JP7455635B2 - ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法 - Google Patents

ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法に関する。
従来、窓シャッターの枠体を構成する枠材のうち、ガイドレールと接続されるガイドレール下地枠を設置対象に設置する技術が提案されている。このような技術においては、まず、一対のガイドレール下地枠の一方を開閉方向(垂直方向)に沿うように設置対象に対して本固定し、且つ一対のガイドレール下地枠の他方を設置対象に対して仮固定する。次に、一対のガイドレール下地枠の一方の上端に設けられた切欠溝に取付治具の一対の止金物の一方を差し込むと共に、一対のガイドレール下地枠の他方の上端に設けられた切欠溝に一対の止金物の他方を差し込む。そして、一対の止金物に接続された索条部が張った状態になるように、一対のガイドレール下地枠の他方の位置を調整した後に、一対のガイドレール下地枠の他方を設置対象に対して本固定する。これにより、一対のガイドレール下地枠の他方を開閉方向に沿うように設置できる。
特開2000-314281号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、上述したように、一対のガイドレール下地枠の一方を開閉方向に沿うように設置対象に対して本固定し、且つ一対のガイドレール下地枠の他方を設置対象に対して仮固定した状態で、これら一対のガイドレール下地枠の各々の切欠溝に取付治具の止金物を取り付けた後に、一対のガイドレール下地枠の他方の位置を調整しなければならないので、これらの作業が煩雑であるため、当該作業に手間を要することから、ガイドレール下地枠の如きガイドレール側枠材の設置性を高める観点からは改善の余地があった。
本発明は、上記従来技術における課題を解決するためのものであって、ガイドレール側枠材の設置性を高めることが可能となる、ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載のガイドレール側枠材の設置構造は、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造であって、前記設置対象に設けられる補助手段であって、当該補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備え、前記補助手段は、前記設置対象側に位置する第1本体片と、前記設置対象側とは反対側に位置する第2本体片と、前記第1本体片と前記第2本体片とを接続する第3本体片とを有する本体部と、前記本体部に形成された前記切欠部であり、前記補助手段の見込方向の略全体にわたって設けられた前記切欠部と、備え、前記切欠部は、前記第1本体片に設けられる第1の切欠部と、前記第2本体片に設けられる第2の切欠部と、前記第3本体片に設けられる第3の切欠部とを備え、前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部の各々における縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部が見込方向に沿うように、前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部を連続状に配置した。
請求項2に記載のガイドレール側枠材の設置構造は、請求項1に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記補助手段は、前記開閉体を収納する収納手段の構成要素の一部であり、前記収納手段の背面の略全体が前記本体部によって覆われるように、前記本体部を構成し、前記本体部の側面形状をフック状とした。
請求項3に記載のガイドレール側枠材の設置構造は、請求項1又は2に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記切欠部が見込方向に略直交すると共に、前記挿通状態において、前記切欠部の縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部及び前記開閉方向側の縁端部と前記ガイドレール側枠材とが当接可能となるように、前記切欠部を構成した。
請求項4に記載のガイドレール側枠材の設置構造は、請求項1から3のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記補助手段は、前記挿通状態を保持するための保持手段を備える。
請求項5に記載のガイドレール側枠材の設置構造は、請求項1から4のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記枠体は、見付方向に略沿って相互に間隔を隔てて並設された一対の前記ガイドレール側枠材を備え、一対の前記切欠部を前記本体部に設けることにより、前記挿通状態において前記一対のガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助可能とした。
請求項1に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、設置対象に設けられる補助手段であって、挿通状態で切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備えるので、挿通状態において切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、ガイドレール側枠材を容易に設置でき、ガイドレール側枠材の設置性を高めることができる。
切欠部を、補助手段の見込方向の略全体にわたって設けたので、切欠部を補助手段の見込方向の一部のみにわたって設ける場合に比べて、切欠部の縁端部におけるガイドレール側枠材との当接部分を増やすことができ、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を正確に行うことが可能となる。
請求項2に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、補助手段が、収納手段の構成要素の一部であるので、補助手段を収納手段の構成要素としても機能させることができ、収納手段の部品数も低減することができる。また、補助手段が、収納手段の背面の略全体が本体部によって覆われるように、本体部を構成したので、収納手段の背面の略全体を本体部によって覆うことができ、例えば、建物の内部から開口部を介して収納手段の内部に収容されている機器等が露出することを回避できる。
請求項3に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、切欠部が見込方向に略直交すると共に、挿通状態において、切欠部の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部とガイドレール側枠材とが当接可能となるように、切欠部を構成したので、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を行う際に、切欠部の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることができ、挿通状態において切欠部の開閉方向側の縁端部のみとガイドレール側枠材とが当接できる場合に比べて、当該作業を安全且つ正確に行うことが可能となる。
請求項4に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、補助手段が、挿通状態を保持するための保持手段を備えるので、挿通状態を保持でき、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を効率的に行うことができる。
請求項5に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、一対の切欠部を本体部に設けることにより、挿通状態において一対のガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置することを補助可能としたので、一対のガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、一対のガイドレール側枠材間の距離を正確に確定でき、一対のガイドレール側枠材の設置性を高めやすくなる。
本発明の実施の形態に係る屋外側開閉装置及び屋内側開閉装置を示す正面図である。 図1のA-A矢視断面図である(一部図示省略)。 図1のB-B矢視断面図である(一部図示省略)。 補助部を示す図であり、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。 入隅側枠材、非入隅側枠材、及び下地枠を組み合わせた状態を示す図であり(一部図示省略)、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は右側面図である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法の実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造、及び設置方法に関するものである。
ここで、「建物」の具体的な構造や種類は任意であるが、例えば、戸建て住宅、アパートやマンションの如き集合住宅、オフィスビル、商業施設、及び公共施設等を含む概念である。また、「建物の開口部」とは、建物の躯体の一部分(例えば、壁、床、天井等)において出入口や窓を設置するために形成された開口部である。また、開閉体を備える「開閉装置」とは、防犯や防火のために、開口部に取り付けられる装置であり、例えば、窓シャッター等の開閉体を電動又は手動で駆動可能な全ての形式のシャッター、扉装置(一例として、開閉扉)、及び窓サッシ等を含む概念である。
また、開閉体の開閉方向については、例えば上下方向、左右方向等が該当する。また、「開閉装置の開閉状態」とは、例えば、「全閉状態」、「全開状態」、及び「半開状態」を含む概念である。このうち、「全閉状態」とは、開閉体によって開口部を全閉した状態であり、実施の形態では、全閉状態における開閉体の位置を「全閉位置」と称する。また、「全開状態」とは、開閉体によって開口部を全開した状態であり、実施の形態では、全開状態における開閉体の位置を「全開位置」と称する。また、「半開状態」とは、開閉体が全閉位置と全開位置との間に位置している状態である。
