JP7463167B2 - 開閉装置の枠材 - Google Patents
開閉装置の枠材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7463167B2 JP7463167B2 JP2020062705A JP2020062705A JP7463167B2 JP 7463167 B2 JP7463167 B2 JP 7463167B2 JP 2020062705 A JP2020062705 A JP 2020062705A JP 2020062705 A JP2020062705 A JP 2020062705A JP 7463167 B2 JP7463167 B2 JP 7463167B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame material
- connection piece
- inside corner
- opening
- installation target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims description 309
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 192
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 74
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 74
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 30
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 63
- 238000000034 method Methods 0.000 description 23
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 23
- 238000013461 design Methods 0.000 description 16
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 12
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 12
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 11
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 11
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 9
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 239000005871 repellent Substances 0.000 description 3
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Description
また、ガイドレールと枠材本体とを接続するガイドレール側接続片であって、見込方向から見て当該ガイドレール側接続片によって設置対象側接続片の略全体が覆われるように構成されたガイドレール側接続片を備えるので、ガイドレール側接続片によって見込方向から見て設置対象側接続片が外部に露出することを抑制でき、枠材の意匠性を維持しやすくなる。
また、ガイドレール側接続片が、固定具を設置対象側挿通孔に挿通するためのガイドレール側挿通孔と、ガイドレール側挿通孔をカバーするためのカバー手段と、を備えるので、カバー手段によって見込方向から見てガイドレール側挿通孔が外部に露出することを抑制でき、枠材の意匠性を維持しやすくなる。
また、設置対象側接続片とは別体に形成された補強手段であって、設置対象側接続片を補強するための補強手段を備えるので、補強手段によって設置対象側接続片を補強でき、枠材の製造性を維持しながら、枠材の強度を高めることが可能となる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の開口部に設けられた開閉装置用の枠体を構成する開閉装置の枠材に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る屋外側開閉装置10(開閉装置)の構成と、屋外側開閉装置10と併設される屋内側開閉装置1の構成と、屋外側開閉装置10が取り付けられる下地枠80の構成とについて説明する。
まず、屋内側開閉装置1の構成について説明する。以下の説明では、図1のX方向を屋内側開閉装置1の左右方向又は見付方向(-X方向を屋内側開閉装置1の左方向、+X方向を屋内側開閉装置1の右方向)、図2のY方向を屋内側開閉装置1の前後方向又は見込方向(+Y方向を屋内側開閉装置1の前方向(建物の屋外側の方向)、-Y方向を屋内側開閉装置1の後方向(建物の屋内側の方向))、図1のZ方向を屋内側開閉装置1の上下方向又は見付け方向(+Z方向を屋内側開閉装置1の上方向、-Z方向を屋内側開閉装置1の下方向)と称する。
次に、屋外側開閉装置10の構成について説明する。
