JP6839233B2 - 開閉体装置の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シャッター装置などの開閉体装置の取付構造に関する。
開閉体であるシャッターカーテンの巻き取り、繰り出しを行うことで、建物開口部を開閉する開閉体装置、所謂シャッター装置が知られている(特許文献1,2等参照)。シャッター装置は、建物開口部を開閉するシャッターカーテンが、建物躯体の開口部上縁に固定された箱状のシャッター収納部に対して巻き取り・繰り出される。シャッター収納部は、シャッターカーテンを巻き取り・繰り出す駆動部であるモーターやスプロケット、巻取軸などの巻取ユニットを内設する。シャッター収納部から巻き取り・繰り出されるシャッターカーテンは、左右両側縁部が建物開口部の左右側縁に設けられるガイドレールによってガイドされて建物開口部を昇降し開閉となる。
ガイドレールは、建物開口部の左右の壁部等の建物躯体に固定される。なお、ガイドレールは、壁部に対して直接固定されずに、ガイドレール支持枠を介して壁部に取り付けられる場合もある。一方、シャッター収納部は、上記駆動部等を支持する一対のブラケットを覆うように、建物開口部のまぐさの上方の壁部等の建物躯体に固定される。シャッター収納部から繰り出されるシャッターカーテンは、両側縁部がガイドレールによってガイドされるため、シャッター収納部を支持するブラケットとガイドレールとは、一定の相対位置関係で建物躯体に取り付けられる必要がある。従来、これらガイドレールと、ブラケットとは、それぞれが測定作業、位置決め・調整作業、取付固定作業が行われて部品ごとの個別に建物躯体に取り付けられていた。
特開2010−156115号公報 特開2012−132195号公報
しかしながら、ガイドレールやブラケットは、現場で建物躯体に取り付けることが煩雑なものである。シャッター装置を円滑に作動させるためには、各部材間の取り合いを考慮しながら、それぞれの部材の垂直、水平、平行などを調整して固定が必要となるからである。このため、各作業で個別に作業者が必要となり、作業人員が多くなる問題があった。このような事情から従来の開閉体装置の取付方法では、熟練の技術が必要とされ、しかも、多大な労力が費やされていた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、開閉体装置を容易な取り付け作業で且つ高い位置精度で建物躯体に取り付けできる開閉体装置の取付構造を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の開閉体装置の取付構造は、開閉体15の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフト27の軸首29が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケット25と、
前記開閉体15の開閉を案内するガイドレール21と、
前記ブラケット25と前記ガイドレール21とが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット25及び前記ガイドレール21を前記建物躯体に取り付ける取付枠33と、
を具備する開閉体の取付構造において、
前記取付枠33が、
前記ガイドレール21を支持して前記建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠23と、
前記ブラケット25を支持して前記枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有するブラケットベース35と、
前記ブラケットベース35と前記ガイドレール支持枠23とを前記面一に連結固定する補助プレート37と、
を具備し、
前記ブラケット25は、巻取ユニット支持部49と基板部51とからなり、該基板部51が前記ブラケットベース35における前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部49を前記ブラケットベース35及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベース35を介して前記建物躯体の被取付面39に固定されることを特徴とする。
この開閉体装置の取付構造では、ブラケット25の固定されるブラケットベース35と、ガイドレール21の固定されるガイドレール支持枠23とが、補助プレート37によって連結固定される。ブラケットベース35には、ブラケット25が所定位置で固定される。ガイドレール支持枠23には、ガイドレール21が所定位置で固定される。これら諸部材を固定したブラケットベース35とガイドレール支持枠23とが、補助プレート37によって所定の相対位置で固定される。これにより、ブラケットベース35に固定されるブラケット25と、ガイドレール支持枠23に固定されるガイドレール21とが、所定位置で固定され一体化される。すなわち、ブラケット25に支持される駆動部、開閉体15と、ガイドレール21とが所定の相対位置で同時に位置決めされる。
本発明の請求項2記載の開閉体装置の取付構造は、請求項1記載の開閉体装置の取付構造であって、
前記補助プレート37には、前記ガイドレール21に沿う長手方向の一端側に細幅部55が形成され、
断面略コ字状に形成される前記ガイドレール支持枠23のベース連結端部57には、前記枠側取付面41を前記ガイドレール21に沿う長手方向で凹状に切り欠いた切欠部59が形成され、
