JP7455635B2 - ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法 - Google Patents
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Description
切欠部を、補助手段の見込方向の略全体にわたって設けたので、切欠部を補助手段の見込方向の一部のみにわたって設ける場合に比べて、切欠部の縁端部におけるガイドレール側枠材との当接部分を増やすことができ、ガイドレール側枠材を開閉方向に沿わせる作業を正確に行うことが可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造、及び設置方法に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る屋外側開閉装置10(開閉装置)の構成と、屋外側開閉装置10と併設される屋内側開閉装置1の構成と、屋外側開閉装置10が取り付けられる下地枠80の構成とについて説明する。
まず、屋内側開閉装置1の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を屋内側開閉装置1の左右方向又は見付方向(-X方向を屋内側開閉装置1の左方向、+X方向を屋内側開閉装置1の右方向)、図2のY方向を屋内側開閉装置1の前後方向又は見込方向(+Y方向を屋内側開閉装置1の前方向(建物の屋外側の方向)、-Y方向を屋内側開閉装置1の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を屋内側開閉装置1の上下方向又は見付け方向(+Z方向を屋内側開閉装置1の上方向、-Z方向を屋内側開閉装置1の下方向)と称する。
次に、屋外側開閉装置10の構成について説明する。
屋外側枠体20は、開口部3の周縁と対応する位置に設けられる枠体である。この屋外側枠体20は、複数のアルミニウム製(又は鋼製(一例として、スチール製、ステンレス製等))の枠材を固定具等によって相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図2、図3に示すように、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24を含んで構成されている。
屋外側水切板22は、開口部3の下方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも下方側に設けられている。
入隅側枠材23は、後述する入隅側ガイドレール30aを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材である。この入隅側枠材23は、開口部3の入隅側(図3では、左方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、見込方向から見て屋内側開閉装置1の一部と重複するように配置されている。ここで、「開口部3の入隅側」とは、実施の形態では、図3に示すように、躯体2の一部が建物の屋外側に突出している部分2d(いわゆる入隅部分2d)における開口部3側の側面(図3では、右側面)の近傍の位置を意味する。
非入隅側枠材24は、後述する非入隅側ガイドレール30bを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材である。この非入隅側枠材24は、開口部3の入隅側とは反対側(図3では、右方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、屋内側開閉装置1よりも右方側に設けられている。なお、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24の構成の詳細については、後述する。
また、図2、図3に示すように、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の各々には、ガイドレール30が設けられている。
収納部40は、屋外側開閉装置10の各部を収納するための収納手段である。この収納部40は、鋼製の中空状体であり、図2に示すように、収納部40の下端部が開口部3の上端部よりも下方に位置するように下地枠80に設置されている。また、この収納部40の内部には、巻取軸60、開閉機、及び制御ユニットが収容されていると共に、巻取軸60にて屋外側開閉体50が巻上げられた状態では、屋外側開閉体50の少なくとも一部も、収納部40の内部に収容される。
屋外側開閉体50は、開口部3の開閉を垂直方向に移動することにより行う開閉体であり、具体的には、巻取軸60によって開閉移動されることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態にすることが可能となる。この屋外側開閉体50は、例えば公知のシャッターカーテンを用いて構成されており、具体的には、図2に示すように、複数のスラット51を備えており、各スラット51の上下の両端部に形成された嵌合部52を介して複数のスラット51が相互に嵌合接続されている。
巻取軸60は、屋外側開閉体50を開閉移動させるためのものである。この巻取軸60は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成され、左右方向に沿って設置されている。具体的には、巻取軸60の右端部が図示しない駆動側軸受部を介して後述する駆動側軸受板42に対して回転可能に支持されていると共に、巻取軸60の左端部が図示しない従動側軸受部を介して後述する従動側軸受板44に対して回転可能に支持されている。
開閉機は、屋外側開閉体50を開閉移動させるために、巻取軸60を回転駆動させるものであり、操作スイッチやリモコン(いずれも図示せず)を介して操作される。