以下、実施の形態では、開閉装置が、戸建て住宅の如き建物の壁に設けられた上下開閉式且つ電動式の窓シャッターである場合について説明する。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
最初に、実施の形態に係る屋外側開閉装置10(開閉装置)の構成と、屋外側開閉装置10と併設される屋内側開閉装置1の構成と、屋外側開閉装置10が取り付けられる下地枠80の構成とについて説明する。
(構成-屋内側開閉装置)
まず、屋内側開閉装置1の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を屋内側開閉装置1の左右方向又は見付方向(-X方向を屋内側開閉装置1の左方向、+X方向を屋内側開閉装置1の右方向)、図2のY方向を屋内側開閉装置1の前後方向又は見込方向(+Y方向を屋内側開閉装置1の前方向(建物の屋外側の方向)、-Y方向を屋内側開閉装置1の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を屋内側開閉装置1の上下方向又は見付け方向(+Z方向を屋内側開閉装置1の上方向、-Z方向を屋内側開閉装置1の下方向)と称する。
屋内側開閉装置1は、例えば公知の窓サッシ(一例として、左右開閉式且つ手動式の窓サッシ)を用いて構成されており、図1に示すように、建物の躯体2(具体的には、壁部)に形成された開口部3に設けられている。
なお、屋内側開閉装置1を構成する各種部材同士の取付方法(又は接続方法)については任意であるが、例えば、取付側の部材又は取付相手側の部材に形成された取付孔(例えば、リベット孔、ネジ孔、ビス孔等)を介して、取付側の部材を取付相手側の部材に対して固定具(例えば、リベット、取付ネジ、ビス等)、溶接、接着剤、両面テープ等によって取り付ける(又は接続する)方法が採用されている(なお、屋外側開閉装置10及び下地枠80を構成する各種部材同士の取付方法についても略同様とする)。
(構成-屋外側開閉装置)
次に、屋外側開閉装置10の構成について説明する。
屋外側開閉装置10は、例えば公知の窓シャッターを用いて構成されており、図1から図3に示すように、屋内側開閉装置1よりも見込方向の外側(図2では、建物の屋外側)に設けられ、屋外側枠体20、収納部40、屋外側開閉体50、巻取軸60、開閉機(図示省略)、及び制御ユニット(図示省略)を備えている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側枠体)
屋外側枠体20は、開口部3の周縁と対応する位置に設けられる枠体である。この屋外側枠体20は、複数のアルミニウム製(又は鋼製(一例として、スチール製、ステンレス製等))の枠材を固定具等によって相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図2、図3に示すように、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24を含んで構成されている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側枠体-屋外側水切板)
屋外側水切板22は、開口部3の下方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも下方側に設けられている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側枠体-入隅側枠材)
入隅側枠材23は、後述する入隅側ガイドレール30aを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材である。この入隅側枠材23は、開口部3の入隅側(図3では、左方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、見込方向から見て屋内側開閉装置1の一部と重複するように配置されている。ここで、「開口部3の入隅側」とは、実施の形態では、図3に示すように、躯体2の一部が建物の屋外側に突出している部分2d(いわゆる入隅部分2d)における開口部3側の側面(図3では、右側面)の近傍の位置を意味する。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側枠体-非入隅側枠材)
非入隅側枠材24は、後述する非入隅側ガイドレール30bを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材である。この非入隅側枠材24は、開口部3の入隅側とは反対側(図3では、右方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、屋内側開閉装置1よりも右方側に設けられている。なお、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24の構成の詳細については、後述する。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側枠体-ガイドレール)
また、図2、図3に示すように、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の各々には、ガイドレール30が設けられている。
ガイドレール30は、屋外側開閉体50を開口部3の開閉方向(すなわち、上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール30は、例えば、アルミニウム製(又は鋼製)の長尺状体であり、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24の上下方向の略全長にわたって形成されている。そして、このガイドレール30は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24の前面において、当該ガイドレール30の上下方向(長手方向)が入隅側枠材23又は非入隅側枠材24の上下方向(長手方向)に略沿う方向で配置され、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24に対して固定具等によって固定されている。また、図2に示すように、ガイドレール30の下端部には、当該下端部を保護するためのレールキャップ30cが設けられている。
なお、以下では、必要に応じて、ガイドレール30のうち、入隅側のガイドレール30aを「入隅側ガイドレール30a」と称し、非入隅側のガイドレール30bを「非入隅側ガイドレール30b」と称し、これら入隅側ガイドレール30a及び非入隅側ガイドレール30bは、それぞれ略同一に構成されているものとする。また、このガイドレール30の構成の詳細については、後述する。
(構成-屋外側開閉装置-収納部)
収納部40は、屋外側開閉装置10の各部を収納するための収納手段である。この収納部40は、鋼製の中空状体であり、図2に示すように、収納部40の下端部が開口部3の上端部よりも下方に位置するように下地枠80に設置されている。また、この収納部40の内部には、巻取軸60、開閉機、及び制御ユニットが収容されていると共に、巻取軸60にて屋外側開閉体50が巻上げられた状態では、屋外側開閉体50の少なくとも一部も、収納部40の内部に収容される。
また、図2に示すように、後述する収納部40のケース板41における下面の建物の屋内側端部と後述する補助部100の第2本体片112との相互間には、まぐさ開口25が開口部3の左右方向全長にわたって形成されており、このまぐさ開口25を介して屋外側開閉体50の出し入れが行われる。なお、この収納部40の構成の詳細については、後述する。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側開閉体)
屋外側開閉体50は、開口部3の開閉を垂直方向に移動することにより行う開閉体であり、具体的には、巻取軸60によって開閉移動されることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態にすることが可能となる。この屋外側開閉体50は、例えば公知のシャッターカーテンを用いて構成されており、具体的には、図2に示すように、複数のスラット51を備えており、各スラット51の上下の両端部に形成された嵌合部52を介して複数のスラット51が相互に嵌合接続されている。
また、この屋外側開閉体50の左右方向の両端部の各々は、ガイドレール30のコ字状の開放端部を介してガイドレール30の内部に挿入されており、上下方向においてはガイドレール30の内部をスライド移動可能であり、かつ、前後方向においてはガイドレール30の外部に脱落しないように規制されている。
また、図2に示すように、この屋外側開閉体50の下端部には、座板53が接続されており、この座板53は、全閉状態において屋外側水切板22と近接し、又は接触するように配置されている。
(構成-屋外側開閉装置-巻取軸)
巻取軸60は、屋外側開閉体50を開閉移動させるためのものである。この巻取軸60は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成され、左右方向に沿って設置されている。具体的には、巻取軸60の右端部が図示しない駆動側軸受部を介して後述する駆動側軸受板42に対して回転可能に支持されていると共に、巻取軸60の左端部が図示しない従動側軸受部を介して後述する従動側軸受板44に対して回転可能に支持されている。
また、この巻取軸60には屋外側開閉体50の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取軸60を回転させることで、連結スラットを介して屋外側開閉体50を開閉移動させることができる。
(構成-屋外側開閉装置-開閉機)
開閉機は、屋外側開閉体50を開閉移動させるために、巻取軸60を回転駆動させるものであり、操作スイッチやリモコン(いずれも図示せず)を介して操作される。
(構成-屋外側開閉装置-制御ユニット)