前記ブラケットベース35の支持枠連結端部61と前記切欠部59の凹状底部63とが対向配置され、
長手方向の他端側を前記ブラケットベース35に固定した前記補助プレート37の細幅部55が前記切欠部59より内側に挿入されて前記ガイドレール支持枠23に固定されることを特徴とする。
この開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース35に、ブラケット25が固定される。ブラケット25の固定されたブラケットベース35には、補助プレート37が固定される。補助プレート37には、ブラケットベース35のベース連結端部57から延出する細幅部55が形成されている。補助プレート37の細幅部55を延出させたブラケットベース35は、細幅部55がガイドレール支持枠23の切欠部59よりガイドレール支持枠23の内側に挿入される。細幅部55が切欠部59に挿入されたブラケットベース35は、支持枠連結端部61が、ガイドレール支持枠23に形成された切欠部59の凹状底部63と対向配置される。これにより、ブラケットベース35と、ガイドレール支持枠23とは、細幅部55の切欠部59への挿入の後に、支持枠連結端部61及びベース連結端部57が対向配置されることによって位置決めされる。
本発明の請求項3記載の開閉体装置の取付構造は、開閉体15の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフト27の軸首29が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケット25と、
前記開閉体15の開閉を案内するガイドレール21と、
前記ブラケット25と前記ガイドレール21とが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット25及び前記ガイドレール21を前記建物躯体に取り付ける取付枠69と、
を具備する開閉体の取付構造において、
前記取付枠69が、
前記ガイドレール21を支持して前記建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠71と、
前記ブラケット25を支持して前記枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有するブラケットベース35と、を具備し、
前記ガイドレール支持枠71には、前記枠側取付面41を延長することで枠延長起立部73が形成され、
前記ガイドレール支持枠71が前記枠延長起立部73によって前記ブラケットベース35と固定され、
前記ブラケット25は、巻取ユニット支持部49と基板部51とからなり、該基板部51が前記ブラケットベース35における前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部49を前記ブラケットベース35及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベース35を介して前記建物躯体の被取付面39に固定されることを特徴とする。
この開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース35が、ガイドレール支持枠71に延長して設けられた枠延長起立部73に固定される。つまり、ブラケットベース35は、ガイドレール支持枠71の一部分である枠延長起立部73に、直接固定される。これにより、ブラケットベース35とガイドレール支持枠71とを固定するための補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。
本発明の請求項4記載の開閉体装置の取付構造は、開閉体15の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフト27の軸首29が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケット25と、
前記開閉体15の開閉を案内するガイドレール21と、
前記ブラケット25と前記ガイドレール21とが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット25及び前記ガイドレール21を前記建物躯体に取り付ける取付枠81と、
を具備する開閉体の取付構造において、
前記取付枠81が、
前記ガイドレール21を支持して前記建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠23と、
前記ブラケット25を支持して前記枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有するブラケットベース83と、を具備し、
前記ブラケットベース83には、前記ベース側取付面47を延長することでベース延長垂下部85が形成され、
前記ガイドレール支持枠23が前記ベース延長垂下部85によって前記ブラケットベース83と固定され、
前記ブラケット25は、巻取ユニット支持部49と基板部51とからなり、該基板部51が前記ブラケットベース83における前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部49を前記ブラケットベース83及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベース83を介して前記建物躯体の被取付面39に固定されることを特徴とする。