制御ユニットは、屋外側開閉装置10の各部を相互に連動させるものである。この制御ユニットは、開閉機と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
次いで、下地枠80の構成について説明する。
上側下地部材81は、屋外側開閉装置10の上方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の上端部と躯体2との相互間において、当該上側下地部材81の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
下側下地部材82は、屋外側開閉装置10の下方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の屋外側水切板22と躯体2との相互間において、当該下側下地部材82の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
入隅側下地部材84は、屋外側開閉装置10の入隅側(図3では、左方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の入隅側枠材23と屋内側開閉装置1の相互間(屋外側開閉装置10と屋内側開閉装置1との相互間)において、当該入隅側下地部材84の長手方向が上下方向に沿うように設けられ、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
非入隅側下地部材85は、屋外側開閉装置10の入隅側とは反対側(図3では、右方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の非入隅側枠材24と躯体2との相互間において、当該非入隅側下地部材85の長手方向が上下方向に沿うように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
次に、屋外側水切板22の構成の詳細について説明する。ただし、この屋外側水切板22は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
水切板本体22aは、水切板の基本構造体である。この水切板本体22aは、入隅側枠材23から非入隅側枠材24に至る範囲にわたって形成されており、図2に示すように、躯体2の開口部3の周縁下方から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。
水切板立上片22bは、建物の屋内側に水が侵入することを抑制すると共に、且つ下地枠80(具体的には、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)に対して水切板本体22aを固定するための側片であり、図2に示すように、水切板本体22aにおける建物の屋内側の端部(後端部)から上方に向けて張り出すように形成されており、下地枠80に対して固定具等によって固定されている。
次に、入隅側枠材23の構成の詳細について説明する。ただし、この入隅側枠材23は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
入隅側枠材本体23aは、入隅側枠材23の基本構造体である。入隅側枠材本体23aは、X-Y平面に沿った断面形状が略逆U字状である板状体にて形成され、具体的は、図3に示すように、入隅側下地部材84側に位置する第1入隅側本体片23gと、第1入隅側本体片23gよりも左右方向の外側に位置する第2入隅側本体片23hと、第1入隅側本体片23gよりも左右方向の内側に位置する第3入隅側本体片23iとを備えて構成されている。
第1入隅側接続片23bは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するための側片である。この第1入隅側接続片23bは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、第2入隅側本体片23hにおける建物の屋外側の端部(前端部)から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。また、この第1入隅側接続片23bの先端部及びその近傍部分は、略フック状に形成されている。
第2入隅側接続片23cは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するためのガイドレール側接続片である。この第2入隅側接続片23cは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、第3入隅側本体片23iにおける建物の屋外側の端部(前端部)から左右方向の内側に向けて張り出すように設けられている。
次に、非入隅側枠材24の構成の詳細について説明する。ただし、この非入隅側枠材24は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
次に、ガイドレール30の構成の詳細について説明する。ただし、このガイドレール30は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
ガイドレール本体31は、屋外側開閉体50の端部(図3では、屋外側開閉体50の左端部又は右端部)を収容するものであり、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略コ字状である板状体にて形成されている。