屋外側枠体20は、開口部3の周縁と対応する位置に設けられる枠体である。この屋外側枠体20は、複数のアルミニウム製(又は鋼製(一例として、スチール製、ステンレス製等))の枠材を固定具等によって相互に組み合わせることによって構成されており、具体的には、図2、図3に示すように、内まぐさ21、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24を含んで構成されている。
内まぐさ21は、開口部3の上方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも上方側であって、屋外側開閉体50よりも建物の屋内側に設けられている。
屋外側水切板22は、開口部3の下方側に位置する枠材であり、図2に示すように、屋内側開閉装置1よりも下方側に設けられている。
入隅側枠材23は、後述する入隅側ガイドレール30aを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材(枠材)である。この入隅側枠材23は、開口部3の入隅側(図3では、左方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、見込方向から見て屋内側開閉装置1の一部と重複するように配置されている。ここで、「開口部3の入隅側」とは、実施の形態では、図3に示すように、躯体2の一部が建物の屋外側に突出している部分2d(いわゆる入隅部分2d)における開口部3側の側面(図3では、右側面)の近傍の位置を意味する。
非入隅側枠材24は、後述する非入隅側ガイドレール30bを介して屋外側開閉体50の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材である。この非入隅側枠材24は、開口部3の入隅側とは反対側(図3では、右方側)において開口部3の開閉方向に略沿うように設けられており、具体的には、屋内側開閉装置1よりも右方側に設けられている。なお、内まぐさ21、屋外側水切板22、入隅側枠材23、及び非入隅側枠材24の構成の詳細については、後述する。
収納部40は、屋外側開閉装置10の各部を収納するための収納手段である。この収納部40は、鋼製の中空状体であり、図2に示すように、躯体2における開口部3の上端部よりも上方に設置されており、下地枠80(具体的には、後述する上側下地部材81、中間下地部材83、入隅側下地部材84、又は非入隅側下地部材85)に対して固定具等によって固定されている。また、この収納部40の内部には、巻取軸60、開閉機70、及び制御ユニットが収容されていると共に、巻取軸60にて屋外側開閉体50が巻上げられた状態では、屋外側開閉体50の少なくとも一部も、収納部40の内部に収容される。
屋外側開閉体50は、開口部3の開閉を垂直方向に移動することにより行う開閉体であり、具体的には、巻取軸60によって開閉移動されることで、全開状態、全閉状態、又は半開状態にすることが可能となる。この屋外側開閉体50は、例えば公知のシャッターカーテンを用いて構成されており、具体的には、図2に示すように、複数のスラット51を備えており、各スラット51の上下の両端部に形成された嵌合部52を介して複数のスラット51が相互に嵌合接続されている。
巻取軸60は、屋外側開閉体50を開閉移動させるためのものである。この巻取軸60は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成され、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸60には屋外側開閉体50の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取軸60を回転させることで、連結スラットを介して屋外側開閉体50を開閉移動させることができる。
開閉機70は、屋外側開閉体50を開閉移動させるために、巻取軸60を回転駆動させるものであり、操作スイッチやリモコン(いずれも図示せず)を介して操作される。
制御ユニットは、屋外側開閉装置10の各部を相互に連動させるものである。この制御ユニットは、開閉機70と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
次いで、下地枠80の構成について説明する。
上側下地部材81は、屋外側開閉装置10の上方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の上端部と躯体2との相互間において、当該上側下地部材81の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2に対して固定具等によって固定されている。
下側下地部材82は、屋外側開閉装置10の下方側に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の屋外側水切板22と躯体2との相互間において、当該下側下地部材82の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
中間下地部材83は、上側下地部材81と下側下地部材82との相互間に位置する下地部材であり、図2に示すように、屋外側開閉装置10の収納部40の下端部と躯体2との相互間において、当該中間下地部材83の長手方向が左右方向に沿うように設けられていると共に、入隅側下地部材84と交差するように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