この開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース83が、ブラケットベース83自体のベース側取付面47に延長して設けたベース延長垂下部85によってガイドレール支持枠23に固定される。つまり、ガイドレール支持枠23は、ブラケットベース83の一部分であるベース延長垂下部85に、直接固定される。これにより、ブラケットベース83とガイドレール支持枠23とを固定するための補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。
なお、本発明の開閉体装置の取付構造では、開閉体15の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフト27の軸首29が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケット25と、
前記開閉体15の開閉を案内するガイドレール21と、
前記ブラケット25と前記ガイドレール21とが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット25及び前記ガイドレール21を前記建物躯体に取り付ける取付枠33と、
を具備することとしてもよい。
この開閉体装置の取付構造では、例えば、建物躯体へ固定される前に、ブラケット25やガイドレール21が、取付枠33によって一体となる。これらブラケット25やガイドレール21を一体に固定した取付枠33が、建物躯体に固定される。これにより、従来、ブラケット25、ガイドレール21、駆動部のそれぞれに行っていた取付位置の測定・調整・位置決め作業が削減可能となる。また、ブラケット25、ガイドレール21、駆動部のそれぞれの相互間の寸法が、取付枠33によって一体に固定されることで、所定の値に定まる。
また、本発明の開閉体装置の取付構造では、開閉体15の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフト27の軸首29が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケット25と、
前記開閉体15の開閉を案内するガイドレール21と、
前記ブラケット25と前記ガイドレール21とが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット25及び前記ガイドレール21を前記建物躯体に取り付ける取付枠75と、
を具備する開閉体の取付構造において、
前記取付枠75が、
前記ガイドレール21を支持して前記建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠77を具備し、
前記ガイドレール支持枠77には、枠側取付面41を延長することで枠延長ベース一体部79が形成され、
前記ガイドレール支持枠77が前記枠延長ベース一体部79によって前記ブラケット25と固定されており、
前記ブラケット25は、巻取ユニット支持部49と基板部51とからなり、該基板部51が前記枠延長ベース一体部79における前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部49を前記枠延長ベース一体部79及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記枠延長ベース一体部79を介して前記建物躯体の被取付面39に固定されることとしてもよい。
この開閉体装置の取付構造では、ブラケット25が、ガイドレール支持枠77に延長して設けた枠延長ベース一体部79に固定される。つまり、ブラケット25は、ガイドレール支持枠77の一部分である枠延長ベース一体部79に、直接固定される。これにより、ブラケット25とガイドレール支持枠77とを固定するためのブラケットベース35、補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、ブラケットベース35、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。また、ブラケット25とガイドレール支持枠77との間の接合箇所を少なくして、位置調整箇所が減り、固定強度を高めることができる。
本発明に係る請求項1記載の開閉体装置の取付構造によれば、建物躯体への取付前に、補助プレートを用いてブラケットベースとガイドレール支持枠とを高精度に位置決めして一体に固定できる。このことから、ブラケットとガイドレールとの位置精度が向上し、その状態で建物躯体側に取り付け固定することが可能となる。
本発明に係る請求項2記載の開閉体装置の取付構造によれば、補助プレートの細幅部をガイドレール支持枠の切欠部に挿入することで、ブラケットベースとガイドレール支持枠との予組立工程を容易且つ高精度に行うことができる。
本発明に係る請求項3記載の開閉体装置の取付構造によれば、ガイドレール支持枠から延長した枠延長起立部がブラケットベースに直接に固定されるので、補助プレートを不要にし、より少ない部品点数でブラケットベースとガイドレール支持枠とを高精度に位置決めして一体に固定できる。また、部品点数が少ないことから、組立工数を減らすことができる。
本発明に係る請求項4記載の開閉体装置の取付構造によれば、ブラケットベースから延長したベース延長垂下部がガイドレール支持枠に直接に固定されるので、補助プレートを不要にし、少ない部品点数でブラケットベースとガイドレール支持枠とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