第1ガイドレール接続片32は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第1ガイドレール接続片32は、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略L字状である板状体であり、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、ガイドレール本体31から左右方向の外側に向けて張り出すように設けられている。具体的には、第1ガイドレール接続片32の先端部が略フック状に形成されており、この先端部が第1入隅側接続片23b(又は第1非入隅側接続片24b)のフック状部分に対して係合されている。
第2ガイドレール接続片33は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第2ガイドレール接続片33は、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、図3に示すように、第1ガイドレール接続片32よりも左右方向の内側に設けられ、且つガイドレール本体31から建物の屋内側に向けて張り出すように設けられている。そして、この第2ガイドレール接続片33は、第2ガイドレール接続片33に形成された取付孔(図示省略)及び第2入隅側接続片23c(又は第2非入隅側接続片24c)の本体片23eに形成された取付孔(図示省略)を介し第2入隅側接続片23c(又は第2非入隅側接続片24c)に対して固定具によって接続されている。
防振部材34は、屋外側開閉体50の揺れを抑制するための部材である。この防振部材34は、例えば防振機能及び消音機能を有する公知の防振部材等を用いて構成されており、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成され、図3に示すように、ガイドレール30の開放側の端部に設けられている。
次に、収納部40の構成の詳細について説明する。ただし、この収納部40は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
ケース板41は、収納部40の収容空間のうち上方側の部分及び建物の屋外側の部分(前側部分)を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、収納部40の左右方向の略全長にわたって設けられている。
駆動側軸受板42は、収容空間のうち右方側の部分を覆うための板材であり、図3に示すように、駆動側取付板47に対して固定具又は係止構造等によって接続されている。
駆動側取付板47は、収納部40を支持する支持手段であり、下地枠80(具体的には、非入隅側下地部材85)に対して駆動側軸受板42を取り付けるための板材であり、駆動側軸受板42の近傍位置に設けられており、下地枠80に対して固定具等によって接続されている。
従動側軸受板44は、収容空間のうち左方側の部分を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、従動側取付板45に対して係止構造又は固定具等によって接続されている。
従動側取付板45は、収納部40を支持する支持手段であり、下地枠80(具体的には、入隅側下地部材84)に対して従動側軸受板44を取り付けるための板材である。図2、図3に示すように、この従動側取付板45は、従動側軸受板44の近傍位置に設けられており、下地枠80に対して固定具によって接続されている。
図2に戻り、次に、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造について説明する。
まず、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造の第1の特徴については、図2に示すように、この設置構造は、補助部100を備えている。
補助部100は、後述する入隅側切欠部120(又は後述する非入隅側切欠部130)に入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の開閉方向側の端部(図2では、上端部)及びその近傍を挿通した状態(以下、「挿通状態」と称する)で後述する入隅側切欠部120(又は後述する非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段である。なお、以下では、必要に応じて、挿通状態のうち、後述する入隅側切欠部120に入隅側枠材23の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した状態を「入隅側挿通状態」と称し、後述する非入隅側切欠部130に非入隅側枠材24の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した状態を「非入隅側挿通状態」と称する。
本体部110は、補助部100の基本構造体である。この本体部110は、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図2に示すように、収納部40のケース板41と下地枠80との相互間に位置するように設けられている。
入隅側切欠部120は、入隅側枠材23の開閉方向側の端部を挿通させるための切欠部である。この入隅側切欠部120は、図4に示すように、本体部110に形成されており、具体的には、本体部110の入隅側に配置され、第1本体片111側に位置する第1入隅側切欠部121と、第2本体片112側に位置する第2入隅側切欠部122と、第3本体片113側に位置する第3入隅側切欠部123とを備えて構成されている。
非入隅側切欠部130は、非入隅側枠材24の開閉方向側の端部を挿通させるための切欠部である。この非入隅側切欠部130は、図4に示すように、本体部110に形成されており、具体的には、本体部110の非入隅側に配置され、第1本体片111側に位置する第1非入隅側切欠部131と、第2本体片112側に位置する第2非入隅側切欠部132と、第3本体片113側に位置する第3非入隅側切欠部133とを備えて構成されている。
