の吊りアングル水平部85には、先端が前記フレーム75の水平下面93に当接する調整用ボルト87が螺合されることを特徴とする。
このシャッター装置の構造では、吊りアングル水平部85に螺合する調整用ボルト87を回転することにより、内まぐさ69に付設されたフレーム75を、吊りアングル水平部85に対して上下移動させることができる。フレーム75は、真直な部材であるが、長尺な部材であることから、自身の重みで中央が撓む。また、フレーム75は、シャッター装置11に全ての補機が組み付けられると、僅かな撓みの生じる場合がある。このような最終調整時に、フレーム75の撓みを下から押し上げて、調整できるので、その後に組みつけられる天井ボード27に対して高精度に位置だしすることができる。
なお、本発明のシャッター装置のまぐさ取付方法は、天井ボード27に開口しシャッターカーテン19が出入りする出入口スリット29をスリット幅方向に挟んで配置され前記天井ボード27の端縁を覆う一対のまぐさ35のそれぞれを、前記スリット幅方向に長い長穴43と上下方向に長い長穴43とを有した連結固定部材37を用いて調整範囲の任意位置で被固定部材41に仮固定する仮固定工程と、
前記シャッター装置11に補機を取り付ける補機取付工程と、前記補機取付工程の後に、前記調整用ビス39を緩めてそれぞれのまぐさ35を前記スリット幅方向及び上下方向に位置調整して再締結した後、前記長穴43の近傍に設けた丸穴67に固定用ビス65を挿通して前記まぐさ35を前記被固定部材41に固定する本固定工程と、
を含む。
このシャッター装置のまぐさ取付方法では、一対のまぐさ35のそれぞれを、長穴43で螺着する連結固定部材37を介して、被固定部材41に対して固定する。このため、溶接作業を行わずに、まぐさ35を被固定部材41に組付けできる。この際、組付けの途中で、長穴43の長手方向に連結固定部材37を移動し、位置の微調整を行うことができる。
被固定部材41に対する連結固定部材37の固定は、先ず、仮止め状態にできる。仮止め状態とすることにより、高所作業であっても、安全が確保しやすくなり、部材を支持するために必要であった人員の削減も可能となる。
そして、長穴43を利用して、最終的な位置決めを行うことが可能となるので、高い位置だし精度が得られるようになる。
さらに、まぐさ35の外側から位置だしのために必要な全ての締結作業が行えるので、その作業での他の部材を取り除く作業などが不要となる。調整用ビス39の締結位置が、手の届く範囲であり、且つ視認可能な位置となることで、良好な作業性が確保される。また、シャッター構成部材の内側へ手を伸ばすなどの作業が無いため、再調整時の作業性も向上する。
また、本発明のシャッター装置のまぐさ取付方法は、上記シャッター装置のまぐさ取付方法であって、
前記本固定工程において一方の前記まぐさ35の上下方向の位置調整を、前記被固定部材41に螺合して先端が前記まぐさ35の水平下面93に当接する調整用ボルト87を回転して行うこととされる。
このシャッター装置のまぐさ取付方法では、被固定部材41である吊りアングル水平部85に螺合する調整用ボルト87を回転することにより、まぐさ35の内まぐさ69に付設されたフレーム75を、吊りアングル水平部85に対して上下移動させることができる。フレーム75は、真直な部材であるが、長尺な部材であることから、自身の重みで中央が撓む。また、フレーム75は、シャッター装置11に全ての補機が組み付けられると、僅かな撓みの生じる場合がある。このような最終調整時に、調整用ボルト87を回転することにより、フレーム75の撓みを吊りアングル33に対して下から押し上げて、容易に調整できる。そのため、その後に組みつけられる天井ボード27に対して高精度に位置だしすることができる。
本発明に係る請求項1記載のシャッター装置の構造によれば、まぐさの調整作業を、無火気で、且つまぐさの外側から全て行うことができるので、まぐさ調整時の作業性を向上させることができる。