制御ユニットは、屋外側開閉装置10の各部を相互に連動させるものである。この制御ユニットは、開閉機と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
このうち、通信部は、操作スイッチやリモコン、又は外部装置との間で通信するための通信手段である。電源部は、図示しない商用電源又は電池(例えば、バッテリ等)から供給された電力を、制御ユニットの各部に供給する電源手段である。制御部は、制御ユニットの各部を制御する制御手段である。記憶部は、制御ユニットの動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。
(構成-下地枠)
次いで、下地枠80の構成について説明する。
下地枠80は、屋内側開閉装置1及び屋外側開閉装置10の開閉動作を阻害しないように、屋外側開閉装置10における躯体2に対する取り付けを補助するための枠(設置対象)である。この下地枠80は、図2、図3に示すように、屋外側開閉装置10と躯体2との相互間に設けられており、複数のアルミニウム製(又は鋼製)の長尺な中空状の下地部材を固定具等によって相互に組み合わせることによって構成されている。具体的には、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85を含んで構成されている。
(構成-下地枠-上側下地部材)
上側下地部材81は、屋外側開閉装置10の上方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の上端部と躯体2との相互間において、当該上側下地部材81の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
(構成-下地枠-下側下地部材)
下側下地部材82は、屋外側開閉装置10の下方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の屋外側水切板22と躯体2との相互間において、当該下側下地部材82の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
(構成-下地枠-入隅側下地部材)
入隅側下地部材84は、屋外側開閉装置10の入隅側(図3では、左方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の入隅側枠材23と屋内側開閉装置1の相互間(屋外側開閉装置10と屋内側開閉装置1との相互間)において、当該入隅側下地部材84の長手方向が上下方向に沿うように設けられ、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
また、図3に示すように、入隅側下地部材84の内部に入隅側補強材84aが設けられている。この入隅側補強材84aは、入隅側下地部材84を補強するための部材であり、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略U字状である鋼製の板状体にて形成され、入隅側下地部材84の上下方向の全長にわたって設けられていると共に、入隅側下地部材84と当接するように設けられている。
(構成-下地枠-非入隅側下地部材)
非入隅側下地部材85は、屋外側開閉装置10の入隅側とは反対側(図3では、右方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の非入隅側枠材24と躯体2との相互間において、当該非入隅側下地部材85の長手方向が上下方向に沿うように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側水切板の構成の詳細)
次に、屋外側水切板22の構成の詳細について説明する。ただし、この屋外側水切板22は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図2に示すように、屋外側水切板22は、水切板本体22a及び水切板立上片22bを備えている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側水切板の構成の詳細-水切板本体)
水切板本体22aは、水切板の基本構造体である。この水切板本体22aは、入隅側枠材23から非入隅側枠材24に至る範囲にわたって形成されており、図2に示すように、躯体2の開口部3の周縁下方から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。
また、図2に示すように、この水切板本体22aにおける建物の屋外側の端部(前端部)には、全閉状態において座板53の一部を建物の屋外側から覆う水切板溝部22cが形成されている。
(構成-屋外側開閉装置-屋外側水切板の構成の詳細-水切板立上片)
水切板立上片22bは、建物の屋内側に水が侵入することを抑制すると共に、且つ下地枠80(具体的には、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)に対して水切板本体22aを固定するための側片であり、図2に示すように、水切板本体22aにおける建物の屋内側の端部(後端部)から上方に向けて張り出すように形成されており、下地枠80に対して固定具等によって固定されている。
(構成-屋外側開閉装置-入隅側枠材の構成の詳細)
次に、入隅側枠材23の構成の詳細について説明する。ただし、この入隅側枠材23は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図3に示すように、入隅側枠材23は、第1入隅側接続片23b、及び第2入隅側接続片23cを備えている。
(構成-屋外側開閉装置-入隅側枠材の構成の詳細-入隅側枠材本体)
入隅側枠材本体23aは、入隅側枠材23の基本構造体である。入隅側枠材本体23aは、X-Y平面に沿った断面形状が略逆U字状である板状体にて形成され、具体的は、図3に示すように、入隅側下地部材84側に位置する第1入隅側本体片23gと、第1入隅側本体片23gよりも左右方向の外側に位置する第2入隅側本体片23hと、第1入隅側本体片23gよりも左右方向の内側に位置する第3入隅側本体片23iとを備えて構成されている。
また、この入隅側枠材本体23aは、屋外側水切板22の入隅側の端部(図3の左端部)において、躯体2の開口部3の周縁から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。具体的には、第1入隅側本体片23gは、入隅側枠材23に対して固定具等によって固定されていると共に、第3入隅側本体片23iは、入隅側枠材本体23aの内部に設けられた枠材用連結部材23j(例えば、公知のL型のアングル材等)を介して水切板本体22aに対して固定具等によって固定されている。
(構成-屋外側開閉装置-入隅側枠材の構成の詳細-第1入隅側接続片)
第1入隅側接続片23bは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するための側片である。この第1入隅側接続片23bは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、第2入隅側本体片23hにおける建物の屋外側の端部(前端部)から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。また、この第1入隅側接続片23bの先端部及びその近傍部分は、略フック状に形成されている。
(構成-屋外側開閉装置-入隅側枠材の構成の詳細-第2入隅側接続片)
第2入隅側接続片23cは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するためのガイドレール側接続片である。この第2入隅側接続片23cは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、第3入隅側本体片23iにおける建物の屋外側の端部(前端部)から左右方向の内側に向けて張り出すように設けられている。
また、この第2入隅側接続片23cは、入隅側枠材本体23aよりも左右方向の内側に位置する本体片23eであって、後述する第2ガイドレール接続片33と当接するように設けられた本体片23eと、本体片23eと入隅側枠材本体23aとを連結するための連結片23fとを備えている。
なお、入隅側枠材23の形成方法については任意であるが、実施の形態では、公知の方法により、入隅側枠材本体23a、第1入隅側接続片23b、及び第2入隅側接続片23cを一体に形成している。ただし、これに限らず、例えば、入隅側枠材本体23a、第1入隅側接続片23b、又は第2入隅側接続片23cのいずれかを別体に構成し、当該構成したもの固定具又は溶接等によって固定することにより、形成してもよい。
(構成-屋外側開閉装置-非入隅側枠材の構成の詳細)
次に、非入隅側枠材24の構成の詳細について説明する。ただし、この非入隅側枠材24は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、非入隅側枠材24は、入隅側枠材23と略同一に構成されており、図3に示すように、非入隅側枠材本体24a、第1非入隅側接続片24b、及び第2非入隅側接続片24cを備えている。
(構成-屋外側開閉装置-ガイドレールの構成の詳細)
次に、ガイドレール30の構成の詳細について説明する。ただし、このガイドレール30は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図3に示すように、ガイドレール30は、ガイドレール本体31、第1ガイドレール接続片32、第2ガイドレール接続片33、及び防振部材34を備えている。
(構成-屋外側開閉装置-ガイドレールの構成の詳細-ガイドレール本体)
ガイドレール本体31は、屋外側開閉体50の端部(図3では、屋外側開閉体50の左端部又は右端部)を収容するものであり、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略コ字状である板状体にて形成されている。
(構成-屋外側開閉装置-ガイドレールの構成の詳細-第1ガイドレール接続片)
第1ガイドレール接続片32は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第1ガイドレール接続片32は、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略L字状である板状体であり、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、ガイドレール本体31から左右方向の外側に向けて張り出すように設けられている。具体的には、第1ガイドレール接続片32の先端部が略フック状に形成されており、この先端部が第1入隅側接続片23b(又は第1非入隅側接続片24b)のフック状部分に対して係合されている。
(構成-屋外側開閉装置-ガイドレールの構成の詳細-第2ガイドレール接続片)
第2ガイドレール接続片33は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第2ガイドレール接続片33は、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、図3に示すように、第1ガイドレール接続片32よりも左右方向の内側に設けられ、且つガイドレール本体31から建物の屋内側に向けて張り出すように設けられている。そして、この第2ガイドレール接続片33は、第2ガイドレール接続片33に形成された取付孔(図示省略)及び第2入隅側接続片23c(又は第2非入隅側接続片24c)の本体片23eに形成された取付孔(図示省略)を介し第2入隅側接続片23c(又は第2非入隅側接続片24c)に対して固定具によって接続されている。
(構成-屋外側開閉装置-ガイドレールの構成の詳細-防振部材)
防振部材34は、屋外側開閉体50の揺れを抑制するための部材である。この防振部材34は、例えば防振機能及び消音機能を有する公知の防振部材等を用いて構成されており、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成され、図3に示すように、ガイドレール30の開放側の端部に設けられている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細)
次に、収納部40の構成の詳細について説明する。ただし、この収納部40は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
実施の形態では、図2、図3に示すように、収納部40は、ケース板41、駆動側軸受板42、駆動側取付板47、従動側軸受板44、及び従動側取付板45を備えている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細-ケース板)
ケース板41は、収納部40の収容空間のうち上方側の部分及び建物の屋外側の部分(前側部分)を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、収納部40の左右方向の略全長にわたって設けられている。
また、このケース板41の上端部と下地枠80(具体的には、上側下地部材81、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)との境界部には、当該境界部から水が浸入することを防止するための図示しない第1収容側止水部材(一例として、コーキング材又は水密材。なお、他の止水部材の構成についても同様とする。)が設けられている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細-駆動側軸受板)
駆動側軸受板42は、収容空間のうち右方側の部分を覆うための板材であり、図3に示すように、駆動側取付板47に対して固定具又は係止構造等によって接続されている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細-駆動側取付板)
駆動側取付板47は、収納部40を支持する支持手段であり、下地枠80(具体的には、非入隅側下地部材85)に対して駆動側軸受板42を取り付けるための板材であり、駆動側軸受板42の近傍位置に設けられており、下地枠80に対して固定具等によって接続されている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細-従動側軸受板)
従動側軸受板44は、収容空間のうち左方側の部分を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、従動側取付板45に対して係止構造又は固定具等によって接続されている。
(構成-屋外側開閉装置-収納部の構成の詳細-従動側取付板)
従動側取付板45は、収納部40を支持する支持手段であり、下地枠80(具体的には、入隅側下地部材84)に対して従動側軸受板44を取り付けるための板材である。図2、図3に示すように、この従動側取付板45は、従動側軸受板44の近傍位置に設けられており、下地枠80に対して固定具によって接続されている。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造)
図2に戻り、次に、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造について説明する。
屋外側枠体20は、見付方向(左右方向)に略沿ってと相互に間隔を隔てて並設された入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を当該下地枠80に対して設置するための設置構造を備えており、この設置構造の特徴については、実施の形態では、以下に示す通りとなる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴)
まず、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造の第1の特徴については、図2に示すように、この設置構造は、補助部100を備えている。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴-補助部)
補助部100は、後述する入隅側切欠部120(又は後述する非入隅側切欠部130)に入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の開閉方向側の端部(図2では、上端部)及びその近傍を挿通した状態(以下、「挿通状態」と称する)で後述する入隅側切欠部120(又は後述する非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段である。なお、以下では、必要に応じて、挿通状態のうち、後述する入隅側切欠部120に入隅側枠材23の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した状態を「入隅側挿通状態」と称し、後述する非入隅側切欠部130に非入隅側枠材24の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した状態を「非入隅側挿通状態」と称する。
この補助部100は、収納部40の構成要素の一部として形成されており、図2に示すように、下地枠80に設けられており、図2、図4に示すように、本体部110、入隅側切欠部120、及び非入隅側切欠部130を備えている。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴-補助部-本体部)
本体部110は、補助部100の基本構造体である。この本体部110は、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図2に示すように、収納部40のケース板41と下地枠80との相互間に位置するように設けられている。
また、本体部110の具体的な構成については、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われる限り任意に構成でき、実施の形態では以下の通りに構成されている。
すなわち、本体部110の側面形状については、略フック状に設定している。具体的には、図4に示すように、下地枠80側に位置する第1本体片111と、まぐさ開口25側に位置する第2本体片112と、第1本体片111と第2本体片112とを接続する第3本体片113とを備えて構成されている。
また、本体部110の左右方向の長さについては、収納部40の左右方向の長さと略同一に設定している。また、本体部110の前後方向の長さについては、収納部40の前後方向の長さよりも短く設定している。また、本体部110の上下方向の長さについては、収納部40の上下方向の長さよりも短く(又は略同一)に設定している。具体的には、第1本体片111の上下方向の長さについては、収納部40の背面の上下方向の長さと略同一に設定しており、第2本体片112の上下方向の長さについては、収納部40の背面の上下方向の長さよりも短く設定している。
また、本体部110の設置方法については、収納部40の背面の略全体が第1本体片111によって覆われるように設置している。具体的には、第1本体片111を収納部40のケース板41と下地枠80(具体的には、上側下地部材81、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)との相互間に配置すると共に、第2本体片112及び第3本体片113の各々の少なくとも一部を収納部40の内部においてケース板41の後側端部よりも建物の屋外側に位置するように配置し、第1本体片111に形成された固定用取付孔114(具体的には、上方に位置する固定用取付孔114)に挿通された固定具によって、第1本体片111を下地枠80に対して固定している。このような設置により、収納部40の背面の略全体を本体部110によって覆うことができ、例えば、建物の内部から開口部3を介して収納部40の内部に収容されている機器等が露出することを回避できる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴-補助部-入隅側切欠部)
入隅側切欠部120は、入隅側枠材23の開閉方向側の端部を挿通させるための切欠部である。この入隅側切欠部120は、図4に示すように、本体部110に形成されており、具体的には、本体部110の入隅側に配置され、第1本体片111側に位置する第1入隅側切欠部121と、第2本体片112側に位置する第2入隅側切欠部122と、第3本体片113側に位置する第3入隅側切欠部123とを備えて構成されている。
