しかし、上記従来の特許文献1に示されたブラインドの連動機構では、2つのブラインド支持部材を壁面等に設置するときに、一方のブラインド支持部材を壁面等に固定した状態で、他方のブラインド支持部材の継手部を一方のブラインド支持部材の継手部に対して相対移動させなければならないため、一人の作業者が他方のブラインド支持部材を保持し、もう一人の作業者が他方のブラインド支持部材の継手部を一方のブラインド支持部材の継手部に対して相対移動させる必要であり、最低二人の作業者を必要とする不具合があった。
本発明の目的は、ヘッドレール等の全長が長くても、ヘッドレール等を分割することにより、ヘッドレール等を設置場所に容易に搬入できるとともに、ヘッドレール等の組立作業及び壁面等への取付作業を一人の作業者が行うことができる、日射遮蔽装置を提供することにある。
本発明の第1の観点は、図1及び図6に示すように、壁面12、天井又は窓枠に取付けられ水平方向に一直線状に延びて設けられる2本以上のヘッドレール14,14と、2本以上のヘッドレール14,14のうち隣接する一対のヘッドレール14,14を連結する連結装置16と、連結装置16により連結されたヘッドレール14,14から垂下された遮蔽体17と、2本以上のヘッドレール14,14内に回転可能にそれぞれ設けられ遮蔽体17を繰出し可能に巻取る2本以上の出力軸18a,18aとを備えた日射遮蔽装置において、連結装置16が、上記隣接する一対のヘッドレール14,14の間に介装され上記隣接する一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を閉止する伏せ箱状の連結本体2と、連結本体21の両面からそれぞれ突設され上記隣接する一対のヘッドレール14,14内にそれぞれ挿入された一対の連結挿入部材22,22と、連結本体21から一対の連結挿入部材22,22にかけて回転可能に挿通され両端が上記隣接する一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aの端部にそれぞれ接続される出力軸連結部材23とを有することを特徴とする。
本発明の第2の観点は、図14及び図17〜図19に示すように、壁面12、天井又は窓枠に取付けられ水平方向に一直線状に延びて設けられる2本以上のヘッドレール14,14と、2本以上のヘッドレール14,14のうち隣接する一対のヘッドレール14,14を連結する連結装置101と、連結装置101により連結されたヘッドレール14,14から垂下された遮蔽体17と、2本以上のヘッドレール14,14内に回転可能にそれぞれ設けられ遮蔽体17を繰出し可能に巻取る2本以上の出力軸18a,18aとを備えた日射遮蔽装置において、連結装置101が、上記隣接する一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を閉止可能に構成された一対の連結ブラケット102,102と、一対のブラケット102,102に回転可能に挿通され一端が出力軸18a,18aに対し相対回転不能に連結され他端が互いに対向するように突設された一対の連結軸103,103と、一対の連結ブラケット102,102の上部からそれぞれ互いに近付く方向に突設され先端面が互いに当接する一対の突当て部材104,104と、一対の連結軸103,103の互いに対向する他端にこれらの連結軸103,103の周方向からそれぞれ嵌入され一対の連結軸103,103を相対回転不能に連結するユニバーサルジョイント106と、ユニバーサルジョイント106に嵌入されユニバーサルジョイント106の一対の連結軸103,103からの離脱を阻止する一対のロック部材107,107と、一対の連結ブラケット102,102、一対の連結軸103,103、一対の突当て部材104,104、ユニバーサルジョイント106及び一対のロック部材107,107を下方から覆い一対の突当て部材104,104に係止する横断面U字状の一対の連結カバー体108,108とを有することを特徴とする。
本発明の第3の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に図1に示すように、ヘッドレール14の内部に単一の空間14aが形成され、単一の空間14aに1本の出力軸18aが回転可能に挿入されたことを特徴とする。
本発明の第4の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に図7及び図13に示すように、ヘッドレール54の内部が、中央に水平方向に延びる仕切壁54aにより下部のロア空間54bと上部のアッパ空間54cとに区画され、ロア空間54b及びアッパ空間54cに出力軸62a,63aが1本ずつ回転可能に挿入されたことを特徴とする。
本発明の第5の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図3に示すように、遮蔽体17がヘッドレール14に面ファスナ19を介して取付けられ、面ファスナ19をヘッドレール14に固定するための上下一対のレール側フック14c,14dがヘッドレール14にそれぞれ設けられ、上記隣接する一対のヘッドレール14,14の上下一対のレール側フック14c,14dに連なる上下一対の連結側フック21a,21bが連結本体21に設けられたことを特徴とする。
本発明の第6の観点は、第1の観点に基づく発明であって、更に図1及び図3に示すように、連結装置16が、上記隣接する一対のヘッドレール14,14に一対の連結挿入部材22,22を挿入した状態で上記隣接する一対のヘッドレール14,14及び連結本体21をこれらの下面で連結する補強板24を更に有することを特徴とする。
本発明の第7の観点は、第6の観点に基づく発明であって、更に図1及び図4に示すように、出力軸連結部材23の両端が上記隣接する一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aの端部に接続して固定ビス28により固定され、固定ビス28を締付けるため又は緩めるための工具を遊挿可能な通孔24aが補強板24に形成されたことを特徴とする。
本発明の第8の観点は、第1又は第2の観点に基づく発明であって、更に図5及び図6に示すように、遮蔽体17の下端に2本以上のウエイトバー31,31が水平方向にかつ一直線状に延びて設けられ、2本以上のウエイトバー31,31のうち隣接する一対のウエイトバー31,31が連結キャップ32により連結されたことを特徴とする。
本発明の第9の観点は、第8の観点に基づく発明であって、更に図5及び図6に示すように、連結キャップ32が筒状に形成され、連結キャップ32が上記隣接する一対のウエイトバー31,31の互いに対向する端部にそれぞれ圧入されるように構成されたことを特徴とする。
本発明の第10の観点は、第8の観点に基づく発明であって、更に図11〜図13に示すように、連結キャップ78,81が、上記隣接する一対のウエイトバー77,77,79,79の互いに対向する端部にそれぞれ嵌着された一対のキャップ本体78a,78a,81a,81aと、一対のキャップ本体78a,78a,81a,81aを一対のヒンジ機構78b,78b,81b,81bを介して連結するキャップ連結板78c,81cとを有することを特徴とする。