本発明に係る請求項2記載のシャッター装置の構造によれば、外まぐさ用連結固定部材の長穴を使用して、外まぐさの位置を、躯体枠材に対して高さ方向及びスリット幅方向に容易に調整できる。
本発明に係る請求項3記載のシャッター装置の構造によれば、内まぐさ用連結固定部材の長穴を使用して、内まぐさの位置を、吊りアングルに対して高さ方向及びスリット幅方向に容易に調整できる。
本発明に係る請求項4記載のシャッター装置の構造によれば、位置調整した後に丸穴を用いて固定用ビスを被固定部材に螺着、締結することで、位置ズレ発生を防止して固定することができる。
本発明に係る請求項5記載のシャッター装置の構造によれば、位置調整した後に丸穴を用いて固定用ビスを被固定部材に螺着、締結することで、位置ズレ発生を防止して固定することができる。
本発明に係る請求項6記載のシャッター装置の構造によれば、シャッターカーテンの幅長が大きい場合など手で調整が困難な場合に、調整用ボルトを回転することにより、フレームの撓みを解消し、内まぐさの上下方向の位置だしを容易且つ高精度に行うことができる。
本発明の実施形態に係るシャッター装置の構造を備えるシャッター装置の正面図である。 図1に示したシャッター装置のスリット幅方向の要部断面図である。 図2に示した外まぐさ側の分解斜視図である。 (a)は外まぐさ用連結固定部材の斜視図、(b)はその側面図、(c)はその平面図、(d)はその正面図である。 図2に示した内まぐさ側の分解斜視図である。 (a)は内まぐさ用連結固定部材の斜視図、(b)はその平面図、(c)はその正面図、(d)はその側面図である。 (a)は外まぐさ取付手順における外まぐさ用連結固定部材と外まぐさとの仮止め説明図、(b)は躯体枠材と外まぐさとの仮止め説明図である。 (a)は外まぐさ取付手順における高さ方向調整説明図、(b)は前後方向調整説明図である。 外まぐさの固定用ビスによる最終固定説明図である。 (a)はフレームと内まぐさの固定説明図、(b)は内まぐさの吊りアングル下辺部への載置説明図である。 (a)は調整用ボルトによる内まぐさ上下方向調整説明図、(b)は内まぐさ用連結固定部材と吊りアングルの仮止め説明図である。 (a)は内まぐさ用連結固定部材とフレームの仮止め説明図、(b)は調整用ボルトによる上下方向の再調整説明図である。 (a)は第2水平部及び第2垂直部の調整用ビスを緩めることによる位置調整説明図、(b)は内まぐさの固定用ビスによる最終固定説明図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るシャッター装置の構造を備えるシャッター装置11の正面図である。
本実施形態に係るシャッター装置の構造は、集合住宅、工場、倉庫、商業施設、地下街、オフィスビル等の建物の開口部等を開閉するシャッター装置11に適用される。また、シャッター装置の構造は、特に、防火シャッターに用いて好適となる。
シャッター装置の構造の適用されるシャッター装置11は、主要な機構を覆うケース13が、天井よりも上方の天井懐15に設置される。ケース13は、天井よりも上方の天井懐15における下がり壁17(図2参照)或いは梁の側面等に固定される。
ケース13は、シャッターカーテン19、巻取シャフト21等の主要部材の他、開閉機23、自動閉鎖装置、制御盤等の補機を収容する。巻取シャフト21は、両端が軸受部によって回転自在に支持される。この軸受部は、下がり壁17に固定されてケース13の両側部を塞ぐ一対のブラケットに取り付けられる。巻取シャフト21は、一端側に固定されたシャフトスプロケットに、開閉機23からの回転駆動力が伝達されることで正逆回転される。この開閉機23の回転駆動は、自動閉鎖装置、手動閉鎖装置、操作部25、検知器(煙感知器、熱感知器またはヒューズ装置)、リミットスイッチ(図示略)等に接続される制御盤によって制御される。