入隅側下地部材84は、屋外側開閉装置10の入隅側(図3では、左方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の入隅側枠材23と屋内側開閉装置1との相互間(屋外側開閉装置10と屋内側開閉装置1との相互間)において、当該入隅側下地部材84の長手方向が上下方向に沿うように設けられ、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
非入隅側下地部材85は、屋外側開閉装置10の入隅側とは反対側(図3では、右方側)に位置する下地部材であり、図3に示すように、屋外側開閉装置10の非入隅側枠材24と躯体2との相互間において、当該非入隅側下地部材85の長手方向が上下方向に沿うように設けられており、躯体2(例えば、開口部3の近傍に位置する梁部又は柱部)に対して固定具等によって固定されている。
次に、内まぐさ21の構成の詳細について説明する。ただし、この内まぐさ21は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
内まぐさ本体21aは、内まぐさ21の基本構造体である。この内まぐさ本体21aは、入隅側枠材23から非入隅側枠材24に至る範囲にわたって形成されており、図2に示すように、躯体2における開口部3の周縁上方から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。
内まぐさ立上片21bは、躯体2における開口部3の周縁部分であって屋外側枠体20を下地枠80(具体的には、中間下地部材83、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)に対して内まぐさ本体21aを固定するための側片である。この内まぐさ立上片21bは、図2に示すように、内まぐさ本体21aにおける建物の屋内側の端部から上方に向けて張り出すように形成されており、下地枠80に対して固定具等によって固定されている。
次に、屋外側水切板22の構成の詳細について説明する。ただし、この屋外側水切板22は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
水切板本体22aは、水切板の基本構造体である。この水切板本体22aは、入隅側枠材23から非入隅側枠材24に至る範囲にわたって形成されており、図2に示すように、躯体2の開口部3の周縁下方から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。
水切板立上片22bは、建物の屋内側に水が侵入することを抑制すると共に、且つ下地枠80(具体的には、下側下地部材82、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85)に対して水切板本体22aを固定するための側片であり、図2に示すように、水切板本体22aにおける建物の屋内側の端部(後端部)から上方に向けて張り出すように形成されており、下地枠80に対して固定具等によって固定されている。
次に、入隅側枠材23の構成の詳細について説明する。ただし、この入隅側枠材23は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
入隅側枠材本体23aは、入隅側枠材23の基本構造体(枠材本体)であり、内まぐさ21又は屋外側水切板22の入隅側の端部(図3の左端部)において、躯体2の開口部3の周縁から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられており、内まぐさ本体21a及び水切板本体22aに対して固定具等によって固定されている。
第1入隅側接続片23bは、入隅側下地部材84と入隅側枠材23とを接続するための設置対象側接続片であり、図3に示すように、入隅側枠材本体23aに設けられている。
第2入隅側接続片23cは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するための側片である。この第2入隅側接続片23cは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、入隅側枠材本体23a(図3では、入隅側枠材本体23aにおける建物の屋外側の端部(前端部))から建物の屋外側に向けて張り出すように設けられている。また、この第2入隅側接続片23cの先端部及びその近傍部分は、左右方向の内側に向けて窪んだ凹状に形成されている。
第3入隅側接続片23dは、入隅側枠材23と入隅側ガイドレール30aとを接続するためのガイドレール側接続片である。この第3入隅側接続片23dは、図3に示すように、入隅側枠材本体23aの上下方向の略全長にわたって形成されており、入隅側枠材本体23a(図3では、入隅側枠材本体23aの部分のうち建物の屋外側の端部(前端部)よりも建物の屋内側に位置する部分)から左右方向の内側に向けて張り出すように設けられている。
次に、非入隅側枠材24の構成の詳細について説明する。ただし、この非入隅側枠材24は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
次に、ガイドレール30の構成の詳細について説明する。ただし、このガイドレール30は、特記する場合を除いて、任意の形状、方法、及び材質で製造することができる。
ガイドレール本体31は、屋外側開閉体50の端部(図3では、屋外側開閉体50の左端部又は右端部)を収容するものであり、図3に示すように、本体枠部31a及び外枠部31bを備えている。