また、入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130の具体的な構成については任意であるが、実施の形態では、入隅側挿通状態且つ非入隅側挿通状態において、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24を開閉方向に略沿うように配置することを補助可能となるように、設けられている。
図4に戻り、次に、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置構造の第2の特徴については、図4に示すように、この設置構造は、入隅側保持部141及び非入隅側保持部142をさらに備えている。
入隅側保持部141は、入隅側挿通状態を保持するための保持手段である。この入隅側保持部141は、例えば鋼製の板状体にて形成されており、図4に示すように、本体部110に設けられている。
非入隅側保持部142は、非入隅側挿通状態を保持するための保持手段である。この非入隅側保持部142は、入隅側保持部141と略同一に構成されており、具体的には、図5に示すように、第1本体片111の非入隅側端部の下端部において、第1非入隅側切欠部131と隣接して配置していると共に、第2本体片112の非入隅側端部の下端部において、第2非入隅側切欠部132と隣接して配置している。
続いて、入隅側枠材23及び非入隅側枠材24の設置方法について説明する。
最初に、第1固定工程について説明する。第1固定工程は、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を下地枠80に対して仮固定すると共に、補助部100を下地枠80に対して仮固定する工程である。
次に、配置工程について説明する。配置工程は、第1固定工程の後又は途中に、入隅側挿通状態(又は非入隅側挿通状態)で入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置する工程である。
次に、第2固定工程について説明する。第2固定工程は、第1固定工程及び配置工程の後に、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を下地枠80に対して本固定すると共に、補助部100を下地枠80に対して本固定する工程である。
このように実施の形態によれば、設置対象に設けられる補助部100であって、挿通状態で入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助部100を備えるので、挿通状態において入隅側切欠部120(又は非入隅側切欠部130)の縁端部と入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)とを当接させることにより、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)を容易に設置でき、入隅側枠材23(又は非入隅側枠材24)の設置性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、屋外側開閉装置10が、躯体2の入隅部分2dの近傍に配置されていると説明したが、これに限らず、例えば、躯体2の入隅部分2d以外の他の部分に配置されてもよい。
上記実施の形態では、下地枠80が、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、屋外側開閉装置10を支持できる限り、上側下地部材81、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85のうちの一部の下地部材を省略してもよい。
上記実施の形態では、補助部100が、入隅側切欠部120及び非入隅側切欠部130を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、入隅側切欠部120又は非入隅側切欠部130のいずれか一方を省略してもよい。
上記実施の形態では、本体部110が、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われるように構成されていると説明したが、これに限らず、例えば、収納部40の背面の略全体が本体部110によって覆われないように構成されてもよい。この場合において、補助部100の具体的な構成については任意であるが、例えば、本体部110の左右方向の長さが収納部40の左右方向の長さよりも短い本体部110を一対備えてもよい。そして、一対の本体部110の一方は、入隅側に位置し、且つ入隅側切欠部120を有するように構成されると共に、一対の本体部110の他方は、非入隅側に位置し、且つ非入隅側切欠部130を有するように構成されてもよい。
上記実施の形態では、入隅側挿通状態において、入隅側切欠部120の縁端部のうち開閉方向に直交する方向側の縁端部及び開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とが当接可能となるように、入隅側切欠部120が構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、入隅側切欠部120の縁端部のうち、開閉方向に直交する方向側の縁端部と当接するものの、開閉方向側の縁端部と入隅側枠材23とが当接しないように構成されてもよい(なお、非入隅側切欠部130の構成についても略同様とする)。
上記実施の形態では、入隅側保持部141又は非入隅側保持部142が、第1本体片111及び第2本体片112の各々に設けられていると説明したが、これに限らず、例えば、第1本体片111又は第2本体片112のいずれか一方のみに設けられてもよい。