シャッター装置11は、防火シャッターの場合、開閉体であるシャッターカーテン19に、鋼製スラットを複数枚連結してなるスラットカーテンが一般的に用いられる。この他、開閉体には、シリカ繊維等の不燃性或いは耐火性のシートを用いたシートシャッターを採用してもよい。
シャッターカーテン19は、壁部に設けられた開口部の上方で、巻取シャフト21によって巻き取られて巻回体となる。天井を構成する天井ボード27には、シャッターカーテン19が出入りする出入口スリット29が設けられる。シャッターカーテン19は、巻回体の繰り出し側を、この出入口スリット29を通過させ、巻回体を巻き取り・繰り出すことにより、開口部を昇降して開閉する。
シャッターカーテン19の昇降は、開口部の両側に設けられた一対のガイドレール31によって案内される。シャッターカーテン19の繰り出し方向先端には、座板が取り付けられる。座板は、シャッターカーテン19の閉鎖時、床に着地して床面との間の隙間を塞ぐ。
開口部を開放したシャッターカーテン19は、ケース13の内方で、巻取シャフト21に巻かれた巻回体となって収容される。巻回体を収容しているケース13は、シャッター装置11の巻取軸周りの外周を包囲するコ字形状の吊りアングル33により下がり壁17に支持される。
図2は図1に示したシャッター装置11のスリット幅方向の要部断面図である。
本実施形態に係るシャッター装置11の構造は、一対のまぐさ35と、2つの連結固定部材37と、調整用ビス39(図3、図5参照)と、を有する。
一対のまぐさ35は、出入口スリット29をスリット幅方向に挟んで配置され天井ボード27の端縁を覆い、支持する。
2つの連結固定部材37は、一対のまぐさ35をそれぞれの被固定部材41に対して、高さ方向及びスリット幅方向の調整範囲の任意位置で締結固定する長穴43をL字形の水平部及び垂直部に形成する。
調整用ビス39は、出入口スリット29を挟んで配置されたそれぞれの連結固定部材37の長穴43に、上側からまたは出入口スリット側からの挿通方向を除く方向、すなわち、出入口スリットを挟む両側からであって両連結固定部材37の下方からの方向で挿通して連結固定部材37を被固定部材41に螺着する。
図3は図2に示した外まぐさ側の分解斜視図である。
なお、本実施形態において、上下前後左右の方向は、図3に示した矢印の方向に従うものとし、前後を外内の方向とする。
一対のまぐさ35の一方である外まぐさ45は、外まぐさ用連結固定部材47により、被固定部材41である躯体枠材49に固定される。外まぐさ用連結固定部材47は、躯体枠材49の下端面に固定される第1水平部51と、第1水平部51に直角に垂下して外まぐさ45の垂直固定縁部53に固定される第1垂直部55とにより形成される。外まぐさ用連結固定部材47は、これら第1水平部51及び第1垂直部55により、スリット延在方向である左右方向に直交する断面形状がL形のLアングル部材で形成される。この外まぐさ用連結固定部材47は、第1水平部51に形成される長穴43がスリット幅方向(前後方向)に長く形成され、第1垂直部55に形成される長穴43が上下方向に長く形成される。この長穴43には、調整用ビス39が挿通される。
外まぐさ用連結固定部材47を螺着する調整用ビス39は、上記のように、上側からまたは出入口スリット側からの挿通方向を除く方向で長穴43に挿通されて螺着される。「上側からまたは出入口スリット側からの挿通方向を除く方向」とは、この外まぐさ45側において、より具体的には、前側から及び下側からである。これにより、調整用ビス39の挿通方向が、上側からまたは出入口スリット側からとなることによる作業性の低下を抑制している。
躯体枠材49は、左右方向に直交する断面形状が略C字形状のチャンネル材で、下端面に外まぐさ用連結固定部材47の第1水平部51が螺着される。