また、入隅側切欠部120の具体的な構成については、図5(a)に示すように、入隅側切欠部120が見込方向に略直交すると共に、入隅側挿通状態において、入隅側切欠部120の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部(図5では、右側縁端部)及び開閉方向側の縁端部(図5では、上側縁端部)と入隅側枠材23とが当接できる限り任意に構成でき、実施の形態では以下の通りに構成されている。
すなわち、第1入隅側切欠部121、第2入隅側切欠部122、第3入隅側切欠部123の形状については、図4、図5に示すように、矩形状にそれぞれ設定している。ただし、これに限らず、例えば、矩形状以外の多角形状(例えば、六角形状等)、略円形状、又は略楕円形状に設定してもよい。
また、第1入隅側切欠部121及び第2入隅側切欠部122の左右方向の長さについては、入隅側枠材23の板厚よりも長く設定しており、例えば、入隅側枠材23の板厚2倍~5倍程度に設定している。また、第1入隅側切欠部121及び第2入隅側切欠部122の上下方向の長さについては、第2本体片112の上下方向の長さよりも短く設定している。
また、第3入隅側切欠部123の左右方向の長さについては、第1入隅側切欠部121(又は第2入隅側切欠部122)の左右方向の長さよりも長く設定している。また、第3入隅側切欠部123の前後方向の長さについては、第3本体片113の前後方向の長さと略同一に設定している。
また、第1入隅側切欠部121、第2入隅側切欠部122、及び第3入隅側切欠部123の設置方法については、補助部100の見込方向の略全体にわたって設けている。具体的には、図4に示すように、第1入隅側切欠部121、第2入隅側切欠部122、及び第3入隅側切欠部123の各々の非入隅側の縁端部が見込方向に略沿うように、第1入隅側切欠部121、第2入隅側切欠部122、及び第3入隅側切欠部123を本体部110において連続状に配置している。より具体的には、第1入隅側切欠部121を第1本体片111の下端部のうち入隅側端部の近傍に配置し、第2入隅側切欠部122を第2本体片112の下端部のうち入隅側端部の近傍に配置し、及び第3入隅側切欠部123を第3本体片113の入隅側端部に配置している。このような設置により、入隅側切欠部120を補助部100の見込方向の一部のみにわたって設ける場合に比べて、入隅側切欠部120の縁端部における入隅側枠材23との当接部分を増やすことができ、入隅側枠材23を開閉方向に沿わせる作業を正確に行うことが可能となる。
以上のような入隅側切欠部120により、入隅側枠材23を開閉方向に沿わせる作業を行う際に、入隅側切欠部120の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とを当接させることができ、入隅側挿通状態において入隅側切欠部120の開閉方向側の縁端部のみと入隅側枠材23とが当接できる場合に比べて、当該作業を安全且つ正確に行うことが可能となる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴-補助部-非入隅側切欠部)
非入隅側切欠部130は、非入隅側枠材24の開閉方向側の端部を挿通させるための切欠部である。この非入隅側切欠部130は、図4に示すように、本体部110に形成されており、具体的には、本体部110の非入隅側に配置され、第1本体片111側に位置する第1非入隅側切欠部131と、第2本体片112側に位置する第2非入隅側切欠部132と、第3本体片113側に位置する第3非入隅側切欠部133とを備えて構成されている。
また、非入隅側切欠部130の具体的な構成については、図5に示すように、非入隅側切欠部130が見込方向に略直交すると共に、非入隅側挿通状態において、非入隅側切欠部130の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部(図5では、左端部)及び開閉方向側の縁端部(図5では、上端部)と非入隅側枠材24とが当接できる限り任意に構成でき、実施の形態では、上述した入隅側切欠部120の具体的な構成(具体的には、形状、大きさ、設置方法)と略同一に構成されている。
このような非入隅側切欠部130により、非入隅側枠材24を開閉方向に沿わせる作業を行う際に、非入隅側切欠部130の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と非入隅側枠材24とを当接させることができ、非入隅側挿通状態において非入隅側切欠部130の開閉方向側の縁端部のみと非入隅側枠材24とが当接できる場合に比べて、当該作業を安全且つ正確に行うことが可能となる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第1の特徴-補助部-その他の構成)
また、入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、入隅側挿通状態且つ非入隅側挿通状態において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に略沿うように配置することを補助可能となるように、設けられている。
具体的には、図5に示すように、入隅側挿通状態且つ非入隅側挿通状態において、入隅側切欠部120における開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とが当接されると共に、非入隅側切欠部130における開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と非入隅側枠材24とが当接されるように設けられている。
これにより、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、入隅側枠材23と非入隅側枠材24との間の距離を正確に確定でき、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置性を高めやすくなる。
このような第1の特徴により、入隅側挿通状態(又は非入隅側挿通状態)において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を容易に設置でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の設置性を高めることができる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第2の特徴)
図4に戻り、次に、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造の第2の特徴については、図4に示すように、この設置構造は、入隅側保持部141及び非入隅側保持部142をさらに備えている。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第2の特徴-入隅側保持部)
入隅側保持部141は、入隅側挿通状態を保持するための保持手段である。この入隅側保持部141は、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図4に示すように、本体部110に設けられている。
また、入隅側保持部141の設置方法については任意であるが、実施の形態では、入隅側挿通状態において入隅側枠材23が左右方向の外側に向けて移動した際に、入隅側枠材23と入隅側保持部141とが当接可能となるように設けている。具体的には、図5に示すように、第1本体片111の入隅側端部の下端部において、第1入隅側切欠部121と隣接して配置していると共に、第2本体片112の入隅側端部の下端部において、第2入隅側切欠部122と隣接して配置している。
また、入隅側保持部141の形成方法については任意であるが、実施の形態では、本体部110と一体に形成している(なお、非入隅側保持部142の形成方法についても略同様とする)。ただし、これに限らず、例えば、本体部110と別体に形成し、当該形成したものを本体部110に対して固定具又は溶接等によって接続してもよい。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置構造-第2の特徴-非入隅側保持部)
非入隅側保持部142は、非入隅側挿通状態を保持するための保持手段である。この非入隅側保持部142は、入隅側保持部141と略同一に構成されており、具体的には、図5に示すように、第1本体片111の非入隅側端部の下端部において、第1非入隅側切欠部131と隣接して配置していると共に、第2本体片112の非入隅側端部の下端部において、第2非入隅側切欠部132と隣接して配置している。
このような第2の特徴により、入隅側挿通状態(又は非入隅側挿通状態)を保持でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に沿わせる作業を効率的に行うことができる。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置方法)
続いて、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置方法について説明する。
この設置方法は、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を下地枠80に設置するための方法であり、実施の形態では、第1固定工程、配置工程、及び第2固定工程を含んでいる。なお、この設置方法の前提としては、屋内側開閉装置1が開口部3に既設されていると共に、下地枠80が躯体2に設置されているものとして説明する。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置方法-第1固定工程)
最初に、第1固定工程について説明する。第1固定工程は、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を下地枠80に対して仮固定すると共に、補助部100を下地枠80に対して仮固定する工程である。