なお、本発明の開閉体装置の取付構造によれば、ブラケットとガイドレールとを一体化したことで、開閉体装置を容易な取り付け作業で且つ高い位置精度で建物躯体に取り付けできる。これにより、取付施工現場での作業を大幅に削減でき、施工時間の短縮や作業人員の削減を可能とした。
また、本発明の開閉体装置の取付構造によれば、ガイドレール支持枠から延長した枠延長ベース一体部がブラケットに直接に固定されるので、ブラケットベース及び補助プレートを不要にし、より少ない部品点数でブラケットとガイドレール支持枠とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
本発明の第1実施形態に係る開閉体装置の取付構造を備えるシャッター装置の正面図である。 図1に示したブラケットとガイドレールの固定構造の分解斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 本発明の第2実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケットとガイドレールの固定構造の分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケットとガイドレールの固定構造の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケットとガイドレールの固定構造の分解斜視図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る開閉体装置の取付構造を備えるシャッター装置11の正面図である。
本実施形態に係る開閉体装置の取付構造は、開閉体装置であるシャッター装置11に用いられる。シャッター装置11は、住宅の窓部などに用いられる軽量タイプと、商業用施設や工場などの開口部分に用いられる重量タイプとに大別される。本実施形態に係る開閉体装置の取付構造は、特に重量タイプのシャッター装置11に用いて好適となる。この他、開閉体装置としては、パネルよりなる開閉体を昇降開閉するパネルシャッターや、開閉体であるシャッターカーテンやパネルを天井に沿って巻き取らずに収納するオーバースライディングドアなどとしてもよい。
シャッター装置11は、建物開口部13を開閉する開閉体である細幅なスラットを連結して構成されるシャッターカーテン15が、建物躯体の上方に固定された箱状のシャッター収納部17に対して巻き取り・繰り出される。シャッター収納部17は、シャッターカーテン15を巻き取り・繰り出す駆動部である開閉機やスプロケットなどの巻取ユニット19を内設する。シャッター収納部17から巻き取り・繰り出されるシャッターカーテン15は、左右両側縁部がガイドレール21によってガイドされて建物開口部13を昇降し、開閉となる。
ガイドレール21は、建物開口部13の左右の壁部等の建物躯体にガイドレール支持枠23を介して固定される。また、シャッター収納部17は、一対のブラケット25とともに巻取ユニット19を覆うように建物開口部13のまぐさの上方の壁部等の建物躯体に固定される。巻取ユニット19は、巻取シャフト27や開閉機を有する。巻取シャフト27は、一方の軸首29がブラケット25によって回動自在且つ軸線方向の移動が規制されて支持される。ブラケット25にはベアリングの外輪が固定され、外輪と相対回転自在となる内輪には一方の軸首29が固定される。内輪に固定された軸首29の端には、開閉機から回転駆動力が伝達されるスプロケット31が固定されている。
図2は図1に示したブラケット25とガイドレール21の固定構造の分解斜視図である。
ブラケット25は、シャッターカーテン15の開閉駆動を行う上記の巻取ユニット19を支持する。ブラケット25とガイドレール21とは、所定の相対位置となるように、取付枠33によって固定される。取付枠33は、建物躯体に取り付けられることで、ブラケット25及びガイドレール21を同時に建物躯体に取り付ける。ブラケット25の材質としては、鋼板、例えば厚さ4.5mm程度のSS400が用いられる。
本実施形態において、取付枠33は、ガイドレール支持枠23と、ブラケットベース35と、補助プレート37と、を有する。
ガイドレール支持枠23は、ガイドレール21に沿って長尺に形成される。ガイドレール支持枠23は、長手方向に直交する断面形状が、開口側にガイドレール21を装着可能とする略コ字状で大略形成される。ガイドレール支持枠23は、建物躯体の被取付面39(図4参照)と平行な枠側取付面41を有する。ガイドレール支持枠23には、略コ字状に板金加工される際に、ガイドレール取付面43等が形成される。ガイドレール取付面43には、ガイドレール21が溶接やボルト固定、リベット等によって固定される。ガイドレール支持枠23に固定されたガイドレール21は、シャッターカーテン受入部45がガイドレール支持枠23の上端から突出される。ガイドレール支持枠23の材質としては、例えば厚さ1.6mm程度のSGHC鋼板が用いられる。
ブラケットベース35は、上下に長い短冊状に形成される。ブラケットベース35は、ガイドレール支持枠23の枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有する。ブラケット25は、巻取ユニット支持部49と、基板部51とからなる。ブラケットベース35の長手方向に沿う両側の縁には、折曲補強部53が形成される。ブラケット25は、基板部51がブラケットベース35にボルトや溶接等によって固定されることで、ブラケットベース35に支持される。ブラケットベース35の材質としては、例えば厚さ1.6mm程度のSGHC鋼板が用いられる。
補助プレート37は、ブラケットベース35とガイドレール支持枠23とを面一に連結固定する。補助プレート37には、ガイドレール21に沿う長手方向の一端側に細幅部55が形成される。
ガイドレール支持枠23は、ベース連結端部57(図2参照)に切欠部59が設けられる。切欠部59は、枠側取付面41をガイドレール21に沿う長手方向で凹状に切り欠いて形成される。補助プレート37の材質としては、例えば厚さ3.2mm程度のSGHC鋼板が用いられる。
本実施形態において、ガイドレール支持枠23と、ブラケットベース35と、補助プレート37とからなる取付枠33は、一体に固定される。すなわち、ブラケットベース35は、支持枠連結端部61(図2参照)が、切欠部59の凹状底部63と対向配置される。補助プレート37は、長手方向の他端側(図2の上端側)がブラケットベース35に固定される。そして、補助プレート37は、細幅部55が切欠部59よりガイドレール支持枠23の内側に挿入されて、ガイドレール支持枠23に固定される。これにより、取付枠33は一体となる。
本実施形態において、ブラケット25、ブラケットベース35、ガイドレール支持枠23、補助プレート37、ガイドレール21は、例えば互いに溶接で固定される。これらの部材は、溶接以外に、ビス・ボルト止めであってもよい。さらに、ビス・ボルト止めの後に、溶接が施されてもよい。開閉体装置の取付構造は、工場内で組み立てられることを基本とするが、現場にて組み立てることもできる。開閉体装置の取付構造は、ブラケット25、ガイドレール21は、従来からの部品を使用できる。そして、ガイドレール支持枠23に切欠部59を形成し、補助プレート37を追加構成することで、取り付け施工を容易なものとしている。
図3は図1の要部拡大図である。
取付枠33は、建物開口部13を挟んで、巻取ユニット19の軸方向に沿う左右の両端に配置される。なお、図3には正面視で右側の取付枠33のみを示し、正面視で左側の取付枠33が省略されている。建物躯体は、例えば山形、I形、C形、H形等の鋼材65からなる。鋼材65は、建物躯体の構造材として、上下方向及び横方向に組まれている。ガイドレール支持枠23は、例えば上下に延在する柱状部材となる鋼材65にL金物67によって固定されてもよい。また、ブラケットベース35も、上下に延在する鋼材65にボルト等によって固定される。なお、ガイドレール支持枠23は、下端が床面に接して配置される。
図4は図3のA−A断面図である。
ブラケットベース35のベース側取付面47と、ガイドレール支持枠23の枠側取付面41とは、面一、すなわち同一平面となって鋼材65の被取付面39に固定される。補助プレート37は、これらベース側取付面47及び枠側取付面41を挟んで被取付面39の反対側で、ブラケットベース35とガイドレール支持枠23とに亘って固定される。
図5は図3のB−B断面図である。
開閉体装置の取付構造では、被取付面39に、ブラケットベース35が固定される。ブラケットベース35にはブラケット25が固定される。ガイドレール支持枠23は、ブラケット25の巻取ユニット支持部49よりも建物開口部13の内側に配置される。ガイドレール21は、ガイドレール支持枠23を挟んで巻取ユニット支持部49の反対側に取り付けられる。
図6は図3のC−C断面図である。
補助プレート37は、ガイドレール21に沿う長手方向の他端側が、ガイドレール支持枠23の幅よりも外側に延出して、ブラケットベース35に固定される。これにより、補助プレート37は、ブラケットベース35に対して大きい固定面積によって高強度で固定される。このことは、取付枠33の強度向上にも寄与している。
図7は図3のD−D断面図である。
ガイドレール支持枠23は、補助プレート37の細幅部55が、折り曲げ形状の内側で重ねて固定されることで、強度が高められる。このように、取付枠33は、ブラケットベース35、ガイドレール支持枠23、補助プレート37が相互に固定されることで、強度が高められる。これにより、開閉体装置の取付構造は、巻取ユニット19やシャッターカーテン15を高い信頼性の下で支持している。
次に、開閉体装置の取付方法を説明する。
本実施形態に係る開閉体装置の取付方法は、予組立工程と、本固定工程と、を含む。
予組立工程は、巻取ユニット19を支持するブラケット25と、シャッターカーテン15の開閉を案内するガイドレール21とを、取付枠33に予め固定する。すなわち、ブラケット25をブラケットベース35に固定する。ガイドレール21をガイドレール支持枠23に固定する。ブラケットベース35とガイドレール支持枠23とを補助プレート37によって固定する。なお、この取付方法は、ブラケットベース35とガイドレール支持枠23とを補助プレート37で連結固定した後、ブラケット25とガイドレール21とがこれらに固定されてもよい。これにより、ブラケット25とガイドレール21とが、取付枠33を介して所定の相対位置となって一体に固定される。この予組立工程は、工場内で予め行われ、或いは、現場で行われてもよい。
本固定工程は、これらブラケット25及びガイドレール21の固定された取付枠33を、建物躯体に取り付ける。このように、開閉体装置の取付方法では、ブラケット25及びガイドレール21が同時に建物躯体に取り付けられることになる。