外まぐさ45は、垂直固定縁部53を上方にして、左右方向に直交する断面形状がクランク形状に形成される。外まぐさ45の下端には、天井ボード27の端縁を載置する天井ボード載置部57が上向きコ字形状で形成される。
図4(a)は外まぐさ用連結固定部材47の斜視図、(b)はその側面図、(c)はその平面図、(d)はその正面図である。
外まぐさ用連結固定部材47は、第1水平部51と第1垂直部55に挟まれる内隅部に、略直角三角形状に形成した複数のリブ部材59が、左右方向の所定間隔で固定されている。リブ部材59は、水平辺部61が第1水平部51に固定され、垂直辺部63が第1垂直部55に固定される。これらの固定は、予め工場にて溶接で行われる。
外まぐさ用連結固定部材47には、第1水平部51及び第1垂直部55に形成した長穴43の近傍に、固定用ビス65(図3参照)の挿通される丸穴67が穿設される。固定用ビス65には、ドリルネジを用いることができる。ドリルネジによれば、穿孔と同時に螺刻を行い、外まぐさ用連結固定部材47を被固定部材41に簡便に螺着、締結できる。
図5は図2に示した内まぐさ側の分解斜視図である。
一対のまぐさ35の他方である内まぐさ69は、内まぐさ用連結固定部材71により、吊りアングル下辺部73に固定される。内まぐさ用連結固定部材71は、内まぐさ69に付設されたフレーム75の下端面に固定される。内まぐさ用連結固定部材71は、第2水平部77と、第2水平部77に直角に垂下して吊りアングル下辺部73の垂直側面79に固定される第2垂直部81とにより形成される。内まぐさ用連結固定部材71は、これら第2水平部77及び第2垂直部81により、スリット幅方向である前後方向に垂直な断面形状がL形のLアングル部材で形成される。この内まぐさ用連結固定部材71は、第2水平部77に形成される長穴43がスリット幅方向(前後方向)に長く形成され、第2垂直部81に形成される長穴43が上下方向に長く形成される。この長穴43には、調整用ビス39が挿通される。
内まぐさ用連結固定部材71を螺着する調整用ビス39は、上記のように、上側からまたは出入口スリット側からの挿通方向を除く方向で長穴43に挿通されて螺着される。「上側からまたは出入口スリット側からの挿通方向を除く方向」とは、この内まぐさ69側において、より具体的には、後側(図中左側)から及び下側からである。これにより、調整用ビス39の挿通方向が、上側からまたは出入口スリット側からとなることによる作業性の低下を抑制している。
フレーム75は、左右方向に直交する断面形状がC字形状のチャンネル材で、側面に外まぐさ45の垂直固定縁部83が固定される。これらフレーム75と垂直固定縁部83の固定は、予め工場にて溶接で行われる。つまり、フレーム75と内まぐさ69とは、一体となった一部材として組み立てられる。
内まぐさ69は、垂直固定縁部83を上方にして、左右方向に直交する断面形状がクランク形状に形成される。内まぐさ69の下端には、外まぐさ45と同様に、天井ボード27の端縁を載置する天井ボード載置部57が上向きコ字形状で形成される。
図6(a)は外まぐさ用連結固定部材47の斜視図、(b)はその平面図、(c)はその正面図、(d)はその側面図である。
内まぐさ用連結固定部材71には、第2水平部77及び第2垂直部81に形成した長穴43の近傍に、固定用ビス65の挿通される丸穴67が穿設される。固定用ビス65には、上記同様のドリルネジを用いることができる。ドリルネジによれば、穿孔と同時に螺刻を行い、内まぐさ用連結固定部材71を被固定部材41に簡便に螺着、締結できる。
図5に示すように、吊りアングル下辺部73の吊りアングル水平部85には、下側より調整用ボルト87が螺合される。吊りアングル水平部85には透孔と同軸で固定ナット89が溶接により固定され雌ねじ穴として構成される。調整用ボルト87は、この固定ナット89に螺合する。また、調整用ボルト87の頭部と、吊りアングル水平部85との間には、緩み止めナット91が螺着されてもよい。この調整用ボルト87は、上端となる先端がフレーム75の水平下面93に当接する。従って、調整用ボルト87は、回転により上側へ突出させることにより、フレーム75を上方へ持ち上げることができる。