本発明の第1の観点の日射遮蔽装置では、2本以上のヘッドレールや出力軸を連結装置で連結せずに分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、日射遮蔽装置の部品の搬入を容易に行うことができる。また、日射遮蔽装置の設置場所の床上で、一人の作業者が、上記隣接する一対のヘッドレール内に連結装置の一対の連結挿入部材をそれぞれ挿入し、連結装置の出力軸連結部材を上記隣接する一対のヘッドレール内の一対の出力軸の端部にそれぞれ接続して、ヘッドレール及び出力軸を組立てた後に、この連結装置で連結されたヘッドレール等を壁面等に取付ける。このように、ヘッドレール等の全長が長くても、ヘッドレール等を分割することにより、ヘッドレール等の組立作業及び壁面等への取付作業を一人の作業者が行うことができる。
本発明の第2の観点の日射遮蔽装置では、上記第1の観点の日射遮蔽装置と同様に、2本以上のヘッドレールや出力軸を連結装置で連結せずに分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、日射遮蔽装置の部品の搬入を容易に行うことができる。また、日射遮蔽装置の設置場所の床上で、一人の作業者が、先ず上記隣接する一対のヘッドレールの互いに対向する面を一対の連結ブラケットによりそれぞれ閉止するとともに、上記隣接する一対のヘッドレール内の出力軸に一対の連結軸をそれぞれ連結した後に、これらを一対の突当て部材の先端面が当接するように壁面等にそれぞれ取付ける。次に一対のロック部材を一対の連結軸に遊嵌し、ユニバーサルジョイントにより一対の連結軸を連結する。更に一対のロック部材をユニバーサルジョイントに嵌入してユニバーサルジョイントの一対の連結軸からの離脱を阻止した後に、一対の連結カバー体を一対の突当て部材に係止する。このように、ヘッドレール等の全長が長くても、ヘッドレール等を分割することにより、ヘッドレール等の組立作業及び壁面等への取付作業を一人の作業者が行うことができる。
本発明の第3の観点の日射遮蔽装置では、ヘッドレールの内部に単一の空間を形成し、単一の空間に1本の出力軸を回転可能に挿入したので、1本の出力軸の回転により一重の遮蔽体を昇降でき、本発明の第4の観点の日射遮蔽装置では、ヘッドレールの内部を、中央に水平方向に延びる仕切壁により下部のロア空間と上部のアッパ空間とに区画し、ロア空間及びアッパ空間に出力軸を1本ずつ回転可能に挿入したので、これらの出力軸の回転により二重の遮蔽体をそれぞれ昇降できる。
本発明の第5の観点の日射遮蔽装置では、上記隣接する一対のヘッドレールの上下一対のレール側フックに連なる上下一対の連結側フックを連結本体に設けたので、面ファスナをヘッドレールから連結本体にかけて取付けることができる。この結果、遮蔽体の上端をヘッドレール及び連結本体に確実に取付けることができる。
本発明の第6の観点の日射遮蔽装置では、上記隣接する一対のヘッドレールに一対の連結挿入部材を挿入した状態で、上記隣接する一対のヘッドレール及び連結本体をこれらの下面で補強板により連結したので、隣接する一対のヘッドレールを連結装置により強固に連結できる。
本発明の第7の観点の日射遮蔽装置では、出力軸連結部材の両端を上記隣接する一対のヘッドレール内の一対の出力軸の端部に接続して固定ビスにより固定し、固定ビスを締付けるため又は緩めるための工具を遊挿可能な通孔を補強板に形成したので、隣接する一対のヘッドレールを連結装置により連結した後に、上記隣接する一対のヘッドレール内の一対の出力軸を一対の連結軸に固定できる。
本発明の第8の観点の日射遮蔽装置では、2本以上のウエイトバーのうち隣接する一対のウエイトバーを連結キャップにより連結したので、ウエイトバーの全長が長くても、ウエイトバーを分割することによりウエイトバーを設置場所に容易に搬入できるとともに、ウエイトバーの組立作業及び遮蔽体への組付作業を一人の作業者が行うことができる。
本発明の第9の観点の日射遮蔽装置では、連結キャップを筒状に形成し、連結キャップを上記隣接する一対のウエイトバーの互いに対向する端部にそれぞれ圧入したので、部品管理が容易であり、また上記隣接する一対のウエイトバーを連結キャップにより比較的容易に連結できる。
本発明の第10の観点の日射遮蔽装置では、連結キャップが、上記隣接する一対のウエイトバーの互いに対向する端部にそれぞれ嵌着された一対のキャップ本体と、一対のキャップ本体を一対のヒンジ機構を介して連結するキャップ連結板とを有するので、この連結キャップにより連結された上記隣接する一対のウエイトバーに意図せずに曲げ荷重が作用しても、連結キャップがヒンジ機構を中心に回転して上記曲げ荷重を吸収する。この結果、連結キャップの破損を防止できる。
次に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
<第1の実施の形態>
図1及び図6に示すように、ローマンシェード10は、窓枠11の上枠部11aより上方の壁面12にブラケット13を介して取付けられ水平方向に一直線状に延びて設けられる一対のヘッドレール14,14と、これらのヘッドレール14,14を連結する連結装置16と、連結装置16により連結された一対のヘッドレール14,14から垂下された単一のスクリーン17と、一対のヘッドレール14,14内に回転可能にそれぞれ設けられスクリーン17を繰出し可能に巻取る一対の出力軸18a,18aとを備える。一対のヘッドレール14,14はアルミニウム合金等の金属の押出し成形又は引抜き成形により横断面略逆U字状に四角筒状に形成され、これらのヘッドレール14,14の内部には単一の空間14aがそれぞれ形成され、単一の空間14aに単一の出力軸18aが回転可能にそれぞれ挿入される。また単一のスクリーン17は、連結装置16により連結された2本のヘッドレール14,14に面ファスナ19を介して取付けられる。更に単一のスクリーン17は、連結装置16により連結された一対のヘッドレール14,14の長さと略同一の幅を有する。
一対のヘッドレール14,14には、スクリーン17に接続されスクリーン17を昇降させる昇降装置18がそれぞれ設けられる(図6)。また昇降装置18には、この昇降装置18を駆動することによりスクリーン17を昇降させる単一の操作チェーン(図示せず)が接続される。昇降装置18は、ヘッドレール14に回転可能に取付けられた入力軸(図示せず)と、入力軸と同軸になるようにヘッドレール14に回転可能に取付けられた上記出力軸18aと、入力軸と出力軸18aとの間に設けられたクラッチ(図示せず)と、出力軸18aに設けられたストッパ(図示せず)とを有する。入力軸には、操作プーリの回転力が回転力伝達機構(図示せず)を介して伝達され、出力軸18aは、ヘッドレール14の単一の空間14a内にこの空間14aの長手方向に延びて設けられ、スクリーン17を昇降するように構成される。また出力軸18aは巻取りドラム18b及び昇降コード18dを介してスクリーン17に連結される。具体的には、巻取りドラム18bは出力軸18aに相対回転不能に嵌入され、昇降コード18dは巻取りドラム18bに繰出し可能に巻取られるように構成される。また巻取りドラム18bはドラム受け18cにより回転可能に保持され、巻取りドラム18bに巻回された昇降コード18dは筒状のガイド部材18eにより単一の空間14aからヘッドレール14の後方に導き出されて垂下される。またスクリーン17の後面には、鉛直方向に所定の間隔をあけて複数のコードリング18fが取付けられる。ヘッドレール14内の単一の空間14aから垂下された昇降コード18dはコードリング18fに挿通されて鉛直下方に配索された後、その下端がスクリーン17の最下端に設けられたコード係止具18gに係止される。