開閉体装置の取付方法では、既に配設されているまぐさを基準にして、左右対となるブラケット間の水平、垂直及び平行を合わせることが可能となる。そして、その後の施工作業である巻取ユニット19の取付作業へすぐに移行することができる。このように、開閉体装置の取付方法によれば、現場作業の工数を削減することができる。また、高所での作業も減り、安全性を向上させることができるとともに、人員削減も可能となる。
次に、上記した構成の作用を説明する。
本実施形態に係る開閉体装置の取付構造では、建物躯体へ固定される前に、ブラケット25やガイドレール21が、取付枠33によって一体となる。これらブラケット25やガイドレール21を一体に固定した取付枠33が、建物躯体に固定される。これにより、従来、ブラケット25、ガイドレール21のそれぞれに行っていた取付位置の測定・調整・位置決め作業が削減可能となる。
また、ブラケット25、ガイドレール21のそれぞれの相互間の寸法が、取付枠33によって予め一体に固定されることで、所定の値に定まる。このため、何れの取付現場においても、各部材の個別の取付作業とならず、熟練を要さずに、所定の値で、諸部材が位置決め可能となる。
そして、この開閉体装置の取付構造では、ブラケット25の固定されるブラケットベース35と、ガイドレール21の固定されるガイドレール支持枠23とが、補助プレート37によって連結固定される。ブラケットベース35には、ブラケット25が所定位置で固定される。ガイドレール支持枠23には、ガイドレール21が所定位置で固定される。これら諸部材を固定したブラケットベース35とガイドレール支持枠23とが、補助プレート37によって所定の相対位置で固定される。これにより、ブラケットベース35に固定されるブラケット25と、ガイドレール支持枠23に固定されるガイドレール21とが、所定位置で固定される。すなわち、ブラケット25に支持される巻取ユニット19、シャッターカーテン15と、ガイドレール21とが所定の相対位置で同時に位置決めされる。その結果、建物躯体への取付前に、補助プレート37を用いてブラケットベース35とガイドレール支持枠23とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
さらに、この開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース35に、ブラケット25が固定される。ブラケット25の固定されたブラケットベース35には、補助プレート37が固定される。補助プレート37には、ブラケットベース35のベース連結端部57から延出する細幅部55が形成されている。補助プレート37の細幅部55を延出させたブラケットベース35は、細幅部55がガイドレール支持枠23の切欠部59より内部に挿入される。細幅部55が切欠部59に挿入されたブラケットベース35は、支持枠連結端部61が、ガイドレール支持枠23に形成された切欠部59の凹状底部63と対向配置される。なお、このブラケットベース35の支持枠連結端部61と、ガイドレール支持枠23の凹状底部63とは、当接されてもよい。これにより、ブラケットベース35と、ガイドレール支持枠23とは、細幅部55の切欠部59への挿入の後に、支持枠連結端部61及びベース連結端部57が対向配置、或いは当接配置されることによって位置決めされる。その結果、補助プレート37の細幅部55をガイドレール支持枠23の切欠部59に挿入することで、ブラケットベース35とガイドレール支持枠23との予組立工程を容易且つ高精度に行うことができる。
また、本実施形態に係る開閉体装置の取付方法では、建物躯体へ固定される前に、ブラケット25やガイドレール21が、取付枠33によって一体に固定される。これらブラケット25やガイドレール21を一体に固定した取付枠33が、建物躯体に固定される。これにより、従来、ブラケット25、ガイドレール21のそれぞれに行っていた取付位置の測定・調整・位置決め作業が削減可能となる。また、ブラケット25、ガイドレール21のそれぞれの相互間の寸法等が、取付枠33によって予め一体に固定されることで、所定の値に定まる。このため、何れの取付現場においても、熟練を要さずに、所定の値で、すなわち、ブラケット25に対するガイドレール21の取付精度、またはガイドレール21に対するブラケット25の取付精度が向上して諸部材が位置決め可能となる。
次に、本発明に係る開閉体装置の取付構造の第2実施形態を説明する。
図8は本発明の第2実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケット25とガイドレール21の固定構造の分解斜視図である。なお、図1〜図7に示した部材と同一または同等の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態に係る開閉体装置の取付構造は、取付枠69が、ガイドレール21を支持して建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠71と、ブラケット25を支持して枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有するブラケットベース35と、を具備し、ガイドレール支持枠71には、枠側取付面41を延長することで枠延長起立部73が形成される。この取付枠69では、ガイドレール支持枠71が枠延長起立部73によってブラケットベース35と固定される。