ここで、「下地枠80に対して仮固定する」とは、入隅側枠材23、非入隅側枠材24、又は補助部100を下地枠80から容易に取り外すことができるものの、振動等の外力によっては下地枠80から脱落しない程度に固定することを意味し、例えば、下地枠80に取り付けられる固定具の少なくとも一部(又は仮止用部材)を用いて、入隅側枠材23、非入隅側枠材24、又は補助部100を下地枠80から容易に取り外すことができるように固定すること等が該当する。一方、「下地枠80に対して本固定する」とは、入隅側枠材23、非入隅側枠材24、又は補助部100を下地枠80から取り外れないように強固に固定することを意味し、例えば、下地枠80に取り付けられる全ての固定具を用いて、入隅側枠材23、非入隅側枠材24、又は補助部100を下地枠80に対して強固に固定すること等が該当する。
具体的には、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24のいずれか一方を下地枠80(具体的には、入隅側下地部材84又は非入隅側下地部材85のいずれか一方)に対して仮固定又は本固定し、且つ入隅側枠材23又は非入隅側枠材24のいずれか他方を下地枠80(具体的には、入隅側下地部材84又は非入隅側下地部材85のいずれか他方)に対して固定具等によって仮固定する。また、補助部100を下地枠80(具体的には、上側下地部材81、入隅側下地部材84、又は非入隅側下地部材85)に対して固定具等によって仮固定する。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置方法-配置工程)
次に、配置工程について説明する。配置工程は、第1固定工程の後又は途中に、入隅側挿通状態(又は非入隅側挿通状態)で入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置する工程である。
具体的には、図5に示すように、入隅側挿通状態で入隅側切欠部120の縁端部(具体的には、入隅側切欠部120の右側縁端部及び上側縁端部)と入隅側枠材23とを当接させると共に、非入隅側挿通状態で非入隅側切欠部130の縁端部(具体的には、非入隅側切欠部130の左側縁端部及び上側縁端部)と非入隅側枠材24とを当接させることにより、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に略沿うように配置する。この場合には、例えば、仮固定されている入隅側枠材23、非入隅側枠材24、又は補助部100のいずれかを位置調整することにより、入隅側切欠部120の縁端部と入隅側枠材23とを当接させると共に、非入隅側切欠部130の縁端部と非入隅側枠材24とを当接させてもよい。
(構成-入隅側枠材及び非入隅側枠材の設置方法-第2固定工程)
次に、第2固定工程について説明する。第2固定工程は、第1固定工程及び配置工程の後に、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を下地枠80に対して本固定すると共に、補助部100を下地枠80に対して本固定する工程である。
具体的には、少なくとも入隅側枠材23又は非入隅側枠材24のいずれか他方(すなわち、第1固定工程において本固定されなかった入隅側枠材23又は非入隅側枠材24のすべて)を下地枠80(入隅側下地部材84又は非入隅側下地部材85のいずれか他方)に対して固定具等によって本固定する。また、補助部100を下地枠80(具体的には、上側下地部材81、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)に対して固定具等によって本固定する。これにて、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置が終了する。
このような設置方法により、入隅側挿通状態(又は非入隅側挿通状態)において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、上記従来技術に比べて、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を容易に設置でき、入隅側枠材(又は非入隅側枠材24)の設置性を高めることができる。また、配置工程において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、入隅側枠材23と非入隅側枠材24との間の距離を正確に確定でき、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置性を高めやすくなる。
(効果)
このように実施の形態によれば、設置対象に設けられる補助部100であって、挿通状態で入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助部100を備えるので、挿通状態において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を容易に設置でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の設置性を高めることができる。
また、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)が見込方向に略直交すると共に、挿通状態において、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とが当接可能となるように、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)を構成したので、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に沿わせる作業を行う際に、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることができ、挿通状態において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の開閉方向側の縁端部のみと入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とが当接できる場合に比べて、当該作業を安全且つ正確に行うことが可能となる。
また、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)を、補助部100の見込方向の略全体にわたって設けたので、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)を補助部100の見込方向の一部のみにわたって設ける場合に比べて、入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部における入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)との当接部分を増やすことができ、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に沿わせる作業を正確に行うことが可能となる。
また、補助部100が、挿通状態を保持するための入隅側保持部141(又は非入隅側保持部142)を備えるので、挿通状態を保持でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に沿わせる作業を効率的に行うことができる。
また、補助部100が、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われるように、本体部110を構成したので、収納部40の背面の略全体を本体部110によって覆うことができ、例えば、建物の内部から開口部3を介して収納部40の内部に収容されている機器等が露出することを回避できる。
また、入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130を本体部110に設けることにより、挿通状態において入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に略沿うように配置することを補助可能としたので、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、入隅側枠材23と非入隅側枠材24との間の距離を正確に確定でき、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置性を高めやすくなる。
また、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を設置対象に対して仮固定すると共に、補助部100を設置対象に対して仮固定する第1固定工程と、第1固定工程の後又は途中に、挿通状態で入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置する配置工程と、第1固定工程及び配置工程の後に、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を設置対象に対して本固定すると共に、補助部100を設置対象に対して本固定する第2固定工程と、を含むので、挿通状態において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置した後に、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を本固定できる。よって、上記従来技術に比べて、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を容易に設置でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の設置性を高めることができる。