第1ガイドレール接続片32は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第1ガイドレール接続片32は、図3に示すように、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、ガイドレール本体31から建物の屋内側に向けて張り出すように設けられている。具体的には、第1ガイドレール接続片32の先端部が略フック状に形成されており、この先端部が第2入隅側接続片23c(又は第2非入隅側接続片24c)のフック状部分に対して係合されている。
第2ガイドレール接続片33は、入隅側枠材23又は非入隅側枠材24とガイドレール30とを接続するための側片である。この第2ガイドレール接続片33は、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成されており、図3に示すように、第1ガイドレール接続片32よりも左右方向の内側に設けられ、且つガイドレール本体31から建物の屋内側に向けて張り出すように設けられている。そして、この第2ガイドレール接続片33は、第2ガイドレール接続片33に形成された取付孔(図示省略)及び第3入隅側接続片23d(又は第3非入隅側接続片24d)の本体片23eに形成された取付孔(図示省略)を介して第3入隅側接続片23d(又は第3非入隅側接続片24d)に対して固定具によって接続されている。
防振部材34は、屋外側開閉体50の揺れを抑制するための部材である。この防振部材34は、例えば防振機能及び消音機能を有する公知の防振部材等を用いて構成されており、ガイドレール本体31の上下方向の略全長にわたって形成され、図3に示すように、ガイドレール30の開放側の端部に設けられている。
次に、入隅側枠材23の設置構造について説明する。
まず、入隅側枠材23の設置構造の第1の特徴については、図3、図4に示すように、この設置構造は、上記第1入隅側接続片23bに加えて、前側補強部100、後側補強部110、第1入隅側挿通孔120、及び第2入隅側挿通孔130を備えている。
第1入隅側接続片23bは、図3、図4に示すように、見込方向から見て入隅側枠材本体23aから開口部3の中央側に向けて(図3では、右方側に向けて)張り出されていると共に、入隅側下地部材84と相互に間隔を隔てて配置されている。
前側補強部100は、第1入隅側接続片23bとは別体に形成された補強手段であって、第1入隅側接続片23bを補強するための補強手段である。この前側補強部100は、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略逆L字状である鋼製の板状体であり、第1入隅側接続片23bの上下方向の略全長にわたって形成されている。具体的には、図4に示すように、第1入隅側接続片23b側に位置する第1前側補強片101と、入隅側枠材本体23a側に位置する第2前側補強片102とを備えて構成されている。
後側補強部110は、第1入隅側接続片23bとは別体に形成された補強手段であって、第1入隅側接続片23bを補強するための補強手段である。この後側補強部110は、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略U字状である鋼製の板状体であり、第1入隅側接続片23bの上下方向の略全長にわたって形成されている。具体的には、図4に示すように、第1入隅側接続片23b側に位置する第1後側補強片111と、入隅側枠材本体23a側に位置する第2後側補強片112と、入隅側枠材本体23a側とは反対側に位置する第3後側補強片113とを備えて構成されている。
第1入隅側挿通孔120は、当該第1入隅側挿通孔120に挿通した固定具140(例えば、ネジ等。以下、「枠材用固定具140」と称する。)によって第1入隅側接続片23bを入隅側下地部材84に対して接続することにより、入隅側枠材23を入隅側下地部材84に設置可能とするための貫通孔(設置対象側挿通孔)である。この第1入隅側挿通孔120は、第1入隅側接続片23bに複数設けられており、具体的には、図4に示すように、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設されている。
第2入隅側挿通孔130は、当該第2入隅側挿通孔130に挿通した枠材用固定具140によって第1入隅側接続片23bを入隅側下地部材84に対して接続することにより、入隅側枠材23を入隅側下地部材84に設置可能とするための貫通孔(設置対象側挿通孔)である。この第2入隅側挿通孔130は、前側補強部100及び後側補強部110の各々に複数設けられており、具体的には、図4に示すように、第1前側補強片101及び第1後側補強片111の各々において、各第1入隅側挿通孔120と対応するように相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設されている。
図3に戻り、次に、入隅側枠材23の設置構造の第2の特徴については、図3、図4に示すように、この設置構造は、上記第3入隅側接続片23dに加えて、ガイドレール側挿通孔150及び入隅側カバー部160をさらに備えている。
第3入隅側接続片23dは、実施の形態では、見込方向から見て当該第3入隅側接続片23dによって第1入隅側接続片23bの略全体が覆われるように構成されている。
ガイドレール側挿通孔150は、枠材用固定具140を第1入隅側挿通孔120に挿通するための貫通孔である。このガイドレール側挿通孔150は、第3入隅側接続片23dに複数設けられており、具体的には、図4(a)に示すように、各第1入隅側挿通孔120と対応するように相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設されている。