次に、シャッター装置のまぐさ取付方法を説明する。
本実施形態に係るシャッター装置のまぐさ取付方法は、仮固定工程と、補機取付工程と、本固定工程と、を有する。
仮固定工程は、天井ボード27に開口しシャッターカーテン19が出入りする出入口スリット29をスリット幅方向に挟んで配置され天井ボード27の端縁を覆い、支持する一対のまぐさ35のそれぞれを、スリット幅方向に長い長穴43と上下方向に長い長穴43とを有した連結固定部材37を用いて調整範囲の任意位置で被固定部材41に仮固定する。
補機取付工程は、シャッター装置11を構成する各部材、各機構部等である補機を取り付ける。
本固定工程は、補機取付工程の後に、調整用ビス39を緩めてそれぞれのまぐさ35をスリット幅方向及び上下方向に位置調整して再締結した後、長穴43の近傍に設けた丸穴67に固定用ビス65を挿通してまぐさ35を被固定部材41に固定する。
また、シャッター装置のまぐさ取付方法は、本固定工程において一方のまぐさ35(内まぐさ69)の上下方向の位置調整を、被固定部材41(吊りアングル水平部85)に螺合して先端がまぐさ35の水平下面93(フレーム75)に当接する調整用ボルト87を回転して行うことができる。
図7(a)は外まぐさ取付手順における外まぐさ用連結固定部材47と外まぐさ45との仮止め説明図、(b)は躯体枠材49と外まぐさ45との仮止め説明図である。
外まぐさ45を取り付けるには、先ず、図7(a)に示すように、外まぐさ用連結固定部材47の第1垂直部55の長穴43に調整用ビス39を挿通し、外まぐさ用連結固定部材47を外まぐさ45の垂直固定縁部53に、ドリル穿孔及び螺刻により仮止めする。
次いで、図7(b)に示すように、外まぐさ45と一体となった外まぐさ用連結固定部材47の第1水平部51の長穴43に調整用ビス39を挿通し、外まぐさ用連結固定部材47を躯体枠材49の下端面に、ドリル穿孔及び螺刻により仮止めする。
外まぐさ45を仮止めした後、シャッター装置11に補機を取り付ける。
図8(a)は外まぐさ取付手順における高さ方向調整説明図、(b)は前後方向調整説明図である。
補機を取り付けた後、図8(a)に示すように、外まぐさ用連結固定部材47の第1垂直部55に仮止めした調整用ビス39を緩め、上下方向の位置調整を行い、再度、調整用ビス39を締結する。
次いで、図8(b)に示すように、外まぐさ用連結固定部材47の第1水平部51に仮止めした調整用ビス39を緩め、前後方向の位置調整を行い、再度、調整用ビス39を締結する。
図9は外まぐさ45の固定用ビス65による最終固定説明図である。
外まぐさ45の位置が確定したら、最後に、第1水平部51及び第1垂直部55の丸穴67に固定用ビス65を挿通し、ドリル穿孔及び螺刻により躯体枠材49及び外まぐさ45に外まぐさ用連結固定部材47を本固定する。本固定された外まぐさ45の天井ボード載置部57には、天井ボード27の端縁が載置される。
図10(a)はフレーム75と内まぐさ69の固定説明図、(b)は内まぐさ69の吊りアングル下辺部73への載置説明図である。
内まぐさ69を取り付けるには、先ず、図10(a)に示すように、フレーム75と内まぐさ69とを予め固定しておく。なお、内まぐさ69は、フレーム75を吊りアングル33に取り付けた後に、フレーム75に取り付けられてもよい。次いで、図10(b)に示すように、内まぐさ69を固定したフレーム75を、吊りアングル下辺部73に載置する。
図11(a)は調整用ボルト87による内まぐさ上下方向調整説明図、(b)は内まぐさ用連結固定部材71と吊りアングル33の仮止め説明図である。