また、第1固定工程において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24のいずれか一方を設置対象に対して仮固定又は本固定し、且つ入隅側枠材23及び非入隅側枠材24のいずれか他方を設置対象に対して仮固定し、配置工程において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の各々を補助部100に設けられた入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130のいずれかに挿通した挿通状態で当該入隅側切欠部120及び当該非入隅側切欠部130の縁端部と当該入隅側枠材23及び非入隅側枠材24のいずれか一方とをそれぞれ当接させることにより、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に略沿うように配置し、第2固定工程において、少なくとも入隅側枠材23及び非入隅側枠材24のいずれか他方を設置対象に対して本固定するので、配置工程において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、入隅側枠材23と非入隅側枠材24との間の距離を正確に確定でき、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置性を高めやすくなる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(屋外側開閉装置について)
上記実施の形態では、屋外側開閉装置10が、躯体2の入隅部分2dの近傍に配置されていると説明したが、これに限らず、例えば、躯体2の入隅部分2d以外の他の部分に配置されてもよい。
また、上記実施の形態では、屋外側開閉装置10の収納部40の下端部が開口部3の上端部よりも下方に位置するように、当該収納部40が配置されていると説明したが、これに限らず、例えば、収納部40の下端部が開口部3の上端部よりも上方に位置するように、当該収納部40が配置されてもよい。この場合において、下地枠80の具体的な構成については任意であるが、例えば、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85に加えて、上側下地部材81と下側下地部材82との相互間に位置する中間下地部材を備えてもよい(すなわち、屋外側開閉装置10の種類や配置状況に応じて、下地枠80の下地部材の設置数を増減させてもよい)。また、補助部100の設置方法については任意であるが、例えば、第1本体片111に形成された固定用取付孔114(具体的には、上方及び下方に位置する固定用取付孔114)に挿通された固定具によって、第1本体片111を下地枠80に対して固定してもよい。
また、上記実施の形態では、屋外側開閉装置10が、下地枠80を介して躯体2に取り付けられていると説明したが、これに限らない。例えば、屋内側開閉装置1及び屋外側開閉装置10の開閉動作が妨げられない場合(又は屋内側開閉装置1を省略する場合)には、下地枠80を省略して、屋外側開閉装置10が躯体2に取り付けられてもよい(すなわち、屋外側枠体20の設置対象が躯体2となる)。この場合には、屋外側枠体20の各種の枠材は、固定具等によって躯体2に対して接続される。
(下地枠について)
上記実施の形態では、下地枠80が、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、屋外側開閉装置10を支持できる限り、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85のうちの一部の下地部材を省略してもよい。
(補助部について)
上記実施の形態では、補助部100が、入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、入隅側切欠部120又は非入隅側切欠部130のいずれか一方を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、補助部100が、入隅側保持部141及び非入隅側保持部142を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、入隅側保持部141又は非入隅側保持部142を省略してもよい。
また、上記実施の形態では、補助部100は、収納部40の構成要素の一部であると説明したが、これに限らず、例えば、収納部40の構成要素の一部でなくてもよい。
(本体部について)
上記実施の形態では、本体部110が、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われるように構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われないように構成されてもよい。この場合において、補助部100の具体的な構成については任意であるが、例えば、本体部110の左右方向の長さが収納部40の左右方向の長さよりも短い本体部110を一対備えてもよい。そして、一対の本体部110の一方は、入隅側に位置し、且つ入隅側切欠部120を有するように構成されると共に、一対の本体部110の他方は、非入隅側に位置し、且つ非入隅側切欠部130を有するように構成されてもよい。
また、上記実施の形態では、本体部110が、第2本体片112及び第3本体片113を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第2本体片112を省略してもよく、又は第2本体片112及び第3本体片113を省略してもよい。この場合には、第2入隅側切欠部122、第3入隅側切欠部123、第2非入隅側切欠部132、又は第3非入隅側切欠部133を省略できる。
(入隅側切欠部、非入隅側切欠部について)
上記実施の形態では、入隅側挿通状態において、入隅側切欠部120の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とが当接可能となるように、入隅側切欠部120が構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、入隅側切欠部120の縁端部のうち、開閉方向に直交する方向側の縁端部と当接するものの、開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とが当接しないように構成されてもよい(なお、非入隅側切欠部130の構成についても略同様とする)。
また、上記実施の形態では、入隅側切欠部120が、補助部100の見込方向の略全体にわたって設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、入隅側下地部材84を開閉方向に略沿うように配置することを補助できるのであれば、第1入隅側切欠部121又は第2入隅側切欠部122のいずれか一方を省略することにより、補助部100の見込方向の一部のみにわたって設けられてもよい(なお、非入隅側切欠部130の構成についても略同様とする)。
(入隅側保持部、非入隅側保持部について)
上記実施の形態では、入隅側保持部141又は非入隅側保持部142が、第1本体片111及び第2本体片112の各々に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、第1本体片111又は第2本体片112のいずれか一方のみに設けられてもよい。
(付記)
付記1のガイドレール側枠材の設置構造は、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造であって、前記設置対象に設けられる補助手段であって、当該補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備える。
付記2のガイドレール側枠材の設置構造は、付記1に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記切欠部が見込方向に略直交すると共に、前記挿通状態において、前記切欠部の縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部及び前記開閉方向側の縁端部と前記ガイドレール側枠材とが当接可能となるように、前記切欠部を構成した。
付記3のガイドレール側枠材の設置構造は、付記1又は2に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記切欠部を、前記補助手段の見込方向の略全体にわたって設けた。
付記4のガイドレール側枠材の設置構造は、付記1から3のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記補助手段は、前記挿通状態を保持するための保持手段を備える。
付記5のガイドレール側枠材の設置構造は、付記1から4のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記補助手段は、前記開閉体を収納する収納手段の構成要素の一部であり、本体部と、前記本体部に形成された前記切欠部と、備え、前記収納手段の背面の略全体が前記本体部によって覆われるように、前記本体部を構成した。
付記6のガイドレール側枠材の設置構造は、付記5に記載のガイドレール側枠材の設置構造において、前記枠体は、見付方向に略沿って相互に間隔を隔てて並設された一対の前記ガイドレール側枠材を備え、一対の前記切欠部を前記本体部に設けることにより、前記挿通状態において前記一対のガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助可能とした。
付記7のガイドレール側枠材の設置方法は、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置方法であって、前記ガイドレール側枠材を前記設置対象に対して仮固定すると共に、補助手段を前記設置対象に対して仮固定する第1固定工程と、前記第1固定工程の後又は途中に、前記補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置する配置工程と、前記第1固定工程及び前記配置工程の後に、前記ガイドレール側枠材を前記設置対象に対して本固定すると共に、前記補助手段を前記設置対象に対して本固定する第2固定工程と、を含む。
付記8のガイドレール側枠材の設置方法は、付記7に記載のガイドレール側枠材の設置方法において、一対の前記ガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置方法であって、前記第1固定工程において、前記一対のガイドレール側枠材のいずれか一方を前記設置対象に対して仮固定又は本固定し、且つ前記一対のガイドレール側枠材のいずれか他方を前記設置対象に対して仮固定し、前記配置工程において、前記一対のガイドレール側枠材の各々を前記補助手段に設けられた複数の前記切欠部のいずれかに挿通した前記挿通状態で当該切欠部の縁端部と当該ガイドレール側枠材とをそれぞれ当接させることにより、前記一対のガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置し、前記第2固定工程において、少なくとも前記一対のガイドレール側枠材のいずれか他方を前記設置対象に対して本固定する。