第2実施形態に係る開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース35が、ガイドレール支持枠71に延長して設けられた枠延長起立部73に固定される。つまり、ブラケットベース35は、ガイドレール支持枠71の一部分である枠延長起立部73に、直接固定される。これにより、上記実施形態に示したブラケットベース35とガイドレール支持枠71とを固定するための補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。
その結果、ガイドレール支持枠71から延長した枠延長起立部73がブラケットベース35に直接に固定されるので、補助プレート37を不要にし、少ない部品点数でブラケットベース35とガイドレール支持枠71とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
次に、本発明に係る開閉体装置の取付構造の第3実施形態を説明する。
図9は本発明の第3実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケット25とガイドレール21の固定構造の分解斜視図である。なお、図1〜図7に示した部材と同一または同等の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第3実施形態に係る開閉体装置の取付構造は、取付枠75が、ガイドレール21を支持して建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠77を具備し、ガイドレール支持枠77には、枠側取付面41を延長することで枠延長ベース一体部79が形成される。この取付枠75では、ガイドレール支持枠77が枠延長ベース一体部79によってブラケット25と固定される。
第3実施形態に係る開閉体装置の取付構造では、ブラケット25が、ガイドレール支持枠77に延長して設けた枠延長ベース一体部79に固定される。つまり、ブラケット25は、ガイドレール支持枠77の一部分である枠延長ベース一体部79に、直接固定される。これにより、上記実施形態に示したブラケット25とガイドレール支持枠77とを固定するためのブラケットベース35と補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、ブラケットベース35、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。また、ブラケット25とガイドレール支持枠77との間の接合箇所を少なくして、固定強度を高めることができる。
その結果、ガイドレール支持枠77から延長した枠延長ベース一体部79がブラケット25に直接に固定されるので、ブラケットベース35及び補助プレート37を不要にし、より少ない部品点数でブラケット25とガイドレール支持枠77とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
次に、本発明に係る開閉体装置の取付構造の第4実施形態を説明する。
図10は本発明の第4実施形態に係る開閉体装置の取付構造におけるブラケット25とガイドレール21の固定構造の分解斜視図である。なお、図1〜図7に示した部材と同一または同等の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
第4実施形態に係る開閉体装置の取付構造は、取付枠81が、ガイドレール21を支持して建物躯体の被取付面39と平行な枠側取付面41を有するガイドレール支持枠23と、ブラケット25を支持して枠側取付面41と面一となるベース側取付面47を有するブラケットベース83と、を具備し、ブラケットベース83には、ベース側取付面47を延長することでベース延長垂下部85が形成される。この取付枠81では、ガイドレール支持枠23がベース延長垂下部85によってブラケットベース83と固定される。
第4実施形態に係る開閉体装置の取付構造では、ブラケットベース83が、ブラケットベース自体のベース側取付面47に延長して設けたベース延長垂下部85によってガイドレール支持枠23に固定される。つまり、ガイドレール支持枠23は、ブラケットベース83の一部分であるベース延長垂下部85に、直接固定される。これにより、ブラケットベース83とガイドレール支持枠23とを固定するための補助プレート37が不要となる。このため、開閉体装置の取付構造は、補助プレート37を用いる構造に比べ、部品点数が削減される。
その結果、ブラケットベース83から延長したベース延長垂下部85がガイドレール支持枠23に直接に固定されるので、上記実施形態に示した補助プレート37を不要にし、少ない部品点数でブラケットベース83とガイドレール支持枠23とを高精度に位置決めして一体に固定できる。
従って、本実施形態に係る開閉体装置の取付構造及び開閉体装置の取付方法によれば、シャッター装置11を容易な取り付け作業で且つ高い位置精度で建物躯体に取り付けできる。
11…開閉体装置(シャッター装置)
15…開閉体(シャッターカーテン)
19…駆動部(巻取ユニット)
21…ガイドレール
23…ガイドレール支持枠
25…ブラケット
33…取付枠
35…ブラケットベース
37…補助プレート
39…被取付面
41…枠側取付面
47…ベース側取付面
55…細幅部
57…ベース連結端部
59…切欠部
61…支持枠連結端部
63…凹状底部
65…建物躯体(鋼材)
69…取付枠
71…ガイドレール支持枠
73…枠延長起立部
75…取付枠