入隅側カバー部160は、ガイドレール側挿通孔150をカバーするためのカバー手段である。この入隅側カバー部160は、例えば公知の固定具用のカバー部材(一例として、着脱自在な樹脂製のカバー部材)を用いて構成されており、図3に示すように、各ガイドレール側挿通孔150にそれぞれ嵌め込まれている。
続いて、入隅側枠材23の設置方法について説明する。
図3に戻り、次に、非入隅側枠材24の設置構造について説明する。
第1非入隅側接続片24bは、図3に示すように、見込方向から見て非入隅側枠材本体24aから開口部3の中央側とは反対側に向けて(図3では、右方側に向けて)張り出されていると共に、非入隅側下地部材85と当接する配置されている。
非入隅側挿通孔は、当該非入隅側挿通孔に挿通した枠材用固定具140によって第1非入隅側接続片24bを非入隅側下地部材85に対して接続することにより、非入隅側枠材24を非入隅側下地部材85に設置可能とするための貫通孔である。この非入隅側挿通孔は、第1非入隅側接続片24bに複数設けられており、具体的には、相互に間隔を隔てて上下方向に沿って並設されている。
第1非入隅側カバー部200は、第1非入隅側接続片24bに取り付けられた枠材用固定具140をカバーするためのものである。この第1非入隅側カバー部200は、非入隅側枠材24とは別体に形成されており、図3に示すように、第1非入隅側接続片24bの近傍に設けられ、第1非入隅側カバー片201及び第2非入隅側カバー片202を備えている。
第2非入隅側カバー部210は、カバー用固定具220をカバーするためのものである。この第2非入隅側カバー部210は、例えばX-Y平面に沿った断面形状が略L字状であるアルミニウム製(鋼製又は樹脂製)の板状体であり、非入隅側枠材本体24aとは別体に形成され、且つ非入隅側枠材本体24aの上下方向の略全長にわたって形成されており、非入隅側枠材本体24aよりも建物の屋内側においてカバー用固定具220を略覆うように設けられている。
続いて、非入隅側枠材24の設置方法について説明する。なお、この設置方法の前提としては、屋内側開閉装置1が開口部3に既設されていると共に、下地枠80が躯体2に設置されているものとして説明する。
このように実施の形態によれば、入隅側枠材本体23aに設けられた第1入隅側接続片23bであって、見込方向から見て開口部3の中央側に向けて張り出されていると共に、入隅側下地部材84と相互に間隔を隔てて配置される第1入隅側接続片23bを備え、第1入隅側接続片23bに設けられた第1入隅側挿通孔120に挿通した枠材用固定具140によって第1入隅側接続片23bを入隅側下地部材84に対して接続することにより、入隅側枠材23を入隅側下地部材84に設置可能としたので、従来技術(ガイドレール下地枠の基辺を躯体2に対して枠材用固定具140によって固定する技術)に比べて、枠材用固定具140が外部に露出することを抑制でき、入隅側枠材23の意匠性を維持できる。また、枠材用固定具140をカバー部材(例えば、第1非入隅側カバー部200の如きカバー部材等)で覆う作業を省略できると共に、入隅側下地部材84の近傍に他の部材が設けられている場合でも、第1入隅側接続片23bと他の部材とが接触することを回避できることから、入隅側枠材23の設置性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、屋外側開閉装置10が、躯体2の入隅部分2dの近傍に配置されていると説明したが、これに限らず、例えば、躯体2の入隅部分2d以外の他の部分に配置されてもよい。
上記実施の形態では、下地枠80が、上側下地部材81、下側下地部材82、中間下地部材83、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、屋外側開閉装置10を支持できる限り、上側下地部材81、下側下地部材82、中間下地部材83、入隅側下地部材84、及び非入隅側下地部材85のうちの一部の下地部材を省略してもよい。
上記実施の形態では、入隅側枠材23の設置構造が入隅側枠材23に適用されると説明したが、これに限らず、例えば、入隅側枠材23以外の屋外側枠体20の他の枠材に適用されてもよく、一例として、非入隅側枠材24に適用されてもよい。
上記実施の形態では、非入隅側枠材24の設置構造が、第1非入隅側カバー部200及び第2非入隅側カバー部210を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、第1非入隅側カバー部200又は第2非入隅側カバー部210を省略してもよい。
付記1の開閉装置の枠材は、建物の開口部に設けられた開閉装置用の枠体を構成する枠材であって、枠材本体と、前記枠材本体に設けられた設置対象側接続片であって、見込方向から見て前記開口部の中央側に向けて張り出されていると共に、設置対象と相互に間隔を隔てて配置される設置対象側接続片を備え、前記設置対象側接続片に設けられた設置対象側挿通孔に挿通した固定具によって前記設置対象側接続片を前記設置対象に対して接続することにより、当該枠材を前記設置対象に設置可能とした。
付記1に記載の開閉装置の枠材によれば、枠材本体に設けられた設置対象側接続片であって、見込方向から見て開口部の中央側に向けて張り出されていると共に、設置対象と相互に間隔を隔てて配置される設置対象側接続片を備え、設置対象側接続片に設けられた設置対象側挿通孔に挿通した固定具によって設置対象側接続片を設置対象に対して接続することにより、当該枠材を設置対象に設置可能としたので、従来技術(ガイドレール下地枠の基辺を躯体に対して固定具によって固定する技術)に比べて、固定具が外部に露出することを抑制でき、枠材の意匠性を維持できる。また、固定具をカバー部材で覆う作業を省略できると共に、設置対象の近傍に他の部材が設けられている場合でも、設置対象側接続片と他の部材とが接触することを回避できることから、枠材の設置性を高めることができる。