(付記の効果)
付記1に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、設置対象に設けられる補助手段であって、挿通状態で切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備えるので、挿通状態において切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、ガイドレール側枠材を容易に設置でき、ガイドレール側枠材の設置性を高めることができる。
付記2に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、切欠部が見込方向に略直交すると共に、挿通状態において、切欠部の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部とガイドレール側枠材とが当接可能となるように、切欠部を構成したので、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を行う際に、切欠部の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることができ、挿通状態において切欠部の開閉方向側の縁端部のみとガイドレール側枠材とが当接できる場合に比べて、当該作業を安全且つ正確に行うことが可能となる。
付記3に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、切欠部を、補助手段の見込方向の略全体にわたって設けたので、切欠部を補助手段の見込方向の一部のみにわたって設ける場合に比べて、切欠部の縁端部におけるガイドレール側枠材との当接部分を増やすことができ、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を正確に行うことが可能となる。
付記4に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、補助手段が、挿通状態を保持するための保持手段を備えるので、挿通状態を保持でき、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を効率的に行うことができる。
付記5に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、補助手段が、収納手段の構成要素の一部であるので、補助手段を収納手段の構成要素としても機能させることができ、収納手段の部品数も低減することができる。また、補助手段が、収納手段の背面の略全体が本体部によって覆われるように、本体部を構成したので、収納手段の背面の略全体を本体部によって覆うことができ、例えば、建物の内部から開口部を介して収納手段の内部に収容されている機器等が露出することを回避できる。
付記6に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、一対の切欠部を本体部に設けることにより、挿通状態において一対のガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置することを補助可能としたので、一対のガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、一対のガイドレール側枠材間の距離を正確に確定でき、一対のガイドレール側枠材の設置性を高めやすくなる。
付記7に記載のガイドレール側枠材の設置方法によれば、ガイドレール側枠材を設置対象に対して仮固定すると共に、補助手段を設置対象に対して仮固定する第1固定工程と、第1固定工程の後又は途中に、挿通状態で切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置する配置工程と、第1固定工程及び配置工程の後に、ガイドレール側枠材を設置対象に対して本固定すると共に、補助手段を設置対象に対して本固定する第2固定工程と、を含むので、挿通状態において切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置した後に、ガイドレール側枠材を本固定できる。よって、上記従来技術に比べて、ガイドレール側枠材を容易に設置でき、ガイドレール側枠材の設置性を高めることができる。
付記8に記載のガイドレール側枠材の設置方法によれば、第1固定工程において、一対のガイドレール側枠材のいずれか一方を設置対象に対して仮固定又は本固定し、且つ一対のガイドレール側枠材のいずれか他方を設置対象に対して仮固定し、配置工程において、一対のガイドレール側枠材の各々を補助手段に設けられた複数の切欠部のいずれかに挿通した挿通状態で当該切欠部の縁端部と当該ガイドレール側枠材とをそれぞれ当接させることにより、一対のガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置し、第2固定工程において、少なくとも一対のガイドレール側枠材のいずれか他方を設置対象に対して本固定するので、配置工程において、一対のガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を簡易且つ迅速に行うことができると共に、一対のガイドレール側枠材間の距離を正確に確定でき、一対のガイドレール側枠材の設置性を高めやすくなる。
1 屋内側開閉装置
2 躯体
2d 入隅部分
3 開口部
10 屋外側開閉装置
20 屋外側枠体
22 屋外側水切板
22a 水切板本体
22b 水切板立上片
22c 水切板溝部
23 入隅側枠材
23a 入隅側枠材本体
23b 第1入隅側接続片
23c 第2入隅側接続片
23e 本体片
23f 連結片
23g 第1入隅側本体片
23h 第2入隅側本体片
23i 第3入隅側本体片
23j 枠材用連結部材
24 非入隅側枠材
24a 非入隅側枠材本体
24b 第1非入隅側接続片
24c 第2非入隅側接続片
25 まぐさ開口
30 ガイドレール
30a 入隅側ガイドレール
30b 非入隅側ガイドレール
30c レールキャップ
31 ガイドレール本体
32 第1ガイドレール接続片
33 第2ガイドレール接続片
34 防振部材
40 収納部
41 ケース板
42 駆動側軸受板
44 従動側軸受板
45 従動側取付板
47 駆動側取付板
50 屋外側開閉体
51 スラット
52 嵌合部
53 座板
60 巻取軸
80 下地枠
81 上側下地部材
82 下側下地部材
84 入隅側下地部材
84a 入隅側補強材
85 非入隅側下地部材
100 補助部
110 本体部
111 第1本体片
112 第2本体片
113 第3本体片
114 固定用取付孔
120 入隅側切欠部
121 第1入隅側切欠部
122 第2入隅側切欠部
123 第3入隅側切欠部
130 非入隅側切欠部
131 第1非入隅側切欠部
132 第2非入隅側切欠部
133 第3非入隅側切欠部
141 入隅側保持部
142 非入隅側保持部

Claims (5)

  1. 建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造であって、
    前記設置対象に設けられる補助手段であって、当該補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備え、
    前記補助手段は、
    前記設置対象側に位置する第1本体片と、前記設置対象側とは反対側に位置する第2本体片と、前記第1本体片と前記第2本体片とを接続する第3本体片とを有する本体部と、
    前記本体部に形成された前記切欠部であり、前記補助手段の見込方向の略全体にわたって設けられた前記切欠部と、備え、
    前記切欠部は、前記第1本体片に設けられる第1の切欠部と、前記第2本体片に設けられる第2の切欠部と、前記第3本体片に設けられる第3の切欠部とを備え、
    前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部の各々における縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部が見込方向に沿うように、前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部を連続状に配置した、
    ガイドレール側枠材の設置構造。
  2. 前記補助手段は、前記開閉体を収納する収納手段の構成要素の一部であり、
    前記収納手段の背面の略全体が前記本体部によって覆われるように、前記本体部を構成し、
    前記本体部の側面形状をフック状とした、
    請求項1に記載のガイドレール側枠材の設置構造。
  3. 前記切欠部が見込方向に略直交すると共に、前記挿通状態において、前記切欠部の縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部及び前記開閉方向側の縁端部と前記ガイドレール側枠材とが当接可能となるように、前記切欠部を構成した、
    請求項1又は2に記載のガイドレール側枠材の設置構造。
  4. 前記補助手段は、前記挿通状態を保持するための保持手段を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造。
  5. 前記枠体は、見付方向に略沿って相互に間隔を隔てて並設された一対の前記ガイドレール側枠材を備え、
    一対の前記切欠部を前記本体部に設けることにより、前記挿通状態において前記一対のガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助可能とした、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造。
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