一方、連結装置16は、一対のヘッドレール14,14の間に介装された連結本体21と、連結本体21の両面からそれぞれ突設された一対の連結挿入部材22,22と、連結本体21から一対の連結挿入部材22,22にかけて回転可能に挿通された出力軸連結部材23とを有する(図1〜図4)。連結本体21は伏せ箱状に形成され、その両側壁が一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を閉止するように構成される。また一対の連結挿入部材22,22は一対のヘッドレール14,14内にそれぞれ挿入される。更に出力軸連結部材23の両端は一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aの端部にそれぞれ接続される。具体的には、出力軸連結部材23は、一端が一対の連結挿入部材22,22のうち一方の連結挿入部材22側に突設され他端が連結本体21内に挿入された第1軸部23aと、一端が他方の連結挿入部材22側に突設され他端が連結本体21内に挿入された第2軸部23bと、第1軸部23a及び第2軸部23bの長手方向に直交する方向に延びて設けられ第1軸部23a及び第2軸部23bの他端同士を連結する連結ピン23cとを有する。
上記連結装置16は、一対のヘッドレール14,14に一対の連結挿入部材22,22を挿入した状態で一対のヘッドレール14,14及び連結本体21をこれらの下面で連結する補強板24を更に有する(図1〜図4)。この補強板24はチャンネル状に形成される。そして補強板24と連結挿入部材22の下壁22aとによりヘッドレール14の一対の下片14b,14b(図1、図3及び図6)を挟んだ状態で補強用ビス26を補強用ナット27に螺合することにより、補強板24と連結挿入部材22の下壁22aとによりヘッドレール14の一対の下片14b,14bが挟持されるように構成される(図1及び図3)。また、出力軸連結部材23の両端は一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aの端部に接続して固定ビス28により固定され、固定ビス28を締付けるため又は緩めるための工具を遊挿可能な通孔24aが補強板24に形成される。具体的には、一対の出力軸18a,18aのうち一方の出力軸18aの一端は六角柱状に形成され、第1軸部23aの一端には一方の出力軸18aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状の第1挿入穴23dが形成される。また、他方の出力軸18aの一端は六角柱状に形成され、第2軸部23bの一端には他方の出力軸18aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状の第2挿入穴23eが形成される。更に、第1軸部23aの一端には第1リング部材23fが嵌入され、第2軸部23bの一端には第2リング部材23gが嵌入される。第1リング部材23f及び第2リング部材23gには上記固定ビス28,28がそれぞれ螺合され、これらの固定ビス28,28の先端は第1挿入穴23d及び第2挿入穴23e内にそれぞれ臨むように構成される。
一方、スクリーン17がヘッドレール14の室内側の面に上記面ファスナ19を介して取付けられる(図6)。この面ファスナ19の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板19aをヘッドレール14に固定するための上下一対のレール側フック14c,14dがヘッドレール14の室内側の面にそれぞれ設けられる。また一対のヘッドレール14,14の上下一対のレール側フック14c,14dに連なる上下一対の連結側フック21a,21bが連結本体21の室内側の面に設けられる。更に、スクリーン17の下端には一対のウエイトバー31,31が水平方向にかつ一直線状に延びて設けられ、一対のウエイトバー31,31が連結キャップ32により連結される(図5及び図6)。具体的には、連結キャップ32が筒状に形成され、連結キャップ32が上記一対のウエイトバー31,31の互いに対向する端部にそれぞれ圧入されるように構成される。なお、図6中の符号14e,14fは、出力軸18aを回転させるための操作コード(図示せず)をヘッドレール14の左側から右側へ又は右側から左側に変更して、ヘッドレール14の室内側の面と窓側の面とが反転したときに、面ファスナ19を固定するための予備のレール側フックである。また、スクリーン17の上縁には、面ファスナ19の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板19aに離脱可能に密着固定されかつリング状突起又は鉤状突起を有する帯状布19bが縫い付けられる。
このように構成されたローマンシェード10では、一対のヘッドレール14,14及び一対の出力軸18a,18aを連結装置16で連結せず、また一対のウエイトバー31,31を連結キャップ32で連結せずに、それぞれ分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、ローマンシェード10の部品の搬入を容易に行うことができる。
次に、上記ローマンシェード10の組立手順及び取付手順を説明する。先ず、ローマンシェード10の設置場所の床上で、一人の作業者が、一対のヘッドレール14,14内に連結装置16の一対の連結挿入部材22,22をそれぞれ挿入するとともに、一対の出力軸18a,18aに連結装置16の出力軸連結部材23の第1軸部23a及び第2軸部23bを嵌入する。次いで、補強板24と連結挿入部材22の下壁22aとによりヘッドレール14の一対の下片14b,14b(図1、図3及び図6)を挟み、この状態で補強用ビス26を補強用ナット27に螺合する。これにより補強板24と連結挿入部材22の下壁22aとによりヘッドレール14の一対の下片14b,14bが挟持される。次いで、補強板24の一方の通孔24aからドライバー(工具)を挿入して、第1リング部材23fのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端を第1軸部23aの外周面に押し付けるとともに、補強板24の他方の通孔24aからドライバー(工具)を挿入して、第2リング部材23gのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端を第2軸部23bの外周面に押し付ける。これにより第1軸部23aが一方の出力軸18aの一端に固定され、第2軸部23bが他方の出力軸18aの一端に固定される。このように一対のヘッドレール14,14を連結装置16により連結した後に、一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aに出力軸連結部材23の第1軸部23a及び第2軸部23bを固定できる。次に、ヘッドレール14の一対のレール側フック14c,14dから連結本体21の一対の連結側フック21a,21bにかけて面ファスナ19の帯状板19aを取付ける。更に、連結キャップ32を一対のウエイトバー31,31の互いに対向する端部にそれぞれ圧入することにより、一対のウエイトバー31,31を連結キャップ32により連結する。この連結キャップ32は単一部品であるので、連結キャップ32の部品管理が容易であり、また一対のウエイトバー31,31を連結キャップ32により比較的容易に連結できる。これにより一対のヘッドレール14,14及び一対の出力軸18a,18aが連結装置16により連結されたアッパ組立部品が完成し、一対のウエイトバー31,31が連結キャップ32により連結されたロア組立部品が完成する。