77…ガイドレール支持枠
79…枠延長ベース一体部
81…取付枠
83…ブラケットベース
85…ベース延長垂下部

Claims (4)

  1. 開閉体の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフトの軸首が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケットと、
    前記開閉体の開閉を案内するガイドレールと、
    前記ブラケットと前記ガイドレールとが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット及び前記ガイドレールを前記建物躯体に取り付ける取付枠と、
    を具備する開閉体装置の取付構造において、
    前記取付枠が、
    前記ガイドレールを支持して前記建物躯体の被取付面と平行な枠側取付面を有するガイドレール支持枠と、
    前記ブラケットを支持して前記枠側取付面と面一となるベース側取付面を有するブラケットベースと、
    前記ブラケットベースと前記ガイドレール支持枠とを前記面一に連結固定する補助プレートと、
    を具備し、
    前記ブラケットは、巻取ユニット支持部と基板部とからなり、該基板部が前記ブラケットベースにおける前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部を前記ブラケットベース及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベースを介して前記建物躯体の被取付面に固定されることを特徴とする開閉体装置の取付構造。
  2. 請求項記載の開閉体装置の取付構造であって、
    前記補助プレートには、前記ガイドレールに沿う長手方向の一端側に細幅部が形成され、
    断面略コ字状に形成される前記ガイドレール支持枠のベース連結端部には、前記枠側取付面を前記ガイドレールに沿う長手方向で凹状に切り欠いた切欠部が形成され、
    前記ブラケットベースの支持枠連結端部と前記切欠部の凹状底部とが対向配置され、
    長手方向の他端側を前記ブラケットベースに固定した前記補助プレートの細幅部が前記切欠部より内側に挿入されて前記ガイドレール支持枠に固定されることを特徴とする開閉体装置の取付構造。
  3. 開閉体の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフトの軸首が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケットと、
    前記開閉体の開閉を案内するガイドレールと、
    前記ブラケットと前記ガイドレールとが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット及び前記ガイドレールを前記建物躯体に取り付ける取付枠と、
    を具備する開閉体装置の取付構造において、
    前記取付枠が、
    前記ガイドレールを支持して前記建物躯体の被取付面と平行な枠側取付面を有するガイドレール支持枠と、
    前記ブラケットを支持して前記枠側取付面と面一となるベース側取付面を有するブラケットベースと、を具備し、
    前記ガイドレール支持枠には、前記枠側取付面を延長することで枠延長起立部が形成され、
    前記ガイドレール支持枠が前記枠延長起立部によって前記ブラケットベースと固定され、
    前記ブラケットは、巻取ユニット支持部と基板部とからなり、該基板部が前記ブラケットベースにおける前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部を前記ブラケットベース及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベースを介して前記建物躯体の被取付面に固定されることを特徴とする開閉体装置の取付構造。
  4. 開閉体の開閉駆動を行う駆動部を支持するとともに、巻取シャフトの軸首が内輪に固定されて該内輪に相対回転自在となる外輪を有するベアリングの該外輪が固定されるブラケットと、
    前記開閉体の開閉を案内するガイドレールと、
    前記ブラケットと前記ガイドレールとが所定の相対位置となるように固定され、建物躯体に取り付けられることで前記ブラケット及び前記ガイドレールを前記建物躯体に取り付ける取付枠と、
    を具備する開閉体装置の取付構造において、
    前記取付枠が、
    前記ガイドレールを支持して前記建物躯体の被取付面と平行な枠側取付面を有するガイドレール支持枠と、
    前記ブラケットを支持して前記枠側取付面と面一となるベース側取付面を有するブラケットベースと、を具備し、
    前記ブラケットベースには、前記ベース側取付面を延長することでベース延長垂下部が形成され、
    前記ガイドレール支持枠が前記ベース延長垂下部によって前記ブラケットベースと固定され、
    前記ブラケットは、巻取ユニット支持部と基板部とからなり、該基板部が前記ブラケットベースにおける前記建物躯体と対向する面とは反対側の面に固定され、前記巻取ユニット支持部を前記ブラケットベース及び前記建物躯体とは反対側に突出させ、前記ブラケットベースを介して前記建物躯体の被取付面に固定されることを特徴とする開閉体装置の取付構造。
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