付記1のガイドレール側枠材の設置構造は、建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造であって、前記設置対象に設けられる補助手段であって、当該補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備える。
付記1に記載のガイドレール側枠材の設置構造によれば、設置対象に設けられる補助手段であって、挿通状態で切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備えるので、挿通状態において切欠部の縁端部とガイドレール側枠材とを当接させることにより、ガイドレール側枠材を開閉方向に略沿うように配置できる。よって、従来技術(一対のガイドレール下地枠の各々に設けた切欠溝と取付治具とを用いて、一対のガイドレール下地枠を開閉方向に沿うように設置する技術)に比べて、ガイドレール側枠材を容易に設置でき、ガイドレール側枠材の設置性を高めることができる。
2 躯体
2d 入隅部分
3 開口部
10 屋外側開閉装置
20 屋外側枠体
22 屋外側水切板
22a 水切板本体
22b 水切板立上片
22c 水切板溝部
23 入隅側枠材
23a 入隅側枠材本体
23b 第1入隅側接続片
23c 第2入隅側接続片
23e 本体片
23f 連結片
23g 第1入隅側本体片
23h 第2入隅側本体片
23i 第3入隅側本体片
23j 枠材用連結部材
24 非入隅側枠材
24a 非入隅側枠材本体
24b 第1非入隅側接続片
24c 第2非入隅側接続片
25 まぐさ開口
30 ガイドレール
30a 入隅側ガイドレール
30b 非入隅側ガイドレール
30c レールキャップ
31 ガイドレール本体
32 第1ガイドレール接続片
33 第2ガイドレール接続片
34 防振部材
40 収納部
41 ケース板
42 駆動側軸受板
44 従動側軸受板
45 従動側取付板
47 駆動側取付板
50 屋外側開閉体
51 スラット
52 嵌合部
53 座板
60 巻取軸
80 下地枠
81 上側下地部材
82 下側下地部材
84 入隅側下地部材
84a 入隅側補強材
85 非入隅側下地部材
100 補助部
110 本体部
111 第1本体片
112 第2本体片
113 第3本体片
114 固定用取付孔
120 入隅側切欠部
121 第1入隅側切欠部
122 第2入隅側切欠部
123 第3入隅側切欠部
130 非入隅側切欠部
131 第1非入隅側切欠部
132 第2非入隅側切欠部
133 第3非入隅側切欠部
141 入隅側保持部
142 非入隅側保持部
Claims (5)
- 建物の開口部に設けられた枠体を構成する枠材のうち、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材を設置対象に設置するための設置構造であって、
前記設置対象に設けられる補助手段であって、当該補助手段に設けられた切欠部に前記ガイドレール側枠材の開閉方向側の端部及びその近傍を挿通した挿通状態で前記切欠部の縁端部と前記ガイドレール側枠材とを当接させることにより、前記ガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助する補助手段を備え、
前記補助手段は、
前記設置対象側に位置する第1本体片と、前記設置対象側とは反対側に位置する第2本体片と、前記第1本体片と前記第2本体片とを接続する第3本体片とを有する本体部と、
前記本体部に形成された前記切欠部であり、前記補助手段の見込方向の略全体にわたって設けられた前記切欠部と、備え、
前記切欠部は、前記第1本体片に設けられる第1の切欠部と、前記第2本体片に設けられる第2の切欠部と、前記第3本体片に設けられる第3の切欠部とを備え、
前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部の各々における縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部が見込方向に沿うように、前記第1の切欠部、前記第2の切欠部、及び前記第3の切欠部を連続状に配置した、
ガイドレール側枠材の設置構造。 - 前記補助手段は、前記開閉体を収納する収納手段の構成要素の一部であり、
前記収納手段の背面の略全体が前記本体部によって覆われるように、前記本体部を構成し、
前記本体部の側面形状をフック状とした、
請求項1に記載のガイドレール側枠材の設置構造。 - 前記切欠部が見込方向に略直交すると共に、前記挿通状態において、前記切欠部の縁端部のうち前記開閉方向に直交する方向側の縁端部及び前記開閉方向側の縁端部と前記ガイドレール側枠材とが当接可能となるように、前記切欠部を構成した、
請求項1又は2に記載のガイドレール側枠材の設置構造。 - 前記補助手段は、前記挿通状態を保持するための保持手段を備える、
請求項1から3のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造。 - 前記枠体は、見付方向に略沿って相互に間隔を隔てて並設された一対の前記ガイドレール側枠材を備え、
一対の前記切欠部を前記本体部に設けることにより、前記挿通状態において前記一対のガイドレール側枠材を前記開閉方向に略沿うように配置することを補助可能とした、
請求項1から4のいずれか一項に記載のガイドレール側枠材の設置構造。
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JP3550808B2 (ja) * | 1995-07-11 | 2004-08-04 | 文化シヤッター株式会社 | 窓シャッター用縦枠の取付構造 |
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