次に、上記一人の作業者が、窓枠11の上枠部11aより上方の壁面12に複数のブラケット13を水平方向に間隔をあけて取付けた後に、アッパ組立部品の一対のヘッドレール14,14をブラケット13に取付けることにより、アッパ組立部品を壁面12に取付ける。そして、上記一人の作業者が単一のスクリーン17の上端を面ファスナ19によりヘッドレール14及び連結本体21の室内側の面に取付ける。これによりスクリーン17の上端をヘッドレール14及び連結本体21に確実に取付けることができる。更に、上記一人の作業者が単一のスクリーン17下端の筒状部にロア組立部品を挿入するとともに、一対のヘッドレール14,14から垂下された昇降コード18dをコードリング18fに遊挿して、昇降コード18dの下端を最下段のコード係止具18gに係止する。このように、ヘッドレール14等の全長が長いため、ヘッドレール14等が分割された状態で設置場所に搬入されても、ヘッドレール14等の組立作業及び壁面12等への取付作業を一人の作業者が行うことができる。
<第2の実施の形態>
図7〜図13は本発明の第2の実施の形態を示す。図7〜図13において図1〜図6と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、ローマンシェード50のヘッドレール54の内部が、中央に水平方向に延びる仕切壁54aにより下部のロア空間54bと上部のアッパ空間54cとに区画され、ロア空間54b及びアッパ空間54cにインナ出力軸62a及びアウタ出力軸63aがそれぞれ回転可能に挿入される。また、ロア空間54b及びアッパ空間54cを有する一対のヘッドレール54,54が第1の実施の形態の連結装置を上下2段とした連結装置56により連結される。そして、この連結装置56により連結された一対のヘッドレール54,54の室内側の面からインナスクリーン57が垂下され、一対のヘッドレール54,54の窓側の面からアウタスクリーン58が垂下される。上記インナスクリーン57及びアウタスクリーン58は、ヘッドレール54にインナ面ファスナ59及びアウタ面ファスナ61を介してそれぞれ取付けられる。更にインナスクリーン57及びアウタスクリーン58は連結装置56により連結された一対のヘッドレール54,54の長さと略同一の幅をそれぞれ有する。
上記ヘッドレール54には、インナスクリーン57に接続されインナスクリーン57を昇降させるインナ昇降装置62と、アウタスクリーン58に接続されアウタスクリーン58を昇降させるアウタ昇降装置63とが設けられる(図13)。またインナ昇降装置62及びアウタ昇降装置63には、インナ昇降装置62及びアウタ昇降装置63を駆動することによりインナスクリーン57及びアウタスクリーン58を独立して昇降させる単一の操作チェーン(図示せず)が接続される。
図13に示すように、インナ昇降装置62は、上記操作チェーンが巻き掛けられた操作プーリ(図示せず)と、この操作プーリが嵌着されヘッドレール54に回転可能に取付けられたインナ入力軸(図示せず)と、このインナ入力軸と同軸になるようにヘッドレール54に回転可能に取付けられたインナ出力軸62aと、インナ入力軸とインナ出力軸62aとの間に設けられたインナクラッチ(図示せず)と、インナ出力軸62aに設けられたインナストッパ(図示せず)を有する。インナ入力軸には、操作プーリの回転力が回転力伝達機構(図示せず)を介さずに直接伝達され、インナ出力軸62aは、ヘッドレール54のロア空間54b内にこのロア空間54bの長手方向に延びて設けられ、インナスクリーン57を昇降するように構成される。またインナ出力軸62aはインナ巻取りドラム62b及びインナ昇降コード62dを介してインナスクリーン57に連結される。具体的には、インナ巻取りドラム62bはインナ出力軸62aに相対回転不能に嵌入され、インナ昇降コード62dはインナ巻取りドラム62bに繰出し可能に巻取られるように構成される。またインナ巻取りドラム62bはロア空間54b内に取付けられたインナドラム受け62cにより回転可能に保持され、インナ巻取りドラム62bに巻回されたインナ昇降コード62dは筒状のインナガイド部材62eによりロア空間54bからヘッドレール54の下方に導き出されて垂下される。またインナスクリーン57の後面には、鉛直方向に所定の間隔をあけて複数のインナコードリング62fが取付けられる。ロア空間54bから垂下されたインナ昇降コード62dはインナコードリング62fに挿通されて鉛直下方に配索された後、インナ昇降コード62dの下端はインナスクリーン57の最下端のインナコード係止具62gに係止される。
図13に示すように、アウタ昇降装置63は、ヘッドレール54に回転可能に取付けられたアウタ入力軸(図示せず)と、アウタ入力軸と同軸になるようにヘッドレール54に回転可能に取付けられたアウタ出力軸63aと、アウタ入力軸とアウタ出力軸63aとの間に設けられたアウタクラッチ(図示せず)と、アウタ出力軸63aに設けられたアウタストッパ(図示せず)とを有する。アウタ入力軸には、操作プーリの回転力が回転力伝達機構(図示せず)を介して伝達され、アウタ出力軸63aは、ヘッドレール54のアッパ空間54c内にこのアッパ空間54cの長手方向に延びて設けられ、アウタスクリーン58を昇降するように構成される。またアウタ出力軸63aはアウタ巻取りドラム63b及びアウタ昇降コード63dを介してアウタスクリーン58に連結される。具体的には、アウタ巻取りドラム63bはアウタ出力軸63aに相対回転不能に嵌入され、アウタ昇降コード63dはアウタ巻取りドラム63bに繰出し可能に巻取られるように構成される。またアウタ巻取りドラム63bはアウタドラム受け63cにより回転可能に保持され、アウタ巻取りドラム63bに巻回されたアウタ昇降コード63dは筒状のアウタガイド部材63eによりアッパ空間54cからヘッドレール54の後方に導き出されて垂下される。またアウタスクリーン58の後面には、鉛直方向に所定の間隔をあけて複数のアウタコードリング63fが取付けられる。アッパ空間54cから垂下されたアウタ昇降コード63dはアウタコードリング63fに挿通されて鉛直下方に配索された後、アウタ昇降コード63dの下端はアウタスクリーン58の最下端のアウタコード係止具63gに係止される。
一方、連結装置56は、一対のヘッドレール54,54の間に介装された連結本体64と、連結本体64の両面下部からそれぞれ突設された一対のインナ連結挿入部材66,66と、連結本体64の両面上部からそれぞれ突設された一対のアウタ連結挿入部材67,67と、連結本体64から一対のインナ連結挿入部材66,66にかけて回転可能に挿通されたインナ出力軸連結部材68と、連結本体64から一対のアウタ連結挿入部材67,67にかけて回転可能に挿通されたアウタ出力軸連結部材69とを有する(図7〜図10)。連結本体64は伏せ箱状に形成され、その両側壁が一対のヘッドレール54,54の互いに対向する面を閉止するように構成される。また一対のインナ連結挿入部材66,66は一対のヘッドレール54,54のロア空間54b,54b内にそれぞれ挿入され、一対のアウタ連結挿入部材67,67は一対のヘッドレール54,54のアッパ空間54c、54c内にそれぞれ挿入される。
更にインナ出力軸連結部材66とアウタ出力軸連結部材67とは同一形状に形成される(図7)。インナ出力軸連結部材66の両端は一対のヘッドレール54,54内の一対のインナ出力軸62a,62aの端部にそれぞれ接続され、アウタ出力軸連結部材67の両端は一対のヘッドレール54,54内の一対のアウタ出力軸63a,63aの端部にそれぞれ接続される。具体的には、インナ出力軸連結部材68は、一端が一対のインナ連結挿入部材66,66のうち一方のインナ連結挿入部材66側に突設され他端が連結本体64内に挿入されたインナ第1軸部68aと、一端が他方のインナ連結挿入部材66側に突設され他端が連結本体64内に挿入されたインナ第2軸部68bと、インナ第1軸部68a及びインナ第2軸部68bの長手方向に直交する方向に延びて設けられインナ第1軸部68a及びインナ第2軸部68bの他端同士を連結するインナ連結ピン68cとを有する。また、アウタ出力軸連結部材69は、一端が一対のアウタ連結挿入部材67,67のうち一方のアウタ連結挿入部材67側に突設され他端が連結本体64内に挿入されたアウタ第1軸部69aと、一端が他方のアウタ連結挿入部材67側に突設され他端が連結本体64内に挿入されたアウタ第2軸部69bと、アウタ第1軸部69a及びアウタ第2軸部69bの長手方向に直交する方向に延びて設けられアウタ第1軸部69a及びアウタ第2軸部69bの他端同士を連結するアウタ連結ピン69cとを有する。