2 躯体
2d 入隅部分
3 開口部
10 屋外側開閉装置
20 屋外側枠体
21 内まぐさ
21a 内まぐさ本体
21b 内まぐさ立上片
22 屋外側水切板
22a 水切板本体
22b 水切板立上片
22c 水切板溝部
23 入隅側枠材
23a 入隅側枠材本体
23b 第1入隅側接続片
23c 第2入隅側接続片
23d 第3入隅側接続片
23e 本体片
23f 連結片
24 非入隅側枠材
24a 非入隅側枠材本体
24b 第1非入隅側接続片
24c 第2非入隅側接続片
24d 第3非入隅側接続片
24e 非入隅側突出片
25 まぐさ開口
30 ガイドレール
30a 入隅側ガイドレール
30b 非入隅側ガイドレール
30c レールキャップ
31 ガイドレール本体
31a 本体枠部
31b 外枠部
32 第1ガイドレール接続片
33 第2ガイドレール接続片
34 防振部材
40 収納部
41 ケース板
50 屋外側開閉体
51 スラット
52 嵌合部
53 座板
60 巻取軸
70 開閉機
80 下地枠
81 上側下地部材
82 下側下地部材
83 中間下地部材
84 入隅側下地部材
84a 入隅側補強材
85 非入隅側下地部材
100 前側補強部
101 第1前側補強片
102 第2前側補強片
110 後側補強部
111 第1後側補強片
112 第2後側補強片
113 第3後側補強片
120 第1入隅側挿通孔
130 第2入隅側挿通孔
140 枠材用固定具
141 接続用固定具
150 ガイドレール側挿通孔
160 入隅側カバー部
200 第1非入隅側カバー部
201 第1非入隅側カバー片
202 第2非入隅側カバー片
210 第2非入隅側カバー部
220 カバー用固定具
221 固定具用係止部
Claims (4)
- 建物の開口部に設けられた開閉装置用の枠体を構成する枠材であって、
枠材本体と、
前記枠材本体に設けられた設置対象側接続片であって、見込方向から見て前記開口部の中央側に向けて張り出されていると共に、設置対象と相互に間隔を隔てて配置される設置対象側接続片を備え、
前記設置対象側接続片に設けられた設置対象側挿通孔に挿通した固定具によって前記設置対象側接続片を前記設置対象に対して接続することにより、当該枠材を前記設置対象に設置可能とし、
当該枠材は、前記開口部の開閉方向に略沿うように設けられるガイドレール側枠材であって、当該ガイドレール側枠材に取り付けられるガイドレールを介して前記開口部の開閉を行うための開閉体の開閉移動を案内することが可能なガイドレール側枠材であり、
前記ガイドレールと前記枠材本体とを接続するガイドレール側接続片であって、見込方向から見て当該ガイドレール側接続片によって前記設置対象側接続片の略全体が覆われるように構成されたガイドレール側接続片をさらに備え、
前記ガイドレール側接続片は、
前記固定具を前記設置対象側挿通孔に挿通するためのガイドレール側挿通孔と、
前記ガイドレール側挿通孔をカバーするためのカバー手段と、を備える、
開閉装置の枠材。 - 建物の開口部に設けられた開閉装置用の枠体を構成する枠材であって、
枠材本体と、
前記枠材本体に設けられた設置対象側接続片であって、見込方向から見て前記開口部の中央側に向けて張り出されていると共に、設置対象と相互に間隔を隔てて配置される設置対象側接続片と、
前記設置対象側接続片とは別体に形成された補強手段であって、前記設置対象側接続片を補強するための補強手段と、を備え、
前記設置対象側接続片に設けられた設置対象側挿通孔に挿通した固定具によって前記設置対象側接続片を前記設置対象に対して接続することにより、当該枠材を前記設置対象に設置可能とし、
前記補強手段は、
前記設置対象側接続片よりも前記設置対象側の位置において、前記設置対象側接続片の全長にわたって設けられると共に、前記設置対象側接続片に当接するように設けられる第1の補強手段と、
前記設置対象側接続片よりも前記設置対象側とは反対側の位置において、前記設置対象側接続片の全長にわたって設けられると共に、前記設置対象側接続片に当接するように設けられる第2の補強手段と、を備える、
開閉装置の枠材。 - 前記第1の補強手段を、前記枠材本体と、前記設置対象とに当接するように設け、
前記第2の補強手段を、前記枠材本体に当接するように設けた、
請求項2に記載の開閉装置の枠材。 - 前記設置対象側接続片を、前記枠材本体における前記設置対象側の部分に配置した、
請求項1から3のいずれか一項に記載の開閉装置の枠材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020062705A JP7463167B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 開閉装置の枠材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020062705A JP7463167B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 開閉装置の枠材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021161688A JP2021161688A (ja) | 2021-10-11 |