次いで、図11(a)に示すように、吊りアングル水平部85に螺合した調整用ボルト87を回転し、上下方向の位置を調整することにより、初期状態における自重撓みを除去する。図11(b)に示すように、調整されたフレーム75に、内まぐさ用連結固定部材71を当てて、内まぐさ用連結固定部材71の第2垂直部81の長穴43に調整用ビス39を挿通し、内まぐさ用連結固定部材71を吊りアングル33の垂直側面79に、ドリル穿孔及び螺刻により仮止めする。
図12(a)は内まぐさ用連結固定部材71とフレーム75の仮止め説明図、(b)は調整用ボルト87による上下方向の再調整説明図である。
図12(a)に示すように、内まぐさ69と一体となった内まぐさ用連結固定部材71の第2水平部77の長穴43に調整用ビス39を挿通し、内まぐさ用連結固定部材71をフレーム75に、ドリル穿孔及び螺刻により仮止めする。
内まぐさ69を仮止めした後、シャッター装置11に補機を取り付ける。
補機を取り付けた後では、補機の荷重などの影響でフレーム75及び内まぐさ69の撓みが発生する場合があるので、図12(b)に示すように、調整用ボルト87を再度回転し、上下方向の位置を調整する。位置を決めた後、調整用ボルト87の緩みを防止するための緩み止めナット91を締め付ける。
図13(a)は第2水平部77及び第2垂直部81の調整用ビス39を緩めることによる位置調整説明図、(b)は内まぐさ69の固定用ビス65による最終固定説明図である。
次いで、図13(a)に示すように、第2垂直部81の調整用ビス39を緩め、上下方向の位置調整を行い、再度締結する。
また、第2水平部77の調整用ビス39を緩め、前後方向の位置調整を行い、再度締結する。
内まぐさ69の位置が確定したら、図13(b)に示すように、最後に、第2水平部77及び第2垂直部81の丸穴67に固定用ビス65を挿通し、ドリル穿孔及び螺刻によりフレーム75及び内まぐさ69に、内まぐさ用連結固定部材71を本固定する。本固定された内まぐさ69の天井ボード載置部57には、上記と同様に、天井ボード27の端縁が載置される。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係るシャッター装置の構造及びシャッター装置のまぐさ取付方法では、一対のまぐさ35のそれぞれを、長穴43で螺着する連結固定部材37を介して、被固定部材41に対して固定する。このため、溶接作業を行わずに、まぐさ35を被固定部材41に組付けできる。この際、組付けの途中で、長穴43の長手方向に連結固定部材37を移動し、位置の微調整を行うことができる。
被固定部材41に対する連結固定部材37の固定は、先ず、仮止め状態にできる。仮止め状態とすることにより、高所作業であっても、安全が確保しやすくなり、部材を支持するために必要であった人員の削減も可能となる。
そして、長穴43を利用して、最終的な位置決めを行うことが可能となるので、高い位置だし精度が得られるようになる。
さらに、まぐさ35の外側から位置だしのために必要な全ての締結作業が行えるので、他の部材を取り除く作業などが不要となる。調整用ビス39の締結位置が、手の届く範囲であり、且つ視認可能な位置となることで、良好な作業性が確保される。また、シャッター構成部材の内側へ手を伸ばすなどの作業が無いため、再調整時の作業性も向上する。
また、シャッター装置の構造では、躯体枠材49に螺合した調整用ビス39に対して第1水平部51の長穴43を介して外まぐさ用連結固定部材47がスリット幅方向(前後方向)に移動されることで、外まぐさ45の前後方向の位置調整が可能となる。また、外まぐさ45の垂直固定縁部53に螺合した調整用ビス39に対して第1垂直部55の長穴43を介して外まぐさ用連結固定部材47が上下方向に移動されることで、外まぐさ45の上下方向の位置調整が可能となる。その結果、外まぐさ用連結固定部材47の長穴43を使用して、外まぐさ45の位置を、躯体枠材49に対して高さ方向及び前後方向に容易に調整できる。
また、シャッター装置の構造では、内まぐさ69に付設されるフレーム75の下端面に螺合した調整用ビス39に対して第2水平部77の長穴43を介して内まぐさ用連結固定部材71が前後方向に移動されることで、内まぐさ69の前後方向の位置調整が可能となる。吊りアングル下辺部73の垂直側面79に螺合した調整用ビス39に対して第2垂直部81の長穴43を介して内まぐさ用連結固定部材71が上下方向に移動されることで、内まぐさ69の上下方向の位置調整が可能となる。その結果、内まぐさ用連結固定部材71の長穴43を使用して、内まぐさ69の位置を、吊りアングル33に対して高さ方向及び前後方向に容易に調整できる。
また、シャッター装置の構造では、被固定部材41に螺合している調整用ビス39を緩め、被固定部材41に対して外まぐさ用連結固定部材47及び内まぐさ用連結固定部材71を移動することにより、まぐさ35の位置だしが行われる。位置だしの完了後、つまり位置を決定した後、調整用ビス39は、締め付けられることで長穴43を被固定部材41に固定する。その状態で、固定用ビス65が丸穴67に挿通され、被固定部材41に丸穴67を介して固定用ビス65を螺着する。この固定用ビス65には、ドリルネジを用いることで、穿孔と同時に螺刻、締結が行われる。これにより、長穴43のみを締結する場合に比べ、連結固定部材37と被固定部材41との相対的な位置ズレを一層生じにくくできる。その結果、位置調整した後に丸孔を用いて固定用ビス65を被固定部材41に固定することで、位置ズレ発生を防止することができる。
また、シャッター装置の構造及びシャッター装置のまぐさ取付方法では、吊りアングル水平部85に螺合する調整用ボルト87を回転することにより、内まぐさ69に付設されたフレーム75を、吊りアングル水平部85に対して上下移動させることができる。吊りアングル水平部85に対して上下移動させることができる。フレーム75は、真直な部材であるが、長尺な部材であることから、自身の重みで中央が撓む。また、フレーム75は、シャッター装置11に全ての補機が組み付けられると、僅かな撓みの生じる場合がある。このような最終調整時に、フレーム75の撓みを下から押し上げて、調整できるので、その後に組みつけられる天井ボード27に対して高精度に位置だしすることができる。その結果、シャッターカーテン19の幅長が大きい場合など手で調整が困難な場合に、調整用ボルト87を回転することにより、内まぐさ69の上下方向の位置だしを容易且つ高精度に行うことができる。
従って、本実施形態に係るシャッター装置の構造によれば、まぐさ35の調整作業を、無火気で、且つまぐさ35の外側から全て行うことができるので、まぐさ調整時の作業性を安全に向上させることができる。
本実施形態に係るシャッター装置のまぐさ取付方法によれば、まぐさ35の調整作業を、無火気で行うことができるので、まぐさ調整時の作業を、安全且つ容易に、しかも、溶接をはがすことなく繰り返し行うことができる。
なお、上記の構成例では、長穴に1本の調整用ビスを挿通したが、調整用ビスは、長穴に対して1本でも2本でも構わない。また、2つある長穴にそれぞれ調整用ビスを挿通しても、どちらか一方に挿通しても構わない。
11…シャッター装置
19…シャッターカーテン
27…天井ボード
29…出入口スリット
33…吊りアングル
35…まぐさ
37…連結固定部材
39…調整用ビス
41…被固定部材
43…長穴
45…外まぐさ
47…外まぐさ用連結固定部材
49…躯体枠材
51…第1水平部
53…垂直固定縁部
55…第1垂直部
65…固定用ビス
67…丸穴
69…内まぐさ
71…内まぐさ用連結固定部材
73…吊りアングル下辺部
75…フレーム
77…第2水平部
79…垂直側面
81…第2垂直部
85…吊りアングル水平部
87…調整用ボルト
93…水平下面

Claims (6)

  1. 天井ボードに開口しシャッターカーテンが出入りする出入口スリットをスリット幅方向に挟んで配置され前記天井ボードの端縁を覆う一対のまぐさと、
    一対の前記まぐさをそれぞれの被固定部材に対して、高さ方向及び前記スリット幅方向の調整範囲の任意位置で締結固定する長穴をL字形の水平部及び垂直部に形成した連結固定部材と、
    前記出入口スリットを挟んで配置されたそれぞれの前記連結固定部材の前記長穴に、上側からの挿通方向及び出入口スリット側からの挿通方向を除く方向である前記出入口スリットを挟む両側からであって前記連結固定部材の下方からの方向で挿通して前記連結固定部材を前記被固定部材に螺着する調整用ビスと、
    を具備することを特徴とするシャッター装置の構造。
  2. 請求項1記載のシャッター装置の構造であって、
    前記一対のまぐさの一方である外まぐさが、外まぐさ用連結固定部材により、前記被固定部材である躯体枠材に固定され、
    前記外まぐさ用連結固定部材は、前記躯体枠材の下端面に固定される第1水平部と、前記第1水平部に直角に垂下して前記外まぐさの垂直固定縁部に固定される第1垂直部とにより、スリット延在方向に直交する断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
    前記第1水平部に形成される前記長穴が前記スリット幅方向に長く形成され、
    前記第1垂直部に形成される前記長穴が上下方向に長く形成されることを特徴とするシャッター装置の構造。
  3. 請求項1または2記載のシャッター装置の構造であって、
    前記一対のまぐさの他方である内まぐさが、内まぐさ用連結固定部材により、シャッター装置の巻取軸周りの外周を包囲して支持するコ字形状の吊りアングルの吊りアングル下辺部に固定され、
    前記内まぐさ用連結固定部材は、前記内まぐさに付設されたフレームの下端面に固定される第2水平部と、前記第2水平部に直角に垂下して前記吊りアングル下辺部の垂直側面に固定される第2垂直部とにより、前記スリット幅方向に垂直な断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
    前記第2水平部に形成される前記長穴が前記スリット幅方向に長く形成され、
    前記第2垂直部に形成される前記長穴が上下方向に長く形成されることを特徴とするシャッター装置の構造。
  4. 請求項2に記載のシャッター装置の構造であって、
    前記一対のまぐさの他方である内まぐさが、内まぐさ用連結固定部材により、シャッター装置の巻取軸周りの外周を包囲して支持するコ字形状の吊りアングルの吊りアングル下辺部に固定され、
    前記内まぐさ用連結固定部材は、前記内まぐさに付設されたフレームの下端面に固定される第2水平部と、前記第2水平部に直角に垂下して前記吊りアングル下辺部の垂直側面に固定される第2垂直部とにより、前記スリット幅方向に垂直な断面形状がL形のLアングル部材で形成され、
    前記第2水平部に形成される前記長穴が前記スリット幅方向に長く形成され、
    前記第2垂直部に形成される前記長穴が上下方向に長く形成されるとともに、
    前記外まぐさ用連結固定部材及び前記内まぐさ用連結固定部材には、前記長穴の近傍に、固定用ビスが挿通される丸穴が穿設されることを特徴とするシャッター装置の構造。
  5. 請求項3に記載のシャッター装置の構造であって、
    前記内まぐさ用連結固定部材には、前記長穴の近傍に、固定用ビスが挿通される丸穴が穿設されることを特徴とするシャッター装置の構造。
  6. 請求項4または5に記載のシャッター装置の構造であって、
    前記吊りアングル下辺部の吊りアングル水平部には、先端が前記フレームの水平下面に当接する調整用ボルトが螺合されることを特徴とするシャッター装置の構造。
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