上記連結装置56は、一対のヘッドレール54,54のロア空間54b及びアッパ空間54cに一対のインナ連結挿入部材66,66及び一対のアウタ連結挿入部材67,67をそれぞれ挿入した状態で一対のヘッドレール54,54及び連結本体64をこれらの下面で連結する補強板24を更に有する。この補強板24は、第1の実施の形態の連結板と同一のチャンネル状に形成される。そして補強板24とインナ連結挿入部材66の下壁66aとによりヘッドレール54のロア空間54b側の一対の下片54d,54dを挟んだ状態で補強用ビス26を補強用ナット27に螺合することにより、補強板24とインナ連結挿入部材66の下壁66aとによりヘッドレール54のロア空間54c側の一対の下片54d,54dが挟持されるように構成される(図7、図9、図10及び図13)。また、一対のヘッドレール54,54のロア空間54b及びアッパ空間54cに一対のインナ連結挿入部材66,66及び一対のアウタ連結挿入部材67,67をそれぞれ挿入した状態で、一対のヘッドレール54,54及び一対のアウタ連結挿入部材67,67がこれらの後面(窓側面)でそれぞれ固定される(図10)。具体的には、一対のヘッドレール54,54のアッパ空間54cの後面(窓側面)に上下方向に間隔をあけて一対の後片54e,54eがそれぞれ形成され、これらの後片54e,54eがアウタ連結挿入部材67の後壁(図示せず)と挟持板71により挟持される。図10中の符号72は挟持板71に挿通されてアウタ連結挿入部材67の後壁に螺合される挟持用ビスである。
インナ出力軸連結部材68の両端は一対のヘッドレール54,54内の一対のインナ出力軸62a,62aの端部に接続して固定ビス76により固定され、固定ビス76を締付けるため又は緩めるための工具を遊挿可能な通孔24aが補強板24に形成される(図7)。具体的には、一対のインナ出力軸62a,62aのうち一方のインナ出力軸62aの一端は六角柱状に形成され、インナ出力軸連結部材68のインナ第1軸部68aの一端には一方のインナ出力軸62aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状のインナ第1挿入穴68dが形成される(図7及び図13)。また、他方のインナ出力軸62aの一端は六角柱状に形成され、インナ第2軸部68bの一端には他方のインナ出力軸62aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状のインナ第2挿入穴68eが形成される。更に、インナ第1軸部68dの一端にはインナ第1リング部材68fが嵌入され、インナ第2軸部68eの一端にはインナ第2リング部材68gが嵌入される。インナ第1リング部材68f及びインナ第2リング部材68gには固定ビス28,28がそれぞれ螺合され、固定ビス28,28の先端はインナ第1挿入穴68d及びインナ第2挿入穴68e内に臨むように構成される。
一対のアウタ出力軸63a,63aのうち一方のアウタ出力軸63aの一端は六角柱状に形成され、アウタ出力軸連結部材69のアウタ第1軸部69aの一端には一方のアウタ出力軸63aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状のアウタ第1挿入穴69dが形成される(図7及び図13)。また、他方のアウタ出力軸63aの一端は六角柱状に形成され、アウタ第2軸部69bの一端には他方のアウタ出力軸63aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状のアウタ第2挿入穴69eが形成される。更に、アウタ出力軸連結部材69のアウタ第1軸部69aの一端にはアウタ第1リング部材69fが嵌入され、アウタ第2軸部69bの一端にはアウタ第2リング部材69gが嵌入される。アウタ第1リング部材69f及びアウタ第2リング部材69gには固定ビス28,28がそれぞれ螺合され、固定ビス28,28の先端はアウタ第1挿入穴69d及びアウタ第2挿入穴69e内に臨むように構成される。
一方、インナスクリーン57はヘッドレール54の室内側の面上部にインナ面ファスナ59を介して取付けられる(図13)。このインナ面ファスナ59の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板59aをヘッドレール54に固定するための上下一対のインナレール側フック54f,54gがヘッドレール54の室内側の面上部にそれぞれ設けられ、一対のヘッドレール54,54の上下一対のインナレール側フック54f,54gに連なる上下一対のインナ連結側フック64a,64bが連結本体64の室内側の面上部に設けられる(図8、図9及び図13)。また、アウタスクリーン58はヘッドレール54の窓側の面下部にアウタ面ファスナ61を介して取付けられる(図13)。このアウタ面ファスナ61の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板61aをヘッドレール54に固定するための上下一対のアウタレール側フック54h,54iがヘッドレール54の窓側の面下部にそれぞれ設けられ、一対のヘッドレール54,54の上下一対のアウタレール側フック54h,54iに連なる上下一対のアウタ連結側フック64c,64dが連結本体64の窓側の面下部に設けられる(図10及び図13)。なお、インナスクリーン57の上縁には、インナ面ファスナ59の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板59aに離脱可能に密着固定されかつリング状突起又は鉤状突起を有する帯状布59bが縫い付けられ、アウタスクリーン58の上縁には、アウタ面ファスナ61の鉤状突起又はリング状突起を有する帯状板61aに離脱可能に密着固定されかつリング状突起又は鉤状突起を有する帯状布61bが縫い付けられる。
一方、インナスクリーン57の下端には一対のインナウエイトバー77,77が水平方向にかつ一直線状に延びて設けられ、一対のインナウエイトバー77,77はインナ連結キャップ78,78により連結される(図11〜図13)。また、アウタスクリーン58の下端には一対のアウタウエイトバー79,79が水平方向にかつ一直線状に延びて設けられ、一対のアウタウエイトバー79,79がアウタ連結キャップ81により連結される。上記インナ連結キャップ78とアウタ連結キャップ81は同一形状に形成される。具体的には、インナ連結キャップ78は、一対のインナウエイトバー77,77の互いに対向する端部にそれぞれ嵌着された一対のインナキャップ本体78a,78aと、一対のインナキャップ本体78a,78aをインナヒンジ機構78b,78bを介して連結するインナキャップ連結板78cとを有する。また、アウタ連結キャップ81は、一対のアウタウエイトバー79,79の互いに対向する端部にそれぞれ嵌着された一対のアウタキャップ本体81a,81aと、一対のアウタキャップ本体81a,81aをアウタヒンジ機構81b,81bを介して連結するアウタキャップ連結板81cとを有する。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたローマンシェード50では、一対のヘッドレール54,54、一対のインナ出力軸62a,62a及び一対のアウタ出力軸63a,63aを連結装置56で連結せず、また一対のインナウエイトバー77,77をインナ連結キャップ78で連結せず、一対のアウタウエイトバー79,79をアウタ連結キャップ81で連結せずに、それぞれ分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、ローマンシェード50の部品の搬入を容易に行うことができる。
次に、上記ローマンシェード50の組立手順及び取付手順を説明する。先ず、ローマンシェード50の設置場所の床上で、一人の作業者が、一対のヘッドレール54,54内に連結装置56の一対のインナ連結挿入部材66,66及び一対のアウタ連結挿入部材67,67をそれぞれ挿入するとともに、一対のインナ出力軸62a,62aにインナ出力軸連結部材68のインナ第1軸68a部及びアウタ第1軸部68bをそれぞれ嵌入し、一対のアウタ出力軸63a,63aにアウタ出力軸69のアウタ第1軸部69a及びアウタ第2軸部69bをそれぞれ嵌入する。次いで、補強板24とインナ連結挿入部材66の下壁66aとによりヘッドレール54のロア空間54b側の一対の下片54d,54d(図7、図9、図10及び図13)を挟み、この状態で補強用ビス26を補強用ナット27に螺合する。これにより補強板24とインナ連結挿入部材66の下壁66aとによりヘッドレール54のロア空間54b側の一対の下片54d,54dが挟持される。また、挟持板71とアウタ連結挿入部材67の後壁とによりヘッドレール54のアッパ空間54c側の一対の後片54e,54e(図10及び図13)を挟み、この状態で挟持用ビス72をアウタ連結挿入部材67の後壁に螺合する。これにより挟持板71とアウタ連結挿入部材67の後壁とによりヘッドレール54のアッパ空間54c側の一対の後片54e,54eが挟持される。
次いで、補強板24の一方の通孔24aからドライバー(工具)を挿入して、インナ第1リング部材68fのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端をインナ第1軸部68aの外周面に押し付けるとともに、補強板24の他方の通孔24aからドライバー(工具)を挿入して、インナ第2リング部材68gのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端をインナ第2軸部68bの外周面に押し付ける。これによりインナ第1軸部68aが一方のインナ出力軸62aの一端に固定され、インナ第2軸部68bが他方のインナ出力軸62aの一端に固定される。また、ヘッドレール54のアッパ空間54c側の一対の後片54e,54eの間からドライバー(工具)を挿入して、固定ビス28をアウタ第1リング部材69fのねじ孔に螺合して固定ビス28の先端をアウタ第1軸部69aの外周面に押し付けるとともに、固定ビス28をアウタ第2リング部材69gのねじ孔に螺合して固定ビス28の先端をアウタ第2軸部69bの外周面に押し付ける。これによりアウタ第1軸部69aが一方のアウタ出力軸63aの一端に固定され、アウタ第2軸部69bが他方のアウタ出力軸63aの一端に固定される。このように一対のヘッドレール54,54を連結装置56により連結した後に、一対のヘッドレール54,54内の一対のインナ出力軸62a,62aをインナ出力軸連結部材68のインナ第1軸部68a及びインナ第2軸部68bにそれぞれ固定でき、一対のヘッドレール54,54内の一対のアウタ出力軸63a,63aをアウタ出力軸連結部材69のアウタ第1軸部69a及びアウタ第2軸部69bにそれぞれ固定できる。
次に、ヘッドレール54の一対のインナレール側フック54f,54gから連結本体64の一対のインナ連結側フック64a,64bにかけてインナ面ファスナ59の帯状板59aを取付け、ヘッドレール54の一対のアウタレール側フック54h,54iから連結本体64の一対のアウタ連結側フック64c,64dにかけてアウタ面ファスナ61の帯状板61aを取付ける。更に、インナ連結キャップ78の一対のインナキャップ本体78a,78aを一対のインナウエイトバー77,77の互いに対向する端部にそれぞれ圧入することにより、一対のインナウエイトバー77,77をインナ連結キャップ78により連結し、アウタ連結キャップ81の一対のアウタキャップ本体81a,81aを一対のアウタウエイトバー79,79の互いに対向する端部にそれぞれ圧入することにより、一対のアウタウエイトバー79,79をアウタ連結キャップ81により連結する。上記インナ連結キャップ78により連結された一対のインナウエイトバー77,77に意図せずに曲げ荷重が作用しても、インナ連結キャップ78がインナヒンジ機構78b,78bを中心に回転して上記曲げ荷重を吸収するため、インナ連結キャップ78の破損を防止できる。また、アウタ連結キャップ81により連結された一対のアウタウエイトバー79,79に意図せずに曲げ荷重が作用しても、アウタ連結キャップ81がアウタヒンジ機構81b,81bを中心に回転して上記曲げ荷重を吸収するため、アウタ連結キャップ81の破損を防止できる。このようにして一対のヘッドレール54,54、一対のインナ出力軸62a,62a及び一対のアウタ出力軸63a,63aが連結装置56により連結されたアッパ組立部品が完成し、一対のインナウエイトバー77,77がインナ連結キャップ78により連結された第1ロア組立部品が完成し、一対のアウタウエイトバー79,79がアウタ連結キャップ81により連結された第2ロア組立部品が完成する。
次に、上記一人の作業者が、窓枠11の上枠部11aより上方の壁面12に複数のブラケット13を水平方向に間隔をあけて取付けた後に、アッパ組立部品の一対のヘッドレール54,54をブラケット13に取付けることにより、第1組立部品を壁面12に取付ける。そして、上記一人の作業者が、インナスクリーン57の上端をインナ面ファスナ59によりヘッドレール54及び連結本体64の室内側の面上部に取付けるとともに、アウタスクリーン58の上端をアウタ面ファスナ61によりヘッドレール54及び連結本体64の窓側の面下部に取付ける。これによりインナスクリーン57の上端とアウタスクリーン58の上端とをヘッドレール54及び連結本体64に確実に取付けることができる。更に、上記一人の作業者が、インナスクリーン57下端の筒状部に第1ロア組立部品を挿入し、アウタスクリーン58下端の筒状部に第2ロア組立部品を挿入するとともに、一対のヘッドレール54,54から垂下されたインナ昇降コード62d及びアウタ昇降コード63dをインナコードリング62f及びアウタコードリング63fにそれぞれ遊挿して、インナ昇降コード62d及びアウタ昇降コード63dの下端を最下段のインナコード係止具62g及びアウタコード係止具63gにそれぞれ係止する。このように、ヘッドレール54等の全長が長いため、ヘッドレール54等が分割された状態で設置場所に搬入されても、ヘッドレール54等の組立作業及び壁面等への取付作業を一人の作業者が行うことができる。
<第3の実施の形態>
図14〜図21は本発明の第3の実施の形態を示す。図14〜図21において図1〜図6と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、連結装置101が、一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を閉止可能に構成された一対の連結ブラケット102,102と、一対の連結ブラケット102,102に回転可能にそれぞれ挿通された一対の連結軸103,103と、一対の連結ブラケット102,102の上部からそれぞれ互いに近付く方向にそれぞれ突設された一対の突当て部材104,104と、一対の連結軸103,103の互いに対向する他端にこれらの連結軸103,103の周方向からそれぞれ嵌入されたユニバーサルジョイント106と、ユニバーサルジョイント106に嵌入された一対のロック部材107,107と、一対の連結ブラケット102,102、一対の連結軸103,103、一対の突当て部材104,104、ユニバーサルジョイント106及び一対のロック部材107,107を下方から覆う一対の連結カバー体108,108とを有する(図14)。
一対の連結ブラケット102,102は、鉛直方向に延びて設けられかつヘッドレール14の横断面より僅かに大きい略四角形の板状にそれぞれ形成される。これにより一対の連結ブラケット102,102は一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を閉止できるようになっている。また、一対の連結ブラケット102,102には、一対のヘッドレール14,14内に挿入可能な略四角枠状の一対のレール挿入部102a,102aが一体的に突設され、これらのレール挿入部102a,102aの長さは比較的短く形成される(図14及び図15)。そして、一対のレール挿入部102a,102aのうち一方のレール挿入部102aの下壁102bと、一対のヘッドレール14,14のうち一方のヘッドレール14の一対の下片14d,14dとが第1挟持部材111により挟持され、他方のレール挿入部102aの下壁102bと、他方のヘッドレール14の一対の下片14d,14dとが第2挟持部材112により挟持される。上記第1及び第2挟持部材111,112は、一対の下片14d,14dの下面に掛け渡されるロア挟持片111a,112aと、レール挿入部102aの下壁102bの上面に掛け渡されるアッパ挟持片111b,112bと、ロア挟持片111a,112aに挿通されてアッパ挟持片111b,112bのねじ孔に螺合される挟持ビス111c,112cとを有する。上記第1及び第2挟持部材111,112は同一形状に形成される。
一対の連結軸103,103の一端は一対のヘッドレール14,14内の一対の出力軸18a,18aに対し相対回転不能にそれぞれ連結され、一対の連結軸103,103の他端は互いに対向するように突設される(図14〜図16)。具体的には、一対の出力軸18a,18aの一端は六角柱状にそれぞれ形成され、一対の連結軸18a,18aの一端には一対の出力軸18a,18aの一端に相対回転不能に嵌入される横断面六角形状の挿入穴103a,103aがそれぞれ形成される。また、一対の連結軸18a,18aの一端には一対のリング部材103b,103bがそれぞれ嵌入される。更に、リング部材103bには固定ビス28,28がそれぞれ螺合され、固定ビス28,28の先端は挿入穴103a,103a内に臨むように構成される。
一対の突当て部材104,104は一対の連結ブラケット102,102と一体的にそれぞれ形成され、一対の突当て部材104,104の先端面は互いに当接するように構成される。また、ユニバーサルジョイント106は一対の連結軸103,103を相対回転不能に連結するように構成される(図14及び図17〜図19)。具体的には、ユニバーサルジョイント106は、一対の連結軸103,103のうち一方の連結軸103の他端に嵌入される第1接続部106aと、他方の連結軸103の他端に嵌入される第2接続部106bと、第1接続部106a及び第2接続部106bの軸線のなす角度を自由に変更可能に第1接続部106a及び第2接続部106bを連結する十字継手部106cとを有する。第1接続部106aの外周面には一方の連結軸103の他端にこの一方の連結軸103の周方向から嵌入可能な第1凹部106dが形成され、第2接続部106bの外周面には他方の連結軸103の他端にこの他方の連結軸103の周方向から嵌入可能な第2凹部106eが形成される。上記第1凹部106dと第2凹部106eの開口方向はユニバーサルジョイント106の軸線を中心に90度ずれるように構成される(図17〜図19)。これは、第1接続部106aと第2接続部106bを同一形状に形成するためである。なお、ユニバーサルジョイントの組付作業性を考慮して、上記第1凹部と第2凹部の開口方向を同一方向に形成してもよい。また、一対のロック部材107,107はリング状にそれぞれ形成され、これらのロック部材107,107にはロックビス113,113がそれぞれ螺合される(図14及び図16)。更に、一対の連結カバー体108,108は、横断面U字状にそれぞれ形成される(図17及び図18)。そして、これら連結カバー体108,108は、一対の突当て部材104,104にそれぞれ係止するように構成される。具体的には、突当て部材104の室内側面及び窓側面には一対の凹条104a,104aがそれぞれ形成され、連結カバー体108の上端には一対の凹条104a,104aに係止可能な一対の凸条108a,108aがそれぞれ形成される。上記以外は第1の実施の形態と同一に構成される。
このように構成されたローマンシェード100では、第1の実施の形態と同様に、一対のヘッドレール14,14及び一対の出力軸18a,18aを連結装置101で連結せず、また一対のウエイトバーを連結キャップで連結せずに、それぞれ分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、ローマンシェード100の部品の搬入を容易に行うことができる。
次に、上記ローマンシェード100の組立手順及び取付手順を図20及び図21に基づいて説明する。予め、一対の連結ブラケット102,102に一対の連結軸103,103を組付けておく。先ず、ローマンシェード100の設置場所の床上で、一人の作業者が、一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を一対の連結ブラケット102,102によりそれぞれ閉止する(図20(a))。このとき一対の出力軸18a,18aを一対の連結軸103,103の一端にそれぞれ嵌入する。そして一対のレール挿入部102a,102aのうち一方のレール挿入部102aの下壁102bと、一対のヘッドレール14,14のうち一方のヘッドレール14の一対の下片14d,14dとを第1挟持部材111のロア挟持片111aとアッパ挟持片111bとにより挟んだ状態で、挟持ビス111cをロア挟持片111aに挿通してアッパ挟持片111bのねじ孔に螺合する。また他方のレール挿入部102aの下壁102bと、他方のヘッドレール14の一対の下片14d,14dとを第2挟持部材112のロア挟持片112aとアッパ挟持片112bとにより挟んだ状態で、挟持ビス112cをロア挟持片112aに挿通してアッパ挟持片112bのねじ孔に螺合する。これにより一対のヘッドレール14,14の互いに対向する面を一対の連結ブラケット102,102がそれぞれ固定される。
次いで、ヘッドレール14の一対の下片14d,14dの間からドライバー(工具)を挿入して、一方のリング部材103bのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端を一方の出力軸18aの外周面に押し付けるとともに、他方のリング部材103bのねじ孔に螺合されている固定ビス28をねじ込んでその先端を他方の出力軸18aの外周面に押し付ける。これにより一方の出力軸18aに一方の連結軸103の一端が固定され、他方の出力軸18aに他方の連結軸103の一端が固定される。そして、ヘッドレール14の一対のレール側フック14e,14fに面ファスナ19の帯状板19aを取付けるとともに、連結キャップを一対のウエイトバーの互いに対向する端部にそれぞれ圧入することにより、一対のウエイトバーを連結キャップにより連結する。これにより一方のヘッドレール14及び一方の出力軸18aに一方の連結ブラケット102が取付けられた第1アッパ組立部品が完成し、他方のヘッドレール14及び他方の出力軸18aに他方の連結ブラケット102が取付けられた第2アッパ組立部品が完成し、一対のウエイトバーが連結キャップにより連結されたロア組立部品が完成する。
次に、上記一人の作業者が、窓枠の上枠部より上方の壁面に複数のブラケットを水平方向に間隔をあけて取付ける。そして、第1アッパ組立部品の一方のヘッドレール14をブラケットに取付けることにより、第1アッパ組立部品を壁面に取付けた後に(図20(a))、第2アッパ組立部品の他方のヘッドレール14をブラケットに取付けることにより、第2アッパ組立部品を壁面に取付ける(図20(b))。このとき他方の突当て部材104の先端面を一方の突当て部材104の先端面に当接させる。次いで、一対のロック部材107,107を一対の連結軸103,103にそれぞれ遊嵌した後に(図20(c))、ユニバーサルジョイント106により一対の連結軸103,103を連結する(図21(d))。このときユニバーサルジョイント106の第1接続部106aの第1凹部106dを一方の連結軸103の他端にその周方向から嵌入した後に、ユニバーサルジョイント106を90度回転させて、ユニバーサルジョイント106の第2接続部106bの第2凹部106eを第2軸部106bの他端にその周方向から嵌入する。次に、一対のロック部材107,107をユニバーサルジョイント106にそれぞれ嵌入して、ロックビス113を締付けることにより、一対のロック部材107,107をユニバーサルジョイント106に固定する(図21(e))。これによりユニバーサルジョイント106が一対の連結軸103,103から離脱するのを阻止できる。更に、連結カバー体108の一対の凸条108aを突当て部材104の一対の凹条104aにそれぞれ係止する(図21(f))。これにより一対の連結ブラケット102,102、一対の連結軸103,103、一対の突当て部材104,104、ユニバーサルジョイント106及び一対のロック部材107,107が一対の連結カバー体108,108により覆われるので、連結装置101により連結された一対のヘッドレール14,14の見栄えを向上できる。更に、上記一人の作業者が単一のスクリーン17下端の筒状部にロア組立部品を挿入するとともに、一対のヘッドレール14,14から垂下された昇降コードをコードリングに遊挿して、昇降コードの下端を最下段のコード係止具に係止する。このように、ヘッドレール14等の全長が長いため、ヘッドレール14等が分割された状態で設置場所に搬入されても、ヘッドレール14等の組立作業及び壁面等への取付作業を一人の作業者が行うことができる。
<第4の実施の形態>
図22〜図26は本発明の第4の実施の形態を示す。図22〜図26において図13〜図21と同一符号は同一部品を示す。この実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、ローマンシェード130のヘッドレール54の内部が、中央に水平方向に延びる仕切壁54aにより下部のロア空間54bと上部のアッパ空間54cとに区画され、ロア空間54b及びアッパ空間54cにインナ出力軸62a及びアウタ出力軸63aが1本ずつ回転可能にそれぞれ挿入される。そして、ロア空間54b及びアッパ空間54cを有する一対のヘッドレール54が第3の実施の形態の連結装置を上下2段とした連結装置131により連結される。
上記連結装置131は、一対のヘッドレール54,54の互いに対向する面を閉止する板状の一対の連結ブラケット132,132と、一対のブラケット132,132の下部に回転可能にそれぞれ挿通された一対のインナ連結軸133,133と、一対のブラケット132,132の上部に回転可能にそれぞれ挿通された一対のアウタ連結軸134,134と、一対の連結ブラケット132,132の上部からそれぞれ互いに近付く方向にそれぞれ突設された一対の突当て部材136,136と、一対のインナ連結軸133,133の互いに対向する他端にこれらのインナ連結軸133,133の周方向からそれぞれ嵌入されたインナユニバーサルジョイント137と、一対のアウタ連結軸134,134の互いに対向する他端にこれらのアウタ連結軸134,134の周方向からそれぞれ嵌入されたアウタユニバーサルジョイント138と、インナユニバーサルジョイント137にそれぞれ嵌入された一対のインナロック部材139,139と、アウタユニバーサルジョイント138にそれぞれ嵌入された一対のアウタロック部材141,141と、一対の連結ブラケット132,132、一対のインナ連結軸133,133、一対のアウタ連結軸134,134、一対の突当て部材136,136、インナユニバーサルジョイント137、アウタユニバーサルジョイント138、一対のインナロック部材139,139及び一対のアウタロック部材141,141を下方から覆う一対の連結カバー体142,142とを有する。一対のインナ連結軸133,133及び一対のアウタ連結軸134,134は同一形状に形成され、インナユニバーサルジョイント137及びアウタユニバーサルジョイント138は同一形状に形成され、一対のインナロック部材139及び一対のアウタロック部材141は同一形状に形成される。上記以外は第2の実施の形態と第3の実施の形態とを組合せた構成である。
このように構成されたローマンシェード130では、第2の実施の形態と同様に、一対のヘッドレール54,54、一対のインナ出力軸133,133及び一対のアウタ出力軸134,134を連結装置131で連結せず、また一対のインナウエイトバーをインナ連結キャップで連結せず、一対のアウタウエイトバーをアウタ連結キャップで連結せずに、それぞれ分割した状態で設置場所に搬入するので、搬入時にエレベータ等を利用でき、ローマンシェード130の部品の搬入を容易に行うことができる。
上記ローマンシェード130の組立手順及び取付手順は、第2の実施の形態のローマンシェードの組立手順及び取付手順と、第3の実施の形態のローマンシェードの組立手順及び取付手順とを組合せた組立手順及び取付手順であるので、繰返しの説明を省略する。
なお、上記第1〜第4の実施の形態では、一対のヘッドレールを壁面に取付けたが、一対のヘッドレールを天井又は窓枠に取付けてもよい。また、上記第1〜第4の実施の形態では、一対のヘッドレールを連結装置により連結したが、3本以上のヘッドレールを連結装置により連結してもよい。この場合、3本以上のヘッドレールのうち隣接する一対のヘッドレールが連結装置により連結され、これらのヘッドレールから単一又は2枚以上のスクリーンが垂下される。また、上記第1〜第4の実施の形態では、連結装置により連結された一対のヘッドレールから単一のスクリーンを垂下したが、連結装置により連結された一対のヘッドレールから2枚のスクリーンをそれぞれ垂下してもよい。また、上記第1〜第4の実施の形態では、一対のウエイトバーを連結キャップにより連結したが、3本以上のウエイトバーを連結キャップにより連結してもよい。この場合、3本以上のウエイトバーのうち隣接する一対のウエイトバーが連結キャップにより連結される。更に、上記第1〜第4の実施の形態では、日射遮蔽装置としてローマンシェードを挙げたが、横型ブラインド、縦型ブラインド、プリーツスクリーン等の日射遮蔽装置でもよい。