JP7463167B2 true JP7463167B2 (ja) | 2024-04-08 |
Family
ID=78004673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020062705A Active JP7463167B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 開閉装置の枠材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7463167B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213167A (ja) | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置のガイドレール構造 |
JP3159899U (ja) | 2010-03-24 | 2010-06-03 | 日本ハウジング株式会社 | サッシ |
JP2018087433A (ja) | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 株式会社Lixil | ガイドレール機構 |
JP2019039205A (ja) | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 株式会社ニチベイ | 遮蔽装置 |
-
2020
- 2020-03-31 JP JP2020062705A patent/JP7463167B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002213167A (ja) | 2001-01-18 | 2002-07-31 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置のガイドレール構造 |
JP3159899U (ja) | 2010-03-24 | 2010-06-03 | 日本ハウジング株式会社 | サッシ |
JP2018087433A (ja) | 2016-11-28 | 2018-06-07 | 株式会社Lixil | ガイドレール機構 |
JP2019039205A (ja) | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 株式会社ニチベイ | 遮蔽装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021161688A (ja) | 2021-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7463167B2 (ja) | 開閉装置の枠材 | |
JP5140535B2 (ja) | 建具 | |
JP7463168B2 (ja) | 下地枠 | |
JP2018016991A (ja) | 下枠および建具 | |
JP2021161692A (ja) | 下地枠 | |
JP7455635B2 (ja) | ガイドレール側枠材の設置構造、及びその設置方法 | |
JP7394686B2 (ja) | 下地部材の仮固定構造 | |
JP4058485B2 (ja) | 外壁パネル、その外壁パネルを備えたユニット式建物および外壁パネルへのシャッターケース取り付け方法 | |
JP6296691B2 (ja) | 建物の開口部における開口枠構造 | |
JP6885723B2 (ja) | シャッター | |
JP6929197B2 (ja) | 開閉装置の枠体 | |
JP2022026928A (ja) | 開閉装置 | |
JP6176971B2 (ja) | サッシ枠の取付構造 | |
JP7097779B2 (ja) | 窓用のシャッター装置 | |
JP6026740B2 (ja) | 建具及び建具の取り付け方法 | |
JP7236901B2 (ja) | ヒンジクローザの設置構造 | |
JP7232013B2 (ja) | 引戸装置の防火構造 | |
JP2019148148A (ja) | 室内建具 | |
JP2017043903A (ja) | 開閉体収容ケース | |
JP2021021298A (ja) | 建具 | |
JP2024078691A (ja) | 開閉体用ガイドレールの構造 | |
JP7010665B2 (ja) | 浸水防止構造 | |
JP2020084711A (ja) | 水密構造 | |
JP2024054994A (ja) | 自動ドア | |
JP6931988B2 (ja) | カバー部材、改装サッシ及び改装サッシの施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200401 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231128 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240319 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240327 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7463167 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |